[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/11/24(17:44)]
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はまこさん、慈幻さん、こんにちは。
まずはまこさんから…。
〉やっぱり慈幻さんは私を誤解してる。高く評価しすぎというか。
〉私がディクテーションをすると、聞いたまま理解できてるのですが、文字にすると
〉ちょこちょこスペルミスをしています。
〉例えば、先月やったもので言うと、
〉treasure → treausure とか、
〉emergency → emargency とか書いてます。
〉treasure なら、フォニックスを確認すると a の隣のu はないんです。
〉でもs (フォニックスの表記文字がないのでs のままかいてます)の
〉形を作るときの空気の動きによってか、u って聞こえるでしょ。
〉私が聞いた人の喋り方がそうなだけかもしれないですけど。
だ〜か〜ら〜、それができること自体がすでに超人的聞き取りができてるってことですよ。「sの形を作るときの空気の動き」なんて、普通わかりませんってば。
普通の人がディクテーションをすると、聞いた時点で知ってる単語、知ってるつづりを思い浮かべてそれを書きます。「聞いた音」そのままではなくて、聞いた時点ですでに既知の単語、既知の文字に結び付けてしまうのです。特にカタカナ英語しが知らない人は、英語の音を聞いても勝手に母音をつけた音に変換してしまいます。普通は未知の音を聞いたとき、自分が知っている音に変換しないと処理できないんです。
はまこさんは「聞いたまま」理解してる「だけ」と思っているようですが、その「だけ」が難しいんですよ。
私が新しい言葉を覚えようとするときはまずそこで苦労します。未知音声が出てくると、それを習得するのに手間がかかります。その時、知ってる音に変換して覚えてしまわないよう、その音そのものを理解するよう努力します。それが大変なんですよ。
慈幻さん
〉はい。優香さんは「天然」じゃなくて、私の弟やはまこさんと同じ
〉「天才」です(笑)
〉(それと、私のブログは読んで頂けたのでしょうか? その辺の私の
〉考えを公開してあるのですが…)
読みましたが、あれを読んでも優香さんには理解できないのではないかと。
「おまえは頭が悪い」と言われてきた刷り込みと、他の人からはみ出て開き直ってしまったときの「バリア」がよほど強力なようですから。
優香さんが小学生で家にある本を片っ端から読んでいた時点で、「この子の読書能力は並みじゃない」と、家の人が気がつかなかったのが残念です。
いくら「それはすごい能力だ」と言っても、優香さんは人と違う、という時点で「私の頭が悪いせいだ」と思ってしまう回路ができているようです。頭が悪い人は聞いた音をそのままローマ字で書く、なんてできないのに。
〉Caribbean → C-a-r-b-b-e-a-n
〉という完全に「音素」にまで分解した聞き取りができるのは、はまこ
〉さんレベルでないと不可能です(笑)
そこまで分解できるのはもう特殊能力ではないでしょうか。
もし音を完全に聞き分けてるということなら…
Caribbean → ka-rib-en
という分解ができる時点ですでに驚異です。こういう分解ができるということは、音の構成が全部わかっているということではないですか。
〉〉そういや、日本語でも議事録とか取るときに、どうしても「日本語」
〉>にならなくて一生懸命ローマ字っぽいもので書いてることがあります。
〉〉そのとき「議事」が「giji」ではなく「gzy」になったり、「統括」
〉>が「toukatsu」ではなく「thokaz」になったりします。
〉〉。。。わたしがおばかなだけかなぁ。。
〉全く逆です(苦笑)
〉普通の日本人は、自覚してないだけで、無意識に日本語も「脳内カタ
〉カナ変換」を行っているので、「日本語の音声」の「ズレ」を認識
〉できません。
〉ですから、カタカナ表記では、「ギジ」であっても、実際の発音は、
〉giji
〉gigi
〉gyzy
〉gygi
〉だったりと、人によって微妙に「ズレ」があるはずなのです。
〉恐らく、優香さんはピアノなどの「音楽的訓練」を受けてるので、
〉人よりもその「ズレ」に敏感なのでしょう。
〉実際、カタカナやひらがなを覚えず、ローマ字だけで日本語を覚えた
〉外国の方の中には、練習素材の綺麗な発音は聞き取れても、実際の日
〉本語を聴き取るのは苦手という方が多いそうです。
さすが慈幻さん!そういうことだったんですね。
日本語の音のズレまで気になってしまうなんて、優香さんの聞き取り能力は「特殊」領域まで行っているのかもしれません。
私も普段周りの言葉を聞いて、明確に五十音中に存在する「母音+子音」になってないなと思うことがあります。特に普段の会話では音は落ちまくっていますし、音もあいまいなことが多いです。でもそれでも「音」そのものは気にしないで日本語の既知の音、既知の言葉に変換して受け取ります。
テープライティングの練習をしたことがありますが、日本語なのに完全に書き取れないようなあいまいな音がどんなに多いか。でも私は音を聞いたまま書く、なんてことはできません。日本語なら全部かなに変換した形で書きます。聞いたままローマナイズしてあとで書き直したら、あいまいな部分の言葉もわかるんでしょうかねえ。
私の場合は「ka」という音を聞いたらkとaという音が別々に聞こえたりはしませんが、「k+a」だという判断はできます。
今教育テレビの「語楽紀行」という番組でタイ語をやっています。タイ語は全く未知言語です。文字も難しくてわかりません。5分間で旅行会話だけを丸暗記するような番組ですので、それほど詳しい文法や発音の解説もありません。それで「今日のフレーズ」を聞きますと…。
まず「こんにちは」だと、タイ文字とその下に「サワッディーカー」というカタカナが出て、繰り返し発音練習をします。その時、タイ文字は全然わからないのでカタカナを見てしまいます。でもよく聞くと最初の「サ」はどうも「sa」ではないような感じです。sに軽い母音がついているような感じです。テキストでローマナイズされた文字を見てタイ語の音声の表と照らし合わせますと、確かにつづりの中に「a」という文字が存在します。しかしこの音は落ちてしまって次の「ワ」とつながって「swa」に近いような発音になるようです。でも完全に「swa」になるのではなくて、かすかに母音の名残が聞こえます。ですから発音はしているのですが、「a」というはっきりした音にならないで「sa」とは聞こえないらしいです。
でもこれはテキストを見て音の構成を調べて判断した結果です。実際にテレビを見て聞いたときは「sa」じゃない、ということだけわかりました。それでaとは違う、日本語にはない母音だと思いました。でもテキストを見てローマナイズした表記でも「sa」になっているのでなぜかと思って考えてみたんです。
やはり「天然」で音そのままがわかるのは特殊能力だと思います。
それでは…。
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