本を贈っては?

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1933. 本を贈っては?

お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/5/19(15:54)

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今晩は macska さん、たむさん。

Cheeks さん、ご無沙汰しています。

Stephen Krashen さんという学者の書いた The Power of Reading という本があります。日本語訳を読んだ方もいると思いますが、原書は2004年に改定増補版が出ています。多読というか、自由読書の効果を裏付ける沢山の調査結果をまとめた本です。

生徒さんへの贈り物としてこの本をお薦めしているわけではありません。ただ、この本には、学習者に褒美というか、外的な報酬を与えることの効果を調べた結果も載っていました。(今は出張中なので手元にはありません。) 結論を言ってしまうと、読書の楽しみ自体が最も大きな報酬であり、それ以外の外的な報酬はあまり学習効果をもたらさないという内容だったように記憶しています。読書に対してお金や点数や物による報酬を与えるという行為は、読書自体が直接的な報酬をもたらさないという誤解を学習者に与えてしまう可能性があるとさえ言っていました。(個人的には、うーん、そこまで言わなくても良いのではという気もします。)

ただ、Cheeks さんが実践されているような持ち寄りパーティには、褒美としての動機付けとは別の効果があるように思えます。読んだ本について、飲食を楽しみながら話し合ったりできるのも、読書の楽しみの一部です。

そういったことを考えてみて、本を贈ってはどうかなと思うようになりました。どのくらい沢山の洋書を生徒さんが自宅に所有しているかによっても違いますが、お気に入りの絵本のハードカバー版や、贈られてもそれが圧力にならない本が良いでしょうね。

一例としては、The Very Hungry Caterpillar の小型版などはどうでしょう。

http://tinyurl.com/2mr4ar

この掲示板の常連さんたちも、贈り物としてお薦めの本を色々と御存知だと思います。


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