[掲示板: 〈過去ログ〉YL・語数・書評システム情報 -- 最新メッセージID: 1253 // 時刻: 2024/11/23(07:48)]
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お名前: 成雄
投稿日: 2004/10/5(07:41)
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Julie さんこんにちは、成雄です。
〉成雄さん、こんにちは。Julie です。
〉古川さんが、読みやすさレベルについての解説をしてくださって、
〉タイムリーですね。(^.^)
はい、そのとおりです。
〉いろいろ考えたのですが、
〉レベルを下につけて初心者の人に手にとってもらうより、
〉読んでショックを受けないために上につけたほうがいいかもしれない
〉と思うようになりました。
〉これムズカシイよーっていう正直な声がいっぱいあるほうが
〉いいですよね。
はい、そう思います。そのとおり!
逆に、「簡単、簡単」という声もあっていいと思います。
で、Julie さんの意見に大賛成なうえで、
「YL評価する」ことと、「YL表を評価する」ことをわけて考えるというのはどうでしょうか。
Julie さんの投稿を読ませていただいて感じた、ポイントを整理しながら書きますね。
ここのところを読むと、「JulieさんがYL評価すること」と、「古川さんのYL評価」、
それと、「子供向けGR・児童書のYL表」が混ざっているように読めるんです。
#違っていたら、ごめんなさい。怒ってください。
〉〉読書手帳の後ろの方に資料が載っていて、私の持っているものだと、
〉〉『SSS推薦・多読用基本洋書のご紹介』(古川さん、2004.3.15 Ver. 3.18)という版で
〉〉レベル1のなかに、YL1.0-1.4として、「レベル2以上の人がパンダ読みするのに適している」と
〉〉案内されています。
〉〉この資料は、以前に読んでいました。(表そのものはコピーしていつも持っています。)
〉〉その記憶があったから、1冊適当に選んで、読んでみました。
〉〉CER1がYL1.4-1.6なので、気軽に楽しく読めると思ったら、大間違いでした(笑)
私の認識では、この紹介文は、『YL表に載っていないものも、古川さんのYL評価ということで、
載せている』と思うんです。
Rookie Read-About シリーズは、YL表(親子本の最後のページの薄青色の表)に載っていません。
「親子で100万語」本に載っているRookieのYL評価も著者たちの判断であって、
仮にRookie をYL表に載せるとするなら、YL判定委員会で決定されると思うんです。
そもそも、YL判定委員会というのがあるということを「親子で100万語」p.201を読んで、
私は初めて知りました。
だから、SSSを代表する人たちであっても、RookieのYL評価が違うことは不思議ではないんです。
それぞれ、得意分野・好きな分野が誰にでもあるでしょう。
それを摺り合わせて、結果として、数値はもとより、YL表に載せる・載せないも含めて、
YL表を見直していると思うんです。
具体的なことを示せば、
この広場で、語られたDahlがそうです。
2003/11/06版では、Magic Finger / Esio Trot / Enormous Crocodile / が
YL2.2-2.6に位置しています。
それが、
2004年4月版では、
Enormous Crocodile が、YL2.0へ
Magic Finger / Esio Trot / The Giraffe and the Pelly and Me / Fantastic Mr. Fox /
これが、YL3.0-3.6へ上がっています。
これらについては、
#250. 中間報告 修正案つくりました (2003/12/8) [url:kb:250]
これを読めば、よくわかります。
これなどは、議事録のような感じで、いろいろな意見をどう集約していったか、
誰にでも公開されているいい例です。
この結果を参考にして、YL判定委員会というところで、摺り合わされ、
2004年4月版に反映されたということだと思うんです。
〉私も多読はじめたばかりの頃読んだときは、
〉あんまり気軽じゃなくつっかえる感じで後回しにしました。(笑)
〉もともとノンフィクションは読みにくく感じるほうなんです。
〉(でもねー、ノンフィクションのほうがすっと入れたって声もあるんです・爆)
なるほど〜。
最初からそう言ってくれればいいのに (^_^)
書評システムの検索結果を書きましたが、
ノンフィクションとして登録されている件数は、全登録数の約10%程度です。
ノンフィクション系の英語の本が日本に少ないのかもしれませんが、
多読学習者が目にする本は、圧倒的にお話系ということになるでしょう。
学習・勉強ではなく、楽しく面白さで読むわけですから、どうしてもお話系が多くなると思います。
Julie さんのYL評価もノンフィクションは高くなると。
てっきり、Julie さんは、ノンフィクション(Informational)が読みやすいのかと、
思いましたよ。
だから、お薦めの本があれば紹介して欲しかったんです(笑)
〉〉その時以来、このYL評価を忘れてしまいました。後回し原則の採用です。
〉おなじく〜。
アハハ。
〉〉最近読んで、
〉〉「親子で100万語」本のYL2〜3を見て、「そうだよなぁ〜」と思った次第です。
〉〉そうしたら、書評システムに、酒井先生の名前で大量に書籍登録がされだして、
〉〉YLがすべて0.8(とりあえずの評価だと教えてもらいましたけれど)となっていたので、
〉〉影響力を考え、質問投稿へと…。
〉そうそう、酒井先生があんなに大量に登録するなんて
〉影武者(学生さん)を使ってるに違いない(笑)。
〉影響力があるというのは、よくわかります。
ですよね。
酒井先生のYL評価を変更できないですよね。いくつかしてしまいました (^_^;)
これは、書評システムに関わることなんですが、
以前、古川さんと掲示板で会話した時、こういうことがありました。
例えば、Step Into Reading シリーズの本を新規に書籍登録しようとします。
シリーズから、SIRを選択します。
すると、YLが自動的に入力されているんです(いまは、また調子が悪く、うまくそうなって
いないかもしれないですが)。
これに対して、自動表示されたYLじゃなければいけないのか、自分のYL感覚ではいけないのか
質問したんです。
答えは、「あなたのYL評価を優先して下さい」ということでした。
つまり、書評システムに表示されているYLと、
SSSが公開しているYLが一致しない場合があるということです。
それでかまわないということだと思うんです。
SSSのYLはYL表として発表しているものです。
それをわかったうえで、あえて質問したのは、酒井先生の名前の登録だったからです。
他の方なら、別にその方のYL評価なんだから、それでいいと思います。
〉最初から全部自分で登録するより気軽になったので、
〉影武者の方、たくさん登録してくれてありがとうございます。
〉修正を入れたりするけど、お互い協力していきましょうね〜。
この地道な入力作業に、頭がさがりますよね。
大変役立っています。
〉〉必ずしも、総語数だけを参考にして、ぴったり区分けできないのですが、
〉〉大まかな感覚がわかればいいかなぁと。
〉同感です。
〉〉YL2.5としたのは、PGR2が、YL2.2-2.6とされているからです。
〉〉本を読んでいて、ポイントとなる文は固有の難しい言葉や、専門用語みたいなものが
〉〉出てきて、しかもその言葉の理解を前提としてさらに次の文が続くみたいな感じがするんです。
〉〉総語数が少ないので、流れで理解できにくい。写真で理解できる場合とできない場合がある。
〉そうそう! 短いからかえって一語がわからないときのダメージが大きい。
〉写真もなにがいいたいのかわからない場合がある。
でしょうぉ〜。
〉〉ただ、何冊も読んでいると、同じ難しい言葉に出会うことがあり、それで理解できるという
〉〉こともありました。どの程度、適当に読むのかにもよるでしょうね。
〉〉YL1.5としたのは、飛ばし読みということで、2.5-1=1.5。
〉なるほどー。
これは、私の場合のYL評価の出し方ですから、人によって違うと思います。
〉〉〉Let's-Read-And-Find-Outシリーズより読みやすいと思うのです。
〉〉〉ああ、でも微妙かも(大汗)。
〉〉う〜ん(冷汗)
〉〉私の場合、単に事実経過・説明の本が読みにくいと言えるからなぁ。
〉同じですー。
〉事実経過・説明の本は、プラス1くらいに感じます。
〉そのレベルを通りすぎて後から振りかえると、
〉妥当なレベルだったか、と思うのですが。
そう!
これこれ!
これが、「YL評価」と、「YL表の評価」ということです。
〉〉Let's-Read-And-Find-Outシリーズも、幅があると思いました。
〉同感。
〉〉書評システムで検索したら、
〉〉現在、ノンフィクションの登録は619件(うち、マグカップの件が1件入ってます)でした。
〉〉Let'S-Read-And-Find-Out Science のStage1は、YL0.5というのが多そうですが、
〉〉6冊読んだ感覚は、YL0.5ではきついんじゃないかなぁって思いました。
〉旧書評システムだと、レベル0、レベル1 に評価されていたのが、
〉新システムに移行する際に、レベル0.5、レベル1.5 になってしまったようです。
〉レベル0でも、レベル0の後半だと思います。
〉気がついたときに、幅を持たせた値にどんどん修正しないといけないですねえ。
〉(ああ、気が遠くなってきた・・)
この↓気持ちで行きましょうよ。
コンプリートしたい病にかかりますよ (笑)
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〉それから老婆心ながら、ヘンな語数表をつくると
〉コンプリートしたい病にかかります。(全冊読むぞーというやつです。)
〉多読歴の長い方なら、持病の癪のひとつやふたつお持ちでも
〉ちっともかまわないのですが(笑)
〉はじめたばかりの人は、「つまらなければやめる」を大事にして
〉豪快に投げ飛ばしてください(笑)。
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話を続けます。
〉〉DK ELT Graded Readers Elementary B シリーズ。
〉〉DK ELT Graded Readers Elementary A も
〉〉DKG2として、YL2.0-2.2になってる。やったぁ〜!
〉やったぁ〜!
〉このシリーズは読んでないのです。すみません。
読みにくいだろうという感覚を持っているからでしょうね(笑)
そういうことを知らずにズラズラと書いて、こちらこそ、すみませんでした。
〉〉OBW1くらいと考えれば、YL2.0-2.2ですし、OFF1くらいと考えれば、YL1.8-2.0です。
〉〉なので、OFF1と比べるてみるというのが、この会話を深めそうです。
〉〉OFF1くらいなのか、それより難しいか。
〉〉語数的には、OFF1は(3,000-3,400)です。
〉たしかに。GR と比較するのがいいですね。
これがお互いの話が一番通じやすいような気がします。
YL表に載っているのは、OFFのほかにあるのは、DKGだけですよね?
〉私は OFF1 も読みにくくて、OBW2 くらいになってから
〉おそるおそる読んだんですよー。
OFF1で、楽しく読めたのは、もちろん、Tim Vicary!
Kings and Queens of Britain
私もかなり、たくさん本を読んでから、OFF1を読みました。プラス1〜2くらいかな。
これが、私のOFFのYL表の評価です。もちろん本をどんどん読めば、また変化するでしょうけれど。
多読開始して、少ししか経っていないと、本を読んでいても説明調の文が続くと、
和訳したくなるんです。頭で、事実を構築していかないと、先に進めないから。
すると、事実を理解するために、どうしても、英語がイメージとして浮かんでこなくて、
日本語がたくさん浮かんでくる。お話と違って、場面が浮かばない。私の場合です。
ある程度たくさん読まないと、自分自身のYL感覚ってつかみにくいかも。
だから、パンダ読みが薦められていて、自分のなかで、「差」を実感するんだと思うんです。
それが、少し形作られてくると、YL表の読み方が出てくるかもしれませんね。
これは、児童書でも一緒だと思います。
絶対値ではなく、相対値ですから、
「私はファンタジーが好きだから、そういうのなら、マイナス1」とか。
自分のモノサシが確立していくみたいな。
それが感覚として、つかめれば、
「○○の本は、だいたいプラス1の感覚で読んでいるから、△△の本もそれくらいじゃないとおかしい」とか、
そういう自分のYL評価のモノサシがあって、それから、YL表を評価していく(実際には
相互作用でしょうけれど)。
何が読みやすいかは、実際に読んでみないことにはわからないですから。
Julie さんも、実際には自分のYL評価があったわけで、
そのうえで、今回RookieのYLについて教えていただいたのですが、
OFF1をプラス1に考えている方が多ければ、それは、数値の変更もあるかもしれませんね。
#たぶん、いま掲載されているものは、変化しないかな。語彙レベルとかはっきりしてるんだろうし。
#まぁ、OFFなど、備考あたりに付加情報が載る程度かな。
〉〉あと、
〉〉ジャンルのわけ方なんですが、
〉〉ノンフィクション、フィクションとわけていても、
〉〉歴史・伝記なんかだと、お話の場合もあります。
〉〉最近読んだSIR4 (旧3)YL1.4-1.8の
〉〉"Helen Keller : Courage in the Dark" は、とっても読みやすかったです。
〉〉なので、
〉〉ノンフィクションだから読みにくいというわけではないと思うんです。
〉はい。お話じたてかどうか、ということだと思います。
〉OFF1 のダイアナは、週刊誌じたてで、楽しめましたもん。
Scholastic社で、Rookieの語数を調べた時
Genre Type: Informational, Series
というのが、2行目にありました。
ノンフィクションの場合、こういう情報を加えてもらえると、いいと思います。
お話とは違うというのがわかっていいです。
〉〉#Julieさん、他にもあったら、または心のオアシス派の方のお薦めの本を教えて下さいね。
〉Rookie の中では、
〉Rookie-Read-About Health (Hearing, Listening,..)
〉が一番よみやすかったです。
〉Rookie-Read-About Holidays
〉も読みやすい。
〉Rookie-Read-About Science の中でも、
〉Round and Round とか、Back and Forth とか、
〉日常生活と理科をむすびつけるような話は読みやすかった。
教えていただきありがとうございます。
Health, Holidays 共に、お話じたてにしやすいですよね。
そうすると、イメージしやすいんです。
例えば、Bones /SIR2, (旧1) なんかでも、骨についてすごく面白く説明してくれてます。
〉〉〉〉『親子で100万語』本によれば(p.188)、YLは2〜3となっています。
〉〉〉そうだったんですか…。
〉〉〉子供がいきなり読むには高い、かもしれませんね。
〉〉大人が読んでもきつかったです (>_<)
〉正直だー。(^.^)
〉こういう正直な意見をあつめたのが読みやすさレベルだと思うから、
〉こういう意見こそ大切にしないといけないですよね。
だと思います。これはYL評価です。
例えば、これをYL表のなかにどうはめ込むか、というのは、YL表の評価になり、
繰り返しになりますが、OFF1より読みやすいのか、読みにくいのかとか、あたりの会話に
なるのではないかと…。
〉〉でも、もうひとつの印籠(御触書)では、YL1.0-1.4というのですから、面白いです。
〉〉それと、
〉〉『親子で100万語』本は、タイトルこそ親子となっていますが、
〉〉多読初心者が最初に読むなら、この本だと思います。
〉〉レベル0〜3、このあたりの本の紹介が丁寧で、インターネット情報も含まれており、
〉〉どういうGR本、子供向けGR本、児童書がいいのか、そのシリーズを書評しています。
〉〉そういうわかりやすさから、子ども向けだけではなく、初心者向けにピッタリだと思います。
〉編集はたいへんだったと思いますが、
〉おかげでいい指南書ができましたよね。
もっと、この本を活用された方がいいと思います。ガイドとしてはもちろん、
例えば、
書評を書きたいと思ったら、この本で、書かれている書評と自分の書いたものを比べてみると、
自分の個性がわかると思うし。この書評を読むと、リズムというか、統一感というものを
すごく感じました。なので、自分の書き方との違いなんかはよくわかると思います。
〉さて、成雄さんがおっしゃっていた、
〉1冊300語以下だと、かなりやさしい(YL0.8〜1.0ぐらい)、
〉1冊400語あたりだと、ちょっと固い(YL1.0〜2.0ぐらい)、
〉1冊500語以上あると、かなり固い(YL1.5〜2.5ぐらい)、
〉この目安に加えて、かなり固く見慣れない語が多いものは、
〉1冊300語以下 (YL0.8〜1.5ぐらい)、
〉1冊400語あたり(YL1.0〜2.5ぐらい)、
〉1冊500語以上 (YL1.5〜3.0ぐらい)、
〉と幅を広げてしまうのはどうでしょう?
しおさんに近づきましたね(笑)
DK ELT Graded Readers Elementary A シリーズが、YL2.0-2.2なんです。
#全然知らなかったです。DKG1がAだなんて…。確かにちゃんと書いてあるんですが…。
なので、YL表との関連で言うと、どちらかというと、
私は、Julie さんが最初に言われたほうに近づいているのです。
OFF1をまた読んで考えてみたいと思います。
〉長文になりました。おつきあいありがとうございました。
これも長文になってしまいました。
どもども。
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