[掲示板: 〈過去ログ〉過去ログ2(英語教育についての論争) -- 最新メッセージID: 983 // 時刻: 2024/11/22(13:50)]
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今日始めて、このページを訪れたものです。
言語を身につけるためには、多読(私の場合、速読と思っている。時間をかければ、多読になり、量をカバーするには時間をかけなければいけない)が不可欠だと思っていて、同じ考えのページに出会ったと喜んでいたのですが、この掲示板での議論(?)を読んで、一OBの嘆きと同じような思いを抱きました。
私は東大じゃないけど日本で一番素晴らしい(と自分で思っている)K大学に行きました。周りに伊藤さんの本を繰り返し読んで、受かった人は大勢いた。SSS方式だと同じ時間かけてK大学に通るのは無理だと思うけど、どっちが本物の力、実力かというとSSS方式で身につけたものだと思います。日本で一番の大学の学生でも英語は使い物にならない。また最近気付いたのですが、英検1級合格者でも簡単な単語の使い方がおかしいし、奇妙奇天烈な文章を拵える。そういうのをなくすためには易しい本からどんどん読んでいくしかないとも思います。英語⇒イメージ(必要なら⇒日本語)をを身に付けるためにも興味の持てる本を速読していくべきだと思います。
大人になると、ある程度の力がないと、楽しく早く読める本はなかなかない。語彙の制限があると面白いと感じる本は極端に減る。
ある程度、語彙力、文法力があれば楽しく早く読める本も増える。
まさにスタートを何合目にするかの違いですよね。
文法力とは、私は第二外国語としてロシア語をとり、高校英語に相当する文法は英語と比べ10倍は難しいと思うが、それを1ヶ月、実質数時間で習ったが、その程度で充分だと思う。本当の構造把握力、自然な文章を書ける力は多読するしかないので。あと、漢文読みはすべきじゃないが、1回すらすら読んで理解できかつ面白い本はほとんどないので、最初の内は、繰り返し早く読んで、単語や、その使い方などもろもろを定着させるべきとも思います。訳すのも反対です。本来は使われる頻度や語と語の組み合わせも重要な情報なので、多くの本を読むべきでしょうが、個人でやる場合、金も掛かりすぎるし、他の言語だと、語学力がゼロに近い大人向けの本はほとんどない。
興味の持てる本を遅くても分速数百単語(私はこれは遅読だと思うが、小説はこれぐらいゆっくり読まないと鑑賞できない)で読むというのは、どのレベルの人にも薦められると思います。
ただ外国語の勉強は大学生になってからやるべきだと思います。早くても高校生から。じゃないと、充分な分析力、理解力が育っていないからです。
入試から英語を外すべき。
K大入試の英語の試験は他校と比べても素晴らしいと思うが、それが求めているのは、「英語⇒イメージ」の意図に反して、「英語⇒英訳用の(変な)日本語」が出来るかになるから。本当に理解していても日本語に置き換えるのは難しい作業。K大の場合、英語の試験と称して日本語力を測っていたのかも知れないが。
大学生になってから始めても遅くないし、私はロシア語を1年で、準1級レベルになったと思う、やりたくない人が英語の勉強で苦しむこともなくなる。
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