Re: シャドーイングを始めるにあたって

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2950. Re: シャドーイングを始めるにあたって

お名前: 抹茶アイス
投稿日: 2007/1/31(19:43)

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りょうさん、はじめまして。抹茶アイスです。

〉1.音素材の選び方
〉 聞いてどの程度意味が分かるものを聞くべきなのでしょうか?

できれば意味がわからないものの方がいいと思います。
理由は、音に集中するためです。

ただ、全くわからないものを繰り返すのは、つらいかもしれません。
その場合、「全体として何のことについて言っているのか、ぼんやりとは
わかるけれど、細部はよくわからないもの」がいいと思います。

意味のわかるものでシャドーイングすると、カタカナ発音になって
しまう可能性があります。

聞いていて、音やリズムの楽しい真似したいと思える素材や、真似したい
と思う耳に心地よい朗読、明瞭な発音のものがいいです。

そして聞こえてきた音をそっくりそのまま繰り返すようにします。
(しかし、最初からすべてそのまま繰り返そうとすると大変なので、
聞こえてくる強い音だけを繰り返すようにします)
その時に、音だけを意識します。意味はとらないようにします。
その方がうまくいくからです。

例えば、歌の場合を考えてみてください。
ある日、ふと流れてきたメロディを聞いて、「あ、これ、いいな!」と
思ったとします。それをカラオケで歌いたくなったら?

たぶん、その歌を聞きながら練習すると思います。
その際、歌詞の意味から考えないと思います。最初に歌詞の意味を
考えながら歌おうとすると、音をはずしてしまうと思います。
まず一緒にメロディにのって歌おうとすると思います。

それと同じです。
まず、全体のリズムやイントネーションを真似してみてください。

〉2.聞く回数
〉 同じ素材は何度も何度も聞くべきでしょうか?
〉 意味が分かるようになるまでとか…。

いやにならない程度に繰り返してみてください。
意味がわかるようになるまでではなく、その素材に飽きたら
次の素材にかえてください。

とにかくそっくっりそのまま繰り返していきます。
音を意識していて、口が自然に動いている感じです。

シャドーイングをずっと継続してやっていると、音の細かい
部分まで聞き取れるようになってきます。
そうなると、シャドーイングしつつ、頭では音を意識して
いるのですが、意味もとれるようになってきます。

〉3.どんな素材
〉 一番最初に使う素材でオススメのものは何ですか?
〉 ちなみに、VOA Special EnglishやNHK World Newsなどは、
〉 あまり意味が理解できませんでした。

人によって、出発すべき地点(速さ)や、音の好みが違うので
おすすめの素材も異なってきます。

まずは多読多聴マガジンのCDを最初から順番にやってみてください。
(あ、最初はもちろん、一日5分位からでいいです)
楽に出来るなら、次の素材に移ってください。

CDにはゆっくりの素材から次第に速い素材が入っています。
楽に言えずに、モゴモゴしだしてきたら、それが現時点で
シャドーイング練習用の素材として向いている速さになります。
同じような「速さ」のものから選んでみてください。
「速さ」がわかれば、あとは「好みの音」ということになります。

まず、発音が明瞭でレベルによって速さが異なり、入手しやすいもの
という観点から選びますと、やはりGRのCDになると思います。

また、児童書の中には、効果音や音楽が入っていて楽めるもの
もあります。(逆にそれがじゃまに感じる人もいるかもしれませんが)

もし、iPodをお持ちなら、iTunesというソフトがパソコンに入って
いると思います。(iPodがなくてもアップル社から無料でダウンロード
できます)

iTunes Storeのオーディオブック→右端のクイックリンク→
パワーサーチでタイトルを入れ、さらにプレビューを押しますと
下記の★印のものは、音声を聞くことができます。

Frog and Toad
The Polar Express
★Magic Tree House
Curious George
★Nate the Great
★A to Z Mysteries
マザーグース

お聞きいただけばわかると思いますが、読みやすいものが、
シャドーイングしやすいかといえば、必ずしもそうではありません。
たとえばNate the Greatの場合、読みやすいですが、音源の速度は
速いので、いきなりシャドーイングするのは、大変かもしれません。

逆にVOA Special Englishは分速100語ぐらいですので、ゆっくり
です。しかしニュース英語なので、語彙はやや難しめになります。

いずれにせよ、ご自分でやってみてモゴモゴになるけれど楽しめるものが
一番です。(なかなかモゴモゴを楽しむというわけにはいかないかもしれ
ませが、まずはやってみてください)


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