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Marie Antoinette : Princess of Versailles | ||||||
Kathryn Lasky | ||||||
この本を購入する |
YL(平均) | 3.5 |
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お薦め度(平均) | ★★★★★ |
シリーズ名 | Royal Diaries |
総語数 | 38,915語 (出版社提供) |
その他詳細項目 | |
出版社/Scholastic USA,
種類/児童書/Teens向,
ジャンル/Fiction:歴史,
総ページ/236ページ,
メディア/書籍:ISBN 9780439076661(0439076668) ( 絶版 ),
言語/English,
価格/10.95 US$,
サイズ/,
縦194mm×
横138mm
厚み200mm
重さ310g,
装丁/ハードカバー,
主対象年齢/小学校高学年,
初版発行年/2000,
備考/ |
|
音源 | [音源情報はありません] |
邦訳 | [邦訳出版物情報はありません] |
映画・ビデオ化 | [映画・ビデオ化情報はありません] |
書評委員のお薦め度:★★★★★ 読みやすさレベル(YL):3.0 ~ 4.0 |
このシリーズの中ではストーリーがはっきりしていて読みやすいです。
1769年、ハプスブルク家のマリア・テレジア女帝の娘、マリア・アントニア(フランス名マリー・アントワネット)が、文章を書くのがへたなので練習にと与えられた日記、という体裁の小説です。姪のTitiと遊び、家庭教師のLuluに怒られ(でもLuluのことは好き)、日記を書くように薦めてくれたVermond神父に頭は悪くないと言われて喜ぶアントニア。彼女は最初オーストリアにいますが、後半はフランスの王太子と結婚してフランスに住みます。しかし、日記は結婚がなかなか決まらないイライラ、自分のせいだろうかという反省などから始まります。 自分の肖像画は送ったのに、フランス王太子の肖像画は来ない。それを不安に思ったり、夫になる人に手紙を書いたら母に見つかって添削されたり。すぐ上の姉カロリーネに母が「アントニアから離れるように。あなたは悪影響を与える」と書いたから、嫁ぎ先から来る手紙がよそよそしいとわかったり。大公女と言うより、普通の少女という感じです。 マリー・アントワネットが好きな人はもちろん、そうでなくてあまり知らない人でも読みやすいと思います。もちろん、マリー・アントワネットはこういう人じゃないと思う人もいるでしょうが、小説としては楽しめます。ただ、4回目の再読で、デュバリー夫人をそう根性悪い人に書かなくてもと思いました。5回目の再読では、マリア・テレジアをそんなに怖く書かなくても、と思いました。 My Royal Storyの一冊としても刊行。【柊】 |