大きくなったローラ!
赤ちゃんだったキャリーも、もうお姉さんになってしまって。
Paが今回事務の仕事をしたりと、家族にも大きな変化が感じられる巻です。
活気ある開拓地の様子が生き生きと描かれ、楽しく読めます。
一番感動したのはメアリー。
今までローラに比べいい子すぎて影が薄かった感がありますが、
失明してしまったにもかかわらず、泣き言を言わない姿には感心します。
Little Houseシリーズの5巻目。Grasshoppers YearからPlum Creekでの2年間。Paは痩せた土地から西に行きたくてしかたがない。そんなある日、西からAunt Dociaがやって来た。Uncle Hiの鉄道建設現場の仕事を手伝って欲しいとのこと。Maは気が進まなかったが、Paの決心に従い、西に行くことになった。
初めて乗った汽車の旅。鉄道建築現場で出会ったいとこのLena。Silver Lakeでの新しい生活が始まる。そして、Paの念願のHomesteadは得られるか…。
西に向けて鉄道線路が建設されていく様子が分かり面白い。また、多くの荒くれ労働者の中で生活する少人数の家族の不安もわかる。そして、こんな開拓現場に若い夫婦2人で新しい生活を目指してやってくる人たちの勇気に驚かされる。(Full-color Collector's Edition ISBN: 0060581840)
まさにアメリカの開拓史を窺い知ることのできる、貴重な1冊だと思います。
1巻では5歳だったローラが成長して、ものの見方、感じ方が変わってきています。失明したメアリがcollegeに行けるように、経済的な心配までするようになったんですね。また、一家の働き手としての成長ぶりもよくわかります。
この巻まで読んできて、シリーズで読む続ける価値のある本だと、心底思いました。
ローラは13歳 末の妹グレイスが誕生し、メアリーは熱病がもとで失明してしまいます。
ローラはメアリーの目となり、また母さんを助け一家を支えていきます。
プラム・クリークでいなごの襲来にあい思うように収穫を上げられなかった父さんは
鉄道工事現場の仕事を引き受けサウス・ダコタへ向かいます。
ローラの初めての汽車の旅の様子、シルバーレイクの美しい自然、なんにもないところに
あっというまに町ができる様子がが生き生きと描かれています。
鉄道工事の様子も細かく書かれてるのですが、よく分かりませんでした。
また、ジャックとの別れの場面を電車の中で読んでいたのですが、涙が
止まらなくて困りました。