「ダイレクト・ラーニング」は応用が効きにくいですからね(笑)

[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/6/26(15:55)]

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2153. 「ダイレクト・ラーニング」は応用が効きにくいですからね(笑)

お名前: 慈幻 http://mayavin.txt-nifty.com/labotadoku/
投稿日: 2005/7/9(13:51)

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どうも慈幻です。

"はまこ"さんは[url:kb:2144]で書きました:
〉はまこです。

〉一つ思い出した事があります。(話があっちこっち飛んでごめんなさい)

いえ、好き勝手書いていただく方が色々話が聞けるので、どうかそのまま
続けてください(笑)

〉ずいぶん以前のことなので本のタイトルは忘れましたが、
〉「読速を上げるってどういう感じなんだろー」と思ったので、分速18
〉0語で読む、というのをやってみたことがあったのを思い出しました。
〉児童書でレベルは4か5です。

〉小声の有声音で音読をしたのですが、これがちっとも楽しくありません
〉でした。
〉まず分速を意識しているので、音を味わうということができません。
〉見た瞬間に判断した音で喋るんです。(その頃は見た瞬間に推測できる
〉音が今よりもずいぶん少なかったんです。
〉声に出す分わかっていないのが自分にバレバレだし。)
〉リズムが崩れます。リズムを楽しむより分速を気にしているからです。
〉音の響きが悪いです。響きを聞いて楽しんでいる暇がありません。
〉映像がぼやけます。とにかく急いでいるので物語の中で遊ぶ余裕がな
〉いのです。

う〜ん。つくづく「聴覚」優位なんですね(笑)

〉やだ。ということがわかったので、自分の快適な速度で読めばいいや
〉〜と思ったのでした。

はい。「楽しい」という自分の感覚に従うのが一番です。

私が尊敬する「ブルース・リー師父」も、「考えるな、感じるんだ!」
と仰っています(笑)

まあ、ここまで徹底的に分析してる私が言うのも「矛盾」してますが、
その辺は気にしないで下さい(爆)

〉引き続き分速の話しです。
〉昨日「そう言えば最近分速を上げられるようになったんだった。」と
〉思い出したので、
〉今度は分速150語ぐらいを意識して、短編集の続きをなるべく黙読
〉に近い形で読んでみました。
〉この速度でも話の内容はわかりました。最後の方は切なくって、涙が
〉じわじわ。読み終わると瞳はうるうる。
〉でも気にいりません。音が響いていないせいか映像がかなり色褪せて
〉いたからです。
〉ここまでくると好みの問題ですね。
〉いや、読書なんだからもともと好きに読めばいいんですが。

はい。全くその通りです。

ただ、「楽しむため以外」での「読書」を必要とする場合があり、そう
いう時には、「読書速度」を上げなくてはならなくなります(苦笑)

〉うーん、この速さに慣らしてしまうと速度はこのままで映像が付いて
〉くるようになるのでしょうか。

〉自然にそうなったらそうなったでいいのですが、やっぱり読速はどう
〉でもいいかな。

ある程度は、「慣れ」で「理解」できる=「映像が付いてくる」ように
なると思います。

ただ、余り速くすると、今度は、「音の響きやリズム」を「楽しむ余裕」
はなくなってしまいます。

ですから、「読書」の目的に応じて、「読書速度」を変えれば良いと
思います。

実際、はまこさんは、「黙読」もある程度はできるようになってるよう
ですから、

「楽しむ以外が目的の読書」は、「黙読」で、可能な限り速く読む。

「楽しむのが目的の読書」は、「音読」で、「音の響きやリズム」が
自分にとって一番心地良い「速度」で読む。

で良いのでは?(笑)

〉あ、そうだ。ながら聞きのニュースって文字に変換してないみたいです。
〉文字通り(?)聞いたまま理解しています。どうりで楽チンな訳です。

そうでしょう? 普通は、何でもかんでも「脳内字幕変換」することは
しません。

〉トークの方も聞いたまま理解しているのですが、少し立つと文字に書き
〉ながらの理解に変わります。予備知識も何もないと文字に頼るみたい
〉です。

はい。ややこしい内容になると、私も「脳内字幕変換」を使います(笑)

〉〉え〜と、それは、「r」という「音声」を聞いた瞬間、
〉〉1 「r」という「音素」そのものを判別できる。
〉〉2 「フォニクス」の知識を基に、聴き取った「r」という「音」を
〉〉「脳内字幕変換」によって、「r」という「文字」に変換できる。
〉〉3 「r」という「音素」に対応する、「口の開け方・舌の位置」等
〉〉の「映像」が思い浮かぶ。
〉〉ということですか!?

〉そうですよ。
〉「r」という音の形をDVDやフォニックスで覚えたのですが、
〉ラジオなどで喋っている声を聞いていると、自分が見た映像の「r」と
〉聞いている「r」の映像はかなり違うんです。
〉喋っている人によっても違うし、同じ人でも喋っている流れの中で違
〉うし。
〉そのことをずっと謎に思っていましたが、DVDなどのお手本こそが正し
〉いのだと思い込んでいたのでした。思い込みって嫌ですね。

まあ、「発話」には個人差がありますから(笑)

〉フォニックスの映像に自分が聞いてイメージする映像を写しなおそう
〉と頑張っていました。
〉頑張ったは言いすぎですね(てへ)。
〉でもディクテーションをすると「r」と「l」をしょっちゅう間違える
〉のは混乱がきちんと整理されてないからじゃないかと睨んでいます(笑)

その辺も、「慣れ」でしょうから、数をこなす内に自然にできるように
なるのではないかと。

〉〉それって、「音素判別能力」と「脳内字幕変換能力」と「写真記憶」
〉〉の3つを同時に並列処理してるということですよ!?

〉頭の中のイメージはずいぶん自由だと思います。
〉この3つと理解した意味からなる映像が一緒に存在するんですから。

はい。もう、はまこさんの並列処理については、驚くのはやめにします(苦笑)

(というか、自覚してないだけで、「絶対音感」も使ってると思います。
単に、「英語」を聞いても、それに対応する「日本語」を知らないから
「翻訳」できないように、「音の高さ」を聞き分けてるのに、それを言
い表す「音楽用語」を知らないから「説明できない」だけなのだという
のが私の予想です(笑))

〉〉いや、それは「かなり負担のかかる聞き方」とかいうレベルじゃない
〉〉です…(絶句)

〉今にして思えばややこしい聞き方をしていたな〜と本人も感心するの
〉ですが、やっている間は楽しくて仕方がないんですよね。
〉目の前がぱーーーーーっと広がっていく感じです。

はい。それらの「情報処理」が自然にできるなら、あらゆる言語の「音
素」が判別できるので、凄く「楽しい」と思います(笑)

〉掲示板にもたびたび書いていますが、とにかく楽しくって面白くって
〉仕方がないんですよね。
〉一昨年の5月に多読を始めてから去年の12月まで、立ち止まったこ
〉とがなかったんです。
〉(あったっけ?なかったはず)
〉毎日毎日、たたたたーん(走って飛んでるイメージ)って感じで駆け
〉上がって、自由で開放感に包まれて。どこまでも行けます。

はい。そうやって「楽しくて仕方がなくて、行き着くとこまで行った」
結果、そういう「天才的能力」を発揮できるようになったと(笑)

〉1年半の中では多少スピードが落ちたかな、と思ったときもあったの
〉ですが、とにかくウキウキわくわくが止まらなかったんです。

はい。非常に理想的な「楽学」の「境地」です(笑)

私もそういう「境地」を目指してますが、「理屈」がつきまとうので
難しいです(苦笑)

〉今年に入って、それがピタッと止まった気がしました。
〉その時に、「初心者の時期が終わった。次の段階へ移行する時がき
〉た」と思って、違う方向へ進んでしまいました。

はい。その「直観」は大事にしてください。

〉その結果文法がわからないなどのコンプレックスから解放されて、
〉より自由になれたので、また成長が始まったのですが。

はい。非常に理想的な「レベルアップ」ですね(笑)

〉〉つまり、「5日」間DVDを観ただけで、「発音」の際の「口の開け方・
〉〉舌の位置」等の「映像」を記憶してしまった、と。

〉そのDVDの映像は今はほとんど思い出せません。
〉DVDも手元にないし。

思い出せなくても、「身についてる」ようですけどね(笑)

〉〉そこまで行くと、「鏡像反応」を利用した「ダイレクト・ラーニング」
〉〉と考えた方が良いのかも知れません。
〉〉(要は、「門前の小僧、習わぬ経を読む」とか、柔道の「見取り稽古」
〉〉とかのような、「お手本を『丸覚え』することによる修得」です。)

〉「お手本を『丸覚え』することによる修得」がよかったのかと言えば、
〉そうとも言い切れません。

はい。「丸覚え」は、応用が効きにくい上、自分でもどうしてできるのか
が分かりにくいため、「変な癖」がついてしまった時の「修正」が大変
です(苦笑)

そういう場合、「丸覚え」の才能が、却って「邪魔になる」場合もある
のではないかと。

以上、要件のみですが、今回はこれで失礼します。


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