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SSS英語学習法研究会

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SSS●Review
登録者:[ ] 更新者:[ ] 登録日時:06/02/14 12:24:10 /更新日時:14/02/24 14:00:13
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Marie Antoinette : Princess of Versailles
Kathryn Lasky
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YL(平均) 3.5
お薦め度(平均) ★★★★★
シリーズ名
 Royal Diaries 
総語数 38,915語 (出版社提供)
その他詳細項目
出版社/Scholastic USA, 種類/児童書/Teens向, ジャンル/Fiction:歴史, 総ページ/236ページ, メディア/書籍:ISBN 9780439076661(0439076668) ( 絶版 ), 言語/English, 価格/10.95  US$, サイズ/, 縦194mm× 横138mm    厚み200mm 重さ310g, 装丁/ハードカバー, 主対象年齢/小学校高学年, 初版発行年/2000, 備考/
音源 [音源情報はありません]
邦訳 [邦訳出版物情報はありません]
映画・ビデオ化 [映画・ビデオ化情報はありません]


 書評委員のお薦め度★★★★★    読みやすさレベル(YL)3.0 ~ 4.0
 このシリーズの中ではストーリーがはっきりしていて読みやすいです。
 1769年、ハプスブルク家のマリア・テレジア女帝の娘、マリア・アントニア(フランス名マリー・アントワネット)が、文章を書くのがへたなので練習にと与えられた日記、という体裁の小説です。姪のTitiと遊び、家庭教師のLuluに怒られ(でもLuluのことは好き)、日記を書くように薦めてくれたVermond神父に頭は悪くないと言われて喜ぶアントニア。彼女は最初オーストリアにいますが、後半はフランスの王太子と結婚してフランスに住みます。しかし、日記は結婚がなかなか決まらないイライラ、自分のせいだろうかという反省などから始まります。

自分の肖像画は送ったのに、フランス王太子の肖像画は来ない。それを不安に思ったり、夫になる人に手紙を書いたら母に見つかって添削されたり。すぐ上の姉カロリーネに母が「アントニアから離れるように。あなたは悪影響を与える」と書いたから、嫁ぎ先から来る手紙がよそよそしいとわかったり。大公女と言うより、普通の少女という感じです。

マリー・アントワネットが好きな人はもちろん、そうでなくてあまり知らない人でも読みやすいと思います。もちろん、マリー・アントワネットはこういう人じゃないと思う人もいるでしょうが、小説としては楽しめます。ただ、4回目の再読で、デュバリー夫人をそう根性悪い人に書かなくてもと思いました。5回目の再読では、マリア・テレジアをそんなに怖く書かなくても、と思いました。
 My Royal Storyの一冊としても刊行。【柊】

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