Re: やわらかに春雨折ります

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1623. Re: やわらかに春雨折ります

お名前: 柊
投稿日: 2007/3/13(15:20)

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 たかぽん、ぽん!(やっと使えた。やっぱり、響きがいい!)
 とか言いながら、失礼してakoさんのところにお邪魔しました。ちょっと世界史の話が放っておけなかったので。
 例によって、ぽきぽき折りまくっております。カットしています。春雨違いかもしれません。話の腰を折っていないことを希望。もしくは折るほどの腰がないことを(失礼!)。

〉〉〉〉久しぶりに出てきたものの、もうすぐ春だなぁと、うっかり出てきただけで、
〉〉〉〉特に書くこともないのですが・・・

〉 ↑ こういうこと書いてありゃー、誰だって能天気と思いますっ!

〉〉〉〉久しぶりに出てきたものの、もうすぐ春だなぁと、うっかり出てきただけで、

〉 ↑ こういうこと書いてありゃー、誰だってタヌキかツキノワグマかと思いますっ!

 北海道では、春に出るとしたらヒグマじゃなかろうかと思います(多分、春の熊さんは空腹で普段よりもデンジャラス)。あと、旭山動物園のホッキョクグマは、よく見る映像では人間をえさだと思ってダイブしているんじゃないかという気がして仕方がありません。
 あ、そうじゃなくて、akoさんには現在ヒルマン監督がヒグマ化(口ヒゲ、あごヒゲの類いを使用)しているようですという最新情報をご存知か、お聞きしたかったのでした。今期も日ハム興味ありですか?
 森本の年俸記者会見は、あれは森本だから許されたものの、新庄だったらサマにならなかっただろうなと推測。打率とかの目標を言ったときも、「もしできなかったときは何をしてくれますか?」と聞くアナウンサーに「その時は、一生懸命練習します」と答えていましたっけ。まあ、パンツ一枚で走りますとか言っていた人もいましたが、そうやってもらっても困るだけなので、テレビの前で勝手に「う〜ん、正解!」と言っておりました。

〉そういえば先週、多読のご縁で物見遊山に行った福山の離島で、
〉野生のタヌキを見ました。
〉そのタヌキが人間に変身して講演までしたという人もいます。

昔からよく、タヌキは化けますね。狐の方が化け方が上手いらしいです。
ということは、狐もどこかに?

〉〉主権は絶対無制限の力。全てをくつがえせる。憲法もくつがえせる。
〉〉現に、「国民主権」「人民主権」を標榜したフランスは、何度も何度も、憲法が破棄されまくった。

〉憲法の位置づけが違うんでしょうかね?
〉聖徳太子の十七条憲法、という時の憲法と、
〉革命フランスでの憲法制定議会の際の憲法って、
〉日本語の漢字は同じですが、なんだか違う気がします。
〉あ、もちろん、これ、シロートの適当なカンですから、根拠はありません。
〉そもそも時代が違いすぎて比較になりませんが(笑)

 とりあえず、一度作ったものは覆せて当然という気がします。覆せなかった場合、今度は憲法が人間様より上に来て支配してしまうわけで、絶対の上位者がいない方がいいような気が(寝ぼけた頭でテキトーです)。
 憲法改正論議はさておき、人間が作ったものを人間が覆せないのは、なんか矛盾してると思います。まあ、フランスの憲法破棄の経緯の善し悪しは、それとはまた別の問題でしょうが。

〉〉フランス革命をこんなに称賛しとる国は日本だけじゃぞ。
〉〉とのことです。

〉あーら、奥さま、そりゃー、フランス革命万歳漫画が10代の少女に流行った我が国ですもの。
〉むらむらと思い出しますわ、名セリフの数々…
〉「自由、平等、友愛(本文ママ)、この崇高なる理想の永遠に人類の堅き礎たらんことを…、フランス…、万歳…!」
〉(確認不要なほどアタマ入ってますの〜〜〜っ。やっぱフランス語やるべきだわっ、私っ)
〉このように感涙、感涙…の青春時代を送りましてございます。
〉勢いで、史学科にまで行ってしまいましたし…。
〉作者の思想傾向もおそらくそうとう刷り込まれたものと推定されます。推定無罪(笑)

 akoさんもそちらからでしたか(違和感ないですね)。今、私もいきなりルパン熱が燃え上がり、モンテ・クリスト伯のフランス語版をフランス語もわからないまま読み出そうかという、無謀計画を立てています。フランス語は聞いてもさっぱりわかりませんが、英語圏の次に好きな作家が集中している文化圏です。

〉無駄な抵抗とは思いますが、日本「だけ」と断定されるのは、ちと、抵抗感じますね。
〉世界には、200カ国以上の国がありますけど、
〉その学者先生のかた、世界全国を回って聞き取り調査してきて言っておられるのでしょうか。
〉アフリカ内部には、そういう政府はないのでしょうか。
〉フランスはアフリカ大陸あたりではかなり有名国ですから気になります。
〉 (有名だからといって、評判がいいかどうかは別)

 有名なのは植民地にしまくったからでしょうから、評判が悪い方に賭けてみたくなります。くじ引き程度の娯楽の賭ですが。

〉〉長々としゃべりましたが、要するに、これは、やっぱり英語情報を直接得なければいけないのか、と。
〉〉と言いますのも、アメリカ憲法において、重要な古典とされております、
〉〉The Federalistという論説集があるんですが、もうほんとに重要みたいなんです。
〉〉あちらでは、子供でも、題名ぐらいは必ず知ってるんじゃないかなぁ。
〉〉で、この本の全訳を日本で読もうとすると、なんと1万6千円もする・・・なんでやねん!
〉〉英語だと、そんな希少な学術本なんかじゃなくて、ふつうに安いペーパーバックで売ってるし、
〉〉ってゆうか、ネットでタダで読めます。

 面白そうと思って、Project Gutenbergで探したら、すぐに見つかりました。
 そういえば昨日、唐突に思いついてグーテンベルグで日本国憲法と大日本帝国憲法(両方英語版)を落としてきてしまった。あれは、たかぽんの話が頭の片隅にあって思いついたのか(自分の脳味噌の管理ができていない……)。
 日本国憲法に関しては英語が原書という話もあり、最近新訳も出ているので、翻訳問題でも非常に面白そうですね。

〉素人にわかるように話してくれる憲法学者同士の議論を聞いてみたいですね。
〉誰と誰がよいか、対戦表を考えておいて下さい。法学部春季リーグ開幕〜。
〉でも、テレビに出る人って面子決まってるからな〜。

法学部春季リーグ。うーん、色んな学部で定期的にやってくれると面白そうですね。

〉〉「人民の人民による人民のための政治」という言葉も、アメリカ合衆国は、
〉〉ルソー→フランス革命的な、自然から裸で生まれた「人民」との観念を極力排しているので、
〉〉ここは「国民」と訳さなければならない、誤訳だと。

〉人民と聞くと、つい、我が書斎(←言ってみたいだけ)正面の壁に貼ってある世界地図に目が行って、
〉中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国、という国家名が目に入ってしまいます。
〉(世界史クラブは地図をすぐ見てしまうのが本能)

akoさん、自分だけの癖を世界史クラブの本能にしないで下さい。と言おうと思ったんですが、この間スペインの歴史を調べながらスペインの地図をしみじみ読んでいたのを思い出し、反論できなくなりました。カルタヘナを発見したんですが、遺伝子関係の国際法「カルタヘナ法」を決めたのは、南米大陸のカルタヘナとスペインのカルタヘナと、どっちなんでしょう。そんなことでもう数ヵ月悩んでいます。

〉〉(ついでに、「人権」という言葉も危ないらしい。「権利章典」は「人権章典」ではない。)
〉〉そこんとこ、よくわからないのですが、とにかく、英語でそのままってのが良いようです。

 私の場合、いつの間にか自力で解明するのが好きです。だから、辞書を引くのはたまにで、多分、単語帳など読んだ日には「自分でわかりたかったのに、何でクイズの答え先に言っちゃうの〜!」状態になります。(酒井先生、見てるでしょうか。あちらに行くには、自分がテキトーな人間過ぎる気がして、うっかり参加できないんですが。たかぽんの偉大さをまた一つ知りましたよ)
 まあ、どうしようもないときは辞書を引きますが、最終的に広辞苑みたいのまで行かないと載っていないことが多いので、マニアックの極みなんじゃないかと思います。

〉学校で中高生が教わる日本語による世界史は、
〉日本の権威スジが規定した日本語訳語で教わることになっているとすると、
〉約100年ほど離れた2つの時代ではありますが、
〉英語名では同じ部分のことを、違う日本語で書いておくなんて、
〉どういう事情でそういう言い方にするのか、気になってきました。
〉闇の権力うずまく陰謀があるのかも…(ワクワクどきどき)

陰謀。そんな、猫にマタタビな危険な言葉を連発しないでください。こっちまで一緒に興奮して、手がつけられなくなります。

〉これ、日本語の新聞用語についても同様じゃありません?
〉どーもいつも気になってるんですけど、
〉「悪の枢軸」とか「ならずもの国家」とか「自爆テロ」とかいう言葉って、
〉日本語だけで読んでも、腑に落ちない気分なんです。
〉 (英語で読んだとしても、気持ちのいい言葉ではないだろうけど)
〉英語国の歴史は、小学生向けの易しい英語から読んでみたいですね。

悪の枢軸は、太平洋戦争(第二次世界大戦)の「連合国」「枢軸国」に関係がありそうですが、どう関係があるのかわかりませんね。歴史の教科書、押し入れにまだあっただろうか? そもそも、枢軸って日本語でもあまり見たことないですね。

〉ついこないだも、「デモクラシー」という英単語は、民主主義なのか、民主政なのか、どうなのだ、え、どうなんだ!?え?え?と詰め寄ってる人を見ました。
〉主義というなら、ナントカイズムじゃないとイカンだろう、といった話でしたが、
〉カタカナ語も増える一方で大変だし、
〉いったいどっちの日本語がいいのかわからなくなってしまいます。

どっちも違ったらどうしましょうね(注・テキトーに言ってます)。

〉そこでハタ!と思ったのは、
〉どっちの日本語がいいんだろう、なんて考えるのはやめて、
〉「デモクラシー」という言葉を、日本語を交えないで知る経路を、
〉自分の脳内フロンティア開拓するほうが重要だと感じました。
〉おっ、多読で脳内アメリカ史! 我が前頭葉は西部開拓真っ最中〜♪
〉来い来い、ゴールドラッシュ〜

〉え〜、失礼…。

〉つまり、コモンローなり法の支配なり「Democracy」といったよくわからない言葉に、
〉英米の子供さんたちは、いったい何歳頃、
〉どういう経緯、どういう本、どういう文章、どういう文脈、どういう場面で出会うんだろう?って思います。
〉こういう英語には、出会いの状況全体も含めて、全身で体感してみたいですね。
〉これぞ多読ならではです。(取ってつけた(笑))

 この言葉は最初にこの意味で出会って、そのあと学校でこういう科目のこういうところで使われているのに出会って。
 たかぽんが回避した万有引力は、私にとってはそういう話です。どうも、英語だと日常用語でやっているようで、専門用語で他では見ない言葉という日本の教科書より、ストンとわかるんじゃないかと、ちょっと思ったもので。

〉〉しかし、こういうことって、どの分野でもあるんだろうな、と思います。
〉〉日本語訳には頼れない、ってこと。
〉〉日本語訳では遅いということも多いでしょうね。

〉聞き捨てならないことが書いてあるので戻ってきました(笑)

〉これは間違いなくあります。世界史クラブでは問題山積です。
〉日本語の翻訳語が難しいうえ、
〉ところのこと、ところのもの、ところ、ところと、うるさくてしょーがありません。
〉昨今は新訳のおかげでだいぶ減りましたが、発行部数の少ない歴史本の場合はまだまだ。
〉明治維新からわずか150年しか使用されてない、
〉日本語としてこなれてない日本語がハードルになって、
〉2000年以上もの間、多くの人々を魅了してきた面白いはずの本が読まれないのです。
〉余計な日本語がベルリンの壁となって、有意の学生も挫折してしまいます。(自分)

? 2000年? 聖書ですか?
 ソクラテスの弁明(イエスとソクラテスってほぼ同時代でしたね)だったら、私は図書館で「筑摩文学大系」か何かの全集もので読みましたけど、赤川次郎か吉村達也かというぐらいわかりやすかったですよ。哲学の人はわかりやすく訳すんだなと早合点していたぐらいで(土屋賢二のエッセイとか)。

〉西欧哲学などけっこうフーテンの寅さんのセリフと同じこと言ってます。
〉 「俺がイモ食ったからってテメーのケツから屁が出るか〜」
〉これ、世界的名言だと思ってんです。至言です。箴言です、真言です。
〉イジワルな日本語訳のせいで、面白いものを図書館の塀の中に囲い込まないで欲しいと思います。
〉 (自分がハメられただけか…。あぁ、薔薇の名前…)

 哲学以外にも色々おありで? 

〉ディスクロージャーはディスインフォメーションという恐るべき見解もあります(カタカナ濫用の悪文見本(笑))
〉英語メディアが作る世界イメージというのはどうなのかといったことを考えれば、
〉英語だけを信用できるかどうかも十分に警戒が必要なところです。

〉ほんとは、シュリーマンのようになりたいんですが、到底無理そうなので、
〉英語以外の言語については、ネットなどを活用して、
〉複数の立場の意見を知るように心掛けてます。
〉にもかかわらず、英国発ミニメディア冊子を読めるようになるのがわたしの遠大な多読目標です!
〉中川先生というかたのご意見もぜひ拝聴いたしましょう。(図書館予約へGO!)←けち

シュリーマンいいですね。あとは、英語といえども非英語圏の人も書いているわけで、英語を仲介言語(今作った造語)として使用するという考え方にしてしまうのもいいかと。

〉〉というわけで、まぁ、古典を読もうなんて気になれたのも、多読のおかげです。(取ってつけたように・・・)

〉取ってつけるのは私も得意です(笑)。

 私も得意です。いつかたかぽんには「よし繋がりました」使われちゃいましたね。自分の名前を発見したときには、本当にびっくりしました。良かったらまた使ってやってください。
 でも、私が古典を読もうとしているのも多読のおかげ(もしくはせい)です。とりあえず、憲法を見てみよう。見るだけなら、英語力はいらないし……。


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