Re: さらに補足

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3089. Re: さらに補足

お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/4/15(18:51)

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ご無沙汰しています。少し時間が出来たのでジャズ・ヴォーカルについて整理してみます。

春告魚さんがおっしゃっているように、ジャズ・ヴォーカルは1950年代が聴き取りやすいです。ジャズの録音は20年代からありますが、50年代になって録音技術が格段に向上し、子音を聴き取りやすくなったからだと思います。勿論60年代以降も聴き取りやすいですが、歌の世界はロックやそれに近いポップスが主流になり、ジャズ・ヴォーカルの録音はそれほど多くなかったと思います。(1960年代は、かつてジャズ・ヴォーカルの大御所だったフランク・シナトラがスロー・ロックのリズムで "My Way" を歌って一度は引退した時代です。)

歌の種類によっても聴き取りやすさは違います。勿論、早口で機関銃のようにまくしたてる歌よりは、ゆっくり、しっとりの歌の方が聴き取りやすいです。結果的に love songs が多いです。

個人的にお薦めなのは、Chet Baker の CHET BAKER SINGS です。(白人男性で、アイドル的な人気もありました。)

蛇足ですが、恋の歌でも、ローズマリー・クルーニーが早口でまくしたてる "Come on-a My House" などは聴き取りが大変かもしれません。(この歌の作詞は小説家の William Saroyan ですが。)


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