[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/11/24(13:52)]
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お名前: KYO
投稿日: 2004/1/16(12:38)
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こちらの掲示板では初めてです。KYOと言います。以下自動改行でちょっと読みづらいと思いますが。自分なりに気づいたこと(自分としては大発見)を書かせてください。
タドキストの広場のほうに「LかRか—多読 VS 音読+多聴」とタイトルで書込みをして、自分は、「中3のときラジオの英会話番組のテキストを何度も音読するという方法で英語回路を作った。音読を始めて3ヶ月ほど経って、試験で始めてみる英文が英語のままで意味がとれてるようになった。その後、30代に入って英語をやり直したときには、リスニングを中心にやった。英語の音への慣れはすでにある程度あったので、足りなかった語彙を単語集で補いながら多量の英語をinputした。1日3時間以上を2年弱ぐらい聞き、比較的短期間で英語力を伸ばせた」といった趣旨のことを書き、ちんげん斎さん、杏樹さん、みちるさん、ポロンさん、酒井先生からレスをいただきました。
杏樹さんがレスの中で、カタカナ英語撲滅は本当に大変である、「英語の音をほとんど聞いたことのない人には、まず英語を見てカタカナ発音が浮かぶのを取り除くことから始めないといけない」と書いてくださったのを読み、さらにこの掲示板のログも斜め読みでところどころ読んで、カタカナ英語に悩んでいる人が多いのにビックリしました。
実は自分の場合は、このカタカナ英語に悩んだことがなかったんです。以前ある英語学習者の人から「英語の音と文字を聞いても結びつけられない。文字で書いてあるように言ってるように聞こえない」と言われて、「ええっ、そういう人もいるんだ。それだとリスニングをしましょうって勧めても無理だろうなあ」とビックリしたことがあります。でもそういう人がたくさんいるんだというのは杏樹さんに言われるまでちゃんとわかっていなかったです。
で、考えました、一生懸命に。どうして私はカタカナ英語を身につけずにすんだのだろうか?
どうして私はカタカナ英語を身につけずにすんだのだろうか?——これは生来私の聴覚が鋭くない、特に音の聞き分けが苦手であること(和音が聞分けられません)、そして文字に書かれてあるものを音声化することが非常に苦手だということが逆に幸いしたのだと思います。
普通の人は、たぶん初出の英単語を見てだいたい発音ができるでしょう? ローマ字的に音を繋げていって、ちょっと違っていてもだいたいはなんとかなる。でも私の場合は、animalと書いてあるのを見て、a-ni-malと分けて[アニマル]と発音を思い受けべることができない、無理にやってもすごく時間がかかるし、その音を覚えることもなかなかできなかったんです。(実は今でもそうです、英語の音を入力しないと定着しないというか、そもそもちゃんと発音できない)
中3で音読をやるまでは、英語の音も綴りもすごく覚えられませんでした。だからかえって日本語的な音つまりカタカ英語と綴りがあんまり結びついていなかったんです。(当然中2まで英語はあまり得意じゃなかったです)多くの単語は、中3で音読をやったときに初めて、「animalという綴り→animalという英語音」という直接的な結びつき方をしたんです。しかもa-ni-malとバラバラにした音節の集合ではなく、animalという音がまるごとポンとはいっています。この時の音読では、ラジオで聞くネイティブスピーカのいう英語の音はとても新鮮で耳にやきつく感じで、まねをして言うのもすごく楽しいというか、気持ちがよかったです。
音読以外にも、中3の1年間はテレビの英会話番組を毎日30分視聴したり、あとセサミストリートも結構見ててました。テレビの英会話番組の初級は楽しかったけれど、中級のインタビュー番組とかはさっぱりわからず、それでも朝早起きをして聞いていると大概中途で寝てました。セサミストリートもそんなにわかってたはずないんです。でもわからなくてもなんだか楽しくて見続けていました。学校の授業で英語をやっているだけの子たちに較べればたぶんネイティブの英語に接した時間はかなり多かったと思います。
ですから音読3ヶ月で英語を英語のままで理解する回路ができただけでなく、音の面でも英語の音を一応は聞ける耳になってたんですね。(一応っていうのはその後まだリスニングについては2回大変化があるので、これについても後日書かせてください)だから高校に入って学校英語に浸かっても、英語の核になる部分ができていたので、その害をもろ被らなくてすんだのです。
高校ではホームリーダを結構読まされたんですが、パラパラっと読むとだいたい意味がわかる、でも辞書とか引かないでおおよその意味がわかるというのは「手抜き」なんだと思ってました。ちゃんと辞書を引いて訳も考えたりして「お勉強」もしました。日常の英会話は中3の時やったようにすればいいけど、高校でやってるのは「高等な」英語でたぶんやり方が違うんだろうなあって思ってたんですね。でも私の場合は被害をもろ被ってないです。レベルにあっていないとか問題はあって理想な形からはずれているけれど、文法も訳読で読んだ英語も一応は英語のinputになってるはずです。
酒井先生が『どうして英語がつかえない?』で学校英語の弊害を書いていらっしゃるのを読んだとき、確かそうだなと思ったんですが、でもそういうことって、もうみんなわかってるんじゃないかなあと思っていました。自分は、英語回路ができていたから訳読法の害からも身を守れたし、英語の音やリズム・イントネーションも一応はできていてカタカナ英語にもならなかった。その害を被って英語嫌いになったり英語ができなくなっている人がどんなこと困難を感じているのか少しもわかっていなかったのでした! 自分が無自覚になんとなくできるようになっていたので、そのことの重要性に気づいていなかったのです。つまり、
英語教師として、学習者の人が何ができないのか、何に悩んでいるのか少しもわかっていなかった!!
これに今さら気づいて、今愕然としています。これまで学習者の人にどうやったらいいかアドバイスとか結構してきたんですが、英語の音になじみのない、英語回路のできていない人にリスニングをたくさんしましょうなんて的外れなことを言ってたんじゃないだろうか。その挙句その人が真に受けて実行して挫折したりして——、ああ、ごめんなさい、と心の中でお詫びしてます。
こう考えてくると、カタカナ英語を身につけた大人がそれを「洗いすすぎ」する方法はよくわからなくても、これから英語をやる子供たちをカタカナ英語や訳読の弊害から守る処方箋は書けると思います。
1. 英語の音になじませて、英語の音を聞きとれる耳を作る
2. 英語を英語のままで理解する回路を作る
もうすでにSSS多読による経験や具体的なやり方がちゃんと積み上げられているので、これは十分可能なはずです。学校英語に触れてしまう以前に、子供たちに、最初はORTなどを使って読み聞かせたりCDの音を聞かせたりして、英語の生の音に十分なじませながら、SSS多読をすすめていけばいいんです。そうすれば英語を聞き取る耳も英語回路もできる。そしてこの二つがちゃんとできていれば、学校英語の弊害からはちゃんと身を守れます。最低でも英語嫌いにはならないし、さらに本人が自覚的にinputを積めば英語が得意になるはずです。この方法なら、英語が苦手な親でも可能です。多読本をそろえるお金と最初に子供を誘う手間はかかるかもしれませんが、中学生になって塾にお金を払うことを考えればコスト的にもぜったいこちらのほうが有利です。
酒井先生が最近児童英語に熱心でいらっしゃるのは、学校英語に触れる前に子供たちに核となるような英語の基礎力をつけたいと思っていらっしゃるからではありませんか? もうこういうお話はすでにでているのかもしれませんね。そうだったらごめんなさい。でも自分にとっては大発見で、英語教師としては自分の至らなさを思い知ったものすごい気づきなのです。
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お名前: YY
投稿日: 2004/1/16(15:07)
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こんにちは。YYです。KYOさんの書き込みにまたまた感動です。
"KYO"さんは[url:kb:992]で書きました:
〉こう考えてくると、カタカナ英語を身につけた大人がそれを「洗いすすぎ」する方法はよくわからなくても、これから英語をやる子供たちをカタカナ英語や訳読の弊害から守る処方箋は書けると思います。
〉 1. 英語の音になじませて、英語の音を聞きとれる耳を作る
〉 2. 英語を英語のままで理解する回路を作る
本当にそう思います。実は、私は仕事で1年間アメリカに住んでいたことがあるのですが、現地でESL(non-nativeのための英語教室)に通っていました。その時同じクラスだったブラジル人の女の人(20台半ば)が、すっごくキレイな発音で流暢にしゃべっていたので褒めたら、
「2年前にアメリカに来た時は、Thank youしか言えなかったの。」
と言われました。
で、”何もすりこみのない状態で生の英語を流し込めば、たとえ何歳から始めても、こーなるんだ!”と思いました。
では、またいろいろためになる話を聞かせてください。
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YYさん、レスをありがとうございます!
〉本当にそう思います。実は、私は仕事で1年間アメリカに住んでいたことがあるのですが、現地でESL(non-nativeのための英語教室)に通っていました。
それなら、きっともうずいぶん英語はおできになるんじゃないですか!
ちなみに私の英語は全てmade in Japan です。留学も海外で生活したこともないんです。
〉「2年前にアメリカに来た時は、Thank youしか言えなかったの。」
〉と言われました。
〉で、”何もすりこみのない状態で生の英語を流し込めば、たとえ何歳から始めても、こーなるんだ!”と思いました。
大人が何も刷り込みがないって言うのはきっと難しいですよね。
ブラジル人の人のほうが日本人よりは、英語が聞き取りやすい耳になってるのではと思います。
日本語と英語って音的にはなんだか両極端のような気がします。
あまりにも日本語は音韻が単純ですよね。これを嘆いても仕方がありませんが。
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お名前: AMINO
投稿日: 2004/1/16(21:18)
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AMINOといいます。
KYOさんはお忘れでしょうがタドキスト大会の懇親会で少しお話しました。
(あの時は多くの人と初対面でほんと大変でした)
私の知り合いのleomamaさんという方が本で見たお写真を覚えていらっしゃって
KYOさんですか?と話しかけられました。(あの時は本名orペンネーム)
上のYYさんとおなじくKYOさんの書き込みにとても感動しました。
私などはたいした英語学習歴は持ってないのですがそれでもばくぜんと
英語教育の矛盾とか弊害とかを感じていました。
それをスコーンと見事に代弁していただけました。
またいつかお考えを教えてください。
それと投稿はタドキストの広場あたりでどうでしょう
(出来れば多くの人に読んでもらいたいなあ)
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AMINOさん、レスをありがとうございます!
〉KYOさんはお忘れでしょうがタドキスト大会の懇親会で少しお話しました。
〉(あの時は多くの人と初対面でほんと大変でした)
お会いした方のお顔は全部おぼえていると思うのですが、お名前と顔が一致しません。
AMINOさん、leomamaさん、たぶんあの方だろうと今お顔を思い浮かべています。
あの時は掲示板にも書いてなくて、とても心細くて、
タドキストでもない飛び入りの私と話をしてくださった方々にはすごく感謝してます。
本当にありがとうございました。
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お名前: 杏樹
投稿日: 2004/1/17(00:48)
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KYOさん、こんにちは。
投稿興味深く読ませていただきました。
〉英語教師として、学習者の人が何ができないのか、何に悩んでいるのか少しもわかっていなかった!!
これに気がついてよかったですね。
だいたい、先生と言うものは、その科目ができるから、好きだから先生になれるんですね。だから「できない」人のことがわからないということは、往々にしてあります。
KYOさんは本当に英語が好きなんだと思います。基礎英語や英会話番組でしっかり勉強していたんですから。テレビやラジオの語学講座は、4月号のテキストだけ買ってあとは挫折する、が一般常識ですから。私もセサミストリートを見たことがありますが、わからないのでぜんぜんおもしろくなくてすぐやめました。興味を持たない人、できない人に教えるのはとても難しいと思います。
〉こう考えてくると、カタカナ英語を身につけた大人がそれを「洗いすすぎ」する方法はよくわからなくても、これから英語をやる子供たちをカタカナ英語や訳読の弊害から守る処方箋は書けると思います。
〉 1. 英語の音になじませて、英語の音を聞きとれる耳を作る
〉 2. 英語を英語のままで理解する回路を作る
〉もうすでにSSS多読による経験や具体的なやり方がちゃんと積み上げられているので、これは十分可能なはずです。学校英語に触れてしまう以前に、子供たちに、最初はORTなどを使って読み聞かせたりCDの音を聞かせたりして、英語の生の音に十分なじませながら、SSS多読をすすめていけばいいんです。そうすれば英語を聞き取る耳も英語回路もできる。そしてこの二つがちゃんとできていれば、学校英語の弊害からはちゃんと身を守れます。最低でも英語嫌いにはならないし、さらに本人が自覚的にinputを積めば英語が得意になるはずです。この方法なら、英語が苦手な親でも可能です。多読本をそろえるお金と最初に子供を誘う手間はかかるかもしれませんが、中学生になって塾にお金を払うことを考えればコスト的にもぜったいこちらのほうが有利です。
そうですね。やはり音の蓄積を作らないと。
私の場合は、「イベントの広場」の方に書いたことですが、中学の時に行った塾で教えてもらったことが有効でした。発音記号の読み方をきちんと習ったこと、子音のみの音があるなど、日本語の音と全く違うこと。ですから私は発音記号に従って読むようにしていました。中学の教科書には新出単語には発音記号がついてましたから。中学生以上になると、単に音を聞くだけでなく理論、理屈を知ると理解を進める助けにもなると思います。
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お名前: KYO
投稿日: 2004/1/17(05:46)
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杏樹さん、レスをありがとうございます!
杏樹さんが書いてくださったことで、私はホントに大事なことに気づくことができました。杏樹さんは私の大恩人です。ありがとう、ほんとうにありがとう!
〉これに気がついてよかったですね。
〉だいたい、先生と言うものは、その科目ができるから、好きだから先生になれるんですね。だから「できない」人のことがわからないということは、往々にしてあります。
昨日、英語教師をしている友人が帰省して久しぶりにあったんですが(彼女も英検1級とか持っていて翻訳等もやる人です)
私が英語回路とカタカナ英語の話をしたら、彼女も「そういうのでは私は悩んだことなかったなあ」って言ってました。
そうなんです。英語が好きで英語教師になった人の大半は英語が苦手な人の悩みがわかってないんですよ。
〉そうですね。やはり音の蓄積を作らないと。
〉私の場合は、「イベントの広場」の方に書いたことですが、中学の時に行った塾で教えてもらったことが有効でした。
それはとってもうらやましいことです。発音記号をちゃんと教えられる人、
つまり英語の母音子音の作り方がわかっていて自分でも発音し分けられる人は、
英語教師でもそんなに多くないように思います。
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お名前: 杏樹
投稿日: 2004/1/17(23:09)
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KYOさん、こんにちは。
〉杏樹さん、レスをありがとうございます!
〉杏樹さんが書いてくださったことで、私はホントに大事なことに気づくことができました。杏樹さんは私の大恩人です。ありがとう、ほんとうにありがとう!
こんなに言われると恐縮してしまって恐れ多いです。今読み返してみると、なんかエラそうで失礼だったかなーと反省しております。下のリスニングの大変化も読みました。こんなすごい方だったんだと驚きました。
多読と言うのは、英語学習に挫折した人、英語が苦手な人がたどり着いた最後の砦のようなものです。今までも「多読」を勧める先生はいましたが、その薦める本と言うのが英語難民にはとても読めないものでした。英語ができる人にはそんな本はきっと本当に簡単でやさしいんでしょう。そのあたりからも、英語の先生と英語ができない人の間には深い溝があることがわかります。ですから多読を始めてからは特に今までの英語教育ってまずかったなあと思いますし、変わっていって欲しいと思うんです。
〉それはとってもうらやましいことです。発音記号をちゃんと教えられる人、
〉つまり英語の母音子音の作り方がわかっていて自分でも発音し分けられる人は、
〉英語教師でもそんなに多くないように思います。
そうなんですか。発音記号といっても、私もそれほど勉強が熱心だったわけではなくて完璧に覚えたわけではありません。ただ、日本語はかなで表記しますので、子音+母音という組み合わせがあるとか、子音のみの音があることがわかりません。それを知るだけでも発音に対する理解が大きく深まったと思います。その後フランス語と中国語を習った時も、カタカナに頼らないで発音を習得しようと言う心がけを作るのに役立ったと思います。中国語はローマ字による表記法が定まっていますし、フランス語もつづりと発音が対応しますので、英語よりもずっと発音の仕組みがわかりやすかったです。
それで、KYOさんにはとても比べ物にはなりませんが、私も英語の発音がある程度わかって、通じる程度には発音できると思っていました。かなり低レベルの「通じる」ですけれど。(そもそもたいした内容がしゃべれない)。しかし英語が聞き取れるようになりたいと思ってヒアリングの教材を集めてヒアリングをしてみると、どれだけできていなかったかが良くわかりました。英語の発音は本当に難しいと思います。
ところで、私はちんげん斎さんが「カタカナ英語の壁その3.(中級編)」で書いていることと逆現象です。ちゃんとした英語を組み立てることができないので、フォーマルな会話はできません。そのかわり知ってる言葉を寄せ集めてムチャクチャしゃべって無理矢理通じさせる、のなら少々。海外旅行でそういうことをやってきました。ムチャクチャしゃべっているので、自分でも何を言ったのか、なぜ通じたのかわからないままだったり。フォーマルな会話ができるのにくだけた会話ができないということは、日本人はしゃべろうとする意志にも問題があるのではないでしょうか。
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1007. Re: カタカナ英語から身を守るには(ちゃうねん、杏樹さん)
お名前: ちんげん斎
投稿日: 2004/1/18(00:12)
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杏樹さん、
なんか、わたしが言いたくて変な方向に走ってしまったところを
きっちり説明してもらったと言う感じです。
ありがとう。
〉ところで、私はちんげん斎さんが「カタカナ英語の壁その3.(中級編)」で書いていることと逆現象です。ちゃんとした英語を組み立てることができないので、フォーマルな会話はできません。そのかわり知ってる言葉を寄せ集めてムチャクチャしゃべって無理矢理通じさせる、のなら少々。海外旅行でそういうことをやってきました。ムチャクチャしゃべっているので、自分でも何を言ったのか、なぜ通じたのかわからないままだったり。フォーマルな会話ができるのにくだけた会話ができないということは、日本人はしゃべろうとする意志にも問題があるのではないでしょうか。
ちゃうねん。ちゃうねん。
それは、リスニングのことだけやねん。
きちんと喋ってくれないとわからへん云うことやねん。
しゃべるほうは、キッチリ話そうとするとこのレベルでは
かえって喋れへんようになると思うで。
わしも、話す方はテリブルなもんよ。最初の質問だけ、ちとましなだけで。
こないだ海外でバスツアーに電話で申し込んだときも
最初は、「Would you 〜?」とか言うとるけど、ちょっと話が込み入ってくると
「We are three!、Three person is OK? or Not OK?」とか
もう酷いもんよ。
でも中級レベルやったら、単語並べるだけとか、
あうあう言いながら手を振り回すほうが通じるときは通じるねん。
もちろんカタカナ英語でも!
イザと言うとき、そこまで自分を落とせる方が実際には強いねん。
と思います。
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杏樹さん、レスをありがとうございます!
〉多読と言うのは、英語学習に挫折した人、英語が苦手な人がたどり着いた最後の砦のようなものです。今までも「多読」を勧める先生はいましたが、その薦める本と言うのが英語難民にはとても読めないものでした。英語ができる人にはそんな本はきっと本当に簡単でやさしいんでしょう。そのあたりからも、英語の先生と英語ができない人の間には深い溝があることがわかります。ですから多読を始めてからは特に今までの英語教育ってまずかったなあと思いますし、変わっていって欲しいと思うんです。
ほんとにその通り! だから私は英語の先生たちにSSSを知って欲しいです。真摯に生徒や学生が伸びることを考えてる先生だったら、SSSのすごさに気づくはずだと思います。私が酒井先生の書かれたご本を読んで一番感動したのは、「多読を始めて学生が伸びるということを初めて経験した」と書かれていた部分(文はそのままじゃないです)で、ものすごくうらやましかったです。
〉ところで、私はちんげん斎さんが「カタカナ英語の壁その3.(中級編)」で書いていることと逆現象です。ちゃんとした英語を組み立てることができないので、フォーマルな会話はできません。そのかわり知ってる言葉を寄せ集めてムチャクチャしゃべって無理矢理通じさせる、のなら少々。海外旅行でそういうことをやってきました。ムチャクチャしゃべっているので、自分でも何を言ったのか、なぜ通じたのかわからないままだったり。フォーマルな会話ができるのにくだけた会話ができないということは、日本人はしゃべろうとする意志にも問題があるのではないでしょうか。
これはちんげん斎さん自身も書いてらっしゃるけど、ネイティブが内輪で話してるときってわからないと言うことだと思います。通訳とかやっていて、会議ではちゃんと話しているのは何とかわかっても(わからないと仕事にならんのですが)ごはんとか食べるときにラフに英語ネイティブ同士が会話してるのはわからないというか、わかるようにしゃべってくれてないんで、できるだけ私は聞かないようにします。クライアントさんが何言ってるの?って聞いても、「さあ」とか曖昧に答えて。だって、通訳やるときはすごく集中しないと聞けないんですよ、無駄などうでもいい会話を聞いたらその分集中力がもったいない。「夫のジョンが新しい車を買ってね……」とか「ホテルに帰ったらシャツにアイロン掛けなきゃ」とかわからなくていいことですもん。
英語ネイティブが日本語ネイティブに話しかけるときはあっちの側にも「わかってもらえてるかな」っていう緊張があります。英語をしゃべってるときは、あっちのほうがネイティブなんですから、彼らがわが易しくゆっくり表現を選んで話せばいいんです。話さないときは、「そういうふうに話せよ」とこっちから要求する。(それは英語でいえるようにしておきます)「ネイティブスピーカーのほうが、そういう言い方のコントロールは巧みにできるんだから、当たり前でしょ。そっちが気づかってね」と今は思います。乏しい通訳体験で得た知恵ですかね。日本語のノンネイティブと日本語で話すときは、わかりやすい言い方になってるかなって自分でも気を使ってます。
杏樹さんは、いろんな言語をやってらして、ホントにすごいですよね!外国語と言うものを相対化してみられて、やっぱりいろんな見方ができるんじゃないかとうらやましいです。私もいつか中国語をやりたいと思ってたんですが、大好きだったレスリー・チャン(彼の口から聞く広東語がわかりたかった)が去年のエイプリルフールに飛び降り自殺したので、ちょっとめげてます。ではでは。
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996. Re: カタカナ英語から身を守るには(初心者、中級者の悩み:音声ファイル付き)
お名前: ちんげん斎
投稿日: 2004/1/17(04:29)
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KYOさん、こんばんは。
〉こちらの掲示板では初めてです。KYOと言います。以下自動改行でちょっと読みづらいと思いますが。自分なりに気づいたこと(自分としては大発見)を書かせてください。
たいへん興味深く拝見しました。
杏樹さんが中学校で発音記号を覚えて
カタカナ英語に染まらなかったというのも驚きでしたが、
KYOさんのご経験はもっと驚きです。
深いものがあると思いますので、もいちど自分なりにカタカナ英語の害を考えました。
〉実は自分の場合は、このカタカナ英語に悩んだことがなかったんです。以前ある英語学習者の人から「英語の音と文字を聞いても結びつけられない。文字で書いてあるように言ってるように聞こえない」と言われて、「ええっ、そういう人もいるんだ。それだとリスニングをしましょうって勧めても無理だろうなあ」とビックリしたことがあります。でもそういう人がたくさんいるんだというのは杏樹さんに言われるまでちゃんとわかっていなかったです。
えええええっー!!!
それでビックリします? それって日本人の大半がそうじゃないでしょうか。
カタカナ英語の壁その1.(初心者編)
文字で書いてある(or学校で習った)ように言ってるように聞こえない。
→リスニングしてもしっくりこない(聞きとれない)。
→海外に行きお店でコーヒー、カプチーノと日本語発音で注文しても通じない(違うものが出てくる)
→外人が何か言ってるけどわからない。
(TOEICならリスニングセクションが150〜250点くらいのレベル)
以下に、カタカナなら誰でも知っているけど、そうは聞こえない例を3つ音声ファイルへのリンクで示します。クリックすれば音が出ると思いますので初心者の人は聞き取りに挑戦してみてください。
1.[url:http://dictionary.goo.ne.jp/voice/t/00090433.wav]
2.[url:http://dictionary.goo.ne.jp/voice/c/02020712.wav]
3.[url:http://dictionary.goo.ne.jp/voice/i/01020907.wav]
普通の日本人には、
1.トノ、あるいはタノ
2.コボ、あるいはコボット
3.イズリオ、あるいはイズリアル
と聞こえて、なんのことかさっぱりわからないのではないでしょうか。
この3つとも判るひとは、相当聞き込んだ人じゃないですかね。
カタカナで書くと誰でもわかる単語なんですけど。
私自身、アメリカ人との会話で2と3が判らなかった経験あり。
〉普通の人は、たぶん初出の英単語を見てだいたい発音ができるでしょう? ローマ字的に音を繋げていって、ちょっと違っていてもだいたいはなんとかなる。でも私の場合は、animalと書いてあるのを見て、a-ni-malと分けて[アニマル]と発音を思い受けべることができない、無理にやってもすごく時間がかかるし、その音を覚えることもなかなかできなかったんです。(実は今でもそうです、英語の音を入力しないと定着しないというか、そもそもちゃんと発音できない)
このローマ字的に音をつなげていくというのが諸悪の根元の様に思います。
(ヘボンさんですかね、もうA級戦犯ものです。)
カタカナ英語の壁その2.(初、中級編)
ローマ字的発音が刷り込まれてしまう。
「animal」をローマ字的に、ア・ニ・マ・ゥ、あるいはア・ニ・マ・ルと読んでそう頭に刷り込まれてしまう。
自分が音読するときも、「アニマル」と読んでしまう。(アクセントは若干英語アクセント)
リスニング素材でネイティブが発音しているのを聞いても、耳には「アニマゥ」あるいは「ェアニマゥ」(アクセントは英語アクセント)と聞こえる。
その他の例)Playが、プ・レ(但しL音)・イと3音節(もしくは2.5音節)に聞こえる。
→正しく聞き取れていないが、慣れでカバーするのでリスニング素材は聞き取れる
→英会話学校の先生や日本人慣れした人の話すのは理解できるが映画は聞き取れない
→この段階で実害は少ない。自分の話せる限りではネイティブにもかなり通じる。
→でも以外に簡単な単語が通じなかったりすることがある。
→シャドウイングしても、変化がない。リスニングが思うように上達しない。
(TOEICでいうなら、リスニングセクション200〜400点くらい)
ずっと昔の話で恐縮ですが、
バドワイザーのCMで3匹のカエルがウェーブしながら、一匹ずつ
bud、weis、er と叫んでいたのを覚えているでしょうか。
わたしの妻がCMに合わせて「バド・ワイ・ザー」とよく言ってたのを覚えています。
なにかおかしいか?ですって。
CMを真似してるならカタカナ発音にしても「バド・ワイズ・アー」か
「バド・ワイズ・ー」になるはずですよね。
耳からは、bud、weis、er と入っていても、カタカナで認識してるので
無意識のうちに区切り方を変えちゃってる例だと思います。
〉ですから音読3ヶ月で英語を英語のままで理解する回路ができただけでなく、音の面でも英語の音を一応は聞ける耳になってたんですね。(一応っていうのはその後まだリスニングについては2回大変化があるので、これについても後日書かせてください)だから高校に入って学校英語に浸かっても、英語の核になる部分ができていたので、その害をもろ被らなくてすんだのです。
どうやって、この2回の大変化を獲得したか
それでどう変わったのかを是非聞いてみたいです。
さて、カタカナ英語の壁も中級編までやってきました。
中級まで来るとbourbon(バーボン)とかserver(サーバー)など
なぜ通じないのかさえよく判らない手強い単語はありますが
話して通じないことは、かなり少なくなります。
悩みは主にリスニングに絞られてきます。
ところが世の中には、いろいろな人が居て、
バリバリのカタカナ英語を話していながら
この壁にぶちあたってない(のか超えてしまった様にみえる)人がいます。
私自身このレベルに留まっていることもあり、
この壁は、ホントにカタカナ英語だけが原因なのかどうか
正直なところよく判りません。
この壁を超えた人の話を聞いてみたいです。
カタカナ英語の壁その3.(中級編)
初心者の人から発音がうまいと思われることもあるが、
例えば、ファームと覚えているのでfirmとfarmの区別ができないなど
自分の発音が良くないことは知っている。
子音は割合マスターしたつもりだが母音がよくわからない。
→フォーマルな会議や発表なら理解できるが、フランクなミーティングは理解度が極端に落ちる。
→仕事の間は良いが、仕事を終えて食事やパーティになると話題についていけない。
→映画は日本語字幕があれば、かなりの部分が聞き取れるが、字幕が無くなるととたんに聞き取れなくなる。
→映画など普通の発音とリスニング素材で同じ単語でも音が全然違うと感じる。
→ホームランセキュリティと聞いてHomeland Sequrityのこととわからなかった。
→文章を書くと綴りの間違いが多い。
→もうこれ以上リスニングが伸びないんじゃないかと思っている。
(TOEICでいうなら、リスニング400〜???点くらいのレベル)
〉英語教師として、学習者の人が何ができないのか、何に悩んでいるのか少しもわかっていなかった!!
上記はわたしの経験ですが、
同じ様なコースをたどっている人は多いのじゃないでしょうか。
〉これに今さら気づいて、今愕然としています。これまで学習者の人にどうやったらいいかアドバイスとか結構してきたんですが、英語の音になじみのない、英語回路のできていない人にリスニングをたくさんしましょうなんて的外れなことを言ってたんじゃないだろうか。その挙句その人が真に受けて実行して挫折したりして——、ああ、ごめんなさい、と心の中でお詫びしてます。
〉こう考えてくると、カタカナ英語を身につけた大人がそれを「洗いすすぎ」する方法はよくわからなくても、これから英語をやる子供たちをカタカナ英語や訳読の弊害から守る処方箋は書けると思います。
〉 1. 英語の音になじませて、英語の音を聞きとれる耳を作る
〉 2. 英語を英語のままで理解する回路を作る
1.については子供といえど油断はできないなぁと感じています。
こちんげんは4歳にして、既にカタカナ音の危険があります。
彼は、もう日本語式の音しか言語として認識できないようです。
こ「おとーさん、英語でトラってなんていうの?」
ち「Tiger!」
こ(聞き取れない)「?」
ち「Tiger!」
こ(再び聞き取れない)「ねぇ、なんていうの?」
ち「Ti・、Ger!」
こ(やっぱり聞き取れない)「ちがうで」
こ「英語でトラは、タイガーやで。」
ち「英語では、Tiger!」
こ「ちがうで、タイガーやで」
あと「ビーストウォーズ」というアニメが大好きで
ずっと副音声の英語で聞かせるという実験をしています。
別に言葉が判らなくても楽しんでいるのがさすが子供なんですが、
キャラクターが変身の時に、「Maximize!」と叫ぶのを覚えたのを聞いていると
「まくとまいず」と完璧にひらがなで叫んでいます。
親子してカタカナ英語に侵されやすい血でも流れているんでしょうか。
つらつらと思いつくまま書いてみました。
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1000. Re: カタカナ英語から身を守るには(初心者、中級者の悩み:音声ファイル付き)
お名前: KYO
投稿日: 2004/1/17(06:11)
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ちんげん斎さん、レスをありがとうございます!
タドキストの広場のレスもありがとうございました。
今度は消されないうちにと思って慌てて書き込んでいます。
でも今回のレスは深いですよね、何せ音声ファイル付き。
いっぺんではちゃんと私のレスも書けないので、ちょっと分けて書きます。
〉えええええっー!!!
〉それでビックリします? それって日本人の大半がそうじゃないでしょうか。
ちんげん斎さんは、「カタカナ英語」を日本人の英語の発音の問題全般について述べるのに使っていらっしゃるのですね。
私の発言では、「カタカナ英語」はローマ字読み、
特に子音の後に母音がついてしまうなど、割と初級の悩みを指しています。
日本人が英語が聞き取れない、発音もできないというのは、それはもう日本人の大半の悩みですよね。
以下の壁その1〜2については、ちゃんとまとめて書きたいのでこのレスではスキップします。
〉1.[url:http://dictionary.goo.ne.jp/voice/t/00090433.wav]
〉2.[url:http://dictionary.goo.ne.jp/voice/c/02020712.wav]
〉3.[url:http://dictionary.goo.ne.jp/voice/i/01020907.wav]
聞きました。わかったと思います。2がわかりずらかったです。
ちんげん斎さんは理系の方ですよね、きっと。お仕事は技術系?
文系の人間はこういう単語をあまり聞きません。
だからたぶんアレだろうと思いましたが、自分の持っている辞書の音声で確認しました。
〉(ヘボンさんですかね、もうA級戦犯ものです。)
ヘボンさんは、悪くないと思うんですよ。
ヘボンさんは日本人のためにローマ字を作ったんじゃなくて、
日本人じゃない人が日本語を発音できるようにとローマ字を作ったんだと思います。
日本語の音をアルファベットの文字で表したものを日本人が習うこと自体が
もしかしたらすごくまずいのかもしれません。
〉どうやって、この2回の大変化を獲得したか
〉それでどう変わったのかを是非聞いてみたいです。
昨日書いてみていたんですが、皆さんにわかってもらうように書くのが難しくて。ちょっと挫折してますが、今日またトライします。
〉上記はわたしの経験ですが、
〉同じ様なコースをたどっている人は多いのじゃないでしょうか。
すごく参考になりました。ものすごくよく考えてらっしゃるんですね!
〉1.については子供といえど油断はできないなぁと感じています。
〉親子してカタカナ英語に侵されやすい血でも流れているんでしょうか。
これは日本人の耳になるのは、生後1年ぐらいらしいんで(後で詳しく書きます)お子さんの反応はむしろ当然のことだと思います。
とりあえず今はここで終わり。またあらためて書きます。とりいそぎ。
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1004. Re: カタカナ英語から身を守るには(正解です!)
お名前: ちんげん斎
投稿日: 2004/1/17(22:34)
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KYOさん、レス早!
〉ちんげん斎さんは、「カタカナ英語」を日本人の英語の発音の問題全般について
述べるのに使っていらっしゃるのですね。
一言にカタカナ英語といっても、いろんなアスペクトがあると思うので、
レベル別に3つに分けたつもりですが、なかなかまとまらないものです。
〉私の発言では、「カタカナ英語」はローマ字読み、
〉特に子音の後に母音がついてしまうなど、割と初級の悩みを指しています。
〉日本人が英語が聞き取れない、発音もできないというのは、それはもう日本人の大半の悩みですよね。
〉以下の壁その1〜2については、ちゃんとまとめて書きたいのでこのレスではスキップします。
ご意見楽しみにしております。
〉〉1.[url:http://dictionary.goo.ne.jp/voice/t/00090433.wav]
〉〉2.[url:http://dictionary.goo.ne.jp/voice/c/02020712.wav]
〉〉3.[url:http://dictionary.goo.ne.jp/voice/i/01020907.wav]
〉聞きました。わかったと思います。2がわかりずらかったです。
〉ちんげん斎さんは理系の方ですよね、きっと。お仕事は技術系?
〉文系の人間はこういう単語をあまり聞きません。
〉だからたぶんアレだろうと思いましたが、自分の持っている辞書の音声で確認しました。
べつにKYOさんを試そうって気持ちは、やっぱりちょっとあったんですが(笑)
さすがにお見事です。ご推察のとおりです。
1は英語学習者には有名なのできっとご存じだろうから音だけで理解することにはならないと思ったので、
おそらくあまり英語ではなじみが無いだろう言葉として2を選びました。
普段使わない言葉ですが、日本語としてなら知ってる言葉ですよね。
3は、もっと普通の言葉(ケチャップ、ジェミニ、フォルテなど)にしたかったんですが辞書の音声ファイルなせいかキレイ過ぎるのでやめました。
2も文章の中では最後のtが見事に抜け落ちるので生の英語とはまだちょっと違うなと思います。
ちなみに私自身が、こうやって状況も脈絡も無く単語だけ取り出されてたら
絶対わからない自信があります。(てへ)
〉〉(ヘボンさんですかね、もうA級戦犯ものです。)
〉ヘボンさんは、悪くないと思うんですよ。
〉ヘボンさんは日本人のためにローマ字を作ったんじゃなくて、
〉日本人じゃない人が日本語を発音できるようにとローマ字を作ったんだと思います。
〉日本語の音をアルファベットの文字で表したものを日本人が習うこと自体が
〉もしかしたらすごくまずいのかもしれません。
少なくとも良いとは思いませんね。
日本人以外が日本語を発音できるようにとの目的で考えても
英語圏の人には、もう少し違った綴りの方が適する様に思います。
中国語も日本語と同じように子音の後に母音が続く言葉だそうですが、
中国人の英語は、日本人の様にすべての子音の後に母音を入れることはしないようです。
これは、母国語のルールに従うことなく英語の音を直接取り入れようとしている結果だと思います。
(たしか中国(香港)には、ローマ字に相当するものがない?>杏樹さん)
(ただし、香港人も子音が二つ続くのは苦手なようで、例えばclinicalのclがかなり一つの子音になって”キニカル”に近いような発音ですが。)
〉〉どうやって、この2回の大変化を獲得したか
〉〉それでどう変わったのかを是非聞いてみたいです。
〉昨日書いてみていたんですが、皆さんにわかってもらうように書くのが難しくて。ちょっと挫折してますが、今日またトライします。
投稿みました。そちらのほうにレスします。
〉〉1.については子供といえど油断はできないなぁと感じています。
〉〉親子してカタカナ英語に侵されやすい血でも流れているんでしょうか。
〉これは日本人の耳になるのは、生後1年ぐらいらしいんで(後で詳しく書きます)お子さんの反応はむしろ当然のことだと思います。
最近、新聞に載ってましたが、イタリアのグループが、
生まれたばかりの赤ん坊が、すでに母国語の音に対しては
脳内で他の音とは違う処理をしていること発見したと発表されていました。
胎内で既に母国語の音を身につけるようです。
それでも6歳くらいまでは、子供は自然に英語の音も身につけられると
聞いておりましたが、量が足らないのか、わたしの発音が悪いのか
それとも、そういうものなのか?
知り合いは、NOVAキッズのトライアルで見事な発音を覚えてきたという話なのに。
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1011. Re: カタカナ英語から身を守るには(正解です!)
お名前: KYO
投稿日: 2004/1/18(11:19)
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ちんげん斎さん、どうもありがとうございます。
〉〉以下の壁その1〜2については、ちゃんとまとめて書きたいのでこのレスではスキップします。
〉ご意見楽しみにしております。
この点についてはまた後日。
〉べつにKYOさんを試そうって気持ちは、やっぱりちょっとあったんですが(笑)
〉ちなみに私自身が、こうやって状況も脈絡も無く単語だけ取り出されてたら
〉絶対わからない自信があります。(てへ)
単語は一番わかりにくいと思います。それはもう自信を持っていえる。文章→段落→文→句→単語で、わかる手がかりがなくなって音だけ勝負ですものね。全体から個へという酒井先生のお言葉どおりです。
〉中国語も日本語と同じように子音の後に母音が続く言葉だそうですが、
〉中国人の英語は、日本人の様にすべての子音の後に母音を入れることはしないようです。
〉これは、母国語のルールに従うことなく英語の音を直接取り入れようとしている結果だと思います。
〉(たしか中国(香港)には、ローマ字に相当するものがない?
そうなんですか。日本語の音韻システムのシンプルさって世界に冠たるものがあると思います。この点を嘆いても仕方がないんですが、ローマ字を習わないようにするっていう手はあるだろうかと思ったり。
〉最近、新聞に載ってましたが、イタリアのグループが、
〉生まれたばかりの赤ん坊が、すでに母国語の音に対しては
〉脳内で他の音とは違う処理をしていること発見したと発表されていました。
〉胎内で既に母国語の音を身につけるようです。
現象的にはクールという学者がすでに証明しているらしいんですが、脳内の観察で実証されたのですか、すごいなあ。、
〉それでも6歳くらいまでは、子供は自然に英語の音も身につけられると
〉聞いておりましたが、量が足らないのか、わたしの発音が悪いのか
〉それとも、そういうものなのか?
〉知り合いは、NOVAキッズのトライアルで見事な発音を覚えてきたという話なのに。
両親が違う言語を話すときには、それぞれの母語で子どもに話しかけるとちゃんとしたバイリンガルになるそうです(トマティス博士がいってるんですが)無理をして自分の母語でない言葉で一方の親が話すと、パスバンドがネイティブのものと違うので子どもはかえって混乱してしまうらしいです。パスバンドが違えば、子どもはこっちは○語、こっちは○語というコードの切り替えがパスンパスンとできるようになる。
でも子どもって大人に較べればものすごく柔軟で耳もよく口も柔らかいですから、10歳ぐらいまでは大丈夫だと思うんですけど。ネイティブの音を聞かせれば、違う音だなってわかるんじゃないでしょうか。
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お名前: KYO
投稿日: 2004/1/17(09:54)
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リスニングにその後の大変化2つについて書かせてください。ちんげん斎さんのようによく考えていらっしゃる方は珍しいんで、自分の言うことをわかってくれる人がいるらしいと思うとついつい書いてしまいました。またまた自動改行で読み辛いし、長いし、ホントごめんなさい。
中学生の時の英語の集中inputのおかげで、ローマ字読み的カタカナ英語にはならずにすみ、音の消失や連結・同化といった現象はわりと楽にクリアできていました。例えば、first of allや out of it が一塊になって聞こえるとか、could be のdの音やwith him のhim のhが聞こえなくなるとか、完全ではないけれど、このために聞き取れないということはなかったのです。特にそういう練習をしなくても、主婦になってなって多聴を始める時期以前に、何となく補って音を聞けるようになっていました。自分の話す英語も個音の発音は英語らしくないんですが、リズム・イントネーションはそれらしくはなっていたと思います。主婦になって英語をやり直しをスタートさせた時期はたぶんTOEIC600点台ぐらいだったろうと思います。リスニングの方がたぶん勝っていてL350〜400、Rが300ぐらいだろうと想像します。
ですから、今思い返すと恥ずかしいことですが、主婦になって英語をやり直すまで、自分はリスニングが得意だと思いこんでいました。ネイティブスピーカーと面と向かって話せばだいたい相手の話すことはわかるし、初級の英会話のクラスでは聞き取りに四苦八苦している人を涼しい顔で見ていられたからです。当時のラジオの英会話番組とかもOKでした。(この時期って1980年代ぐらいですから、今ほど英語が巷にあふれてませんでした。だからそういう誤解が生じたんですね)
そんな生半可な「自信」は、1本のビデオを見てお釈迦になりました。アメリカの有名なシットコム"Cheers"。これがみごとなまでにわからなかったんです。聞き取れたのは、"Yes" "No" "Hi"などの簡単な単語と名前ぐらい、ビデオを見せてくれたアメリカ人が解説して入れてくれなければ途中で放り出していたと思います。(このビデオは偶然多聴の時期を経てから見る機会があって、その時は結構わかったんでうれしかったです)
このときにやっと「生の英語」がどんなものかを思い知ったんですね。自分がこれまで耳にしていたのは、英語教材として日本人向けに加工されたものか、あるいはノンネイティブだ相手だと思ってゆっくりはっきり易しい言葉を選んで話してくれるネイティブスピーカの話す英語だっんです。ネイティブがネイティブ向けに話してる英語は全然違うと思いました。そのレベルでリスニングが得意って思っていたんだと自分がもう情けなくて、その直後にBS放送を入れてCNNやABCといった海外のニュースを中心に毎日3時間は聞くようになったんです。ニュースはわりと集中して聞いてました。あと、ながら聞きでインタビューとか好きな海外ドラマを見た後で音だけ録音して始終聞いていました。洋画も週に2本ぐらいは見てます。
この2年ほどの時期を経て、日本のバイリンガルニュースはまず大丈夫、海外のCNNなどもおおむねOKになりました。難物だったのは映画とかドラマで、ドラマは直で見るとわからないところが多いので、最初は日本語で見てから英語で見るという方法でやってました。(シリアスドラマは難しく(ERとか)シットコム(Friendsとか)は易しめといった差もあるんですが)もちろん全部細かなところまで聞き取れているわけではなく、でも意味内容はわかるんです。この時期にTOEICのリスニングセクションでは1回フルスコアを取ってますが、だからってどうだっていうんだ、まだまだ聞けないじゃないか!と思っていました。音そのものが勝負になるのがダメなんです。ニュース英語は情報量が多いので、文脈とか背景知識とかで結構補いがつきます。ポイントを絞って聞くというテストなら○がもらえます。でも映画でポンと言われたセリフなんかが聞けない。日本語ならNHKニュースのアナウンサーがしゃべってるのはわかる、でも高校生の女の子がキャッキャしゃべってたりするのは聞けないというレベルです。非ネイティブで聞けるのはここまでかなあ、と思っていました。ノンネイティブとして英語のコミュニケーションにはおおむね支障はないしといった感じでした。自分が話す英語は、音的には以前とそう変らなかったと思います。話す内容が前より複雑でちゃんとしたことが言えるようになってました。語彙も増えたし(生の英語聞きたさに単語集で補いました)英語回路のスピードもついた、あと長時間英語を聞いていても大丈夫になっていました。
これが2回あったと書いた1つ目の変化です。ちんげん斎さんが、以前、楷書、行書、草書で例えられてましたが、楷書レベルの英語が聞ける段階だったのが、行書はOK、でも草書はまだ聞けないのも多いというところまで来たんだろうと思います。このレベルまでは少なくとも多量のinputとoutputという方法で大丈夫です、いけます。
そして2つ目の変化は、自分の発音をどうにかしたいという思いがきっかけになりました。自分の話す英語の発音にはとても満足しているとは言えませんでした。やっぱり日本人英語の域をでない自分の発音に半ば諦めの気持ちでいたんです。なぜ自分の英語の発音がよくならないか? 答ははっきりしていました。私は聴覚が鋭くないからです。自分の話す英語をもっと英語らしくするには耳をよくするしかないだろうと以前から思っていましたが、でも耳をよくする?聴覚のよしあしなんて生まれつきのものだと思ってました。
それで何をやったかって言いますと、以前ちんげん斎さんがちょっと書いてらした高周波数帯の聞き取りをよくするというトマティス・メソッドなんです。聴覚トレーニングで耳の聞き取りをよくし、さらに発音も改善するというものなんですね。(私はトマティスの宣伝をしてるわけではないんで、どういうものか詳細は避けますが、興味があったらトマティスジャパンのサイトをご覧ください)でも原理だけチョロッと書きますね。自分の体験を文章化したときに原理を自分なりの言葉でまとめたものです。固く書いてあってゴメンナサイ。
=======
人間は誕生直後にはすべての言語音を区別する能力をもって生まれてくるのだが、短期間のうちに母語の音韻体系に含まれる音だけを区別するようになる。このような体系がいったん作り上げられてしまうと、外国語の音は聞こえていても聞き分けることができなくなる。
このようになるのは人間の耳のしくみによる。人間の耳は中耳の働きよって聞きとろうとする音に対して聴覚のスペクトルをズームさせるようになっている。中耳にあるふたつの筋肉「鼓膜張筋」と「あぶみ骨筋」は、耳に入ってくる音を増幅したり弱めたりする働きをもっている。ある特定の言語を話すようになると、これらの筋肉はある一定の音に対してしか反応しなくなり、その言語特有の音だけを選ぶようになるのだ。
トマティスメソッドの創始者であるトマティス博士はいくつかの言語の音声を分析することによって、言語によって優先的に使用される周波数音域があることに気づき、この周波数域をその言語の「パスバンド」としてグラフに表した。日本語のパスバンドは125〜1500ヘルツであるのに対し、イギリス英語では2000〜12000ヘルツ、米語では800〜3500ヘルツ、ドイツ語では100〜3000ヘルツの周波数帯が優先的に使われている。ある言語を話すようになると、その言語に優先的に使われている周波数帯の音に対しては自動的に聞き取れるようになるが、それ以外の周波数域の音は聞こえていても聞き分けることができなくなってしまう。
たとえば日本語話者が英語を習得しようした場合、英語の音声は聞こえても言語音として聞き分けることができないのである。低いパスバンドを利用している日本語話者の耳に聞こえる英語は、母音と子音の基になる音の部分(基音)だけで、意味の主要部分を担う子音、特に破裂音や摩擦音の高周波部分が欠落してしまう。そのために日本語話者は英語の音声の聞こえた部分だけを日本語の音韻体系を用いて処理するので、その習得には大変な困難が伴う。たとえて言えば、スキーを習う際に、スティックやスキー板のようなギアの一部を身につけないままで、うまく滑れるようになろうとするようなものだろう。
トマティスメソッドでは、難聴の治療をおこなうのと同じように、電子耳を使った聴覚トレーニングによって、このような聞き取れない周波数域を聞き取り可能にし、聴覚だけでなく発声のしかたも変え、新たな神経回路の体制を整えさせる。この方法によって日本語話者は、英語を聞き取る聴覚とその英語を聞こえたままに発声する回路を獲得することができる。このような聞き取り発声の回路を持つということは、母語を習得するための聴覚の条件付けを目標言語について再び獲得したのと同じことになり、その後の目標言語の習得は非常に容易になるとされている。
=======
で実際やってどういう変化があったかといいますと、私の場合は(個人差がすごくあるらしいんで、後でトマティスをやった他の人たちに私の体験を話したら「効き過ぎ、そんな人って珍しいんじゃないって言われました)細部まで明確に英語が聞こえるようになりました。近視で眼鏡をかけずにいてぼんやり見えていたのが、眼鏡をかけたらはっきり見えるようになってビックリという感覚に近いです。自分の場合、聞こえなかったのがよく聞こえるようになったというのは、いままで文脈や文法的な知識で聞こえない部分を予測や推測で補っていたのが、細部まで意識しなくてもよく聞こえてしまうという感じなのですね。たとえば複数や三単現のsの音、過去の語尾のedの音、今まで聞えないのを文法的に考えて聞えなくても聞いているみたいに自分に思い込ませていたのが、そんな補いをしなくてもそのまま聞えるんです。さらに音のつかみが大きくなったというか、一息で話される単語のひとまとまりがスポンとまるごと入ってくる感じになりました。
事後トレーニングとして苦手だった映画やドラマの英語に耳を慣らしたいと思い、毎週放送されているアメリカのシットコムを毎朝30分見ることにしました。録画した同じエピソードを1週間の間繰り返して見るのですが、2、3回聞くと全体が本当によくわかるようになりました。なかなかわからないところはかなり正確に音が拾えるので綴りの見当をつけて辞書を引くと知らない単語や言い回しだったのがわかります。最後までどうしてもわからないところが何ヶ所かは残るんですが、これほど音声的にきれいにわかることは今まではありませんでした。この方法で毎日聞いていると、6日目、7日目ごろには耳で聞いたせりふをそのまま繰り返してリピーティング(シャドーイングのこと)ができるようになってきました。ひとりで30分しゃべり続けるのは大変なので、休みを入れながらですが、文全体のリズムやイントネーションもより英語らしく自然になってよい練習方法で、以前はたぶんやろうとしてもできなかったことです。(つまり、もっと易しいゆっくりはっきりの英語の素材ならできただろうけど、生素材は無理ってことです)
肝心の英語の発音については、耳が変わり、自分でやった事後トレーニングでの英語の朗読練習で、口を突き出すようにして発音する習慣が身につき英語の発音もよくなったと思います。でもさらに何というか「音色」の部分でもっと英語らしさが出せるようになりたいとその後発声トレーニングも受けて、その後1年ぐらい練習して発声の仕方、口や舌の形をじょじょに変化させました。破裂音や摩擦音が今はちゃんと出ます。でも全体として完璧満足とは言いがたい。大部よくなったかなってぐらいです。要するにまだまだ練習なのかと思うと、いくらトレーニング好きといってもちょっとめげます。そこまで英語の発音をよくする努力って余計なことではないかと思ったり。
ということでこれが2つ目の変化です。この変化についてどう考えるかはまたあらためて書きます。もう長すぎですよね、この発言。自分の体験を記録したものからつぎはぎしてるんで読みにくいと思いますが許してください。重ねて言いますが、私はトマティスの宣伝をしてるんじゃないんで、その点はご理解ください。これがSSSのシャドーイングとどう関わるかっていうと、私の場合たくさん聞いて音読もしてきたのに、多量のinputとoutputだけでは聞けない音があったってことです。
量だけでは解決しない問題があるのか? これがすごい疑問です。私の場合は生来の耳がよくないですから、私の場合は量ではダメだった、耳がいい人なら量でも変るのかなと思ったり。SSSのシャドーイングを続ければ、耳のよい人なら、個音の発音までしっかりするのでしょうか? shとかchとか十分な息が出せるようになるのか? わからないです。
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1006. Re: リスニングの2つの大変化(お返事です。)
お名前: ちんげん斎
投稿日: 2004/1/17(23:52)
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拝見しました。
大変興味深いです。
私のレベルの方が低いのでこう言っては失礼になると思いますが、
途中までは、ひとつひとつのエピソードが自分自身に重なります。
〉この2年ほどの時期を経て、日本のバイリンガルニュースはまず大丈夫、海外のCNNなどもおおむねOKになりました。難物だったのは映画とかドラマで、ドラマは直で見るとわからないところが多いので、最初は日本語で見てから英語で見るという方法でやってました。(シリアスドラマは難しく(ERとか)シットコム(Friendsとか)は易しめといった差もあるんですが)もちろん全部細かなところまで聞き取れているわけではなく、でも意味内容はわかるんです。この時期にTOEICのリスニングセクションでは1回フルスコアを取ってますが、だからってどうだっていうんだ、まだまだ聞けないじゃないか!と思っていました。音そのものが勝負になるのがダメなんです。
えーと、ぽつりぽつりと続けて英語やり直し歴5年?、6年?になりますが、
未だにこのレベルの少し(かなり?)手前です。
初めのうちはほとんど多聴はしていませんが、一時期私なりに聞き込みました。
でもトータルで聴いた量が私の方が、まだずっと少ないですね。
これくらい聴かないといけないのかな。やっぱり。
ついさっきも、「Bug's life」のDVD見てあまりの英語のわからなさにちとへこんでいます。
(ファインディング・ニモもそうだけどピクサーの映画、主人公の英語はやすぎ!(普通すぎ?))
〉それで何をやったかって言いますと、以前ちんげん斎さんがちょっと書いてらした高周波数帯の聞き取りをよくするというトマティス・メソッドなんです。聴覚トレーニングで耳の聞き取りをよくし、さらに発音も改善するというものなんですね。(私はトマティスの宣伝をしてるわけではないんで、どういうものか詳細は避けますが、興味があったらトマティスジャパンのサイトをご覧ください)でも原理だけチョロッと書きますね。自分の体験を文章化したときに原理を自分なりの言葉でまとめたものです。固く書いてあってゴメンナサイ。
ほっほう。トマティスですか。
地道ながらずっと続いているようなので、
ある程度の効果はあるのだろうと思っていました。
こういう感覚的なものについては、
ある程度原理的に共通項はあるものの
ダイエットと同じで、それぞれの人で何が自分にあうかは、
人それぞれだろうと思っています。
理論的にパスバンド説は興味深い仮説ですが、
それだけでは、アメリカ人はイギリス人の英語の聞き取りが苦手なことになってしまいますので、それがすべてでは無いと感じています。
もちろんパスバンド説がトマティス法の全てではないと知っています。
KYOさんの場合は、トマティスで得られるものが非常に良かったのでしょう。
〉ということでこれが2つ目の変化です。この変化についてどう考えるかはまたあらためて書きます。もう長すぎですよね、この発言。自分の体験を記録したものからつぎはぎしてるんで読みにくいと思いますが許してください。重ねて言いますが、私はトマティスの宣伝をしてるんじゃないんで、その点はご理解ください。これがSSSのシャドーイングとどう関わるかっていうと、私の場合たくさん聞いて音読もしてきたのに、多量のinputとoutputだけでは聞けない音があったってことです。
なるほど。なるほど。
KYOさんほど聴いて、それでも聞けない音があると。
これは参考になりますね。
〉量だけでは解決しない問題があるのか? これがすごい疑問です。私の場合は生来の耳がよくないですから、私の場合は量ではダメだった、耳がいい人なら量でも変るのかなと思ったり。SSSのシャドーイングを続ければ、耳のよい人なら、個音の発音までしっかりするのでしょうか? shとかchとか十分な息が出せるようになるのか? わからないです。
酒井先生に他人が指導されたり、自分も指導されてみて
独学でシャドウイングを進めるのは、ほぼ不可能に近いと思います。
耳は意識することで、いきなり開く(開耳とでもいうのでしょうか)ことがありますので、
母国語を理解できるだけの聴解力があるのなら、
耳の善し悪しで早い遅いの違いはあっても、
耳の能力が音の習得のクライテリアになるとは思いませんが、どうでしょう。
言語は、絶対音感などと違って誰でも使えるものでしょう。
フィリピンのおねーちゃんや香港のおにーちゃん達は、
特別力を入れて英語を勉強したわけではない普通の人達でも
その領域にあるように思いますよ。
このところ、熱心に週に2日くらい(←どこが熱心やねん)はコンスタントに
自分で提唱した”草書シャドウイング”しています。
わたしのレベルでは最初は、半分もわかりませんが5,60回も繰り返しているうちに
話すリズムが合ってくると、ひとつひとつの単語が聞こえてくることがあります。
この時の聞こえ方が、面白くて耳では聞こえてないのに
心で聞こえて来るというか、いやもちろん耳で聞いているんですけど
耳では、ひとつながりの1音にしか聞こえないのに、ちゃんと単語毎に別れて聞こえるって言うか、聞こえないはずの語尾のtの音が聞けるっていうか。
うーん、うまく説明できませんが不思議な感覚になることが稀にあります。
これがリスニングの壁を超える鍵であって欲しいところです。
でも、1分くらいの素材を約1週間かけてやってるんで語数がかせげないんです。
あぁ、わたしがシャドウイングしたのがOSSのファイルにあるんで、
わたしのシャドウイングのレベルが知りたければダウンロードすれば聞けます。
OSS4の3番手でした。(ひどい出来なんで必要なければ聴いて欲しくないですが。ご参考までに)
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1012. Re: リスニングの2つの大変化(お返事です。)
お名前: KYO
投稿日: 2004/1/18(11:41)
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ちんげん斎さん、こちらでもこんにちは。 〉でもトータルで聴いた量が私の方が、まだずっと少ないですね。 〉これくらい聴かないといけないのかな。やっぱり。 そういう反応をしないでくださーい! こういうのがミスリードなんです。 これも強調しておきたいんですけど、 まだ感触として感じる段階なんですが、多読のほうが、多聴よりどうも効率かいいんじゃないか、 英語力の伸びと英語に接した時間数の相関表を自分なりにつくってるんですが、 多読のほうがそうとう効率がいいみたいと感じてます。 これはスモールステップで徐々に上がるせいかなって思ったり。 これについてはまた何かわかったら書きますね。 〉ついさっきも、「Bug's life」のDVD見てあまりの英語のわからなさにちとへこんでいます。 〉(ファインディング・ニモもそうだけどピクサーの映画、主人公の英語はやすぎ!(普通すぎ?)) 映画でも聞けるものと聞けないもがあると思います。 古い映画、聞きやすいですよ。ローマの休日とか。 昔のハリウッドの俳優さんたちはきちんとした英語を丁寧にしゃべってくれてます。 〉耳は意識することで、いきなり開く(開耳とでもいうのでしょうか)ことがありますので、 英語の発音改善方には(1)耳を変えて出す音を変える(2)出す音を変えて耳を変える という二つの方法があって、(1)はすごく稀で、(2)が主流だと思います。 SSSのシャドーイングは(2)のほうで、この方が一般性があると思います。 〉この時の聞こえ方が、面白くて耳では聞こえてないのに 〉心で聞こえて来るというか、いやもちろん耳で聞いているんですけど 〉耳では、ひとつながりの1音にしか聞こえないのに、ちゃんと単語毎に別れて 聞こえるって言うか、聞こえないはずの語尾のtの音が聞けるっていうか。 〉うーん、うまく説明できませんが不思議な感覚になることが稀にあります。 こういうのがまさに自分の出す音で耳が変るっていうことだと思います。 脳が新たな音韻ファイルを登録しつつあるんだと思います。 〉あぁ、わたしがシャドウイングしたのがOSSのファイルにあるんで、 〉わたしのシャドウイングのレベルが知りたければダウンロードすれば聞けます。 このファイルどこにあるんでしょうか? 2回目のOSSのファイルは見つけて聞いたんですけど。聞きたいで〜す。 書込みばかりすると多読がお留守になるので、これぐらいにします。 今回はSSS多読ってすごいよってことを自分なりにまとめてみたかったので。 お付合いくださってどうもありがとうございます。
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〉そういう反応をしないでくださーい! こういうのがミスリードなんです。
〉これも強調しておきたいんですけど、
〉まだ感触として感じる段階なんですが、多読のほうが、多聴よりどうも効率かいいんじゃないか、
〉英語力の伸びと英語に接した時間数の相関表を自分なりにつくってるんですが、
〉多読のほうがそうとう効率がいいみたいと感じてます。
〉これはスモールステップで徐々に上がるせいかなって思ったり。
〉これについてはまた何かわかったら書きますね。
多読のリスニングへの効果については、
私の体験よりも
トオルさんの投稿や
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-g&c=e&id=9194]
sakigoroさんの投稿などが
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-b&c=e&id=6194]
参考になると思います。
じつはわたしは、多読でリスニングに効果があったというのはまだ自覚がないので。
〉このファイルどこにあるんでしょうか? 2回目のOSSのファイルは見つけて聞いたんですけど。聞きたいで〜す。
そういえばこれは、個人のWebサイトに置かせてもらってあるのでした。
よろしければ、
[url:http://www.egroups.co.jp/group/sss_oss/ ]
から、OSSに参加していただくと過去メッセージの12月28日分の
No.419のメッセージをご覧頂けますか?
参加してもらって問い合わせていただいても結構です。
わたしのシャドウイングはどっちでもいいんですが
OSSの2、3,4と聴き比べると酒井先生のシャドウイング指導がどう進んでいくのかわかって面白いと思います。
では。
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ちんげん斎さんがトマティスについてクールに受け止めてくださってホッとしました。あれを読んだ人が誤解しちゃったら、私はまたミスリードをやってしまったことになると青くなってたんです。
効果があまり感じられない例も書いておきます。わが娘にも実はトマティスをやらせたんですが、彼女の場合は英語に関しては本人はあんまり自覚なし(若い子の場合は耳が変っても自覚がない場合が多いらしい)、ただ日本語を話す時、とてもよく通るいい声がだせるようになりました。普段話してるときは低めのトーンであまり変らないんですが、高校入試の面接練習を家でもちょっとやったとき「いいお声」を使ってみせてくれて、面接官役の私は普段とはあまりの違いに度肝をぬかれてしばらく固まってました。彼女の場合はリラクゼーションとかそういう方面の改善が目的だったので(英語はオマケ)それはそれでいいと思ってます。
私がトレーニングをしたのは1年半ぐらい前で、1年ぐらいは事後トレーニングで朗読をしてきたんですが、ここ半年ぐらいはサボってるので、耳が落ちてる(日本語のほうが低い周波数帯なのでどうしても下に引っぱられるんです)と思います。優先的に使われる周波数帯は気候に左右されるもので、日本に長くいる英語ネイティブの英語は日本の気候に影響されて落ちて、日本人にわかりやすくなるそうです。
実は今は日本人の比較的流暢な人の発音が聞きづらいです。リズムやイントネーションは英語になってるんですが、子音の息が弱すぎてちゃんと聞こえないんです。TOEICのテスト問題を日本語の講師が解説しているCD-ROMを見本として見た時、問題文を読んだネイティブの英語はすんなり聞こえたのに、日本人講師の人の英語(日本人としては相当うまいと思うんですが)同じ英文がよく聞こえなくて、へんだなあと思いました。カタカナ英語の英語発音は、もう日本語の耳で聞きますので、かえって聞けます。でも「あー、どうしてこんなにもろ日本語の音なんだろー」と思いながら聞いてるのも事実かな。
こんなふうな効果があったので、日本人は英語に関しては難聴で英語を習得しようとしているようなもんだと思うようになりました。(しかも日英の音韻システムはものすごくかけ離れているので、かなりひどい難聴)音がちゃんと聞こえない言葉を習い覚える?うへ、こりゃ大変に決まってる。本来なら、まず英語を聞き取れる耳を作る→英語回路を作る→たくさんのinputというのが理想的な道筋だろうに、まず最初がめちゃめちゃ困難ならどうしたらいいのか? トマティスとかを英語耳を作る方法を英語をやる人全員にやらせるなんて今のところ現実的ではないし、ちゃんと英語の発音を変るところまで教えられる人ってごくわずかみたいだし。あー、最初で破綻してる、ものすごくハードルが高いと頭を抱えたんです。
でもSSS多読を知って、文字を読むことから始める、初めのうちは音から入らないなんて何だか邪道と思ってたんですが、英語を聞き取れる耳を作ることが困難なら、その部分をまずスキップしてしまえばいいんじゃないか。訳読法のせいで英語回路ができない人が多いんなら、最初は多読でとにかく始めてしまって楽しんで読む中で作ればいいじゃないか。さらに大部慣れてきた後でシャドーイングで英語の音を入れる。
おお、これは逆転の発想だ!と思うようになりました。英語を聞き取れる耳を作る→英語回路を作る→たくさんのinputの形を逆にいくんです。そうすると実際の困難がすごく軽減されて、英語ができるようになる可能性がものすごく高くなります。だから声を大にして言いたい。
SSS多読ってコロンブスの卵です。すごい。とにかくすごい。
これまで誰もこんな発想をしなかった。酒井先生は大天才です。
ミスリードになりそうなトマティスの話をわざわざ丁寧に書いたのは、ここを言いたかったからなんです。これまでのやり方をクルンと変えてしまうことで、いろんな人が英語が習得できる可能性をすっっごく広げたんですよ、SSS多読は。私は自分で言うのも何ですが、いろんな英語のやり方を自分の身をもって体験してきて、SSSの可能性が他の人以上に実感できるんじゃないかと思ってます。だから今、SSS多読で英語をやっている人ってホントにラッキーなんですよ!
あ、でも量が解決しない問題もあるんじゃないかっていうのは残りますよね。今のところは、個音の発音がどれくらい英語らしくなるかは結局は耳のよさみたいのに帰結するんじゃないかと思ったりはするんですが(細かな音の違いまで聞き取れる耳の人はやはり有利かと)。SSS多読ではそこまで追求しなくてもいいんじゃないか、たくさん聞いたりシャドーイングしたりして改善する部分がたくさんあるんだから、それでOKである、どうしてもそれ以上になりたい人はまた別の手段で追求する手もあると思ってます。あと、発音のしかたのコツみたいなのを別発言でアップするのでそれを読んでみてください。たぶんああいう点を意識化して練習すればかなりよくなるんじゃないかなあ。
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お名前: KYO
投稿日: 2004/1/18(10:22)
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言語によって優先的に使われる周波数帯が違うというのはどういうことなのかだけもうちょっと説明しておきますね。このことがわかっていると発音のしかたの改善に役立つと思うので。
人の声というのは、声帯を振動させてつくるわけですが、声帯の振動というのはごく小さなものです。この振動を人間の耳に聞こえるように大きくするには、楽器と同じで共鳴器が必要です。人の共鳴器は、喉から口腔の部分、ここに音を響かせて大きくしています。舌の位置によってこの共鳴器の形は変ります。舌を下げれば、共鳴器は大きくなる、つまり音としては低い音が出る。舌を上げれば共鳴器は細く長くなりますから、笛のようなもので、高い音が出るんです。
言語によって優先的に使われる周波数帯が違うというのは、言語によって共鳴器の使い方が違うってことなんです。どの言語でも声帯の基本周波数は同じ(基音は同じ)だけれど、共鳴器の使い方が言語によって違っていて、例えば英語なら口の前、日本語なら奥、これの使い方の違いが倍音の成分の違いになって表れます。共鳴器を長く細く使う英語では高い周波数域の倍音が多くなり、共鳴器を大きく広く使う日本語では低い周波数域の倍音が多くなるんです。
英語は口腔の極めて前方部分で音を作る、それに対して日本語は口の奥の方で音を作るということは、実際に英語と日本語を発音して較べてみるといいと思います。実感できなければ、わざと日本語を唇を尖らせて口先で発音したり、英語を口の奥で発音したり(もろジャパニーズイングリッシュになります)してみるとよくわかります。
英語は口の前方部分で音を作る、またが唇や舌の緊張度が非常に高いことは、自分でもずっと以前に気がついていました。ホリー・ハンターっていう女優さんがいますが(映画『ピアノレッスン』でアカデミー賞をとった)彼女の話し方は特徴があってその真似をしているうちにあれ!と思ったんです。
ですから英語らしい音を出したいと思ったら、唇や舌の使い方を日本語とは変えて、口の前の部分で音を作るようにする必要があります。まず唇を前に突き出します、ただ突き出すのではなく、唇の内側の部分が外のひっくり返るような形(”チュウチュウ蛸かいな”の口)にします。舌を前に出し、上げます。舌が奥に引っ込んでいる人は、上半身を前に曲げて舌をべろんと出してください。そして上半身を起こす。はい、舌が出てますね。口の前のほうで音を作るには、1〜1.5mぐらい前方に音を飛ばすつもりで発音します。はい、それで英語を言ってみてください!
変りますか? こういうふうに書いてあるのを読んだだけで変えられるわけがないんで、私は毎日鏡を見て1年ほど練習しました。その中でじょじょに変っていったんです。要するに唇、口周り、舌の筋トレなので、腹筋と同じで、続けないとできるようになりません。特に上唇が反り返るようになるには時間がかかりました。
酒井先生が英語ネイティブの口の形をよく御覧なさいとおっしゃってると思うのですが、それはこのことなんです。英米人でも外から見てもはっきりわかりやすい人とそうでない人がいますから、私のおすすめはエリザベス・ハーレー(映画『悪いことしましヨ』とか)彼女はすごいラッパ口で話してくれるので、お手本にいいですよ。ちなみに私の口も英語を話そうとするとラッパ口なります。多少意識していないと日本語的な英語に戻ってしまうことがありますが、出す音を耳で聞いて「あ、マズイ」と気づきますから、すぐ直します。
あと、息ですね。日本人の話す英語は、子音がとにかく弱いので、聞きづらいんです。酒井先生は朗々としたお声で、日本語を話すときも腹式呼吸になっていらして、初めてお声を聞いたときはビックリしました。「あ、これなら英語もちゃんと息が出るワ」とうらやましかったです。英語ネイティブは腹式呼吸でお腹から声を出しているんで、しっかりと息が出せるんです。日本人はだいたいは胸式呼吸で、それを変えずに口先だけでいくら子音を強く発音しようとしても無理です。腹式呼吸にするには、簡単です、仰向けに寝て話します。私の場合、息の使い方がまだうまくなくて、シャドーイングや朗読の一番の問題は、息切れです。ちゃんと音をだそうとすると、息が続かないんです。「なんでコイツらは息が切れないんだよお!」とお手本の音に毒づいてます。たぶんどっかやり方がまずいんだと思うのですが自分ではまだわかりません。
腹式呼吸でお腹から息を出し、口の周辺部と唇と舌を緊張させ(固くこわばらせるのでなく、鞭のように力強くしなやかに使う。ボクサーがいつでもパンチが繰り出せるように構えてる感じとでも言えばピッタリするかな)口の前のほうで音を作り、1〜1.5mほど前方に声をとばす。たぶん、こうすれば英語らしい音が出せるはずです。
一口でこう書くのは簡単でも、実際やるのはねえ〜簡単じゃないです。
SSSのシャドーイング指導でも酒井先生はこういうことをいろいろアドバイスしてらっしゃるんじゃないかと想像します。個音のレベルまで英語らしくするのは、こういったことを意識して練習して、あと自分の出す音にじっと耳を澄ますことだと思います。
こういうやり方の解説なら私でもできるんです。だから英語教師として発音指導とかできるようになれたらいいなあって練習してたんですけど、私の場合はやっぱり耳がよくなくて、生徒さんが出す音がOKかどうかがわからないんです。これって致命的。教える人は、やり方を教えられなくても、「その音でいいよ、ダメだよ」っていえるだけでいいんです。これが一番大事なことで、酒井先生はその点をちゃんと聞分けてアドバイスなさっているでしょう。だからSSSでシャドーイングを指導してもらえる人って、すごくラッキーなんですから! もう、そこも強調しておきたいです。
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KYOさん、はじめまして。海と申します。
いろいろなことを教えてくださってありがとうございます。
今までのご自身の経験から習得なさったこと、そして「これはもう是非」と
思われたものを、ご親切に教えてくださって。
わかりやすく説得力のある文章からKYOさんのご好意が伝わってきて感謝の
気持ちがいっぱいです。
英語と日本語は周波数が違う、音に関しては習得が困難らしい。日本語が母語
である私にとっては「まあ、しようがないわね」だったのですが。
KYOさんの書き込みを読んで少しは改善できるかも、と希望をもちまして、
このところ音読するときは「口の前の部分で音を作るのだぞ」と、まず自分
に、言い聞かせ。それから GO!
↓
〉ですから英語らしい音を出したいと思ったら、唇や舌の使い方を日本語とは
変えて、口の前の部分で音を作るようにする必要があります。まず唇を前に突
き出します、ただ突き出すのではなく、唇の内側の部分が外のひっくり返るよ
うな形(”チュウチュウ蛸かいな”の口)にします。舌を前に出し、上げます。
舌が奥に引っ込んでいる人は、上半身を前に曲げて舌をべろんと出してくださ
い。そして上半身を起こす。はい、舌が出てますね。口の前のほうで音を作る
には、1〜1.5mぐらい前方に音を飛ばすつもりで発音します。はい、それで英語
を言ってみてください!
まだまだですが、習慣化できたら、と思っています。
それと複式呼吸のこと。目からウロコでした。ドラマで日本人の俳優さんが
とっても上手に英語や中国語で演じるのを観て「さすがプロ」と思っていた
のですが、その秘密のひとつは複式呼吸にもあるのかも、などと想像して
しまいました。こちらも GO!
↓
〉あと、息ですね。日本人の話す英語は、子音がとにかく弱いので、聞きづらい
んです。酒井先生は朗々としたお声で、日本語を話すときも腹式呼吸になってい
らして、初めてお声を聞いたときはビックリしました。「あ、これなら英語も
ちゃんと息が出るワ」とうらやましかったです。英語ネイティブは腹式呼吸で
お腹から声を出しているんで、しっかりと息が出せるんです。日本人はだいたい
は胸式呼吸で、それを変えずに口先だけでいくら子音を強く発音しようとしても
無理です。腹式呼吸にするには、簡単です、仰向けに寝て話します。私の場合、
息の使い方がまだうまくなくて、シャドーイングや朗読の一番の問題は、息切
れです。ちゃんと音をだそうとすると、息が続かないんです。「なんでコイツら
は息が切れないんだよお!」とお手本の音に毒づいてます。たぶんどっかやり方
がまずいんだと思うのですが自分ではまだわかりません。
これもなんとか習慣化したいと。お腹もスリムになりそうですし。空気が全身を
巡って気持ちよさそう。私の場合、寝つきが良すぎるのが難点ではありますが。
〉腹式呼吸でお腹から息を出し、口の周辺部と唇と舌を緊張させ(固くこわばら
せるのでなく、鞭のように力強くしなやかに使う。ボクサーがいつでもパンチが
繰り出せるように構えてる感じとでも言えばピッタリするかな)口の前のほうで
音を作り、1〜1.5mほど前方に声をとばす。たぶん、こうすれば英語らしい音が
出せるはずです。
〉一口でこう書くのは簡単でも、実際やるのはねえ〜簡単じゃないです。
おー、そう言っていただけると嬉しい。いつもやる気満々で始めますが、なんせ
意志薄弱。でもKYOさんは色々と工夫されながらやってこられたのですね。本当
にすごいと思います。努力しないと得られないものも多いと思いますし。
〉SSSのシャドーイング指導でも酒井先生はこういうことをいろいろアドバイスし
てらっしゃるんじゃないかと想像します。個音のレベルまで英語らしくするのは、
こういったことを意識して練習して、あと自分の出す音にじっと耳を澄ますこと
だと思います。
はい。
〉こういうやり方の解説なら私でもできるんです。だから英語教師として発音指導
とかできるようになれたらいいなあって練習してたんですけど、私の場合はやっぱ
り耳がよくなくて、生徒さんが出す音がOKかどうかがわからないんです。これって
致命的。教える人は、やり方を教えられなくても、「その音でいいよ、ダメだよ」
っていえるだけでいいんです。これが一番大事なことで、酒井先生はその点をちゃん
と聞分けてアドバイスなさっているでしょう。だからSSSでシャドーイングを指導
してもらえる人って、すごくラッキーなんですから! もう、そこも強調しておき
たいです。
はい。なかなかご指導お願いしますって言えないのですが(ドキドキ)酒井先生に
ご指導いただけるのはとっても幸せ、ということがよくわかりました。
それと私が言うのはあまりにおこがましいのですが、たくさんの方が支持なさる
本を出してらして、ある意味一家をなしているKYOさんのような方がSSSの方法に
興味をもたれて、ひとりのタドキストとしてこんなにも軽々と書き込みをなさり
親切に教えてくださって、なんて隔ての無いこと! そして謙虚なこと!
いいものはいい、とする懐の大きさにも感心してしまいました。
この掲示板ではいつも素敵な本や素敵な方と出会っています。そしてKYOさんとも!
ではKYOさんも素敵な読書を!
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お名前: 杏樹
投稿日: 2004/1/18(23:47)
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KYOさん、ちんげん斎さん、こんにちは。
ちんげん斎さん、誤解してすみません。よく読めばいいのにね〜。
聞き取りのことだったんですよね〜。
たしかにネイティブのくだけた会話は難しいです。
映画なら、古い映画ほど発音が端正です。
最近の映画は自然な現代の会話を再現しているので、聞き取りにくいんでしょう。
中国語は確かに子音+母音の組み合わせでできています。香港の広東語は表記方法が完全に確立していない部分もあるようですが、現在中国で標準語とされている言葉では完全にローマ字表記が確立しています。
しかし、中国語は漢字なので、中国人はあんまりローマ字表記を使わないんです。ローマ字を書けといっても正確に書けない人も多いようです。
で、日本人の場合ですが、ローマ字表記は決して悪者ではないと思います。
むしろ「かな表記」自体に問題があるのではないかと。
「かな」があるから、音声が「子音+母音」でできていることがわからないんです。中国語は漢字で、表音文字が無いので、英語を勉強する時はむしろまっさらな気持ちで覚えられるのではないでしょうか。ローマ字表記が悪いんじゃなくて、カタカナ英語が悪いんでしょう?
ローマ字表記が確立してないと、日本人は外国で自分の名前や日本の地名を伝えることができません。中国では現在のローマ字表記が確立する前は、表記方法がばらばらでした。最近「HOMESICK」という本を読みました。著者はYMCAの宣教師の父親が中国にいた時に生まれて中国で育ったのですが、その時のことを書いたものです。1920年代の話ですので、中国語の表記が今のローマ字表記と違います。それで判別しにくくて戸惑うことがありました。また、CER4に「Nothing but Truth」という本があります。これはタイの国際スクールの話で、主人公は中国人です。これは現代に書かれたので、主人公の家族や中国の地名が全て現在のローマ字表記です。ものすごくわかりやすいです。漢字が推測しやすいです。やっぱり決まった表記法がないと困ります。
ローマ字表記が邪魔になるのは英語だからだと思います。ヨーロッパの他の言葉はつづりと発音が対応しますし、母音もローマ字読みに近いです。英語は綴りと発音が無法地帯といって言いぐらいムチャクチャです。原因の一つは、英文字では母音が五つしかないのに、英語の母音はもっとたくさんあるからです。その問題は、ドイツ語では母音の上にウムラウトという記号を着け、フランス語では母音の組み合わせやアクサンという記号で区別します。そうやって他の言語では綴りと発音を対応させているのに、英語ではそれができてないからややこしくなるんです。
発音のしくみの話も興味深く読ませていただきました。私は「中国語ジャーナル」という雑誌を講読していますが、そこに音声学の話が連載されています。それを思い出しました。でもなかなか実践するのは難しいです。
KYOさんは本当に英語が好きなんですね。
はまこさんが書かれていることは、私も感じていました。好きだからこそそれだけできるんだと思います。私が中国語をやってる状態に近いような気がします。まあ、私の中国語はまだまだですけど…。ただ、私は中国も中国語も好きで、色々な教材を使って色々な勉強をしてきました。それが楽しいんです。
でも、英語にはそこまでの情熱は注ぐ気持ちにならないんです。まして、多読法でやっと救われたような英語難民にはそこまでがんばることはできないと思います。
KYOさんの努力はすごいと思います。でもそれは「すごい人」のやることで、感心もし、驚きもしますが、「私もやってみよう」と思えるレベルからは隔たっていると思います。
実は、私もはまこさんに「中国語の発音は死ぬほど難しい」って脅してしまって、「それならやりたくない」って思わせてしまったんです。
いろいろ書きましたが、これだけ英語を勉強してきたKYOさんが、多読によって得るものがあったならその効果をまた報告していって欲しいと思います。
それにシャドウイング指導もできるようになったら酒井先生も喜ぶと思います。酒井先生、12月に大阪にシャドウイング指導をしに来た時に、私たちをつかまえて指導者養成しようとしたんですよ。多分すぐ無理だとわかってもらったと思うんですが…。
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お名前: はまこ
投稿日: 2004/1/19(16:13)
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KYOさん、皆さん、こんにちは。
KYOさん、はじめまして。はまこといいます。
実は昨夜「発音練習のコツ」にレスを付けたのですが、
思い直して削除しました。
誰も読んでいないうちに削除しておこう、と思ったのですが
杏樹さんが読まれていたようです(^^;)
〉KYOさんは本当に英語が好きなんですね。
〉はまこさんが書かれていることは、私も感じていました。好きだからこそそれだけできるんだと思います。私が中国語をやってる状態に近いような気がします。まあ、私の中国語はまだまだですけど…。ただ、私は中国も中国語も好きで、色々な教材を使って色々な勉強をしてきました。それが楽しいんです。
〉でも、英語にはそこまでの情熱は注ぐ気持ちにならないんです。まして、多読法でやっと救われたような英語難民にはそこまでがんばることはできないと思います。
〉KYOさんの努力はすごいと思います。でもそれは「すごい人」のやることで、感心もし、驚きもしますが、「私もやってみよう」と思えるレベルからは隔たっていると思います。
〉実は、私もはまこさんに「中国語の発音は死ぬほど難しい」って脅してしまって、「それならやりたくない」って思わせてしまったんです。
この部分を読むと何のことだかわからないと思います。
翌日読み直すつもりで、削除したレスをコピーして置いておいたので、
もう一度貼りますね。
"はまこ"さんは[url:kb:1017]で書きました:
〉KYOさん、はじめまして。はまこといいます。
〉KYOさんの書き込みを興味深く読ませてもらいました。
〉以下のことははじめてお話しする相手なのに、
〉かなりきつく聞こえてしまう書き方になっていると思います。
〉英語再初心者の意見ですので、かる〜く流してお読みください。
〉私は中1の英語の授業が始まった時点から英語が嫌いだったので、
〉KYOさんの体験談を読んでいると、本当に英語の勉強をするのが
〉好きな方なんだなぁ、と感心してしまいました。
〉全ての投稿を一気に読んだのでまだ考えがまとまっていませんが、
〉全体の印象から、KYOさん自身は楽しんで英語に接しているのかなぁ
〉と思ってしまいました。
〉英語を勉強するのが好きで、しかも生徒に教えるという立場上、
〉いろんな努力をされているんだろうなと思いますが、
〉どうもKYOさんからは学ぶことの楽しさが伝わってこないように
〉思います。
〉どちらかというと、努力と訓練によって困難を乗り越える
〉過程が好き、という印象を受けます。
〉もちろんそれはとても大事なことでしょうし、その困難を
〉乗り越えた先には大きな収穫が待っているのでしょうが、
〉それを言ってどれだけの生徒がついてくるでしょうか。
〉英語を理解できるようになるとか、発音がきちんとできるように
〉なるとかそういうこと以前に、
〉私が生徒なら、生き生きと顔を輝かせて、
〉自分自身が楽しみながら教えてくれる先生の生徒になりたいです。
〉KYOさんはそういう先生ですか?
〉以上です。
〉本当に偉そうに書いてしまいました。
〉だけど英語の劣等生だった立場から、
〉英語の楽しさを教えてくれる先生ばかりだったらいいのにな、
〉と思っているので書いてしまいました。
〉もしかしたら、ちんげん斎さんのように削除するかも。
〉それでは。
いや〜、ひどいことを書いていますね。
本当にごめんなさい!
もしかして昨夜読まれたかも知れませんね m(--)m
中にはこういう考えを持っている人もいるんだなー
ぐらいに受け止めておいて下さいね。
受験を伴う学校英語は楽しいだけでは進められないでしょうし、
なによりKYOさんの英語に対する熱意は、多くの英語学習者の
励みになると思います。
※楽しく英語を教えている先生ってどこにいるのかしら?
と思ったときは酒井先生を観察してみてください。
ご自身が楽しくてたまらないって感じでお話しされるので、
思わず観察を続けたくなると思いますよ。
(見るというより、観察するというほうがぴったりだと思うんですが。
酒井先生ごめんなさい m(--)m )
こんなことを書かれるなら掲示板に書き込むのはやめよう
なんて思わないで下さいね〜
KYOさんの書き込みを楽しみに待っています!
#杏樹さん
私は今でも中国語の放送を聞いたり、でたらめシャドーをしたり、
一緒に歌を熱唱するのは好きですよ〜
勉強する気がなくなっただけですが、もとから勉強する気は
なかったので、まったく害はありません!
ただ、中国語=ちょっと怖い〜
という苦手意識を持ってしまいました(^^;)
でもそれもちっちゃいことです。
またいろいろと教えてくださいね〜
それでは。
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お名前: KYO
投稿日: 2004/1/19(21:23)
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はまこさん、レスをありがとうございます! 今晩はちょっと忙しいので、はまこさんの発言にさっとレスをつけさせてください。 はまこさんはやさしいかたですね。そんなに気を使ってくださらなくてもOKですよ。 いろいろな方の生の声を聞けるというのは本当にありがたいことなんです。 実ははまこさんにこの掲示板で何かの機会にお会いできたらいいなって思ってたんです。 過去ログを読んでいて、はまこさんが6月にされた書き込み、 (確か「感動に打ちふるえています」というタイトルの)を読んでうれしくなったんです。 あの中ではまこさんが聞いてくださった名作英文の朗読本は実は私が書きました。 書いた本人は朗読をサボりがちなんですが、本が勝手に一人歩きして、 こんなふうに使っていただけてる、本当にうれしいです。ありがとうございます! はまこさんの書込みにちゃんとお返事していないレスですみません。 酒井先生は私もなんていうか、学生を楽しくさせてしまうような先生だと思いました。 私の場合は、リラックスさせすぎて収集がつかなくなるタイプで、へへ、書込みの印象とはそうとう違います。 昔中学校で教えていたときは受け狙いばっかりやって(英語とは関係ないだろうが>自分) 今は専門学校等なんで受験とは一応無縁です。 今日久々に授業をしたら、前より英語がよく出てくる感じで (一応授業はオールイングリッシュって建前の学校なんです) おお、これは多読の効果だと喜んでます。 明日は契約書の翻訳の授業、準備をしているだけで「つまんねえ」と自分でつぶやいてますから、 こういうのをやめて多読をやったら楽しいのにと思って、来年は名目はどうでも多読を授業に突っ込もうと考慮中です。 はまこさん、ちゃんとレスまた書きますね。とりいそぎ。
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KYOさん、こんばんは。はまこです。
昨日は大変失礼しました m(--)m
〉今晩はちょっと忙しいので、はまこさんの発言にさっとレスをつけさせてください。
〉はまこさんはやさしいかたですね。そんなに気を使ってくださらなくてもOKですよ。
〉いろいろな方の生の声を聞けるというのは本当にありがたいことなんです。
そう言ってもらえると嬉しいです。
あのレスは優しいどころか冷たすぎて、申し訳なさでいっぱいです。
あの質問自体は本当に思ったまま書いたのですが、
せめて時を選べばよかったと思っています。
もし私がSSSの掲示板に書き始めた頃に
自分の考えを聞いてくれそうな人を見つけ、その人に一生懸命説明
している時に、横から突然現われた人にあんなことを聞かれたら、
とまどうだろうし、もしかしたら涙ぐむかもしれないし、
ものすご〜く落ち込むんじゃないかと思います。
KYOさんは考え方が柔軟なようでよかったです。
どうかお気を悪くされずに、これからもお付き合いしてくださいね。
〉実ははまこさんにこの掲示板で何かの機会にお会いできたらいいなって思ってたんです。
〉過去ログを読んでいて、はまこさんが6月にされた書き込み、
〉(確か「感動に打ちふるえています」というタイトルの)を読んでうれしくなったんです。
〉あの中ではまこさんが聞いてくださった名作英文の朗読本は実は私が書きました。
はい(^^)。気づいていました。
タドキストの広場の投稿も、やり取りが一段落した後に
読ませてもらいました。もう少し早く読んでいたら参加していたと
思うのですが、その時は別の広場に出没していたんです。
はまこというタドキストは、どんな人だろうとお思いでしたら、
最近こちらに報告を書いていますのでご覧になってください。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=3]
遅れに遅れていますが、先週木曜日発行の多読通信も今日読み、
KYOさんの投稿も楽しく読ませてもらいました。
ハンドルネームが本名ではないので、著書のことを掲示板では
言われたくないかもしれないと思い、そのことに触れるのを
遠慮したんですが、それとは別に昨日のレスは教師としての
KYOさんがどんな方なのか知りたかったから書いたんです。
※他のみなさんへ
これから書くことは、はまこというタドキストが興味を持った
本・素材に対してKYOさんというタドキストへ感想を述べています。
〉書いた本人は朗読をサボりがちなんですが、本が勝手に一人歩きして、
〉こんなふうに使っていただけてる、本当にうれしいです。ありがとうございます!
久し振りにあの投稿を読みましたが、嬉しそうに書いていますね〜(^^)
あの時の興奮と感動は印象強かったんですが、読み返してみて
あぁ、こういう理由だったのか!と思いました。
多読を始めてからは毎日のように驚いたり、喜んだりしていますが、
あの日の喜びは格別だったんだなぁ、としみじみ思います。
こういうお礼は変な感じもしますが、
KYOさん、あの投稿を読み返えすきっかけを作ってくれて
本当にありがとうございました(^o^)
もちろん、あの本にも本当に感謝しています!
それに朗読している女性の声がすごく好きです。
柔らかくて、聞きやすくて、耳に心地いいです(^^)
本の中の「はじめに」というところをさっと読んだだけだったので
(ごめんなさい)今日、改めて読みました。
・声に出して読むと気分がよくなる英語と、そうでない英語
・英語そのものの美しさに触れる
の部分に共感しました。
100万語を音読している途中から、このリズム、この表現の仕方で
いいのか、正しい音を聞いてみたい、作者は執筆中に脳内音読を
しているはずだ、その音を聞いてみたい・・・などなど考えていたので、
あの本が手元にあったのはちょうど良かったですし、
古典の名作というのが、何度読んでもあきないというのを
知るきっかけになって本当に幸せでした。
ちなみに私はオーバーラッピングでもシャドーイングでも、
ついでに歌でも、文字や音を伴って発生するものを音読だととらえています。
私が音読が大好きな理由は、面白くて楽しいからです。
それから作者の意図とはかなり違う使い方をしていたようです(^^)
あ、そうそう、大阪に「絵本の会」というのがあるのですが、
そこに参加した時に、Yes,Virgina,There Is A Santa Claus
[url:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0762411201/qid=1074605562/sr=1-5/ref=sr_1_26_5/250-6503584-3373029]
を紹介してもらいました。
あの本を使って、聞こえた音を書き起こしたり、覚えるまで音読することに
挑戦してはバージニアのところで嫌になったんですが、
(3作目なので嫌になるのが早すぎますね (^^;)
この絵本は本当に美しいですよ。この絵本の音を知っていると
みんなに紹介して、とても喜ばれました(^^)
〉はまこさんの書込みにちゃんとお返事していないレスですみません。
〉酒井先生は私もなんていうか、学生を楽しくさせてしまうような先生だと思いました。
〉私の場合は、リラックスさせすぎて収集がつかなくなるタイプで、へへ、書込みの印象とはそうとう違います。
〉昔中学校で教えていたときは受け狙いばっかりやって(英語とは関係ないだろうが>自分)
〉今は専門学校等なんで受験とは一応無縁です。
〉今日久々に授業をしたら、前より英語がよく出てくる感じで
〉(一応授業はオールイングリッシュって建前の学校なんです)
〉おお、これは多読の効果だと喜んでます。
〉明日は契約書の翻訳の授業、準備をしているだけで「つまんねえ」と自分でつぶやいてますから、
〉こういうのをやめて多読をやったら楽しいのにと思って、来年は名目はどうでも多読を授業に突っ込もうと考慮中です。
KYOさんが楽しみながら英語を教えてくれる先生のようなのでよかったです(*^^*)
多読を授業に突っ込めるといいですね。
生徒さんたちも英語によりいっそう親しめるようになるでしょうね。
〉はまこさん、ちゃんとレスまた書きますね。とりいそぎ。
書きたいなー、と思ったときでいいですよ。
ご自分のペースに合わせてくださいね。
ではー(^^)/~~~