無意識に「速聴」をしている可能性を全く想定してませんでした(苦笑)

[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/6/26(15:37)]

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2137. 無意識に「速聴」をしている可能性を全く想定してませんでした(苦笑)

お名前: 慈幻 http://mayavin.txt-nifty.com/labotadoku/
投稿日: 2005/7/7(21:33)

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どうも慈幻です。

"はまこ"さんは[url:kb:2134]で書きました:
〉はまこです。こんにちはー。
(中略)
〉今、カイさんお薦めの(最近ゆきんこさんもコンプリ報告されてまし
〉たね)、
〉「The Blue Bedroom & other stories」を少しづつ読んでいます。
〉分速を調べてみると、約110〜120語で読んでいるようです。
〉児童書の時もだいたいそんなものじゃなかったかな。
(中略)
〉〉多分、素で分速250〜300語は越えてるんじゃないでしょうか?

〉ありえません!(笑)
〉つっかえることなく滑らかに読めるようになりたい、とは思いますが、
〉分速を上げて読めるようになりたい、とは思いませんし。

〉そんな私がオーディオブックと一緒に読むと、
〉どうして分速150語以上になるのか考えてみました。
〉1.音の推測が要らない。
〉2.語り手の声の表現力によって映像化がしやすい。

〉オーディオブックの力がないと、1.も 2.も自力でしないといけ
〉ませんよね。
〉聞き読みをたくさんすることによって、
〉自力でも1.2.が楽にできるようになったらいいな、と願っている
〉んです.

迂闊でした!! とんでもないことを見落としてました!!(爆)

そうです。はまこさんや久子さんが無意識に「速聴」をしている可能性
を全く想定してませんでした(苦笑)

え〜と、まず、英文読書ではなく、英語を聴く場合の情報処理過程をモ
デル化します。

多読をやったことがない普通の日本人は、英語を聞いて「分かった」と
思うまでは、次のような処理が必要だと推測されます。

1 英語を「聴く」。
2 「英語の聴覚像」として入力。
3 「英語の聴覚像」を「カタカナの聴覚像」に変換。(「脳内カタカナ変換」)
4 「カタカナの聴覚像」を「日本語の聴覚像」に変換。(「翻訳」)
5 「日本語の聴覚像」を「具体的な感覚」に変換。(「理解」)

(1 犬についてのニュースを聴く。
 2 「Dog」という「音声」が入力。
 3 「ドッグ」という「音声」に変換。
 4 「いぬ」という「音声」に変換。
 5 「犬」の映像が思い浮かぶ。)

「多読」をしていれば、4の「翻訳」は必要なくなるでしょう。

そして、はまこさんや久子さんのような「聴覚」優位な方たちは、3の
「脳内カタカナ変換」)もすぐに必要なくなってしまう、即ち、自然に
「速聴」ができるようになってしまうのだと推測されます。

つまり、

1 「音声」なしで、本だけで読書をする場合は「脳内音読」が必要。
2 LR=「聞き読み」をする場合は「音声」から直接「理解」できる。

ということです。

従って、1と2では、「読書速度」にかなりの開きがある可能性が高
いです。

〉話を私のややこしい聞き方に戻します。
〉昨日書いた分には続きがあるんです。
(中略)
〉例えば「r」、と聞きますね。そうすると喋っている人の口が頭の中で
〉映像になるのです。
〉「r.i.v.e.r」は全部口の開け方、舌の位置が違いますよね。息の吐き
〉方、出てくる場所も違ったりします。そういうのを同時に見ているん
〉です。
〉そして、音の響き方、リズムも感じています。
〉だんだん意味も理解できるようになっていきました。
〉理解ができると情景が浮かびます。

え〜と、それは、「r」という「音声」を聞いた瞬間、

1 「r」という「音素」そのものを判別できる。
2 「フォニクス」の知識を基に、聴き取った「r」という「音」を
「脳内字幕変換」によって、「r」という「文字」に変換できる。
3 「r」という「音素」に対応する、「口の開け方・舌の位置」等
の「映像」が思い浮かぶ。

ということですか!?

それって、「音素判別能力」と「脳内字幕変換能力」と「写真記憶」
の3つを同時に並列処理してるということですよ!?

〉私が
〉〉英語以外のいろんな言語でシャドーイングする方が好きです。
〉〉緊張感の全くないでたらめシャドーが大好き♪
〉と言っていた意味がわかってもらえたでしょうか?
〉かなり負担のかかる聞き方をしていたんです。

いや、それは「かなり負担のかかる聞き方」とかいうレベルじゃない
です…(絶句)

「脳内字幕変換能力」だけなら、私にも何とか真似できないこともな
いかもしれません。

ですが、「絶対音感」を獲得できなかった私には「音素判別能力」を
獲得するのは至難の技ですし、「写真記憶」は想像できません(苦笑)

〉今では口の開閉や舌の位置などいちいち映像化しませんが、
〉無意識にはやってるかもしれません。だけど意識してないのですご
〉く楽になりました。
〉(「負担のかかる」というより「負荷のかかる」のほうが合ってるかな。
〉めちゃめちゃ楽しい〜♪の印象しかありませんから。)

多分、「慣れ」による「自動化」が既に起こってるのでしょう。「無意
識」によって「自動処理」されてるなら、意識の方への「負荷」はほと
んどないでしょうし。

〉この映像化の元凶(と言ったら語弊がありますが)は、
〉発音練習用のDVDを見て練習したからだと思います。
〉5日ぐらいで飽きてそれからはやってませんが。
〉確かに1音1音だとその通り発音するかもしれないけど、普通に喋っ
〉てたらそうはならないし。
〉フォニックスと合わせて、1音をクローズアップすることを覚えてし
〉まったので、
〉これが文字を見る時にも影響して、抜けるのに長い間かかりました。
〉ひょっとすると今も抜け切っていないかもしれません。

つまり、「5日」間DVDを観ただけで、「発音」の際の「口の開け方・
舌の位置」等の「映像」を記憶してしまった、と。

そこまで行くと、「鏡像反応」を利用した「ダイレクト・ラーニング」
と考えた方が良いのかも知れません。

(要は、「門前の小僧、習わぬ経を読む」とか、柔道の「見取り稽古」
とかのような、「お手本を『丸覚え』することによる修得」です。)
  
〉続きは明日ね。(たぶん)
〉では〜。

はい。よろしく御願いします。

以上、要件のみですが、今回はこれで失礼します。


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