[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/11/24(19:41)]
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お名前: 慈幻 http://mayavin.txt-nifty.com/labotadoku/
投稿日: 2005/7/9(01:41)
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どうも慈幻です。
"marin"さんは[url:kb:2145]で書きました:
〉慈幻さん、こんばんは。marinです。
〉いろいろと読ませて頂いて、なんとなく自分が知りたいな〜と思うことが
〉わかってきそうな感じなので、いくつか質問させて下さい。
〉質問攻めみたいになってしまって申し訳ないのですが、、、なんかもう
〉少しでいろいろなことがわかりそうな感じなので、お付き合い下さい。
はい。私自身の理解を深めることと、多くの人の「自己分析に役立つ理論
モデル」の形成を目指すことの両方を目指しておりますので、どんな意見
でも大歓迎です。
勿論、喜んでお付き合いします(笑)
〉これは、Representation Systemが聴覚の人の場合は、視覚→聴覚の変換が
〉起こるということでしょうか?
そうです。
>(Representation Systemが聴覚でない場合は起こらない?)
起こる場合と起こらない場合とがあると思います。
私の場合ですと、Representation Systemが聴覚のため、
1 「文字」を読む。(Lead System:視覚)
2 「脳内音読」する。(Representation System:聴覚)
が基本です。
しかし、Representation Systemが視覚の人であれば、
文字 → 映像
という変換が起こり、Reference Systemも視覚であれば、ほぼ
そのまま「理解」もできてしまう、ということは十分あるので
はないかと思います。
〉それとも、五感のうちのひとつの感覚は、必ず他の4つの感
>覚に変換されて伝わるが、そのうち、優位なものが優先されて
>理解につながるということでしょうか?
〉後者であってます?
他の4つの感覚への変換も起こらないわけではありませんが、
絶対起こるかどうかはわかりません。
例えば、私の場合ですと、
1 「文字」を読む。
2 「脳内音読」する。
の後の処理としては、
3a 「身体感覚」に変換して「理解」する。
が基本ですが、
3b その「光景」がぼんやりと「見える」。(視覚への変換)
3c キャラクターの台詞がそれらしい「声」で「聞こえる」。(聴覚への変換)
3d その場所の「臭い」を「嗅ぐ」。(嗅覚への変換)
が起こることもありますので。
〉私は、本を読むときに全然、脳内音読はしてないと思っていたのですが、
〉本を読んだ後に書評を見て、人名を間違えて読んでたと思うことがある
>ので、脳内音読はやっぱりしている??のかと思うのですが、なんだか
>腑に落ちない感じがしてました。
〉私は、多分、慈幻さんのいうところのLead System、Representation
> System、Reference Systemは全部、視覚なんじゃないかと思うんです
>が(こういうのはそもそもありですか?それとも他の感覚が入ってい
>るはず?)、
優位感覚、優位イメージ、優位感性の組み合わせは任意ですから、全
部視覚という人は当然居ると思います。
>それで、聴覚は理解につながっていないので、脳内音読はしてないと
>思っているけど、裏?では視覚→聴覚が起こっているから、間違って
>読んでたと気付くということになりますか?
「人名を間違えた」という事実からだけでは、何とも言えません。
というのも、名前を読んで「理解」し、「記憶」し、「想起」するという
ことをmarinさんのように、全て視覚優位と仮定してモデル化すると、
1 「文字」を読む。
2 「視覚像」として入力。
3 「映像イメージ」に変換。(「脳内映像化」)
4 「具体的な視覚像」に変換。(「理解」)
5 「二次抽象イメージ」に圧縮保存。(「記憶」)
6 「二次抽象イメージ」を基に「具体的な視覚像」を再構成。(「想起」)
(1 「太郎」という「文字」を読む。
2 『太郎』という「視覚像」が入力。
3 〈太郎〉という「脳内字幕」を形成。
4 「太郎」の「映像(容姿)」が思い浮かぶ。
5 【太郎】の外見や性格などに関する「二次抽象イメージ」に
圧縮保存される。
6 【太郎】という「二次抽象イメージ」を基に、「太郎」の「容
姿」の「映像(容姿)」や〈太郎〉という「脳内字幕」を再構成。)
という風になります。
そして、「太郎」という「文字」情報は、2・3・5・6のどの
時点であっても、誤った変換をされる可能性があるからです。
〉これは、聴覚優位の人じゃないと、変換に時間がかかる?からたいへんと
〉いう意味なんでしょうか?
いいえ、違います。
〉シャドウイングであわあわになってしまうのは、口が動かないからで
〉あって、聞き取りができないからではないですよね?
聴覚が優位でなく、「音に関する感覚」の養成が不十分な人であれば、
「聞き取り」も厳しい人はいると思います。
もっとも、そういう人は、私のような「物好き」でない限り、敢えて
ここの掲示板に発言したりしないでしょうが(笑)
〉う〜ん、シャドウイングの敷居の高さはどの感覚が優位かの問題で
〉はなくて、理解を省いて、出力装置につなげなければいけないとこ
〉ろに、あるのかという気がします。
シャドウイングの本質が「理解」という「演算装置」の処理を省い
て、出力装置に繋げる訓練だとしても、そもそも「聞き取り」がで
きない人は「真似」のしようがないと思います(苦笑)
〉ふつう、理解ってしたいですよね。私の場合、理解も視覚なので映
〉像になりますが(映像なしで、本は読めません。ついでにいうと、
〉空間把握能力が著しく欠如しているため、洞窟とか、森で迷うとい
〉う文章は映像がうまく浮かばないため、理解できなくてたいへんで
〉す)、シャドウイングの時は映像カットのため、面白くないとなる
〉のか、と。
〉そういう意味でいうと、聴覚優位の人は理解につなげられるから楽しい
〉というのはあるかもしれません。
それ以前に、聴覚優位の人は、「音の響きやリズム」そのものを楽し
むことができます。
しかし、他の感覚が優位で、「音の感覚」が養成できない人は、「聞
き取り」すらおぼつかないということは十分ありそうです。
〉個人的に、スティービーワンダーの歌は歌い易いのでは、と思います。
貴重な情報どう有難う御座います。
以上、要件のみですが、今回はこれで失礼します。
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