[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/11/24(19:34)]
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2127. Re: 「明日のためにその1:『二次抽象イメージ』の獲得」(笑)
お名前: 杏樹
投稿日: 2005/7/5(01:51)
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慈幻さん、akoさん、こんにちは。
〉え〜と、実は、大学時代に、ディベートに関連してトラウマがあります
〉(苦笑)
(以下略)
うわ〜〜〜〜。私がそこにいたら思いっきりお相手したかもしれない…。
私はディベート経験はありませんが、相手の言っていることと、自分の主張を話し合って折り合いをつけたいと思っても、私が理屈をこねすぎて誰もついてきてくれません。ですから普段からあまり議論にもつれ込まないよう気をつけてます。
〉〉〉 「使用言語による思考への影響」がもう出現して
〉〉〉て、さらにそれを「自覚」しておられる!
〉〉おお、アノ感じは、そのように言えば良いのですね!
〉〉慈幻さんに明解に語っていただくと、便秘が治ったようなスッキリ感!(あっ、称賛ですからぁああ〜これ〜)
〉「使用言語による思考への影響」というのは、私の造語です(笑)
〉確か、言語学とかでは、何か別の用語があったと思いますが、覚えてま
〉せん。
これにも口出ししたかったんです。例えば日本では贈り物をするときに「つまらないものですが…」と言います。でも英語にはそういう言葉はありません。贈り物をするときは「あなたが喜ぶと思って選んだの」と言うのが普通です。謙譲の美徳を重んじる言葉づかいが発達している日本語と、自分の意見をはっきり言う英語では、言葉の内容自体が思考や行動に差異を生じさせることになるのでしょう。
ついでに私は中国へ行くと少々性格が変わります。自己主張ガンガンしないとやってけないもので。中国語はきつく言うのに適しているらしく、中国人がしゃべっているとケンカしているように聞こえることがよくあります。ですから私も日本語なら遠まわしに遠慮がちに言うようなこともきっぱりはっきり、ガンガン言います。前に北京で輪タクのぼったくりに負けたのはとっても悔しい思い出で、今度同じようなことがあったらもっと中国語がうまくなって最後まで言い負かしてやる!と思いました。
でもここにレスつけた第一目的はここからです。
〉〉でもこれ私、英語で聞いたことはありません。
〉〉日本語で名セリフとして何となく知ってた程度です。
〉〉どうして英語で読んで聞き覚えがあるように思ったんだろう…
〉〉脳って、言語にする前に、意味のイメージをストックしてるところがあるってことかな。
〉〉慈幻さん、勉強よろしく〜〜〜
私もわかりましたよ。英語では知りませんけど、「意味」が同じですから。
〉はい。この現象が、現在、多言語多読で目指すべき、「二次抽象イメージ」
〉の獲得です。
(中略)
〉しかし、情報処理の観点から、そのようなある「感覚」をそのまま保存
〉するのは記憶領域を無駄に使用することになり、非常に不経済です。
〉従って、普通は、複数の「感覚」によって構成される「体験」は、何ら
〉かの「二次抽象イメージ」に「圧縮」されて保存されているのではない
〉かと予想されます。
〉そして、「想起」とは、この「二次抽象イメージ」を基に、「過去の体
〉験を再構築=再創造すること」です。
〉(過去の記憶が、最近の記憶の影響を受けて内容が変化したり、存在し
〉ない過去の記憶が捏造されたりするのも、このような情報処理がされて
〉いると仮定すれば、綺麗に説明できるかな〜とも考えてます(笑))
〉さて、通常は、このような「二次抽象イメージ」への変換は「母語」で
〉しかできないと思われます。
〉実際、多読を始める前の私は、英語で論文を読む場合は、まず、英語を
〉日本語に翻訳し、翻訳した日本文を基に思考を繰り返して始めて、よう
〉やくその論文の「論理」を理解したり、「モデル」を構築したりするこ
〉とができたからです。
〉そして、「多読」で英語を400万語近く読み、直接「英語」を「理解」で
〉きるようになってようやく、新聞記事や入門書を読みながら、日本語を
〉介さずにその記事や入門書の「論理」を把握できるようになりつつある
〉からです。
〉恐らく、akoさんは、あの有名な台詞が凄く印象に残っていたので、その
〉台詞の「二次抽象イメージ」をかなり明確に構築していたのだと思いま
〉す。
〉そして、私の投稿のタイトルを読んで、「英語」を「理解」できる「感
〉覚」に変換した時、その「感覚」が、日本語を読んで構築した「二次抽
〉象イメージ」と「共鳴」を起こしたため、「英語で読んだことがある」
〉という錯覚を引き起こしたのではないかと推測されます。
〉なお、何故、この『二次抽象イメージ』が構築が重要かというと、英語
〉の多読をそれなりにした方が、それ以外の言語に対して「心理的障壁の
〉軽減」では説明できないくらい効率的な「学習効率」を発揮することが
〉あるという現象を、この『二次抽象イメージ』で説明できるのではない
〉かと考えているからです。
この辺のお話は某タドキストとお話していたことを思い出します。
その人は英語の本を読んで「英語のまま」わかるようになり、「英語のまま」内容を覚えるようになりました。しかし、最近になって、読んだものの意味を「日本語」として記憶に蓄積するようになったというのです。それで、「英語のまま」では容量に限りがあったのが、日本語で記憶するようになったら覚えている割合が格段に上がったということです。掲示板に書くと「高速和訳してるだけ」と言われたらいやだから…ということで、本人も掲示板には書くつもりがないようですので、私が代わりに書きに来ました。そういった記憶の仕方も「二次抽象イメージ」として定着したものと考えていいのではないかと。ですから「二次抽象イメージ」は英語も含めて考えると、内容に理解や記憶に大きな力を持つのかもしれません。
〉〉〉はい。量が少ないということもありますが、「愛」の差も大きいのでは
〉〉〉ないですか?
〉〉〉akoさんが「西洋史の興味から」と仰っているように、挙げられている
〉〉〉言語は、西洋史の主要国は綺麗に外れてますから(笑)
〉〉お見事なご指摘です! なるほど〜〜〜 確かにそうだ…
〉〉人に言ってもらうほうが、自分のことがよくわかる〜
ついでにこちらにも口出しを…。単に好みというだけではなく、マイナー言語の映画は日本で調達するのが難しいから、たくさん見るのが難しいということもあるのではないかと。
〉〉あ。そうそう、1個質問があるんだった。あの〜、
〉〉1 英語
〉〉2 ドイツ語
〉〉3 スペイン語
〉〉4 ポルトガル語
〉〉5 イタリア語
〉〉6 仏語
〉〉7 露語
〉〉8 韓国語
〉〉9 中国語
〉〉10 アラビア語 の順で御願いします。
〉〉この順番は、どういうところからの判断なんですか?
〉〉ちなみにポルトガル語は「おぶりがーど」しか知りません…
〉〉NHKラジオで聞いたことあるけど、スペイン語とエラク違うと感じてそれっきりです。
〉言語系統による親縁関係と、akoさんの「愛」の差に関する私の推測を基に、
〉考えた順番です。
〉まず、「西洋史への興味」と仰っていたので、欧米系の言語を優先した方
〉が効率が良いだろうというのがあり、欧米系の言語を上位においてます。
〉次に、聴覚・視覚両方の入力をやっている「英語」が回路の形成が進んで
〉いると考え、英語を1番と、同じゲルマン系のドイツ語を2番としました。
〉そして、私や杏樹さんの経験から、日本人が一番取り掛かりやすいと思わ
〉れるスペイン語を3番とし、同じラテン系言語の中でスペイン語に近いと
〉言われるポルトガル語を4番としました。
〉さらに、ラテン系言語の親縁関係と日本人にとっての分かりやすさを私の
〉独断と偏見に基づいて勘案し、イタリア語を5番、フランス語を6番とし
〉ました。
すみませ〜ん。レスを書くために80ヶ国語CDかけたら、そのまま聞き続けてスペイン語やイタリア語にもたどり着きました。なんか、イタリア語のほうがスペイン語より母音が強くてわかりやすいような気がします。音もリズミカルで楽しいです。ですからイタリア語をスペイン語より先に持ってきてもいいかもしれません。それはもうakoさんの趣味にまかせればいいかもしれませんが。
〉ロシア語はスラブ系の言語で系統は違いますが、一応、「西欧の一部」で
〉すし、文化交流の関係で、共通の語彙も多いということから、7番としま
〉した。
ロシア語はスラブ系といってもインド・ヨーロッパ語の中ですので、きっと共通点は多いと思います。インド・ヨーロッパ系をそこまでやったら共通点も見つかりやすいのではないかと。
英語、ドイツ語、オランダ語、北欧諸語などはゲルマン系。
フランス語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、ルーマニア語などはラテン系。
ロシア語、チェコ語、ポーランド語、ブルガリア語などはスラブ系。
それでは口出し、失礼しました。
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