Re: 「脳内音読」と「音読」の間(はざま)

[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/11/24(19:29)]

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2074. Re: 「脳内音読」と「音読」の間(はざま)

お名前: ako
投稿日: 2005/6/26(22:45)

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慈幻さん、こんにちは。

本日は、以下、用件のみですが(爆)、興味深く拝読いたしまして(緊張)
今度こそは、と意を決して返答投稿させていただこうと思いました。
(清水舞台とびおり)

〉皆様の忌憚ない、ご意見・ご批評を頂ければ幸いです。

ははっ。
当方、同調圧力に弱いタイプですので忌憚の有無には自信を持てませんが、難しいことは難しいことが好きな人に任せましょう、ってことなので、
一般論や理屈を、世俗的な体験話に変換するのが大好きなakoが、
今回は、アルプスのようにそびえたつ慈幻さんの論考に、Climbしてみたいと思い立ちました。

可能な限り、ご投稿の主旨理解につとめた記載をこころがけたいと思いますが、
ピントハズレや、あまりに俗化されて不快、不適切な例え等、発見されましたら、すかさずご指摘なさって下さい。
SSS掲示板学習で、突っ込まれるのは慣れましたし…(ーー;)
打たれ強く生きますので… 

さて、NLPという呼称、はじめて知りました(本心:タダで聞けてらっきー)
歌手のグループに、NSPってのがあったのを思い出しちゃいました。

 ↑
あっ、これ最初は冗談で書いたんですが、
こういった音声的類似語から、意味上は関係ないものを連想するのも、
脳のハタラキという意味では、NLPと無縁とも思えませんので、そのまま書いときます。

〉NLPとは(中略)誰にでも天才的なコミュニケーション・スキルを学べるようにモデル化したものです。

おお、天才的な! しかもそれが誰にでも! 
よいですね〜。SSSでどのような人と出会ってもこれで安心!

〉正に玉石混交の態をなした理論・技術群(体系と呼べるほど整理されているようには見えない(苦笑))なのですが、色々と面白い理論や技術があるので、必要に応じて、使えそうなところをつまみ食いしたいと思っています。

そう、それそれ。akoの場合はそれが楽しいです。
玉石混交の中から、アレコレつまみ食いしてみて、これだ!ってのを見つける喜びですね。
イケメンと言っても色々いますから、まずはいじってみませんとね!
(え〜、「イケメン=魅力ある学説」ってことでご容赦下さいませ…汗、汗、緊張〜)

〉1 入力装置   五感。
〉2 制御装置   顕在意識が存在する場所。
〉3 演算装置   様々な無意識的処理がなされる場所。
〉4 記憶装置   記憶が格納されている場所。
〉5 出力装置   体。
〉6 基本OS    所謂、無意識。感情や本能と呼ばれるものも
含む。
〉7 各種アプリケーション 様々な能力・技術。
〉ということになるのではないかと思います。

なるほど〜
多読を始めてから、英語に関する自分の感覚を、「OSが変わった感じがする(まだ変わり途中な感じ)」と、よく、思います。
これは、もう、身体内部感覚なので上手く説明できないんですが、
英語の中に自分が浸されている時は、人格まで変わるような感覚があります。
つまり、英米人並みに(生意気にも)イエス・ノーをハッキリ言いたくなったり、
先に結論を言おうとしたり。
つまり I don't think って先に言ってから、その内容を言う、みたいな順で話したくなったり、日本語の相手が、いつまでも最後の部分を言わないことに、まだるっこしさを感じる気分の時があります。いつもではないですが。

そのNナントカの精神心理療法を受けなくても、多読でふだんから英語的人物に接していることでも、コミュニケーション・スキルに変動が起きることもあり得るかも、という話です。多読で性格改善かも(笑)?!

それと、この1〜7を見てて、「あっ」と思った最初のことは、
かつて大学に合格した頃、受験勉強したことを「全部忘れた〜〜」て言ったのは、勉強したことが、2までしか入ってなかったってことかも、ってことでした(悲)

理性で勉強したことはなかなか身に付かない〜とよく思いますが、
どうも、脳の表面上をつるつるすべっていくだけっていう感じで…。
そう言えば、このことを以前、杏樹さんが、「脳が撥水加工されてて、いくら勉強しても何も残らない」って書いてて爆笑した記憶があります〜

〉入力装置である五感には、Lead Systemと呼ばれる他の感覚よりも優位なものが存在するとされます。

中居クンはダンスと司会トークで、草薙クンは「いいひと」キャラで、
各自、自分の向いたところで活躍すればいい、ということですかな。
何が自分の優位なのか、自己観察が大事になりますね。

〉制御装置である顕在意識では、Representation Systemと呼ばれる処理システム、所謂、脳内感覚=イメージが存在します。
〉言い換えるなら、我々が認識しているのは、現実そのものではなく、現実を基に、脳内で再構成された影であるということです。

つまりイケメンの兄ちゃんが、宴会などで複数の女性と会話するという現実がある時に、彼が一人勝手に「オレってもててるじゃ〜ん」と思うようなイメージを、脳内で再構成?
相手の女性としては、一応、社交上の一種のプロトコール通りにふるまっているだけなのに、イケメンさんは、自分は基本的にモテると思い込んでいるから、ちょっと感じよく女性が反応すると、「この子、オレに気があるな〜、へへ〜」と思い込むというヤツ。
後で、ギター侍に「残念!」と言われてしまうだけなのにねええ。

あっ、失礼、読書の話に変えます。
例えばakoの場合、海洋冒険モノとなると、すべて宝島、と言ってしまう悪癖があります。
子供時代に、少年が主人公の海洋冒険モノが好きでしたが、宝島、ロビンソンクルーソー、ガリバー、十五少年漂流記、シンドバッド等が、一括して「宝島」になってしまうんです。
これも、現実の認識ではなく、脳内でイメージを再構成したものを認識してるってことになりますか? 自分の脳内がサッパリわからないのです。

〉そして、このRepresentation Systemにも、それぞれ五感に対応した脳内感覚=イメージが存在しますが、これがそのまま五感に対応している訳でも、無意識が存在する演算装置や記憶装置にそのまま伝達される訳でもないということが問題をややこしくします。

んまぁ〜、メンドクサイのね。「ややこしや〜」って歌もあるくらいですものね。
ヒトって、自分の都合のいいように解釈して、間違った思い込みをする傾向があるから、脳さんも、ある程度、そのカン違いをあまりストレートに深層まで伝達してもマズイと思ってて、どこかで、自分のカン違いを修正できるようなスキも作っておいているんだったりして…。
カン違いがトラウマになっても困るからってことで、そういった複雑さが、案外、防御機構になってるとか…(学問的根拠はありません。全くデタラメな思い付きです)

それに、いくらイケメンだって、多少は、自分を疑う時はあって欲しいものねえ。
ヒトって自分を疑うことで自己存在を確認できる、ってこともあるそうですし…

〉人が、「分かった」という感覚を得るためには、更に、ReferenceSystemに対応した形へ変換する必要があるからです。

ちょっと質問です。上記の2(制御装置)が、りぷりぜんてーしょんシステムとしますと、この、れふぁれんすシステムは、どこに当たりますか。
(横文字だと、どっちもRなため、見間違えそうなので、すみませんが、区分しやすいようひらかなにしました。これは、akoという個体の脳は、視覚に弱いってことの証拠かも)

〉多読をやったことがなく、Lead Systemは視覚、Representation Systemは聴覚、Reference Systemは身体感覚が優位な人だと仮定します。

3つの名称を自分で使えそうも無いので、以降、順に、番号と自分がわかりやすい言い方で書かせていただきます
横文字が出てくると、理解が著しく遅くなるのです…(再構成の影を作ろうとする衝動(笑)

1が優位感覚、2が自分の思い込み再構成、3が、分かる段階って
ことでいいですか。

〉「脳内音読」の速度が上がりやすい人というのは、Reference Systemも聴覚である可能性が高いのではないでしょうか。

最終理解のところが「耳」の場合ですね。
これは面白い仮説ですね!! (どこまでわかって書いているかは非常にビミョー)

〉言い換えるなら、「脳内音読」した時点で、Reference Systemへの変換も同時に処理されるため、すぐに「理解」できてしまうので、「脳内音読」の速度をどんどん上げていくことができます。

読むのが遅いほうとしては、脳内音読がどんどn早くなれるだけ羨ましいです…
脳内音読になることを悩んでおられる方もいるとは聞いておりますが…

〉しかし、Reference Systemが「聴覚」以外の場合、「脳内音読」して、さらにもう一度変換する必要があるので、なかなか「速度」が上げられないということなのではないかと。

アタシのことだあああああああああ 読むのが遅い!速度が上がらない!
そうだったのかあああああああ

…と思ったんですが、ここで「ちょっと待てよ」です。
今後もっとスムーズに速く読めるようになりたいので、この際、読むのが遅い原因を、この仮説から考えさせて下さい。

この一文は、最終理解(分かった)段階が、視覚だということになりますか? 
読書なので、聴覚以外の五感といったら、視覚から入力するしかないと思うので。
(この段階で、解釈にミスがあったら教えてください)

もし、「分かる段階」が視覚優位だとすると、確かに、脳内音読では早く読めるようにはなりませんよね。
とすると視覚優位の人は、速読向きということになりますか?

私は、速読にはあまり関心がないので、そのつもりでの相談ですが、
現在、よほどキリン読みでないかぎり、多読してて英語を日本語化することはほとんどなくなりました。
(それほど難しいものを読んでいない、という意味です)
ただ、わからない時、飛ばすのが苦手で、同じ英文を2度読むことがあります。
この時、声を出してゆっくり読んで意味を感じる、ということをやるんですが、これだと、脳内音読タイプってことで、自分の「分かった段階」が、聴覚にあることになる、と考えてよいでしょうか?

あと、この「分かった段階」(りふぁれんす)が、身体優位にある場合というのが、まだ良く分かりません。
ヘレン・ケラーが、サリバン先生によって指文字の繰り返しを受けた日々の果てに、それが意味を持つ言語であった、とある日突然理解した、という体験がありますね。
この場合は、身体感覚から言語を獲得する、という事例の最も純粋な例だと思うのですが、このケース以外で、「分かった段階」が身体優位の事例を想定するのがちょっと難しいです。

〉恐らく、シャドウイングとは、「速読」と同じく、幾つかの処理段階を省略させる訓練としては有効でしょうが、「聴覚」優位の人向けの訓練法であるため、他の感覚が優位の人には敷居が高過ぎるということがあると思われます。
〉(実際、私には、シャドウイングは難しすぎるというのが正直な感想です)

慈幻さんがこのように、ご自身の観察をされている姿勢には、非常に触発されました。
私も多読で、自己内部感覚の変化を追うことの楽しさを知って以来、
基本的には、多読英語で自分を実験する感覚が面白いですが、
自分と違うタイプの人は、どういう順序で、英語を身につけているんだろう、という違いのほうにも好奇心が出てきて、
それは結局のところ、ヒトという生き物は、どのくらい違うことが可能なんだろう、とか、
では、そこまで違う上で尚且つ、同じなのはどこまでなんだろう、とか、
そういった人間一般へ、自分の関心が広がったように思います。
多読が広げる世界〜〜〜、ってかんじ。

とくに英語のように、広く多くの日本人に学習体験があるものって、
多読を始める以前までは、相当、みなさんの英語経歴がちがうと思うんですね。
特に社会人がやり直しで始める場合は、学生よりも、多様な英語歴があると思います。
(もちろん多くの人が、学校教育で挫折した、という共通点はあるでしょうが)

自分自身は、かなり無謀な方法でシャドウイングモドキをした関係で、
(好きな映画の声を真似するというもので、「シャドウイング」という呼称もなかった頃です) 
akoの英語経過は、慈幻さんとかなり違う体験経歴をもった症例(…病人扱い?(爆)になると言えるかもしれません。
ぜひ、慈幻さんの多読実践者カルテ(そういうものがあるなら)に加えておいて下さいね〜。

そのシャドウイングですが、未だにいろいろ謎に思ってます。
果たして、すべての英語学習者に必須の方法なのかどうかも、まだ確信はないです。
いつも自分の個人的体験でしか、話すことができませんし、
シャドウイングに関する自分の意見もいつも曖昧なままで、消化不良なんです。

〉従って、同じ出力を行うにしても、個々の優位感覚に基づく情報処理過程の個性に応じて、自由に速度を調整できる訓練法の方が有望だと予想されます。
〉その意味で、ゆっくりな音源でシャドウイングをするよりも、自分の好きな本を音読したり、気に入った歌を歌ったりする方が、「聴覚」以外の感覚が優位の人にはまだやさしいという気がします。

優位感覚が何であれ、「自分の好きな」とか「気に入った」の部分が、最重要である点は共通ですね。
次は、自分の優位感覚は何なのか、自分で把握できるかどうか、でしょうか。

これは、自分では意外にわからないものかもしれないです。
私は英語に関しては、まともな教授法についたことがなく、行き当たりばったりな体験しかないですが、SSS掲示板で、他の皆さんの英語体験を読んでみて初めて、
自分とヒトとの違う部分を見て、(ここで比較対照したものは、試験のスコア比較といった次元のものでないことはご理解いただけますか)
それから初めて、自分の優位感覚は何なのか、とか、
自分内部感覚を大事にしよう、ということに気づき始めたように思います。
独学の弱点に、あとから気づいた次第です。

〉「多唱三原則」をでっち上げ、「英語で歌おう! ポップス編」なんかを参考にしながら、
〉“Moon River”
〉“My Way”
〉を練習中です(笑)

聞き捨てならないことを聞いてしまいましたので(笑)
先に下のほうに横レスを書いてしまいました。

(掲示板なんだから字を読んでいるのに、こうして「聞く」と書い
てしまうのも脳の言語認知の謎でございましょうね、たぶん…)

以上、私見のみですが(爆)、今回はこれで失礼します。


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