YLについて (2)

[掲示板: 〈過去ログ〉YL・語数・書評システム情報 -- 最新メッセージID: 1253 // 時刻: 2024/11/22(20:53)]

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463. YLについて (2)

お名前: 古川@SSS http://www.seg.co.jp/
投稿日: 2004/10/10(17:31)

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"古川@SSS"さんは[url:kb:450]で書きました:

ちょっと、仕事が忙しく、つづきを書くのが遅れてしまいまいした。

(2) 現在のYLの基準 

さて、おそらくは、「今日から読みます」の執筆を開始した
時点で、児童書についても、何らかの読みやすさを決めよう
ということになりました。

多くのみなさんが感じているように、GRと一般書(児童書も含む)
では使われている語彙が全く違います。一般書は基本的に語彙は
無制限ですので、幼児向けの絵本といえども、私達日本の英語学習者
の知らない単語が容赦なくでてきます。従って、

 GRでは8割程度の理解で読める人も
 一般書となると7割位の理解でないと読めないのが普通です。
(tutomuhさんの指摘は、この点を指摘されているのだと思います)

一般書のYLを決めるには現在、次のような 基準 を基本的な
考えとしています。(といっても、酒井先生、まりあさん、
真理子さん、しおさん とかとの話し合いで決めているとき、
漠然とこういうイメージで話しているのではないかという
私個人の考えで、文章の形で公にするのはこれが始めてです)

(一般書のYLの定義)
 GRで同程度のYLのものをだいぶ読み慣れている人なら、
 約50%位の人がその一般書を理解度60%位で
 読めるだろうと推定される本のYLを、そのGRと同程度とする

読める 読めない というのは 非常に難しい問題です。
僕自身、最近 Howl's Moving Castle を読みましたが
個人的な感触では、理解度40%(つまり、あらすじは
わかり楽しめるが 全体のdetailは相当あいまい)でした。
今読んでいる Castle in the Air は、理解度70%
っていう感じです。PGR6 なら理解度80% で読めるので、
私の感覚では、
 Castle in the Air YL 7.0
Howl's moving Castle YL 8.0
という感じでしょうか。

 おそらくは、上記のようなYLの定義がなんとなく
みんなの頭のなかにぼんやりと共通してあって、

そこで
 
YL 2.2-2.6
(PGR2を読める人は、50%位の確率で 60%以上の理解度で下記の本が読める
 だろう)
Magic Finger, Esio Trot, Enourmous Crocodile

YL 4.0-5.0
(PGR4を読める人は、50%位の確率で 60%以上の理解度で下記の本が読める
 だろう)
Animorphs, Goosebumps, James and Giant Beach

などと決めたわけです。そして、これらの基準本をもとに
残りの本のYLは、 あるときは 古川とマリコで
ある時は 古川としおさんの間の 話しあいで
ある時は 古川の独断(といっても、もちろん、いろいろな
人からの意見を総合している場合がほとんどですが)で

今日から、 親子、 読書手帳

のYLが決められています。


▲返答元

▼返答


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