[掲示板: 〈過去ログ〉YL・語数・書評システム情報 -- 最新メッセージID: 1253 // 時刻: 2024/11/22(21:40)]
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お名前: 古川@SSS http://www.seg.co.jp/
投稿日: 2004/10/10(17:53)
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(一般書のYLの定義)
GRで同程度のYLのものをだいぶ読み慣れている人なら、
約50%位の人がその一般書を理解度60%位で
読めるだろうと推定される本のYLを、そのGRと同程度とする
というのが今の私の基本的立場であることは先ほど書きました。
ここで、理解度ですが、
90% 日本語で読むのと同じくらいすっきりわかる
80% かなりクリアに細かいところもわかりながら読めている感じがする
70% ちょっとあいまいなところもあるが、かなりクリアに読めている
60% だいぶあいまいだが、まあまあ読めている
50% 相当霧の中だが、あらすじはわかる
40% 霧がだいぶ濃いが、なんとか前へ進める
30% 霧が濃すぎて、前へ進めない (しかし、ストーリを
ある程度最初から知っているのでなんとか前へ進める)
20% 部分的にはわかるが、一頁読んでみてもなんだか全く
わからない。
10% 数ページよんでも、全くなにが書いてあるのか分からない
という感じでしょうか。しかし、この%の数値には何の意味も
ありません。
さて、いまは、周りの生徒や大人達をみて、(実際には数人のことも
多いわけですが) 50%位の人が読めるのではないか ということ
を勝手に推定してYLを決めています。
しかし、多くの人が 自分の実感で、YLを上記の基準で投票してい
くと
たとえば
YL 1.8 **
YL 2.0 ******
YL 2.2 **************
YL 2.4 ************
YL 2.6 *****
YL 2.8 **
YL 3.0 *
のような本は YL 2.0-2.6( 平均 2.3)
YL 1.4 **
YL 1.6 ******
YL 1.8 *********
YL 2.0 ************
YL 2.2 **************
YL 2.4 ************
YL 2.6 **********
YL 2.8 ********
YL 3.0 **
のような本は YL 1.6-2.8( 平均 2.2)
などと表せることになると期待しています。
将来的にそういうことを期待して、新しい
書評システムでは、YLの投票制度を導入
しました。
本の読みやすさは多くのことが関連しており、
個人の興味・好みにも大きく左右されるので
どちらの本の方が読みやすいか ということ
自体、数値で表すことは無理があります。
しかし、多くの人が
Howl's Moving Castle
より
Castele in the Air
の方がやさしいと感じるのも、多分統計をとってみれば
正しいと分かるでしょう。
YLについては、高いものが読めたときは、
こんな高いものが読めたから私もなかなかだな
と思って下さい。 低いものが読めなかった
場合には、
私はたまたま、残りの50%だったんだな
と思って下さい。でも、大体半分の人が読めない
こともあるんだから、今の自分にはちょっとあって
いなかったんだ と考えて下さい。
そんな風な感じで利用していただくありがたいです。
なお、実際、YL2の本ばかり読んでいた人でも
沢山よむことによって、一気に YL 7 に設定されて
いる Harry Potter が読めたというような例は
枚挙ありません。 一方、YL6の Penguin 6
までいったのに、 Magic Tree House が読めなく
てショックだったという人もたくさんいます。
でも、児童書・一般書の場合、半分くらいの人が
読める基準(当然、それより上の人でも読めない
ことはあるし、それよい下の人でも読めることが
ある)と考えていただければ、良いのではないでしょうか?
▲返答元
▼返答