[掲示板: 〈過去ログ〉SSS雑談の掲示板 -- 最新メッセージID: 3556 // 時刻: 2024/11/27(02:42)]
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お名前: 秋男
投稿日: 2005/1/7(00:21)
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akoさん、こんばんはー。秋男です。
〉突然ですが、↓ これなら10年以上前ですが、和書で読みました。
〉 # 修造のことも出るよ〜〜〜 > ペギーさん
〉杏様〉〉へっへっへ、ダンナ、こういう本がありまっせ。ダンナやったら原書の方がよろしいかもしれまへんな。ほな自分でさがしておくれやっしゃ。
〉…てことなんで洋書の原作も。
〉(杏樹さんが「へっへっ…」等と…人ってわからない…)
〉面白いと思ったのは、題。
〉英語ではああ言う題なのに、それを和製英語にすると、こう言う、っていうところでした。
〉邦訳本は、出版社が、日本人ウケする邦題を考えるわけですが、
〉日本語の音感でインパクトのある言い方にすると、そうなるのか〜、と。
〉…てことは、英語の音感だと、ああ言うほうが、
〉英語圏の人には、聞いててスワリが良いってことか〜。
〉秋男はん、どう思われます?
どうなんでしょうね〜・・・
私がこの、いわゆる副詞+形容詞で「ほー」と感じたのは、『メリーに首ったけ』を見てるときですねー。
メリーが、「Is that... hair gel?」・・・じゃなくて、「Isn't that a little politically incorrect?」
と言うんです。
political correctness という言葉は知ってたんですが、ほー、そういうふうに使うんかー、
と感心したのをおぼえてます。
(どこかで、He is vertically-challenged. という言い方を見ました。背が低いってこと。)
『キューティー・ブロンド』も、原題は Legally Blonde で、ほー。
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なんか、日本人の英語の発想って、すごく名詞的な感じがありますよね。
名詞はけっこういっぱい憶えててアウトプットもできるんだけど、
いわゆる形容詞とか副詞とか動詞の使い方がよくわからないので、
英会話ではとりあえず名詞を並べたててそれをてきとうにつないでいく、
というような・・・
新聞の見出しでも、日本語の新聞は漢字の熟語がボンッボンッて感じですが、
英字新聞だと動詞的な感じ・・・
英語は動的、日本語は静的なところがあるといいますか・・・
(しかし、日本語でも、やまとことばは必ずしも静的・名詞的ではなくダイナミックなので、
日本語が静的・名詞的になったのは、社会が官僚的傾向を強めた明治以後のことで、
近年ますますその傾向は強まってる、っていうことかもしれません。
最近、いろんなところで、たいそうなことを言ってるように装うために、
やまとことばで言えばいいところを、お役所みたいに漢熟語で言ったり、
なんかむつかしい英語で言ってみたりっていう傾向がはげしい感じがします。
熊が出たというニュースで、小学生が「危険だと思う」と言ってたので、
う〜んイヤな感じと思いました。「あぶない」とか「こわい」と言ってほしかった。
閑話休題。)
なので、英語から借りてくるときにも、名詞、あるいは、形容詞+名詞、になる。
(または、動詞。)
そういう形だと、文の中に組み込みやすいし、自在に取り替えられる。
これが、副詞+形容詞なんかだと、ちょっとやりにくい。
「あんたそりゃー、メンタル・タフネスが足りないんだよ」とは言いやすいけど、
「メンタリー・タフじゃないね」などというのはわかりにくい。「メンタリー」が
形容詞であるような印象を持たれてしまう。そこで「メンタリー『に』タフだなあ」と
言うことになるけれど、「に」なんかがはさまると流行りにくい。やっぱり
「メンタル・タフネス」のほうが、なんかたいそうな言葉のようで、かっこいい。
今まで知らなかった、なにか新しい、すごい概念な感じがしてくる。
っていうことでしょうか・・・
〉和製英語にも色々ありますが、この邦題が、当時、なかなか英語っぽい(?)和製英語に思えて、
〉原作の英語も、そういう題かなーと、長い間、だまされたままでした。
そういえば、スタローンの『ランボー』は名訳だなーと思ったおぼえがあります。
(『大ハード』もなかなか。)
〉ついでに。 食べる量と寝る時間に関連があるとは… 人体の神秘…(@@)
甲田光雄先生曰く、です。確かにそうかなとも思ったり。
いや〜、おもしろいですね。
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