180万語通過報告&もしかしなくても停滞中(長文)

[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/11/24(07:41)]

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8605. 180万語通過報告&もしかしなくても停滞中(長文)

お名前: 柊
投稿日: 2006/10/16(19:32)

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 こんばんは、柊です。
 100万語を超えてからも10万語刻みで報告する人はあまりいないと思いますが、停滞気味で10万語がいつになく遠いので、ちょっとお喋りしに来ました。
 ぐだぐだ長くなっていますが、その長いどこかでピンと来て、アドバイスを下さる方がいるんじゃないかと期待しています。
 英語について話せる人が、ここに来ないといないですし。
 通過本は投げたかどうか、自分でもはっきりしないAn offer from a gentleman by Julia Quinnでした。半分弱のところで中だるみです。5万語を超える本になると、ゴールに向けてまっしぐらというモードになるまでが長くて、それが苦手みたいです。

 最近の読書傾向としては、一冊読み切ることが少ない。1日目は結構読んでいたのが、2日目には面白くない気がしてくる。それで、投げる。投げるんだけれども、明日辺りは読む気になるかも、と未練たらたら。
 日本語の本ではやったことがないのですが、三部作を読み始める前に、3冊目の最後を先に読んでみたりもしました。Jean Plaidyの歴史小説なので、例によって臨終場面でしたが。
 日本語の新聞も妙に読みにくくて、記事によってYLが違うということを痛感しています。子どもの頃新聞を読むようになって、徐々に読める記事が増えたのですが、その順番とほぼ一致しているようです。日本語でYLを気にしたのは、初めてのような気がします。
 それでいて、京極夏彦の新刊(800ページ。今回は読みにくいと父は言っていた)は全く苦労せず読破しているので、興味の有無が問題なのか、京極夏彦の文章が読み易い(!)文章なのか、なんだかよくわかりませんが。

 readingとは関係ないですが、何より落ち込んだのは、読書登録でした。途中で投げた本の登録をしようとして、読書率を計算していて、しばらく筆算を続けたあと、この式では求める答えは出ないということに気付いて、それが結構ダメージが大きかったです。計算間違いならともかく、式の立て方で間違えたというのが。
 しかも、そのあといくら考えても、正しい式が出てこなかった。一休みしたら、思いつきましたが。

 英語を読まなかった期間を数えてみると、大体3ヵ月(6から9月)ぐらいになるようです。そのあともあまり読んでいませんが、この頃が一番ひどい。
 全く読まなかったわけではなく、未読本の山から手に取った本をちらと見て、これは読めない、これは読みたくない、これはめんどくさい、と投げ続ける日々が続きました。投げるまでに1ページも読んでいません。数行でやめていました。Dickensより何より、いつぞや衝動買いしたRaymond Carverが一番読みにくそうでした。どちらも翻訳すら読んだことがないので、どういう作風かよくわからないですが。
 今考えると、未読本がキリンしても読めるかどうかという本ばかりになっていたようです。読める本から読んでいったわけですから。
 転機だったなあと思うのは、趣味の広場でakoさんの書いたファンレターを読んだら、すらすら読めたことです。
 読めるし、意味わかるし、読んでて楽しいし、というわけで、英語が駄目なのではなく、やっぱりものによるということが確認できました。

 では、今まで読んでいなかったようなもの、未読本の山にないような本を試してみよう、と、そこまで筋立てて考えたのかわかりませんが、絵本を試すことにしました。
 以前から図書館に色々あるらしいことはわかっていたので、子どもの本のコーナーをうろつき、Frog and Toadを借りてみました。
 読んでみると、声を立てて笑っていました。今までも面白い本は読みましたが、英語の本を読む楽しみという意味では一番かもしれません。
 この時4冊全部借りましたが、借りる時に期限内に全部読める?と確認されました。ハリー・ポッター全巻を始め、不思議の国のアリス、ピーター・ラビット、くまのプーさんなど、結構洋書がそろっている図書館ですが、2冊目を読める人は少ないのかもしれません。ちなみに期限は2週間です。

 その後、掲示板をうろうろしている時に見つけた古川さんの多読についての文章を読み、折角だからとカウントしたら、3千語ありました。短時間で読めたので、もっと短いと思ったんですが。
 やはり、背景知識と興味があると読みやすいらしいと、改めて実感しました。あとは、YLの要素を分解するとこんなことになるのか、というのが面白かったです。私は書評登録する時、何にも考えてません。あ、多分、考えない方がいいだろうと思って、これからも考えないつもりですが。
 YLを決める要素の一つに上がっていた「easiness of proper names」というのは、登場人物の名前ということでしょうか。以前古代インドのバガヴァッド・ギーターを読もうとして、人名の複雑さに、あっという間に挫折した記憶があります。英文のレベルを考えるより先だった。
 名前か私の知らない単語か区別が付かないし、名前の読み方も見当がつかないし、多分、前に出てきた人と同じかどうかもわからないだろうな、と思いました。
 
 読書をしないでぼやーっと考えている時間が増えて、英語と日本語で、どこが一番違うだろうかと思って、いくつか思いつきました。多分、すでに他の方が書き込んでいると思いますが、理屈をこねるのは好きなんです。
 一つは、この本は面白いというのはあまり難しくないけど、この本は面白くないと言うのは、とても難しいということです。
 大江健三郎とかになると違う気がするんですが、シドニー・シェルダンに該当する作家が日本で誰かと考えた時、誰であろうと多分、その人の本を1,2ページしか読まないで「これ、面白くない」と言って、「あの作家は面白くない」って、平気で言うだろうなあと。それが英語になると、少なくとも私は、読めないとは言えても、面白くないとは言いにくいだろうと思います。

 もう一つは単語で、ファイブリーグといったか、漢字の読みを当てるクイズ番組で、最後の方はレベルが上がるから、読み方を知らないし今までの読書人生で出会ったこともない漢字が出てくるんですが、「私が今まで見たことがないということは、専門の人でもない限り、普通の人は一生見ない」と思える(偏見です)のが、アルクの単語力テストで知らない単語を見ると、「読書量が足りないか」と反省してしまいます。
 実際、読書量が日本語と英語で桁がいくつも違うわけですが、それにしても、大分感覚が違うと思います。

 全体に、日本語ではかなり独断と先入観(タイトルだけで読まなくていいやと思う)で読む本を選んでいるのが、英語だと遠慮がちになってしまうんだなあと。
 暇な時にどんぶり勘定で計算したら、日本語の読書量を英語に換算すると、年間三千万語になる(1冊5万語×600)、という結果になったので、しょうがない気もしますが。

 じんましんの薬を飲んでいて、毎日飲まないとすぐ出ちゃうんですが、飲むと眠いんですよね。あ、そのせいか。ということにしてしまおうかとも思います。
 
 暗くてぐだぐだしているので、この投稿を読んだ人がhappyになれないかもしれないと思い、せめて最後は増量しておきます。
 Happy happy reading!


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8606. Re: 180万語通過報告&もしかしなくても停滞中(長文)

お名前: まつかわ1971 http://blog.alc.co.jp/d/3302216
投稿日: 2006/10/16(21:01)

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柊さん、こんばんは!
そうですね。10万語きざみで報告したくなる気持ちなんとなくわかります。
実際僕も今、読むことについてはちょっと停滞気味です。なかなか進まないんです。
思いきって読む方はしばらくあきらめて、GRの朗読をくりかえし聞いています。
活字は自分で目を動かさなければ読めませんが、音はたちどまってくれないので、
停滞気味のときには、流しっぱなしにして、聞き取れたところだけつないで楽しむってのも
ありじゃないでしょうか。
ただ、このお話には、JenとJoeyって女の子がふたりでてくるんですけど、
「J」で始まるふたりの名前が聞き取れておらず、別人だということに
今日まで気がつかず、「いろんなことしてて、なんかいそがしい女の子だなあ」
と思っていた自分がはずかしいです。でも、くじけません。聞くたびに発見があるから、
聞いてて飽きないのかも。

シドニー・シェルダンみたいな作家を日本語でわざわざ読むか? 
う〜ん、たしかにそうですね。
ちょっと違いますが、僕は2時間ミステリードラマが大好きなんですけど、
原作を小説で読むかと聞かれたら、たぶん読まないでしょうね。
でも、英語のシェルダンにはぐいぐいとひきこまれますね。語り口とかは
ぜったい上手いんだと思います。

僕は停滞しているときは、「英語のことなんでも」の掲示板に入り浸ってます。
まあ、停滞してるときは、無理しないのが一番ですよね。でも、多読からは
はなれていたくないというとき、この掲示板は、書き込んでいるだけでなんか
充実感があったりします。ほかの方には迷惑かもしれませんが・・・

なにはともあれ、Happy reading!


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8615. Re: まつかわ1971さんへ

お名前: 柊
投稿日: 2006/10/18(13:40)

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 まつかわ1971さん、こんにちは、柊です。名前ひらがなに変えたんですね。今試してわかりましたが、一々英数入力に切り替えなくていいので、変換しやすいです(笑)。

〉柊さん、こんばんは!
〉そうですね。10万語きざみで報告したくなる気持ちなんとなくわかります。
〉実際僕も今、読むことについてはちょっと停滞気味です。なかなか進まないんです。
〉思いきって読む方はしばらくあきらめて、GRの朗読をくりかえし聞いています。
〉活字は自分で目を動かさなければ読めませんが、音はたちどまってくれないので、
〉停滞気味のときには、流しっぱなしにして、聞き取れたところだけつないで楽しむってのも
〉ありじゃないでしょうか。

 以前、音にはまっていたことがありましたが、ブームが去ってしまいました。次のブームはいつ来るのか、ちょっとわからないです。
 ブーム中は、ひとりでいる時間はずっとそれを聞き続けるということを、多分、数ヵ月やっていたと思います。
 PGRのScandal in Bohemiaを買ったら朗読テープがついているバージョンで、いい声の人が読んでいたんです。
 ホームズが好きじゃなかったのが、それ以来好きになってしまった。

 あれ? 停滞って、小説書きはどうなったんですか? そっちは停滞と連動しない仕組みですか? 

〉ただ、このお話には、JenとJoeyって女の子がふたりでてくるんですけど、
〉「J」で始まるふたりの名前が聞き取れておらず、別人だということに
〉今日まで気がつかず、「いろんなことしてて、なんかいそがしい女の子だなあ」
〉と思っていた自分がはずかしいです。でも、くじけません。聞くたびに発見があるから、
〉聞いてて飽きないのかも。

 最初から、筋とかわかりました? 名前の混同は別として。
 名前はともかく、色んなことしてるのはわかるって、かなり聞こえてますよね。
 私の場合なぜか、意味がわからなくても、結構楽しめてしまうんですよ。意味がわかるわけもないイタリア語の文章を眺めて、音を想像して遊んでいたり。
 意味わからなくても楽しいって人、他にいないかなと思いまして。
 あと、なんと言っているか台詞が全くわからないのに、なぜか今何をしているところかわかる、とかいうところから理解が進んでいって。今思うと、多読的ですね。

〉シドニー・シェルダンみたいな作家を日本語でわざわざ読むか? 
〉う〜ん、たしかにそうですね。
〉ちょっと違いますが、僕は2時間ミステリードラマが大好きなんですけど、
〉原作を小説で読むかと聞かれたら、たぶん読まないでしょうね。
〉でも、英語のシェルダンにはぐいぐいとひきこまれますね。語り口とかは
〉ぜったい上手いんだと思います。

 原作が好きでドラマを見たら全然違っていて、これであれが原作だと名乗らないでくれーっ! と思ったことは、何度もあります。
 名前使っているだけで、主人公の一番の特色がなくなっているっていうのが、一番多いパターン。

〉僕は停滞しているときは、「英語のことなんでも」の掲示板に入り浸ってます。
〉まあ、停滞してるときは、無理しないのが一番ですよね。でも、多読からは
〉はなれていたくないというとき、この掲示板は、書き込んでいるだけでなんか
〉充実感があったりします。ほかの方には迷惑かもしれませんが・・・

 他の方には迷惑かもしれませんが、「非常に」をつけてしまう程よくわかります。
 以前別の学習法をやっていた頃は、実践している他の人のページをぐるぐる回り、「じゃあ、今日の分やるか」という感じでした。多分、面倒なので景気付けが必要だった。
 今はその頃とは、違うんですが、やっぱり掲示板とかブログとか見るの好きですね。この本読もうとか、思いますし。

〉なにはともあれ、Happy reading!
 まつかわ1971さんもHappy reading&listening!


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8620. Re: まつかわ1971さんへ

お名前: まつかわ1971 http://blog.alc.co.jp/d/3302216
投稿日: 2006/10/18(21:33)

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柊さん、こんばんは!
〉 まつかわ1971さん、こんにちは、柊です。名前ひらがなに変えたんですね。今試してわかりましたが、一々英数入力に切り替えなくていいので、変換しやすいです(笑)。
まったく恥ずかしい話ですが、僕は「柊」という字が読めません。
コピーして貼付けています・・・。

〉 あれ? 停滞って、小説書きはどうなったんですか? そっちは停滞と連動しない仕組みですか? 
まあ、だいたい毎回ワープロで1ページ分くらいの分量なんですが、
こちらはとりあえず続いています。なんか書かないと1日が終わった気がしないというか。
前回は25回完結だったのですが、今回はもう5回目も書いたのに、まだ話の本筋に
たどりついていないので、ひょっとするとかなり長丁場になるかもしれません。

〉 最初から、筋とかわかりました? 名前の混同は別として。
〉 名前はともかく、色んなことしてるのはわかるって、かなり聞こえてますよね。
〉 私の場合なぜか、意味がわからなくても、結構楽しめてしまうんですよ。意味がわかるわけもないイタリア語の文章を眺めて、音を想像して遊んでいたり。
聴くたびに新事実発覚です(笑)
名前の混同に気がついたのは、ふたりが会話しているところが聞き取れたときに
発覚しました。しだいに、3人しかいないのに、人数が4人だったり、
溺れている彼女を彼女自身が救助したりして、「ひょっとして別人なんじゃないか?」
と思って注意して聴いているうちに、あらすじがだんだんはっきりしてきたりして。

〉 意味わからなくても楽しいって人、他にいないかなと思いまして。
〉 あと、なんと言っているか台詞が全くわからないのに、なぜか今何をしているところかわかる、とかいうところから理解が進んでいって。今思うと、多読的ですね。
部分的に聞き取れる言葉だけでもなんとなく楽しめちゃったりとか。
でも、訳せなくてもわかっちゃうことってありますよね。あと、使えちゃったりとか。
「うぃしゅみらあく!」(多分、wish me luck 僕のために幸運を願ってよ、変な訳ですね)
僕はこれを頻繁に使うんですけど、意味はよくわかりません。

聴いてるだけでも楽しいといえば、イタリア語けっこうそんな感じです。
ちょっとかじったら、ますます好きになりました。
食事のあとでの決まり文句「おっふろいーお」と口にしたら、
イタリア語が専門の友達から、「発音完璧!すばらしい!悪いねえ」と勘定全額負担。
「おごるよ」って意味だったんですねえ。よくわからないで言葉を口にするのは、
子供だけに許された特権なのかもしれません。

「一度読んだ語数はへらない」いい言葉ですねえ。大好きです。
語数カウントは万歩計のようなものかも。今日はよく歩いたなあとか、ちょっとさぼったなあ
とかの目安にして楽しんで体を動かすのにはいいかもしれませんが、
「今日はまだ7500歩、あと2500歩歩かなきゃ」とかとらわれてはいけないんだと思います。
「あ、あと150歩!」と思ったら、思わず150回手でカチカチシェイクしてインチキする
日があるくらいでもいいかも。とにかく楽しみましょうよ。
せっかく楽しく英語とつきあうための100万語多読で、語数が増えない、読めないと
つらくなってたら、もったいないですよ。

Happy reading!


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[脱帽] 8608. Re: 180万語通過報告&もしかしなくても停滞中(長文)

お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2006/10/16(22:36)

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柊さん、こんばんは!
酒井@快読100万語!です。

matsukawa1971さん、こんばんは!!

〉 こんばんは、柊です。
〉 100万語を超えてからも10万語刻みで報告する人はあまりいないと思いますが、停滞気味で10万語がいつになく遠いので、ちょっとお喋りしに来ました。
〉 ぐだぐだ長くなっていますが、その長いどこかでピンと来て、アドバイスを下さる方がいるんじゃないかと期待しています。

ぼくはなにもアドバイスできないんですよ。
でも停滞気味の報告としてとても丁寧に書いてくださったので、
お礼に来ました。

ぼくも長期間にわたって読まない時期は何度もありましたが、
100万語といった目標などまだない昔のことで、
そもそも「停滞」っていう感じはないのです。

それにしても1年に600冊というのはすごい!
それも「だつぼーマーク」の理由です。すごい!!

そんな読書家なのに、英語となるとお勉強気分が裏口から
入ってきてしまうのかな?

そうか! 
ぼくとしてはまず語数カウントをやめてはどうでしょうって
助言したいな。どうです?

〉 暗くてぐだぐだしているので、この投稿を読んだ人がhappyになれないかもしれないと思い、せめて最後は増量しておきます。
〉 Happy happy reading!

柊さんのHappy readingのために、ぼくも増量!

Happy, happy, happy reading!


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8616. Re: 酒井先生へ

お名前: 柊
投稿日: 2006/10/18(14:10)

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 酒井先生、こんにちは。柊です。なぜ停滞の話で脱帽マークが付くのか、ちょっと不思議でした。読んだら、わかりましたが。

〉ぼくはなにもアドバイスできないんですよ。
〉でも停滞気味の報告としてとても丁寧に書いてくださったので、
〉お礼に来ました。

 私もモルモットの仲間入りですね。前からそうだったのか?
 いえ、何度か間者猫さんがモルモットって書いているのを読んで、いいなーと思っていました。

〉ぼくも長期間にわたって読まない時期は何度もありましたが、
〉100万語といった目標などまだない昔のことで、
〉そもそも「停滞」っていう感じはないのです。

 そうですね。順調に読んでいる人を見ているから、停滞とか思うんですね。
 そうか、多読前は良く、同じ本で難易度同じはずなのに、2,3日目に辛い時があって、でも、「英語の本はこういうものか」と思っていたので、停滞じゃなかったですね。
 それだけ、すらすら読めた時期が長かったということですね。今を停滞と呼ぶということは。
 そうか、そうか。何か、自信がつきました。

〉それにしても1年に600冊というのはすごい!
〉それも「だつぼーマーク」の理由です。すごい!!

 600冊の内、読まなくても良かったかと思う本が多くて、読書量を減らした方が、幸せな読書人生を送れそうな気がしています。

 年齢が上がって図書館の子どもの本のコーナーから大人の本コーナーへ移動した時、本棚全部読んだことのない本だというのが、すごくわくわくしたことを思い出し、思いつく中で一番身近な、手つかずの本しかない世界へやって来ました(笑)。
(本当は、そこまで考えてません。英語で書いてある本全部が手を出せる本だというところにいけると思わなかったし)

〉そんな読書家なのに、英語となるとお勉強気分が裏口から
〉入ってきてしまうのかな?

〉そうか! 
〉ぼくとしてはまず語数カウントをやめてはどうでしょうって
〉助言したいな。どうです?

 そうですね。停滞かと思い始めてから、今までより妙に細かく考えるようになっています。
 誤差で500語減るのもいやなんですね。今までだったら、5万語ぐらいなら誤差だと思っていたんですが、読まなくても計算の仕方を変えたら数字が増えるので、こだわってしまうんですね。
 数字増えても、何も変わらないんですが。
 年に一度集計というのも誰かやっている人がいた気がしますが、それもやめておいて、無期限でやめてみます。
 ただ、読んだ本のタイトルは控えないと、どれを読んだことがあるか、わからなくなるんですが。あ、わからなくなってもいいか。
 再読だと気づいたら気づいた時で、気づかなかったら、初めてと同じぐらい楽しめたということで。

〉柊さんのHappy readingのために、ぼくも増量!

〉Happy, happy, happy reading!
 
 うーん、これ以上増やし方が、、、もう一回繰り返すのも芸がないし。
 おお、そうだ。
 Happy Writing!
 文法論、楽しみにしてます。


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[脱帽] 8622. Re: 酒井先生へ

お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2006/10/18(22:37)

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柊さん、こんばんは!

今度のだつぼーマークの意味はわかるかな?

〉 酒井先生、こんにちは。柊です。なぜ停滞の話で脱帽マークが付くのか、ちょっと不思議でした。読んだら、わかりましたが。

〉〉ぼくはなにもアドバイスできないんですよ。
〉〉でも停滞気味の報告としてとても丁寧に書いてくださったので、
〉〉お礼に来ました。

〉 私もモルモットの仲間入りですね。前からそうだったのか?
〉 いえ、何度か間者猫さんがモルモットって書いているのを読んで、いいなーと思っていました。

〉〉ぼくも長期間にわたって読まない時期は何度もありましたが、
〉〉100万語といった目標などまだない昔のことで、
〉〉そもそも「停滞」っていう感じはないのです。

〉 そうですね。順調に読んでいる人を見ているから、停滞とか思うんですね。
〉 そうか、多読前は良く、同じ本で難易度同じはずなのに、2,3日目に辛い時があって、でも、「英語の本はこういうものか」と思っていたので、停滞じゃなかったですね。
〉 それだけ、すらすら読めた時期が長かったということですね。今を停滞と呼ぶということは。
〉 そうか、そうか。何か、自信がつきました。

〉〉それにしても1年に600冊というのはすごい!
〉〉それも「だつぼーマーク」の理由です。すごい!!

〉 600冊の内、読まなくても良かったかと思う本が多くて、読書量を減らした方が、幸せな読書人生を送れそうな気がしています。

まずこれね。おー、ここまですっきり言った人はいないぞ!のだつぼー。

〉 年齢が上がって図書館の子どもの本のコーナーから大人の本コーナーへ移動した時、本棚全部読んだことのない本だというのが、すごくわくわくしたことを思い出し、思いつく中で一番身近な、手つかずの本しかない世界へやって来ました(笑)。
〉(本当は、そこまで考えてません。英語で書いてある本全部が手を出せる本だというところにいけると思わなかったし)

〉〉そんな読書家なのに、英語となるとお勉強気分が裏口から
〉〉入ってきてしまうのかな?

〉〉そうか! 
〉〉ぼくとしてはまず語数カウントをやめてはどうでしょうって
〉〉助言したいな。どうです?

〉 そうですね。停滞かと思い始めてから、今までより妙に細かく考えるようになっています。
〉 誤差で500語減るのもいやなんですね。今までだったら、5万語ぐらいなら誤差だと思っていたんですが、読まなくても計算の仕方を変えたら数字が増えるので、こだわってしまうんですね。
〉 数字増えても、何も変わらないんですが。

この見切り(?)が二つめ・・・

〉 年に一度集計というのも誰かやっている人がいた気がしますが、それもやめておいて、無期限でやめてみます。
〉 ただ、読んだ本のタイトルは控えないと、どれを読んだことがあるか、わからなくなるんですが。あ、わからなくなってもいいか。
〉 再読だと気づいたら気づいた時で、気づかなかったら、初めてと同じぐらい楽しめたということで。

これがいちばんおかしかっただつぼー!
そうだよ、そうだよ、記録は読書の楽しみからすれば、二の次、三の次。

〉〉柊さんのHappy readingのために、ぼくも増量!

〉〉Happy, happy, happy reading!
〉 
〉 うーん、これ以上増やし方が、、、もう一回繰り返すのも芸がないし。
〉 おお、そうだ。
〉 Happy Writing!
〉 文法論、楽しみにしてます。

うー、最後はだつぼーというより、うなだれてしまう・・・

でもね、苦しいけどね、楽しくてね、少しずつ前へ進んでるんですよ。
とんでもない本ができあがりつつあります。
楽しみにしてくれて、ありがとー!


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8609. Re: 180万語通過報告&もしかしなくても停滞中(長文)

お名前: バナナ http://nanaobaba.blog60.fc2.com/
投稿日: 2006/10/16(23:54)

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"柊"さんは[url:kb:8605]で書きました:
〉 こんばんは、柊です。

こんばんは、バナナです。
なんだか、300万語を越えてから(いや、越える前からかな?)の私の症状とそっくりうりふたつなので、思わず投稿させていただきました。

〉 100万語を超えてからも10万語刻みで報告する人はあまりいないと思いますが、停滞気味で10万語がいつになく遠いので、ちょっとお喋りしに来ました。

モウマンタイ!

〉 ぐだぐだ長くなっていますが、その長いどこかでピンと来て、アドバイスを下さる方がいるんじゃないかと期待しています。
〉 英語について話せる人が、ここに来ないといないですし。
〉 通過本は投げたかどうか、自分でもはっきりしないAn offer from a gentleman by Julia Quinnでした。半分弱のところで中だるみです。5万語を超える本になると、ゴールに向けてまっしぐらというモードになるまでが長くて、それが苦手みたいです。

わかります。半分、あるいは2/3超えると、がぜん読むスピードがあがるんですよね。

〉 最近の読書傾向としては、一冊読み切ることが少ない。1日目は結構読んでいたのが、2日目には面白くない気がしてくる。それで、投げる。投げるんだけれども、明日辺りは読む気になるかも、と未練たらたら。

あるある。
そうそう、もしかして柊さん、並行して何冊も読む(読みかける)タイプ?
だとしたら、僕とまったく同じ。

10とか20ページ読んで、なんだか進まなくなって、そばにある別な本をちらちらめくるとおもしろそうで、そっちに手を出して。という感じで、すべて読みきることがないんですよね。

〉 それでいて、京極夏彦の新刊(800ページ。今回は読みにくいと父は言っていた)は全く苦労せず読破しているので、興味の有無が問題なのか、京極夏彦の文章が読み易い(!)文章なのか、なんだかよくわかりませんが。

こっちはちょっと違うかな。僕は和書もあまり読まなくなりました。

〉 今考えると、未読本がキリンしても読めるかどうかという本ばかりになっていたようです。読める本から読んでいったわけですから。

これも同じ。

〉 以前から図書館に色々あるらしいことはわかっていたので、子どもの本のコーナーをうろつき、Frog and Toadを借りてみました。
〉 読んでみると、声を立てて笑っていました。今までも面白い本は読みましたが、英語の本を読む楽しみという意味では一番かもしれません。

僕は、この手の本、だめなんですよね。

〉 一つは、この本は面白いというのはあまり難しくないけど、この本は面白くないと言うのは、とても難しいということです。
〉 大江健三郎とかになると違う気がするんですが、シドニー・シェルダンに該当する作家が日本で誰かと考えた時、誰であろうと多分、その人の本を1,2ページしか読まないで「これ、面白くない」と言って、「あの作家は面白くない」って、平気で言うだろうなあと。それが英語になると、少なくとも私は、読めないとは言えても、面白くないとは言いにくいだろうと思います。

ガハハ。シドニー・シェルダンは私も面白くないです。一冊無理して読んだら停滞してしまいました。

〉 暇な時にどんぶり勘定で計算したら、日本語の読書量を英語に換算すると、年間三千万語になる(1冊5万語×600)、という結果になったので、しょうがない気もしますが。

げげっ、そりゃすごい

〉 じんましんの薬を飲んでいて、毎日飲まないとすぐ出ちゃうんですが、飲むと眠いんですよね。あ、そのせいか。ということにしてしまおうかとも思います。

あります。洋書読んでるとてきめん眠くなります。

〉 暗くてぐだぐだしているので、この投稿を読んだ人がhappyになれないかもしれないと思い、せめて最後は増量しておきます。
〉 Happy happy reading!

柊さんの投稿を読んで、「おお、私と同じだ」と思っております。

さて、本題に戻りまして、「そんな私は、300万語から500万語にどうやってきたのか?」ですが。

僕の場合は、ブッククラブ利用が、ポイントだったかなー?(今ひとつ確信はもてないのですが)。ブッククラブで、GRとかLeveledReaderとか手当たり次第に借りて読んでみました。読んでみると結構面白いのあるんですよね。

後は、オフ会出席かな?オフ会に出ると、「これ面白い」「あれ面白い」って人に薦められます。人に薦めてもらった本のほうが、自分が選ぶより「キリン」ではなくて、読みやすかったりしました。

うーん、それ以外にはどうやったのかなー?あんまり思い出せません。実は今でも「選んではやめ、選んではやめ」してるもんですから、抜け出しきれてないんですよね。

ただ、「多少つまんなくても一冊読みきる」ように意識しています。

・もっと本の山場にいたるまでの日数が少なければ、苦にならず読めるのにな。
・投げて別の本を取る「つまみ食い」だと、なかなかそれぞれの本の山場にはいたらないな。

そう思ってまして。そう思って、自分の読書時間を考えると、こういう状態の時は、「細切れ」でかつ「合計時間としても少ない」ということに気がつきました。それからはなるべく「細切れ時間」ではなく「ある程度まとまった時間
」を読書に当てるよう工夫しました。
たとえば、読みたい本があるときは、(自宅だと子供にじゃまされますので)一時間早く会社に行くとか帰り道に喫茶店に寄るとか。

ただな、それで完全に抜け出したってわけじゃないんですよね。
僕も柊さんと同じく、アドバイスがほしいです。


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8617. Re: バナナさんへ

お名前: 柊
投稿日: 2006/10/18(14:56)

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 バナナさん、こんにちは。柊です。
 以前から、お名前を拝見するたび「♪バナナン、バナナン、バーナーナ」と聞こえていました。あの歌は、関係あるのでしょうか。

〉こんばんは、バナナです。
〉なんだか、300万語を越えてから(いや、越える前からかな?)の私の症状とそっくりうりふたつなので、思わず投稿させていただきました。

 やはり、世間には三人は同じ顔の人が。そして、三人は多読の仕方が同じ人が...。
 馬鹿なことを考えたと書いてから思いましたが、何か、妙にありそうな気がしてきました。
 これだけタドキストが増えれば、三人ぐらい余裕でいるかも。

〉〉 100万語を超えてからも10万語刻みで報告する人はあまりいないと思いますが、停滞気味で10万語がいつになく遠いので、ちょっとお喋りしに来ました。

〉モウマンタイ!

 心強いお言葉です。

〉〉 通過本は投げたかどうか、自分でもはっきりしないAn offer from a gentleman by Julia Quinnでした。半分弱のところで中だるみです。5万語を超える本になると、ゴールに向けてまっしぐらというモードになるまでが長くて、それが苦手みたいです。

〉わかります。半分、あるいは2/3超えると、がぜん読むスピードがあがるんですよね。

 一番極端な例では、2週間かけて一冊読んだのに、最終日に3分の2読んでいた、というのがあります。
 文章の一つ一つを味わうように、ゆっくり読む楽しい読書というのもあると、最近日本語の本で思ったんですが、英語だとまだ難しいですね。最近、英語に関することは全て「まだ」できないだと思うようになりました。ものすごい進歩です。
 ちなみに、その最終日に読んだ部分に関しては、本を読んでいたという意識も薄いぐらいで、その世界にどっぷり浸り、主人公になりきって色々話しかけられたり見たりした気がして、紙に書いてある文章を見た覚えがありません。英語の表現を覚えようとか、そういう意味では、全く役に立たない気がします。学習ではない、読書の醍醐味かと思います。日本語でもまず覚えがないです。
 これを、ランニング・ハイに倣い、リーディング・ハイと名付けてみたいんですが、誰も使わないかもしれない。

〉〉 最近の読書傾向としては、一冊読み切ることが少ない。1日目は結構読んでいたのが、2日目には面白くない気がしてくる。それで、投げる。投げるんだけれども、明日辺りは読む気になるかも、と未練たらたら。

〉あるある。
〉そうそう、もしかして柊さん、並行して何冊も読む(読みかける)タイプ?
〉だとしたら、僕とまったく同じ。

〉10とか20ページ読んで、なんだか進まなくなって、そばにある別な本をちらちらめくるとおもしろそうで、そっちに手を出して。という感じで、すべて読みきることがないんですよね。

 まさしくその通りです。それでも調子がいい時だと、そのうちどれか一つに決まって、ダーッと読み進めるんですが、そこまでいかないんです。
 あ、病院に入院中は、本は差し入れてもらうので、そんなにたくさん置いておくことができなかったんです。頭の中で家にある本を思い浮かべて、一番読みたいのをこれって決めて、もう一冊易しめのも決めて、それで持ってきてもらっていました。
 だから、家に帰ってきてから目移りするんですね。
 停滞の結構大きな原因かもしれません。

〉〉 それでいて、京極夏彦の新刊(800ページ。今回は読みにくいと父は言っていた)は全く苦労せず読破しているので、興味の有無が問題なのか、京極夏彦の文章が読み易い(!)文章なのか、なんだかよくわかりませんが。

〉こっちはちょっと違うかな。僕は和書もあまり読まなくなりました。

 読まなくなったというのは、読みたい作家がいなくなったんでしょうか。それとも、日本語自体でしょうか。よかったら、参考にお聞きしたいんですけど。

〉〉 今考えると、未読本がキリンしても読めるかどうかという本ばかりになっていたようです。読める本から読んでいったわけですから。

〉これも同じ。

 やはり世間には(以下略)。

〉〉 以前から図書館に色々あるらしいことはわかっていたので、子どもの本のコーナーをうろつき、Frog and Toadを借りてみました。
〉〉 読んでみると、声を立てて笑っていました。今までも面白い本は読みましたが、英語の本を読む楽しみという意味では一番かもしれません。

〉僕は、この手の本、だめなんですよね。

 駄目なジャンルって、ホント駄目ですよね。すごくいいって聞いて、やっぱり読んでみようと思っても、やっぱり無理ですね。

〉〉 一つは、この本は面白いというのはあまり難しくないけど、この本は面白くないと言うのは、とても難しいということです。
〉〉 大江健三郎とかになると違う気がするんですが、シドニー・シェルダンに該当する作家が日本で誰かと考えた時、誰であろうと多分、その人の本を1,2ページしか読まないで「これ、面白くない」と言って、「あの作家は面白くない」って、平気で言うだろうなあと。それが英語になると、少なくとも私は、読めないとは言えても、面白くないとは言いにくいだろうと思います。

〉ガハハ。シドニー・シェルダンは私も面白くないです。一冊無理して読んだら停滞してしまいました。

 シェルダンに限らず、アメリカのミステリやサスペンスは、私には大体合わないなと思います。アメリカでミステリで読むのは、、、クイーンとクリスティとハンドラーぐらいか(日本語です)。
 どうも掲示板でPBの話が出ていても、合うのが少ないですね。

〉〉 じんましんの薬を飲んでいて、毎日飲まないとすぐ出ちゃうんですが、飲むと眠いんですよね。あ、そのせいか。ということにしてしまおうかとも思います。

〉あります。洋書読んでるとてきめん眠くなります。

 そうそう、妹が最近寝付けないと言っていた時、英語を読めと言っておきました。タドキストのやることじゃないですね。

〉柊さんの投稿を読んで、「おお、私と同じだ」と思っております。

 やっぱり、世間には三人、、、しつこいですね。

〉さて、本題に戻りまして、「そんな私は、300万語から500万語にどうやってきたのか?」ですが。

〉僕の場合は、ブッククラブ利用が、ポイントだったかなー?(今ひとつ確信はもてないのですが)。ブッククラブで、GRとかLeveledReaderとか手当たり次第に借りて読んでみました。読んでみると結構面白いのあるんですよね。

 考えたんですが、一番近いところが多分片道2時間かかるんんですね。ミステリで百万語を読んでNateが読んでみたいと思ったんですけど。個人では、なかなか。

〉後は、オフ会出席かな?オフ会に出ると、「これ面白い」「あれ面白い」って人に薦められます。人に薦めてもらった本のほうが、自分が選ぶより「キリン」ではなくて、読みやすかったりしました。

 これもなかなか難しくて。すみません、わざわざアドバイスいただいて、けちつけてばっかりで。

〉うーん、それ以外にはどうやったのかなー?あんまり思い出せません。実は今でも「選んではやめ、選んではやめ」してるもんですから、抜け出しきれてないんですよね。

〉ただ、「多少つまんなくても一冊読みきる」ように意識しています。

〉・もっと本の山場にいたるまでの日数が少なければ、苦にならず読めるのにな。
〉・投げて別の本を取る「つまみ食い」だと、なかなかそれぞれの本の山場にはいたらないな。

 これはいい心得ですね。実践できそうです。

〉ただな、それで完全に抜け出したってわけじゃないんですよね。
〉僕も柊さんと同じく、アドバイスがほしいです。

 そうですか。ではお互い
Happy Reading!

 なんだか、このhappyといういわば原点に立ち戻ることが、とても大切な気がしてきました。
 多読三原則はその名の通り三つあるわけですけど、それの根っこは何かというと、掲示板でよく見る「楽しく読まないと身に付かない。無理して読んでも力になりにくい」という趣旨のアドバイスが、根っこというか、根底にあるんだなと。
 多分、力をつけるには我慢も必要という学習法と、ここが一番違うんでしょうね。


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8629. 柊さんへ

お名前: バナナ http://nanaobaba.blog60.fc2.com/
投稿日: 2006/10/19(23:44)

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"柊"さんは[url:kb:8617]で書きました:
〉 バナナさん、こんにちは。柊です。

こんばんは、バナナです。

〉 以前から、お名前を拝見するたび「♪バナナン、バナナン、バーナーナ」と聞こえていました。あの歌は、関係あるのでしょうか。

うむ、あると思えばある。ないと思えばない。でしょうか。

〉 やはり、世間には三人は同じ顔の人が。そして、三人は多読の仕方が同じ人が...。
〉 馬鹿なことを考えたと書いてから思いましたが、何か、妙にありそうな気がしてきました。
〉 これだけタドキストが増えれば、三人ぐらい余裕でいるかも。

うむ、あると思いますねー。

(中略)
〉 これを、ランニング・ハイに倣い、リーディング・ハイと名付けてみたいんですが、誰も使わないかもしれない。

いんやいんや、使わせてください。

〉〉こっちはちょっと違うかな。僕は和書もあまり読まなくなりました。

〉 読まなくなったというのは、読みたい作家がいなくなったんでしょうか。それとも、日本語自体でしょうか。よかったら、参考にお聞きしたいんですけど。

うーん、そうですねー。以前は、好きな作家ができると、その人の本を全部よんでたんですね。だけど、ここ数年、うーん、そういう人にめぐりあってないからかなー。和書はときどき話題の科学系の本とか実用書を読む程度です。

〉 なんだか、このhappyといういわば原点に立ち戻ることが、とても大切な気がしてきました。

ですねー。シンプルだけど、大切な原点。ですね。

ではでは


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8611. Re: 180万語通過報告&もしかしなくても停滞中(長文)

お名前: Raquel
投稿日: 2006/10/17(11:48)

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柊さん、こんにちは。Raquelです。

いつも、快進撃!と思わず言いたくなるような柊さんの書評登録を拝見していて、
読み悩みされているとは全然気がつきませんでした。
何を読んでもピンとこない状態、つらいですよね。

私自身は、読んでも面白くなくてつらい状態はありましたが、物理的(体調が悪いとか引っ越しで忙しいとか)な
理由以外に、読まなかった期間がないので、上手くアドバイスできるか分からないのですが。。。
的はずれだったらごめんなさいね。

体調もお辛そうで、読むのがつらいのも重なって、落ち込みのループに入ってらっしゃるのかなと、ちょっと思いました。
読んでいてつらいときは

1.思い切ってレベルを下げてみる。
 ものすごく分厚くて、内容が濃くて、難しめのものを読んでらっしゃいませんか?
 薄めで30分とか1時間で読み切れてしまうような、読んでみて楽なものを読まれてはどうでしょう?
 眠くなっちゃう前に読み切れるような、短いものです。
 読み切れない→読書登録できない、というのもお悩みのように感じました。
 1日1冊とか、着実に語数が増えるのは励みになりますよ。

2.思い切って読むのをやめてみる。
 これは、掲示板でスランプに悩む方に対して、よくアドバイスとしてあげられています。
 どうしても読めないなら、読みたくなるまでやめてみてはどうでしょう?
 柊さんは、本がないと生きていけないというタイプ(私もそう)に見えるので、
 そのうち、どうしても読みたくなると思いますよ。
 その間、日本語の本に耽るのも悪くありません。

3.面白くなければ、思い切って投げる。(ただし長いもの)
 面白くない本を読むのは時間の無駄だし、気が向かないことをしていると、
人間落ち込むものです。

4.好きなものを読む。
 上にも関連ありますが、好きなことをしていると気分が高揚しますよね。
 好きな本を読むのは、一番の療法だと思います。
 でも、1と矛盾しちゃうかな?

上は、割と一般的な意見で、下は、私自身の読み悩みの時の療法です。

・気分が「ほんわか」する本を読む。
 読めないと気分が落ち込むので、ほのぼのと心温まる本を読みます。
 "Frog and Toad"がお好きなら、ほのぼの路線どうですか?
 私のお薦めは、Cynthia Rylant さんの本です。
 犬が好きなら "Henry and Mudge"、猫が好きなら "Mr. Putter and Tabby"、
フワフワした砂糖菓子みたいな女の子のストーリーが好きなら、"Cobble Street Cousins"、
それぞれシリーズなので、気に入ればたくさん読めます。
 掲示板で「ほのぼの本」スレッドをたくさん見たことがあるんですが、
ちょっと探し出せませんでした。

・長めの本がつまらないとき。
 思い切ってラストを読みます。
 それで、おぉっ面白いと思えば、少しさかのぼってみます。
 面白ければまた読み始められますし、こりゃダメだと思えば、投げてしまいます。
 中だるみしたときは、これに限ります!

 ロマンス本は、いくつか代表的なプロットに沿って展開されるものが殆どですので、
自分の苦手な設定だったりすると、読むのが苦痛になります。
 他の人にとってのツボな設定も、自分にとっては違ったりします。
 読んで面白くなかったときは、「自分向きじゃなかったんだな」と
諦めます。
 30ページくらい読んでみて、どうにも話に入れないときは、思い切って投げます。
「この本は面白くない」と言いづらいなら、「この本は私にはむいてないかも」と
切って捨てちゃいましょう。

・好きなテーマのウェブページを読む。
 私は、ロマンス小説そのものを読むより、書評やブログを読んでいる時間の方が長いかもしれません(笑)
 読み始めると、30分でも1時間でも、気付くと3時間でも読んでたりするんですよ。
 本だったら、ぶっ続けでそんなに読めません。
 それに、書評を読むと、ムラムラーっと読みたい気持ちがわき起こってくるんですよね。
 私はカウントしてませんが、コピーしてWordにペーストすれば、文字数も数えられますよ。
 柊さんだったら、歴史関連の英語のサイトとか、面白いところないでしょうかね?
 お好みかは分かりませんが、イギリス(在住?)のヒストリカルロマンス作家たちの
ブログは、結構面白いですよ。
 作品を書くために、馬車とか下着とか、リージェンシー時代の風俗などを
リサーチして記事を書いているものが多いのですが、なかなかためになります。

Historical Romance UK
[url:http://historicalromanceuk.blogspot.com/]

あとは、読んでいてつらかったら、「読めない私が悪い」じゃなくて、
「この本が(面白くないとか、難しい言葉を使ってるとか)が悪いんだ!」と思いっきり責任転嫁しちゃいます(笑)
反省しちゃダメですよ。
ポジティブシンキング(ちょっと違う?)ですよ。

少しでもお役に立てればよかったですが。

Happy Reading は、きっと来ますよ。
少しずつでも、気楽に、楽しい読書を♪


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8618. Re: Raquelさんへ

お名前: 柊
投稿日: 2006/10/18(15:53)

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 Raquelさん、こんにちは。柊です。

〉いつも、快進撃!と思わず言いたくなるような柊さんの書評登録を拝見していて、
〉読み悩みされているとは全然気がつきませんでした。
〉何を読んでもピンとこない状態、つらいですよね。

 正直に白状しますと、投げた本が結構あります。それから、YLなど自信が持てず、何度か直しているので、それで実際より多く見えていると思います。
 ただ、書評数50となっているのを見て、よくよく考えてみても、そんなに読んでいない気がするんです。
 ただ、さすがに、知らない本が登録されている、と思ったことはないです。一冊ずつは覚えています。

〉私自身は、読んでも面白くなくてつらい状態はありましたが、物理的(体調が悪いとか引っ越しで忙しいとか)な
〉理由以外に、読まなかった期間がないので、上手くアドバイスできるか分からないのですが。。。
〉的はずれだったらごめんなさいね。

〉体調もお辛そうで、読むのがつらいのも重なって、落ち込みのループに入ってらっしゃるのかなと、ちょっと思いました。

 ループです。悪循環です。
 面白い本を読むと元気になるので、面白い本が読めないと元気がなくなります。とってもわかりやすく、本を食べている生き物です、私。

〉読んでいてつらいときは

〉1.思い切ってレベルを下げてみる。
〉 ものすごく分厚くて、内容が濃くて、難しめのものを読んでらっしゃいませんか?
〉 薄めで30分とか1時間で読み切れてしまうような、読んでみて楽なものを読まれてはどうでしょう?
〉 眠くなっちゃう前に読み切れるような、短いものです。
〉 読み切れない→読書登録できない、というのもお悩みのように感じました。
〉 1日1冊とか、着実に語数が増えるのは励みになりますよ。

 ものすごく分厚い? うーん。最近日本語で読んでいるのが「れんが本(あまりに分厚いため、形がれんがに似ている)」と一部で呼ばれているような本ばかりなので、厚いと思っていませんでしたが、よく考えると、1日で読みきれる本では絶対ないです。英語で育っている人なら、1日で読み切れるかもしれないですが(一日中本が読めて、読書好きな場合に限る)。
 内容が濃いかはわかりませんが、難しい本です。どう難しいかというと、内容がずっと続いていて、あまり間隔が開くと誰がどういう人か忘れてしまうので、毎日20ページぐらい読めないと、ちょっと辛いです。そういう本を、1日3ページぐらい読んでいます。
 狙ったジョークかというぐらい、矛盾してますね。
 
 短い本は、買いにくいです。普段日本語だと図書館派ですが、洋書は買わないと読めないので。図書館でぐりとぐらでもさがそうか。子どもの頃好きでした。最近、英語版が出たらしくて、見かけたことがあります。
 読書登録も、書評登録も多分気になっています。数字好きですし。

〉2.思い切って読むのをやめてみる。
〉 これは、掲示板でスランプに悩む方に対して、よくアドバイスとしてあげられています。
〉 どうしても読めないなら、読みたくなるまでやめてみてはどうでしょう?
〉 柊さんは、本がないと生きていけないというタイプ(私もそう)に見えるので、
〉 そのうち、どうしても読みたくなると思いますよ。
〉 その間、日本語の本に耽るのも悪くありません。

 なかなか、そう、すぱっと思い切れません。まだどこかで、英語の本を読まない時期が長くなると、戻って来れない気がしてるんだと思います。ある時気づいたら、半年ぐらい英語読んでなかった、というのが理想です。
 本がないと生きていけないタイプなのは確かで、本を読まない日がないと気づいたある日、今日は本を読まないでみようと思い、当然の如く挫折した覚えが。
 日本語の本は、今でも読みふけっています。日本語だけで3冊同時進行しても、結構ついていけるので。

〉3.面白くなければ、思い切って投げる。(ただし長いもの)
〉 面白くない本を読むのは時間の無駄だし、気が向かないことをしていると、
〉人間落ち込むものです。

 これは、できていると思います。あ、待てよ、あのQuinn。
 このあと面白くなるかも、と。では、あれで最後を見てみます(下にあったアドバイス)。

〉4.好きなものを読む。
〉 上にも関連ありますが、好きなことをしていると気分が高揚しますよね。
〉 好きな本を読むのは、一番の療法だと思います。
〉 でも、1と矛盾しちゃうかな?

 好きな本だと、理解度低くても楽しいです。クリスティーの本で、ポワロの綴りがわかっただけで、本代の分は楽しめた気がした。

〉上は、割と一般的な意見で、下は、私自身の読み悩みの時の療法です。

〉・気分が「ほんわか」する本を読む。
〉 読めないと気分が落ち込むので、ほのぼのと心温まる本を読みます。
〉 "Frog and Toad"がお好きなら、ほのぼの路線どうですか?
〉 私のお薦めは、Cynthia Rylant さんの本です。
〉 犬が好きなら "Henry and Mudge"、猫が好きなら "Mr. Putter and Tabby"、

 猫大好きです。ほのぼのも好きですねえ。
 最近読む本、ほのぼのしてませんねえ。テューダー朝で、ヘンリー八世ですから。

〉・長めの本がつまらないとき。
〉 思い切ってラストを読みます。
〉 それで、おぉっ面白いと思えば、少しさかのぼってみます。
〉 面白ければまた読み始められますし、こりゃダメだと思えば、投げてしまいます。
〉 中だるみしたときは、これに限ります!

 推理小説の中でも謎解きがメインの本格物が好きなので、これはあまりやったことがない。あまりというのは、先日やってみたので。Jean Plaidyの本だったので、予想通り臨終場面でした。
 予想できない本でやれば良かったですね。歴史物で予想外って、源義経がチンギスハンになった級じゃないと。

〉 ロマンス本は、いくつか代表的なプロットに沿って展開されるものが殆どですので、
〉自分の苦手な設定だったりすると、読むのが苦痛になります。
〉 他の人にとってのツボな設定も、自分にとっては違ったりします。

 あ、なんとなくわかります。推理小説好きだけど、時刻表ものは全然楽しくないとか、そういうことですね。マニアックなたとえですが。

〉 読んで面白くなかったときは、「自分向きじゃなかったんだな」と
〉諦めます。〉 30ページくらい読んでみて、どうにも話に入れないときは、思い切って投げます。
〉「この本は面白くない」と言いづらいなら、「この本は私にはむいてないかも」と
〉切って捨てちゃいましょう。

 向いてないは、言い易いですね。今の私には向いてないもありですね。

〉・好きなテーマのウェブページを読む。
〉 私は、ロマンス小説そのものを読むより、書評やブログを読んでいる時間の方が長いかもしれません(笑)
〉 読み始めると、30分でも1時間でも、気付くと3時間でも読んでたりするんですよ。
〉 本だったら、ぶっ続けでそんなに読めません。
〉 それに、書評を読むと、ムラムラーっと読みたい気持ちがわき起こってくるんですよね。

 本じゃない多読に手を出すわけですね。あ、いいかもしれないです。
 色々さがしてみます。探す途中がまた楽しかったりしますよね。
 Plaidyはもう亡くなっているので、ブログとか本人のはないはずですけど、ファンならいるはずですもんね。

〉あとは、読んでいてつらかったら、「読めない私が悪い」じゃなくて、
〉「この本が(面白くないとか、難しい言葉を使ってるとか)が悪いんだ!」と思いっきり責任転嫁しちゃいます(笑)

 日本語の本だと自然にやっているんですけどね。英語だと構えちゃうみたいです。
 非英語圏人にも優しく書きなさい! とやればいいわけですね。

〉少しでもお役に立てればよかったですが。

 とっても参考になりました。
〉Happy Reading は、きっと来ますよ。
〉少しずつでも、気楽に、楽しい読書を♪

 はい、気楽にが大事ですね。忘れるとこでした。
 Happy reading!


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8612. 訂正

お名前: 柊
投稿日: 2006/10/17(14:33)

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 こんにちは、柊です。
 皆さん、お答えいただいて、本当にありがとうございます。そちらの返事は、しばらく考えてから、改めて書きます。

 それで、本題とはあまり関係ないような気がするんですが、訂正というのは、シドニー・シェルダンのたとえについてです。
 具体的な作家名を出せば良かったですね。自分で読んでも、あれは書き方が悪かったと思います。すみません。
 例えば、結構売れていて、あまり読むために「教養」とか「文学的素養」がいらなそうな作家、私の好きな辺りでいうと、森博嗣とか有栖川有栖とか京極夏彦とか宮部みゆきとか。森博嗣と京極夏彦は結構ぶっ飛んでいるので、しかも再読で色々わかることが多いので、今回は置いておいて、
 「有栖川有栖が読めない」とか、「宮部みゆきが読めない」とか、日本語としてあまり使いませんよね、といいたかったのです。赤川次郎でもいいか。
 京極夏彦だと、「難しく書くから読めん」というかもしれないけど、そうじゃない作家で、例えば意味がわからなくて読み進められなかったとしても、「この作風は合わない」とかっていうよなと。
 日本語だと、作者の意図がわからずに面白くなかったと感じても、「わかりやすく書け」と思って気にしないのに、英語だと、誤読じゃないかとか、英語力不足かと考えてしまうのはなぜだろうか、と、書きたかったのです。
 途中で投げた作家が、amazonで評判がいいと、つい「ここがこうで、こうだから面白くなかった」とわざわざ考えてしまったこともありました。
 多分、勉強モードになるのだろうなと、今は思います。

 そういえば京極夏彦の最新刊「邪魅の雫」の作中で、作者の意図なんてものはわからないんだから、読者がどう受け取ろうとそれが正しい。誤読なんてものはない、みたいな論議がありました。
 
 


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8619. Re: 訂正

お名前: まつかわ1971 http://blog.alc.co.jp/d/3302216
投稿日: 2006/10/18(20:12)

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きちんと考えをまとめることがまだできていないので、誤解されてしまうかもしれませんが、
それを恐れずに書いてみることにしました。
僕が柊さんの言葉を読んで思い出したのは、少なくとも今の僕のレベルでは、YL以外の作品の
評価ができないことに対するはがゆさです。
やさしく読める/難しくて手がつけられない。このふたつ以外にも、
「この文体は自分の肌にあう」とか「難しい言葉を連ねてはいても、言いたいことはありきたり」
とか、日本語で小説を読む時にはある程度わかる相性というか、味わいというか、
そういったものが、理解できないでいるということ。
僕が小説をさかんに読むようになったのは、中学の後半のころからでしょうか。
それから20年ちかくたって、今の僕があるわけです。とてつもなく専門的な議論とか、
早口の若者言葉とかで理解できないことはあったとしても、日常生活で日本語で不自由を感じる
ことは、まずありません。その日本語の力があっての、今の文章を読む感性みたいなものが
あるんですよね。
多読を始めて、1年半になります。けっこうたくさん読んできたつもりですが、
英語のロックの歌詞はいまだ聞き取れず、英語で日常会話なんてしたことありません。
日本語で20年かかってやってきたことを、ふだん使う必要もない英語で実現するのは、
とても大変だと思います。もし、僕が60歳になったころ、「ライ麦畑」が英語で
読めるようになったとして、15歳のときに翻訳で感じたドキドキ感を僕の感性は
15のときそのままで味わうことはできないでしょう。気がついた今飛び込むしかない。
さきのばしにしていたら、ますます手遅れになってしまう。
あえて、僕たちはそれをはじめるわけで、しかもそれが苦行ではないかたちで、
つづけられるわけで。
きっと柊さんも日本語で読書するときの文章やストーリーを味わう感性を、
YLだけでははかれない英語の味わいみたいなものを、
つかめないのがつらいのではないでしょうか。
自分の悩みに、勝手にひきずりこんでしまって、すみません。


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8626. Re: 文章の感性(長文です)

お名前: 柊
投稿日: 2006/10/19(17:08)

------------------------------

 まつかわ1971さん、こんにちは。柊(ひいらぎ)です

〉きちんと考えをまとめることがまだできていないので、誤解されてしまうかもしれませんが、
〉それを恐れずに書いてみることにしました。

 その勇気を見習いたいです。

〉僕が柊さんの言葉を読んで思い出したのは、少なくとも今の僕のレベルでは、YL以外の作品の
〉評価ができないことに対するはがゆさです。
〉やさしく読める/難しくて手がつけられない。このふたつ以外にも、
〉「この文体は自分の肌にあう」とか「難しい言葉を連ねてはいても、言いたいことはありきたり」
〉とか、日本語で小説を読む時にはある程度わかる相性というか、味わいというか、
〉そういったものが、理解できないでいるということ。
〉僕が小説をさかんに読むようになったのは、中学の後半のころからでしょうか。
〉それから20年ちかくたって、今の僕があるわけです。とてつもなく専門的な議論とか、
〉早口の若者言葉とかで理解できないことはあったとしても、日常生活で日本語で不自由を感じる
〉ことは、まずありません。その日本語の力があっての、今の文章を読む感性みたいなものが
〉あるんですよね。

 そうですね。特に、よく読んでいる分野だと、これはこういう感じの本だなという匂いが、1,2ページでわかります。視覚じゃなく、嗅覚になっているという。
 英語にも美しい文章だとか、リズミカルな文章(これは少しわかりやすい)、ぶっきらぼうな文章、その他色々あるのでしょうが、よくわかりません。
 実は私の場合は、日本人的な英語も、不自然な英語も、文法的に間違っている英語も、あまり区別できていません。多読前にあまり読まなかったので、出会った回数が少ないのかもしれませんが。

〉多読を始めて、1年半になります。けっこうたくさん読んできたつもりですが、
〉英語のロックの歌詞はいまだ聞き取れず、英語で日常会話なんてしたことありません。

 私も、先日、野球の試合を見ていて、日本ハムが買ってヒルマン監督(アメリカ人。テキサス出身だそうです)が優勝インタビューに答えた時、何を言っているかさっぱりわかりませんでした。「しんじられなーい」はわかるんですが、もっとややこしい、英語で答える部分がさっぱりわからない。
 最近野球に興味を持ったので、英語のリスニングで一番聞き取りたいのは、こういう場合です。通訳の人が訳すまで、何秒かしか待たないわけですが、それがとてつもなく長く感じました。
 リスニング教材に比べると、ずいぶんゆっくりと喋っていた(考えながらだからでしょうか)のですが、意味がわからなかった。

〉日本語で20年かかってやってきたことを、ふだん使う必要もない英語で実現するのは、
〉とても大変だと思います。もし、僕が60歳になったころ、「ライ麦畑」が英語で
〉読めるようになったとして、15歳のときに翻訳で感じたドキドキ感を僕の感性は
〉15のときそのままで味わうことはできないでしょう。気がついた今飛び込むしかない。
〉さきのばしにしていたら、ますます手遅れになってしまう。

 60歳で15歳の感性を書ける人もいるでしょうが、読む方は確かにわかりません。そしてまた、この本を15歳の時に読んでいたら、自分のその後の考えも変わったはず、と思ったら、60歳では遅く感じるでしょうね。
 15歳の時に読んでおいて、60歳になって、感じ方の違いを楽しむこともできないし。
 60歳になってからでも、原書が読める人も少ないのでしょうが、この掲示板にいると、忘れますね。

〉あえて、僕たちはそれをはじめるわけで、しかもそれが苦行ではないかたちで、
〉つづけられるわけで。
〉きっと柊さんも日本語で読書するときの文章やストーリーを味わう感性を、
〉YLだけでははかれない英語の味わいみたいなものを、
〉つかめないのがつらいのではないでしょうか。
〉自分の悩みに、勝手にひきずりこんでしまって、すみません。

 いえ、全く同じではないにしろ、そういうことは感じます。ので、ひきずりこまれたわけではないです。
 ストーリーはまだ、こうでこうだからと日本語の頭に戻って考えることができますが(理解度が高い場合に限る)、文章はそうはいかない。
 デイヴィッド・ハンドラー(翻訳も原書もすぐに絶版になる、マニアックな小説家)は、YL以外の部分で読みにくいという作家の代表格だと思います。なので、まだチャレンジしては失敗していますが。電話でしばらく喋って、唐突に「こんにちは」なんて言うから、英文の意味がわかっても、台詞の意味や場面の意味がわからないことが多そうです。

 英語で例を出すのは難しいので、日本語でたとえてみます。

 例えば、「非常に」と「とても」は違うし、「ひじょうに」とひらがなで書いても違う。「ひっじょーに」なんて書いたらさらに違ってくる。
 あるいは、酒井先生のよく使う「おめでっとー」も「おめでとう」とは違う印象を受けます。
 自分でこう書いていて、硬い印象を与える文章だなと、文章のあれこれについてほとんど分析せずに思ったりしますが、それも、色々な文章を読んでいないと身に付かないものでしょうし。
 とっさに思いついたのがこれだったので、京極夏彦の「陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず)」から引用しますが、

 「能く知っているさ。知っているけど解らないんだ」

 などという文章は、まず、頭の部分が「よく」と読むことからして難しいですが、これはその直前でふりがなを振っているからいいとして、知っているけど解らないというのも、なかなかめんどくさい言い回しですし、同じ本の中でも「しっている」に「識」という字を当てて「識っている」にしていることもあって、その使い分けは、日本語がどうこうというより、同じ作者の本を色々読むしかない。(どこかで聞きましたね、こういう話)
 そして、京極夏彦の文章は漢字の使い分け(どうも一般的な現代日本語とは違う)を含めて全て一貫性があるので、他の人の文章も読まないと、これがどういう印象を与えるのかも、現代日本では珍しい書き方であるということさえ、気づかないと思います。

 京極夏彦ほど飛躍しなくても、同じ作家の本を何冊も読めば(場合によっては一冊でも)、この人はこの言葉に特別な意味を込めているというのは、自然にわかることですよね。
 もしかして自分が知らない意味があるのかと思って辞書を引いても載っていない。多分、その人の頭の中の辞書にだけ搭載されている意味があるのでしょう。
 大塚英志(マンガの原作だけでなく、小説や評論も書いています)の文章は、難しい言葉を極力使わないようにしていると感じますが、それでも、「屈託がない」という言葉については、独特の意味を持たせているのを感じます。
 これだと言葉の意味というより、どういう思想(感情でもいいかも)かということが分からないと、完全にはわかりませんが。
 あるいは、有栖川有栖は「上京」と書かずに「東京出張」と書きますが、これは大阪生まれで、「みやこ」と言えば京都だから、だそうですし。

 ここがどうしてもこの言葉じゃなきゃいけない。類義語では駄目で、この言葉でないといけない必然性がある、というところまで、英語の小説でわかったら、本望ですねえ。
 ただし、そこで成仏しないで、その後も楽しみ続けたいですけど。

 長文の上に、マニアックな引用で考えてしまって、失礼しました。


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8625. Re: 【予約完了】わたしの停滞回避策など

お名前: ako
投稿日: 2006/10/27(01:05)

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ひいらぎさん、ひいらぎ、柊、お、漢字変換、出た。柊さん、こんにちは、akoです。
もしかして、じかにご返答するのは初めまして?なのかしらん。
いつも世界史クラブでお名前を拝見してるので、
(というか、柊さんは世界史クラブの強力メンバーです)
初めまして、という気がしないもので、はっきりしなくてすみません。

長文の投稿、じっくり拝見しました。
他の方とのやり取りも全部読ませて頂いて、少しずつ、柊さんの人となりを自分の中にイメージしているところです。ここに時間をかけないと、誠意あるご返答ができないワタクシなもので、もう少し、ご返答投稿するのにはお時間を頂こうと思ったのですが…。
どーーーーうしてもここだけは先に一言お伝えしたい部分があったので、
今回、ちょっと予約という形を取らせて頂いて、先にそこだけ投稿させてください。

〉 転機だったなあと思うのは、趣味の広場でakoさんの書いたファンレターを読んだら、すらすら読めたことです。
〉 読めるし、意味わかるし、読んでて楽しいし、というわけで、英語が駄目なのではなく、やっぱりものによるということが確認できました。

もう、この一段を拝見いたしまして、どうしてもお礼を言わねば!と思いまして。

あの、ミスも多いだろうと思われる英文が…
「日本人の書いた不自然な英文など見たくない」と言われそうな気がしてしまうという、タチの悪い被害妄想をどうしても払拭しきれないまま、ビビリながら投稿したあの英文が…
柊さんの転機になったと伺って…(しかも読んでて楽しいとまで…)

今、一番言いたい一言を是非、言わせていただけますでしょうか・・・
初めましてかもしれない柊さんに、このようなことして、果たして笑ってお許しいただけるかどうか不明なので、不安なのですが… あくまでお礼の気持ちです…
   (ちょっと昔に流行ったある作品のセリフでございますの、、、
    柊さんがご存知でなかったら申し訳ないのですが…
    どうかご存知であられますよう…、笑って息抜きだけでもしていただけますよう…)

では、行きます。。。バンジージャンプする直前の気分…(しーん)
 

 
花形ひいらぎ君、オレは今、猛烈に感動している〜〜〜〜〜〜〜!!!(TT)涙涙

酒井先生の言う多読で英語やってて良かった…。
…お騒がせ、失礼いたしました。

今よんでるヘンリー8世はお元気ですか?
では後日また投稿いたします。

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後日がやってまいりました。
柊さん、こんばんは、akoです。とっても遅いご返答投稿すみませんでした。

酒井先生へのご返答などを拝見して、すでに「そうか、そうか。何だか自信がつきました」と書かれておられるし、語数カウントも、読んだ本のタイトル記録もやめることにした、とありましたので、すでに今さら何を、…な状態のakoですが…(汗)

停滞について、自分もこの機会に振り返ってみようと思ったのと、
柊さんとお話する機会をいただいたと思って書いてるのも半分なので、
他の方と重複してたり、今ごろ言われてもな〜、みたいなことがあるかもしれませんが、ご容赦くださいね。

柊さんは、ほんとに読書家なんですね。
日本の作家について書かれた部分など、わくわくして読ませていただいちゃいました。
マニアック、と謙遜されてますが、そんなことないですよ。
読書に限らず、好きなジャンルがある人間なら、わかります。
細部こそ、楽しさの源泉ですもの。

〉 最近の読書傾向としては、一冊読み切ることが少ない。1日目は結構読んでいたのが、2日目には面白くない気がしてくる。
それで、投げる。投げるんだけれども、明日辺りは読む気になるかも、と未練たらたら。

そういう状態、わたしも経験あります。
ただ、そういう状態を停滞だとは感じませんでした。
明日あたり読む気になるなら、十分に「多読続行中」と考えるようです。

〉 日本語の新聞も妙に読みにくくて、記事によってYLが違うということを痛感しています。子どもの頃新聞を読むようになって、徐々に読める記事が増えたのですが、その順番とほぼ一致しているようです。日本語でYLを気にしたのは、初めてのような気がします。

これは大発見でしょう!!!!
日本でずっと育ってきたなら、日本語のものなら何でも読めるはず、と思いきや、全然そんなことはない。
日本語で同じことが書いてある記事でも、読みやすい文章と、そうでない文章とありますね。
書き手の、緩急自在のスピード感そのままに読める、快適な日本語を読むときの爽快感ったらないです!

以下も日本語の話ですが、新聞に署名記事が増えて以来よく思うのは、
「あぁ〜、この記事いいわぁ〜、アタシ好み」って思って、ふと記者名を見ると、「あ!またあの人!」ってことがよくあります。
しまいには、読んだだけで、記者名を当てることができる時もあるほどです。

これはさすがに自分でも不思議に思い、どうしてわかるのか真面目に考えたことがあります。思ったのは、書き手の違いを引き立たせるものは、文体だけじゃないってことでした。
新聞記事だから、小説と違って、文体の差は実はそれほど大きくなくて、
取り上げるジャンルや内容が、その書き手の好み(それも一種の個性なんでしょうね)、
さらに、同じジャンルでも、見方の角度に個性が出るなぁ、という点でした。
その書き手の個性が自分に合うと、読むのが最高に楽しい。

新聞記者になる人というのは、もともと文章力がある人が、
さらに記者になって、鍛えられて書いてるはず。
それでも、そのように違いが出てくるんだから、個人個人の文章の特徴って、ほんとにあるんだなぁ〜
ましてや、作家なら…というところかな〜、と。
日本語も英語も、個性の相性があるという点では同じかな〜と(英語はまだ不明なので)予想してます。

〉 それでいて、京極夏彦の新刊(800ページ。今回は読みにくいと父は言っていた)は全く苦労せず読破しているので、興味の有無が問題なのか、京極夏彦の文章が読み易い(!)文章なのか、なんだかよくわかりませんが。

京極氏の世界(内容も文体も、好みの語彙も)に深く馴染んでおられる証拠ですね。
わたしも好きな作家がいるので、わかります。(京極氏は読んだことないんですが)

〉 全く読まなかったわけではなく、未読本の山から手に取った本をちらと見て、これは読めない、これは読みたくない、これはめんどくさい、と投げ続ける日々が続きました。投げるまでに1ページも読んでいません。数行でやめていました。

いよいよ英語の話ですね。
ありますありますー、そういうこと。しょっちゅうです。
で、結局、次々YLを下げて、ラクラク読めそうなものばかり選んでます。
が、
そんな日々の合い間に、以前あきらめたまま放置していた、ちょっとだけYLの高いものを眺めてみると、
あらららららららら、とサラッと読めたりするから、多読って不思議です。
私の場合、この「不思議感」が支えだったりしますので、
「この本、読めないな」と思うことはあっても、多読自体が停滞、という感じは受けたことがありません。
本当の停滞、つまり読書なんてできない時ってのは、片想いの恋に身をやつす時くらいかしらん…

もちろん、レイモンド・カーヴァーなどは原書に触ったこともないため、
私の読んでいるレベルが、柊さんが問題にしているレベルとはお話にならないことも原因かもしれません。
今のところ、好きな内容であるかどうかはあまり問わず、
「児童書英語が読める」というだけで、まだ満足できてしまう心境です。
いつかは柊さんと同じようなことに悩むのかしら。。。

〉 この本は面白いというのはあまり難しくないけど、この本は面白くないと言うのは、とても難しいということです。
〉 大江健三郎とかになると違う気がするんですが、シドニー・シェルダンに該当する作家が日本で誰かと考えた時、誰であろうと多分、その人の本を1,2ページしか読まないで「これ、面白くない」と言って、「あの作家は面白くない」って、平気で言うだろうなあと。それが英語になると、少なくとも私は、読めないとは言えても、面白くないとは言いにくいだろうと思います。

【「訂正」として柊さんが書いた追加した部分】
>日本語だと、作者の意図がわからずに面白くなかったと感じても、「わかりやすく書け」と思って気にしないのに、
>英語だと、誤読じゃないかとか、英語力不足かと考えてしまうのはなぜだろうか、と、書きたかったのです。

そうそう。あるある。
わたしは、この原因、自分に関しては、英語に対する劣等意識だと思ってます。
今も、この劣等意識がなかなか消えません。

これに対する自分の解決策はこれです。もう心も決めてます。
つまらない、くだらない、読んで損した、と思うほどの英語の本や雑誌を読もうと思います。

多読開始からこれまで、読んだこともない楽しい絵本、児童書を楽しんできました。
おかげでずいぶん、英語に対するスタンスだけは変わりました。
楽しんで読めるものだけを選んで読んでいくことはできる、ということが明確になっただけでも、相当、得るものはあったと思っています。

しかし、まだ足りないものがあることに、柊さんの報告を読んで気づきました。
過度なキリン読みに挑戦すると、わたしも、上記のような気持ちの時がありますもの(英語だと、誤読じゃないかとか、英語力不足かと考えてしまう、という気持ち)

そこで自分向けに考えた方法はこうです。
「つまらなかったらやめる」のSSS多読原則を裏切るという荒療治です。
敢えて「つまんねー」と思って罵倒しながら英語を読んでやろうと思います。
そうです、歪んでます。
歪んだ劣等意識を、10代の頃から学校で刷り込まれてきたんですから、取り去るのは時間がかかるの覚悟してるんです。
学校英語歴10年ですが、多読歴はまだ2年半です。
自分の劣等意識が、2年や3年で簡単に払拭できるほど簡単なものとは思ってないです。
「なーーんだ、どってことねーなー」と思うものと、
「読みたい・楽しい・素晴らしい」と思うものと、
同時並行で読もうと思います。
学校英語勉強では、「つまんない」も「楽しい」もなかったので、
「つまんない」ことさえも新鮮です。

そうした果てに、日本語の本でなら即断できる「この本、つまんない」「読む必要なし」という、冷酷かつ一刀両断(実はいい気分)な評価を、
英語の本でも下せるようになるのでは、と思ってるんです。(淡い期待…)

>途中で投げた作家が、amazonで評判がいいと、つい「ここがこうで、こうだから面白くなかった」とわざわざ考えてしまったこともありました。
>多分、勉強モードになるのだろうなと、今は思います。

ふっふっふ、柊さんもなかなかスジガネ入りではありませんか。
なんだか嬉しくなってきました。(ちょっと倒錯してるかしら)

〉 漢字の読みを当てるクイズ番組で、最後の方はレベルが上がるから、読み方を知らないし今までの読書人生で出会ったこともない漢字が出てくるんですが、

窶すとか勾引すとか橇とかでしょうか(←この投稿のために調べた(汗)、ぜぃぜぃ…、レベル不明)
読めるけれど書けなくてもいい代表選手だと、薔薇、鬱、檸檬とかね、何かドラマ〜。

>アルクの単語力テストで知らない単語を見ると、「読書量が足りないか」と反省してしまいます。

わかりますわぁ。英語だと、「知らなくていい」ものがわからないですもんね。
とっても同意。
でも、だからこそ、児童書読書に意義があると思うんです。

〉 実際、読書量が日本語と英語で桁がいくつも違うわけですが、それにしても、大分感覚が違うと思います。

う…、そこは…、「それにしても」と言ってしまうと、辛くなる気がします。
読んできた量の桁がいくつも違うからこそ、その違いに比例して、感覚もだいぶ違って当たり前なんだと考えるほうが、気持ちがラクになると思いますが、いかがでしょうか…。

〉 暇な時にどんぶり勘定で計算したら、日本語の読書量を英語に換算すると、年間三千万語になる(1冊5万語×600)、という結果になったので、しょうがない気もしますが。

うわぁ〜、柊さんて凄い! 
自分の日本語読書量なんて考えたこともなかったです。

〉 ちなみに、その最終日に読んだ部分に関しては、本を読んでいたという意識も薄いぐらいで、その世界にどっぷり浸り、主人公になりきって色々話しかけられたり見たりした気がして、紙に書いてある文章を見た覚えがありません。英語の表現を覚えようとか、そういう意味では、全く役に立たない気がします。学習ではない、読書の醍醐味かと思います。日本語でもまず覚えがないです。
〉 これを、ランニング・ハイに倣い、リーディング・ハイと名付けてみたいんですが、誰も使わないかもしれない。

すでに、そういう状態になったことを書かれた投稿、過去にもありましたよー。
わたしはその方への返答で、マラソンランナーのランナーズ・ハイに例えて、
同じようなことが多読でも起きているんですね〜、と書いたことがあります。

それと、先日、私自身が英語ファンレターを書いた件も、
今おもうと、自分が書いた英文ってあまり覚えてません。
とにかく、本が面白かった!これを言いたい!という気持ち先行で、
いまは、その時の高揚感だけが自分の中に残っています。

数日後に自分で書いたものを読み直してみましたが、
英語、とくに単語については、自分がどういう単語を書いたかという記憶がなくて、
ホントにこれ自分が書いたの? なんかの詐欺なんじゃないの?(笑)ってなくらいで、
相当なライティング・ハイ状態で書いてたようです。

話がだいぶそれましたが、停滞については、あと一つ、自分がラクになる方法がありまして。

それは、停滞かと思う前に、「ま、何たってこれは英語学習だしね」と思うと、
あまり停滞するような気分にはならないです。
勉強モードから離れるのが、SSS多読の良いところなんですが、
今すぐ、日本語と同等のことができない以上、
あまり、読書の質を念頭に置いてしまうと、
自分の日本語力と、自分の英語力の差の膨大なことに目が行ってしまって、
暗澹たる気分になってしまうからなんです。

そんなときは、
本日現在の時点で、できるようになったこと(以前はできなかったこと)は何なのかを、
読みかけの本を閉じ、本の内容のことを考えるのはやめて、
過去の自分、多読と出会う前の自分のことを思い出すことにします。

そうすると、見えてくるんです。
自分は一体なにをどうしたくて多読をしているのか。
威勢良く「Happy Reading!!」なんていう時とは違い、
もっと静かに(少し照れますが)内省的になって、
自分が英語と、どう関わりたいのか、なんで英語をやりたいのか、
一人になって、物思い(?)するとき、停滞感から離れることができます。
逃避なのかな、と思うこともありますが、
元気なHappyだけでなく、静かなHappyもあっていいと思うから。

〉 暗くてぐだぐだしているので、この投稿を読んだ人がhappyになれないかもしれないと思い、せめて最後は増量しておきます。
〉 Happy happy reading!

いいですね。暗くてぐだぐだした投稿を書ける人って貴重です。
正直で、率直で。信用できます。
(明るい人が信用できない、という意味ではないですが、世の中、明るいだけじゃ平板ですし)

〉 私の場合なぜか、意味がわからなくても、結構楽しめてしまうんですよ。意味がわかるわけもないイタリア語の文章を眺めて、音を想像して遊んでいたり。
〉 意味わからなくても楽しいって人、他にいないかなと思いまして。
〉 あと、なんと言っているか台詞が全くわからないのに、なぜか今何をしているところかわかる、とかいうところから理解が進んでいって。今思うと、多読的ですね。

これ同じ〜! 他の方への返答を勝手に引用させてもらってますが(すみません)
いますいます、意味わからなくても楽しい人、わたしもです〜〜!

わたし、テレビのイタリア語講座に出ていたダリオ・ポニッシィというお兄さんに惚れこんでた時がありまして、声を録音したり、ダリオの声で入ってるイタリア語ドラマのCDも持ってて、意味不明のまま、「ダリオの声だ〜、よいわぁ〜、ぱっしょんだも〜れ〜」とか言いながら聞き惚れてました。
おかげ様で、イタリア語は未だにまったくできませんが(爆)
挨拶とか自分の名前を言うとか、これ、おいしいね、とか、疲れたよ〜、トイレどこ?といったフレーズだけは言えます(笑)
何度も同じCDを聞いたので、「あっ、またあの場面!同じセリフ!」ってのがわかるようになるんですねー。
かといって、そのレベル止まりですので、
いつかイタリア旅行して、どのくらい話せるか試してみたいと思ってます。
ぴぇちぇ〜〜れ〜〜、べ〜ね、べ〜ね、とかって言いそう(笑) ←アホまるだし、ニッポンの恥かも…

あっ、へんな話が最後になってしまいました。
ちゃんとご返答投稿になっているかどうか不明ですが、これで終わります。
ではまた〜。

PS 世界史クラブのほうで、いつもご紹介、瞠目して拝見しています。


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8678. Re: akoさんへ【予約完了】ということでお返事♪(長文お許し下さい)

お名前: 柊
投稿日: 2006/10/27(17:30)

------------------------------

 akoさん、こんにちは。柊です。

〉ひいらぎさん、ひいらぎ、柊、お、漢字変換、出た。柊さん、こんにちは、akoです。

 やっぱり、難読漢字でしょうか。

〉もしかして、じかにご返答するのは初めまして?なのかしらん。
〉いつも世界史クラブでお名前を拝見してるので、
〉(というか、柊さんは世界史クラブの強力メンバーです)
〉初めまして、という気がしないもので、はっきりしなくてすみません。

 私も、初めましての気がしません。

〉どーーーーうしてもここだけは先に一言お伝えしたい部分があったので、
〉今回、ちょっと予約という形を取らせて頂いて、先にそこだけ投稿させてください。

 はい、どうも予約中に返信をつけない方がいいんじゃないかと思って、待っていました。

〉〉 転機だったなあと思うのは、趣味の広場でakoさんの書いたファンレターを読んだら、すらすら読めたことです。
〉〉 読めるし、意味わかるし、読んでて楽しいし、というわけで、英語が駄目なのではなく、やっぱりものによるということが確認できました。

〉もう、この一段を拝見いたしまして、どうしてもお礼を言わねば!と思いまして。

 お礼を言うのは、こちらの方です、というと、お礼の連鎖になってしまいますね。でも、本当にそうなんです。

〉今、一番言いたい一言を是非、言わせていただけますでしょうか・・・
〉初めましてかもしれない柊さんに、このようなことして、果たして笑ってお許しいただけるかどうか不明なので、不安なのですが… あくまでお礼の気持ちです…
〉   (ちょっと昔に流行ったある作品のセリフでございますの、、、
〉    柊さんがご存知でなかったら申し訳ないのですが…
〉    どうかご存知であられますよう…、笑って息抜きだけでもしていただけますよう…)

〉では、行きます。。。バンジージャンプする直前の気分…(しーん)
〉 
〉 
〉花形ひいらぎ君、オレは今、猛烈に感動している〜〜〜〜〜〜〜!!!(TT)涙涙

 出典はわかりませんが、嬉しいです。

〉酒井先生へのご返答などを拝見して、すでに「そうか、そうか。何だか自信がつきました」と書かれておられるし、語数カウントも、読んだ本のタイトル記録もやめることにした、とありましたので、すでに今さら何を、…な状態のakoですが…(汗)

〉停滞について、自分もこの機会に振り返ってみようと思ったのと、
〉柊さんとお話する機会をいただいたと思って書いてるのも半分なので、
〉他の方と重複してたり、今ごろ言われてもな〜、みたいなことがあるかもしれませんが、ご容赦くださいね。

 今頃言われてもなーということは、ないです。そもそも、うだうだ書いていたらこんなに沢山の方に返事(レスというのでしょうか?)をいただいたり、わかると言っていただけただけでも嬉しいし、akoさんの投稿はいつも拝見していて楽しい文章だなと思っているので、直接書いていただけて嬉しいです。
 が、それを全部引用すると恐ろしく長くなるので、あちこち切ってしまいました。ちゃんと全部読んで楽しませていただいたので、大丈夫です(何が?)。

〉〉 最近の読書傾向としては、一冊読み切ることが少ない。1日目は結構読んでいたのが、2日目には面白くない気がしてくる。
〉それで、投げる。投げるんだけれども、明日辺りは読む気になるかも、と未練たらたら。

〉そういう状態、わたしも経験あります。
〉ただ、そういう状態を停滞だとは感じませんでした。
〉明日あたり読む気になるなら、十分に「多読続行中」と考えるようです。

 停滞って、停滞だと思うかどうかで決まるんですね。
 実は英語以外の面でも多少落ち込んでいたので、そのせいもあって余計気にしていたようです。日本ハムが優勝したら、どうでもよくなってきました。もともとの落ち込みの原因は、野球じゃないんですけどね。
 駒大苫小牧は優勝するし、プロ野球の球団が来たしで、北海道の野球はすごいことになっています。私はそれまで、キャッチャーを審判だと思っていたような人間ですが。

〉〉 日本語の新聞も妙に読みにくくて、記事によってYLが違うということを痛感しています。子どもの頃新聞を読むようになって、徐々に読める記事が増えたのですが、その順番とほぼ一致しているようです。日本語でYLを気にしたのは、初めてのような気がします。

〉これは大発見でしょう!!!!
〉日本でずっと育ってきたなら、日本語のものなら何でも読めるはず、と思いきや、全然そんなことはない。
〉日本語で同じことが書いてある記事でも、読みやすい文章と、そうでない文章とありますね。

 しかも、同じ文章でも、読みやすい日と読みにくい日があるんです。同じ本を読んでいるのに、以前読んだ時より泣いてしまったり、笑ってしまったり。

〉以下も日本語の話ですが、新聞に署名記事が増えて以来よく思うのは、
〉「あぁ〜、この記事いいわぁ〜、アタシ好み」って思って、ふと記者名を見ると、「あ!またあの人!」ってことがよくあります。
〉しまいには、読んだだけで、記者名を当てることができる時もあるほどです。

 さすがにそこまではいきません。
 ただ、野球のことを書いているのは同じでも、そこから球界全体、さらには野球以外の面にも目を向けている人と、一つのチームなり選手なりのことで終わる人と、かなりはっきりわかれますね。それなら、私にもどっちかわかります。

〉〉 それでいて、京極夏彦の新刊(800ページ。今回は読みにくいと父は言っていた)は全く苦労せず読破しているので、興味の有無が問題なのか、京極夏彦の文章が読み易い(!)文章なのか、なんだかよくわかりませんが。

〉京極氏の世界(内容も文体も、好みの語彙も)に深く馴染んでおられる証拠ですね。
〉わたしも好きな作家がいるので、わかります。(京極氏は読んだことないんですが)

 現代日本語じゃないだろう、というような文章です。ただ、多読をしてから思うのは、読みやすさって、言葉が平易であるとか、難しい単語であるとかいうことだけじゃないんですよね。
 文脈ということになるのか、こういう話をしているとか、こういうことを考えているということさえわかれば、語彙が難しくても、意図するところはくみ取れるし、読みにくいとは感じないようです(日本語の話です)。
 京極氏の場合、漢字の使い分けも、慣れてしまえば却ってわかりやすかったりします。

〉〉 全く読まなかったわけではなく、未読本の山から手に取った本をちらと見て、これは読めない、これは読みたくない、これはめんどくさい、と投げ続ける日々が続きました。投げるまでに1ページも読んでいません。数行でやめていました。

〉いよいよ英語の話ですね。
〉ありますありますー、そういうこと。しょっちゅうです。
〉で、結局、次々YLを下げて、ラクラク読めそうなものばかり選んでます。
〉が、
〉そんな日々の合い間に、以前あきらめたまま放置していた、ちょっとだけYLの高いものを眺めてみると、
〉あらららららららら、とサラッと読めたりするから、多読って不思議です。
〉私の場合、この「不思議感」が支えだったりしますので、
〉「この本、読めないな」と思うことはあっても、多読自体が停滞、という感じは受けたことがありません。

 あれは本当に不思議ですね。どうして、今まで文字が小さくて目がチカチカしそうと思っていたのが、いつの間にか読めそうになるのか。
 そういえば、最近、その不思議というのがあまりありませんね。読めて当たり前みたいな、おごりがあったかもしれません。

〉もちろん、レイモンド・カーヴァーなどは原書に触ったこともないため、
〉私の読んでいるレベルが、柊さんが問題にしているレベルとはお話にならないことも原因かもしれません。

 私も、レイモンド・カーヴァーが何者かわかりません。どうやらすでに亡くなっているらしいのはわかりましたが。
 ただ単に、村上春樹氏が「Will you please be quiet,please?」という本を「頼むから静かにしてくれ」にして翻訳を出していたので、そのタイトルだけで買いました。よく考えると、この場合のタイトル買いは、翻訳に対して感心しているのですが。
 学校の教科書の日本語訳って、それ日本語としておかしいんじゃないか、というようなものなので、ちゃんとした日本語になっているとつい感心してしまうんです。
 林望さんのどの本だったか、学校の訳だと「この辺りには蛇が多いので、近づいてはいけません」になりそうな文章を「蛇うようよにつき注意」にしていたのを見て感心して以来、そういう訳に弱いらしいです。

〉今のところ、好きな内容であるかどうかはあまり問わず、
〉「児童書英語が読める」というだけで、まだ満足できてしまう心境です。
〉いつかは柊さんと同じようなことに悩むのかしら。。。

 akoさんが私の位置(というのも変な言葉ですが)に来るのが「いつか」なのか、もう通り過ぎたのかは、わかりませんし、コースがそもそも違って、通らないのかもしれませんし。多読って、ひどくわかりやすく「みんな違う」感じがしますから。
 ただ私の場合、どうせ読むなら面白い本、というのはきっちりとありますね。しかも、日本語でも「面白くない本」というより「嫌いな本」という風になりやすいので、好き嫌いが激しいのかもしれません。

〉【「訂正」として柊さんが書いた追加した部分】
〉>日本語だと、作者の意図がわからずに面白くなかったと感じても、「わかりやすく書け」と思って気にしないのに、
〉>英語だと、誤読じゃないかとか、英語力不足かと考えてしまうのはなぜだろうか、と、書きたかったのです。

〉そうそう。あるある。
〉わたしは、この原因、自分に関しては、英語に対する劣等意識だと思ってます。
〉今も、この劣等意識がなかなか消えません。

 日本語でも「文学」に対しては劣等感があります。大江健三郎なんかノーベル賞取ってますから、特にです。ただ、「取り替え子」という小説を10ページぐらいで投げましたが、「身近な人の死を悲しむあまり、変なおじさんになってしまった人の話」と思うと、親近感を覚えるようになりましたけど。

〉これに対する自分の解決策はこれです。もう心も決めてます。
〉つまらない、くだらない、読んで損した、と思うほどの英語の本や雑誌を読もうと思います。

〉多読開始からこれまで、読んだこともない楽しい絵本、児童書を楽しんできました。
〉おかげでずいぶん、英語に対するスタンスだけは変わりました。
〉楽しんで読めるものだけを選んで読んでいくことはできる、ということが明確になっただけでも、相当、得るものはあったと思っています。

〉しかし、まだ足りないものがあることに、柊さんの報告を読んで気づきました。
〉過度なキリン読みに挑戦すると、わたしも、上記のような気持ちの時がありますもの(英語だと、誤読じゃないかとか、英語力不足かと考えてしまう、という気持ち)

〉そこで自分向けに考えた方法はこうです。
〉「つまらなかったらやめる」のSSS多読原則を裏切るという荒療治です。
〉敢えて「つまんねー」と思って罵倒しながら英語を読んでやろうと思います。
〉そうです、歪んでます。
〉歪んだ劣等意識を、10代の頃から学校で刷り込まれてきたんですから、取り去るのは時間がかかるの覚悟してるんです。
〉学校英語歴10年ですが、多読歴はまだ2年半です。
〉自分の劣等意識が、2年や3年で簡単に払拭できるほど簡単なものとは思ってないです。
〉「なーーんだ、どってことねーなー」と思うものと、
〉「読みたい・楽しい・素晴らしい」と思うものと、
〉同時並行で読もうと思います。
〉学校英語勉強では、「つまんない」も「楽しい」もなかったので、
〉「つまんない」ことさえも新鮮です。

〉そうした果てに、日本語の本でなら即断できる「この本、つまんない」「読む必要なし」という、冷酷かつ一刀両断(実はいい気分)な評価を、
〉英語の本でも下せるようになるのでは、と思ってるんです。(淡い期待…)

 なるほど。
 ものすごく感心して、かつ納得しているんですが、なるほどの一言しか出てきません。
 私の場合さらにねじれているのは、中学校(高校も。当然大学も)に行ってないんですよ。で、自分1人で英語の勉強(教科書と、学校でもらったドリル)をやっていたので、ずーっと「学校へ行った人は、もっともっと英語が出来るんだろうな」と思っていたんです。
 それが、英語学習関係の本を読んだり、サイトを見たりして、案外そうでもないとわかってきて、嬉しいのか悲しいのかわからないんですよね。自分の英語力がそれほどひどくもないっていうのは嬉しいんですが、学校へ行った人はもっと英語が出来てほしかった。
 仕事で英語が必要で、私から見ると相当英語が「出来る」はずの父も、「仕事以外で英語見たくない」って言ってますし。

〉〉 漢字の読みを当てるクイズ番組で、最後の方はレベルが上がるから、読み方を知らないし今までの読書人生で出会ったこともない漢字が出てくるんですが、

〉窶すとか勾引すとか橇とかでしょうか(←この投稿のために調べた(汗)、ぜぃぜぃ…、レベル不明)
〉読めるけれど書けなくてもいい代表選手だと、薔薇、鬱、檸檬とかね、何かドラマ〜。

 大抵、訓読みで当て字とかのやつですね。あと、地名とか人名なんかは、知らないと考えてもどうしようもないし。V6のイノッチの名前の快彦なんて、今漢字変換で候補に出てきましたが、「ヨシヒコ」だと思わないどころか、なんて読むのかわからないです。

〉>アルクの単語力テストで知らない単語を見ると、「読書量が足りないか」と反省してしまいます。

〉わかりますわぁ。英語だと、「知らなくていい」ものがわからないですもんね。
〉とっても同意。
〉でも、だからこそ、児童書読書に意義があると思うんです。

〉〉 実際、読書量が日本語と英語で桁がいくつも違うわけですが、それにしても、大分感覚が違うと思います。

〉う…、そこは…、「それにしても」と言ってしまうと、辛くなる気がします。
〉読んできた量の桁がいくつも違うからこそ、その違いに比例して、感覚もだいぶ違って当たり前なんだと考えるほうが、気持ちがラクになると思いますが、いかがでしょうか…。

 はい。確かに違って当たり前なんですよね。忘れてました。ありがとうございます。思い出しました。

〉〉 ちなみに、その最終日に読んだ部分に関しては、本を読んでいたという意識も薄いぐらいで、その世界にどっぷり浸り、主人公になりきって色々話しかけられたり見たりした気がして、紙に書いてある文章を見た覚えがありません。英語の表現を覚えようとか、そういう意味では、全く役に立たない気がします。学習ではない、読書の醍醐味かと思います。日本語でもまず覚えがないです。
〉〉 これを、ランニング・ハイに倣い、リーディング・ハイと名付けてみたいんですが、誰も使わないかもしれない。

〉すでに、そういう状態になったことを書かれた投稿、過去にもありましたよー。
〉わたしはその方への返答で、マラソンランナーのランナーズ・ハイに例えて、
〉同じようなことが多読でも起きているんですね〜、と書いたことがあります。

 いましたか。なんだかこの掲示板は、自分だけだろうなと思って書いても私も私もって言う人が沢山いて、しかもその人の言うことが「私が言いたかったのそれなんです!」っていう感じだったりして、なんか、いいですね。

〉それと、先日、私自身が英語ファンレターを書いた件も、
〉今おもうと、自分が書いた英文ってあまり覚えてません。
〉とにかく、本が面白かった!これを言いたい!という気持ち先行で、
〉いまは、その時の高揚感だけが自分の中に残っています。

〉数日後に自分で書いたものを読み直してみましたが、
〉英語、とくに単語については、自分がどういう単語を書いたかという記憶がなくて、
〉ホントにこれ自分が書いたの? なんかの詐欺なんじゃないの?(笑)ってなくらいで、
〉相当なライティング・ハイ状態で書いてたようです。

 ライティング・ハイもあるんですね。
 再読しようとした本が読めなくて、本当に私この本読んだの?夢じゃないの?ということならありました。多読始めて少ししたら、また読めましたけど。
 リーディング・ハイにライティング・ハイが出てきたということは、次はシャドウィング・ハイかスピーキング・ハイですね。

〉話がだいぶそれましたが、停滞については、あと一つ、自分がラクになる方法がありまして。

〉それは、停滞かと思う前に、「ま、何たってこれは英語学習だしね」と思うと、
〉あまり停滞するような気分にはならないです。
〉勉強モードから離れるのが、SSS多読の良いところなんですが、
〉今すぐ、日本語と同等のことができない以上、
〉あまり、読書の質を念頭に置いてしまうと、
〉自分の日本語力と、自分の英語力の差の膨大なことに目が行ってしまって、
〉暗澹たる気分になってしまうからなんです。

〉そんなときは、
〉本日現在の時点で、できるようになったこと(以前はできなかったこと)は何なのかを、
〉読みかけの本を閉じ、本の内容のことを考えるのはやめて、
〉過去の自分、多読と出会う前の自分のことを思い出すことにします。

 多読と出会う前。ええと、確か、英語の本は読みにくいのが当たり前だと思っていました。それを頑張って越えなきゃいけないんだと思っていましたね。
 あとは、せっせと英文をノートの書き写して、単語を辞書で引いては書き込んでいたので、一つの話を読み終わるのに恐ろしく時間がかかっていました。
 この先どうなるのー、と思ってどんどん読んでしまうとか、あり得ない状態ですね。

〉そうすると、見えてくるんです。
〉自分は一体なにをどうしたくて多読をしているのか。
〉威勢良く「Happy Reading!!」なんていう時とは違い、
〉もっと静かに(少し照れますが)内省的になって、
〉自分が英語と、どう関わりたいのか、なんで英語をやりたいのか、
〉一人になって、物思い(?)するとき、停滞感から離れることができます。
〉逃避なのかな、と思うこともありますが、
〉元気なHappyだけでなく、静かなHappyもあっていいと思うから。

 そうでした。多読の記録を付けていたのって、落ち込んだときに、前はこんなことで悩んでたんだって思い出すためだったんですよね、私の場合。
 最近、すっかり、前回読んだのってこんなに前だって落ち込むために使ってました。
 静かなHappyって結構、これで当たり前と思って見過ごしますね。
 Happyとは何か。人類永遠の問いですね(大げさ?)。
 でも、冗談抜きに、自分がHappyな時に、人を攻撃(精神的にも肉体的にも)しませんからね。永遠の問いかもしれない。

〉〉 暗くてぐだぐだしているので、この投稿を読んだ人がhappyになれないかもしれないと思い、せめて最後は増量しておきます。
〉〉 Happy happy reading!

〉いいですね。暗くてぐだぐだした投稿を書ける人って貴重です。
〉正直で、率直で。信用できます。
〉(明るい人が信用できない、という意味ではないですが、世の中、明るいだけじゃ平板ですし)

 ぐだぐだですが、他のぐだぐだな人が言い易くなるかもと、あとから理屈をつけてみました。
 あと、ぐだぐだな投稿を、ぐだぐだじゃなくなるような返信をつけてくれる人がいるんじゃないかとも思いましたし。

〉〉 私の場合なぜか、意味がわからなくても、結構楽しめてしまうんですよ。意味がわかるわけもないイタリア語の文章を眺めて、音を想像して遊んでいたり。
〉〉 意味わからなくても楽しいって人、他にいないかなと思いまして。
〉〉 あと、なんと言っているか台詞が全くわからないのに、なぜか今何をしているところかわかる、とかいうところから理解が進んでいって。今思うと、多読的ですね。

〉これ同じ〜! 他の方への返答を勝手に引用させてもらってますが(すみません)
〉いますいます、意味わからなくても楽しい人、わたしもです〜〜!

〉わたし、テレビのイタリア語講座に出ていたダリオ・ポニッシィというお兄さんに惚れこんでた時がありまして、声を録音したり、ダリオの声で入ってるイタリア語ドラマのCDも持ってて、意味不明のまま、「ダリオの声だ〜、よいわぁ〜、ぱっしょんだも〜れ〜」とか言いながら聞き惚れてました。

 私もダリオさんのファンでした。何でみんなジローラモさんのことばっかり言うのって思ってて。
 大河ドラマの北条時宗にマルコ・ポーロの役で出てましたね。見逃しましたが。マルコ・ポーロは日本には来ていないというのが、歴史の本では定説っぽかったですが、折角時代が合うんだから、出てたほうが楽しい♪
 というわけで、今回初めて音符マークを使ってみました。

〉おかげ様で、イタリア語は未だにまったくできませんが(爆)
〉挨拶とか自分の名前を言うとか、これ、おいしいね、とか、疲れたよ〜、トイレどこ?といったフレーズだけは言えます(笑)
〉何度も同じCDを聞いたので、「あっ、またあの場面!同じセリフ!」ってのがわかるようになるんですねー。

 センティ・ウンポ(ちょっと待ってて)とイペンソイーヨ(私に任せて)は覚えました。ピンパの冒険の前にダリオさんが説明してましたから!
 電話の応対はセンティ・ウンポが言えれば完璧だけど、イペンソイーヨを連発すると、恐ろしい事態になりそうです。

〉あっ、へんな話が最後になってしまいました。
〉ちゃんとご返答投稿になっているかどうか不明ですが、これで終わります。
〉ではまた〜。

〉PS 世界史クラブのほうで、いつもご紹介、瞠目して拝見しています。

 私も、akoさんだあーと思って読んでます。
 未読本の山の中の歴史の本の中で読んだものがまとまった数に貯まったら(いつになるやら)、また紹介します。その時はタイトルに、世界史クラブをいれてみたいです。


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8698. Re: 長文熱烈歓迎♪

お名前: ako
投稿日: 2006/10/28(23:57)

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柊さん、こんにちは。akoです。

〉〉花形ひいらぎ君、オレは今、猛烈に感動している〜〜〜〜〜〜〜!!!(TT)涙涙

〉 出典はわかりませんが、嬉しいです。

では一応ご紹介だけしておきますね!

日本の野球漫画の『巨人の星』という作品です。
『ドカベン』や『タッチ』などの野球漫画が出る前の時代、1970年代ごろかしら?の代表的野球漫画です。テレビアニメにもなりました。英語版はまだ見たことがないのが残念です。
主人公の星君が、花形君という良き友(良きライバル)に、
よく、上記のセリフを言ったものでした。

〉 実は英語以外の面でも多少落ち込んでいたので、そのせいもあって余計気にしていたようです。日本ハムが優勝したら、どうでもよくなってきました。もともとの落ち込みの原因は、野球じゃないんですけどね。
〉 駒大苫小牧は優勝するし、プロ野球の球団が来たしで、北海道の野球はすごいことになっています。私はそれまで、キャッチャーを審判だと思っていたような人間ですが。

おお、停滞のこと、どうでもよくなってきて良かったですね!!
札幌の球場を満員御礼にするまでの苦労話など、相当な努力の賜物だそうですね。
わたしも野球はあまり知らないのですが、新庄みたいな人、大好きです。

〉 同じ文章でも、読みやすい日と読みにくい日があるんです。同じ本を読んでいるのに、以前読んだ時より泣いてしまったり、笑ってしまったり。

なるほど…。これは考えてませんでした。
自分の体調や気分で、本に集中できるかどうかが左右されるのかもしれないですね。

〉 現代日本語じゃないだろう、というような文章です。ただ、多読をしてから思うのは、読みやすさって、言葉が平易であるとか、難しい単語であるとかいうことだけじゃないんですよね。

そう思います。

〉 文脈ということになるのか、こういう話をしているとか、こういうことを考えているということさえわかれば、語彙が難しくても、意図するところはくみ取れるし、読みにくいとは感じないようです(日本語の話です)。

これと同様の話を、英会話方面で聞いたことがあります。
単語の一つ一つはわかってなくても、会話の流れとか、何の話題かとか、
背景知識を基本的に持っている話題かどうか、といったことで、
人間は、話の先の展開を予測しながらリスニングしてるんだそうです。
とすると、英語読書も同じことがあるかもしれません。

〉 京極氏の場合、漢字の使い分けも、慣れてしまえば却ってわかりやすかったりします。

個性がはっきりしている作家さんなのですね。
なんだか興味が湧いてきました。

〉 ただ単に、村上春樹氏が「Will you please be quiet,please?」という本を「頼むから静かにしてくれ」にして翻訳を出していたので、そのタイトルだけで買いました。よく考えると、この場合のタイトル買いは、翻訳に対して感心しているのですが。

挙げていただいた例で、村上春樹がいかにすごいかよくわかりました…
素晴らしいですね〜、その日本語の題。

〉 林望さんのどの本だったか、学校の訳だと「この辺りには蛇が多いので、近づいてはいけません」になりそうな文章を「蛇うようよにつき注意」にしていたのを見て感心して以来、そういう訳に弱いらしいです。

これも面白い!
翻訳って、翻訳者の国語のセンスが問われるんですね。

〉 akoさんが私の位置(というのも変な言葉ですが)に来るのが「いつか」なのか、もう通り過ぎたのかは、わかりませんし、コースがそもそも違って、通らないのかもしれませんし。多読って、ひどくわかりやすく「みんな違う」感じがしますから。

いや〜、これは素晴らしい言葉を頂きました。
ありがとうございます。ほんとにその通りですわ。
同じところを通るとは限らない。
まさに、ずっと、この掲示板の皆さんの多読体験報告で見てきたことでした。

〉 ただ私の場合、どうせ読むなら面白い本、というのはきっちりとありますね。しかも、日本語でも「面白くない本」というより「嫌いな本」という風になりやすいので、好き嫌いが激しいのかもしれません。

わたしの書いた、原則裏切り法は過激な発想ですので、自分にだけと思ってますが、
基本としては、自分がどういう人間なのかを自分が把握して、
いわゆる原則とされているものを、自分にあわせてアレンジ出来ればよいということだと思っています。

〉 日本語でも「文学」に対しては劣等感があります。大江健三郎なんかノーベル賞取ってますから、特にです。ただ、「取り替え子」という小説を10ページぐらいで投げましたが、「身近な人の死を悲しむあまり、変なおじさんになってしまった人の話」と思うと、親近感を覚えるようになりましたけど。

よい例を出してくださってありがとうございます。
権威の構造、という問題を考える契機になります。

〉〉つまらない、くだらない、読んで損した、と思うほどの英語の本や雑誌を読もうと思います。
〉〉「つまらなかったらやめる」のSSS多読原則を裏切るという荒療治です。
〉〉学校英語勉強では、「つまんない」も「楽しい」もなかったので、
〉〉「つまんない」ことさえも新鮮です。

〉 なるほど。
〉 ものすごく感心して、かつ納得しているんですが、なるほどの一言しか出てきません。

お気遣いありがとうございます。
「なるほど」の4文字の一行だけだと、ガクっときたかもしれませんが、
「ものすごく感心して、かつ納得しているんです」と書いていただいたので、
なんだかすご〜く嬉しいです!

〉 私の場合さらにねじれているのは、中学校(高校も。当然大学も)に行ってないんですよ。で、自分1人で英語の勉強(教科書と、学校でもらったドリル)をやっていたので、ずーっと「学校へ行った人は、もっともっと英語が出来るんだろうな」と思っていたんです。

日本も、学校に幻想も期待も、もてない時代になりましたね…。

〉 それが、英語学習関係の本を読んだり、サイトを見たりして、案外そうでもないとわかってきて、嬉しいのか悲しいのかわからないんですよね。自分の英語力がそれほどひどくもないっていうのは嬉しいんですが、学校へ行った人はもっと英語が出来てほしかった。

そうですね。お気持ちお察しいたします。
わたしは、戦後日本の学校制度6・3・3・4制を体験した人間ですが、
それにより、得たものもあり、失ったものもあり、の両面です。

〉 仕事で英語が必要で、私から見ると相当英語が「出来る」はずの父も、「仕事以外で英語見たくない」って言ってますし。

英語をお仕事だけの範囲にしたかったのですね。
貴重な人生経験をお伺いしてみたいものです。

〉 V6のイノッチの名前の快彦なんて、今漢字変換で候補に出てきましたが、「ヨシヒコ」だと思わないどころか、なんて読むのかわからないです。

イノッチのお名前、知りませんでしたー(笑)

〉 「私が言いたかったのそれなんです!」っていう感じだったりして、なんか、いいですね。

そうですね。なんか、とってもいいです。

〉 リーディング・ハイにライティング・ハイが出てきたということは、次はシャドウィング・ハイかスピーキング・ハイですね。

そのうち、そういう人の報告が出てくるかもしれないですね。

〉 多読と出会う前。ええと、確か、英語の本は読みにくいのが当たり前だと思っていました。それを頑張って越えなきゃいけないんだと思っていましたね。

同じです。
わたしも、相当頑張らないといけない、って思ってました。
おかげで、最近はちょっと、頑張らなさ過ぎです(汗)

〉 あとは、せっせと英文をノートの書き写して、単語を辞書で引いては書き込んでいたので、一つの話を読み終わるのに恐ろしく時間がかかっていました。
〉 この先どうなるのー、と思ってどんどん読んでしまうとか、あり得ない状態ですね。

わかるー。
高校時代なんて、一行に2個も3個も単語調べで、私の英語人生、暗かった…
多読と出会って良かった〜(^^)

〉 静かなHappyって結構、これで当たり前と思って見過ごしますね。

当たり前になってしまうと、つい、ありがたみを忘れてしまいますよね。
時々思い出したときに、自分にとって、英語を読むことがそれくらい普通になったと思って、喜ぶことにしましょう。

〉 Happyとは何か。人類永遠の問いですね(大げさ?)。
〉 でも、冗談抜きに、自分がHappyな時に、人を攻撃(精神的にも肉体的にも)しませんからね。永遠の問いかもしれない。

ねぇ、柊さん! 
もしかして柊さんは、哲学系の本が合うかもしれないですよ!

〉 ぐだぐだですが、他のぐだぐだな人が言い易くなるかもと、あとから理屈をつけてみました。
〉 あと、ぐだぐだな投稿を、ぐだぐだじゃなくなるような返信をつけてくれる人がいるんじゃないかとも思いましたし。

柊さんも面白い人ですねぇ、それ、一種のユーモアです。

〉 私もダリオさんのファンでした。何でみんなジローラモさんのことばっかり言うのって思ってて。

ええ〜〜〜っ(嬉!!)、ここにもダリオファンが!!
そうなのー、どーしてジローラモばかり有名になるの〜?って思ってました。
わたし、ダリオのステージまで見に行ったことあるんですよぉ〜
まぁ、ジローラモさんはジローラモさんで素敵なタレントさんですけどねー。

〉 大河ドラマの北条時宗にマルコ・ポーロの役で出てましたね。見逃しましたが。マルコ・ポーロは日本には来ていないというのが、歴史の本では定説っぽかったですが、折角時代が合うんだから、出てたほうが楽しい♪

そう思う!そう思う!
そして、日本の美女と恋をして、その子は倭寇と駆け落ちして海を越えて異文化の掛け橋に〜、とか歴史ロマンを作りたくなるー(杏樹部長に絵にしてもらいましょう)

〉 というわけで、今回初めて音符マークを使ってみました。

楽しい気分が伝わります〜♪

〉 センティ・ウンポ(ちょっと待ってて)とイペンソイーヨ(私に任せて)は覚えました。ピンパの冒険の前にダリオさんが説明してましたから!
〉 電話の応対はセンティ・ウンポが言えれば完璧だけど、イペンソイーヨを連発すると、恐ろしい事態になりそうです。

あんき〜よ!(っていうのが急に浮かびましたが意味はおぼろげ(笑))

〉〉PS 世界史クラブのほうで、いつもご紹介、瞠目して拝見しています。
〉 私も、akoさんだあーと思って読んでます。

わ〜い、これからもよろしく〜!

〉 未読本の山の中の歴史の本の中で読んだものがまとまった数に貯まったら(いつになるやら)、また紹介します。その時はタイトルに、世界史クラブをいれてみたいです。

先が楽しみですね〜。新庄もまだ次に何にやるかわからないって言ってることですから(笑)、私たちもゆっくりやっていきましょう!


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8715. Re: さらなる長文

お名前: 柊
投稿日: 2006/10/30(18:15)

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 akoさん、こんにちは。投稿を書きながら悩んでいると、すぐにこんばんはの時間になってしまいます。こういう時に「こん××は」と使うのかと最近納得しました。

〉〉〉花形ひいらぎ君、オレは今、猛烈に感動している〜〜〜〜〜〜〜!!!(TT)涙涙

〉〉 出典はわかりませんが、嬉しいです。

〉では一応ご紹介だけしておきますね!

〉日本の野球漫画の『巨人の星』という作品です。
〉『ドカベン』や『タッチ』などの野球漫画が出る前の時代、1970年代ごろかしら?の代表的野球漫画です。テレビアニメにもなりました。英語版はまだ見たことがないのが残念です。
〉主人公の星君が、花形君という良き友(良きライバル)に、
〉よく、上記のセリフを言ったものでした。

 タイトルだけは聞いたことがあります。
 やっぱり、どういうスポーツでも、相手チームが強いときに素直にほめられるって、素敵ですね。
 日韓共催のワールドカップで、最後に韓国がトルコに負けたとき、トルコの選手が韓国の選手に近づいていって、最後、両チームの選手がみんなで手をつないで、お客さんに「ありがとう」って何度もやっていたのを思い出します。
 あのおかげで、トルコの選手は無事に競技場から帰れた(開催地韓国ですから)、という記事も見ましたが、それにしても、いいなあって思いましたね。

〉〉 実は英語以外の面でも多少落ち込んでいたので、そのせいもあって余計気にしていたようです。日本ハムが優勝したら、どうでもよくなってきました。もともとの落ち込みの原因は、野球じゃないんですけどね。
〉〉 駒大苫小牧は優勝するし、プロ野球の球団が来たしで、北海道の野球はすごいことになっています。私はそれまで、キャッチャーを審判だと思っていたような人間ですが。

〉おお、停滞のこと、どうでもよくなってきて良かったですね!!
〉札幌の球場を満員御礼にするまでの苦労話など、相当な努力の賜物だそうですね。
〉わたしも野球はあまり知らないのですが、新庄みたいな人、大好きです。

 「コンサドーレ札幌」は札幌だけにしたけど、日本ハムは北海道全体にしたから、それでファンが多いって話もありますね。
 優勝旗って、海峡を渡れないものだと、どっかで先入観があったんですよ。なので、苫小牧は強いというより、北海道でも優勝できるんだっていうので、びっくりしました。
 先入観が全てなくなったら、情報の取捨選択が出来なくなって生活できないですけど、英語は難しいとか、困る先入観も多いですね。

〉〉 同じ文章でも、読みやすい日と読みにくい日があるんです。同じ本を読んでいるのに、以前読んだ時より泣いてしまったり、笑ってしまったり。

〉なるほど…。これは考えてませんでした。
〉自分の体調や気分で、本に集中できるかどうかが左右されるのかもしれないですね。

 集中もそうですし、誰に感情移入するかとか、どこまでその感情を実感できるかとか、色々です。
 有栖川有栖のエッセイで、阪神タイガースを応援するあまり、負けだしたところでどんどんオカルト系の思考に走っていくというのがあるんですが、相手がダイエー・ホークス(現ソフトバンクですね)だからといって、「菅原道真に必勝の加持祈祷をしているのか」「虎の額に王に似た模様がある。王監督に頭を押さえられるという意味だろうか」なんて考え出すところは、野球の応援をするようになって、ものすごくよくわかるようになりました。

〉〉 文脈ということになるのか、こういう話をしているとか、こういうことを考えているということさえわかれば、語彙が難しくても、意図するところはくみ取れるし、読みにくいとは感じないようです(日本語の話です)。

〉これと同様の話を、英会話方面で聞いたことがあります。
〉単語の一つ一つはわかってなくても、会話の流れとか、何の話題かとか、
〉背景知識を基本的に持っている話題かどうか、といったことで、
〉人間は、話の先の展開を予測しながらリスニングしてるんだそうです。
〉とすると、英語読書も同じことがあるかもしれません。

 対談の本を読んでいても、言葉は易しいけどわからないことがあって、どうも、対談している同士では、すでに何度も話したり、相手の書いているものがわかっているので、それを前提に話しているらしい、と思うことがあります。
 プロのミュージシャンのインタビューを読んでいても、外国から来た人と仕事をして、音楽の話なら通じるけど、日常会話は全くわからないとか、言ってたりしますね。しかも、音楽の話だと通訳が入れないような、むちゃくちゃ専門的な話らしくて。

〉〉 京極氏の場合、漢字の使い分けも、慣れてしまえば却ってわかりやすかったりします。

〉個性がはっきりしている作家さんなのですね。
〉なんだか興味が湧いてきました。

 はまると中毒になるとか、怖い話を結構聞いて、手を出すかどうかずいぶん迷いました。
 最後まで読んだら発狂するとか、すごいうわさの本って結構ありますし。徴兵された人が、経典とか聖書の代わりに持っていったとか。
 あら、全部「本格推理」でくくられてる本ですね。

〉〉 ただ私の場合、どうせ読むなら面白い本、というのはきっちりとありますね。しかも、日本語でも「面白くない本」というより「嫌いな本」という風になりやすいので、好き嫌いが激しいのかもしれません。

〉わたしの書いた、原則裏切り法は過激な発想ですので、自分にだけと思ってますが、
〉基本としては、自分がどういう人間なのかを自分が把握して、
〉いわゆる原則とされているものを、自分にあわせてアレンジ出来ればよいということだと思っています。

 多分、だからみんな違うコースになるんでしょうね。
 自分にとってやりやすい方法はあっても、全ての人に「正しい方法」がないところが、やりやすいのかなと。
 あと、嫌いな本って多分、あんまりけなし言葉じゃないかもしれないんですよ。共感して、これヤダと思うから嫌いなので、感性が近くて、ある程度力のある本で、だから多分、近親憎悪に近いというか。

〉〉 日本語でも「文学」に対しては劣等感があります。大江健三郎なんかノーベル賞取ってますから、特にです。ただ、「取り替え子」という小説を10ページぐらいで投げましたが、「身近な人の死を悲しむあまり、変なおじさんになってしまった人の話」と思うと、親近感を覚えるようになりましたけど。

〉よい例を出してくださってありがとうございます。
〉権威の構造、という問題を考える契機になります。

 権威の構造ですか。
 私が普段読んでいるような本だと、エキセントリックな人は生まれつきそうだし、あるいは普通の人には降りかからないようなトラウマのせいだったり。普通の人が、「変な人」になってもいいんだと、妙な感心の仕方をしました。
 ただ、日本語がむちゃくちゃ難しい。多読で「投げる」を身につけて良かったです。今度読めばいいわけですからね。
 でも、最近出した子ども向けの本とか、講演の記録とか見ると、すごくわかりやすい話し方をする人なんですよね。

〉〉〉つまらない、くだらない、読んで損した、と思うほどの英語の本や雑誌を読もうと思います。
〉〉〉「つまらなかったらやめる」のSSS多読原則を裏切るという荒療治です。
〉〉〉学校英語勉強では、「つまんない」も「楽しい」もなかったので、
〉〉〉「つまんない」ことさえも新鮮です。

〉〉 なるほど。
〉〉 ものすごく感心して、かつ納得しているんですが、なるほどの一言しか出てきません。

〉お気遣いありがとうございます。
〉「なるほど」の4文字の一行だけだと、ガクっときたかもしれませんが、
〉「ものすごく感心して、かつ納得しているんです」と書いていただいたので、
〉なんだかすご〜く嬉しいです!

 やっぱり、なるほどの一言だけだと、伝わらないですね。書き足して良かったです。

〉〉 仕事で英語が必要で、私から見ると相当英語が「出来る」はずの父も、「仕事以外で英語見たくない」って言ってますし。

〉英語をお仕事だけの範囲にしたかったのですね。
〉貴重な人生経験をお伺いしてみたいものです。

 どれぐらい英語が出来るのかと思って、何度か聞いてみたんですが、母が言うには、外国からお客さんが来たときに通訳をしていたことがあるとか、本人に聞いても、一日中英語を話していると、英語で考えるように切り替わるそうです。
 それって、ものすごく、ものっすごく、すごいんじゃないかと思うんですが、それでも、英語を使うことが負担らしいんですね。
 英語を楽しむって、英語力と関係ないのかしらん、と思いました。
 ちなみに、英語を教えてくれとしつこく頼むと、最後、「英語わからないから」と断られました。

〉〉 多読と出会う前。ええと、確か、英語の本は読みにくいのが当たり前だと思っていました。それを頑張って越えなきゃいけないんだと思っていましたね。

〉同じです。
〉わたしも、相当頑張らないといけない、って思ってました。
〉おかげで、最近はちょっと、頑張らなさ過ぎです(汗)

 この話を始めていいのかわからないんですが、始めちゃいましたが、たまに多読の批判をしている人をネットで見かけると、方法そのものより、楽しむだけじゃいけないんだっていうところが、一番ポイントなのかなと。
 頑張らないで上達するというのが信じられないんじゃないかと。
 でも、楽しんでいたら英語の本を一日中読んでいられるけど、勉強では読めないと思いますが。

〉〉 あとは、せっせと英文をノートの書き写して、単語を辞書で引いては書き込んでいたので、一つの話を読み終わるのに恐ろしく時間がかかっていました。
〉〉 この先どうなるのー、と思ってどんどん読んでしまうとか、あり得ない状態ですね。

〉わかるー。
〉高校時代なんて、一行に2個も3個も単語調べで、私の英語人生、暗かった…
〉多読と出会って良かった〜(^^)

 単語一つにつき、訳語が4つぐらいあって、次の単語がまた4つぐらいでって、かけ算で訳文の候補が増えていくんですよね。引けば引くほどわからなくなります。

〉〉 静かなHappyって結構、これで当たり前と思って見過ごしますね。

〉当たり前になってしまうと、つい、ありがたみを忘れてしまいますよね。
〉時々思い出したときに、自分にとって、英語を読むことがそれくらい普通になったと思って、喜ぶことにしましょう。

 喜びましょう。年に一度、Happy birthday,タドキスト柊〜♪ってやりましょう。
 そのための、記念日報告なんでしょうね。
 そういえば、akoさんの記念日はいつなんでしょうか。Happy birthday,タドキストakoさん〜♪ってやらないと。

〉〉 Happyとは何か。人類永遠の問いですね(大げさ?)。
〉〉 でも、冗談抜きに、自分がHappyな時に、人を攻撃(精神的にも肉体的にも)しませんからね。永遠の問いかもしれない。

〉ねぇ、柊さん! 
〉もしかして柊さんは、哲学系の本が合うかもしれないですよ!

 はい、本当に、最近「ソフィーの世界」が面白かったです。前回読んだときは、哲学の話が途中からわからなくなったのが、今回は結構わかって。あ、日本語です。英語だと多分誰が誰かもわからなくなると思うので。
 ただ、どこが間違っているとかは思わないんですが、全部2極に分けていくのが、ピンとこないというか、そっちへ行くと何か窮屈にならないかなって、思いました。
 あと、You wouldn't to beのギリシャ奴隷を読んだら、プラトンもソクラテスも奴隷使ってたんじゃん!って思いましたね。何か、それを考えると、私の中でプラトンやソクラテスの哲学の評価が、ものすごく下がってしまう。
 プラトンは、奴隷に生まれていても、同じ教育を受ければ同じだけ力が発揮できるはずと言ってはいましたけど。

 京極夏彦の「陰摩羅鬼の瑕」なんかも、「生と死」「存在と非存在」とか書いてあって、ハイデッガーと儒教の話でした。でも、ちゃんと娯楽としても読めるという。
 で、ハイデッガーの「存在と時間」という本を探してみたら(買うのはやめました、さすがに)、英語タイトルは「Being and Time」とか何とかなっていて、その小説の解釈と、日本語の存在という単語と、英語のbeingと、って考えてしまいましたね。
 多分、京極夏彦のこの小説の中での「存在」と一般的な日本語の「存在」と、ハイデッガーの「存在」と、日本語の時点で、きっとずれてくるんだろうなと。

〉〉 私もダリオさんのファンでした。何でみんなジローラモさんのことばっかり言うのって思ってて。

〉ええ〜〜〜っ(嬉!!)、ここにもダリオファンが!!
〉そうなのー、どーしてジローラモばかり有名になるの〜?って思ってました。
〉わたし、ダリオのステージまで見に行ったことあるんですよぉ〜
〉まぁ、ジローラモさんはジローラモさんで素敵なタレントさんですけどねー。

〉〉 大河ドラマの北条時宗にマルコ・ポーロの役で出てましたね。見逃しましたが。マルコ・ポーロは日本には来ていないというのが、歴史の本では定説っぽかったですが、折角時代が合うんだから、出てたほうが楽しい♪

〉そう思う!そう思う!
〉そして、日本の美女と恋をして、その子は倭寇と駆け落ちして海を越えて異文化の掛け橋に〜、とか歴史ロマンを作りたくなるー(杏樹部長に絵にしてもらいましょう)

 折角小説なんだから、嘘か本当かわからないぐらい豪快に想像した方が、楽しいですよね。いっそのこと創造してしまうとか。
 いえ、Jean Plaidyの、多分、歴史的事実をほとんど無視してないんだろうなっていうのも好きですけど、ただ、あまりにも突き抜けてしまうと、もう楽しければそれでいいって気がしてきます。
 中途半端だと、ものすごくきつい評価をしてしまうのかもしれない。

 ではでは、続きはいずれ世界史クラブで。
 今回、野球と歴史の話しかしてないような。


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8745. 横はいり

お名前: 杏樹
投稿日: 2006/11/6(01:44)

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柊さん、こんにちは。

いまごろこんなところに来てますが、投稿は読んでました。
私からアドバイスできるようなことは思いつかなくて…。
なのにakoさんが私の名前を出すから…。
こんなところだけ反応しに来るのもナンですが。

〉〉〉 大河ドラマの北条時宗にマルコ・ポーロの役で出てましたね。見逃しましたが。マルコ・ポーロは日本には来ていないというのが、歴史の本では定説っぽかったですが、折角時代が合うんだから、出てたほうが楽しい♪

〉〉そう思う!そう思う!
〉〉そして、日本の美女と恋をして、その子は倭寇と駆け落ちして海を越えて異文化の掛け橋に〜、とか歴史ロマンを作りたくなるー(杏樹部長に絵にしてもらいましょう)

マルコ・ポーロの話をしてるなんて見捨てて置けません。
マルコ・ポーロは中国に来なかった、と言う本はありますがそれは定説にまではなってません。先日世界史好きの人とも話してたんですが、当時の人だし、マルコは15歳で旅に出たからあまりにも異国の印象が強すぎて記述がいい加減になったり誇張されたりということは充分あります。
しかも東方見聞録は口述筆記で、おまけに物語作家が「さて、マルコ氏はこのようなとほうもない体験をしたのですぞ」という語り口なもので、胡散臭くなるのも仕方がありません。

でも日本には来てないのは確かでしょう。「黄金の国ジパング」の記述はいい加減すぎるので…。大都の記述などはとても詳しくて正確ですから、やはり実際に見たものとそうでないものの落差が大きいです。
実は私のマルコ・ポーロはアニメの「マルコ・ポーロの冒険」なので、絵を描くとそちらになってしまいます。恋に落ちるのはオルジェかコカチン姫か…という話になってしまう…。(ついていけなかったらすみません)

話題が思い切りそれてしまいまいたので、このへんにしておきます。


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8751. マルコ・ポーロ

お名前: 柊
投稿日: 2006/11/7(15:18)

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 杏樹さん、こんにちは。

〉いまごろこんなところに来てますが、投稿は読んでました。
〉私からアドバイスできるようなことは思いつかなくて…。
〉なのにakoさんが私の名前を出すから…。
〉こんなところだけ反応しに来るのもナンですが。

 いえいえ、歓迎です。

〉マルコ・ポーロの話をしてるなんて見捨てて置けません。
〉マルコ・ポーロは中国に来なかった、と言う本はありますがそれは定説にまではなってません。先日世界史好きの人とも話してたんですが、当時の人だし、マルコは15歳で旅に出たからあまりにも異国の印象が強すぎて記述がいい加減になったり誇張されたりということは充分あります。
〉しかも東方見聞録は口述筆記で、おまけに物語作家が「さて、マルコ氏はこのようなとほうもない体験をしたのですぞ」という語り口なもので、胡散臭くなるのも仕方がありません。

〉でも日本には来てないのは確かでしょう。「黄金の国ジパング」の記述はいい加減すぎるので…。大都の記述などはとても詳しくて正確ですから、やはり実際に見たものとそうでないものの落差が大きいです。
〉実は私のマルコ・ポーロはアニメの「マルコ・ポーロの冒険」なので、絵を描くとそちらになってしまいます。恋に落ちるのはオルジェかコカチン姫か…という話になってしまう…。(ついていけなかったらすみません)

〉話題が思い切りそれてしまいまいたので、このへんにしておきます。

 マルコ・ポーロといったら、柳広司の千の嘘のマルコしか知りません。これは短編集になる予定が、一冊にまだまとまっていないというものらしいですが。
 囚人たちが暇つぶしに話をしていると、「千の嘘のマルコ」という大嘘つきで有名な人が、自分が中国にいた頃の話をするというものです。
 「本格ミステリ05」に収録されていた分だけ読みましたが「雲の南」というタイトルで、雲南省の話ということでしょうね。
 探偵役がソクラテスだったりシートンだったり、ダーウィンだったり夏目漱石だったりもする推理作家さんですが、事件以外の部分はかなり厳密にやっているので、マルコ・ポーロについてもそうじゃないかと。

 しかし、杏樹さんは中国とフランスの方だと思っていましたが、マルコ・ポーロの話を放っておけない人でもありましたか。
 この柳広司という人も、世界史クラブにお誘いしたいような人です。是非ご一読を。文庫落ちしたての「新世界」なんか最高ですよん♪
 「はじまりの島」もダーウィンが探偵役なだけじゃなく、どうしてダーウィンがガラパゴスへ行って何十年も経ってから進化論を発表したか、空白の年月の謎にも挑んでいるという代物でありまして。

 この話も続けると長くなりそうですが、ともかく、日本語の読書が少しいい本に連続で当たったので、元気になってきました。
 猫好きなので、猫の本で易しそうなのを何冊か買ってみて、絵を見ただけで和んでいます。
 Jenny and the Cat ClubとMr.Putter & Tabbyです。
 もうすぐ多読一周年なので、そんな報告もしてみたいです。


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8756. Re: マルコ・ポーロ

お名前: 杏樹
投稿日: 2006/11/8(00:19)

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柊さん、こんにちは。

〉 マルコ・ポーロといったら、柳広司の千の嘘のマルコしか知りません。これは短編集になる予定が、一冊にまだまとまっていないというものらしいですが。
〉 囚人たちが暇つぶしに話をしていると、「千の嘘のマルコ」という大嘘つきで有名な人が、自分が中国にいた頃の話をするというものです。

そういう本もあるのですね。
「東方見聞録」はマルコがベネチアとジェノヴァの戦争で捕まって牢獄に入っていたときに口述筆記したものですから、それを踏まえた設定ですね。その話が当時の人にとってあまりにもとんでもない内容だったので、「嘘八百」みたいな意味で「百万のマルコ」と呼ばれたのは事実です。
面白そうな作家さんを教えてくださってありがとうございます。

〉 しかし、杏樹さんは中国とフランスの方だと思っていましたが、マルコ・ポーロの話を放っておけない人でもありましたか。

私の専門は中央アジアなんです。中央アジアを旅して旅行記を残した人と言えば唐代にインドへ行った取経僧・玄奘とマルコ・ポーロが双璧ですから。それにマルコは元代の中国に長くいましたから充分中国関係です。

〉 猫好きなので、猫の本で易しそうなのを何冊か買ってみて、絵を見ただけで和んでいます。
〉 Jenny and the Cat ClubとMr.Putter & Tabbyです。

私も猫好きです〜。Mr.Putter & Tabbyも少し前に買って読みました。いいですね〜、なごみますね〜。
(これで多読の話もした!)

それではHappy Reading!


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8628. Re: 180万語通過報告&もしかしなくても停滞中(長文)

お名前: 久子
投稿日: 2006/10/19(23:20)

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柊さん こんばんは

語数報告は、いつでもしたい時にで 良いと思います。
別に きちんとした数字でなくても 192万語 とか端数でも いいんじゃないでしょうか。

アドバイスについては、みなさんからの書き込みがあるので それ以上
書くことがなくなってしまったのと、あまり理解できなくても
面白くなくても 活字を追いかけるだけで 楽しめるのであまり 有意義な
ことがかけないようにも思います。

柊さんは 読めるだけで 嬉しい時期から もっと味わいたい、もっと読めるように
なりたい と思う時期に差し掛かったのかな と思います。

それは、成長なので喜ばしいことだと思います。

〉 通過本は投げたかどうか、自分でもはっきりしないAn offer from a gentleman by Julia Quinnでした。半分弱のところで中だるみです。5万語を超える本になると、ゴールに向けてまっしぐらというモードになるまでが長くて、それが苦手みたいです。

ピンポイントの反応で 申し訳ないのですが、この本をどのくらいの時間を
かけて読まれましたか? いわゆる ロマンス本ですから ネイティブなら
短時間で読みきることを想定して書かれていると思います。
少なくとも、毎日 30P とかチマチマ読むタイプの本ではないです。
(少しずつ楽しみに読まれる方もいるかもしれませんが.....)

私は、読んだときに すっごく 面白い!! と感じたのですが、記録によると
4日程度で読んだようです。一気に読まないと もしかすると中だるみする
内容なのかもしれないなと思います。

ちょっと読み返してみたところ、Benedict と Sophie が再会したあとの
Chapter 8 から 15 あたりまでは、あまり話しに進展がなかったとを
思い出しました。その後から、ラストへ向けては 話が大きく動き出します。

今、ちょうど中だるみのあたりを読まれているので、思い切って Chapter 16
あたりまで飛ばしてしまってもいいかもしれません。
そこまでして 読まなくてもいいと投げるというのも もちろんありです。

和書でも洋書でも Happy Reading!


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8630. Re: 久子さんへ。進捗状況

お名前: 柊
投稿日: 2006/10/20(15:13)

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 久子さん、こんにちは。

〉語数報告は、いつでもしたい時にで 良いと思います。
〉別に きちんとした数字でなくても 192万語 とか端数でも いいんじゃないでしょうか。

 ぞろ目とかも面白そうですけど、難しそうですね。
 英語以外だと、結構どんぶり勘定が得意な気がするんですけど、狭い範囲でだけはきちっとしたいのかもしれないですね(広い範囲できちっとするほど根性はない)。

〉アドバイスについては、みなさんからの書き込みがあるので それ以上
〉書くことがなくなってしまったのと、あまり理解できなくても
〉面白くなくても 活字を追いかけるだけで 楽しめるのであまり 有意義な
〉ことがかけないようにも思います。

 本来的には、ポワロってポイロットなんだ、とかで楽しめる、お得な人間だったはずなんですが。

〉柊さんは 読めるだけで 嬉しい時期から もっと味わいたい、もっと読めるように
〉なりたい と思う時期に差し掛かったのかな と思います。

〉それは、成長なので喜ばしいことだと思います。

 ありがとうございます。はげみになります。

〉〉 通過本は投げたかどうか、自分でもはっきりしないAn offer from a gentleman by Julia Quinnでした。半分弱のところで中だるみです。5万語を超える本になると、ゴールに向けてまっしぐらというモードになるまでが長くて、それが苦手みたいです。

〉ピンポイントの反応で 申し訳ないのですが、この本をどのくらいの時間を
〉かけて読まれましたか? いわゆる ロマンス本ですから ネイティブなら
〉短時間で読みきることを想定して書かれていると思います。
〉少なくとも、毎日 30P とかチマチマ読むタイプの本ではないです。
〉(少しずつ楽しみに読まれる方もいるかもしれませんが.....)

〉私は、読んだときに すっごく 面白い!! と感じたのですが、記録によると
〉4日程度で読んだようです。一気に読まないと もしかすると中だるみする
〉内容なのかもしれないなと思います。

 初日から80ページぐらいすらすらっと読んで、三日目辺りで止まってしまいました。

〉ちょっと読み返してみたところ、Benedict と Sophie が再会したあとの
〉Chapter 8 から 15 あたりまでは、あまり話しに進展がなかったとを
〉思い出しました。その後から、ラストへ向けては 話が大きく動き出します。

〉今、ちょうど中だるみのあたりを読まれているので、思い切って Chapter 16
〉あたりまで飛ばしてしまってもいいかもしれません。
〉そこまでして 読まなくてもいいと投げるというのも もちろんありです。

 わざわざ確認までしていただき、本当にありがとうございます。
 結局、Raquelさんに教えていただいた、最後を読んでみる方法をとってみました。
 途中経過は多少気になるのでちらちら見てみましたが、踏ん切りがついて投げられました。
 日本語で読まないジャンルなので、どういう本がピンと来るのか、書評であらすじを見ても、まだよくわかりません。それでも、自分の好みからは大はずれだろうというものは、見分けられるようですが。
 しばらく模索してみます。

〉和書でも洋書でも Happy Reading!

 はい、翻訳と原書で印象が違うかもとか、そういう楽しみ方も出来るようになりたいです。小公女やオズなんかの、子ども向けの翻訳との違いは、割とわかりやすく印象が違ったんですが。
 次はあれが知りたいというのがいくつかあるので。
 久子さんも、Happy Reading!


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8645. Re: 180万語通過報告&もしかしなくても停滞中(長文)

お名前: ありあけファン
投稿日: 2006/10/22(01:14)

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柊さん こんばんは
ありあけファン@251万語(多読)/5万5000語(多聴) です

〉 100万語を超えてからも10万語刻みで報告する人はあまりいないと思いますが、停滞気味で10万語がいつになく遠いので、ちょっとお喋りしに来ました。
〉 ぐだぐだ長くなっていますが、その長いどこかでピンと来て、アドバイスを下さる方がいるんじゃないかと期待しています。

タイトルとここまでで,
「私のに近いのでは!」
と反応してしまいました.
私は,200万語から230万語までが停滞のピークでした.

〉 英語について話せる人が、ここに来ないといないですし。
〉 通過本は投げたかどうか、自分でもはっきりしないAn offer from a gentleman by Julia Quinnでした。半分弱のところで中だるみです。5万語を超える本になると、ゴールに向けてまっしぐらというモードになるまでが長くて、それが苦手みたいです。

私の場合も,200万語でPBを選び,その後もその勢いでしばらくは
児童書の厚いのを読んでいたのですが,停滞モードの日々が連続しだすと,
同じ状況になりましたね.

〉 最近の読書傾向としては、一冊読み切ることが少ない。1日目は結構読んでいたのが、2日目には面白くない気がしてくる。それで、投げる。投げるんだけれども、明日辺りは読む気になるかも、と未練たらたら。

そうそう,そうなんです.
未練が残ってしまうんです.
で,私は勢い,語数が極端に少ない本やYLの低い本を大量に読む,
という方法に切り替えました.

〉 日本語の本ではやったことがないのですが、三部作を読み始める前に、3冊目の最後を先に読んでみたりもしました。Jean Plaidyの歴史小説なので、例によって臨終場面でしたが。

こんなことを考えたのも同じです.

〉 日本語の新聞も妙に読みにくくて、記事によってYLが違うということを痛感しています。子どもの頃新聞を読むようになって、徐々に読める記事が増えたのですが、その順番とほぼ一致しているようです。日本語でYLを気にしたのは、初めてのような気がします。
〉 それでいて、京極夏彦の新刊(800ページ。今回は読みにくいと父は言っていた)は全く苦労せず読破しているので、興味の有無が問題なのか、京極夏彦の文章が読み易い(!)文章なのか、なんだかよくわかりませんが。

私も,停滞中には日本語の本もほとんど読んでいません.

〉 readingとは関係ないですが、何より落ち込んだのは、読書登録でした。途中で投げた本の登録をしようとして、読書率を計算していて、しばらく筆算を続けたあと、この式では求める答えは出ないということに気付いて、それが結構ダメージが大きかったです。計算間違いならともかく、式の立て方で間違えたというのが。
〉 しかも、そのあといくら考えても、正しい式が出てこなかった。一休みしたら、思いつきましたが。

私の場合は,Access2000 で試作したツールを使っていますので,
語数の計算はしなくてよいのですが,こんな時にツールのバージョンを
アップしようものなら大変です.翌日動かなくなって,それが原因で
しばらく多読がストップしたこともありました.
やはり,休むことも大切なんですね.

〉 英語を読まなかった期間を数えてみると、大体3ヵ月(6から9月)ぐらいになるようです。そのあともあまり読んでいませんが、この頃が一番ひどい。
〉 全く読まなかったわけではなく、未読本の山から手に取った本をちらと見て、これは読めない、これは読みたくない、これはめんどくさい、と投げ続ける日々が続きました。投げるまでに1ページも読んでいません。数行でやめていました。Dickensより何より、いつぞや衝動買いしたRaymond Carverが一番読みにくそうでした。どちらも翻訳すら読んだことがないので、どういう作風かよくわからないですが。

多読三原則の第3原則の「進まなくなったら投げる」を適用するのに,
どこで適用するかですが,2〜3行でもいいんですよ.

〉 今考えると、未読本がキリンしても読めるかどうかという本ばかりになっていたようです。読める本から読んでいったわけですから。

読める本の中で特に読みたい本から読み,次に,読めそうな本の中で
興味を感じた本を読んでいきますから,必然的にキリン読み用の本が
たくさん残ってしまいます.
でも,その中の相性が合う本はいずれ読むことになるでしょうから,
全く気にする必要はないと思います.
(私も,多読を始めた頃の残骸を今になってようやく,食いつぶし始めたところです.)

〉 転機だったなあと思うのは、趣味の広場でakoさんの書いたファンレターを読んだら、すらすら読めたことです。
〉 読めるし、意味わかるし、読んでて楽しいし、というわけで、英語が駄目なのではなく、やっぱりものによるということが確認できました。

この発見こそ,すばらしいと思います!

〉 では、今まで読んでいなかったようなもの、未読本の山にないような本を試してみよう、と、そこまで筋立てて考えたのかわかりませんが、絵本を試すことにしました。
〉 以前から図書館に色々あるらしいことはわかっていたので、子どもの本のコーナーをうろつき、Frog and Toadを借りてみました。
〉 読んでみると、声を立てて笑っていました。今までも面白い本は読みましたが、英語の本を読む楽しみという意味では一番かもしれません。
〉 この時4冊全部借りましたが、借りる時に期限内に全部読める?と確認されました。ハリー・ポッター全巻を始め、不思議の国のアリス、ピーター・ラビット、くまのプーさんなど、結構洋書がそろっている図書館ですが、2冊目を読める人は少ないのかもしれません。ちなみに期限は2週間です。

これで,新しい世界が拡がりますね.
今までより,2倍楽しめる!!

〉 その後、掲示板をうろうろしている時に見つけた古川さんの多読についての文章を読み、折角だからとカウントしたら、3千語ありました。短時間で読めたので、もっと短いと思ったんですが。
〉 やはり、背景知識と興味があると読みやすいらしいと、改めて実感しました。あとは、YLの要素を分解するとこんなことになるのか、というのが面白かったです。私は書評登録する時、何にも考えてません。あ、多分、考えない方がいいだろうと思って、これからも考えないつもりですが。
〉 YLを決める要素の一つに上がっていた「easiness of proper names」というのは、登場人物の名前ということでしょうか。以前古代インドのバガヴァッド・ギーターを読もうとして、人名の複雑さに、あっという間に挫折した記憶があります。英文のレベルを考えるより先だった。
〉 名前か私の知らない単語か区別が付かないし、名前の読み方も見当がつかないし、多分、前に出てきた人と同じかどうかもわからないだろうな、と思いました。
〉 
〉 読書をしないでぼやーっと考えている時間が増えて、英語と日本語で、どこが一番違うだろうかと思って、いくつか思いつきました。多分、すでに他の方が書き込んでいると思いますが、理屈をこねるのは好きなんです。
〉 一つは、この本は面白いというのはあまり難しくないけど、この本は面白くないと言うのは、とても難しいということです。
〉 大江健三郎とかになると違う気がするんですが、シドニー・シェルダンに該当する作家が日本で誰かと考えた時、誰であろうと多分、その人の本を1,2ページしか読まないで「これ、面白くない」と言って、「あの作家は面白くない」って、平気で言うだろうなあと。それが英語になると、少なくとも私は、読めないとは言えても、面白くないとは言いにくいだろうと思います。

私も,日本語ではミステリー小説は読まないし,読みたいとも思いません.
でも,英語では今後もこの分野は読んでいくでしょう.
案外,日本語だと読まないような本を英語では面白く感じたりするところが,
多読をしていて世界の拡がりを感じる要因なのかもしれません.

〉 もう一つは単語で、ファイブリーグといったか、漢字の読みを当てるクイズ番組で、最後の方はレベルが上がるから、読み方を知らないし今までの読書人生で出会ったこともない漢字が出てくるんですが、「私が今まで見たことがないということは、専門の人でもない限り、普通の人は一生見ない」と思える(偏見です)のが、アルクの単語力テストで知らない単語を見ると、「読書量が足りないか」と反省してしまいます。
〉 実際、読書量が日本語と英語で桁がいくつも違うわけですが、それにしても、大分感覚が違うと思います。

〉 全体に、日本語ではかなり独断と先入観(タイトルだけで読まなくていいやと思う)で読む本を選んでいるのが、英語だと遠慮がちになってしまうんだなあと。
〉 暇な時にどんぶり勘定で計算したら、日本語の読書量を英語に換算すると、年間三千万語になる(1冊5万語×600)、という結果になったので、しょうがない気もしますが。

英語だと価値判断が遠慮がちになるがゆえに,日本語では読まない本を
読むのだとすると,英語だと日本語のようにはいかない感覚それ自体も
悪くないですね(逆に役立っている).
私も,一つ,勉強になりました.

〉 じんましんの薬を飲んでいて、毎日飲まないとすぐ出ちゃうんですが、飲むと眠いんですよね。あ、そのせいか。ということにしてしまおうかとも思います。
〉 
〉 暗くてぐだぐだしているので、この投稿を読んだ人がhappyになれないかもしれないと思い、せめて最後は増量しておきます。
〉 Happy happy reading!

柊さんは,いろいろと工夫されて,停滞を通じていろいろなことを
発見されているようです.
そのひとつひとつが,柊さんの多読生活を今後,より豊かにしていくのに役立つでしょう.
私も,柊さんのご報告を読ませていただいて,共通点が多かっただけに,
ほっとしました.

これからも,お互い,楽しく多読を続けましょうね.
HAPPY, HAPPY READING!!


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8658. Re: ありあけファンさんへ

お名前: 柊
投稿日: 2006/10/24(16:14)

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 ありあけファンさん、こんにちは。柊です。

〉〉 100万語を超えてからも10万語刻みで報告する人はあまりいないと思いますが、停滞気味で10万語がいつになく遠いので、ちょっとお喋りしに来ました。
〉〉 ぐだぐだ長くなっていますが、その長いどこかでピンと来て、アドバイスを下さる方がいるんじゃないかと期待しています。

〉タイトルとここまでで,
〉「私のに近いのでは!」
〉と反応してしまいました.
〉私は,200万語から230万語までが停滞のピークでした.

 世間には三人は同じ顔の人がいて、三人は同じ多読の仕方の人がいる、という説を冗談で書いたのですが、3人そろってしまいました。
 基準を緩くした(似ているでオッケー)上に、これだけタドキストが増えれば、当然かもしれませんが。

〉私の場合も,200万語でPBを選び,その後もその勢いでしばらくは
〉児童書の厚いのを読んでいたのですが,停滞モードの日々が連続しだすと,
〉同じ状況になりましたね.

 やっぱり、長いとだれやすいですか。

〉〉 最近の読書傾向としては、一冊読み切ることが少ない。1日目は結構読んでいたのが、2日目には面白くない気がしてくる。それで、投げる。投げるんだけれども、明日辺りは読む気になるかも、と未練たらたら。

〉そうそう,そうなんです.
〉未練が残ってしまうんです.
〉で,私は勢い,語数が極端に少ない本やYLの低い本を大量に読む,
〉という方法に切り替えました.

 私も切り替え中です。なかなか切り替わらないんですが、どうにか切り替えようとやってみています。
 切り替わらないのは、未練がまだあるせいです。

〉〉 日本語の本ではやったことがないのですが、三部作を読み始める前に、3冊目の最後を先に読んでみたりもしました。Jean Plaidyの歴史小説なので、例によって臨終場面でしたが。

〉こんなことを考えたのも同じです.

 後から考えると、この人の本は最後全部死ぬところなんですよね。確かめても仕方がなかった。

〉〉 readingとは関係ないですが、何より落ち込んだのは、読書登録でした。途中で投げた本の登録をしようとして、読書率を計算していて、しばらく筆算を続けたあと、この式では求める答えは出ないということに気付いて、それが結構ダメージが大きかったです。計算間違いならともかく、式の立て方で間違えたというのが。
〉〉 しかも、そのあといくら考えても、正しい式が出てこなかった。一休みしたら、思いつきましたが。

〉私の場合は,Access2000 で試作したツールを使っていますので,
〉語数の計算はしなくてよいのですが,こんな時にツールのバージョンを
〉アップしようものなら大変です.翌日動かなくなって,それが原因で
〉しばらく多読がストップしたこともありました.
〉やはり,休むことも大切なんですね.

 全体的に知的能力が低下するんでしょうか。一度ループにはまると、いくら考えても何も思いつかなくなりますね。仕切り直さないとどうにもならない。

〉〉 今考えると、未読本がキリンしても読めるかどうかという本ばかりになっていたようです。読める本から読んでいったわけですから。

〉読める本の中で特に読みたい本から読み,次に,読めそうな本の中で
〉興味を感じた本を読んでいきますから,必然的にキリン読み用の本が
〉たくさん残ってしまいます.
〉でも,その中の相性が合う本はいずれ読むことになるでしょうから,
〉全く気にする必要はないと思います.
〉(私も,多読を始めた頃の残骸を今になってようやく,食いつぶし始めたところです.)

 私はまだまだ食いつぶしに着手すらできていません。そこまで手が回らないというか、まだ難しそうです。
 本が増えるのを気にせず、パンダ用の本を増やしてみようかとか考えています。

〉〉 転機だったなあと思うのは、趣味の広場でakoさんの書いたファンレターを読んだら、すらすら読めたことです。
〉〉 読めるし、意味わかるし、読んでて楽しいし、というわけで、英語が駄目なのではなく、やっぱりものによるということが確認できました。

〉この発見こそ,すばらしいと思います!

 はい、英語が駄目なんだと判断していたら、多読撤退になりかねませんでした。多分、また戻ってきたでしょうが、何ヵ月か、あるいは何年かあとになったかもしれません。

〉〉 では、今まで読んでいなかったようなもの、未読本の山にないような本を試してみよう、と、そこまで筋立てて考えたのかわかりませんが、絵本を試すことにしました。
〉〉 以前から図書館に色々あるらしいことはわかっていたので、子どもの本のコーナーをうろつき、Frog and Toadを借りてみました。
〉〉 読んでみると、声を立てて笑っていました。今までも面白い本は読みましたが、英語の本を読む楽しみという意味では一番かもしれません。
〉〉 この時4冊全部借りましたが、借りる時に期限内に全部読める?と確認されました。ハリー・ポッター全巻を始め、不思議の国のアリス、ピーター・ラビット、くまのプーさんなど、結構洋書がそろっている図書館ですが、2冊目を読める人は少ないのかもしれません。ちなみに期限は2週間です。

〉これで,新しい世界が拡がりますね.
〉今までより,2倍楽しめる!!

 絵本が多いので、今度ゆっくり物色したいと思っています。やはり、和書のように図書館が使えると楽でしょうね。

〉〉 大江健三郎とかになると違う気がするんですが、シドニー・シェルダンに該当する作家が日本で誰かと考えた時、誰であろうと多分、その人の本を1,2ページしか読まないで「これ、面白くない」と言って、「あの作家は面白くない」って、平気で言うだろうなあと。それが英語になると、少なくとも私は、読めないとは言えても、面白くないとは言いにくいだろうと思います。

〉私も,日本語ではミステリー小説は読まないし,読みたいとも思いません.
〉でも,英語では今後もこの分野は読んでいくでしょう.
〉案外,日本語だと読まないような本を英語では面白く感じたりするところが,
〉多読をしていて世界の拡がりを感じる要因なのかもしれません.

 日本語では読まないような本ですか。ああ、いくつか心当たりがあります。理解度が低いから面白いのかもという本もありました。日本語のように細かいところまでわかったら、読みづらそうだなと。

〉柊さんは,いろいろと工夫されて,停滞を通じていろいろなことを
〉発見されているようです.
〉そのひとつひとつが,柊さんの多読生活を今後,より豊かにしていくのに役立つでしょう.

 そういっていただけると、光明がさしてくる気がします。

〉私も,柊さんのご報告を読ませていただいて,共通点が多かっただけに,
〉ほっとしました.

〉これからも,お互い,楽しく多読を続けましょうね.
〉HAPPY, HAPPY READING!!

 では、こちらからも、Happy Happy Happy Reading!
(これ以上増やすと、ハッピーという単語の認識が出来なくなりそうです)


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