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Queen of this Realm : The Story of Elizabeth I | ||||||
Jean Plaidy | ||||||
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YL(平均) | 7.0 |
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お薦め度(平均) | ★★★★★ |
シリーズ名 | Queens of England |
総語数 | 210,991語 (出版社提供) |
その他詳細項目 | |
出版社/ , 種類/一般, ジャンル/Fiction:歴史, 総ページ/469ページ, メディア/書籍:ISBN 9780609810200(0609810200), 言語/English, 価格/14.95 US$, サイズ/, 縦mm× 横mm 厚みmm 重さg, 装丁/ペーパーバック, 主対象年齢/大人, 初版発行年/1984, 備考/シリーズ名がTudor Queensになっていることもあります。 |
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音源 | [音源情報はありません] |
邦訳 | [邦訳出版物情報はありません] |
映画・ビデオ化 | [映画・ビデオ化情報はありません] |
書評委員のお薦め度:★★★★★ 読みやすさレベル(YL):6.0 ~ 8.0 |
イングランド史上特に輝かしいエリザベス朝。そのエリザベス1世が、自分の人生を振り返って書いた、という作りの小説です。
母が王妃としての身分を剥奪され処刑されるというところから始まり、父ヘンリー8世の力が全てを動かしていた子ども時代。弟エドワード6世と姉メアリ1世の治世を生き延びる知恵。 そしてついに王位にというところで終わる小説も多いのですが、この著者は基本的に主人公が死ぬところまでいきます。 賢いエリザベスと、おだてに弱くてすぐ怒りすぐに許すという感情的なエリザベス。二つの自分を持っていることが彼女の考え方、感じ方、そして人生を複雑にしています。 怒っているときも賢い方のエリザベスがきちんと細かいところまで冷静に捉えているので、読む方には便利です。感情的なエリザベスの感じ方にも共感できますし。 ロザリンド・マイルズの「我が名はエリザベス」だと、感情的な部分が強すぎて、いまいち好きになれなかったのですが、この小説のエリザベスは好きです。エリザベス1世が主人公の小説は沢山ありますが、これはおすすめです。 この著者のTudor Sagaは、同じ時代が舞台の作品を集めたというだけでなく、それぞれに矛盾しない一つのシリーズなので、他の作品も読んでみると、あの時のあれかというニヤリがあります。【柊】 |