[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/11/24(08:03)]
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943. Re: やるならロシア語、もしくはイギリス英語かな
お名前: ちんげん斎@
投稿日: 2003/12/22(21:44)
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marigoldさんへ
〉ここを読んで中国語の朗読CD買いました。
〉ためしにこれでシャドーイングしてみます。たのしみです。
真っ白でスタートするシャドウイングは興味大です。
パスバンドという考え方があって、日本語と英語では使われる周波数が違うってあれです。下のURLで中ほどより下に赤い線のグラフ「パラメータ1 パスバンド」ってのがありますので見てみてください。
[url:http://www.tomatisjp.com/know.htm]
これでみると
日本語 :100〜1500Hz
アメリカ英語:750〜3000Hz
イギリス英語:2000〜12000Hz
ドイツ語 :100〜3000Hz
ロシア語 :100〜8000Hz
ということですから、
アメリカ英語は日本語よりずっと高い周波数まで使っているのが一目瞭然です。
この高い音は、日本語の音に無い耳障りな子音の高音に関係してると予想できます。母国語の範囲以外は聴覚は馴染まないということですから、この1500Hz以上が言語として処理できるようになると英語の聞き取りが楽になるという考えがあります。(マジックリスニングという教材が、まさにこれに着目したものですよね、あと知らんかったけどトマティスメソッドってのがもともとこのパスバンドに着目した手法ですね)
逆に英語の音の高周波数部分をカットしてしまうとカタカナ英語っぽくなるんだとか。
わたしは、どうもイギリス英語がよく聞き取れないんですが、このパスバンド見るとイギリス英語でシャドウイングするのは有効かもしれない。(でもイギリス英語のほうが子音がきついとか豊富とかあるんでしょうか? 確かに低音でうごっとうなるrの音はないみたいですが)
シャドウイング素材として各国語を考えると、ドイツ語をやると日本語とアメリカ英語の範囲がカバーできる。とかロシア語は上のほうはイギリス英語に及ばないものの、かなりの範囲の周波数の音がカバーできることが想像できます。(そういえば、多読、多聴の達人sakigoroさんも、仕事でロシア語をお使いだそうですね。)
中国語も、息の音(子音ですかね)が日本語より多いってことらしいですから英語の聞き取りに有効かも。
でも、すべてがパスバンドで説明できる訳ではないですからね。(だってアメリカ人がイギリス英語が聞き取れないって聞いたこと無いですし。)
まあ、こういう考え方もあるんだってことで。
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