[掲示板: 〈過去ログ〉読書のことなんでも -- 最新メッセージID: 658 // 時刻: 2024/11/22(15:52)]
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お名前: 柊
投稿日: 2018/9/13(15:50)
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話の都合上、ラギ家のヒイちゃんです。
先日、うちの父親、とりあえずパパラギさんが言いました。「ヒイとママラギが面白いっていうからモンテ・クリスト伯衝動買いしたんだけど、あのダングラールっていうやつがいかにも悪そうで、これからひどい目に遭うんだろうなと思ったら読む気しなくなった」
実は私、これが結構よくあります。相当前、5年か10年前からあります。面白そうな本を読もうとする、50ページか70ページぐらい読んで状況がわかってくる、話が動き出しそうな気配を見せる、感情移入し始める、と、途端に読めなくなってしまうのです。話がこの先どうなるか、どんな目に遭ってどれだけ感情が揺さぶられるか考えると、とても読めなくなって投げてしまいます。
不幸なことに、読んでも平気なのはマンネリな本でなければ、主人公が惨殺されてもちっとも心が痛まないぐらい気に入らない本だけです。気に入らないというか、積極的に嫌いな本というか。再読はいくらしても平気なので、いろんな言語で同じタイトルを読むのはそのせいです。
たまに、気分の調子が良くて「ふふ〜ん♪」とか言いながら、ブルガーコフとか読んじゃったこともありますが、基本的に、面白そうな本、主人公が気に入った本ほど読めなくなります。なので、一番好きな作家は有栖川有栖と言いながら、その新刊を5年ぐらい読んでいません。ついでに言うと、テレビとかラジオもほぼ視聴できません(相撲と野球中継を短時間ぐらいならいける時がある)。お気に入りのミュージシャンの新譜も聴けません。
どなたか解決策まで言わなくて良いので、せめて同じ症状の方いらっしゃるでしょうか?
追伸 ちゃんと精神科にはかかっていますが、お医者さんが超忙しくて、そういう症状まで話せません。
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お名前: かつらぎ
投稿日: 2018/9/15(12:01)
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柊さん、こんにちは。
〉先日、うちの父親、とりあえずパパラギさんが言いました。「ヒイとママラギが面白いっていうからモンテ・クリスト伯衝動買いしたんだけど、あのダングラールっていうやつがいかにも悪そうで、これからひどい目に遭うんだろうなと思ったら読む気しなくなった」
似たようなことは私もありました。
Katharine of Aragon(Katharine, The Virgin Widow、The Shadow of the Pomegranate、The King's Secret Matter、3冊の合本)を読んでいたとき、最後のほうでKatharineが追い詰められていく様子が気の毒過ぎて読んでいられなくなり、何十ページか飛ばしてしまったことがあります。
たとえ追い詰められる展開でも、状況打破の可能性があると思えばまだ読んでいられたのでしょうが、キャサリン妃に関してはキンボルトン城に幽閉されて亡くなったと知っており、どう足掻いても希望がないとわかっていたので、その描写を詳しく読む気になれませんでした。
〉実は私、これが結構よくあります。相当前、5年か10年前からあります。面白そうな本を読もうとする、50ページか70ページぐらい読んで状況がわかってくる、話が動き出しそうな気配を見せる、感情移入し始める、と、途端に読めなくなってしまうのです。話がこの先どうなるか、どんな目に遭ってどれだけ感情が揺さぶられるか考えると、とても読めなくなって投げてしまいます。
共感性羞恥と呼ばれる現象に少し似ているかもしれません。
共感性羞恥とは、ドラマや小説などで登場人物が大失敗したり大恥をかいたりするシーンなどが苦手、いたたまれないような気持ちになって見ていられなくなる心理現象だそうです。
解決策は……共感するから起きる現象なので、登場人物への共感を薄めること?
でも、ストーリーに感情を揺さぶられるのも読書の醍醐味の1つだと思うので、あまり客観的になってしまうのもつまらない気がします。
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"かつらぎ"さんは[url:kb:623]で書きました:
〉柊さん、こんにちは。
かつらぎさん、おはようございます。
〉〉先日、うちの父親、とりあえずパパラギさんが言いました。「ヒイとママラギが面白いっていうからモンテ・クリスト伯衝動買いしたんだけど、あのダングラールっていうやつがいかにも悪そうで、これからひどい目に遭うんだろうなと思ったら読む気しなくなった」
〉似たようなことは私もありました。
〉Katharine of Aragon(Katharine, The Virgin Widow、The Shadow of the Pomegranate、The King's Secret Matter、3冊の合本)を読んでいたとき、最後のほうでKatharineが追い詰められていく様子が気の毒過ぎて読んでいられなくなり、何十ページか飛ばしてしまったことがあります。
あー、あれですか。あれはけっこうきついですね。Nora LoftsのKing's Pleasureだと、Chapuysがお母さんが苦労した人になっていて「あの母の子どもがこの不正義を見過ごせるわけがない」といってキャサリンの待遇改善に奔走します。そちらの方がよりきついのか、それとも助けようとしてくれる人がいてマシなのか。
時代的に似たところだと、スコットランド女王メアリ・ステュアートのお兄さんのジェームズが「指の隙間からしかものを直視できない臆病者」で、何かあるとこっそり国外に行って見なかったふりをしています。歴史的には臆病者でひどい政治家なのだと思いますが、どうも妙なシンパシーを覚えてしまう。
〉たとえ追い詰められる展開でも、状況打破の可能性があると思えばまだ読んでいられたのでしょうが、キャサリン妃に関してはキンボルトン城に幽閉されて亡くなったと知っており、どう足掻いても希望がないとわかっていたので、その描写を詳しく読む気になれませんでした。
私は打破の可能性がないと知っている歴史物に関しては、結構読める時があります。わかっていれば平気なのか、それともキャサリンに同情していないのか。どちらもありそうな話です。
〉〉実は私、これが結構よくあります。相当前、5年か10年前からあります。面白そうな本を読もうとする、50ページか70ページぐらい読んで状況がわかってくる、話が動き出しそうな気配を見せる、感情移入し始める、と、途端に読めなくなってしまうのです。話がこの先どうなるか、どんな目に遭ってどれだけ感情が揺さぶられるか考えると、とても読めなくなって投げてしまいます。
〉共感性羞恥と呼ばれる現象に少し似ているかもしれません。
〉共感性羞恥とは、ドラマや小説などで登場人物が大失敗したり大恥をかいたりするシーンなどが苦手、いたたまれないような気持ちになって見ていられなくなる心理現象だそうです。
恥をかくのは一番いたたまれないですね。「あー、この調子だと失敗する」とかも駄目ですね。ひどい目に遭うのは、本人のせいじゃないなら少し平気かもしれないです。
〉解決策は……共感するから起きる現象なので、登場人物への共感を薄めること?
〉でも、ストーリーに感情を揺さぶられるのも読書の醍醐味の1つだと思うので、あまり客観的になってしまうのもつまらない気がします。
そこが問題ですね。そうですか、名前がついているのですか。教えて下さってありがとうございます。
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お名前: 杏樹
投稿日: 2018/9/16(00:26)
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柊さん、こんにちは。
〉先日、うちの父親、とりあえずパパラギさんが言いました。「ヒイとママラギが面白いっていうからモンテ・クリスト伯衝動買いしたんだけど、あのダングラールっていうやつがいかにも悪そうで、これからひどい目に遭うんだろうなと思ったら読む気しなくなった」
〉実は私、これが結構よくあります。相当前、5年か10年前からあります。面白そうな本を読もうとする、50ページか70ページぐらい読んで状況がわかってくる、話が動き出しそうな気配を見せる、感情移入し始める、と、途端に読めなくなってしまうのです。話がこの先どうなるか、どんな目に遭ってどれだけ感情が揺さぶられるか考えると、とても読めなくなって投げてしまいます。
何かが起こらなければ物語になりませんからねえ。私も、これからいかにも困ったことが起きるぞー、と言う気配がすると「やめてー」という気持ちにはなりますが。でも起こってしまったらもう最後まで読まないと気が済みません。途中でやめたらもっと不満をためてしまいます。
感情が揺さぶられるような激しい物語ではなくて、日常の小さな出来事をつづるような本でもだめですか?
それとも、ロマンス本のようにハッピーエンドになることがわかっているような本ならいいんでしょうか?
〉不幸なことに、読んでも平気なのはマンネリな本でなければ、主人公が惨殺されてもちっとも心が痛まないぐらい気に入らない本だけです。気に入らないというか、積極的に嫌いな本というか。再読はいくらしても平気なので、いろんな言語で同じタイトルを読むのはそのせいです。
そうだったんですか。私は同じ本を違う言語で読むことがほとんどなくて、柊さんはよく多言語クロスオーバーで読んでるな~と思っていました。
〉たまに、気分の調子が良くて「ふふ〜ん♪」とか言いながら、ブルガーコフとか読んじゃったこともありますが、基本的に、面白そうな本、主人公が気に入った本ほど読めなくなります。なので、一番好きな作家は有栖川有栖と言いながら、その新刊を5年ぐらい読んでいません。ついでに言うと、テレビとかラジオもほぼ視聴できません(相撲と野球中継を短時間ぐらいならいける時がある)。お気に入りのミュージシャンの新譜も聴けません。
本がダメなのはともかく、テレビが見られない?ドキュメンタリーとかクイズ番組とかバラエティとかもですか?音楽がダメなのは何でしょう。未知のものに触れること全般に恐れを感じるのでしょうか。
信じられないスピードで本を読んでいる柊さんがこんな悩みを抱えているなんて驚きました。
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"杏樹"さんは[url:kb:624]で書きました:
〉柊さん、こんにちは。
杏樹さん、おはようございます。
〉〉先日、うちの父親、とりあえずパパラギさんが言いました。「ヒイとママラギが面白いっていうからモンテ・クリスト伯衝動買いしたんだけど、あのダングラールっていうやつがいかにも悪そうで、これからひどい目に遭うんだろうなと思ったら読む気しなくなった」
〉〉実は私、これが結構よくあります。相当前、5年か10年前からあります。面白そうな本を読もうとする、50ページか70ページぐらい読んで状況がわかってくる、話が動き出しそうな気配を見せる、感情移入し始める、と、途端に読めなくなってしまうのです。話がこの先どうなるか、どんな目に遭ってどれだけ感情が揺さぶられるか考えると、とても読めなくなって投げてしまいます。
〉何かが起こらなければ物語になりませんからねえ。私も、これからいかにも困ったことが起きるぞー、と言う気配がすると「やめてー」という気持ちにはなりますが。でも起こってしまったらもう最後まで読まないと気が済みません。途中でやめたらもっと不満をためてしまいます。
途中でやめて見て見ぬふりをすれば、少しマシなのです。あと、私が想像したことの方がひどいことの方が多いような。
〉感情が揺さぶられるような激しい物語ではなくて、日常の小さな出来事をつづるような本でもだめですか?
〉それとも、ロマンス本のようにハッピーエンドになることがわかっているような本ならいいんでしょうか?
日常の小さなことなら、結構平気です。人生の深くて辛い真実が暴かれない限りは。ロマンス本は、ラブコメならまあまあ平気です。Lisa KleypasのLove in the afternoonがラブコメと見せて、深刻だったので、あれはきつかったです。
〉〉不幸なことに、読んでも平気なのはマンネリな本でなければ、主人公が惨殺されてもちっとも心が痛まないぐらい気に入らない本だけです。気に入らないというか、積極的に嫌いな本というか。再読はいくらしても平気なので、いろんな言語で同じタイトルを読むのはそのせいです。
〉そうだったんですか。私は同じ本を違う言語で読むことがほとんどなくて、柊さんはよく多言語クロスオーバーで読んでるな~と思っていました。
そういう事情があったものですから。
〉〉たまに、気分の調子が良くて「ふふ〜ん♪」とか言いながら、ブルガーコフとか読んじゃったこともありますが、基本的に、面白そうな本、主人公が気に入った本ほど読めなくなります。なので、一番好きな作家は有栖川有栖と言いながら、その新刊を5年ぐらい読んでいません。ついでに言うと、テレビとかラジオもほぼ視聴できません(相撲と野球中継を短時間ぐらいならいける時がある)。お気に入りのミュージシャンの新譜も聴けません。
〉本がダメなのはともかく、テレビが見られない?ドキュメンタリーとかクイズ番組とかバラエティとかもですか?音楽がダメなのは何でしょう。未知のものに触れること全般に恐れを感じるのでしょうか。
ドキュメンタリーはわりと平気ですね。銃声がするのは少し苦手ですが、戦争物の映画よりは戦争物のドキュメンタリーの方がマシです。ただ、未知のもので、映像だと、小説より苦手な時があります。音も苦手ですが、映像だと情報が多すぎるのが駄目なのかしれないです。
〉信じられないスピードで本を読んでいる柊さんがこんな悩みを抱えているなんて驚きました。
自分でも、不思議なぐらいのスピードで重い本を読める時もあるのですが……。
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お名前: yuki
投稿日: 2018/9/18(10:40)
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こんにちは。
お久しぶりです。
スペイン語の読書履歴を書こうと思ってから、だいぶ経ちました、、、。
あります!
テレビ見れないとかも良く分かります。
でも、問題だとは思ってませんでした。
今私、見たくないんだなと思ったくらい。
時期によって、っていうのも分かります。
私は産後が一番ダメでした。
こんなに頑張ってようやく一人生んで育ててるのに、簡単に死ぬし、、、と思って、それまで好きだった本やテレビドラマから一時期遠のきました。
因みに、うちの旦那も怖いの嫌いで(そういう問題?)、うちの子どもたちも、アンパンマンやプリキュアのアニメがダメです。
暴力シーンだけじゃなく、ドキドキする音楽が鳴るだけで嫌いです。キャラクターは好きで、ごっこ遊びは出来る時もあったかな。なぜ戦わなければならないのか、分からないようです。
怖がりの両親から生まれたから仕方ないか、と思っています。
でも、学校も行ってるし、本や新聞は読むし、バラエティなどは見れるし、生きるのに困らないから、特にどうにかしようとは思ってません。
私がラジオやテレビがダメな時は、情報が強すぎる感じがします。
今、スペイン語のためにペルーのラジオを数時間流しているんですが、流しききが出来なくてつい集中してしまうと疲れます。
少し前までメキシコラジオだったのですが、先生に合わせて変えたばかりなので、つい聞いてしまいます、、、。
柊さんの症状とは違いますが、こんな人もいますよ~という事で。
早く収まると良いですね♪
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"yuki"さんは[url:kb:626]で書きました:
〉こんにちは。
yukiさん、おはようございます。
〉お久しぶりです。
〉スペイン語の読書履歴を書こうと思ってから、だいぶ経ちました、、、。
〉あります!
〉テレビ見れないとかも良く分かります。
〉でも、問題だとは思ってませんでした。
〉今私、見たくないんだなと思ったくらい。
〉時期によって、っていうのも分かります。
〉私は産後が一番ダメでした。
〉こんなに頑張ってようやく一人生んで育ててるのに、簡単に死ぬし、、、と思って、それまで好きだった本やテレビドラマから一時期遠のきました。
ありますか。しかも、一時期だったのですか。じゃあ、私もそのうちなんとかなるのかもしれないという望みが見えてきますね。
〉因みに、うちの旦那も怖いの嫌いで(そういう問題?)、うちの子どもたちも、アンパンマンやプリキュアのアニメがダメです。
〉暴力シーンだけじゃなく、ドキドキする音楽が鳴るだけで嫌いです。キャラクターは好きで、ごっこ遊びは出来る時もあったかな。なぜ戦わなければならないのか、分からないようです。
〉怖がりの両親から生まれたから仕方ないか、と思っています。
ドキドキする音楽苦手です。小さい頃よく、怖い映画を見ながらソファの後ろに隠れていたそうです。妹もそうだったような気がします。
〉でも、学校も行ってるし、本や新聞は読むし、バラエティなどは見れるし、生きるのに困らないから、特にどうにかしようとは思ってません。
そうですね。
〉私がラジオやテレビがダメな時は、情報が強すぎる感じがします。
〉今、スペイン語のためにペルーのラジオを数時間流しているんですが、流しききが出来なくてつい集中してしまうと疲れます。
〉少し前までメキシコラジオだったのですが、先生に合わせて変えたばかりなので、つい聞いてしまいます、、、。
情報が強すぎるのはありますね。同時多発テロのビルが崩れ落ちる映像などを、テレビで見ただけの子どもにPTSDが発生したという事例報告もありましたね。私も小さい頃だったら絶対にトラウマになりましたね。
流し聞き出来ない程度に語学力が伸びると疲れるというのも、よくわかります。自分のタイミングでない時に深刻なニュースを入れられるのが、一番苦手ですね。たまに、新聞も読めなくなりますし。
〉柊さんの症状とは違いますが、こんな人もいますよ~という事で。
結構似ていますよ。
〉早く収まると良いですね♪
ありがとうございます。