子供のころの記憶がするすると引き出されていくような感覚で、楽しく読めました。
自分にも覚えがあり、読んでてクスッとしてしまうような箇所が、随所にちりばめてあります。
物語を安易なハッピーエンドにせず、少しばかりの切なさを読者に残し、
大人でも味わえる、とてもよくできた児童書だと思います。
数年ぶりに読み直しました。
最高です。
Level3でも辛いと思う私ですが、泣ける本だよと教えて貰って、
キリン読みに良いかもと読み始めました。
初めての3万語超えの本でもありました。
かなり判らない単語が多かったのですが、Sacharさんのお話が
ぐいぐい私を引っ張ってくれました。
Bradleyが皆から嫌われてて、でも本当の彼はとっても繊細で
気付いたら彼に感情移入している自分が居ました。
まだまだ自分のレベルでは早かったんですが、読んで良かったです。
またじっくり再読をしたい本です。
タドキストの方にこの本を薦めて頂き停滞中にも関わらず35000語のYL4.4のこの本に挑戦しました。
見慣れない単語が散見しますががそんなことが問題にないぐらい素晴らしい内容の本です。実際私
も分からないところはささっと飛ばしましたが内容は把握できました。そして読んでいて共感する
ところもあり、時にはわかってないな~とかそれは愛してこそなんだよ~とか本に一人ツッコミし
てました(^_^;)
これはネタバレになってしまうので詳しい事書けませんが後半部分が一番切ないです。愛と憎しみ
の強さは正比例の関係になるときもあるんですよね。
『SSS多読通信』で「泣きたいあなたに」と推薦されていたので読んでみました。泣きました。涙して読みましたが、読後感はとてもさわやかです。お馬鹿な表紙からはとても想像がつきません。みるみる引き込まれていきました。読むのなら休日かその前日がおすすめです。和書でいうなら、「しろばんば」「次郎物語」系でしょうか。
なかなか素直になれないBradleyの心の変化、行きつ戻りつしながらも
変わっていく行動。できれば、特異な背景を元に物語が展開するHolesを
読む前に、ごくありふれた学校での物語であるこの本でLouis Sacharの
筆致を是非味わってください!
涙あり、笑いあり、すべての子供を持つ親に(勿論、持たない人にも)
お勧めする1冊です。
Sacharの書く本は、難しい単語が少ないのでしょうか。
Someday Angelineに続けてよみましたが、すごくすんなりと読める本でした。
ただし、内容は辛い。おもしろくないとかいう意味ではなくて、ここまで表現してしまうかという感じで、辛かったです。
特に前半は、なんというか自分の中にある一番どろどろした、いつもは目をそむけている部分をひきずりだして目の前に突き出されているような、そんな感覚が抜けませんでした。
先生のイベントをもう少しひきずるかなと思いましたが、やはり小学生では、それはありませんね。
最初のパラグラフから、もう、胸がしめつけられました。Louis Sacharって、どうしてこんなに子どもの心理を描くのが上手いんでしょうか。Sacharの作品を、主人公と同じ年頃の同じような状況の子が読んで、何かを感じていると思うと、胸がいっぱいになります。
目の色も、髪の毛の色も、設定も違いますが、
大人になったAngeline ( Someday Angeline, レベル4) が、
Carlaだろうと勝手に思いながら、Carlaの会話やしぐさに沁みながら
最後まで読んでいました。
私には、文章が読みやすかったのでビックリ。
平易な表現で書かれた英語で読みやすい。
"Last seat, Last row"の問題児BradleyがカウンセラーのCarlaに
出会ってから変わっていく心境が楽しめます。
総単語数35000の立派なペーパーバックですが、
レベル3をかなり読みこんだ後ならば十分楽しめると思います。