ようやく「シャドウイング」を私の中で「モデル化」できそうです(笑)

[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/11/24(19:54)]

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2151. ようやく「シャドウイング」を私の中で「モデル化」できそうです(笑)

お名前: 慈幻 http://mayavin.txt-nifty.com/labotadoku/
投稿日: 2005/7/9(12:56)

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どうも慈幻です。

"greenorange"さんは[url:kb:2150]で書きました:
〉greenorangeです。

〉お返事ありがとうございました。

いえ、自分にはできないけど、「シャドウイング」というものに興味
津々なので、実践している方の報告例は非常に貴重です。

しかも、私が提示した「モデル」を踏まえた上での「自己分析」まで
添えて頂き、非常に私にも理解しやすかったです。

お陰さまで、ようやく「シャドウイング」を私の中で「モデル化」で
きそうです。

こちらこそ、どうも有難う御座います。

ただ、「モデル化できる」からといって、「実践できる」訳ではな
いのが悲しいですが…(苦笑)

〉〉つまり、
〉〉1 脳に「英語理解」回路が形成されてないのが前提。
〉〉2 「理解」という「演算」=無意識的処理は一切介入させない。
〉〉ということですね。

〉フォートランなんて使わん!って笑われてしまいそうですが、
〉 READ(*,*) data
〉 WRITE(*,*) data
〉だけのプログラムを実行している感じです。

はい。私はプログラムを読むことも書くこともできませんが、SEの友達が
何人か居るので、言わんとしていることは何となく分かります。

要は、「キーボード」からの「文字入力」と「ディスプレイ」への「文字
出力」だけで「遊ぶ」感覚ということですね。

確かに、そう考えると、

1 「意味理解」を排除する。
2 「鏡像反応」を利用する。
3 聞いた音の「音声判別」をする。
4 聞いた音の「音声模倣」をする。

だけをやっているのが「シャドウイング」だと「モデル化」できます。

そして、これを続けると、「門前の小僧、習わぬ経を読む」とか、柔
道の「見取り稽古」のように、「お手本を『丸覚え』することによる
修得」=「ダイレクト・ラーニング」は可能でしょう。

ただ、これだと、「真似できる」だけで、「やっていることの意味は
分からない」ので、全く応用は効きませんし、他人に自分が何をやっ
ているかも説明できないでしょうけれど(苦笑)

〉シャドウィングのしかったって、自分のレベルによってどんどん変
〉化していく感じがしますが、
〉始めたての頃は意識的に「演算」回路をシャットアウトしておいた
〉方がよいと思います(まぁ、
〉ゆる〜い感じで切り離しておくだけでいいんですが…)。

はい。その通りだと思います。

ただ、私のように「言語知能」優位の人間にとって、「理解」=「演
算回路」を遮断するというのは、「至難の業」なんです(苦笑)

そもそも、「歌詞が理解できない歌を聴く」ことすら「苦痛」なので、

〉なぜかと言うと「反応」が遅れてしまうからです。始めの頃は音楽
〉的な「ノリ」を楽しむようなところがあって、そのタイミングが狂っ
〉てばかりだと楽しみにくいのかもしれません。

「タイミング」が狂うとか以前の問題かと…

つうか、日本語でも、「綺麗なメロディー」に「気に喰わない歌詞」
の「歌」だと「齟齬」を感じて、「生理的に受け付けない」ので(爆)

(特に、最近のポップスや日本製ヒップホップはほぼ全滅です。古い
のだと、尾崎豊は「鳥肌が立つ」くらい駄目です…)

〉次第に意味の理解と同時進行できるようになるのですが、始めから
〉前提として「意味」を求めてしまうと、苦しくなっちゃうんじゃな
〉いかと思います。だから始めは、単なる「言葉遊び」の類
〉としてシャドウィングに接した方が気楽だと思います。

はい。貴重なアドバイスどうも有難う御座います。

ただ、私は、その「言葉遊び」すら難しいと感じるタイプです(苦笑)

〉個人的感想では、こんな感じの基礎的シャドウィングは1ヶ月程度
〉もやれば十分な気がします。
〉3ヶ月もやると、超人的な「再生マシーン」になってしまう様な気
〉も…(きっとその前に飽きてしまう気もしますが)。

多分、はまこさんは、「楽しくて仕方ないから、そのまま突き進んだ」
結果、その「超人的な再生マシーン」の能力を獲得してしまってるん
でしょうね(笑)

〉この音遊びにハマってしまった!というのであれば、続けても構いませ
〉んが、徐々に「理解する楽しみ」へウィエトを移行してゆけば良いので
〉はないでしょうか。

はい。「シャドウイング」のレベル分けに参考になりそうな貴重なコメ
ントです。

恐らく、「シャドウイング」は、当初は、単純な「鏡像反応」を利用し
た「音声判別」+「音声模倣」だけの訓練に過ぎません。

しかし、ある程度、その「シャドウイング」回路が形成されると、同時
に「意味理解」回路を並列処理できるようになるのだと思います。

確かに、「意味理解」回路と「シャドウイング」回路を並列処理できる
ようになれば、「会話」の際には非常に有利だと思います。

ただ、それって、「同時通訳」とか「ディベート」とか、「日常会話よ
りも遙かに高度なコミュニケーション」を「目標」に掲げる時に必要な
「訓練」のような気がします。

普通の「日常会話」が目的であれば、「多読」や「多聴」によって「意
味理解」回路を形成し、「音読」や「多唱」によって「音声出力」回路
を強化するだけで十分ではないかというのが正直な印象です。

〉〉〉(英語じゃなくても構わない気さえしています
〉〉〉がここでは秘密にしておきます♪)。
〉〉ええ!? 是非、そこのところを詳しく教えて頂きたいです。
〉〉「音のこと何でも」の方では支障があるというなら、是非、「英語
〉〉以外〜」の方の掲示板に書き込んで頂けませんか?(笑)

〉すごく簡単なことで、実は全然秘密なんかじゃありません(笑)。
〉「知らない言葉でシャドウィングしてみる」だけです。

おお! そうきましたか!(笑)

〉基礎的(?)シャドウィングで音にハマってしまった人は、似たよう
〉なことを考えるみたいで、実は割とメジャーな方法(?)なのかも知
〉れません。
〉「意味」が分かってしまう言葉があると、うっとうしくなってしまう
〉ときがあるんです。

非常に「羨ましい悩み」です。私には「別天地」の境地ですね(苦笑)

〉なのでこうすると自動的に意味を遮断してくれ
〉て、耳と口に集中するにはちょうといい方法なんだと思います。

〉純粋に音を再生するという体験(なんちゃって幼児体験?)が手軽
〉に出来ますよ〜。
〉(よく考えると、意味の理解を省いた入出力のテストとして、理想
〉的な実験だと思いませんか?)
〉ちなみに私はフランス語と中国語で試してみました。
〉とくに「ちびっ子ニコラ(フランス語)」は楽しかったですよ!

はい。非常に「理想的な実験」だと思います。

ただ、「聴覚が優位でない人」や、私のように「意味理解に偏りがあ
る人」には「かなりきつい課題」です(苦笑)

〉〉「シャドウイング」をやって、「リンク」を強化すると、「速聴」
〉〉が修得しやすくなる可能性が高そうですね。

〉シャドウィングを通して大まかに聞き取りと再生が出来るようになっ
〉てからは、シャドウィング+リスニング+LRごちゃ混ぜにしてます。
〉多読を始めた頃のように、英語で思考は出来ないのに、何で英語が
〉直接理解できるんだろーなぁと言う不思議な感覚を再体験しています。

はい。「英語で思考すること」や「英語を日本語に翻訳すること」と、
「英語を直接『理解』すること」は全く別の「情報処理」です。

ただ、日本では、それらが全部混同されているため、個々の適性や達成
度の違いを理解できず、「自分の状態」こそが「絶対」で、「他の状態」
は「誤り」として、「不毛な論争」や「自己を正当化するための他者の
否定」が横行してます…

私が、不完全ながらも、「自己の経験を基にしたモデル化」を公開した
のも、そのような「不幸な誤解」を避けたかったからです。

〉もし、
〉 音 --> 文字 --> 理解
〉という意味でのリンクでしたら私にはよく分かりません。

はい。私の「理解」は、正に、そういう「情報処理」過程になってます(笑)

〉私の中では、
〉 文字 --> 理解
〉 音 --> 理解
〉のように並列な感じがしています。計算機っぽい言葉を使うと、シェ
〉ルを入れ替えているような感じです。
〉bashを使うか、cシェルを使うかみたいな感じで、文字入力のシェルと
〉音入力のシェルがあるみたいな…。

はい。はまこさんや久子さんのような、「聴覚優位」な方たちが、全く
同じことを報告されてます。

ただ、残念なことに、彼女達はそのことを自覚しておらず、周囲の人は
自分たちと同じ「音→文字→理解」こそが「正しい」という「暗黙の前
提」にとらわれていて、「コミュニケーション」が成立していませんで
した。

かく言う私も、最近になって、ようやく、はまこさんや久子さんが「本
当は何を言おうとしていたのか」が分かったのですが…(苦笑)

〉もちろん、並列なものとして
〉 文字 <--> 音
〉の関係は感じます。

はい。これもその通りです。

〉この辺の違いが、「聞いて楽しい」と「読んで楽しい」の違いに関係
〉しているんだろうなーとうっすら
〉思うのですが、答えが分かってしまったら味気ないような気もするの
〉でほったらかしています(笑)。

いえ、放っておくと、「適性の違う多読実践者同士の齟齬」が互いの
「誤解」を拡大し、色々と「不味い事態」を引き起こしかねないので、
何とかできないか、というのが今回の論考のテーマです(笑)

〉〉〉テープは自動的に読み飛ばしてくれるので楽な気もしますが、
〉〉〉投げ技を研くには…。
〉〉はい。これも面白い着眼点ですね。

〉驚かれるかもしれませんが、リスニングで投げ技を使った経験が
〉全くないんです。
〉じゃー、どーしてるのーと思われるかもしれませんが、退屈になっ
〉たら シャドウィングしてるんです(笑)。

この辺は、はまこさんの報告とダブってますね(笑)

多分、「音」を「楽しめる人」は、そういう「楽しみ方」が有効な
のでしょう。

以上、要件のみですが、今回はこれで失礼します。


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