Re: 「脳内音読」と「音読」の間(はざま)

[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/11/24(18:49)]

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2065. Re: 「脳内音読」と「音読」の間(はざま)

お名前: 久子
投稿日: 2005/6/25(22:39)

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慈幻さん こんばんは 久子です。

〉本日は、最近始めた英語の「音読」で感じたことや、名古屋オフ会での実践報告を聞いて考えたことを基に、強引に「脳内音読」と「音読」について論考をまとめてみましたので、何かの参考になるかと思い、紹介させて頂きます。

読ませていただきました。それで、ちょっと書いてみたくなりました。
慈幻さんの趣旨とはずれていそうな気がしなくもないのですが....

私は「脳内音読」してますが、ぱっと見て発音が推測できない単語は
さくっと黙読しているようです。で、何回か見かけているうちに
なんとなく音が推測できてくる単語もあれば、未だに良く分からない
単語もあります。

英語との出会いは、小学生の時のFENでした。当然、ほとんど分からない
ので、ポツポツ聞き取れた単語から適当に内容を推測していました。
そのころは、英語はほとんど読めませんから とにかく音だけ覚えた時期
でした。

そのころの英語の処理は、最初はこうだったと思います。

 1 「ドッグ」という「音声」を入力。
 2 「いぬ」という「音声」に変換。
 3 「犬」を撫でた手触り、顔を舐められた感触、抱きしめた時に感じた体温などを思い浮かべる。)

でも、次第に2をやっていると、追いつかないので2を省略するようになって
きました。

そして、中学校入学 ここで学校とNHKの基礎英語で英語を勉強し始め
当然、こういった形で教わります。

1 犬が出てくる絵本のページを読む。
 2 「Dog」という「映像」が入力。
 3 「ドッグ」という「音声」に変換。
 4 「いぬ」という「音声」に変換。
 5 「犬」を撫でた手触り、顔を舐められた感触、抱きしめた時に感じた体温などを思い浮かべる。)

小学生時代に、4を省略しすることが身についてしまったので中学の授業は、
かなりストレスでした。NHKの基礎英語は、英語の朗読は真面目に聞いてました
が、日本語の解説は聞き流してました。あと、当時は土曜日は、マザーグース
を紹介する番組でしたので、それは 繰り返し音読してました。

で、どうなったかと言うと、英文を読んで意味がわかっても日本語に
うまくできない という状態になりました。幸い中学校の英語の教科書は
それほど難しい内容が書いていないのと、イデオムも少なかったので
和訳するときは、いったん自分の中に取り込んだ意味を反芻して、新しく
日本語で作文するということをしていました。機械的に返り読みをして、
それぞれの単語に日本語を当てはめて、日本語にするということは苦手でした。

中学英語は何とか乗り切り、高校生になると あっというまに テストで
点がとれなくなりました。でも、どうやって英語を勉強したらいいのか
分からずに、散々な成績で卒業。

FENは、小学生以来 聞きつづけていたので なんとなく分かるところが
増えてきたような感じでした。
就職後、初めてTOEICなるものを 試験の形式すら知らずに受けて 450点。

うーん 振り返ると中学時代に多読に出会っていれば、苦労することが
無かったのではないかと しみじみ思います。
「脳内音読」から話がずれてしまいましたが、これが私の英語の経験です。

〉一方で、「脳内音読」が必要な方にも、Reference Systemの優位感覚によって個人差があります。

〉「脳内音読」の速度が上がりやすい人というのは、Reference Systemも聴覚である可能性が高いのではないでしょうか。

〉言い換えるなら、「脳内音読」した時点で、Reference Systemへの変換も同時に処理されるため、すぐに「理解」できてしまうので、「脳内音読」の速度をどんどん上げていくことができます。

英語については、音から入ったので、たぶん私は、Reference Systemも
聴覚なんだと思います。
スペイン語は、文字から入ったので 同様に「脳内音読」であることには
間違いないのですが、どうも文字「視覚」に依存しているような気がします。
まだ、はっきりするほど読んでいないので、もう少し様子をみる必要がありそう
です。

〉従って、「出力装置」へのアウトプットを考えるなら、つまり、話したり、書いたりする能力を向上させるには、「多読」で鍛えた「演算装置」と「記憶装置」を「出力装置」にスムーズに繋げる別の訓練が必要と言うことになります。

それは感じます。アウトプットも語数なのではないかな とも思います。
下手でも、ダメでも 続けて 出力語数を重ねていけは、次第に向上して
いくはず なんですが、手段が少ないですね。

で、中学生のころからやっている私のアウトプットですが、書くのはめんどう
なので 片端から目についたものを英語にする。感じたことを 単語 だけでも
言いから英語で言ってみる。 ということを意識的にしてました。
Blue sky, so cold, Where are you go? It is hot today. みたいな
感じ、幼児が独り言言っているようなものです。

多読前は、本当にポツポツだったのですが、ある程度語数が進んだ時に
あれっと 思うくらい進歩を感じました。
最近は、気が向いたときに テーマ 例えば 「私は花が好き」と決めて、
その理由を英語で説明する ってなことをやってます。 あまり難しい
テーマにするとなーんにも浮かばなくて めげるので単純なものを
選ぶのがコツでしょうか。 あと、一つ重要なことは、絶対答え合わせ
(きちんとした英語かどうか確かめる)しないことです。

〉通常、SSS式多読では、酒井先生が推薦するシャドウイングを、アウトプットの訓練として推奨しています。

これは私にとって非常に敷居が高い。
でも、音読は好きです。気に入った場面をブツブツと小声でやってます。
このとき、多聴で蓄積した音が役にたつようです。自然とそれを真似て
音読するようになってきました。

〉(実際、私には、シャドウイングは難しすぎるというのが正直な感想です)

なんか嬉しいです。結構、そういう人は多いと睨んでいるのですが、
皆さん沈黙されているのかしら。

〉従って、同じ出力を行うにしても、個々の優位感覚に基づく情報処理過程の個性に応じて、自由に速度を調整できる訓練法の方が有望だと予想されます。

〉その意味で、ゆっくりな音源でシャドウイングをするよりも、自分の好きな本を音読したり、気に入った歌を歌ったりする方が、「聴覚」以外の感覚が優位の人にはまだやさしいという気がします。
〉     
〉と、言うわけで、英語のPBを「音読」する傍ら、こっそりと「英語の歌」の練習も始めました。

おぉ 私、英語の歌を歌うのは好きです!
難しいもの、あまり早口なものは とてもダメなので
ゆっくり目のものが楽しいです。

〉とは言え、いきなり難しい曲に挑むと絶対挫折するので、

〉1 メロディーも、歌詞も簡単
〉2 でも、リズムもメロディも綺麗
〉3 さらに、歌詞が喚起するイメージも綺麗

〉という、独断と偏見と趣味による「多唱三原則」をでっち上げ、「英語で歌おう! ポップス編」なんかを参考にしながら、

〉“Moon River”
〉“My Way”

〉を練習中です(笑)

早速ですね! 確かに、この2曲は 歌いやすそうです。

まとまりの無い文章になってしまいましたが、慈幻さんに触発されて
少しばかり書いてみました。
ではでは、また


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