私見、大歓迎です(笑)

[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/11/24(19:28)]

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2078. 私見、大歓迎です(笑)

お名前: 慈幻 http://mayavin.txt-nifty.com/labotadoku/
投稿日: 2005/6/26(23:56)

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どうも慈幻です。

〉慈幻さん、こんにちは。

〉本日は、以下、用件のみですが(爆)、興味深く拝読いたしまし
〉て(緊張)今度こそは、と意を決して返答投稿させていただこう
〉と思いました。
〉(清水舞台とびおり)

(消防マットを三重に設置(笑))

〉当方、同調圧力に弱いタイプですので忌憚の有無には自信を持て
〉ませんが、難しいことは難しいことが好きな人に任せましょう、
〉ってことなので、一般論や理屈を、世俗的な体験話に変換するの
〉が大好きなakoが、今回は、アルプスのようにそびえたつ慈幻さん
〉の論考に、Climbしてみたいと思い立ちました。

そこまで難しいという印象を受けてるとなると、もう少し、噛み砕
いた表現を心がけた方が良いでしょうか?(苦笑)

微妙な概念を説明しようとすると、つい専門用語の助けを借りたく
なるのは、私の悪い癖みたいなものですので。

〉〉NLPとは(中略)誰にでも天才的なコミュニケーション・スキルを学べるようにモデル化したものです。

〉おお、天才的な! しかもそれが誰にでも! 
〉よいですね〜。SSSでどのような人と出会ってもこれで安心!

はい。私も凡人側、せいぜいが秀才に届くかどうかでしかありません。

ですから、優香委員長閣下やはまこさんのような天才方が切り開いた境
地を、どうすれば平凡な自分でも真似できるのかと、様々な理論や技術
を使って分析し、再現可能な原理を解明しようと日夜模索している訳で
す(笑)

〉なるほど〜
〉多読を始めてから、英語に関する自分の感覚を、「OSが変わった感じ
〉がする(まだ変わり途中な感じ)」と、よく、思います。
〉これは、もう、身体内部感覚なので上手く説明できないんですが、
〉英語の中に自分が浸されている時は、人格まで変わるような感覚があ
〉ります。
〉つまり、英米人並みに(生意気にも)イエス・ノーをハッキリ言いた
〉くなったり、先に結論を言おうとしたり。
〉つまり I don't think って先に言ってから、その内容を言う、みた
〉いな順で話したくなったり、日本語の相手が、いつまでも最後の部分
〉を言わないことに、まだるっこしさを感じる気分の時があります。い
〉つもではないですが。

おお、素晴らしい! 「使用言語による思考への影響」がもう出現して
て、さらにそれを「自覚」しておられる! 

バイリンガルやマルチリンガル研究で、日系人は、日本語では消極的な
返答をするのに、英語を話す時はより積極的な返答をするというのは結
構みられる傾向だそうです。

まだ100万語に到達していない段階でそのような傾向が起こり、しかも
それを自覚しているというのは、非常に貴重な報告です(笑)

「絵本効果」恐るべし!(笑)

〉そのNナントカの精神心理療法を受けなくても、多読でふだんから英
〉語的人物に接していることでも、コミュニケーション・スキルに変動
〉が起きることもあり得るかも、という話です。多読で性格改善かも
〉(笑)?!

はい。十分に考えられます。

〉それと、この1〜7を見てて、「あっ」と思った最初のことは、
〉かつて大学に合格した頃、受験勉強したことを「全部忘れた〜〜」て
〉言ったのは、勉強したことが、2までしか入ってなかったってことか
〉も、ってことでした(悲)

〉理性で勉強したことはなかなか身に付かない〜とよく思いますが、
〉どうも、脳の表面上をつるつるすべっていくだけっていう感じで…。
〉そう言えば、このことを以前、杏樹さんが、「脳が撥水加工されてて、
〉いくら勉強しても何も残らない」って書いてて爆笑した記憶があります〜

その可能性は高いと思います。というか、現代の日本の外国語教育は、2
までで、それ以降に届くようにデザインされているのではないということ
なのでしょう(苦笑)

〉中居クンはダンスと司会トークで、草薙クンは「いいひと」キャラで、
〉各自、自分の向いたところで活躍すればいい、ということですかな。
〉何が自分の優位なのか、自己観察が大事になりますね。

はい。

〉つまりイケメンの兄ちゃんが、宴会などで複数の女性と会話するとい
〉う現実がある時に、彼が一人勝手に「オレってもててるじゃ〜ん」と
〉思うようなイメージを、脳内で再構成?

はい。NLPでは、このような事態を、

「地図(脳内イメージ)は地理(現実)ではない」

と表現します(笑)

〉あっ、失礼、読書の話に変えます。
〉例えばakoの場合、海洋冒険モノとなると、すべて宝島、と言ってしまう
〉悪癖があります。
〉子供時代に、少年が主人公の海洋冒険モノが好きでしたが、宝島、ロビ
〉ンソンクルーソー、ガリバー、十五少年漂流記、シンドバッド等が、一
〉括して「宝島」になってしまうんです。
〉これも、現実の認識ではなく、脳内でイメージを再構成したものを認識
〉してるってことになりますか? 自分の脳内がサッパリわからないので
〉す。

恐らく、「宝島」という「言葉」と「宝島」に関するイメージ・記憶群を
中心に、全ての海洋冒険モノの記憶・イメージがネットワーク化されてい
るため、他の海洋冒険モノについても、「宝島」と言い間違えるのではな
いかと思います。

(ちなみに、このような記憶・イメージ群のネットワークこそが、「コン
プレックス」(複合体)と呼ばれる概念です。
 日本語で言う「コンプレックス」は、「劣等感」に関連する記憶・イメ
ージ群がネットワーク化された「劣等感コンプレックス」のことで、何時
の間にかこれが「コンプレックス」の代名詞になってます。)

〉んまぁ〜、メンドクサイのね。「ややこしや〜」って歌もあるくらいで
〉すものね。
〉ヒトって、自分の都合のいいように解釈して、間違った思い込みをする
〉傾向があるから、脳さんも、ある程度、そのカン違いをあまりストレー
〉トに深層まで伝達してもマズイと思ってて、どこかで、自分のカン違い
〉を修正できるようなスキも作っておいているんだったりして…。
〉カン違いがトラウマになっても困るからってことで、そういった複雑さ
〉が、案外、防御機構になってるとか…(学問的根拠はありません。全く
〉デタラメな思い付きです)

いえ、かなり正解に近い直観だと思います(笑)

〉ちょっと質問です。上記の2(制御装置)が、りぷりぜんてーしょん
〉システムとしますと、この、れふぁれんすシステムは、どこに当たり
〉ますか。
〉(横文字だと、どっちもRなため、見間違えそうなので、すみませんが、
〉区分しやすいようひらかなにしました。これは、akoという個体の脳は、
〉視覚に弱いってことの証拠かも)

Reference Systemの位置については諸説ありますが、私の印象では、無意
識の演算装置にあるのではないかと。

「頭(制御装置)では理解しているのに、何となくしっくりこない(演算
装置)」みたいな経験はありませんか?

これは恐らく、Representation System(顕在意識)では理解してても、
Reference System(潜在意識)は納得していないという両者の齟齬を、
顕在意識が言語化した状態なのではないかと。

〉1が優位感覚、2が自分の思い込み再構成、3が、分かる段階って
〉ことでいいですか。

はい。それで結構です。

〉〉「脳内音読」の速度が上がりやすい人というのは、Reference Systemも聴覚である可能性が高いのではないでしょうか。

〉最終理解のところが「耳」の場合ですね。
〉これは面白い仮説ですね!! (どこまでわかって書いているかは非常にビミョー)

〉〉しかし、Reference Systemが「聴覚」以外の場合、「脳内音読」して、さらにもう一度変換する必要があるので、なかなか「速度」が上げられないということなのではないかと。

〉アタシのことだあああああああああ 読むのが遅い!速度が上がらない!
〉そうだったのかあああああああ

〉…と思ったんですが、ここで「ちょっと待てよ」です。
〉今後もっとスムーズに速く読めるようになりたいので、この際、読む
〉のが遅い原因を、この仮説から考えさせて下さい。

はい。そういう自己分析をして頂くのが趣旨ですので。

〉この一文は、最終理解(分かった)段階が、視覚だということになりま
〉すか? 

いえ、NLPでは、感覚は五感全てと考えます。ですから、聴覚ではないから
と言って、視覚であるとは限りません。残りの嗅覚、味覚、触覚(身体感
覚)という可能性もあります。

ただ、嗅覚・味覚が優位な方はかなり珍しいそうですが(笑)

ですから、逆にお尋ねしますが、本を読んで、「分かった」と思ったとき、
何を思い浮かべてますか?

私は、最終的には「身体感覚」が優位みたいなので、「手触りや動きの感
覚、暖かさや寒さ」といったイメージが湧かないと「分かった」という気
になれません。

視覚が優位な人なら、「色や形、鳥瞰した光景、抽象化した図形」なんか
のイメージが浮かばないと「分かった」という感覚が得られないようです。

聴覚が優位な人は、はまこさんのように、「音の響きやリズム」のイメー
ジが浮かばないと「分かった」という感覚が得られません。

〉もし、「分かる段階」が視覚優位だとすると、確かに、脳内音読では早
〉く読めるようにはなりませんよね。
〉とすると視覚優位の人は、速読向きということになりますか?

映像から別の視覚像の方が変換は速いでしょうから、恐らくそうではない
かと思いますが、実際に、速読ができる人に聞いてみないと、正確なこと
は分かりません。

〉この時、声を出してゆっくり読んで意味を感じる、ということをやるん
〉ですが、これだと、脳内音読タイプってことで、自分の「分かった段階」
〉が、聴覚にあることになる、と考えてよいでしょうか?

もし、音の響きやリズムだけで「分かった」気になれるなら、その可能性
は高いです。

〉あと、この「分かった段階」(りふぁれんす)が、身体優位にある場合
〉というのが、まだ良く分かりません。
〉ヘレン・ケラーが、サリバン先生によって指文字の繰り返しを受けた日
〉々の果てに、それが意味を持つ言語であった、とある日突然理解した、
〉という体験がありますね。
〉この場合は、身体感覚から言語を獲得する、という事例の最も純粋な例
〉だと思うのですが、このケース以外で、「分かった段階」が身体優位の
〉事例を想定するのがちょっと難しいです。

例えば、味覚の記憶や、自転車に乗った時の感覚を思い浮かべて見てくだ
さい。

これらの感覚は、他の感覚が優位な人でも、出力装置である体とのリンク
の関係で、「身体感覚」でしか記憶されていないと思います。

「味」や「平衡感覚」を、別の感覚でイメージできますか? できるとし
たら、これまた珍しい「共通感覚」の持ち主ということになるので、是非、
詳しくお話を聞かせて頂きたいです(笑)

〉慈幻さんがこのように、ご自身の観察をされている姿勢には、非常に触
〉発されました。
〉私も多読で、自己内部感覚の変化を追うことの楽しさを知って以来、
〉基本的には、多読英語で自分を実験する感覚が面白いですが、
〉自分と違うタイプの人は、どういう順序で、英語を身につけているんだ
〉ろう、という違いのほうにも好奇心が出てきて、
〉それは結局のところ、ヒトという生き物は、どのくらい違うことが可能
〉なんだろう、とか、
〉では、そこまで違う上で尚且つ、同じなのはどこまでなんだろう、とか、
〉そういった人間一般へ、自分の関心が広がったように思います。
〉多読が広げる世界〜〜〜、ってかんじ。

はい。私も非常に楽しいです(笑)

〉akoの英語経過は、慈幻さんとかなり違う体験経歴をもった症例(…病
〉人扱い?(爆)になると言えるかもしれません。
〉ぜひ、慈幻さんの多読実践者カルテ(そういうものがあるなら)に加
〉えておいて下さいね〜。

はい。akoさんの報告例は、以前から注目しておりましたので、既に色々
と分析しております(笑)

〉そのシャドウイングですが、未だにいろいろ謎に思ってます。
〉果たして、すべての英語学習者に必須の方法なのかどうかも、まだ確
〉信はないです。
〉いつも自分の個人的体験でしか、話すことができませんし、
〉シャドウイングに関する自分の意見もいつも曖昧なままで、消化不良
〉なんです。

それは、今後、色々な人が試してみて、その報告を積み重ねることで、
判明していくと思います。

現在では、レベル3くらいで100万語達成することが奨励されてますが、
初期は、一気にレベル7〜8くらいまで行けると想定されていました。

多くの実践例を検討することで、100万語達成時の推奨YLが修正された
訳ですから、シャドウイングもその導入時期や位置づけについて、修正
される可能性はあると思います。

〉優位感覚が何であれ、「自分の好きな」とか「気に入った」の部分が、
〉最重要である点は共通ですね。

はい。そこを中心に、自分なりの方法をデザインしていくことが重要だ
と思います。

〉次は、自分の優位感覚は何なのか、自分で把握できるかどうか、でしょ
〉うか。

〉これは、自分では意外にわからないものかもしれないです。
〉私は英語に関しては、まともな教授法についたことがなく、行き当たり
〉ばったりな体験しかないですが、SSS掲示板で、他の皆さんの英語体験
〉を読んでみて初めて、
〉自分とヒトとの違う部分を見て、(ここで比較対照したものは、試験の
〉スコア比較といった次元のものでないことはご理解いただけますか)
〉それから初めて、自分の優位感覚は何なのか、とか、
〉自分内部感覚を大事にしよう、ということに気づき始めたように思い
〉ます。
〉独学の弱点に、あとから気づいた次第です。

はい。仏教で言う所の「善友力」(良き仲間と共に修行することの肯定
的影響)というものが、掲示板で良い形で実現されていると思います。

〉〉「多唱三原則」をでっち上げ、「英語で歌おう! ポップス編」なんかを参考にしながら、
〉〉“Moon River”
〉〉“My Way”
〉〉を練習中です(笑)

〉聞き捨てならないことを聞いてしまいましたので(笑)
〉先に下のほうに横レスを書いてしまいました。

はい。そちらにも、別途、お返事させて頂いております。

〉(掲示板なんだから字を読んでいるのに、こうして「聞く」と書い
〉てしまうのも脳の言語認知の謎でございましょうね、たぶん…)

この辺は、色々な問題が絡んでいるので一概には言えませんが、報告
から考えると、視覚と聴覚が優位なのかな〜という印象を受けます。

〉以上、私見のみですが(爆)、今回はこれで失礼します。

はい。貴重な報告・コメントをどうも有難う御座いました。

以上、要件のみですが、今回はこれで失礼します。


▲返答元

▼返答


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