1. お薦め度:★★★★ YL:3.5 点字のことをbrailleと呼ぶのですね。
投稿者:MOMA親爺 2005/11/14 22:51:40
近代の点字を発明したのは一人のフランス人であった。
きびしい生活の中で、夢を追い求めて人類に類い希な財産を残して去った。
死後百年たち、世間はLouis Brailleの偉業に目覚めた。
100年を祀る行事にはヘレンケラーも参列したという。
いまではフランスの偉人達が眠るパンテオンに祀られている一人の男の物語である。
2. お薦め度:★★★★★ YL:3.5 信念
投稿者:sumisumi 2005/08/08 06:47:44
1800年代の障害者のくらしは現在よりずっと社会的に厳しいものでした。どうみてもこれまでよりもずっと改善されるアイディアだったのに、なかなか振り向いてもらえないどころか、障害もあります。しかし、決してあきらめることなく、ずっと信念を持って貫いた結果、現在多くの人が点字で本を読めるようになったのですね。平易な文章ですが、考えさせられますし、感動します。
3. お薦め度:★★★★★ YL:4.0 人間の強さ
投稿者:ペギー双葉山 2005/02/15 22:05:47
今ではごくあたり前に目(指)にする点字だが、
19世紀初頭には、アルファベットがそのまま浮き出るものしかなく、
高価で、かさばり、簡単には作れないため、
視覚障害者が自分で本を読む機会など、皆無に等しかった。
ヘレンケラーより100年早く生まれたBrailleの時代には、
点字はまだ存在しなかった。
それよりもまず、盲人は本を読む必要はないと思われており、
盲人で、しかも12歳の子どもの考案した点字を使って
本を作ろうなどという者はいなかったのだ。
それでも希望を失わなかったBrailleの勇気に拍手を送りたい。