[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/11/24(19:51)]
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お名前: 久子
投稿日: 2005/7/17(19:21)
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marinさん 杏樹さん、こんにちは。 久子です。
〉何をもって英語ができない、だか、そこは微妙なのですが、学校英語ができ
〉ても、できなくても、実践で英語を聞くことになったときに、ほとんどの人
〉は何を言ってるのか全然わからないと思います。(ほとんどにはいらない人
〉のみが英語ができる人。もちろん、私はここにははいりません(^^;))
平均的な日本の英語教育は、実践では あまり役に立ちませんね。
〉会社でのことです。
〉電話で何か言われました。
〉私が初期に聞こえた音(しかも3、4回繰り返してもらって(^^;))は
〉Priceとアルファベットと数字からなる製品名(仮にA10とします)のみでした。
〉これで、ああ、A10の値段を知りたい(知りたいと言ったかどうかは全く不明
〉(^^;) でも仕事上そうかなと)のかと思いました。
〉ここに、英語の理解力が必要だと思いますか?
〉少なくとも文法力は全く必要ないです。(文で聞こえないから(^^;))
〉そのうちに、tellも聞こえるようになります。
〉あー、なんか人に聞くときはtellなんだ。
〉私は、「tell」=「教える」を知っていましたが、これは全く参照され
〉ませんでした。 これが、私がリスニングの方が日本語化するのを避け易い
〉、英語のままでわかりやすいと思っている所以です。 日本語を参照している
〉時間なんてないんですよ。 また、音が聞きとれる=意味がわかるの所以でも
〉あります。
〉そのうち、聞きとれる個所が増えてきます。
〉でも、やはり文では聞こえませんので(^^;)、もちろん、文法力は
〉不必要です。
〉聞きとれる、聞きとれないは、自分がそれを取捨選択しているわけではあり
〉ません。わからない部分は、自分が意識的にとばしているのではなく、聞こえ
〉ないのでスルーしかないです。
私は仕事ではありませんが、とても似た体験があります。
初めて海外旅行に行く時、当然 自分の英語が役に立つなんて思えないので
現地に日本人スタッフがいて、ほぼ日本語で大丈夫なツアーにしました。
確かに、ほとんど英語を話す必要はありませんでした。確かに。
すべて日本語か片言英語+身振り手振りで なんとかなりました。
唯一 大変だったのは観光に出かけるときのバスで、たまたま隣に座った
アメリカ人が日本に興味のあるお喋りな人だったときでした。
日本のことを、あれこれ知りたがって いろいろ質問してきたのです。
少なくとも聞きなれたアメリカ英語でしたが、聞き取れるのは単語が2,3で
した。 それだけで、相手の聞きたいことを推測して適当に単語を並べて
返事をします。すると、相手が期待していた返事だと、話が進み 見当違いの
返事だと 改めて同じ質問を言い回しを変えて聞いてきました。
よほど、日本のことが知りたかったのでしょうか、そんな状態でもその人と
約1時間 日本のこと 旅行先のこと を話しました。
これが、私が人生で一番長い間 英語を話した経験です。 仕事ではないので
間違っても、勘違いしても問題ないので marinさん とは比べるべくも無く
お気楽な環境ですが、似ていますよね。
そのときに、そのアメリカ人が、
「あなたが直ぐに返事をしないときは、日本語で考えているでしょ。
英語で話すときは、英語で考えないと 言葉が出てこないよ。」
といわれました。それはそうだけど、英語で考えると 幼児が考えているような
ことしか、出てこないんですよ。
その人が聞きたい 日本のこと 特に 盆栽のことが聞きたかった のですが
そもそも盆栽なんて 日本語でも あまり会話が弾むとは思えない。
趣味が、盆栽で pine tree をいっぱい持っていると聞いて パイナップルの盆栽
と思い That's grate! って言ったのですが、よく考えたら松の盆栽ですよね。 (笑
まあ、話の流れには 合っていたから いいでしょう。
このときの経験で
聞き取れた僅かな単語から内容を類推しても、大きく質問の意味をはずすことは少ない。
全部聞き取れることはまずないので、文法をしっかり勉強しても効果が薄い。
いちいち聞こえた単語を日本語にしている時間はない。
と身にしみて思いました。
〉それに反して、英文を読む場合は、わからない部分は自分が意識的にとばし
〉ます。
〉リィーデングでは、わからない部分をわかろうとしたりする分、自動的に
〉(笑)飛んでしまうリスニングより、「わからないところをとばす」が
〉しづらいと思った所以です。
多読と出会うまで、読むにおいて分からないところを飛ばすのは難しかったです。
でも、どうしても読みたかった 未訳のハリポタ 辞書引きながら読むのは面倒
わかるところだけ読んだら 大体の内容はわかるし 面白かった。
契約書とか約款でもない限り、適当にわかるところだけ読んでも大丈夫なんだ。
と思いました。
でも、一人でそう思うのは不安で、ここのサイトに出会って これでいいんだ。
とやっと安心しました。
〉英語が難しい?場合、英文は雑音(わからない部分)が多すぎるというか、
〉「わからない」「わからない」となって、理解がストップしますが、リス
〉ニングでは「わかる」ことしか聞こえてこないので、そのわかるところだけを
〉つなげるから、それなりにわかる、になります。
〉これが、ずーっと、ずーっと、正しいと信じてきたわけですが。。。
私も そう思ってました。
わかるところを聴く。
単なる雑音にしか聞こえないところは気にしない。
わかるところを繋げて 全体的な意味がなんとなくわかる。
多読式に読むときと同じですね。
ではでは
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杏樹さん、久子さん、慈幻さん、はまこさん、そしてこれを読まれてる皆さん、
こんばんは、marinです。
皆様のおかげで、私が疑問に思ってたことがほぼわかった上に、もともと
知りたかったスピーキングが何故壊滅的にダメなのかの理由もほぼわかりました。
私なりの総まとめです。多分、私と違うタイプの人でも、何かしらの参考に
なることがあると思いますので、自分の考えたことを書きたいと思います。
久子さんと私は、タドキストの中ではちょっと特殊なようです。
(でも、同じタイプの人は絶対いると思います。)
>久子さん、私と久子さんはほぼ違うところがなさそうなので、久子さんと私
ということにさせてもらいます。
それは、どうも、ふつうの人との英語の挫折ポイントが違うからのようです。
ふつうの人の挫折ポイントはどうやら「カタカナ英語」にあるようです。
それで、いろいろと久子さんとの過去のやりとりを思い出し、久子さんと私
の挫折ポイントを探ったのですが、どうやら、日本語と英語を結びつける能力
に著しく欠ける(笑)というところにあったようです(笑)
かなり昔のやりとりで、久子さんが、「意味はわかるけど、うまく日本語に
できない」という書き込みがありました。それに対して、「日本語にする
のってとても難しいと思う」のような返答をしたことがあります。
その時に気付いてもよかったんでしょうが、なかなか気付くのは難しいもの
です。
今日、たまたま、子供を連れてお台場に行きました。そこで、脳科学者(で
あっているかな?)の茂木さんのお話を聞く機会があり、セレンディピティ
という話を聞くことができました。
幸運に出会う可能性、多分、そんな感じの意味だったかと思います。
そこに、セレンディピティの順番のようなものがあり、全てをきちんと覚えて
いないのですが、初めの方は「行動」→「気付き」→「理解」、、という感じ
でした。
今回、「行動」はこの慈幻さんが初めに書いたことにレスをしたことにあた
り、それによって、他の人も含めレスをたくさんもらい「気付き」に至り
ました。
SSSの掲示板ってホント、有意義だな〜というのが一番の感想です。
なので、例え、何かの疑問がなくても、書き込んでみると良い思います。
何かしら、わかることがあると思います。
(それもセレンディピティのひとつらしく、Aを追っかけてたら、Bに
気付いた、ということを意味するそうです。)
日本語と英語を結びつけるのがダメなので、英文和訳をReadingと呼び、和文
英訳をCompositionと呼ぶ学校英語がダメで、実際、英語を使おうと思ったとき
に全く、学校英語が役にたたないのは当然のことです。
どれくらい結びつかないかというと、それは一連の書き込みを読んで頂け
ればわかりますが、もうひとつ、別の例を出します。
「cupboard」の読み方が「カップボード」ではないという書き込みを覚え
ている方はいると思いますが、私ももれなく?「カップボード」と読んで
いました。そのとき、まりあさんだったか誰だったかが、洋服をしまうことを
知れば、食器棚ではないと気付くと思うというようなことが書かれていました。
わたしの「cupboard」の意味は「食器棚」でした。でも、洋服をしまうことも
知っていました。
海外ではcupboardに洋服をしまうんだ(爆)、と思い、特に日本語が「食器
棚」でも全然平気だったのです。
「cupboard」の日本語訳は「食器棚」。 「cupboard」は洋服とかもしまう
そういうタンスのようなものと全くの別立てになってしまうのです。
日本語を介すと、久子さんと私は、全くといっていいほど、英語がわからなく
なります。もしくは、ひじょうに時間がかかります。
私は仕事で必要なので、リスニングから入りましたが、当然の結果?として
全く日本語を解さないリスニングのできあがりです。「音」を聴いて、日本語
がでてこないから、自然とそうなりました。
次に、多読です。もともと仕事で日本語訳をしない読み方(というか、日本語
にするのが、本当にたいへんなため、自然にやめていく)なため、快調(笑)
に進み、英語がたくさん、自分の中にたまりました。
そうしたら、今まで苦労していたライティングができるようになりました。
今までは自分の中に英語がたまっていないため、英語でいきなりライティング
ができないため、まずは日本語で考えて英語となります。
いうまでもなく、とてもとてもたいへんでした。日本語と英語を結びつけるの
がとても下手だからです。
多読のおかげで英語がたまり、英語で考えられるようになったので、びっくり
するほど、簡単に書けるようになりました。
英語がたまったなら、ふつうはスピーキングにも影響が出そうですが、悲しい
かな、私はどうやら、Reading-WritingとListening-Speakingの相関関係が全く
ないといっていいほど独立しています。特に、目と耳が干渉すると、優位で
ない耳はだめになってしまうほどです。
また、実は私は、多聴をしてきましたが、英語が嫌いということがあり、積極
性?に欠けたため、聞いてきた音源はひじょうに少ないです。 基本的に
繰り返し同じものを聞いていたのです。(ただ、この繰り返しは、精聴ができ
るようになるためには欠かせないと思いますので、お薦めの方法ではあります。)
なので、どうやら、音の方の英語はまだまだ、足りてはなかったようです。
また、私は視覚優位なので、多分、聴覚の場合、視覚以上に、ためる必要が
ありそうです。
もう一つ、スピーキングをするにあたって致命的?な欠点があり、それは口
の運動能力に欠けるということです。
ここは、はまこさんを見習って、積極的に、音読をしていこうと思います!
とりあえず、いろいろな音源をたくさん聞き、音読と音唱(音唱を入れる
のはこっちの方が楽しめるため(笑)今までもテキトーだけど、歌っては
きたので、どれくらい有効かは不明だけどとりあえず)していこうと思います。
基本的に、怠け者(笑)なので、ガンガンすることはないので、効果が
出るのは時間がかかりそうですが。
晴れて、スピーキングができるようになったら、ご報告したいと思います。
これさえ、できるようになれば、私の「心の障壁」もとり除かれることでしょう。
それでは。