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お名前: fiona
投稿日: 2008/3/14(11:12)
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Ryotasan(さん)、今日は。fiona@理科クラブです。
こるもさん、横入りごめんなさい。
ポイントレスですが、
「湯冷ましについてですが、
飲料水に含まれているけれど煮沸すると検出できなくなる物質ってありますよね。
そういう物質について調べるとき、
ゆざましは使わないんでしょうか。
そういうのも化学の領域なのかと思っていたんですが。
時間のあるときで結構ですから、
教えて下さい。」
のことですけど、
普通は、化学の実験には湯冷ましは使わないと思います。
水道水には、結構いろんなものが微量ながらも含まれているようです。
沸騰させると、一部(気体になるもの)は出て行くと思いますが、カルシウムやマグネシウムといった金属のイオン、硫酸イオンや硝酸イオンなどは沸騰させても残ります。
こう言うものが残っていると、化学実験、特に何が含まれているかを分析する時にはまずいので、湯冷ましを化学実験で使うことはまずないと思います。
それに、これらのものが多少混ざっていても大丈夫な実験であれば、いちいち湯冷ましにせず、水道水をそのまま使うと思います。
化学実験では、100%純粋な水を使うのが理想で、実際には蒸留水が使われていることが多いと思います。
一度液体の水を沸騰させ気体とし、これを冷やして再度液体としたものです。この過程で、ほとんどの不純物は取り除かれるようです(蒸留水を分析、検査したことはありませんが)。
場合によっては、イオン交換水を使うこともあります。プラスやマイナスの電荷をおびてはいっている不純物を、イオン交換樹脂というもので取り除いた水です。
電荷をおびて入っているのは、プラスのものが、マグネシウム、カルシウム、ナトリウム、鉄といった金属などのイオン、マイナスのものが、塩素イオンや硫酸イオン、硝酸イオンなどです。
電荷をおびていない有機物などは取り除けません。
多分、蒸留水よりは不純物が多いのではないかと思いますが、蒸留水よりはつくるのに手間がかかりません。
こんな答えでよかったのでしょうか?
ではでは!
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