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お名前: ぴくりん http://pickring.cocolog-nifty.com/blog/
投稿日: 2006/9/11(23:24)
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たかぽんさん、こんにちは。ぴくりんと申します。
"たかぽん"さんは[url:kb:1092]で書きました:
〉〉で、本題に入りますが、ほら芸能人や、というよりスポーツ選手が海外移籍とかした時に見た感じ、外国語を話しますよね。
〉〉あれってどういう教育を受けているのでしょうか?
〉〉不思議だ・・・。
〉そういえばそうですねぇ・・・。
〉中田とかイタリア語ベラベラですしねぇ。(イタリア語わからないので何とも言えないですが。)
〉やっぱり、個人レッスンとか、お金かけてるんですかねぇ。
〉イチローは確か、こみいった会話は無理とか言ってたと思います。
〉長谷川はインタビューにも流れよく答えてましたね。
シアトルマリナーズなどでセットアッパー/クローザーとして活躍した長谷川滋利氏の著書「メジャーリーグで覚えた僕の英語勉強法」(幻冬舎)が手元にありましたので、ちょっとご紹介します。
長谷川氏は野茂投手がドジャースに入団する前から、メジャーのマウンドに立つことを目標に、英語の勉強をしていたそうです。例えば、オリックス時代には移動中にヘッドホンで英語の勉強をしていて、チームメートに「今さら何してんねん」などと言われたこともあるそうです。
また、先日引退を表明したサッカー元日本代表の中田英寿氏についても、高校時代からイタリア語の勉強をしていたというのをどこかで聞いたことがあります。彼もその時から、自分は海外で成功するんだという強い意志があったのではないでしょうか。
このようなことから考えると、やはり明確な目的があって、それに対して語学力が必要であると認識しており、チームの移動中に他のチームメイトが喋ってたり寝てたりするのをよそに、自分の目標に向かって(チームメイトから見たら、少し「浮いている」くらいに)黙々と頑張っているタイプが成功するのではないでしょうか。
ちなみに、野茂投手はアメリカ生活が長く、日常会話には支障が無いように思われますが、インタビューは必ず通訳を通していたようです。これは「プロとして発言するときに、言葉の行き違いによる誤解は極力避けなければならない」という信念のもとに、そのようにしていたようですね。
あと異色なところでは、K-1の角田師範はブルース・リーか誰かの大ファンで、映画を何度も何度も見て、台詞の一字一句が脳裏に焼きつくまで真似したことで、英語ペラペラになったそうです。「シャドーイングの鬼」ですね。
女性アスリートに目を向けて見ると、ゴルフの宮里藍選手や、卓球の福原愛選手なんかは、現地リポーターと現地の言葉で割とスラスラやりとりをしているように見えます。また、アスリートやタレント、政治家なんかを見ても「語学堪能」と言われる方は女性の方が多いような気がします。"Why Men Don't Listen and Women Can't Read Maps"には「女性の脳のはたらきは、総じて男性のそれよりも外国語の習得に適している(もちろん、個人差もあり、努力により誰でも上達可能であるが)」という説明がありましたが、そういうところが影響しているのかもしれませんね。もちろん、上記の人々が語学の習得に費やした時間や労力を定量的に比較したわけではないので、推測にすぎませんが。
〉何か特効「クスリ」はあるのでしょうかねぇ。
長谷川氏はアウトプットの重要性を説いていますね。例えば「小説は新しい表現を学ぶ教材として読む(もちろん楽しみながら)。そして覚えた表現は実際に自分で使ってみる」ということを実践しているようです。つまり、インプットをするのはアウトプットをするためであり、それを意識すれば効果があるということなのでしょうね。
でも、日本で日本人に囲まれて生活していると、なかなか難しいですよねぇ…。
それでは、Happy Reading!!
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