Re: Yeats

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[脱帽] 2619. Re: Yeats

お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2008/3/7(23:02)

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はまこさん、みなさん、こんばんは!
さかい@tadoku.orgです。

〉せんせー、みなさん、こんにちは。はまこです。

〉とてもいい詩が書いてあるのに、話題に上がってないので前まで引っ張ってきました。

ありがとー!
おかげさまで、ぼくが出てこなくてもこんなに盛り上がっている!
うれしーなー!!

で、ずーっと、最後に行ってください・・・
(猫さんもだよ!)

〉春は旅立ちの季節でもありますね。
〉昨日は啓蟄でしたね。(昨日だったっけ?)
〉地中の虫達が暖かい陽気に誘われて地上にもこぽこと出てくるんですよね〜。
〉(でも昨日は寒かった!)
〉 
〉 
〉〉このYeatsっていう人は、それこそ多読用の語彙かと思うくらい
〉〉身近な言葉を使うのさ。

〉〉I WILL arise and go now, and go to Innisfree,
〉〉And a small cabin build there, of clay and wattles made:
〉〉Nine bean-rows will I have there, a hive for the honey-bee,
〉〉And live alone in the bee-loud glade.

〉〉And I shall have some peace there, for peace comes dropping slow,
〉〉Dropping from the veils of the morning to where the cricket sings;
〉〉There midnight's all a glimmer, and noon a purple glow,
〉〉And evening full of the linnet's wings.

〉〉I will arise and go now, for always night and day
〉〉I hear lake water lapping with low sounds by the shore;
〉〉While I stand on the roadway, or on the pavements grey,
〉〉I hear it in the deep heart's core.

〉せんせー、この詩の紹介をありがとうございます!

〉〉ぼくはよく思うんだけど、Yeatsの詩はケルトの巨石文化のようだ。
〉〉単純で力強い言葉がどーんどーんどーんて置いてあってね、
〉〉でも日常の気持ちや心の揺れとしっかり結びついている。
〉〉荒々しいデッサンのようなのに、描かれているのは繊細にして
〉〉洗練された心持ち? どっちなんだー?っていう詩なのさ。

〉せんせー、この詩、深いねぇ。素晴らしいねぇ。完璧だねぇ!!!
〉完璧なのにどこまでもどこにも終わりがないねぇ。
〉ここまで音も(韻ね)言葉も意味も全てにおいて調和の取れている詩って
〉なかなかないんじゃないかな。
〉と、書いてて心がふるえてます。

〉〉詩を味わうために多読してるんじゃないって言うかもしれないけど、
〉〉もし多読した本で感動したら、それは「詩を味わう」のとおなじことだよ。
〉〉読書には上の詩で説明したような言葉を、訳語を通さずに知っていることが絶対必要。

〉私は詩を味わうために多読を始めたわけじゃないけど、
〉多読と多聴で音とリズムと響きのとりこになりました。
〉(もともとは英語で書かれたニュースや情報を英語のまま知りたいと思い多読を始めました。)
〉多読を始めて間もない頃から自然と本を読んでいても音楽を聞いていても韻を
〉踏んでいるかどうかに気がいっちゃうのは、
〉早い段階でマザーグースの面白さを知ったからでしょうか。
〉それだけじゃない気もするし・・・
〉そうだ、私は後ろの韻が命!(命?)だけど、先生は前の韻が好きなんでしたっけ。
〉言葉遊びとしては前の韻も面白いけど、例えば本のタイトルなら前の韻がいいしね。
〉でも、リズムを取るなら後ろですよ、やっぱり。
〉余韻があるもの(笑)
〉話はそれましたが・・・
〉物語を読んで心がふるえるのもすき。
〉でもやっぱり、詩っていいなぁ。
〉音でダイレクトに揺さぶられるもの。

〉こういう感動って書かれてある言語で味わってこそ、なのでしょうね。

わたしゃ、音人間ではないみたいで・・・
こんな風にあの詩を楽しんだのではないのだよ・・・
その代わり(?)、あの詩の最初の1行をwearyっていう感じで、
体をよっこらさと立ち上がろうとしているその絶望感というか、
要するに座っていた椅子から半身起こしかけたあたりの気持ちの重さは
わかるよ。(はまこさんもわかってるとしたら、もう一回脱帽だ)

尾島庄太郎っていう昔Yeats学者(?)が第1行を

「いざ行かめやも」とかなんとか訳していたけれど、
そういう心境の詩ではないと思うよ。
やっぱりちょっとつらそうに、ちょっと憂鬱に、ちょっと軽く、

「よっこらっしょっと、帰るとするか、あの島に」

とかはじめたいね。

でもね、うらやましいです、そうやって詩のリズム、たゆたい、音楽を
感じられるっていうのは。

昔、友だちと「詩は音楽か、絵か」という論争をしていて、
友だちは「音楽だ」といい、ぼくは自信なく「絵じゃないかな」と
言っていたのだけれど、それはぼくが詩の音楽を感じとれないからだと
いまは思う。

ま、いいや、またこういう詩があったら、知らせ合おうね。

〉せんせー、またねー。

おー、またねー!

(まだくわしい日程が決まっていないのだけれど、
 31日に武庫川へ行くのね。それで、ひょっとしたら
 みなさんと会えるかな・・・?って期待してるんだけど、
 なにしろ日程が決まっていないし、ぼくは一人じゃないかも
 しれないし・・・ うじうじしてるわけ)

で、猫さん・・・

ありがとー! Come rain or come shine. だよね!

あ、みなさん、この一連のやりとり、もらっていいかな?

いつになるかわからないけれど、
「多読村(仮称)」に、詩と絵をいっぱい並べたボロ屋を造りたいんだ。

もらってほしくない人はその旨書いてください。
書いてない場合は許可してくれたことにしてしまう・・・


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