[掲示板: 〈過去ログ〉読書のことなんでも -- 最新メッセージID: 658 // 時刻: 2024/11/24(17:12)]
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ぴくりんさん、おはようございます。どうお返事申し上げて良いか分からず、日数が経ってしまいました。
読者が英語に触れてきた量や読書の目的によって速読がうまくいったり、いかなかったりすることはあります。それ以外に、速読向きの文章とそうでない文章という区別もあります。
幼い子どもへの読み聞かせを想定した文章や、英語学習者を想定した多読教材には、速読に適さないものが多いと思います。文章を書く人も、英語が流暢でない人にじっくり話して聴かせる感じで書いているからです。このばあいは、物語や詩だけでなく、説明的な文章でも速読向きではないことが多いです。
一方、英語が流暢な青年や大人むけの文章は、説明的な文章であれ、小説であれ、長い作品ほど分速200語以上での読書に向いていることが多いと思います。分速300語を超える速読で楽しめる長編小説もあります。たとえば英語文化圏の学校を卒業しており Harry Potter を第6巻まで読み終えた人の中には、第7巻を分速400語で楽しく読める人もいるでしょう。実際には場面に応じて脳内音読にしたり、photographic な速読に切り替えたりしていることが多いと思います。
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