[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/11/24(19:40)]
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お名前: 杏樹
投稿日: 2005/7/12(02:48)
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marinさん、こんにちは。
marinさんのお返事を読んで、marinさんの英語の悩みが相当高いレベルのものだということがわかり、初心者向けみたいなレスをつけてしまったと反省しております。
〉そうすると、もともと、「英語のままわかる」「語順のままわかる」「わから
〉ないところは飛ばす」ことができてれば、リスニングは伸びないってことですか。
それは後ろ向き過ぎます。もともとできているなら、文章の理解を上げる練習はしなくて音だけの訓練で済むということではないですか。
多読でリスニングが伸びた、という人は本当に英語の理解力と連動しているんです。
まず多読を始める人には英語学習挫折者が多いです。学校で落ちこぼれた、いろいろな勉強をしたけどちっとも身につかなかった、受験勉強は一生懸命やったけど実際には全然使えない…。
そういう人たちの英語レベルは「英語のままわかる」を要求するには程遠いんです。学校の文法知識を引っ張り出して文型とか分析してみたり、私のように文型すら覚えてないと関係代名詞や前置詞が出てくるとひっくり返したらわかるかな〜とパズル状態になってますますわからなくなったり。さらに英語を見るだけで「あー、わからない」と拒否したり。
そういう人たちがレベル0のGRとか絵本を手にとって「これならわかる!」と思って始めるのです。
〉確かにそれは事実だと思うし、実は私はリスニングの方が上記3点を獲得
〉するには多読よりも、リスニングの方が絶対手っ取り早いという気持ちが、
〉あります。リスニングは待ってくれないので、日本語にする暇なんてそもそも
〉ないし、わからないところに気をとられたら、そこでおしまいになります。
それはある程度聞いてわかるレベルの話です。上記のようにレベル0の本がやっと読める程度の人がナマの英語をたくさん聞いても「雑音」にしかなりません。わからない英語をずーっと聞いていてもわかるようにはなりません。やはり何らかの文字のテキストが必要でしょう。
また、受験英語を一生懸命やった人や一部の英語教師は「和訳しないと理解したことにならない」と思い込み、英文は必ず和訳して理解するよう求めます。そういう学習をしてきますと、「日本語にする暇がない」ものを聞くとそのままわからないまま終わってしまいます。
〉でも、「英語のままわかる」「語順のままわかる」「わからないところは飛ば
〉す」ことがもともとできてなくて、多読をしてもリスニングが伸びない人は
〉いるように感じられますが。。
私は「多読をすればリスニングは伸びる」と断言するつもりはありません。
marinさんが多読でリスニングが伸びるというのが理解できない、というので、多読でリスニングが伸びる事例を分析しただけです。本当にリスニングを伸ばしたいなら実際に英語の音を聞くことは必須です。
〉だから、杏樹さんが、そう思うのは私とreference system等の優位が違う
〉からですよ〜。そもそも私には音が聞き取れて意味がわからないというのが
〉理解できません。意味がわかったから聞きとれてると思うのではないですか?
〉もちろん、自分の知らない単語は意味がとれないこともありますが(意味が
〉とれることもありますよ)、その場合は聞きとれないことも多いので、音が
〉聞き取れて意味がわからないというのは単にその単語を知らないということ
〉にしか私にはなりません。リスリング力の問題ではないです。
その点は失礼したと思います。marinさんのレベルは相当高いようですので、その高さを考慮に入れずにタドキスト一般向けの内容でレスをつけてしまいました。ですからmarinさんは、私のレスに関してはご自分の参考にではなく、タドキストの一般論として読んでおいてください。
「音が聞き取れて意味がわからない」については、このスレッド内のakoさん、はまこさんの投稿を読めばわかってくるのではないでしょうか。知らない言葉をただ音を真似るのを楽しんでシャドウイングをしているはまこさん、10ヶ国語を聞いて、意味はわからないけど「ナニ語だ」と判断できるakoさん。知らない言語でも音を判別することはできるのです。
ちなみに、私は中国語を勉強していますが、中国語は北京語をベースにした標準語を習います。しかし中国語の方言の落差は大きく、香港映画で使われている広東語は互いに通じないほどです。私は香港映画を見たときは音はそこそこ耳に入ってきます。でも何を言っているのか全くわかりません。例えば「十」は標準語では「シー」と言います。でも広東語では「サップ」と言います。それで標準語の「シー」しか知らないと、「サップ」という音は聞き取れても意味がわからない、ということになります。
〉知っているのに聞きとれないのがリスニング力に関わる部分ですよね?
〉少なくとも私は聞きとれない部分の英語を見て、その英語は聞きとれるように
〉なりましたが、リスニング力はさっぱりあがりませんでした。(別の英語を
〉聞いて、聞き取り量が増えることがなかったということです。)
〉また、私にとっては、本を読むスピードと聞き取りの速度も全く関係ないです。
〉実際、多読をして、私はリスニングよりリーディングの方がダメだったと
〉気付いたんですよ。
〉同じ速度で読むと聞くをしたら、絶対、聞いた方がわかっていたんだって。
〉(ちなみに、今はもちろん?逆。)
慈幻さ〜〜ん、ここにも驚異的な能力の人が…。
読むより聞くほうがよくわかる、というのは全く想像できない世界です。そんな方に私がおせっかいな投稿したのは間違っておりました。平謝り〜みたいな境地です。
〉あと、英文を見て音がとれないというのも???です。もちろん、知らない
〉単語の音はとれないですよ。でも、音を聞かなくても、辞書見れば発音記号は
〉載っているわけだし、別に知ろうと思えば知れますよね。
〉もちろん、人名は聞くしか方法はないと思います。
〉ただ、その人名の発音を知ることはそんなに重要じゃないというか、あまりに
〉多すぎるからそれを理解するのに時間をかける必要はあまりないと思います。
〉こう書くと、普通は発音記号見てもわからないと言われるのかな。
〉それこそが、reference等優位の違いかと思うのですが、そうではないですか?
つまりですね〜、一般的には学校英語だけでは、ネイティブの発音を聞いたことがないという人が多いわけで…。私もそんなにカタカナ英語に悩まされている人が多いということを知って驚いたことがあったのですが、本当に多くの人の英語力はそんなもん、なんです。カタカナ英語とはgirlを「ガール」と読むことです。優位かどうか以前に、英語の音を聞いたことがないと聞き取りも会話も難しいでしょう。そういう人がLRをして「girl」は「ガール」じゃない、と気がつくのがLRの効果です。
marinさんが「リスニングが伸びない」というのを文字通りに受け取ってしまったのが間違いだったようです。marinさんの目標はずーっと高いところにあったようです。しかし、もう少し具体的な状況も書き添えて欲しかったです。例えば、以前ドラマを聞き取りたいということを書いた人がいましたが、その人はかなり聞き取れるようになった上で、さらに細かい部分までわかるようになりたいということでした。そう言ってくだされば、「大意を取る」程度のことができるかできないか、というレベルとは違うということがわかります。どうも私は、内容はちゃんとわかるのに完璧には聞き取れないというレベルの人に「単語にこだわらないで、大意を取るように心がけてごらんなさい」というレベルのアドバイスをしてしまったようです。
〉外国人と接する機会があるのに、スムーズに言葉が出てこないという意味です。
〉ちなみに、発音は私はどうでも良いと思ってるし(日本人なんだから、
〉Japanese Englishになるのは当たり前っていうか、日本人に限らず、母国語
〉訛りの発音になる人多いし、発音が悪いせいで全く理解されないとかそういう
〉ことはお互いが理解しあおうとしていればありえないこだと思っているし)、
〉文法の正しさもあまり気にしてないです。
〉それでも、すぐに出てこないし、途中でヘロヘロになることが多いです。。
〉正直、才能がない!ということであきらめたいです。。。ペラペラになる夢は
〉とうの昔に捨て、ふつうにしゃべれるようになることを望んでるのですが。。
marinさんがスムーズに話せない、というのはかなりレベルの高い話かもしれません。もし話せるようになりたいという人がいたら、私は知ってる単語をとりあえず並べてみる、とか、何を言いたいかをはっきりさせること、という程度の話になります。それではダメですよね。
それでは長々と言い訳、弁解、失礼いたしました。
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