映画を英語他で聞いてみると

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2419. 映画を英語他で聞いてみると

お名前: パピイ
投稿日: 2005/10/10(19:30)

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 こんにちは パピイです。

 英語が出来るようになりたい理由のひとつに、洋画を字幕なしで、気楽に楽しみたいというのがあります。
でもこれって、野望というか夢というか、それに近い物だと思っていました。

 今年6月末から、3回ポーランド出張がありました。休日の、時間つぶしのために、映画を何本か見る
機会があり、おもしろい経験をしたのでご報告いたします。

■私の紹介
 映画は、だいたい年50本程度、映画館で見ます。その3分の2は米国映画ですから、英語で聞いて、
日本語字幕で読んでいます。その時、出来るだけ会話を聞くように、心がけています。
 多読は、約2年、900万語前後で、多読前は、ヒアリングマラソンや、NHKラジオ講座をやっていました。
今は、特にリスニングはやっていません。

■映画(見た順)の紹介と感想
☆Star Wars Episode III
 掲示板でも話題になっていましたので、見た人も多いことと思います。いつものように初めは、
宇宙空間に、黄色い字幕で能書きが出て来るはず。多読の成果確認はいかにと、期待していたら、
ポーランド表記のため、撃沈。
 気を取り直して、会話に注意を払うと、戦闘シーンは別にして、結構聞き取れ、ストーリーに
ついていけて、ちょっとうれしかったです。
 感激したのは、apprenticeという単語が聞き取れた時でした。これは、ディケンズの
Great Expectations (MGR5、OBW5、PGR6)で知った単語で、こんなところで、多読の成果がと、
とても満足でした。
 そうそう、この単語Memoirs of a Geisha (PGR6)にも出てきました。これの映画化SAYURIは、
日本で12月公開予定でとても楽しみです。
 Star Warsは、全世界をマーケットにしているでしょうから、英語はかなり聞きやすく、設定して
あるのかも知れませんね。2週間後、日本で見て、聞き取り結果に安心しました。

☆Herbie: Fully Loaded  (「ハービー/機械じかけのキューピッド」の題で、日本公開済み)
 続いて、ディズニー映画。結構いけるかもと、期待して見に行きましたが、ポーランド語吹替えで、
全滅。出ようかなと思いましたが、時間つぶしが目的で、支払った料金(約700円)も惜しいので、
そのまま見つづけました。
 ところが、95%理解不能な会話(挨拶、Yes/No、御礼ぐらいは判ります)でしたが、人間の心を持った、
茶目っ気あふれるフォルクスワーゲンが主人公で、イタズラもするけど、レースにも挑戦という、
大体想像のつくストーリーですので、人のアクション、表情と声のトーンで、会話はある程度想像出来、
結構楽しめました。わからなくても、楽しめたというは、面白い経験でした。
 帰国の飛行機の中で、この映画を英語で聞くことが出来ました。かなり早口で、俗語も多く
GRリーダーにはつらい物があり、英語であっても、楽しさは同程度でした。

☆Mr. & Mrs. Smith  (日本では、12月公開予定)
 ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが夫婦役で競演する映画です。それぞれの正体を知らずに、
すれ違い生活を送る夫婦をコメディ・タッチで描きながら、アクション満載の娯楽作品です。
 最初、夫婦のインタビューから始まります。少しはわかりましたが、ちょっとイライラ。その後のアクション、
ロマンス展開からは、ストーリーについていけて、楽しめました。
 日本公開時に、もう一度妻と見に行って、細かなところをチェックする予定です。

☆The Island  (「アイランド」の題で、日本公開済み)
 近未来SF映画で、地上最後の楽園“アイランド”に行くことを夢見る青年が、ふとしたことから、
自分たちの住む世界に疑問をもつようになり、やがて衝撃の事実を知ることなる話です。
 SF小説や、映画を一杯見ていれば想像のつくストーリーでした。最後の方のアクション・シーンは
ちょっと新鮮で、驚きの出来栄え。医学用語がいろいろ出ましたが、そこは飛ばしても、ストーリーには
ついていけました。同時期に日本公開のため、再チェックができないのが残念。

☆Hostage  (「ホステージ」の題で、日本公開済み)
 映画館のポスターは、ブルース・ウイルスが拳銃を持っているだけで、その他ポーランド語表記だけのため、
何の映画かわからず選びました。でも特徴のあるオープニングで、以前日本で見たホステージとわかり、
気楽に見始めることができました。
 最新セキュリティ完備の邸宅で発生した籠城事件のストーリーですが、悪役たちの会話は、俗語が多く
聞き取りにくかったのですが、ブルース・ウイルスの方は結構聞き取れ、楽しめました。

☆Hauru no Ugoku Shiro
 ご存知、「ハウルの動く城」です。久々に、日本語で聞いて楽をしようと考えていましたが、吹替え版でした。
 Herbieの例もあるしと思ってみていましたが、この作品難しいですね。昨年日本で見ていたからいいような
ものの、そうでなかったらイライラがつのって、楽しめなかったかも。
 蛇足ですが、この作品ポーランド語が似合っていました。うまい説明が出来ませんが、設定が昔の
ヨーロッパ風なこともありますので、いい雰囲気に感じられました。

☆Wedding Crashers  (日本公開未)
 主人公二人は、他人の結婚式に紛れ込み、飲み食いしたあげく、女の子をナンパすることを趣味と
していたが、そのうちある結婚式で…というアメリカン・コメディです。Crashersの意味がわかりませんでしたが、
見ているうちに判って来ました。
 会話は早口で、非常に聞き取りにくかったです。多分ギャグを一杯言っていると思うのですが、わかりません。
でも、そんなことを言っているんだろうと、聞き流してみていると結構楽しめます。最後は、恋愛映画に
なっています。
 日本公開済みの「奥さまは魔女」のダーリンが、脇役で出演しています。怪演というか、パワフルでした。
日本公開はあるのかな?

☆Red Eye  (日本公開未)
 主人公(若い女性)は、乗った飛行機の隣の席に座った男性と仲良くなり、恋愛に発展するのかと思いきや、
この男とんでもないやつで、協力しないと…というサスペンスです。Red Eyeの意味は最後までわかりません
でした。帰って調べたら、夜間飛行便、深夜発明朝着便とのこと。充血した目というイメージから恐怖感を
あおる意味もあるのでしょうか。
 会話は、一部を除いて、ゆっくりでしたが、聞き取りに苦労しました。というのは、この作品の半分は
飛行機の中のシーンで、会話の内容判断を助けてくれるのが、表情と声のトーンと少しのアクションだけ。
手に汗握るサスペンスになっており、また女性の過去の事件が伏線になっているようなのですが、
その辺の詳細が十分にわからず、自分の英語力の無さにもどかしさを感じました。
 ぜひ、日本公開を期待します。サスペンスをじっくり、その後はホラー風でかなり楽しめる作品です。
実は、この日は、Oliver Twistを見たかったのですが、発券所の人が、ポーランド語吹替えだから、
止めてこっちにしたらと提案してくれて見たものです。ほんとに良かったです。
 主人公を演じた女性(Rachel McAdams)、どっかで見たことあるなあ、と思って調べると、
Wedding CrashersとThe Notebookのヒロインでした。

■まとめ
 取りとめも無いことも書いていますが、不純な目的(時間つぶし)で始めましたが、洋画を字幕なし
(有ってもわからない)で見ても、それなりに楽しめることがわかりました。

 最初は、多読でいうと、いきなりPBを読むようなものかな思っていましたが、会話はPBレベルでも、
その他は絵本みたいな物(例がむちゃくちゃですが)に相当すると思います。ですから、画像と音だけで
楽しむこともできたのかなと考えます。とは言っても、会話の内容で盛り上がってくる作品や、
アクションが少ないシーンは、イライラやもどかしさを感じまた。

 そうそう、どのくらいわかりましたか?と質問されても答えられません。30%とか50%とか割り出す
理解度の根拠が自分に持てないからです。でも、楽しめましたか?と質問されると、前述の感想のように、
素直に答えられます。

 「この楽しめましたか?」評価は、自分の理解度を測る上で、あいまいなようで、結構シビアな指標に
なりそうだと、今頃になって気付きました。(苦笑)

以上、やってみたら思ったより簡単だった、楽しかったという、多読初心者のコメントみたいになりました。
みなさん、Happy Seeing Movies!


▼返答


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