Re: 文法問題

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2628. Re: 文法問題

お名前: こるも
投稿日: 2008/3/8(11:06)

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杏樹さん、こんちゃ!

〉話題がそれていくようなので、新規投稿にしました。

わざわざ、すまんこってす。

〉今までの流れ
[url:kb:2601]
[url:kb:2611]

おお、この気遣い・・・

〉〉ひょっとして英文法を勉強してましたか?

〉杏樹さん、おもしろーい。
〉まじめな顔(?)してこういうこと言うんだもん。

〉いえ、なんで、文法用語が異なるのかな?と思っていました。
〉そっかー、日本語の場合、動詞がなくても文が成り立つから、なんですね。
〉おんもしろーい。

〉ほ〜ら、英文法を基準にものを考えてたんじゃないですか?

ああ、そーね。

だってさ、英語ってずうっと、英文法だったじゃないですか?
それに対して国語の文法は、ちょろっとしかやらなかった。
だから、日本語の文法が、英語に引き寄せられちゃったのかなあ?

英語の授業は、英語だけでなく、日本語の文法をもゆがめてしまっていたんですね。

〉〉それはですね…「鼻が長い」も「主語+述語」で成り立っている文です。そしてこの「主語+述語」のひとかたまりが「象は」という主語に対する述語になっているのです。
〉〉(主語A)「象は」
〉〉(述語A)「鼻が(主語B)」+「長い(述語B)」
〉〉…って書いたらわかるでしょうか。

〉ううむ・・
〉何だかだまされた気分・・・

〉ううむ・・・
〉すっきりしませんか。

やっぱり、「述語」と言うからには、一文節で示して欲しいな、と無理難題。

でもつまり、「象は」、は主題。つまり、主人公。
で、「鼻が長い」で、説明しているんですね。
文法用語を使わない方が、わかりやすいかも。

〉でもあれですね。
〉必ず主語と述語がなければならない、って考えも、よく考えたらヘンですね。

〉「必ず」ってことはないです。古川さんへのレスにも書きましたが、あくまでも英語の「主語+動詞」という文型との比較と言うことです。それに日本語は主語を省略することが多いです。そうなると「述語」だけで文章ができてしまう。

ああ、日本語で主語を省くのは、自明のことなので、割愛しちゃいました。
文章は述語だけでできますが、主語がないわけじゃなくて、省略されているだけですよね。
上で言いたかったのは、「主語と述語が1:1に対応しなくてはならない」
というのもヘンだ、ということです。

〉中国語は語順から言えば「主語・動詞・目的語」と言う風に英語と同じ順番になります。ですから日本語よりも英語に近いと思われたりしますが、英語のように理詰めで組み立てるような言葉ではなく、日本語に近い感覚もあったりします。

やっぱり、国が近いんだなあ、と思いました。

スペイン語も、文の途中で主語が入れ替わったりする、
とか聞いたことがありますが、未確認です。

〉日本語と中国語が同じ構造で、しかも動詞がない文章として

〉今天天気好。
〉(今日は天気がいい)

〉なんていうのもあります。これも英語ではIt's fine todayですからまったく違いますね。
〉日本語ほどではありませんが、主語を省略することもあります。

ほほう。
主語を省略できるんですか。

〉「象は鼻が長い」って、何だかぼんやりとしていて日本語的です。
〉これが英語直訳的に(怒られるかもしれませんが)「象は長い鼻を持つ」
〉だと、焦点がびしっっとあってしまって、不自然ですね。
〉あ、でも科学書だったらこういう書き方をしますね。

〉でも日本語では体の一部を「持つ」とは言いませんよね。Elephants have long noseなら「象には長い鼻がある」になるんじゃないですか。

一般的には「持つ」とは言わないかも。
でも例えば、科学書とか、NHKの動物番組なら、使うような気がします。
「象は、長い鼻を持っています。その鼻で、物をつかんだり、水浴びをしたりします」
とか。

科学は西洋からやってきたせいか、時々こういう言い回しをします。
例えば化学実験では、沸騰したお湯、とはあまり言いません。
沸騰した水、といいます。(boiling waterですね)
私なんか、実験書で「ビーカーに沸騰したお湯を注ぎます」なんて
書いてあったら、気持ち悪いー!と思ってしまいます。

でも、普段はこんな言い回しはしないですけど。

〉私もこるもさんと、ちゃんと「象鼻」問題について語ることができてよかったです。

象鼻問題は、永遠のテーマだと思っていたんですけど・・・
こんなにあっさり解決するとは・・・

〉「です」は動詞じゃないんですよ…恐ろしいですね〜。
〉そもそもbe動詞を「です」という意味で覚えてしまうと、英語の理解にも支障をきたすようになるんですけど。

〉Be our guest!
〉To be or not to be,that is the question.

下の文章、
「ありますありません。それはなんですか?」
と訳した方がいるという噂を聞きましたが・・・

〉なんて全然「です」じゃないじゃないですか。
〉でも前の話題に戻りますと、「好き」が動詞だと思ってる人もものすごーく多いと思う。それで「〜が好き」じゃなくて「〜を好き」が正しいんじゃないか、って思ってしまう。

ですね。
「好く」だったら動詞ですね。
「私は彼を好く。」
あまり言わないけど、文法的には間違っていませんね。

〉英文法を教えるなら、日本語の文法も勉強しないといけないんじゃないですかね。英語だとなんであんなに文法、文法、って勉強しないといけないようになってしまうんでしょう。

学生の時には、英語というのは英文をバラバラにして、品詞でわけて、
日本語の順に並べかえる物だと、思っていました。

でも今回の杏樹さんの説明で、ばらはあかい、なんて単純な文でも、
英語と日本語は対応していない、ということがわかりました。
areはどこへいった?

だから、「並べ替え」という動作そのものに、無理があったんですね。
でも「無理がある」ということは、学校では誰も、教えてはくれなかった。
「英語と日本語は語順が違う」とは教えてくれたけれど。
だから、語順を入れ替えて、和訳する、と刷り込まれた。

日本語と英語は全く異なる言語だ、と教えてくれれば、
もう少し英語も学びやすかったかも・・・と思います。

>私は高校のときに英語がわからなくなって、高校のグラマーの時間のことは何も覚えてません。今にして思えば、覚えてなくてよかったんですね。

これ同じー!
高校の文法って、何やったっけ?
まりあさんに教えてもらった、should have 〜も、全く記憶なし!
でも今はわかります。
それに関係して、could have 〜も、わかるようになったよー。
まりあさん、ありがとう!

杏樹さんも、ありがとう!

ではでは!


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