Re: 心理的充実感

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS雑談の掲示板 -- 最新メッセージID: 3556 // 時刻: 2024/6/29(09:34)]

管理用 HELP LOGIN    :    :


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

250. Re: 心理的充実感

お名前: 雫 http://blog.livedoor.jp/happyreadingshizuku/
投稿日: 2005/6/12(02:54)

------------------------------

〉今日、80万語通過したmacskaです。

こんばんは、macskaさん。
80万語通過おめでとうございます!
昨年まで大阪に住んでいて夫の転勤で地方の中の更にど田舎に越してきま
した雫と申します。

〉東京から山奥のコンビニもないような過疎の町へ越してきて5年になります。最初3年間は環境も文化も人の心理も全く違う土地で広域を歩き人と出会う仕事をしていたため、身も心もヘトヘトになって気力だけで目の前に積まれた仕事をこなしていた感があります。
〉仕事を辞めて一年間は、足が抜けなかった町の教育関係の仕事に心理的に翻弄されてました。でも体的には時間があり、このままではいけない、何か見つけなければと焦ってました。

狭い日本と言えども、地方それぞれに特徴があって地域に溶け込むのは想像
以上にストレスがあることと思います。私は転勤と共に仕事を辞めて専業主
婦になりました。仕事は探せど田舎には仕事自体が無く転勤族の私は「どう
せ何年かしたら出るよそ者」なので就職も相手にされません。子供もいなけ
れば、夫以外に話をする人がいないという生活が何ヶ月も続き鬱になりかけ
たこともありました。

〉いろいろ試行錯誤の結果、独学ではあるけれど好きで続けてきた英語を小学生以下に教えようと思い立ち、そのための学習を始めました。都会ならサークルなどで英語を使う機会もある。けどここでは英語との接点はゼロ。だから、子供に英語を教えることで、自分自身の中に英語との接点を作ることもできました。昨年9月から教室を開始し、幸い子供の少ない地域にしては多くの子供が楽しんで通ってきてくれています。

良かったですね!子供たちとは接していて大変なこともあるでしょうが思い
もしない発見をさせてくれることも多いと思います!楽しんで通ってくれる
のはmacskaさんの努力あってのことだと思います。

〉教えるようになると、今までは自分の楽しみの一つだった英語が責任ある仕事になりました。これまでのように『どうしてなかなかうまくならないんだろう?』なんて気長に構えてもいられなくなりました。なんとかしてちゃんとしなきゃ!またまた私の試行錯誤が始まりました。
〉教室をやろうと思い立ってから約1年、英語がうまくなるための学習は私の場合どうしたらいいのかという試行錯誤が続きました。色々試してみたので、その間お金も使いました。

慣れない土地では苦労も多かったのではないでしょうか?本一冊を買うにも
店頭にないし、私はネットが全てと言っても良いぐらいです(^_^;)

〉今年お正月にBig Fat Catシリーズを本屋で見つけその解説に衝撃を受けたのがキッカケでネット検索などしているうちに、2月初めだったかSSSにたどり着きました。私は試行錯誤しても最終的には勘で決めるとこがあって、ちょっとやってみただけで多読は私のアンテナにピタッと来ました。そして洋書読みを初めました。

良かった!多読と出会えた瞬間、これは良いぞ!という予感がしました。

〉多読は楽しいし、ほんの去年すら考えられなかったような難くて厚い(無理だと思っていた)洋書も意味をなんとか掴んで読み終えられたし、この効果はスゴイ!と思います。でもそのこと以外に私にとってとってもいいことがあります。
〉都会、それも芸術畑でどっちかというと進歩的な考え方をして生きてきた私が、田舎、それもド田舎の排他的な面も多々ある土地に一人暮らすと、正直やはり気を許してダベリングできる友達を見つけられずに寂しいです。主人も仕事に忙しく、一人家にいることが多い。

それまでは大阪で友達も多く仕事もして色々なところに出かけ、興味のある
ものはすぐに見たり手に入れたりすることに慣れていました。
友達も多く便利の良い刺激のある生活から一転して、美術館も映画館も車で
何時間もかかるし、本を買おうにも雑誌と漫画ぐらいが関の山。発売日から
3日たたないと店頭に並ばないし。生活様式も考え方も違う土地で一人で家
にいるとどんどん世間から置いてけぼりになる焦りが私にはありました。
このままでは自分が駄目になるのではという恐れが出てきて何か打ち込む
ものはないかと探して「英語」になり多読と出会いました。

〉都会では英語はFENやNHKラジオを聞いたり映画を見たりして楽しみながら浸ってました。でもこの田舎ではラジオはNHK−FMしか聞こえない...映画館だって車で3時間以上行かないとロクなものが見られない...。ましてや英語を話せる外国人なんて町に派遣で来てる一人位しかいないし、英語サークルとかもない。
〉だから洋書を読んでいると、ド田舎にいて英語と接することができないもどかしさと、自分の興味と関心を満たせる友達がいないことへの寂しさの両方が癒されるんです。

私はたまたま多読をきっかけに英語を勉強している友達ができました。
唯一の英会話教室も誘ってもらって一緒に行っていますが多読を始めていな
かったらこの出会いもありませんでした!とはいえ、他に今の地域との接点
はないので多読が私の世界の一部になりつつあります。多読は転勤族の私に
とってどこででも自分を保てる大切なものになるのではと感じています。

〉多読は私にとってもちろん英語学習のためのものでもあります。でもそれだけでなく、自分の心にともすると吹きはじめる隙間風を防いでくれる、癒し効果満点のベストフレンズにもなりはじめています。私の暮らしに心理的な充実感をもたらしてくれた多読。出会えて、ホント良かった!!

掲示板で皆さんと出会えることもとても嬉しいですよね。多読という一つの
世界で自分の気持ちが大きく変ることもあるんだと日々驚いています。
読書を楽しむという、自分の世界を広げることが可能な多読。もしも他の
英語学習であれば更に孤独に陥っていて、単語一つ多く暗記したとしても真
理的な充実はなかったと思います。

長くなりましたが、共感できる部分がとても多く、また同じような悩みや
経験をされている方がいるんだなと思うことだけでも私は勇気をもらえます。
macskaさん、これからもHappyRradingです!


▲返答元

▼返答


Maintenance: SSS 事務局
KINOBOARDS/1.0 R7.3: Copyright © 1995-2000 NAKAMURA, Hiroshi.