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1796. The Message of a Master・・・
お名前: 秋男
投稿日: 2005/2/19(18:23)
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職人さん、こんにちは。秋男です。
The Message of a Master...
〉この本のことです。
〉実は1ヶ月前にひょんなことから邦訳を読んだのですが、雷に打たれたような気がして、時を忘れてぐっーと読んでいました。
〉いつか英語で読もうと思っている本です。
雷に打たれたような、っていうの、よくわかります。
(ひょんなことから、っていうのも、なぜかよくわかる気がする。。。)
英語でも、ぜひぜひ。
〉この本の中でどうしても分からないことがあるのですが、夢は人に話さないほうがいいという件があると思います。
〉ここ秋男さんならどう思われますか?
〉私は必ずどっちか選べと問われたならば、話したほうがいいのではないかと自分の経験上思うのです。
〉本音は、「どっちだっていいじゃん」なんですが、なぜ話さないほうがいいのと言われているのかが、心の中で消化できずにいるのです。
〉大した問題じゃないのですが、どうなんだろうと気になっています。
〉同じ本(としてしまいますが)を読まれた方に出会ったので、お伺いします。
ほんと、これはまさに核心的な・・・
わたしは「the Artist's Way」っていう本も座右の書として読んでまして、
この本と「the Message of a Master」との相乗作用(?)で、何かをつかもうと
もくろんでいるところなんですが、この the Artist's Way でも、自分の夢を
不用意に他人に明かさないほうがいいってことが書いてあって、そちらの理由は
なんとなく納得できています。
どういうことかというと・・・
誰でも、すごくやりたいことがあるんだけど、子どもじみてるとか、周りから
どう見られるかとか、いろいろな理由をつけて自分で抑圧してしまってることが
とても多い。ちょっとでも飛び出すことがすごく怖いので、何かをやってみて
満足するよりも、欲求不満にはなるけれど何もせず、安定することの方を選びがち。
人間っていうのはほんとにいろんな方法で自分自身の足を引っ張るもんだと。
その方法のひとつが、わざわざ批判されに行く、というもの。
何かをすごくやりたいと思っている。でも、何かをやるというのはすごく不安。
そもそもその「何か」が、正しい目的なのかどうかよくわからない。っていうときに、
アドバイスや励ましを受けたいために人に相談するっていうのは良いんだけど、
自分を止めてもらうために人にしゃべってしまう、ってことが案外多い。
たとえば、ピアノを弾けるようになりたいなーと思ってたとします。すると、
いろんな声が胸中を去来します。こんなトシで始めたってダメだよとか、
根気がないからどうせ続かないよとか、高いピアノ買って続かなかったらもったいないとか、
月謝だってバカにならないとか、近所に恥ずかしいとか、そもそも家族の面倒を
見なければいけないのにピアノなんて何をノンキなとか。非常に居心地の悪い気持ちに
なってくるわけです。
(どうせやるならいいピアノを買わないといけないし、そうなると高いし・・・
調律も定期的にしてもらわないといけない。発表会とかのつきあいもあるなあ。
ちゃんと弾けるようになるには毎日数時間は練習しなければならないだろう。
好きな曲をてきとうに弾くんでなく、先生に教わるとおりにテクニックを
しっかりと丁寧にやっていかなくちゃ・・・
というふうに、自分でハードルをどんどん高くしていってしまう。
わざわざ挫折しやすくしてしまう。
まずは中古の安い電子ピアノでも買って(もらって or 借りて)きて、
好きなときにてきとうに、音を鳴らして遊んでみればいいだけなのに。)
やりたい気持ちと抑える気持ちとの葛藤に決着をつけたくなる。そのときに、
やりたい気持ちのほうを勝たせるんでなくて、抑える気持ちのほうを勝たせる
ような行動に出る人がけっこう多い。
身近な人に、「ピアノ弾いてみたいと思ってるんだけど〜」とかポロッと言ってしまう。
「ピアノなんか弾けてどうするの?」、「今からじゃ大してうまくならないんじゃない?」、
「そんな時間あるの?」と、半分予想してたような wet blankets が返ってくる。
それを聞いて半ば安心し、そうよねえ、ピアノなんて悠長な趣味よね〜と、
さみしいけれど、何も変えなくていいという安堵感を得て葛藤は終わる・・・。
The Message of a Master では確か、夢を言ってしまうと、せっかくの貴重な
夢実現エネルギーが抜けてしまう、みたいな表現をしてましたね。
オーブンで焼いてる途中のケーキを突っつきすぎて蒸気が抜けてしまうみたいに。
the Artist's Way で言ってるのと同じ趣旨なのかなーと思ってるんですが、
どうなんでしょう。
ただ、the Artist's Way では、人に言うことが全部いけないってわけじゃなくて、
ほんとに有効な励ましやアドバイスを人から受けることもあるので、それが期待
できる場合には人に言ってもいいと。
ただ、いま言ったように、人間てのは新しい一歩を怖れる性質が非常に強くて、
無意識に、自分の夢をつぶしてくれる人をわざわざ選んで夢を言ってしまうところ
がある(一種のマゾ)ので気をつけないといけないと。そして、自分の夢を押し
殺してる人は、他人の夢も抑圧しようとしてしまうところがあるので、それにも
気をつけないといけないと。
(ピアノを弾きたいと思ってたのにあきらめた人は、他の人がピアノ弾きたいなんて
言いだしたらピピッと反応して、濡れ毛布モードに入りやすいかもしれません。
「子どものときに始めないと無理よ」などと、自分があきらめた理由を持ち出して。)
それは家族でも親でもきょうだいでも親友でも、どこにでもその危険はある。
そう考えると、夢を言うリスクのほうが高いのかな〜とも思ったり・・・。
あ〜、けっきょく the Artist's Way の話ばっかりしてしまった・・・。
The Message of a Master で言ってる趣旨は、正直まだよくわかりません・・・。
〉私も英語の本を手に入れたら、それは多分繰り返し繰り返し読むことになると思います。
ほんとに、奥が深すぎて、100回ぐらい読むだろうなーって感じです。
そのぐらい魅力がある本ですね。
(はたしていつか理解できるようになるのだろうかぁ という気はしますが・・・)
では〜
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