Re: 多読とリスニング

[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/11/24(20:14)]

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2197. Re: 多読とリスニング

お名前: marin
投稿日: 2005/7/13(23:42)

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杏樹さん、こんばんは。

〉それでは、標準的なタドキストの例で…。
〉多読ではレベル3で100万語達成することが標準とされています。レベル0の本を読んで「英語なのにわかる!読める!」と感動することから始まって、100万語でレベル3が読めるようになります。しかしレベル3がちょうどいい、という状態ではいきなりレベル9の本は読めません。まあ、「愛」とか勢いで好きな本を突然読んでしまう人もたまにいますが…。でもレベル3の人にはレベル9は難しすぎます。そうしたら、レベル9の本の音声を聞いてもやはりわからないでしょう。でもレベル1や2の本なら、英語の音に慣れさえすれば聞き取れるようになるでしょう。そして多読を続けて、もしレベル5の本が読めるようになれば、レベル3の音声も楽に聞けるようになるでしょうし、レベル9を聞いてもわかるところが増えてるかもしれません。

う〜んと。私はそう思えないです。
多分、杏樹さんは、リーディングができてからリスニングだったので、そう
思うかもしれませんが、世の中には文字の読み書きが出来なくて、聴く、話す
ができる人はたくさん(というよりむしろその方が多いのでは)いるわけで、
読める→聴けるの図式だけが存在するわけではありません。

聴ける→読めるもあるし、話せる→読めるもあると思います。

ちょっと意地悪な例を出して申し訳ないですが、例えレベル3がちょうどいい
タドキストでも、その人にとってとても聞きにくい音声、また、良く知らない
事柄についてのレベル1より、とても聞き取り易い音声、その人が熟知して
いる事柄のレベル9なら、確実にレベル9の方が言ってることがわかる度合い
は大きいと思います。

それに、リスニングはレベル1の音声が聞きとれた→レベル2の音声が聞き
とれたというふうになるとも思えません。

だいたい、10%くらい聞きとれた、20%くらい聞きとれたとあがっていく
ものかと思いますので、レベル1の音声が完璧に聞きとれるリスニング力を
持っている人がいたら、その人がレベル9の音声がほとんどわからないという
のは考え辛いです。また、逆に全くリスニングができない人は例え、レベル6
の本が読めても、レベル1の音声も、レベル9の音声も全く等しくわからない
と思います。

あまり、リスニングのレベルというのを考えたことがないので、難しいの
ですが、私はレベル6くらいの英語はだいたい聴けるの状態で多読を始め
ましたが、レベル0の本が決して楽に読めたというわけではないですよ。

少なくともリスニングの読めるリミットがリーデング力で決まるなんてことは
ないと思います。

私の知っている人で、英語の一般的なレベル(何を以って一般的というかは
難しいのですが)はかなり低いが、仕事の英語のコミュニケーションに
困らない人がいます。その人の英語はブロークンですが、言いたいことを
人に伝えられるレベルで言えます。また、その人は多分レベル1の英語を読む
のに四苦八苦すると思いますが、人の言ってることがだいたいわかります。

上で、文盲のことを書きましたが、別に文盲でなくても、こういう人も
実際に存在するのです。

〉…という説明でわかるでしょうか。
〉それから、このモデル説明で注意することは、単なる「リーディング」ではなく多読法による英語読書ということです。辞書を引いたり文法にこだわって和訳するような読書ではなく、多読で自然に英語が読めるようになる状態のことを想定しています。辞書引き和訳読書では、リスニングとの関連は薄いと感じるのはもっともだと思います。

辞書を引いて和訳をするのは「和訳」であって、「リーディング」では
ありません。全く別もので、和訳の能力の有り無しは全く問うては
おりません。 あくまでも、「リーディング」と「リスニング」で日本語が
介在しない話です。

〉その「カタカナ英語」のリンクを張っておきます。長いので、お気が向いたときにでもお読みください。

[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-shadow&c=t&id=931]

読んでみました。へんな話、やっぱり、ガールなんて、皆聞こえないじゃない
と思いました。なのに、なんでガールを受け入れてしまうのか、正直、謎です。

〉お仕事で必要なんですか。それなら仕事に関連するジャンルの本を多読して、文章や単語の蓄積を増やすのはいかがでしょう。「もうやっている」ということならまたまた「失礼しました」なのですが…。でも「過去に覚えたこと」が「すごい少ない」と感じるなら、多読で増やすことができるのではないかと思います。
〉また、知っている単語を並べる、というのができないというのは、きちんと話したいと思うからではないでしょうか。仕事ならあまりブロークンすぎると恥ずかしいかもしれませんが、相手のあることでしたら何度でも言い直したり、説明を加えたりできます。とりあえず何か知っている単語を口に出してみて、そこから補足していくような話し方ではまずいでしょうか。
〉海外旅行で買い物したりホテルで簡単な会話をして「通じた!」レベルの私の意見では参考にならないかもしれませんが…。

杏樹さんは、知ってる単語が簡単に出るから、簡単そうに書きますが、それが
できないのが、私のように壊滅的にスピーキングができない人なのです。

知っている単語と言っても、自分が話そうとすることに関係がある単語と
いう意味ですよね。分かり易いように極端な例を出しますが、洋服の話を
したいのに、carとか言っても仕方がないですよね。でもcarしか思い浮かば
ないそんな感じです。

それでは。


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