[掲示板: 〈過去ログ〉過去ログ2(英語教育についての論争) -- 最新メッセージID: 983 // 時刻: 2024/11/22(19:10)]
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私はsss学習方法そのままではないにしても、ほぼ多読オンリーでタイムが読めるようになりました。
多読に際して、辞書は引きませんでした。
従って、多読オンリーでは高度な英文を読めるようにならないということに対する
反証が、少なくとも、ここに一人います。
学生時代のタイム購読授業の際、同級生が辞書をひきひきタイムの
和訳に取り組んでいるのをみて驚いたのですが、訳語の選択ができなかったり、
特定の訳語に囚われてしまって文章の意味がとれていない人がとても多かったんです。
構文はとれているにしても、文章として、今一つ、ピンとこないという感じです。
最大の原因は語彙力でした。 それもタイムの中で良く使われている難解な単語が
問題となっているのではなくて、もっと基礎的な単語がわかってないんです。
英和辞書の訳語をみても、英英辞典の説明を読んでも、文章の中で何度も遭遇したことが
ないために自分のものとなっておらず、浅い理解に留まっていることが障害となって
いたようです。
その時に痛感したのです。 辞書を引くようではタイムは読めないと。
それと、これは説明しがたい感覚なんですが、ゆっくり読んでいては理解できないと
いうこともあります。
せめて、200w.p.m.くらいのスピードで、作者の気持ちにのっかるような感覚で
読まないと、英文のリズムも含めて理解できたことになりません。
私は、自分自身の経験から、中学卒業くらいの英文法力が身についているので
あれば、やさしめの英文から徹底的に多読をすることで、高度な英語力を
身につけることは可能と断言します。
精読を決して否定するつもりはありませんが、精読が真にできるようになるためには
多読で身につけた英語感覚がなければ、非常に浅いものになってしまうでしょう。
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