[掲示板: 〈過去ログ〉読書のことなんでも -- 最新メッセージID: 658 // 時刻: 2024/11/22(14:45)]
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お名前: かつらぎ
投稿日: 2018/9/15(12:01)
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柊さん、こんにちは。
〉先日、うちの父親、とりあえずパパラギさんが言いました。「ヒイとママラギが面白いっていうからモンテ・クリスト伯衝動買いしたんだけど、あのダングラールっていうやつがいかにも悪そうで、これからひどい目に遭うんだろうなと思ったら読む気しなくなった」
似たようなことは私もありました。
Katharine of Aragon(Katharine, The Virgin Widow、The Shadow of the Pomegranate、The King's Secret Matter、3冊の合本)を読んでいたとき、最後のほうでKatharineが追い詰められていく様子が気の毒過ぎて読んでいられなくなり、何十ページか飛ばしてしまったことがあります。
たとえ追い詰められる展開でも、状況打破の可能性があると思えばまだ読んでいられたのでしょうが、キャサリン妃に関してはキンボルトン城に幽閉されて亡くなったと知っており、どう足掻いても希望がないとわかっていたので、その描写を詳しく読む気になれませんでした。
〉実は私、これが結構よくあります。相当前、5年か10年前からあります。面白そうな本を読もうとする、50ページか70ページぐらい読んで状況がわかってくる、話が動き出しそうな気配を見せる、感情移入し始める、と、途端に読めなくなってしまうのです。話がこの先どうなるか、どんな目に遭ってどれだけ感情が揺さぶられるか考えると、とても読めなくなって投げてしまいます。
共感性羞恥と呼ばれる現象に少し似ているかもしれません。
共感性羞恥とは、ドラマや小説などで登場人物が大失敗したり大恥をかいたりするシーンなどが苦手、いたたまれないような気持ちになって見ていられなくなる心理現象だそうです。
解決策は……共感するから起きる現象なので、登場人物への共感を薄めること?
でも、ストーリーに感情を揺さぶられるのも読書の醍醐味の1つだと思うので、あまり客観的になってしまうのもつまらない気がします。
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