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お名前: macska
投稿日: 2005/6/11(11:39)
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今日、80万語通過したmacskaです。
東京から山奥のコンビニもないような過疎の町へ越してきて5年になります。最初3年間は環境も文化も人の心理も全く違う土地で広域を歩き人と出会う仕事をしていたため、身も心もヘトヘトになって気力だけで目の前に積まれた仕事をこなしていた感があります。
仕事を辞めて一年間は、足が抜けなかった町の教育関係の仕事に心理的に翻弄されてました。でも体的には時間があり、このままではいけない、何か見つけなければと焦ってました。
いろいろ試行錯誤の結果、独学ではあるけれど好きで続けてきた英語を小学生以下に教えようと思い立ち、そのための学習を始めました。都会ならサークルなどで英語を使う機会もある。けどここでは英語との接点はゼロ。だから、子供に英語を教えることで、自分自身の中に英語との接点を作ることもできました。昨年9月から教室を開始し、幸い子供の少ない地域にしては多くの子供が楽しんで通ってきてくれています。
教えるようになると、今までは自分の楽しみの一つだった英語が責任ある仕事になりました。これまでのように『どうしてなかなかうまくならないんだろう?』なんて気長に構えてもいられなくなりました。なんとかしてちゃんとしなきゃ!またまた私の試行錯誤が始まりました。
教室をやろうと思い立ってから約1年、英語がうまくなるための学習は私の場合どうしたらいいのかという試行錯誤が続きました。色々試してみたので、その間お金も使いました。
今年お正月にBig Fat Catシリーズを本屋で見つけその解説に衝撃を受けたのがキッカケでネット検索などしているうちに、2月初めだったかSSSにたどり着きました。私は試行錯誤しても最終的には勘で決めるとこがあって、ちょっとやってみただけで多読は私のアンテナにピタッと来ました。そして洋書読みを初めました。
多読は楽しいし、ほんの去年すら考えられなかったような難くて厚い(無理だと思っていた)洋書も意味をなんとか掴んで読み終えられたし、この効果はスゴイ!と思います。でもそのこと以外に私にとってとってもいいことがあります。
都会、それも芸術畑でどっちかというと進歩的な考え方をして生きてきた私が、田舎、それもド田舎の排他的な面も多々ある土地に一人暮らすと、正直やはり気を許してダベリングできる友達を見つけられずに寂しいです。主人も仕事に忙しく、一人家にいることが多い。
都会では英語はFENやNHKラジオを聞いたり映画を見たりして楽しみながら浸ってました。でもこの田舎ではラジオはNHK−FMしか聞こえない...映画館だって車で3時間以上行かないとロクなものが見られない...。ましてや英語を話せる外国人なんて町に派遣で来てる一人位しかいないし、英語サークルとかもない。
だから洋書を読んでいると、ド田舎にいて英語と接することができないもどかしさと、自分の興味と関心を満たせる友達がいないことへの寂しさの両方が癒されるんです。
多読は私にとってもちろん英語学習のためのものでもあります。でもそれだけでなく、自分の心にともすると吹きはじめる隙間風を防いでくれる、癒し効果満点のベストフレンズにもなりはじめています。私の暮らしに心理的な充実感をもたらしてくれた多読。出会えて、ホント良かった!!
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