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お名前: 杏樹
投稿日: 2013/7/27(00:17)
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faure1845さん、こんにちは。
柊さんを差し置いてレスしちゃいます。
〉英語からもっとも離れている部類の言語だということを聞いたことはあるのですが、これは俗説なのでしょうか。
「もっとも」かどうかはともかく、かなり遠い言葉ではありますね。
〉それから、110カ国くらいで英語が当たり前に話されているが、英語話者は全言語の中ではナンバーワンでない。しかし、日本語を当たり前に話す(公用語レベルで)国はないでしょう。でも、話者は1億2千万人以上いますよね。
〉英語だって、そんなに桁違いに多いわけではないという統計を見たことがあるのです。
1億2千万人も話者がいるのはかなりの大言語です。ただ、日本国以外で通じる場所がほとんどないだけで。
〉だから、学んでいる人が少ないのと、それと、何語系に属するのかその時点ではありますが、分からないと最近山川の用語集で見かけたのですが(ほかの専門書は乱読していないので、用語集の情報しか持ち合わせていません)。
日本語は同語族と認められる言葉がほかにありません。世界でも孤立した言語です。日本語の起源も諸説ありますが、比較対象になる言葉がないので検証が難しいのです。
韓国語は語順がほとんど同じなので、英語の勉強に疲れた人から見ると「こんなに近い!」と驚いて同系統の言葉だと思い込む人もいますが、語順が近いだけでは同系統とはいえません。重要なのは対応する語彙があるかどうかです。日本語と韓国語には対応する語彙がほとんど見られないそうです。似た言葉だと思ったら、漢語由来だったり。
〉そういう事情が色眼鏡をかけていた可能性もあったかもしれませんよね。
そうですね。
〉英語などの公用語にされている国がものすごく多いが話者が世界一でないような言語に比べ、日本語は国際語でないが話者は多い。だから、つい日本語は難しいと外国人が口々に言うのをそうかと思ってしまったり、高名な学者が断定したら、そうだと思ってしまいそうになります。ついつい。
英語は母語話者よりも、母語でない人が多少なりとも話せる確率が高い言葉です。言葉が全く通じない国の人同士の共通語として機能するので便利に使われいている、というだけの話です。
そして英語が国際語になったのは「やさしいから」「学びやすいから」ではなくて、アメリカが強いからです。英語が国際語になる以前はフランス語が国際語として機能していました。
〉しかし、日本語を学習するために作られた書籍や日本語を学ぶための機関などは十分なのだろうかと考えたら、うーんと思う時もある。
〉漢字は特に難しいですよね。それから、国語国字問題という論争もあった。
〉常用漢字もちょこちょこ変わる。
〉殆どの常用漢字は義務教育で習う関係上、漢字が読めない・書けない識字出来る人も多いと思います。僕も自信ありませんし。
非漢字圏に人にとっては漢字は難しいでしょうね。でも日本語はひらがな・カタカナがあるので、それがわかればある程度何とかなります。中国語は漢字しかないので、漢字がわからないとどうしようもありません。
〉いずれにせよ、難しい部類に入りそうな気はします。
英語圏やヨーロッパ語圏の人から見れば、だと思います。
バスク語とかハンガリー語なども難しいと言われます。どちらもヨーロッパにあって、ヨーロッパ語ではない言葉です。ヨーロッパ人が勉強するには難しい、ということがあると思います。
ただ、バスク語はわかりませんが、ハンガリー語は日本人から見るとやさしい、簡単だと思う部分と、「やっぱり難しい」と思う部分が混在していると思います。
「やさしい」と思う部分は助詞が言葉の後ろにつくところで、日本語の「〜を」「〜に」「〜へ」「〜から」「〜まで」といった言葉に対応する言葉があるからです。これはヨーロッパ人にはわかりにくい部分だと思いますが、日本人には理解しやすいです。また、発音では短母音と長母音の区別があります。「あ」と「あー」、「い」と「いー」という区別があるんですが、これは日本人には練習しなくても楽勝で発音できます。でもヨーロッパ語にはこういった長母音はないので、難しいと思います。
言葉の難しさは相対的なものだということです。
長々とすみません。こういう話題になるとつい語ってしまいますので…。
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