[掲示板: 〈過去ログ〉YL・語数・書評システム情報 -- 最新メッセージID: 1253 // 時刻: 2024/11/22(21:04)]
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
550. Re: 【意見募集】レベル2〜3児童書シリーズの読みやすさ順は?
お名前: メリザンド
投稿日: 2004/11/1(17:57)
------------------------------
最近、掲示板に仲間入りさせていただいたメリザンドと申します。 1年半ほど前に多読を始めて、約120万語を通過したところです。 これまではほとんどGraded Readersばかりを読んでいたのですが、 最近になって児童書の面白さに目覚めました。 ちょうど今、しおさんが挙げられた対象シリーズのあたりを読んでいまして、 このツリーの皆さんのコメントがとても参考になっています。 また、他の掲示板でs-barbaさんに参加を勧めていただいたこともありまして、 私もちょっと自分の感想を書いてみようかな、という気持ちになりました。 読んだことのあるのは以下の4シリーズで、 読んだ時期はいずれもここ2週間以内(100万語通過前後)です。 A to Z Mysteries(8冊) Catwings(1冊) Magic Tree House(4冊) Marvin Redpost (8冊) 個人的な意見ですが、「読みやすさ」というのには2つの要因があるような気がしています。 (よく考えればもっとあるかも知れませんが。。。) 1つは、語彙の難しさ・一文の長さや複雑さ、などの「英語そのものの難しさ」で、 もう1つは、内容の好み・自分との相性といった「個人的な感覚」です。 それで、1つ目の「英語の簡単さ」で順位をつけると、 Marvin>=Magic Tree House>>A to Z Mysteries>Catwings という風に私は感じました。(右へ行くほど難しい) MarvinはA to Zを何冊か読んだ後に読み始めたのですが、 一分の長さが短くて文の構造が簡単で、より楽に感じました。 MarvinとMagic Tree Houseとの差は、私はあまり感じませんでした。 Catwingsは、確かに語彙は他に比べて一番難しいと思います。 また文の構造もちょっと複雑なものが見られたので、こうなりました。 ただ個人的には、A to Zとの差はあまりないような気がします。 2つ目の「個人的な読みやすさ」で順位をつけると、 Marvin>A to Z Mysteries=Catwings=Magic Tree House という感じです。(右へ行くほど読みにくい) Marvinは最初は他愛ない話と思って読み飛ばしていたのですが、 だんだん引き込まれて、シリーズ中盤以降は夢中になって読んでいました。 英語の簡単さ&面白さの両方で、一番読みやすいと感じました。 A to Zはストーリーが結構よくできていて、それにつられてテンポよく読み進められました。 ミステリーが好きな人にはMarvinより読みやすいかも知れません。 Catwingsはレベル4に分類されているし、「難しい」というコメントが多かったですが、 私にはそれほどバリアが高くありませんでした。 個人的にこういう話は大好きなので(猫も好きです)、好みにぴったり合っていたし、 他の3シリーズの、現代アメリカっぽいちょっと軽いノリの英語と全く違う、 詩のような幻想的な美しい文体に惹きこまれて、味わいながら読めました。 Magic Tree Houseは英語自体は難しくないのですが、 ワンパターンな展開が退屈で、そのせいでちょっと読みづらい気がしました。 他の皆さんのコメントも興味深く拝見させていただきましたが、 読む人によってこれほど違うものかと、ちょっとビックリといった感じです。 たぶん、1つ目の「英語の難しさ」には、ある程度客観的な評価ができるのでしょうが、 2つ目の「個人的な感覚」の及ぼす影響がかなり大きいため、 このあたりのシリーズにおいては、1つ目の順位を覆してしまうケースが多いのではないか、 と考えています。 私としては、あんまり些細なレベル差にとらわれ過ぎずにいろいろ読んでみて、 自分と相性の合う好みのシリーズを見つけるのがいいのかな、と思いました。 参考になれば幸いです。
▲返答元
▼返答