[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/11/24(19:43)]
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
2196. LRによる混乱は、認知システム同士の「干渉」ではないかと・・・
お名前: 慈幻 http://mayavin.txt-nifty.com/labotadoku/
投稿日: 2005/7/13(22:20)
------------------------------
どうも慈幻です。
"marin"さんは[url:kb:2193]で書きました:
〉慈幻さん、こんばんは。
(中略)
>>現時点での印象では、
>>
>>「記憶/演算装置」 → 「出力装置」
>>
>>の間の「リンク」が上手く繋がってないみたいですけれども。
>全くもってその通りです。
優位感覚は違いますが、「同志!」とお呼びしたいです(笑)
私も、この「リンク」が上手く繋がらなず、しかも「シャドウイング」が
上手くできなくて、試行錯誤してますので。
>「シャドウイング」に関して、慈幻さんは上級者向けではないかと
〉greenorangeさんとのやりとりで書かれてますが、私も、理由は
〉ちょっと違うのですが、「シャドウイング」は中級、上級者向け
〉に有効な方法で、初心者、初級レベルでは本当に有効なのか怪し
〉いと思っています。
おお! 心強い言葉です(笑)
>それは、私がスピーキングに関しての助言をいわゆる英語ペラペラ
〉の人(もちろん、帰国子女でなし。帰国子女に聞いても仕方ないか
〉ら(笑))に聞いた時に、「シャドウイング」のことを言われたの
〉です。
>
>その人曰く、「私も英語がすぐ出ないことあるよ。だから、海外出
〉張に行ってまずすることは、テレビをつけて延々とシャドウイング
〉をするの。意味なんか全然わからなくていいのよ。そうすると、
〉英語が出易くなるの。」
>
>。。。。。。
>
>私の英語がすぐ出ないとレベルが全くもって違います(^^;)
分かります! そうです! 「シャドウイングが出来る方」に対して、
marinさんも感じたであろう「見えない壁」を、どうすれば言葉で伝え
られるのかと試行錯誤して書いたのが一連の投稿なのですが、私の説
明が拙いため、なかなか通じません(苦笑)
>だから、「シャドウイング」がスピーキングに有効なのはすご〜くよく
>わかったけど、私がして本当に効果ある????
>
>その疑念が全くもって消えません(笑)
同意します!(笑)
そうです。私が言いたかったのは、正にそういうことです!
>初級レベルで、「シャドウイング」でスピーキング伸びたという人が
〉出てこないかと待ち構えているのですが(笑)、多読でスピーキング
〉で改善した人は見かけましたが、そういう人は見かけてません。
多分、「シャドウイング」ができる人は、元々「スピーキング」も得意
なのではないかという気が(笑)
〉(もちろん、掲示板を全部読んでるわけではないので見逃しの可能性
〉はありますが。。)
はい。私もとても全部は読んでません(苦笑)
>歌なら、以前から歌ってましたが、適当に歌ってたので(笑)、少し、
〉真剣?に取り組んでみようかと思います。
はい。色々と工夫してみて、上手い方法が見つかれば、是非、私にもご
教授ください(笑)
>>ただ、私の場合、理由や説明がないと、「自分ででっち上げる」こと
>>にしてます(笑)
>すごい能力ですよ。ふつうできません(笑)
いえ、ある種の世界では「通常能力」です。しかし、それ以外の世界の
人には「すごい能力」に「見えます」。
多分、私にとっては「シャドウイング」が「すごい能力」であっても、
それができる人には「通常能力」でしかないので、私が「難しい」・
「どうやってやるのか分からない」と言っても、彼らには「通じない」
し、私が何に躓いているのかも「なかなか理解してもらえない」のだろ
うと(苦笑)
>少し、時間をかけて自己分析してみます。
はい。私にも非常に参考になりそうなので、是非、お願いします(笑)
>「発音できなければ聞き取れない」、あれ??そうなんですか??
私も違うと思います(笑)
ただ、「シャドウイングができる」人たちがそういう風に主張してる
ことから考えると、多分、「発音できるようになることで、聞き取り
の質/レベルが上がる」という意味ではないかと推測しています。
>私はふつうに多聴と精聴で、「聞き取り」ができるようになりましたよ。
>「聞き取り」なら、多聴はお薦めかと思いますが。
私は「意識的に聴く」ことによる「多聴」は厳しかったです(苦笑)
それで、「意識的に聴く」ことをせずに済ませる「ながら聞き」という
のを考案して、「大量に聞く」ことで、ようやく、多少とも「聞き取り」
ができるようになりました。
ただ、それでも、「シャドウイング」は難しいです(爆)
>はまこさんの「音素判別能力」のような普通ではあり得ないものでは全然
>ないです(笑) 私は一般人?なので(笑)
そうですか?(笑)
久子さんへの返信「私もカタカナはあくまで日本語」という投稿で、
>私にはgirlがどう聞いてもガールと聞こえなかったからです(爆)
>
>どう聞いてもグゥオゥとしか聞こえない(笑)(一応最後のLの音
>は聞こえるのですが、ルとは聞こえない。)
(中略)
>これは私の耳が悪いせいだと思いますが、我ながら、頑固な人でし
>た(笑)。
と仰ってますが、これは「耳が良い」証拠なんですよ?(笑)
別の方への返信でも書きましたが、私も含めた普通の日本人は、
「日本語」の「音韻構造」に慣れきっているため、あらゆる
「音声」を
「子音+母音」/「母音」
という「形式」に「変換」しないと「認識」できません(苦笑)
ですから、「girl」という「音声」を聞いても、
「gir」 → 「ガー」
「l」 → 「ル」
に「脳内カタカナ変換」してしまうんです。
ところが、久子さんやmarinさんのように「耳が良い」人たちは、
そういう「脳内カタカナ変換」をせずに、
「gi」 → 「グゥ」
「rl」 → 「オゥ」
と「聞き取る」ことが可能です。
既に、この「聴覚像」の「入力」時点で、「違う処理」をしてい
るという「自覚」はおありですか?(笑)
そして、杏樹さんへの返信「2171. Re: 多読とリスニング」で、
>あと、英文を見て音がとれないというのも???です。
>もちろん、知らない単語の音はとれないですよ。
>でも、音を聞かなくても、辞書見れば発音記号は載っているわけ
>だし、別に知ろうと思えば知れますよね。
と仰ってますが、これもかなり「特殊能力」っぽい「臭い」が
します(笑)
はまこさんが、「Moon」という「音声」を聞いた場合、
「M」
「o」
「o」
「n」
という「音素」が個別に「判別」でき、さらにそれらを個別に
「脳内字幕変換」できる、という部分は読んで頂いてるでしょ
うか?
私も含めた、普通の日本人は、「ローマ字」の「読み方」から
の「類推」か、「脳内カタカナ変換」された「脳内音読」の
「記憶」からしか「音声再生」ができません。
従って、
1 「girl」という「文字」を読む。
2 「gir」を「ガー」に、「l」を「ル」に「脳内カタカナ変換」する。
3 「ガール」と「脳内音読」する。
という風にしか処理できません。
これは、仮に「girl」を「辞書」で引いて、「発音記号」を確認した
としても同じ事です。
私も含めた普通の日本人は、「発音記号」も「脳内カタカナ変換」し
てしまうからです(苦笑)
いみじくもmarinさんご本人が仰っているように、
>普通は発音記号見てもわからないと言われるのかな。
ということなんです(笑)
ですから、「目で聞く」=「文字音声化能力」と書いたのは、そう
いうことは「普通の人にはできない」と示したつもりだったのです
が、私の説明が足りなかったようですね(苦笑)
>目で聞くという表現がちょっと誤解の元でしたね(笑)
いえ、marinさん自身が「自分の凄さを自覚していない」ことに気づ
けず、上手く説明できなかった「私のミス」です(苦笑)
さて、上記のことを踏まえますと、
1 「Girl」という「文字」を読む。
2 「Girl」を「グゥオゥ」という「ほぼ聞いたままの音」で
「音声再生」する。
というのが、marinさんの情報処理だと推測されます。
そして、
1 「文字」や「発音記号」を見ただけで、
2 「脳内カタカナ変換」せずに、
3 「ほぼ聞いたままの音」を「脳内音読」できる。
というのは、私を含めた普通の日本人にはできません。
ですから、marinさんにとっては、
「目で聞く」=「文字音声化能力」
というのは、「通常能力」なのでしょうが、私から見たら、「すごい
能力」なんです。
ご理解頂けるでしょうか?(笑)
それと、
>私は基本的に「視覚」の能力が強いため、文字を見ながら英語を聞いて
〉しまうと、「視覚」にひっぱられるため、「英文の聴覚像」を「英文
〉の視覚像」の変換がうまくおきなくなると思うのです。
と言う報告を拝見してようやく理解できたのですが、marinさんは、
1 「音声」 → 「ほぼ聞いたままの音声」 → 「理解」
( 「Girlという音声」 → 「グゥオゥという音声」 → 「少女の映像」 )
2 「文字」 → 「脳内字幕」 → 「理解」
( 「Girlという文字」 → 「Girlという脳内字幕」 → 「少女の映像」 )
という2種類の「情報処理」を、全く「別系統の認知システム」として確立
していまっていると推測されます。
恐らく、marinさんは「優位イメージ」が「視覚」であるため、
「LR」=「音声入力」と「文字入力」の「並列処理」
をすると、
「Girlという脳内字幕」 > 「グゥオゥという音声」
となり、両者が「干渉」してしまうので、上手く行かないと予想されます。
これに対して、普通は、
「音声」 → 「カタカナ」 → 「理解」
(「Girlという音声」 → 「ガールというカタカナ」 → 「少女の映像」 )
「文字」 → 「カタカナ」 → 「理解」
(「Girlという文字」 → 「ガールというカタカナ」 → 「少女の映像」 )
という「情報処理」をします。
ですから、「音声」も「文字」も「脳内カタカナ変換」されるのは「同じカタカナ」
であるため、
「ガールというカタカナ」
に「集約」されてしまうので、特に混乱しないのです。
そして、
>正直、才能がない!ということであきらめたいです。。。
というのは話が全く逆です(苦笑)
多くの人が「Girl」を「ガール」ではなく、「グゥオゥ」と聞けるように
なるために「多聴」や「LR」をしてるのです。
実際、私も、「ながら聞き」や「LR」でそろそろ100万語に近づいてま
すが、まだ「Girl」を「ガール」と聞いてしまうことが多いです(苦笑)
ですから、「音声」に関しては、marinさんの方が「私よりも才能がある」
のです(笑)
「シャドウイング」や「LR」ができなくても、別の方法が必ずあります!
今後とも、方法論の模索や「理論モデル」の形成にお付き合い頂ければ
幸いです。
以上、用件のみですが、今回はこれで失礼します。
▲返答元
▼返答