[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/11/27(01:36)]
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お名前: 杏樹
投稿日: 2010/5/31(23:39)
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ついに1000万語通過しました!(あ、英語です)。
通過本は「The Lord of the Rings」です。そう、多読を始めたときのとお〜い、とお〜い目標本。400万語の時に一度大キリンで読んでみましたが、ほとんど予備知識で補って、理解度はものすごく低かったです。ですからいつかはリベンジを…と思っていました。そしてついにリベンジを果たして1000万語通過しました。
まず900万語通過したのが一昨年の11月で、なぜかこの中途半端な語数でフランス語多読に走ってしまい、英語が進まなくなりました。フランス語の本を注文して届く合間などに積読本をちびちびと読むぐらい。なんで1000万語を待たずにフランス語に走ってしまったのか?我ながら謎でしたが、それでもすこーしずつ英語の語数が増えてきて、ふと思いました。「指輪物語」は「ホビットの冒険」を合わせると50万語以上ありますから、これを1000万語通過本にすれば、40数万語で読み始めたら1000万語まで一気に行ける!
そしてフランス語が100万語通過して、英語の本を何冊か読んで、40数万語になったところで「指輪物語」を読み始めました。
「The Hobitt」を読み始めてみますと、なんだかわかりやすいです。これ、もっとレベル高いはずじゃなかったっけ?と思いました。出だしは読みやすいのかもしれません。前に読んだときも、どうせ自分にはまだ読めるはずがないから中をのぞくだけでも…と思って開いて見ました。そうしたら意外と読み進めることができたのでそのまま読んでしまったのです。ただ、後半になるほど難しくなっていきます。特にストレートに竜退治、にはならないので、前に読んだときは何が書いてあるのかほとんど理解できないまま無理矢理読み終えました。
しかし今回は確かに難しいとは思いましたが、ほぼ内容を理解して読むことができました。
そうしたらいよいよ本編です。前は「ホビットについて」は飛ばしましたが、今回は最初からきっちり読みました。そして「旅の仲間」に突入しますと、最初はやはり読みやすいです。しかしフロドが袋小路を出たあたりからだんだん読みにくくなっていきました。どうも風景や地形の描写が細かくて、そのあたりが難しいようです。
それでも前よりはずっと理解度は上がっていました。
まず、前に読んだときは、内容を知っているためほとんど予備知識で見当をつけながら読んでいるようなものでした。それで細かい文字がびっしり詰まっているため、見開き読むだけでも時間がかかる上、自分がどこを読んでいるかわからなくなることもありました。一度本を閉じてしまうと、次に開いたときは確実にわからなくなっています。ですからふせんを使いながら読んでいました。(そのころはまだラストラインやブックダーツを知らなかったのです)。
しかし今回は普通にはさむだけのしおりを使いました。一度閉じた本を開いても、どこを読んでいたかちゃんとわかります。わからないときもありましたが、見開き部分をざっと見渡していくとたどり着きました。
しかしこの本は難易度が揃っていないというか、わかりやすいところとわかりにくいところがムラがあるように思います。私の読む能力の方が問題なのかもしれませんが、特に地形描写が中心になるような部分はわかりにくいです。わかりやすいところはスムーズに進むのですが。
それから、今回は読んでいると邦訳で読んだときのことがよみがえってくるのです。日本語の文章や寺島龍一氏の挿絵が浮かんできます。前はぼんやりとした理解力で読んでいたためか、邦訳のどの部分か細かいところまでは思い至らなかったようです。しかし今回は内容が把握できていたためか、忘れていた場面も「あー、そうだった」と思い出すのです。
また、少し前に単語や辞書が話題になっていたこともあり、そのころ読んでいたあたりで単語にちょっと注目してみました。そうしたら、多読前は知っているはずのなかった単語がたくさん「わかる」ことがわかりました。いつの間に覚えたのかわかりませんが、とにかく「いつのまにか」覚えている、それも「単語を覚えた」ではなく「わかる言葉が増えた」という感じです。「指輪物語」を読んでいる間に覚えた言葉もあります。最初は単なる未知単語だったのが、何度か出てくるうちにすっかりわかるようになりました。
「指輪物語」とのかかわりは400万語の時にも書いたと思いますが、私がファンタジーに興味を持ったころは、「指輪物語」といえばファンタジーのお手本、ファンタジーの最高峰として特別な本でした。
多読前に映画のおかげで原書が書店で積まれているのを見かけるようになりましたが、「ああ、これが読めたら…」と指をくわえているしかありませんでした。そのころ、辞書を引きながら英語の本をいくつか読んでみた結果、「辞書を引いても読めないものは読めない」ということを痛感していました。「指輪物語」など読めるはずがありません。
400万語通過の時は大キリンで、本当にこれがもっとわかる日が来るのだろうかと思いました。
それが、本当に、本当に読める日が来たのです。
確かにまだ難しかったです。わかりにくいところもありました。でも「指輪物語」が辞書も引かずに(時々引きましたけど)、普通の本を読むように読めるようになったのです。
本当に「読んでいればいつかは読めるようになる」んですね。ああ、万年レベル3に悩んだ日々…。もともとの英語力が低いから、多読しても読む力には限界があるのではないかと思ったこともあります。でも「指輪物語」がこんなにわかるようになるなんて、やっぱり多読ってすごいです。一番すごいのは「勉強していない」ことです。文法の勉強や単語暗記をしたりせず、いつのまにか読めるようになったので、なんで読めるのか、あんなに難しかった本がなんで読めるのか、自分でもよくわかりません。
それから、前はAPPENDIXは飛ばしましたが、今回はきっちり読みました。かなりわかりにくかったですけど。これは英語が難しいというより、「歴史の本」や「言語の本」状態ということもあるでしょう。
で、書評ではThe Return of the Kingの語数はAPPENDIXを飛ばしているということです。APPENDIXが何語あるか誰かご存じないでしょうか?自分で数えるしかないのか…。APPENDIXなしで1000万語越えているので、本編を読み終わった時点で通過はしているのですが。
★それ以外に読んだ本のことなど。
まず900万語越えてすぐに読んだのは
「Little Pear」
「Little Pear and His Feriends」
極楽トンボさんに教えてもらってすぐに注文した本です。100年ぐらい昔の中国の農村の5歳の男の子の日常生活をほのぼのと描いています。(続編では6歳)。外国人が書いたとは思えないほど当時の中国の雰囲気が出ていて、作者が描いているという絵も西洋人特有の違和感が全くありません。極楽トンボさんに教えてもらって感謝です。
その後はとにかくフランス語の合間に読むので、あまり長い本は避けました。そうしたら、結局ロアルド・ダールの未読本を片付けることになりました。
「The BFG」
Sophieはある夜巨人にさらわれてしまいます。豪快な展開でダールらしさが光ります。巨人語が難しいとか言われてYLも高めだと思って後回しになっていましたが、すらすら読めました。
「The Wonderful Story of Henry Sugar and Six More」
ダールの短編集。一応12歳ぐらいと書いてある本ですが、ほとんど大人向けですね。今までの児童書よりもやや難しめです。
特に表題作は最初の方はHenryが奇妙なことが書いてある本をひたすら読んでいて、一体どうなるんだろうと思っていたら…まさかこんな展開になるとは。
Piece of Cakeとそれを発表するに至る話は実話なのかフィクションなのかいまいち判別が付きにくいのですが、それもまたダールの人を食ったところが表れているように思います。
「Going Solo」
これははっきりと一般向けとして書かれた本です。ダールの自伝で、前に少年時代のことを書いた「BOY」を読んでいたので、いずれはこちらも読みたいと思って積んでました。
ダールはシェル石油に就職してアフリカへ行き、やがて第二次大戦が始まってパイロットになって戦闘に参加した経過が書かれています。それにしても、アフリカへ向かう船内から、現地での出来事など、まるでダールのお話の中のようなとんでもないことがいろいろと起こります。こんな経験をしたからあんな話を書くようになったのか、それとも脚色しているのか…?
以上でダールの未読本は全部片付けました。児童書はほとんど読んでしまったので、これからは一般向けの本を読んでいきたいと思います。
多読の収穫の一つに、ダールとの出会いがあります。日本ではダールはチョコレート工場だけがやたら有名ですが、私は読んだことがありませんでした。原書でダールと出会えてラッキーです。
その他の本
「The Graveyard Book」
AMINOさんに教えてもらった本です。
両親を殺された赤ん坊は、墓場で幽霊たちに助けられます。そして幽霊たちに育てられます。ちょっとダークなファンタジーです。章ごとに主人公の年齢が上がっていきます。なにしろ幽霊なので、死んだ時代、死んだ年齢がそれぞれバラバラで、いろんな幽霊が出てきます。そういった幽霊たちに囲まれて育つ子ども、というシチュエーションがおもしろいです。
「Chinese Cinderella The Mystery of the Song Dynasty Painting」
極楽トンボさんに紹介してもらって即買ってしまいました。一応フランス語が100万語通過するまで読むのは我慢してましたけど、通過してすぐ読みました。
宋時代のお話が英語で書かれているわけですが、作家が中国系のためかほとんど違和感なくその時代に入っていけました。「清明上河図」からこういうお話ができるんですね。
さて、フランス語で100万語通過して、さらに英語の本を読んでみようと未読本を発掘したら出てきたのは…。
Dragon Slayers' Academy
です。今頃このレベル?と思わなくもなかったのですが、読まずじまいで終わるのももったいないのでとりあえずのぞいてみました。この本、最初はちょっとわかりにくい、とっつきにくいです。しかし「おバカ本」で有名なだけあって、ずいぶんふざけた展開でおもしろかったです。
それで結局続けて読んでいってしまうことに。
1冊1万語ぐらいなので、フランス語で1万語読んでDSAを1冊読む、というサイクルで行けばフランス語と英語がバランスよく読んでいける計算です。
巻が進むと最初のおバカぶりとちょっと雰囲気が変わってきましたが、全体的にギャグマンガのような感じでどんどん読み進むことができました。レベル3あたりで何を読んだらいいか悩んでいる人がいたらお勧めしてみたいです。おフザケ、ギャグが好きかどうか確認してから…。
そしてこれが9巻まで来たところで940万語越えたので、このへんで「指輪物語」を読み始めたらいいだろうと思って読み始めました。まず「The Hobbt」からです。(…ということで、「指輪物語」報告に戻る)。
★多読と勉強
さて、1000万語読むのに7年半かかりました。
最初多読を始めたときはいくらなんでも「指輪物語」が読めるようになるなんて、と思いました。もしそのとき7年半かかると言われてたら「そんなにかかるの?!」と思って腰が引けたかもしれません。
多読が効率が悪いような印象を与えるのはそういった部分かも知れません。100万語読んでもPBは読めないし。でも例えば遅めの設定で1年に100万語読んだとして、5年で500万語読んで、そのあたりまで来ると英語との付き合いが一生ものになる…というアプローチならどうでしょうか。
そもそも語学の勉強は手間ヒマかかるものです。何ヶ月とか、1年とか学習期間が設定された語学教材をしてたとして、それはそれで真面目に勉強すればそれなりに力は付くでしょう。でもどんな勉強をしても、数ヶ月や1年で英語が「マスター」できるわけではありません。ペラペラしゃべってPBを読みこなし、メールのやり取りも映画を字幕なしで見るのもOK!というレベルになるにはよほど大変な勉強をしなくてはいけません。それならば、数年にわたって面白い本をたくさん読んでいくのと、どれだけ効果が違うのでしょうか。少なくとも多読の方が効率が悪い、ということはないと思います。試験のための勉強など特別な目的のための勉強なら別ですが。
ただ、多読だけで何でもできる、と主張するのも原理主義的な考え方です。
多読は英語の強力な土台作り、基礎作りになると思います。もしもっと高度な英語力を身につけたいと思ったら、それはそれで目的に沿った勉強が必要です。そう、「目的」が重要です。英語で何がしたいのか、何が必要なのか、それを自分で考えて、自分に必要な英語を身につけていくという姿勢が必要です。
でもそんなにたいして英語が必要じゃないとか、必要じゃないから勉強する気にならない、ということなら好きな本を読んでいればそれでいいでしょう。そこは自分で取捨選択することです。多読は自分が英語と付き合うための基礎作り、土台作りだと思います。
多読と勉強は対立するものではなく、勉強したい人には多読を土台にすれば語学力を上げる強い助けになり、勉強したくない人もそれなりに英語がわかるようになっていくというフレキシブルな「勉強法」だと思います。
★単語、辞書について
まず小ネタ。「指輪物語」を読んでいて、知らない単語をいつの間にか覚えていることに気が付きましたが、それでもわからない単語が出てきたら辞書を引きました。
そこでやはり英英辞典がいいなと思ったところがあります。
「The Hobbit」では、ビルボはBurglerと言われます。これは多読で覚えた言葉ですが、ビルボがBurgler??と思いました。それで英和辞典を見てみました。「夜盗、盗賊」と書いてあります。私が思っているのと同じ意味です。でもビルボは泥棒じゃないし…。それで英英辞典を見てみました。
someone who enters a building illegally in order to steel things
つまりここではenters a building illegallyの意味が重要らしいです。そういえば邦訳では「忍びのもの」となっていました。
それから、ちょっと難しいあたりがあったので、試しにマメに英英辞典をひきながら読む、ということもしてみました。でもやはり辞書を引いてスッキリわかるところもあれば、よくわからないところもあります。そしてやはり辞書を引きながら読むと速度が落ちます。ということで、あまりマメに、ではなく適当に、速度を妨げない程度に、そしてあまり期待をしないで引くというスタンスで引くのがいいと思いました。
それから、英語学習の掲示板でRy0tasanが言っていましたが、語彙を増やすには一定の速度で読む必要があるということです。私はこれを見て、多読三原則の説明ができるのではないかと思いました。語彙を増やすだけではなく文章を理解する力をつけるにも一定の速度は必要だろうと思います。
多読とは、とにかく最初は「三原則を守って読むこと」で、多読の効果はその結果「体感」するものだということになっています。体感するのが大切だから理屈抜きにとにかく読んでみろ、ということです。特になぜ辞書を引いてはいけないのか納得できない人には無理矢理にでも「とにかく辞書を引かないで100万語読んでみてください」と言うしかありませんでした。
しかし理解するのに一定の速度が必要だとなりますと、「辞書は引かない」「わからないところは飛ばす」は、その速度を保つために必要ということになります。そして一定の速度で内容がわかる本、つまりやさしい本から読む必要があるということになります。ただ、その速度をはっきり数字で規定してしまうと数字にとらわれてしまうなどの問題がありますので、ここはとりあえず「一定の速度で読むこと」程度の表現にしておいたほうがいいと思います。
だから…というわけでもないんですが、「指輪物語」で一部音読してみました。きちんと発音しようとするとかえって発音に気をとられて内容がおろそかになったり速度が落ちたりしますが、「もごもごシャドウイング」みたいな感じで一定の速度を保つことだけ考えて声を出して読んでみました。
私は普通に読んでいるときはある程度脳内音読になっているのですが、この脳内音読がけっこうカタカナ英語です。特にわかりにくいところ、難しいところになると速度が落ちてますますカタカナ英語っぽくなってしまいます。それで強いアクセントだけはっきりさせて、あとは音をどんどん落として一定の速度を保ちながら読んでみようと思ったんです。そうしたら難しい箇所でもなんとなく、全体的に「こんな感じのことが書いてある」というのがつかみやすいような気がしました。
それで思ったのは
細部にこだわるとかえってわからなくなる
ということです。
今までも「トップダウン方式」の理解とか、言葉の最小単位は文章、あるいは「物語」ということが言われてきました。英語の勉強ではなく、言葉として理解するためには、全体的に何が書いてあるか、をつかむ力をつけるのが大切なのです。それが細部にこだわりだすと、全体を見渡すことができなくなるのです。
そのために、一定の速度で「すらすら」感を感じながら読んでいく練習が必要で、そのために「辞書は引かない」「わからないところは飛ばす」「レベル0〜1から読む」という方法が有効だということになります。
そして速度を保って読むことを体得できれば、その速度を妨げないように辞書を引けば大丈夫ということになります。
★これから
多読で計画を立てるのはムダ、ということはさんざん思い知らされました。ですから計画は立てません。とりあえず英語と中国語はまずます好きな本を好きなように読めるようになってきたので未読本を片付けることだけ考えていればいいのですが(片付けるのが大変なのですが)、フランス語がもう少し読めるようになるまでやさしい本を読み続ける必要があります。これが一体どこまでできるものか…。
中国語が500万字通過してからほとんど止まっているので何とかしたいし、英語はDragon Slayers' Academyの続きを読みたいし、まだまだ未読本との格闘が続きそうです。
おまけ
1000万語記念にTOEICを受けました。多読半年前に偶然受けていたので、500万語通過時に受けました。ですから次は1000万語通過したら受けようと思っていました。
でもテストの内容が変わっていて、比較になるのか不安です。リスニングも長文を聞くタイプのものが増えたようですし、長文問題もどっさり増えたようで、前よりずいぶん難しく感じました。下がってたらショックかも。
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11950. Re: ついに1000万語!「指輪物語」で通過
お名前: 古川@SSS http://www.seg.co.jp/sss/
投稿日: 2010/6/1(00:23)
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"杏樹"さん 1000万語 おめでとうございます!
とても、はじけた報告ありがとうございます。
初心者にも中級者にも、励みになると思います。
多読通信でも紹介したいですし、「100万語多読入門、改訂版」
でもぜひぜひ、紹介したいです。
〉通過本は「The Lord of the Rings」です。
いいですね! 多読初期にチャレンジして、玉砕してそのままです。(笑)
〉★それ以外に読んだ本のことなど。
〉まず900万語越えてすぐに読んだのは
〉「Little Pear」
〉「Little Pear and His Feriends」
〉極楽トンボさんに教えてもらってすぐに注文した本です。100年ぐらい昔の中国の農村の5歳の男の子の日常生活をほのぼのと描いています。(続編では6歳)。外国人が書いたとは思えないほど当時の中国の雰囲気が出ていて、作者が描いているという絵も西洋人特有の違和感が全くありません。極楽トンボさんに教えてもらって感謝です。
早速、注文させていただきました。
〉「The Graveyard Book」
〉AMINOさんに教えてもらった本です。
〉両親を殺された赤ん坊は、墓場で幽霊たちに助けられます。そして幽霊たちに育てられます。ちょっとダークなファンタジーです。章ごとに主人公の年齢が上がっていきます。なにしろ幽霊なので、死んだ時代、死んだ年齢がそれぞれバラバラで、いろんな幽霊が出てきます。そういった幽霊たちに囲まれて育つ子ども、というシチュエーションがおもしろいです。
早速、注文させていただきました。
〉「Chinese Cinderella The Mystery of the Song Dynasty Painting」
〉極楽トンボさんに紹介してもらって即買ってしまいました。一応フランス語が100万語通過するまで読むのは我慢してましたけど、通過してすぐ読みました。
〉宋時代のお話が英語で書かれているわけですが、作家が中国系のためかほとんど違和感なくその時代に入っていけました。「清明上河図」からこういうお話ができるんですね。
早速、注文させていただきました。
みな、面白そうですねえ。
〉★多読と勉強
〉さて、1000万語読むのに7年半かかりました。
〉最初多読を始めたときはいくらなんでも「指輪物語」が読めるようになるなんて、と思いました。もしそのとき7年半かかると言われてたら「そんなにかかるの?!」と思って腰が引けたかもしれません。
〉多読が効率が悪いような印象を与えるのはそういった部分かも知れません。100万語読んでもPBは読めないし。でも例えば遅めの設定で1年に100万語読んだとして、5年で500万語読んで、そのあたりまで来ると英語との付き合いが一生ものになる…というアプローチならどうでしょうか。
〉そもそも語学の勉強は手間ヒマかかるものです。何ヶ月とか、1年とか学習期間が設定された語学教材をしてたとして、それはそれで真面目に勉強すればそれなりに力は付くでしょう。でもどんな勉強をしても、数ヶ月や1年で英語が「マスター」できるわけではありません。ペラペラしゃべってPBを読みこなし、メールのやり取りも映画を字幕なしで見るのもOK!というレベルになるにはよほど大変な勉強をしなくてはいけません。それならば、数年にわたって面白い本をたくさん読んでいくのと、どれだけ効果が違うのでしょうか。少なくとも多読の方が効率が悪い、ということはないと思います。試験のための勉強など特別な目的のための勉強なら別ですが。
〉ただ、多読だけで何でもできる、と主張するのも原理主義的な考え方です。
〉多読は英語の強力な土台作り、基礎作りになると思います。もしもっと高度な英語力を身につけたいと思ったら、それはそれで目的に沿った勉強が必要です。そう、「目的」が重要です。英語で何がしたいのか、何が必要なのか、それを自分で考えて、自分に必要な英語を身につけていくという姿勢が必要です。
〉でもそんなにたいして英語が必要じゃないとか、必要じゃないから勉強する気にならない、ということなら好きな本を読んでいればそれでいいでしょう。そこは自分で取捨選択することです。多読は自分が英語と付き合うための基礎作り、土台作りだと思います。
〉多読と勉強は対立するものではなく、勉強したい人には多読を土台にすれば語学力を上げる強い助けになり、勉強したくない人もそれなりに英語がわかるようになっていくというフレキシブルな「勉強法」だと思います。
〉★単語、辞書について
〉まず小ネタ。「指輪物語」を読んでいて、知らない単語をいつの間にか覚えていることに気が付きましたが、それでもわからない単語が出てきたら辞書を引きました。
〉そこでやはり英英辞典がいいなと思ったところがあります。
〉「The Hobbit」では、ビルボはBurglerと言われます。これは多読で覚えた言葉ですが、ビルボがBurgler??と思いました。それで英和辞典を見てみました。「夜盗、盗賊」と書いてあります。私が思っているのと同じ意味です。でもビルボは泥棒じゃないし…。それで英英辞典を見てみました。
〉someone who enters a building illegally in order to steel things
〉つまりここではenters a building illegallyの意味が重要らしいです。そういえば邦訳では「忍びのもの」となっていました。
いい例ですね!
〉それから、ちょっと難しいあたりがあったので、試しにマメに英英辞典をひきながら読む、ということもしてみました。でもやはり辞書を引いてスッキリわかるところもあれば、よくわからないところもあります。そしてやはり辞書を引きながら読むと速度が落ちます。ということで、あまりマメに、ではなく適当に、速度を妨げない程度に、そしてあまり期待をしないで引くというスタンスで引くのがいいと思いました。
同感です。
〉それから、英語学習の掲示板でRy0tasanが言っていましたが、語彙を増やすには一定の速度で読む必要があるということです。私はこれを見て、多読三原則の説明ができるのではないかと思いました。語彙を増やすだけではなく文章を理解する力をつけるにも一定の速度は必要だろうと思います。
〉多読とは、とにかく最初は「三原則を守って読むこと」で、多読の効果はその結果「体感」するものだということになっています。体感するのが大切だから理屈抜きにとにかく読んでみろ、ということです。特になぜ辞書を引いてはいけないのか納得できない人には無理矢理にでも「とにかく辞書を引かないで100万語読んでみてください」と言うしかありませんでした。
〉しかし理解するのに一定の速度が必要だとなりますと、「辞書は引かない」「わからないところは飛ばす」は、その速度を保つために必要ということになります。そして一定の速度で内容がわかる本、つまりやさしい本から読む必要があるということになります。ただ、その速度をはっきり数字で規定してしまうと数字にとらわれてしまうなどの問題がありますので、ここはとりあえず「一定の速度で読むこと」程度の表現にしておいたほうがいいと思います。
自分の経験というより、生徒に多読指導している経験から、
一定の速度というか、やはり、読書が快適になる速度が
あると思っています。そして、そこに達しないと多読の
効果も強くでないと思ってます。
〉だから…というわけでもないんですが、「指輪物語」で一部音読してみました。きちんと発音しようとするとかえって発音に気をとられて内容がおろそかになったり速度が落ちたりしますが、「もごもごシャドウイング」みたいな感じで一定の速度を保つことだけ考えて声を出して読んでみました。
〉私は普通に読んでいるときはある程度脳内音読になっているのですが、この脳内音読がけっこうカタカナ英語です。特にわかりにくいところ、難しいところになると速度が落ちてますますカタカナ英語っぽくなってしまいます。それで強いアクセントだけはっきりさせて、あとは音をどんどん落として一定の速度を保ちながら読んでみようと思ったんです。そうしたら難しい箇所でもなんとなく、全体的に「こんな感じのことが書いてある」というのがつかみやすいような気がしました。
〉それで思ったのは
〉細部にこだわるとかえってわからなくなる
〉ということです。
同感ですね。
〉今までも「トップダウン方式」の理解とか、言葉の最小単位は文章、あるいは「物語」ということが言われてきました。英語の勉強ではなく、言葉として理解するためには、全体的に何が書いてあるか、をつかむ力をつけるのが大切なのです。それが細部にこだわりだすと、全体を見渡すことができなくなるのです。
〉そのために、一定の速度で「すらすら」感を感じながら読んでいく練習が必要で、そのために「辞書は引かない」「わからないところは飛ばす」「レベル0〜1から読む」という方法が有効だということになります。
〉そして速度を保って読むことを体得できれば、その速度を妨げないように辞書を引けば大丈夫ということになります。
まさに!
〉★これから
〉多読で計画を立てるのはムダ、ということはさんざん思い知らされました。ですから計画は立てません。とりあえず英語と中国語はまずます好きな本を好きなように読めるようになってきたので未読本を片付けることだけ考えていればいいのですが(片付けるのが大変なのですが)、フランス語がもう少し読めるようになるまでやさしい本を読み続ける必要があります。これが一体どこまでできるものか…。
〉中国語が500万字通過してからほとんど止まっているので何とかしたいし、英語はDragon Slayers' Academyの続きを読みたいし、まだまだ未読本との格闘が続きそうです。
DSAは最後まで面白いですよ。
〉おまけ
〉1000万語記念にTOEICを受けました。多読半年前に偶然受けていたので、500万語通過時に受けました。ですから次は1000万語通過したら受けようと思っていました。
〉でもテストの内容が変わっていて、比較になるのか不安です。リスニングも長文を聞くタイプのものが増えたようですし、長文問題もどっさり増えたようで、前よりずいぶん難しく感じました。下がってたらショックかも。
こっそり教えてください。もちろん、掲示板投稿でも(笑)
古川
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古川さん、こんにちは。
〉"杏樹"さん 1000万語 おめでとうございます!
ありがとうございます!
〉とても、はじけた報告ありがとうございます。
え?そんなにはじけてますか?だったらいいんですけど。冷静で面白みのない文章になってしまうのが悩みで。
〉初心者にも中級者にも、励みになると思います。
〉多読通信でも紹介したいですし、「100万語多読入門、改訂版」
〉でもぜひぜひ、紹介したいです。
ありがとうございます。そういってもらえるとうれしいです。
〉〉通過本は「The Lord of the Rings」です。
〉いいですね! 多読初期にチャレンジして、玉砕してそのままです。(笑)
「初期」にチャレンジする本じゃないですね。
「快読100万語!」では「指輪物語」が多読の頂点のような書き方をしていますが、当時はまだ100万語読む人も少なかったのでそういう紹介になったのでしょう。今は一般の本をいろいろ読むようになった人がいますから、必ずしも「指輪物語」を頂点に置く必要はなくなったと思います。読みたいと思うか思わないか、人それぞれですから。
〉〉★それ以外に読んだ本のことなど。
〉〉まず900万語越えてすぐに読んだのは
〉〉「Little Pear」
〉〉「Little Pear and His Feriends」
〉〉極楽トンボさんに教えてもらってすぐに注文した本です。100年ぐらい昔の中国の農村の5歳の男の子の日常生活をほのぼのと描いています。(続編では6歳)。外国人が書いたとは思えないほど当時の中国の雰囲気が出ていて、作者が描いているという絵も西洋人特有の違和感が全くありません。極楽トンボさんに教えてもらって感謝です。
〉早速、注文させていただきました。
す、すばやい。
〉〉「The Graveyard Book」
〉〉AMINOさんに教えてもらった本です。
〉〉両親を殺された赤ん坊は、墓場で幽霊たちに助けられます。そして幽霊たちに育てられます。ちょっとダークなファンタジーです。章ごとに主人公の年齢が上がっていきます。なにしろ幽霊なので、死んだ時代、死んだ年齢がそれぞれバラバラで、いろんな幽霊が出てきます。そういった幽霊たちに囲まれて育つ子ども、というシチュエーションがおもしろいです。
〉早速、注文させていただきました。
これまたすばやい。
〉〉「Chinese Cinderella The Mystery of the Song Dynasty Painting」
〉〉極楽トンボさんに紹介してもらって即買ってしまいました。一応フランス語が100万語通過するまで読むのは我慢してましたけど、通過してすぐ読みました。
〉〉宋時代のお話が英語で書かれているわけですが、作家が中国系のためかほとんど違和感なくその時代に入っていけました。「清明上河図」からこういうお話ができるんですね。
〉早速、注文させていただきました。
いいんですか〜?こんな紹介で即注文なんて。
〉みな、面白そうですねえ。
はい、おもしろかったです。私の好みにも合っていましたから。
〉〉★単語、辞書について
〉〉まず小ネタ。「指輪物語」を読んでいて、知らない単語をいつの間にか覚えていることに気が付きましたが、それでもわからない単語が出てきたら辞書を引きました。
〉〉そこでやはり英英辞典がいいなと思ったところがあります。
〉〉「The Hobbit」では、ビルボはBurglerと言われます。これは多読で覚えた言葉ですが、ビルボがBurgler??と思いました。それで英和辞典を見てみました。「夜盗、盗賊」と書いてあります。私が思っているのと同じ意味です。でもビルボは泥棒じゃないし…。それで英英辞典を見てみました。
〉〉someone who enters a building illegally in order to steel things
〉〉つまりここではenters a building illegallyの意味が重要らしいです。そういえば邦訳では「忍びのもの」となっていました。
〉いい例ですね!
そうですか。他にもやはり英英の方が細かいニュアンスがつかめると思った言葉はいくらかあります。
〉〉それから、ちょっと難しいあたりがあったので、試しにマメに英英辞典をひきながら読む、ということもしてみました。でもやはり辞書を引いてスッキリわかるところもあれば、よくわからないところもあります。そしてやはり辞書を引きながら読むと速度が落ちます。ということで、あまりマメに、ではなく適当に、速度を妨げない程度に、そしてあまり期待をしないで引くというスタンスで引くのがいいと思いました。
〉同感です。
どうもです。
〉〉それから、英語学習の掲示板でRy0tasanが言っていましたが、語彙を増やすには一定の速度で読む必要があるということです。私はこれを見て、多読三原則の説明ができるのではないかと思いました。語彙を増やすだけではなく文章を理解する力をつけるにも一定の速度は必要だろうと思います。
〉〉多読とは、とにかく最初は「三原則を守って読むこと」で、多読の効果はその結果「体感」するものだということになっています。体感するのが大切だから理屈抜きにとにかく読んでみろ、ということです。特になぜ辞書を引いてはいけないのか納得できない人には無理矢理にでも「とにかく辞書を引かないで100万語読んでみてください」と言うしかありませんでした。
〉〉しかし理解するのに一定の速度が必要だとなりますと、「辞書は引かない」「わからないところは飛ばす」は、その速度を保つために必要ということになります。そして一定の速度で内容がわかる本、つまりやさしい本から読む必要があるということになります。ただ、その速度をはっきり数字で規定してしまうと数字にとらわれてしまうなどの問題がありますので、ここはとりあえず「一定の速度で読むこと」程度の表現にしておいたほうがいいと思います。
〉自分の経験というより、生徒に多読指導している経験から、
〉一定の速度というか、やはり、読書が快適になる速度が
〉あると思っています。そして、そこに達しないと多読の
〉効果も強くでないと思ってます。
指導の経験からもそう思いますか。
多読も単に「とにかく読んでみろ」だけでなく、こういった裏付けも取れていくと広めやすくなるんじゃないかと思います。
〉〉だから…というわけでもないんですが、「指輪物語」で一部音読してみました。きちんと発音しようとするとかえって発音に気をとられて内容がおろそかになったり速度が落ちたりしますが、「もごもごシャドウイング」みたいな感じで一定の速度を保つことだけ考えて声を出して読んでみました。
〉〉私は普通に読んでいるときはある程度脳内音読になっているのですが、この脳内音読がけっこうカタカナ英語です。特にわかりにくいところ、難しいところになると速度が落ちてますますカタカナ英語っぽくなってしまいます。それで強いアクセントだけはっきりさせて、あとは音をどんどん落として一定の速度を保ちながら読んでみようと思ったんです。そうしたら難しい箇所でもなんとなく、全体的に「こんな感じのことが書いてある」というのがつかみやすいような気がしました。
〉〉それで思ったのは
〉〉細部にこだわるとかえってわからなくなる
〉〉ということです。
〉同感ですね。
やっぱりそう思いますか。
〉〉今までも「トップダウン方式」の理解とか、言葉の最小単位は文章、あるいは「物語」ということが言われてきました。英語の勉強ではなく、言葉として理解するためには、全体的に何が書いてあるか、をつかむ力をつけるのが大切なのです。それが細部にこだわりだすと、全体を見渡すことができなくなるのです。
〉〉そのために、一定の速度で「すらすら」感を感じながら読んでいく練習が必要で、そのために「辞書は引かない」「わからないところは飛ばす」「レベル0〜1から読む」という方法が有効だということになります。
〉〉そして速度を保って読むことを体得できれば、その速度を妨げないように辞書を引けば大丈夫ということになります。
〉まさに!
力強い同意、ありがとうございます。
〉〉★これから
〉〉多読で計画を立てるのはムダ、ということはさんざん思い知らされました。ですから計画は立てません。とりあえず英語と中国語はまずます好きな本を好きなように読めるようになってきたので未読本を片付けることだけ考えていればいいのですが(片付けるのが大変なのですが)、フランス語がもう少し読めるようになるまでやさしい本を読み続ける必要があります。これが一体どこまでできるものか…。
〉〉中国語が500万字通過してからほとんど止まっているので何とかしたいし、英語はDragon Slayers' Academyの続きを読みたいし、まだまだ未読本との格闘が続きそうです。
〉DSAは最後まで面白いですよ。
あー、誘われてる…。でも、今ならすらすら読めるので、調子よく読んでいけると思います。
〉〉おまけ
〉〉1000万語記念にTOEICを受けました。多読半年前に偶然受けていたので、500万語通過時に受けました。ですから次は1000万語通過したら受けようと思っていました。
〉〉でもテストの内容が変わっていて、比較になるのか不安です。リスニングも長文を聞くタイプのものが増えたようですし、長文問題もどっさり増えたようで、前よりずいぶん難しく感じました。下がってたらショックかも。
〉こっそり教えてください。もちろん、掲示板投稿でも(笑)
そうですねー。一応結果がかえってきたら報告しますか。
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11951. Re: ついに1000万語!「指輪物語」で通過
お名前: Tiny http://blog.livedoor.jp/tiny_tadoku/
投稿日: 2010/6/1(02:09)
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お名前: 杏樹
投稿日: 2010/6/1(23:20)
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Tinyさん、こんにちは。
すごーい。キラキラ、カラフルなお祝い、ありがとうございます。
〉壁|〃ササッ
あれ?隠れちゃった。出てきてくださいよー。
実は辞書倶楽部が気になっています。もともと辞書が好きですから。本の手触りが好きなんですが「指輪物語」を読んでいるときはLongmanのネット辞書を使ってました。…職場の昼休みに。
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お名前: Tiny http://blog.livedoor.jp/tiny_tadoku/
投稿日: 2010/6/2(19:32)
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〉〉壁|〃ササッ
〉あれ?隠れちゃった。出てきてくださいよー。
おそるおそる
〉実は辞書倶楽部が気になっています。もともと辞書が好きですから。本の手触りが好きなんですが「指輪物語」を読んでいるときはLongmanのネット辞書を使ってました。…職場の昼休みに。
【辞書倶楽部】
部員登録完了しました。
係は何にしますか。
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お名前: 杏樹
投稿日: 2010/6/2(23:23)
------------------------------
Tinyさん
〉〉〉壁|〃ササッ
〉〉あれ?隠れちゃった。出てきてくださいよー。
〉おそるおそる
〉〉実は辞書倶楽部が気になっています。もともと辞書が好きですから。本の手触りが好きなんですが「指輪物語」を読んでいるときはLongmanのネット辞書を使ってました。…職場の昼休みに。
〉【辞書倶楽部】
〉部員登録完了しました。
〉係は何にしますか。
す、すばやい。
係ですか…そうじのおばちゃんとか。…ダメ?
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お名前: Tiny http://blog.livedoor.jp/tiny_tadoku/
投稿日: 2010/6/2(23:52)
------------------------------
〉〉【辞書倶楽部】
〉〉部員登録完了しました。
〉〉係は何にしますか。
〉す、すばやい。
〉係ですか…そうじのおばちゃんとか。…ダメ?
お掃除係に決定!
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〉〉〉【辞書倶楽部】
〉〉〉部員登録完了しました。
〉〉〉係は何にしますか。
〉〉す、すばやい。
〉〉係ですか…そうじのおばちゃんとか。…ダメ?
〉お掃除係に決定!
通っちゃった。
よろしくおねがいします〜。
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お名前: ako
投稿日: 2010/6/6(01:07)
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-------<ここから2010/6/1(02:42)記載部分>------------------
杏樹さん、読みましたー! お祝い3番目の場所とった〜(花見の席取りか)
今夜がもうこんな時間なのがくやしーぃ。睡魔襲来、意識不明寸前(笑)
ではあとで訂正機能を使って書き足しに来ますので、
是非この後は返答投稿をつけることなくそのまま放置しておいてくださいませませ!
(投稿が久しぶりなもので、ちょっと言い訳をしますと…
私は2004年から、この多読の場に参加していまして、
その当時から杏樹さんとは、相当数多く投稿往復してまいりましたため、
つい長年の顔(投稿)なじみの杏樹さん宛に馴れ馴れしい文体で投稿してしまいました。
どなた様もご容赦のほどを…
あ。そだそだ。Tiny辞書倶楽部雑用係殿、素晴らしいご祝儀投稿、
惚れ惚れと拝見させて頂いております〜)
-------<ここまで2010/6/1(02:42)記載部分>------------------
-------<ここから2010/6/6 記載部分 うわー、5日も経過してる、すみません〜>-------
杏樹さん、しばらくです。akoです。
ついに壱千萬語の大台突破、おめでとうございます!!!
駆け付け一言投稿しかできず、すみませんでした。
なんたって杏樹さんの人生一度きりの一千万語通過の時ですし(←誰にとっても、生涯一度でしょう(笑))
杏樹さんは、私の多読開始の初期の初期にとても好意的な励ましを下さった恩人先輩です。
これは是非、お礼も兼ねたお祝いを、と思い、ちょっと時間をいただきました。
〉ついに1000万語通過しました!(あ、英語です)。
〉通過本は「The Lord of the Rings」です。
おめでとうございます!! 納得の選択ですね。
>そう、多読を始めたときのとお〜い、とお〜い目標本。
そうでしたよねぇぇぇぇぇぇえええええ〜〜〜… ほんとにねぇぇぇぇえええええ〜〜〜
その遠い年月を想いますと、しみじみでございます…
>400万語の時に一度大キリンで読んでみましたが、ほとんど予備知識で補って、理解度はものすごく低かったです。ですからいつかはリベンジを…と思っていました。そしてついにリベンジを果たして1000万語通過しました。
ええ、ええ、もう、よ〜〜〜く知ってますとも、覚えてますよ、その時の投稿を。
投稿から立ち上る嬉しさと悔しさ、ご自分の英語力の冷静な自己分析も入った実にリアリティのある投稿でした。
だから、このリベンジの気持ちは、本当によくわかるつもりです。
〉なんで1000万語を待たずにフランス語に走ってしまったのか?我ながら謎でしたが、
ありますねー、そういうの。
アッチをやりたいはずなのに、つい、コッチに引っ掛かる、というパターン。
試験前夜に、つい懐かしのマンガを読みだしたら最後、最終巻まで止まらなくなるとか…。
(ガラかめ1巻から読み出したら最後、あああ(←体験あり、爆)
>それでもすこーしずつ英語の語数が増えてきて、ふと思いました。「指輪物語」は「ホビットの冒険」を合わせると50万語以上ありますから、これを1000万語通過本にすれば、40数万語で読み始めたら1000万語まで一気に行ける!
むふふふふふ…、日頃から無計画多読を自覚されてるわりには、綿密であられます、閣下(笑)
あ。もちろん、大台記念の通過本の時だけ、のことでございますですね!(汗!)
〉そしてフランス語が100万語通過して、英語の本を何冊か読んで、40数万語になったところで「指輪物語」を読み始めました。
「英語の本を何冊か読んで」…、だなんて、まぁー、
英語読むのが、そのへんの本を読むかのようにありきたりで当たり前のことみたいに…。
いや、「みたい」じゃなくて、ほんとに普段の当たり前の習慣になった、ということなんですね。
〉「The Hobitt」を読み始めてみますと、なんだかわかりやすいです。これ、もっとレベル高いはずじゃなかったっけ?と思いました。
ありますわぁー。わたしもそういう体験。
「自分がそんなレベル高いのを読めるはずがない!」というのが、
長年の思い込み、というか、もう、脳のシワの一本一本に染み付いております(笑)
>出だしは読みやすいのかもしれません。前に読んだときも、
>どうせ自分にはまだ読めるはずがないから中をのぞくだけでも…と思って開いて見ました。
わかるーー! どうせ読めるはずないけど、とりあえず、という、その気持ち!!
>そうしたら意外と読み進めることができたのでそのまま読んでしまったのです。
ありますねー、そういうの。これ、キリン読みの成功パターンですね。
何しろ、いつ自分が、どういうことで英語が上達?しているか、あまり実感できないので(多読の短所?)、
難しいかも、と思ってもとりあえず、のぞいてみるという姿勢は推奨ですね。
>前に読んだときは何が書いてあるのかほとんど理解できないまま無理矢理読み終えました。
うわー、よく頑張りましたねえー。ワタシはそういう本は即刻、投げの刑に処す、ですわ。(←モノは言い様(笑))
〉しかし今回は確かに難しいとは思いましたが、ほぼ内容を理解して読むことができました。
そうだったのですか〜〜、お嬢様、、、よくそこまでお育ちになって…(涙、ハラハラ(TT)
爺は…、爺は…、もう思い残すことはありませんです、、、
〉風景や地形の描写が細かくて、そのあたりが難しいようです。
風景や地形の描写がクリアにわかるって、相当ですよ。
アヴォンリーのだらだらした坂道を… あああ、不毛な思い出が(←赤毛のアン冒頭玉砕経験者(笑))
〉一度閉じた本を開いても、どこを読んでいたかちゃんとわかります。
これは実に面白い現象ですね。
そうかー。英文ビッシリの字面に慣れたかどうかが、これでわかる、と言えるかも。
〉しかしこの本は難易度が揃っていないというか、わかりやすいところとわかりにくいところがムラがあるように思います。私の読む能力の方が問題なのかもしれませんが、特に地形描写が中心になるような部分はわかりにくいです。わかりやすいところはスムーズに進むのですが。
読んでみたからこそ判明したのですから、読んでみてよかったですね。
どういう描写場面が苦手なのか弱みが判明すれば手の打ちようもありそうです。
〉多読前は知っているはずのなかった単語がたくさん「わかる」ことがわかりました。いつの間に覚えたのかわかりませんが、とにかく「いつのまにか」覚えている、それも「単語を覚えた」ではなく「わかる言葉が増えた」という感じです。
その感じ、すごくわかります。
だから「勉強したような気がしないのに」という感想につながるんだと思いますが、
それらの単語に相当回数、接した、ということなのでしょう。
>「指輪物語」を読んでいる間に覚えた言葉もあります。最初は単なる未知単語だったのが、何度か出てくるうちにすっかりわかるようになりました。
同じ作品や同じ作家の本って、文体だけでなく、好んで使われる単語にも個性がありそうです。
〉「ああ、これが読めたら…」と指をくわえているしかありませんでした。そのころ、辞書を引きながら英語の本をいくつか読んでみた結果、「辞書を引いても読めないものは読めない」ということを痛感していました。
そうですよねぇぇぇぇ〜〜〜 わかりますわぁー ヒトゴトじゃないですわー、涙ハラハラ、、、
成人して以降に、こういう「指くわえ時代」があると、(それも年単位(笑))
ほんと「自分は英語デキナイ」「わからない」という実感の記憶が鮮明ですからねぇぇぇ
〉400万語通過の時は大キリンで、本当にこれがもっとわかる日が来るのだろうかと思いました。
〉それが、本当に、本当に読める日が来たのです。
杏樹さんが感動してるのが伝わってきますわ〜。
〉確かにまだ難しかったです。わかりにくいところもありました。でも「指輪物語」が辞書も引かずに(時々引きましたけど)、普通の本を読むように読めるようになったのです。
〉本当に「読んでいればいつかは読めるようになる」んですね。
継続は力なりですね。 …う。平凡なことわざ書いてすみません、、、
>ああ、万年レベル3に悩んだ日々…。もともとの英語力が低いから、多読しても読む力には限界があるのではないかと思ったこともあります。でも「指輪物語」がこんなにわかるようになるなんて、やっぱり多読ってすごいです。
淡々と、基本的にはほぼ同じペースで継続されてきた杏樹さん「が」、すごいです。。。。
>一番すごいのは「勉強していない」ことです。文法の勉強や単語暗記をしたりせず、いつのまにか読めるようになったので、なんで読めるのか、あんなに難しかった本がなんで読めるのか、自分でもよくわかりません。
なんと、、、、、リアリティのあるセリフ。。。。
〉さて、フランス語で100万語通過して、さらに英語の本を読んでみようと未読本を発掘したら出てきたのは…。
〉Dragon Slayers' Academy
そ…、そういう有名本が、未読本としていつのまにかお部屋にあるんですね…(さりげなく動揺中)
〉1冊1万語ぐらいなので、フランス語で1万語読んでDSAを1冊読む、というサイクルで行けばフランス語と英語がバランスよく読んでいける計算です。
やっぱり綿密であられます、閣下(笑)
〉巻が進むと最初のおバカぶりとちょっと雰囲気が変わってきましたが、全体的にギャグマンガのような感じでどんどん読み進むことができました。レベル3あたりで何を読んだらいいか悩んでいる人がいたらお勧めしてみたいです。おフザケ、ギャグが好きかどうか確認してから…。
おおー! おフザケとギャグ、それは間違いなくワタシ向き。
ご紹介ありがとうございます。
〉そしてこれが9巻まで来たところで940万語越えたので、このへんで「指輪物語」を読み始めたらいいだろうと思って読み始めました。まず「The Hobbt」からです。(…ということで、「指輪物語」報告に戻る)。
いやぁー、充実した報告ありがとうございました。
聞いていて気持ちいいくらい、実に濃密な多読ライフを送っておられますね。
〉★多読と勉強
キタ〜〜〜〜〜〜! …あ(汗)、、、いや、え〜〜と、失礼しました(笑)
〉さて、1000万語読むのに7年半かかりました。
〉最初多読を始めたときはいくらなんでも「指輪物語」が読めるようになるなんて、と思いました。もしそのとき7年半かかると言われてたら「そんなにかかるの?!」と思って腰が引けたかもしれません。
ははは。たしかに。
7年前の時点で、杏樹さんに英語レベルチェックした人がいたとして、
「アナタのイマノエイゴリョクデハ、ユビワヨメルヨウニナルマデ、7ネンカカリマース」
と予言ができた人がいるだろうか…。
これから7年かかりますと言われて感じる7年と、いつの間にか経過した7年って、
自分の中に残る感覚は違いますよね。
あたしゃー、ハタチの頃、今の自分の年齢を想像すると、恐怖オバタリアンしか思い浮かびませんでしたが、
実際、今の年齢になってみると、なーんだ、少女Aが少女Bになったくらいか(爆)
ちなみに今の年齢は、まあ、言ってみれば、AKBよりは年上(笑)
すみませ〜ん、祝辞の席だもので、つい雑談が。
お詫びに、以下は多少真面目に…。
〉多読が効率が悪いような印象を与えるのはそういった部分かも知れません。100万語読んでもPBは読めないし。
初めて多読をやってみようという人が、100万語という数値をどう受け取るかが、実に多様なようなのですよね。
上達につながる、けれど資格検定類の点数保証する数値だと思い込むのは早計かもしれない、とか、
どういう読み方(飛ばし方、投げ方)をしていくかで、同じ語数を読んでも得られる結果が違ったり、とか。
100万語に到達するまでの期間を、最低限の試行錯誤の継続期間だと考えることも可能ですしね。
“いついつ”までに“ナニナニ”ができるという言われ方をしないと、なかなか続かないという人には、
当面の便宜的な到達目標としては有効ですし、
100万語読んでみて初めて、今後も自分のやり方として続けられるかどうか、ということがわかるとか、
本選びが自在にできるようになったり、自分で判断できるようになる、といったところでしょうか。
ただ100万語読むまでの期間に、相当得るものがあるのも間違いはないところですよね。
ワタシなど10万語でも得るものがありましたから。
>でも例えば遅めの設定で1年に100万語読んだとして、5年で500万語読んで、そのあたりまで来ると英語との付き合いが一生ものになる…というアプローチならどうでしょうか。
これ、とーってもいい言い方ですね。
「○○をすれば英語ができるようになる!」みたいな扇情的な言い方は、
もう新聞やネットの本の広告で耳タコ状態ですが、
英語との付き合い方が一生ものに…、という言い方は新鮮です。
SSSの標語に推薦したい。
〉そもそも語学の勉強は手間ヒマかかるものです。何ヶ月とか、1年とか学習期間が設定された語学教材をしてたとして、それはそれで真面目に勉強すればそれなりに力は付くでしょう。でもどんな勉強をしても、数ヶ月や1年で英語が「マスター」できるわけではありません。ペラペラしゃべってPBを読みこなし、メールのやり取りも映画を字幕なしで見るのもOK!というレベルになるにはよほど大変な勉強をしなくてはいけません。それならば、数年にわたって面白い本をたくさん読んでいくのと、どれだけ効果が違うのでしょうか。少なくとも多読の方が効率が悪い、ということはないと思います。試験のための勉強など特別な目的のための勉強なら別ですが。
あまりに同意箇所が多くて、圧倒されてしまいました(笑)
引用を切ってコメント差し挟むことができませんです(笑)
〉ただ、多読だけで何でもできる、と主張するのも原理主義的な考え方です。
〉多読は英語の強力な土台作り、基礎作りになると思います。もしもっと高度な英語力を身につけたいと思ったら、それはそれで目的に沿った勉強が必要です。そう、「目的」が重要です。英語で何がしたいのか、何が必要なのか、それを自分で考えて、自分に必要な英語を身につけていくという姿勢が必要です。
このあたり、ですね。
そりゃー、機関車トーマス多読だけでTOEFL高得点は難しいと思います〜(すみません、例が極端すぎ(笑))
〉でもそんなにたいして英語が必要じゃないとか、必要じゃないから勉強する気にならない、ということなら好きな本を読んでいればそれでいいでしょう。そこは自分で取捨選択することです。
そう! 自分で取捨選択、まさにそれ。
どういう必要性で英語をやっているのか(やらざるを得ないのか)が明確な人は話が早いです。
目下、英語が仕事でもない、収入も関係ない、明日の仕事が英語でプレゼン、というのでない限り、
英語との付き合い方は、自由自在の自分次第ですもの!
>多読は自分が英語と付き合うための基礎作り、土台作りだと思います。
〉多読と勉強は対立するものではなく、勉強したい人には多読を土台にすれば語学力を上げる強い助けになり、勉強したくない人もそれなりに英語がわかるようになっていくというフレキシブルな「勉強法」だと思います。
会場、し〜〜ん、、、、、←あまりにも見事な解説に圧倒されて声(文字)が出ない状態。
〉★単語、辞書について
〉まず小ネタ。「指輪物語」を読んでいて、知らない単語をいつの間にか覚えていることに気が付きましたが、それでもわからない単語が出てきたら辞書を引きました。
〉そこでやはり英英辞典がいいなと思ったところがあります。
以下、省略させていただきますが、わかりやすい好例でした。
私は英英なんて、以前は縁なき衆生だったですが、何と今はOALDならかなりラクに読めるようになりました。
学習者用に易しい英語で書かれてるからだと思いますが、
わたしは英語が専門ではないし、辞書についてはOALDだけで十分。
英英辞典を読めるようになるために多読してきたわけではないですが、
結果的に自分に必要なことはできるようになった、、、というわけですが、
易しい英英は実に楽しいですね、というか、楽しいと感じられるようになった、ということになります。
〉やはり辞書を引きながら読むと速度が落ちます。ということで、あまりマメに、ではなく適当に、速度を妨げない程度に、そしてあまり期待をしないで引くというスタンスで引くのがいいと思いました。
「あまり期待をしないで」というところがいいですね(笑)
杏樹さんの以前の辞書ひき実験の投稿も、みな読んでます。
わたしは、辞書を引かないとわからないものは読まない、というようにやってきたほうですが、
辞書を忌避も否定もしているわけではなく、
辞書には引き時がある、と思っていて、これがその時、と思う時は使っています。
杏樹さんの当時の投稿は体験を読むだけでしたが面白いと思いました。
多読原則の良さを認めることと辞書好きということは決して対立することではないですから(と私は思いますから)、
辞書については、辞書好きを自認する多読好きの皆さんが、
上手な辞書との付き合い方を洗練させていってくだされば、と思います。
〉それから、英語学習の掲示板でRy0tasanが言っていましたが、語彙を増やすには一定の速度で読む必要があるということです。
あー、これも同意です。
必要な速度が保たれていると、英語を読んでいる、という感じが減ってきて、
内容だけが入ってくる、という感じになりますよね!
〉多読とは、とにかく最初は「三原則を守って読むこと」で、多読の効果はその結果「体感」するものだということになっています。体感するのが大切だから理屈抜きにとにかく読んでみろ、ということです。特になぜ辞書を引いてはいけないのか納得できない人には無理矢理にでも「とにかく辞書を引かないで100万語読んでみてください」と言うしかありませんでした。
そうだったのですかー。
とりあえず原則だけは言ってみたものの、原則の理由が語れなかった、というわけですね。
なんか、今までの長年の杏樹さんのいろんな人への(特に多読を始めて日が浅い人への)アドバイスの経緯と事情がわかってきたような気がします。
「体感するのが大事だから、理屈抜きにやれ」というのは確かにその通りで、完全同意です。
問題は、理屈抜きではやれない、何が根拠なのか?と問われた時、
多読経験のない人に、説得力ある根拠をちゃんと言えるかどうか、ですよね。
〉一定の速度が必要だとなりますと、「辞書は引かない」「わからないところは飛ばす」は、その速度を保つために必要ということになります。そして一定の速度で内容がわかる本、つまりやさしい本から読む必要があるということになります。
これで原則の理由を言えるようになった!
>ただ、その速度をはっきり数字で規定してしまうと数字にとらわれてしまうなどの問題がありますので、ここはとりあえず「一定の速度で読むこと」程度の表現にしておいたほうがいいと思います。
実に行き届いておられます。
〉だから…というわけでもないんですが、「指輪物語」で一部音読してみました。きちんと発音しようとするとかえって発音に気をとられて内容がおろそかになったり速度が落ちたりしますが、「もごもごシャドウイング」みたいな感じで一定の速度を保つことだけ考えて声を出して読んでみました。
おー! シャドウイングはあまり好きではないと仰っていた杏樹さんが!
〉私は普通に読んでいるときはある程度脳内音読になっているのですが、この脳内音読がけっこうカタカナ英語です。特にわかりにくいところ、難しいところになると速度が落ちてますますカタカナ英語っぽくなってしまいます。それで強いアクセントだけはっきりさせて、あとは音をどんどん落として一定の速度を保ちながら読んでみようと思ったんです。そうしたら難しい箇所でもなんとなく、全体的に「こんな感じのことが書いてある」というのがつかみやすいような気がしました。
なるほど。
音読の実践の様子を文字で説明するのは難しいですが、なんかわかる気がします。
「音を落とす」というのも、なかなか腑に落ちる表現です。
〉それで思ったのは
〉細部にこだわるとかえってわからなくなる
〉ということです。
これを体感できたことが、大きな収穫ですね。
シャドウイングが契機だったと思われますか?
〉今までも「トップダウン方式」の理解とか、言葉の最小単位は文章、あるいは「物語」ということが言われてきました。英語の勉強ではなく、言葉として理解するためには、全体的に何が書いてあるか、をつかむ力をつけるのが大切なのです。それが細部にこだわりだすと、全体を見渡すことができなくなるのです。
まさにその通りで。
「全体をつかむ力」を、体感できるかどうかにかかっていそうです。
〉そのために、一定の速度で「すらすら」感を感じながら読んでいく練習が必要で、そのために「辞書は引かない」「わからないところは飛ばす」「レベル0〜1から読む」という方法が有効だということになります。
〉そして速度を保って読むことを体得できれば、その速度を妨げないように辞書を引けば大丈夫ということになります。
多読のコツですね。
ネット掲示板だけだと、「3原則通りに読んで楽しんでます」と同じことを言ってる人同士でも、
実際に会って個々に聞いてみると、「どう読んでるのか」が、だいぶ違うこともありますから、
こういう原則の根拠やコツについては、きちんと文字化できたほうが親切ですね。
〉★これから
〉多読で計画を立てるのはムダ、ということはさんざん思い知らされました。ですから計画は立てません。とりあえず英語と中国語はまずます好きな本を好きなように読めるようになってきたので未読本を片付けることだけ考えていればいいのですが(片付けるのが大変なのですが)、フランス語がもう少し読めるようになるまでやさしい本を読み続ける必要があります。これが一体どこまでできるものか…。
英語以外多読について、本当に勇敢なチャンレンジャー、というかフロンティア開拓者ですねぇー。
ゴールドラッシュが来る日が楽しみです。(この例え、OKでした?)
〉中国語が500万字通過してからほとんど止まっているので何とかしたいし、英語はDragon Slayers' Academyの続きを読みたいし、まだまだ未読本との格闘が続きそうです。
楽しそうな格闘であられます、閣下(笑)
〉おまけ
〉1000万語記念にTOEICを受けました。多読半年前に偶然受けていたので、500万語通過時に受けました。ですから次は1000万語通過したら受けようと思っていました。
〉でもテストの内容が変わっていて、比較になるのか不安です。リスニングも長文を聞くタイプのものが増えたようですし、長文問題もどっさり増えたようで、前よりずいぶん難しく感じました。下がってたらショックかも。
いやいや。児童書やファンタジーは、試験とは語彙があまりかぶってないですしね。試験対策に特化した勉強を全然しないで受検するなら、あまりショックを受ける必要もないかと思いますよ。各自の読書履歴から考えて納得がいく結果ならばよいかと。
でも、とにかく点数がいいってのは気分もいいですから、受けるからには気分のいい結果になりますように。
とにかく記念の大台突破、おめでとうございます。
杏樹さんがここまで多読という方法を継続されてきたことそのものにも敬意を表します。
もう英語を読むのは一生の楽しみですよね。わたしもです。
健やかなる時も病める時も読める時も読めない時も、ずっと楽しんでまいりましょう〜。
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お名前: 杏樹
投稿日: 2010/6/7(23:56)
------------------------------
akoさん、お待ちしておりました。
ちょっとカットしつつ…。
〉杏樹さん、しばらくです。akoです。
〉ついに壱千萬語の大台突破、おめでとうございます!!!
ありがとうございます。
〉駆け付け一言投稿しかできず、すみませんでした。
〉なんたって杏樹さんの人生一度きりの一千万語通過の時ですし(←誰にとっても、生涯一度でしょう(笑))
〉杏樹さんは、私の多読開始の初期の初期にとても好意的な励ましを下さった恩人先輩です。
〉これは是非、お礼も兼ねたお祝いを、と思い、ちょっと時間をいただきました。
akoさんの投稿はいつも力が入っていて、読むほうもドキドキします。
〉〉ついに1000万語通過しました!(あ、英語です)。
〉〉通過本は「The Lord of the Rings」です。
〉おめでとうございます!! 納得の選択ですね。
思いつきみたいなものですが…。
〉>そう、多読を始めたときのとお〜い、とお〜い目標本。
〉そうでしたよねぇぇぇぇぇぇえええええ〜〜〜… ほんとにねぇぇぇぇえええええ〜〜〜
〉その遠い年月を想いますと、しみじみでございます…
そこまで伸ばしていただきますと、遠さがしみじみとしみわたって感慨もひとしおです。
〉>400万語の時に一度大キリンで読んでみましたが、ほとんど予備知識で補って、理解度はものすごく低かったです。ですからいつかはリベンジを…と思っていました。そしてついにリベンジを果たして1000万語通過しました。
〉ええ、ええ、もう、よ〜〜〜く知ってますとも、覚えてますよ、その時の投稿を。
〉投稿から立ち上る嬉しさと悔しさ、ご自分の英語力の冷静な自己分析も入った実にリアリティのある投稿でした。
〉だから、このリベンジの気持ちは、本当によくわかるつもりです。
覚えておいでで…。ま、あの時は現場にも居合わせたことですからねー。
〉〉なんで1000万語を待たずにフランス語に走ってしまったのか?我ながら謎でしたが、
〉ありますねー、そういうの。
〉アッチをやりたいはずなのに、つい、コッチに引っ掛かる、というパターン。
〉試験前夜に、つい懐かしのマンガを読みだしたら最後、最終巻まで止まらなくなるとか…。
〉(ガラかめ1巻から読み出したら最後、あああ(←体験あり、爆)
ガラかめは読み出したら止まりませんよ〜。試験前に読むもんじゃありませんよ〜。
〉>それでもすこーしずつ英語の語数が増えてきて、ふと思いました。「指輪物語」は「ホビットの冒険」を合わせると50万語以上ありますから、これを1000万語通過本にすれば、40数万語で読み始めたら1000万語まで一気に行ける!
〉むふふふふふ…、日頃から無計画多読を自覚されてるわりには、綿密であられます、閣下(笑)
〉あ。もちろん、大台記念の通過本の時だけ、のことでございますですね!(汗!)
一つの本でこの語数ですから、別に計画を立てなくてもいけてしまうのです。
〉〉そしてフランス語が100万語通過して、英語の本を何冊か読んで、40数万語になったところで「指輪物語」を読み始めました。
〉「英語の本を何冊か読んで」…、だなんて、まぁー、
〉英語読むのが、そのへんの本を読むかのようにありきたりで当たり前のことみたいに…。
〉いや、「みたい」じゃなくて、ほんとに普段の当たり前の習慣になった、ということなんですね。
おお、それはいいことに気を付かせてくださいました。そう、「英語の本を読む」なんてこんなに軽々しく言ってのけてしまうとは、すごい変化ですね。
〉〉「The Hobitt」を読み始めてみますと、なんだかわかりやすいです。これ、もっとレベル高いはずじゃなかったっけ?と思いました。
〉ありますわぁー。わたしもそういう体験。
〉「自分がそんなレベル高いのを読めるはずがない!」というのが、
〉長年の思い込み、というか、もう、脳のシワの一本一本に染み付いております(笑)
まさしくその通りで…。私はいまだにヨコ文字を見ると反射的に「アカン、わからん」思ってしまいます。で、読んでみたら内容がわかってしまって「なんで?」と思います。
〉>出だしは読みやすいのかもしれません。前に読んだときも、
〉>どうせ自分にはまだ読めるはずがないから中をのぞくだけでも…と思って開いて見ました。
〉わかるーー! どうせ読めるはずないけど、とりあえず、という、その気持ち!!
えーと、これは最初に読んだときの回想で…。
〉>そうしたら意外と読み進めることができたのでそのまま読んでしまったのです。
〉ありますねー、そういうの。これ、キリン読みの成功パターンですね。
〉何しろ、いつ自分が、どういうことで英語が上達?しているか、あまり実感できないので(多読の短所?)、
〉難しいかも、と思ってもとりあえず、のぞいてみるという姿勢は推奨ですね。
そのために投げ技があるのです。
〉>前に読んだときは何が書いてあるのかほとんど理解できないまま無理矢理読み終えました。
〉うわー、よく頑張りましたねえー。ワタシはそういう本は即刻、投げの刑に処す、ですわ。(←モノは言い様(笑))
そういえばなぜ投げずに読んじゃったんでしょう?自分の報告を読み返す必要があるかも。
〉〉しかし今回は確かに難しいとは思いましたが、ほぼ内容を理解して読むことができました。
〉そうだったのですか〜〜、お嬢様、、、よくそこまでお育ちになって…(涙、ハラハラ(TT)
〉爺は…、爺は…、もう思い残すことはありませんです、、、
いつのまにじいやに…。
akoお嬢さまも知らないうちにお育ちになっているのでは。
〉〉風景や地形の描写が細かくて、そのあたりが難しいようです。
〉風景や地形の描写がクリアにわかるって、相当ですよ。
〉アヴォンリーのだらだらした坂道を… あああ、不毛な思い出が(←赤毛のアン冒頭玉砕経験者(笑))
赤毛のアンも冒頭は風景描写で読みにくいらしいですね。
〉〉一度閉じた本を開いても、どこを読んでいたかちゃんとわかります。
〉これは実に面白い現象ですね。
〉そうかー。英文ビッシリの字面に慣れたかどうかが、これでわかる、と言えるかも。
私もビックリしました。
〉〉しかしこの本は難易度が揃っていないというか、わかりやすいところとわかりにくいところがムラがあるように思います。私の読む能力の方が問題なのかもしれませんが、特に地形描写が中心になるような部分はわかりにくいです。わかりやすいところはスムーズに進むのですが。
〉読んでみたからこそ判明したのですから、読んでみてよかったですね。
〉どういう描写場面が苦手なのか弱みが判明すれば手の打ちようもありそうです。
手の打ちよう…あるんでしょうか?あるとしたら「読んでいれば読めるようになる」を期待するしかないんですけど。
〉〉多読前は知っているはずのなかった単語がたくさん「わかる」ことがわかりました。いつの間に覚えたのかわかりませんが、とにかく「いつのまにか」覚えている、それも「単語を覚えた」ではなく「わかる言葉が増えた」という感じです。
〉その感じ、すごくわかります。
〉だから「勉強したような気がしないのに」という感想につながるんだと思いますが、
〉それらの単語に相当回数、接した、ということなのでしょう。
やっぱりそこが「多」読ですね。
〉>「指輪物語」を読んでいる間に覚えた言葉もあります。最初は単なる未知単語だったのが、何度か出てくるうちにすっかりわかるようになりました。
〉同じ作品や同じ作家の本って、文体だけでなく、好んで使われる単語にも個性がありそうです。
ありますね。よく出てくる言葉。
〉〉「ああ、これが読めたら…」と指をくわえているしかありませんでした。そのころ、辞書を引きながら英語の本をいくつか読んでみた結果、「辞書を引いても読めないものは読めない」ということを痛感していました。
〉そうですよねぇぇぇぇ〜〜〜 わかりますわぁー ヒトゴトじゃないですわー、涙ハラハラ、、、
〉成人して以降に、こういう「指くわえ時代」があると、(それも年単位(笑))
〉ほんと「自分は英語デキナイ」「わからない」という実感の記憶が鮮明ですからねぇぇぇ
英語は今もできるとは言えません。ただ、英語の本を見ても指をくわえることはなくなりましたね。今は未読本が積みあがっていくのが怖いだけで…。
〉〉400万語通過の時は大キリンで、本当にこれがもっとわかる日が来るのだろうかと思いました。
〉〉それが、本当に、本当に読める日が来たのです。
〉杏樹さんが感動してるのが伝わってきますわ〜。
感動をわかってくれてうれしいです。
〉〉確かにまだ難しかったです。わかりにくいところもありました。でも「指輪物語」が辞書も引かずに(時々引きましたけど)、普通の本を読むように読めるようになったのです。
〉〉本当に「読んでいればいつかは読めるようになる」んですね。
〉継続は力なりですね。 …う。平凡なことわざ書いてすみません、、、
いえ、それこそ多読の真髄で。
〉>ああ、万年レベル3に悩んだ日々…。もともとの英語力が低いから、多読しても読む力には限界があるのではないかと思ったこともあります。でも「指輪物語」がこんなにわかるようになるなんて、やっぱり多読ってすごいです。
〉淡々と、基本的にはほぼ同じペースで継続されてきた杏樹さん「が」、すごいです。。。。
同じペースってあまり続かないです…。
〉>一番すごいのは「勉強していない」ことです。文法の勉強や単語暗記をしたりせず、いつのまにか読めるようになったので、なんで読めるのか、あんなに難しかった本がなんで読めるのか、自分でもよくわかりません。
〉なんと、、、、、リアリティのあるセリフ。。。。
akoさんもそう思いません?
〉〉さて、フランス語で100万語通過して、さらに英語の本を読んでみようと未読本を発掘したら出てきたのは…。
〉〉Dragon Slayers' Academy
〉そ…、そういう有名本が、未読本としていつのまにかお部屋にあるんですね…(さりげなく動揺中)
未読本はタドキストの証ですので…。
〉〉1冊1万語ぐらいなので、フランス語で1万語読んでDSAを1冊読む、というサイクルで行けばフランス語と英語がバランスよく読んでいける計算です。
〉やっぱり綿密であられます、閣下(笑)
ここはちゃんと計画を立てました。でもそれも「指輪物語」に突入するまでのつかの間のできごとで。読み終わったらこのペースを復活させて英語とフランス語を交互に読んで行きたいと思っていたのですが…思っていたのですが…。実は…またもや突発事態が…。
〉〉巻が進むと最初のおバカぶりとちょっと雰囲気が変わってきましたが、全体的にギャグマンガのような感じでどんどん読み進むことができました。レベル3あたりで何を読んだらいいか悩んでいる人がいたらお勧めしてみたいです。おフザケ、ギャグが好きかどうか確認してから…。
〉おおー! おフザケとギャグ、それは間違いなくワタシ向き。
〉ご紹介ありがとうございます。
そういうことでしたら、ぜひお読み下さい。1巻の始めの方はちょっと読みにくいですけど…。
〉〉そしてこれが9巻まで来たところで940万語越えたので、このへんで「指輪物語」を読み始めたらいいだろうと思って読み始めました。まず「The Hobbt」からです。(…ということで、「指輪物語」報告に戻る)。
〉いやぁー、充実した報告ありがとうございました。
〉聞いていて気持ちいいくらい、実に濃密な多読ライフを送っておられますね。
そういえばDSAも9巻って中途半端ですね。私の多読ライフは中途半端だらけです。
〉〉★多読と勉強
〉キタ〜〜〜〜〜〜! …あ(汗)、、、いや、え〜〜と、失礼しました(笑)
なにかご期待でもされたのでしょうか。
〉〉さて、1000万語読むのに7年半かかりました。
〉〉最初多読を始めたときはいくらなんでも「指輪物語」が読めるようになるなんて、と思いました。もしそのとき7年半かかると言われてたら「そんなにかかるの?!」と思って腰が引けたかもしれません。
〉ははは。たしかに。
〉7年前の時点で、杏樹さんに英語レベルチェックした人がいたとして、
〉「アナタのイマノエイゴリョクデハ、ユビワヨメルヨウニナルマデ、7ネンカカリマース」
〉と予言ができた人がいるだろうか…。
予言されたらそれはそれで困るでしょうね。
〉これから7年かかりますと言われて感じる7年と、いつの間にか経過した7年って、
〉自分の中に残る感覚は違いますよね。
〉あたしゃー、ハタチの頃、今の自分の年齢を想像すると、恐怖オバタリアンしか思い浮かびませんでしたが、
〉実際、今の年齢になってみると、なーんだ、少女Aが少女Bになったくらいか(爆)
〉ちなみに今の年齢は、まあ、言ってみれば、AKBよりは年上(笑)
〉すみませ〜ん、祝辞の席だもので、つい雑談が。
〉お詫びに、以下は多少真面目に…。
そうですねー。7年があっという間…。私もそういうお年頃になっているのに、AKBよりは上だけどね、レベルの感覚。こわっ。
〉〉多読が効率が悪いような印象を与えるのはそういった部分かも知れません。100万語読んでもPBは読めないし。
〉初めて多読をやってみようという人が、100万語という数値をどう受け取るかが、実に多様なようなのですよね。
〉上達につながる、けれど資格検定類の点数保証する数値だと思い込むのは早計かもしれない、とか、
〉どういう読み方(飛ばし方、投げ方)をしていくかで、同じ語数を読んでも得られる結果が違ったり、とか。
〉100万語に到達するまでの期間を、最低限の試行錯誤の継続期間だと考えることも可能ですしね。
〉“いついつ”までに“ナニナニ”ができるという言われ方をしないと、なかなか続かないという人には、
〉当面の便宜的な到達目標としては有効ですし、
〉100万語読んでみて初めて、今後も自分のやり方として続けられるかどうか、ということがわかるとか、
〉本選びが自在にできるようになったり、自分で判断できるようになる、といったところでしょうか。
〉ただ100万語読むまでの期間に、相当得るものがあるのも間違いはないところですよね。
〉ワタシなど10万語でも得るものがありましたから。
ふむふむ。確かに多読法で100万語読むと英語の感覚が変わりますからね。
〉>でも例えば遅めの設定で1年に100万語読んだとして、5年で500万語読んで、そのあたりまで来ると英語との付き合いが一生ものになる…というアプローチならどうでしょうか。
〉これ、とーってもいい言い方ですね。
〉「○○をすれば英語ができるようになる!」みたいな扇情的な言い方は、
〉もう新聞やネットの本の広告で耳タコ状態ですが、
〉英語との付き合い方が一生ものに…、という言い方は新鮮です。
〉SSSの標語に推薦したい。
いいのかなー。ともかく英語教材の謳い文句は信憑性に欠けますからねー。いえ、教材自体は確かにいいのでしょう。効果のある勉強法もたくさんあります。でも一番の問題はやる人の方で。続かないんですよね、勉強。それで挫折して終わってしまう。
〉〉そもそも語学の勉強は手間ヒマかかるものです。何ヶ月とか、1年とか学習期間が設定された語学教材をしてたとして、それはそれで真面目に勉強すればそれなりに力は付くでしょう。でもどんな勉強をしても、数ヶ月や1年で英語が「マスター」できるわけではありません。ペラペラしゃべってPBを読みこなし、メールのやり取りも映画を字幕なしで見るのもOK!というレベルになるにはよほど大変な勉強をしなくてはいけません。それならば、数年にわたって面白い本をたくさん読んでいくのと、どれだけ効果が違うのでしょうか。少なくとも多読の方が効率が悪い、ということはないと思います。試験のための勉強など特別な目的のための勉強なら別ですが。
〉あまりに同意箇所が多くて、圧倒されてしまいました(笑)
〉引用を切ってコメント差し挟むことができませんです(笑)
むりにコメントしなくてもかまいませんよー。
〉〉ただ、多読だけで何でもできる、と主張するのも原理主義的な考え方です。
〉〉多読は英語の強力な土台作り、基礎作りになると思います。もしもっと高度な英語力を身につけたいと思ったら、それはそれで目的に沿った勉強が必要です。そう、「目的」が重要です。英語で何がしたいのか、何が必要なのか、それを自分で考えて、自分に必要な英語を身につけていくという姿勢が必要です。
〉このあたり、ですね。
〉そりゃー、機関車トーマス多読だけでTOEFL高得点は難しいと思います〜(すみません、例が極端すぎ(笑))
すごい例え…。
〉〉でもそんなにたいして英語が必要じゃないとか、必要じゃないから勉強する気にならない、ということなら好きな本を読んでいればそれでいいでしょう。そこは自分で取捨選択することです。
〉そう! 自分で取捨選択、まさにそれ。
〉どういう必要性で英語をやっているのか(やらざるを得ないのか)が明確な人は話が早いです。
〉目下、英語が仕事でもない、収入も関係ない、明日の仕事が英語でプレゼン、というのでない限り、
〉英語との付き合い方は、自由自在の自分次第ですもの!
おお、名言。英語との付き合い方は自由自在!標語にしたいぐらいです。
〉>多読は自分が英語と付き合うための基礎作り、土台作りだと思います。
〉〉多読と勉強は対立するものではなく、勉強したい人には多読を土台にすれば語学力を上げる強い助けになり、勉強したくない人もそれなりに英語がわかるようになっていくというフレキシブルな「勉強法」だと思います。
〉会場、し〜〜ん、、、、、←あまりにも見事な解説に圧倒されて声(文字)が出ない状態。
大げさなんですが…。
〉〉★単語、辞書について
〉〉まず小ネタ。「指輪物語」を読んでいて、知らない単語をいつの間にか覚えていることに気が付きましたが、それでもわからない単語が出てきたら辞書を引きました。
〉〉そこでやはり英英辞典がいいなと思ったところがあります。
〉以下、省略させていただきますが、わかりやすい好例でした。
〉私は英英なんて、以前は縁なき衆生だったですが、何と今はOALDならかなりラクに読めるようになりました。
〉学習者用に易しい英語で書かれてるからだと思いますが、
〉わたしは英語が専門ではないし、辞書についてはOALDだけで十分。
〉英英辞典を読めるようになるために多読してきたわけではないですが、
〉結果的に自分に必要なことはできるようになった、、、というわけですが、
〉易しい英英は実に楽しいですね、というか、楽しいと感じられるようになった、ということになります。
英英辞典なんて、自分には縁のないものだと思ってましたね。
辞書倶楽部の雑用係さんはpicture dictionaryもいろいろご存知のようですよ。辞書倶楽部をのぞいたらおもしろいものを教えてくれるかもしれません。
〉〉やはり辞書を引きながら読むと速度が落ちます。ということで、あまりマメに、ではなく適当に、速度を妨げない程度に、そしてあまり期待をしないで引くというスタンスで引くのがいいと思いました。
〉「あまり期待をしないで」というところがいいですね(笑)
〉杏樹さんの以前の辞書ひき実験の投稿も、みな読んでます。
〉わたしは、辞書を引かないとわからないものは読まない、というようにやってきたほうですが、
〉辞書を忌避も否定もしているわけではなく、
〉辞書には引き時がある、と思っていて、これがその時、と思う時は使っています。
〉杏樹さんの当時の投稿は体験を読むだけでしたが面白いと思いました。
引き時も多読をしているうちに感じ取れるようになるんじゃないかと思います。でも私が辞書を引いてるのは辞書を引くのが好きだからで、好きじゃない人は引かなくていいですから。
〉多読原則の良さを認めることと辞書好きということは決して対立することではないですから(と私は思いますから)、
〉辞書については、辞書好きを自認する多読好きの皆さんが、
〉上手な辞書との付き合い方を洗練させていってくだされば、と思います。
でも引きたくない人まで引きかたを習得しようと思わないで欲しいですね。辞書なんかなくても英語の本は読めますから。
〉〉それから、英語学習の掲示板でRy0tasanが言っていましたが、語彙を増やすには一定の速度で読む必要があるということです。
〉あー、これも同意です。
〉必要な速度が保たれていると、英語を読んでいる、という感じが減ってきて、
〉内容だけが入ってくる、という感じになりますよね!
「内容が入ってくる」!その通りです。
〉〉多読とは、とにかく最初は「三原則を守って読むこと」で、多読の効果はその結果「体感」するものだということになっています。体感するのが大切だから理屈抜きにとにかく読んでみろ、ということです。特になぜ辞書を引いてはいけないのか納得できない人には無理矢理にでも「とにかく辞書を引かないで100万語読んでみてください」と言うしかありませんでした。
〉そうだったのですかー。
〉とりあえず原則だけは言ってみたものの、原則の理由が語れなかった、というわけですね。
〉なんか、今までの長年の杏樹さんのいろんな人への(特に多読を始めて日が浅い人への)アドバイスの経緯と事情がわかってきたような気がします。
そういうことまで読み取りますか…。
今までは伝統芸能のようだったんですね。ひたすら言われたとおりに何も考えずにやってみろ、身体で覚えろ、と。
〉「体感するのが大事だから、理屈抜きにやれ」というのは確かにその通りで、完全同意です。
〉問題は、理屈抜きではやれない、何が根拠なのか?と問われた時、
〉多読経験のない人に、説得力ある根拠をちゃんと言えるかどうか、ですよね。
誰もが根拠を必要としているわけではありませんが、説明はできるようになっておいたほうがいいんじゃないかと。
〉〉一定の速度が必要だとなりますと、「辞書は引かない」「わからないところは飛ばす」は、その速度を保つために必要ということになります。そして一定の速度で内容がわかる本、つまりやさしい本から読む必要があるということになります。
〉これで原則の理由を言えるようになった!
〉>ただ、その速度をはっきり数字で規定してしまうと数字にとらわれてしまうなどの問題がありますので、ここはとりあえず「一定の速度で読むこと」程度の表現にしておいたほうがいいと思います。
〉実に行き届いておられます。
〉〉だから…というわけでもないんですが、「指輪物語」で一部音読してみました。きちんと発音しようとするとかえって発音に気をとられて内容がおろそかになったり速度が落ちたりしますが、「もごもごシャドウイング」みたいな感じで一定の速度を保つことだけ考えて声を出して読んでみました。
〉おー! シャドウイングはあまり好きではないと仰っていた杏樹さんが!
シャドウイングはしてませんよ。
〉〉私は普通に読んでいるときはある程度脳内音読になっているのですが、この脳内音読がけっこうカタカナ英語です。特にわかりにくいところ、難しいところになると速度が落ちてますますカタカナ英語っぽくなってしまいます。それで強いアクセントだけはっきりさせて、あとは音をどんどん落として一定の速度を保ちながら読んでみようと思ったんです。そうしたら難しい箇所でもなんとなく、全体的に「こんな感じのことが書いてある」というのがつかみやすいような気がしました。
〉なるほど。
〉音読の実践の様子を文字で説明するのは難しいですが、なんかわかる気がします。
〉「音を落とす」というのも、なかなか腑に落ちる表現です。
〉〉それで思ったのは
〉〉細部にこだわるとかえってわからなくなる
〉〉ということです。
〉これを体感できたことが、大きな収穫ですね。
〉シャドウイングが契機だったと思われますか?
ですからシャドウイングはしてませんてば。これからもしません。
自分で声を出して読んだだけです。
〉〉今までも「トップダウン方式」の理解とか、言葉の最小単位は文章、あるいは「物語」ということが言われてきました。英語の勉強ではなく、言葉として理解するためには、全体的に何が書いてあるか、をつかむ力をつけるのが大切なのです。それが細部にこだわりだすと、全体を見渡すことができなくなるのです。
〉まさにその通りで。
〉「全体をつかむ力」を、体感できるかどうかにかかっていそうです。
従来型の勉強というのは、細部を積み重ねて全体がわかるようになっていくという順番でめざしていたと思うんです。
〉〉そのために、一定の速度で「すらすら」感を感じながら読んでいく練習が必要で、そのために「辞書は引かない」「わからないところは飛ばす」「レベル0〜1から読む」という方法が有効だということになります。
〉〉そして速度を保って読むことを体得できれば、その速度を妨げないように辞書を引けば大丈夫ということになります。
〉多読のコツですね。
〉ネット掲示板だけだと、「3原則通りに読んで楽しんでます」と同じことを言ってる人同士でも、
〉実際に会って個々に聞いてみると、「どう読んでるのか」が、だいぶ違うこともありますから、
〉こういう原則の根拠やコツについては、きちんと文字化できたほうが親切ですね。
「どう読んでいるか」は人の数だけありますから…。
絵本の音読が好きでそればかりやっている人もいますし。
〉〉★これから
〉〉多読で計画を立てるのはムダ、ということはさんざん思い知らされました。ですから計画は立てません。とりあえず英語と中国語はまずます好きな本を好きなように読めるようになってきたので未読本を片付けることだけ考えていればいいのですが(片付けるのが大変なのですが)、フランス語がもう少し読めるようになるまでやさしい本を読み続ける必要があります。これが一体どこまでできるものか…。
〉英語以外多読について、本当に勇敢なチャンレンジャー、というかフロンティア開拓者ですねぇー。
〉ゴールドラッシュが来る日が楽しみです。(この例え、OKでした?)
英語以外多読は難しいですからねえ。ゴールドラッシュなんか来るんでしょうか。
〉〉中国語が500万字通過してからほとんど止まっているので何とかしたいし、英語はDragon Slayers' Academyの続きを読みたいし、まだまだ未読本との格闘が続きそうです。
〉楽しそうな格闘であられます、閣下(笑)
だーかーらー…大変なんですってば。
〉〉おまけ
〉〉1000万語記念にTOEICを受けました。多読半年前に偶然受けていたので、500万語通過時に受けました。ですから次は1000万語通過したら受けようと思っていました。
〉〉でもテストの内容が変わっていて、比較になるのか不安です。リスニングも長文を聞くタイプのものが増えたようですし、長文問題もどっさり増えたようで、前よりずいぶん難しく感じました。下がってたらショックかも。
〉いやいや。児童書やファンタジーは、試験とは語彙があまりかぶってないですしね。試験対策に特化した勉強を全然しないで受検するなら、あまりショックを受ける必要もないかと思いますよ。各自の読書履歴から考えて納得がいく結果ならばよいかと。
〉でも、とにかく点数がいいってのは気分もいいですから、受けるからには気分のいい結果になりますように。
前より下がってたら…というのが気になるところなんです。試験用の勉強をほとんどしてないのは同じなんですから。
〉とにかく記念の大台突破、おめでとうございます。
〉杏樹さんがここまで多読という方法を継続されてきたことそのものにも敬意を表します。
〉もう英語を読むのは一生の楽しみですよね。わたしもです。
〉健やかなる時も病める時も読める時も読めない時も、ずっと楽しんでまいりましょう〜。
そういえばakoさんは最近何を読んでいるんでしょう?
ともかくakoさんもHappy Reading!
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お名前: ako
投稿日: 2010/6/12(01:08)
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杏樹さん、またakoです。お祝い返し週間、お疲れ様でーす。
すっかり観客となって楽しませていただきました。
〉akoさん、お待ちしておりました。
手ぐすね引いておられたか…と(^^)
〉〉これは是非、お礼も兼ねたお祝いを、と思い、ちょっと時間をいただきました。
〉akoさんの投稿はいつも力が入っていて、読むほうもドキドキします。
おおお、杏樹さんをドキドキさせられたと伺っただけで書いた甲斐がありました。
いつも暑苦しい投稿ですみません(笑)
〉〉英語読むのが、そのへんの本を読むかのようにありきたりで当たり前のことみたいに…。
〉〉いや、「みたい」じゃなくて、ほんとに普段の当たり前の習慣になった、ということなんですね。
〉おお、それはいいことに気を付かせてくださいました。そう、「英語の本を読む」なんてこんなに軽々しく言ってのけてしまうとは、すごい変化ですね。
そうですよ〜。心の習慣も結構、慣性の法則が働いてしまいますからね(汗)
「自分は英語はデキナイ」という強い思い込み保持期間が長〜い私たち(と言っていいと思っての「私たち」ですが、OK?)にとって、気軽にそう言えるっていうのは、見逃せない変化ですから。
多読開始直前の自分のことは、なかなか忘れられないですし、つい、こういうところに反応してしまいます。
まあ、一種の初心忘るるべからず、ということで。
(初心については、誤った解釈が広まってるそうなので、「一種の」としました。どの意味でもいいような気もするんですが、…と安易なことを言わず、世阿弥氏の発言だそうなので、ちゃんとした意味も調べてみました)
〉〉「自分がそんなレベル高いのを読めるはずがない!」というのが、
〉〉長年の思い込み、というか、もう、脳のシワの一本一本に染み付いております(笑)
〉まさしくその通りで…。私はいまだにヨコ文字を見ると反射的に「アカン、わからん」思ってしまいます。で、読んでみたら内容がわかってしまって「なんで?」と思います。
やはり心の習慣はそう簡単には消えませんな、そら、アカン〜(笑)
「なんで?」は、「な」を上げて言う東京風ではなく、上がり調子で「で?」でんな?
とにかく、多読以前は、「英文字しか書いてない紙面、文面、画面」というものを、
そもそも、読めるかどうか見ようとさえしないことがわたしの悪習慣でした。
今はだいぶ改善されましたけど、まだまだでんな。
〉〉>前に読んだときは何が書いてあるのかほとんど理解できないまま無理矢理読み終えました。
〉〉うわー、よく頑張りましたねえー。ワタシはそういう本は即刻、投げの刑に処す、ですわ。(←モノは言い様(笑))
〉そういえばなぜ投げずに読んじゃったんでしょう?自分の報告を読み返す必要があるかも。
壱千萬記念に、自分の区切りの時の過去投稿をまとめて読み直してみるといいかもしれませんね。
〉〉お嬢様、、、よくそこまでお育ちになって…(涙、ハラハラ(TT)
〉〉爺は…、爺は…、もう思い残すことはありませんです、、、
〉いつのまにじいやに…。
〉akoお嬢さまも知らないうちにお育ちになっているのでは。
少女の次は、途中がなくて一気にオバタリアン(爆)
喫茶店で物静かに洋書を読む熟女マダムに軌道修正したいところです。
あああ、でも今日も電車で読んだのは「Berenstain Bears」
英語自在マダムへの道は遠い…
〉〉〉1冊1万語ぐらいなので、フランス語で1万語読んでDSAを1冊読む、というサイクルで行けばフランス語と英語がバランスよく読んでいける計算です。
〉〉やっぱり綿密であられます、閣下(笑)
〉ここはちゃんと計画を立てました。でもそれも「指輪物語」に突入するまでのつかの間のできごとで。読み終わったらこのペースを復活させて英語とフランス語を交互に読んで行きたいと思っていたのですが…思っていたのですが…。実は…またもや突発事態が…。
突発事態! いったい閣下に何が?気になりまする!
〉〉英語との付き合い方が一生ものに…、という言い方は新鮮です。
〉〉SSSの標語に推薦したい。
〉いいのかなー。ともかく英語教材の謳い文句は信憑性に欠けますからねー。いえ、教材自体は確かにいいのでしょう。効果のある勉強法もたくさんあります。でも一番の問題はやる人の方で。続かないんですよね、勉強。それで挫折して終わってしまう。
ダイエットと同じで(←自爆)
ダイエットでも記録するだけ方法がヒットしましたけど、多読語数つけるのも似てる気がしました(笑)
〉〉〉ただ、多読だけで何でもできる、と主張するのも原理主義的な考え方です。
〉〉〉多読は英語の強力な土台作り、基礎作りになると思います。もしもっと高度な英語力を身につけたいと思ったら、それはそれで目的に沿った勉強が必要です。そう、「目的」が重要です。英語で何がしたいのか、何が必要なのか、それを自分で考えて、自分に必要な英語を身につけていくという姿勢が必要です。
〉〉このあたり、ですね。
〉〉そりゃー、機関車トーマス多読だけでTOEFL高得点は難しいと思います〜(すみません、例が極端すぎ(笑))
〉すごい例え…。
説得力なさすぎですみません…
TOEICならまだしも、TOEFLにするという無謀(呆)
実は以前、英語ができなくて切実に困る仕事場にいた時は必死だったんですが、
いま、そういう立場から解放されてしまったもので、
つい無責任言いたい放題になってしまいまして(笑)
(切実な立場で頑張ってる方、ゴメンナサイ…)
〉〉目下、英語が仕事でもない、収入も関係ない、明日の仕事が英語でプレゼン、というのでない限り、
〉〉英語との付き合い方は、自由自在の自分次第ですもの!
〉おお、名言。英語との付き合い方は自由自在!標語にしたいぐらいです。
ははは。まあ、それは、切実でない場合は、ということで。
できてもできなくても全然こまらない外国語で息抜きするのは楽しいです〜
〉〉>多読は自分が英語と付き合うための基礎作り、土台作りだと思います。
〉〉〉多読と勉強は対立するものではなく、勉強したい人には多読を土台にすれば語学力を上げる強い助けになり、勉強したくない人もそれなりに英語がわかるようになっていくというフレキシブルな「勉強法」だと思います。
〉〉会場、し〜〜ん、、、、、←あまりにも見事な解説に圧倒されて声(文字)が出ない状態。
〉大げさなんですが…。
ははは。
できる人はますますできる、できない人もそれなりに…。
なんか懐かしいCMのような気が(笑)
生涯に一度の壱千萬語記念ですもの、ちょっとくらい大げさに楽しみましょ〜よ〜
長い継続ですから、途中、楽しいひと時があるのもいいですし。
漢字も故意に、壱千萬としました。
幕末の大変な時にも、誰かが言ってたような気がします。
面白き事もなき世をおもしろく、の一つの実践です。
政権も交替したことですし!ワールドサッカーも初のアフリカ大陸ですし!
〉辞書倶楽部の雑用係さんはpicture dictionaryもいろいろご存知のようですよ。辞書倶楽部をのぞいたらおもしろいものを教えてくれるかもしれません。
そうなんですよ、OALDのサイト、某雑用係さんの投稿で拝見して知りました。
実は昔、20世紀のことですが、英語挫折して諦めていた頃、紙のOALDも持ってました。
全然、使いこなせるどころか、ちょっとした意味説明もロクに読めなくて、
完璧挫折の証拠品のような状態で書棚奥に鎮座して。
ところが、21世紀になって、こうしてネットでラクに使えるという、、、
某係さん、ありがとうございます!!
〉引き時も多読をしているうちに感じ取れるようになるんじゃないかと思います。
それです。私はそうなれた、と思います。(自分では、、ですけど…)
>でも私が辞書を引いてるのは辞書を引くのが好きだからで、好きじゃない人は引かなくていいですから。
私なぞは、辞書を好きも嫌いも、そういう感情を抱いたことがそもそもないですから(笑)
使わなくていいなら、シメタ、ってなモンです。
〉〉多読原則の良さを認めることと辞書好きということは決して対立することではないですから(と私は思いますから)、
〉〉辞書については、辞書好きを自認する多読好きの皆さんが、
〉〉上手な辞書との付き合い方を洗練させていってくだされば、と思います。
〉でも引きたくない人まで引きかたを習得しようと思わないで欲しいですね。
そのあたり、難しいですね。
辞書関係の投稿があるだけで、辞書を推奨してるかのように誤解して受け取られる可能性もありますから、投稿のたびに、誤解を招かないよう断り書きするしかないのかも。
>辞書なんかなくても英語の本は読めますから。
まったくだ! (辞書ナシで読める英語本が大量にあった、という意味で)
〉〉必要な速度が保たれていると、英語を読んでいる、という感じが減ってきて、
〉〉内容だけが入ってくる、という感じになりますよね!
〉「内容が入ってくる」!その通りです。
杏樹さんもやっぱり!
さらに追加すると、英語で読んだかどうかも思い出せないくらいになったものがありました。
たしか、アレは英語でしか読んでないはずなのに…、という感じで。
〉〉なんか、今までの長年の杏樹さんのいろんな人への(特に多読を始めて日が浅い人への)アドバイスの経緯と事情がわかってきたような気がします。
〉そういうことまで読み取りますか…。
ふふふふふ… 掲示板投稿は行間を読まれるのです。怖いのです(笑)
〉今までは伝統芸能のようだったんですね。ひたすら言われたとおりに何も考えずにやってみろ、身体で覚えろ、と。
伝統芸能!! 多読は伝統芸能だったのか(大爆笑)
数年前の酒井先生と古川先生に言ってみたい(おっととと、爆)
〉誰もが根拠を必要としているわけではありませんが、説明はできるようになっておいたほうがいいんじゃないかと。
杏樹さんは、掲示板という場で、ご自分で実践できますね。
〉〉〉「もごもごシャドウイング」みたいな感じで一定の速度を保つことだけ考えて声を出して読んでみました。
〉〉おー! シャドウイングはあまり好きではないと仰っていた杏樹さんが!
〉シャドウイングはしてませんよ。
あーっ! すみませ〜〜〜ん、私の完全な誤読だ(笑)
本を見てご自分で声を出して読んだ、ですね。アカペラですね。
音声を流した、とは書いてないのに…、わたしったら〜〜。
誤読の原因を考えてみましたところ、、、、
私の場合、習慣的にシャドウイングしてきたものだから、
つい、「声を出す」という文字列が書いてあるだけで、
即、シャドウイングをしてる様子を連想してしまいました。
失礼しました〜
〉〉〉★これから
〉〉英語以外多読について、本当に勇敢なチャンレンジャー、というかフロンティア開拓者ですねぇー。
〉〉ゴールドラッシュが来る日が楽しみです。(この例え、OKでした?)
〉英語以外多読は難しいですからねえ。ゴールドラッシュなんか来るんでしょうか。
お部屋の中は、すでに相当、易しいフランス語本でラッシュアワーになってたりして。
勝手な想像、ごめんなさ〜い。
借り中心でやってる私でさえも、観念して洋書専用書棚を一つだけ増設、
すでにぎっしりです…
〉〉〉まだまだ未読本との格闘が続きそうです。
〉〉楽しそうな格闘であられます、閣下(笑)
〉だーかーらー…大変なんですってば。
未読本の片付けで大変大変と騒いでいるうちに英語(と中国語)が読めるようになっていた、という感じで?
ふだんは英語上達とかテスト点数のことは考えてなくて、未読片付けに追われることにアタマ一杯だから?(笑)
〉〉〉おまけ
〉試験用の勉強をほとんどしてないのは同じなんですから。
試験を娯楽にできる自由な立場を享受なさってくだされませ。
〉〉もう英語を読むのは一生の楽しみですよね。わたしもです。
〉〉健やかなる時も病める時も読める時も読めない時も、ずっと楽しんでまいりましょう〜。
〉そういえばakoさんは最近何を読んでいるんでしょう?
ふっふっふ。私自身も驚いてます。そのうち自分で投稿してみたいです。
〉ともかくakoさんもHappy Reading!
ありがとうございます。おめでとうございました!
------------------------------
akoさん、こんにちは。
どんどん長くなりかねないので、部分反応です。
〉杏樹さん、またakoです。お祝い返し週間、お疲れ様でーす。
〉すっかり観客となって楽しませていただきました。
ビックリするほどいろんな人が来てくれて、本当にありがたいです。
〉〉akoさん、お待ちしておりました。
〉手ぐすね引いておられたか…と(^^)
多分忙しいんだろ〜な〜、と思いつつ、予告されたら期待してしまって。
〉〉おお、それはいいことに気を付かせてくださいました。そう、「英語の本を読む」なんてこんなに軽々しく言ってのけてしまうとは、すごい変化ですね。
〉そうですよ〜。心の習慣も結構、慣性の法則が働いてしまいますからね(汗)
〉「自分は英語はデキナイ」という強い思い込み保持期間が長〜い私たち(と言っていいと思っての「私たち」ですが、OK?)にとって、気軽にそう言えるっていうのは、見逃せない変化ですから。
〉多読開始直前の自分のことは、なかなか忘れられないですし、つい、こういうところに反応してしまいます。
〉まあ、一種の初心忘るるべからず、ということで。
akoさんに「私たち」と言ってもらえるのは光栄です。「英語デキナイ」思い込み仲間ですね〜。
〉〉〉「自分がそんなレベル高いのを読めるはずがない!」というのが、
〉〉〉長年の思い込み、というか、もう、脳のシワの一本一本に染み付いております(笑)
〉〉まさしくその通りで…。私はいまだにヨコ文字を見ると反射的に「アカン、わからん」思ってしまいます。で、読んでみたら内容がわかってしまって「なんで?」と思います。
〉やはり心の習慣はそう簡単には消えませんな、そら、アカン〜(笑)
〉「なんで?」は、「な」を上げて言う東京風ではなく、上がり調子で「で?」でんな?
その通りで。
〉とにかく、多読以前は、「英文字しか書いてない紙面、文面、画面」というものを、
〉そもそも、読めるかどうか見ようとさえしないことがわたしの悪習慣でした。
〉今はだいぶ改善されましたけど、まだまだでんな。
方言はつられる、という法則が…。
でも英文字が並んでても読んでみたらわかってしまうんでしょう?
〉〉ここはちゃんと計画を立てました。でもそれも「指輪物語」に突入するまでのつかの間のできごとで。読み終わったらこのペースを復活させて英語とフランス語を交互に読んで行きたいと思っていたのですが…思っていたのですが…。実は…またもや突発事態が…。
〉突発事態! いったい閣下に何が?気になりまする!
ああ、手が滑って余計なことを書いてしまいました。手が滑った以上説明責任が…。
実はちょうど「指輪物語」を読み終えたばかりの時に大阪にある「上海新天地」へ行ったんです。そうしたら、書籍売り場のところで…目に留まってしまったんです…おもしろそうな本が…。1930年代の上海のお話…。かなり分厚いので読むのは難しいだろうなー、と思ってスルーしかかったんですが。でもどうしても気になって仕方がありません。それに今見過ごしたら次回手に入る保証はありません。だったらこれは購入して積んでおくしかないか…と決意を固めて手にとってレジへ行ってしまったのです。
それでですね、ちょっと中をのぞいてみたのです。読みにくかったらやめるつもりで…。最初の2ページぐらいは内容をつかみにくいと思ったんですが、なんだかそのままわからないところはどんどん飛ばして読み続けてしまって…だんだん先が気になってきて…やめられなくなりました。
「指輪物語」を読んだらDSAとフランス語の本を交互に読むぞー!と思っていたはずなのに、はずなのに、はずなのにー!
英語はともかく、フランス語が進まないまま突然中国語の語数を増やすことになってしまったのです…。それもかなりの語数(字数)ありそうです。
それで結局またもや
♪計画通り〜う〜ま〜く〜運ぶわけはなーいー
という事態になったというわけです。
〉生涯に一度の壱千萬語記念ですもの、ちょっとくらい大げさに楽しみましょ〜よ〜
〉長い継続ですから、途中、楽しいひと時があるのもいいですし。
〉漢字も故意に、壱千萬としました。
そうですねー、大げさでもいいんですね。
漢数字にもそのような意図が隠されていたとは。
〉〉引き時も多読をしているうちに感じ取れるようになるんじゃないかと思います。
〉それです。私はそうなれた、と思います。(自分では、、ですけど…)
自分で感じ取るものですから、思い込みでいいんですよ。
〉>でも私が辞書を引いてるのは辞書を引くのが好きだからで、好きじゃない人は引かなくていいですから。
〉私なぞは、辞書を好きも嫌いも、そういう感情を抱いたことがそもそもないですから(笑)
〉使わなくていいなら、シメタ、ってなモンです。
そういう人の方が多読はうまくいくんですね。どうして辞書を引いてはいけないんですかーなんて考えないほうが。
〉〉〉多読原則の良さを認めることと辞書好きということは決して対立することではないですから(と私は思いますから)、
〉〉〉辞書については、辞書好きを自認する多読好きの皆さんが、
〉〉〉上手な辞書との付き合い方を洗練させていってくだされば、と思います。
〉〉でも引きたくない人まで引きかたを習得しようと思わないで欲しいですね。
〉そのあたり、難しいですね。
〉辞書関係の投稿があるだけで、辞書を推奨してるかのように誤解して受け取られる可能性もありますから、投稿のたびに、誤解を招かないよう断り書きするしかないのかも。
多読は本当に人それぞれ、なんですが「自分はこれがいい」というのをつかむまでは、人の発言に左右されるところはありますね。
〉>辞書なんかなくても英語の本は読めますから。
〉まったくだ! (辞書ナシで読める英語本が大量にあった、という意味で)
難しい本も愛があれば辞書なしで読めます。
〉〉〉必要な速度が保たれていると、英語を読んでいる、という感じが減ってきて、
〉〉〉内容だけが入ってくる、という感じになりますよね!
〉〉「内容が入ってくる」!その通りです。
〉杏樹さんもやっぱり!
〉さらに追加すると、英語で読んだかどうかも思い出せないくらいになったものがありました。
〉たしか、アレは英語でしか読んでないはずなのに…、という感じで。
わかっているときほど「文章」じゃなくて「内容」で覚えています。会話もそうなんです。スムーズにやり取りできているときほど細かい文章を覚えていません。
〉〉〉おー! シャドウイングはあまり好きではないと仰っていた杏樹さんが!
〉〉シャドウイングはしてませんよ。
〉あーっ! すみませ〜〜〜ん、私の完全な誤読だ(笑)
〉本を見てご自分で声を出して読んだ、ですね。アカペラですね。
〉音声を流した、とは書いてないのに…、わたしったら〜〜。
美しき誤解?
〉誤読の原因を考えてみましたところ、、、、
〉私の場合、習慣的にシャドウイングしてきたものだから、
〉つい、「声を出す」という文字列が書いてあるだけで、
〉即、シャドウイングをしてる様子を連想してしまいました。
〉失礼しました〜
akoさんはバリバリシャドウイングをやってきましたからね。すぐ反応してしまうのでしょう。
〉お部屋の中は、すでに相当、易しいフランス語本でラッシュアワーになってたりして。
〉勝手な想像、ごめんなさ〜い。
〉借り中心でやってる私でさえも、観念して洋書専用書棚を一つだけ増設、
〉すでにぎっしりです…
英語、中国語、フランス語がつくだにになっています…。この未読本、どうすんねん、という状態で…。
〉未読本の片付けで大変大変と騒いでいるうちに英語(と中国語)が読めるようになっていた、という感じで?
〉ふだんは英語上達とかテスト点数のことは考えてなくて、未読片付けに追われることにアタマ一杯だから?(笑)
英語上達?テストの点数?学校出てから縁のない言葉です…。
未読本を片付けようと「計画」しても、突発的に出会った本にいきなり突入したりしますし、次に自分が何を読んでいるかすら考えられません。
〉〉〉〉おまけ
〉〉試験用の勉強をほとんどしてないのは同じなんですから。
〉試験を娯楽にできる自由な立場を享受なさってくだされませ。
「試験を娯楽に」…おお〜、それはまたスバラシイ考え方ですね。
〉〉〉もう英語を読むのは一生の楽しみですよね。わたしもです。
〉〉〉健やかなる時も病める時も読める時も読めない時も、ずっと楽しんでまいりましょう〜。
〉〉そういえばakoさんは最近何を読んでいるんでしょう?
〉ふっふっふ。私自身も驚いてます。そのうち自分で投稿してみたいです。
うわ〜、何でしょう?気になる〜。
多読に無理は禁物、掲示板もプレッシャーになるのはよくありませんが、ぼちぼちとでも教えてくれたらうれしいです。
〉〉ともかくakoさんもHappy Reading!
〉ありがとうございます。おめでとうございました!
重ね重ねありがとうございます。
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11953. Re: ついに1000万語!「指輪物語」で通過
お名前: b-73
投稿日: 2010/6/1(19:05)
------------------------------
1000万語おめでとうございます。部分反応で、引用部分の順番が変わっていますが。
> しかしこの本は難易度が揃っていないというか、わかりやすいところとわかりにくいところがムラがあるように思います。私の読む能力の方が問題なのかもしれませんが、特に地形描写が中心になるような部分はわかりにくいです。わかりやすいところはスムーズに進むのですが。
自分は1000万語には遠いですが、エラゴン読んだとき、こんな感想持ちました。特に最初の方、滝の描写や岩の描写が何ページかあるところが凝っていて、はじめて見る単語だらけでイメージがわかなかったです(あとドワーフの住処のところや戦略の説明等)。難しいところを超えるとスムーズでした。
Earthseaの2巻でも砂漠だか荒地だかの描写で、同じつまり方しましたが、こっちのほうは1ページかそこらだけで、そこ超えるとヤッパリ問題ない感じだったのでスルーしてました(笑
> ビルボはBurglerと言われます。これは多読で覚えた言葉ですが、ビルボがBurgler??と思いました。それで英和辞典を見てみました。「夜盗、盗賊」と書いてあります。
> someone who enters a building illegally in order to steel things
> つまりここではenters a building illegallyの意味が重要らしいです。そういえば邦訳では「忍びのもの」となっていました。
うちの電子辞書の英和(3冊)だと以下になります。
・住居侵入者, 押し込み、強盗(cf. burglary, housebreaker 1)
・【初16c;アングロ=ラテン語 burglator. 「都市の泥棒」が原義】
強盗, (特に)夜盗<<◆昼間の強盗はhousebreaker;ただし最近では昼夜に関係なくburglarを使うことが多い>>; (一般に)住居侵入者, 泥棒
・住居侵入者, ((通例 夜間の))強盗, 夜盗(cf. HOUSEBREAKER), <<俗>>詐欺師
うちのだと「住居侵入者」から不法侵入の意味合いにたどり着ける可能性はありますが、ふわっとした感じが消え、意味の幅が狭まっているので問題が出るかもです。
英英は(学習用だと収録単語数の問題はあるかもしれませんが)英和と違い、どの辞書買っても間違いがない印象ありますし、(最近またちょくちょく見るようになったんですが)ライティングの参考にもなるなーという感想を持っています。
> 多読前は知っているはずのなかった単語がたくさん「わかる」ことがわかりました。
前は(少なくともAlex Rider読んでいたとき)ニュースや単語集の単語がガンガン出ていたので、どれが多読で身につけた単語か分からなかったのですが(どちらかというとコンビネーションで身につけていた印象)、最近読んだEarthseaだと、ニュース等で覚えた単語より、前に読んだ本(前の巻や中世やどっかの村が舞台の本とか)で見た単語が多く出てきていた気がします。
あれは同じような前後(単語とかが)やシチュエーションに反応して脳の片隅から出てきてくれているんですかね。数回見ただけ(もっと見てんのかな?)で特に覚えようともしてないので、何で覚えているのか。自分の場合「このスペルの並びは、どこかで見た」という記憶が残っているだけで、実は意味を前後から推測していた可能性はありますけど(w、意外に覚えているなーという印象を持っています。
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お名前: 杏樹
投稿日: 2010/6/1(23:30)
------------------------------
b-73さん、こんにちは。
〉1000万語おめでとうございます。部分反応で、引用部分の順番が変わっていますが。
ありがとうございます。お祝いに来てくれただけでもうれしいです。
〉> しかしこの本は難易度が揃っていないというか、わかりやすいところとわかりにくいところがムラがあるように思います。私の読む能力の方が問題なのかもしれませんが、特に地形描写が中心になるような部分はわかりにくいです。わかりやすいところはスムーズに進むのですが。
〉自分は1000万語には遠いですが、エラゴン読んだとき、こんな感想持ちました。特に最初の方、滝の描写や岩の描写が何ページかあるところが凝っていて、はじめて見る単語だらけでイメージがわかなかったです(あとドワーフの住処のところや戦略の説明等)。難しいところを超えるとスムーズでした。
エラゴンは読んだことがありませんが、やはりファンタジーは物語の世界を説明するのにそういう部分があるのかもしれませんね。
〉Earthseaの2巻でも砂漠だか荒地だかの描写で、同じつまり方しましたが、こっちのほうは1ページかそこらだけで、そこ超えるとヤッパリ問題ない感じだったのでスルーしてました(笑
えーと「こわれた腕輪」でしたっけ。
やはりそういうところは飛ばせばいいんですね。
〉> ビルボはBurglerと言われます。これは多読で覚えた言葉ですが、ビルボがBurgler??と思いました。それで英和辞典を見てみました。「夜盗、盗賊」と書いてあります。
〉> someone who enters a building illegally in order to steel things
〉> つまりここではenters a building illegallyの意味が重要らしいです。そういえば邦訳では「忍びのもの」となっていました。
〉うちの電子辞書の英和(3冊)だと以下になります。
〉・住居侵入者, 押し込み、強盗(cf. burglary, housebreaker 1)
〉・【初16c;アングロ=ラテン語 burglator. 「都市の泥棒」が原義】
〉 強盗, (特に)夜盗<<◆昼間の強盗はhousebreaker;ただし最近では昼夜に関係なくburglarを使うことが多い>>; (一般に)住居侵入者, 泥棒
〉・住居侵入者, ((通例 夜間の))強盗, 夜盗(cf. HOUSEBREAKER), <<俗>>詐欺師
〉うちのだと「住居侵入者」から不法侵入の意味合いにたどり着ける可能性はありますが、ふわっとした感じが消え、意味の幅が狭まっているので問題が出るかもです。
〉英英は(学習用だと収録単語数の問題はあるかもしれませんが)英和と違い、どの辞書買っても間違いがない印象ありますし、(最近またちょくちょく見るようになったんですが)ライティングの参考にもなるなーという感想を持っています。
「辞書は引かない」というのは、英英辞典を使えるようになるまで待つ、という意味もあると思います。英英辞典を引いたら、「対応する日本語」ではなくてその言葉の意味がしっかりつかめるように思います。ライティングの参考にもなりますか。
〉> 多読前は知っているはずのなかった単語がたくさん「わかる」ことがわかりました。
〉前は(少なくともAlex Rider読んでいたとき)ニュースや単語集の単語がガンガン出ていたので、どれが多読で身につけた単語か分からなかったのですが(どちらかというとコンビネーションで身につけていた印象)、最近読んだEarthseaだと、ニュース等で覚えた単語より、前に読んだ本(前の巻や中世やどっかの村が舞台の本とか)で見た単語が多く出てきていた気がします。
本によって使われている語彙に特徴がありますからね。ゲド戦記ならやはりニュースよりもファンタジー特有の言葉の方が多いんでしょう。
〉あれは同じような前後(単語とかが)やシチュエーションに反応して脳の片隅から出てきてくれているんですかね。数回見ただけ(もっと見てんのかな?)で特に覚えようともしてないので、何で覚えているのか。自分の場合「このスペルの並びは、どこかで見た」という記憶が残っているだけで、実は意味を前後から推測していた可能性はありますけど(w、意外に覚えているなーという印象を持っています。
無意識に流していても、何度か出てくると「見たことあるな」と思いますね。それに前後の意味や物語の流れでなんとなくわかってきますし。辞書を引かなくても言葉は覚えられるんだというのが多読でわかりました。
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お名前: b-73
投稿日: 2010/6/2(06:30)
------------------------------
杏樹さん、おはようございます。
> 英英辞典を引いたら、「対応する日本語」ではなくてその言葉の意味がしっかりつかめるように思います。
英英よさそうな感じですね、メインにしたいなーと思っているのですが、どうも試すと英和引いてるときより止まる感じがして(文脈から分かってそうな単語を確認のために片っ端から引くとかのほうが止まりますし、精神的に疲れますが)自分がプレ多読はじめたころのやり方に回帰しています。
> ライティングの参考にもなりますか。
はい、まだライティングはやり始めた(というか再挑戦)ばかりなので、英英がどのぐらい参考になるか見当ついていませんが。「火曜から土曜」と言いたくて、「from Tuesday to Saturday」と書いたあと、他の表現ないのかな、と思い試しに「weekday」を引いたら「A weekday is any of the days of the week except Saturday and Sunday」とあって、「ああっ英語にはexceptって表現あったな、聞いたことある」とかそんなレベルでバタバタとやっています(w 求めていたのとはちょっと違う表現でしたけど。
> ありがとうございます。お祝いに来てくれただけでもうれしいです。
これ言っていただけてほっとしました。こちらこそ、ありがとうございました。
以下の行、かっこいい気がしたのでコメントはないのですが引用を(笑)失礼しました。
> 辞書を引かなくても言葉は覚えられるんだというのが多読でわかりました。
------------------------------
b-73さん、こんにちは。
〉杏樹さん、おはようございます。
〉> 英英辞典を引いたら、「対応する日本語」ではなくてその言葉の意味がしっかりつかめるように思います。
〉英英よさそうな感じですね、メインにしたいなーと思っているのですが、どうも試すと英和引いてるときより止まる感じがして(文脈から分かってそうな単語を確認のために片っ端から引くとかのほうが止まりますし、精神的に疲れますが)自分がプレ多読はじめたころのやり方に回帰しています。
自分がやりやすい方法が一番ですから、英英にかだわらなくてもいいと思います。私は単にこっちのほうがおもしろいなと思ったので。
〉> ライティングの参考にもなりますか。
〉はい、まだライティングはやり始めた(というか再挑戦)ばかりなので、英英がどのぐらい参考になるか見当ついていませんが。「火曜から土曜」と言いたくて、「from Tuesday to Saturday」と書いたあと、他の表現ないのかな、と思い試しに「weekday」を引いたら「A weekday is any of the days of the week except Saturday and Sunday」とあって、「ああっ英語にはexceptって表現あったな、聞いたことある」とかそんなレベルでバタバタとやっています(w 求めていたのとはちょっと違う表現でしたけど。
そういうことってありますね。表現が逆とか。
〉> ありがとうございます。お祝いに来てくれただけでもうれしいです。
〉これ言っていただけてほっとしました。こちらこそ、ありがとうございました。
〉以下の行、かっこいい気がしたのでコメントはないのですが引用を(笑)失礼しました。
〉> 辞書を引かなくても言葉は覚えられるんだというのが多読でわかりました。
お気に召しましたか?単に実感を書いたことですので…。
それでは。
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お名前: ひまぞ http://himachi.web.fc2.com/index.html
投稿日: 2010/6/1(22:55)
------------------------------
やったねー、杏樹さん。
英語も読んでたんだって、びっくりしちゃった。(笑)
児童書読書しているだけで、いつの間にか何を読んでも聞いても
そこそこわかるだけの英語力と知識が身についていてびっくりしましたが
それ以上に、自分の思考や価値観が変化しているのにもびっくりします。
人ではないのですが、本を通じての異文化とのふれあいというのは
言葉とともにその背景にあるものも、自身に取り込んでいってるのでしょう。
なんだか宗教じみてきちゃいますが、1つの言語でこんなに変わるのなら
ほかの言語も・・・と興味がでてきちゃいます。
でもこれはただ学習しているだけでは、上っ面だけの知識が増えるだけで
点数やら単語量の増加やらの自己満足は覚えても
たぶんそんな変化を感じることはないのだろうな・・・と思います。
すらすら感って、たくさん読み聴きするためには必須なことだし
それができなければ、たくさんそのまま触れることは難しいと思うのです。
ゆっくりじっくり読んでますっていう人は、たぶんほかのことを考えてるし
さらっと耳に入ってこない人は聞き取れてないと思う。
その本の中にしかその世界はないのに
なぜ辞書をひいて他人の解釈を使わないとならないのでしょう?
スペル確認と他人の価値観を参考にしたい時しか、もう英英辞書は必要ありません。
もちろん未知の単語はたくさんあります。でも、私、国語辞典もひきませんもん。
多読三原則って、語学習得方法ではなくて、続けていくためのコツなだけでした…。
続けていくためにどうしたらいいのか?と考えると
やっぱりあの三原則以上にいいものが思いつきません。
三原則について議論する暇があったら、ひたすら読んだ方がいいと思います。
生のものをたくさん読んで聴いて、英語と仲良しになっていったら
方法のディテールに関しては、なんかどうでもよくなってました…。
私は早々から、自分自身と英会話の友人としか
多読を共有してこなかったので
杏樹さんがずっと根気よく、多読の原則に基づいて
同じ指導を掲示板でしているのを尊敬してます。
ちょっとできるようになると、亜流、我流を押しつけたり
最初の頃の気持ちを忘れてしまったり…が多いですもん。
これからもずぅーっとそのまま指導を続けていってくださいね!
そして、中国語、フランス語、その他各国語でも
1000万語をめざしてください!
Happy Reading!!
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ひまぞさん、こんにちは。
〉やったねー、杏樹さん。
〉英語も読んでたんだって、びっくりしちゃった。(笑)
ははは…。そうです、英語も読んでます。
そう思われるかも…と思って「英語です」って書き足しておきました。
〉児童書読書しているだけで、いつの間にか何を読んでも聞いても
〉そこそこわかるだけの英語力と知識が身についていてびっくりしましたが
〉それ以上に、自分の思考や価値観が変化しているのにもびっくりします。
そうですね。こんなに児童書にハマるとも思いませんでしたし。
〉人ではないのですが、本を通じての異文化とのふれあいというのは
〉言葉とともにその背景にあるものも、自身に取り込んでいってるのでしょう。
〉なんだか宗教じみてきちゃいますが、1つの言語でこんなに変わるのなら
〉ほかの言語も・・・と興味がでてきちゃいます。
原書で読む、ということ自体が異文化とのふれあいになるんですね。
〉でもこれはただ学習しているだけでは、上っ面だけの知識が増えるだけで
〉点数やら単語量の増加やらの自己満足は覚えても
〉たぶんそんな変化を感じることはないのだろうな・・・と思います。
はげしく同意、です。
〉すらすら感って、たくさん読み聴きするためには必須なことだし
〉それができなければ、たくさんそのまま触れることは難しいと思うのです。
〉ゆっくりじっくり読んでますっていう人は、たぶんほかのことを考えてるし
〉さらっと耳に入ってこない人は聞き取れてないと思う。
〉その本の中にしかその世界はないのに
〉なぜ辞書をひいて他人の解釈を使わないとならないのでしょう?
〉スペル確認と他人の価値観を参考にしたい時しか、もう英英辞書は必要ありません。
〉もちろん未知の単語はたくさんあります。でも、私、国語辞典もひきませんもん。
「他人の解釈」…すばらしい名言です。
私は単に辞書が好きなんです。
多読を始める人が「なぜ辞書を使ってはいけないんですか」と聞くと、「日本語の本を読むときもいちいち辞書を引かないでしょう?」と言えばだいたい「なるほど」と思ってもらえますね。以前「私は日本語読書の時も辞書を引きます」と返事をした人がいました。それには私もビックリしましたけど。
でも私もいちいち引くわけではありませんが、国語辞典と漢和辞典はいつも手元に置いてあります。
〉多読三原則って、語学習得方法ではなくて、続けていくためのコツなだけでした…。
〉続けていくためにどうしたらいいのか?と考えると
〉やっぱりあの三原則以上にいいものが思いつきません。
〉三原則について議論する暇があったら、ひたすら読んだ方がいいと思います。
そうですよね。楽しい本を読んでいればいいんです。
〉生のものをたくさん読んで聴いて、英語と仲良しになっていったら
〉方法のディテールに関しては、なんかどうでもよくなってました…。
私も多読をしたら細かいことは「どうでもいい」と思うようになりました。
〉私は早々から、自分自身と英会話の友人としか
〉多読を共有してこなかったので
〉杏樹さんがずっと根気よく、多読の原則に基づいて
〉同じ指導を掲示板でしているのを尊敬してます。
〉ちょっとできるようになると、亜流、我流を押しつけたり
〉最初の頃の気持ちを忘れてしまったり…が多いですもん。
指導というような立派なものじゃありませんけど…。
多読は少しでも先を行っていたらアドバイスができるんですね。やっぱりこれだけ英語の本が読めるようになるのに自分でビックリしてますので、行き詰ったり悩んだりしている人がいたら相談になってあげられたら…と思いますので。
〉これからもずぅーっとそのまま指導を続けていってくださいね!
〉そして、中国語、フランス語、その他各国語でも
〉1000万語をめざしてください!
〉Happy Reading!!
ひまぞさんも韓国語、ドイツ語いろいろHappy Reading!
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11955. Re: ついに1000万語!「指輪物語」で通過
お名前: 涼音
投稿日: 2010/6/1(22:56)
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杏樹さん、1000万語通過、まずはおめでとうございます。
何故か、私、杏樹さんはもうとうに1000万語はすぎていると思い込んでいたのですが、すいません、失礼いたしました。
でも多言語多読をされている杏樹さんには、少し時間がかかりますよね。
さて。
1000万語記念に"The Lord of the Rings"を読んで、その読んだ感じの違い、とても共感します。私も1000万語記念(ちょっと、ごまかしあり^^;;)に読んだHeinleinがそんな感じでした。
あれ、前、何とか読もうとした時、もっと苦しかったんじゃなかったっけか。
もともとストーリー知ってるから今回読めたけれど、でも、確かに前回は、それですら読めなかったんだよな、とか。
The Lord of the Ringsは、実は私も多読始めた当時ひとつの目標に置いた本でした。が、ちょっと映画見てしまってテンションおちちゃったんですよね。う〜ん、やっぱり読むべきか(いや、多読的には、それ、違うって>私)
〉また、少し前に単語や辞書が話題になっていたこともあり、そのころ読んでいたあたりで単語にちょっと注目してみました。そうしたら、多読前は知っているはずのなかった単語がたくさん「わかる」ことがわかりました。いつの間に覚えたのかわかりませんが、とにかく「いつのまにか」覚えている、それも「単語を覚えた」ではなく「わかる言葉が増えた」という感じです。「指輪物語」を読んでいる間に覚えた言葉もあります。最初は単なる未知単語だったのが、何度か出てくるうちにすっかりわかるようになりました。
成る程。
正直にいいますと、私自身は多読と並行してボキャブラリーを増やそうといろいろやってしまったので、こういう感覚は少ないです。(勿論否定はしません。)
でも、いつの間にか覚えた語はやはり少なくないですし、いつの間にか、その語感を理解した語は山のようです。
〉★多読と勉強
〉さて、1000万語読むのに7年半かかりました。
〉最初多読を始めたときはいくらなんでも「指輪物語」が読めるようになるなんて、と思いました。もしそのとき7年半かかると言われてたら「そんなにかかるの?!」と思って腰が引けたかもしれません。
〉多読が効率が悪いような印象を与えるのはそういった部分かも知れません。100万語読んでもPBは読めないし。でも例えば遅めの設定で1年に100万語読んだとして、5年で500万語読んで、そのあたりまで来ると英語との付き合いが一生ものになる…というアプローチならどうでしょうか。
そうなんですよね〜。
これは全く同じ感慨があります。私がHeinlein 読めるようになるまでに、やはり似たような時間がかかっていて。最初、それだけの時間がかかるよと言われていたら、始めていたかどうか。
英語に常にさわっていられるようになる、ということが、一番の収穫だったのですよね。
そういう意味で、一生ものの宝を手に入れたのだと、私も思います。
〉★単語、辞書について
実を言うと、最近、辞書を引くのがおもしろいです。(以下、良い子はまねしないようにしましょう。)
ただ、今の私の引き方、ものすごく手間がかかるので、相当にこれは、と思ったものでないとやりきれませんが。
英和でひいてみて、あ、やっぱり、こういう訳語を載せてるんだ、でも、それって、この語の本来の意味じゃないよね、と確認する(かなりひねくれてます>私)
英英でひいて、こんな感じかな、とつかんでみる。時に、第一義が自分の思っているものとは全く違っていて驚くことしばしば。
それぞれに出てくる例文でなんとなく感覚をつかむ。
気が向いたらGoogleでひいてみて、日本語の解説、英語での解説、実際に使われている文を読んでみる。
気がつくと一語読むのに30分ぐらいかかってたりしますが、これは、おもしろいです。万人受けする方法とはとても言えませんがね^^;;
〉★これから
〉多読で計画を立てるのはムダ、ということはさんざん思い知らされました。ですから計画は立てません。
はい、正しいと思います。
が、職場にはそうは言えなくていつも困ってしまう私がいます。仕事では、いつまでに何ができるようになる、が重要なファクターですから。
〉おまけ
〉1000万語記念にTOEICを受けました。多読半年前に偶然受けていたので、500万語通過時に受けました。ですから次は1000万語通過したら受けようと思っていました。
〉でもテストの内容が変わっていて、比較になるのか不安です。リスニングも長文を聞くタイプのものが増えたようですし、長文問題もどっさり増えたようで、前よりずいぶん難しく感じました。下がってたらショックかも。
の内容が変わっていて、比較になるのか不安です。リスニングも長文を聞くタイプのものが増えたようですし、長文問題もどっさり増えたようで、前よりずいぶん難しく感じました。下がってたらショックかも。
企業受験しかしていなくて、本来の今の状態を知っているとはいいがたい私が書くのも何ですが、確かに随分難しくなっているのは確かだと思います。(が、私の能力も変わっているので。。。)
前に受けられたのがいつかわかりませんが、3-4年前と現在では同じ能力ならば100点程度のスコアの差が出ても不思議はないのではないかと思います。(このあたり、私には客観的な判断はできませんので、例えば中村澄子さんなんかはそんな事を言っていますと書いておきます。)
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涼音さん、こんにちは。
〉杏樹さん、1000万語通過、まずはおめでとうございます。
ありがとうございます。
〉何故か、私、杏樹さんはもうとうに1000万語はすぎていると思い込んでいたのですが、すいません、失礼いたしました。
〉でも多言語多読をされている杏樹さんには、少し時間がかかりますよね。
年数はけっこう長いですからねえ。しかも語数報告の間が空いているので、私が何万語読んでるか知らなくても無理はないと思います。
〉さて。
〉1000万語記念に"The Lord of the Rings"を読んで、その読んだ感じの違い、とても共感します。私も1000万語記念(ちょっと、ごまかしあり^^;;)に読んだHeinleinがそんな感じでした。
〉あれ、前、何とか読もうとした時、もっと苦しかったんじゃなかったっけか。
〉もともとストーリー知ってるから今回読めたけれど、でも、確かに前回は、それですら読めなかったんだよな、とか。
知っているだけでは読めないですね。
〉The Lord of the Ringsは、実は私も多読始めた当時ひとつの目標に置いた本でした。が、ちょっと映画見てしまってテンションおちちゃったんですよね。う〜ん、やっぱり読むべきか(いや、多読的には、それ、違うって>私)
映画ねえ…。あれを気に入った原作ファンはいるのかと思います。原作(日本語も含めて)が読みにくいとかとっつきにくいと思っている人には入りやすくなると思いますけど。
古川さんへの返事にも書きましたが、もう「指輪物語」は必ずしも多読の目標にする必要はないと思います。みんなそれぞれ自分の目標があればいいんですから。
〉〉また、少し前に単語や辞書が話題になっていたこともあり、そのころ読んでいたあたりで単語にちょっと注目してみました。そうしたら、多読前は知っているはずのなかった単語がたくさん「わかる」ことがわかりました。いつの間に覚えたのかわかりませんが、とにかく「いつのまにか」覚えている、それも「単語を覚えた」ではなく「わかる言葉が増えた」という感じです。「指輪物語」を読んでいる間に覚えた言葉もあります。最初は単なる未知単語だったのが、何度か出てくるうちにすっかりわかるようになりました。
〉成る程。
〉正直にいいますと、私自身は多読と並行してボキャブラリーを増やそうといろいろやってしまったので、こういう感覚は少ないです。(勿論否定はしません。)
〉でも、いつの間にか覚えた語はやはり少なくないですし、いつの間にか、その語感を理解した語は山のようです。
ボキャブラリーをしようと、多読をしていればわかる言葉は増えていきますからそれでいいのでは。
〉〉★多読と勉強
〉〉さて、1000万語読むのに7年半かかりました。
〉〉最初多読を始めたときはいくらなんでも「指輪物語」が読めるようになるなんて、と思いました。もしそのとき7年半かかると言われてたら「そんなにかかるの?!」と思って腰が引けたかもしれません。
〉〉多読が効率が悪いような印象を与えるのはそういった部分かも知れません。100万語読んでもPBは読めないし。でも例えば遅めの設定で1年に100万語読んだとして、5年で500万語読んで、そのあたりまで来ると英語との付き合いが一生ものになる…というアプローチならどうでしょうか。
〉そうなんですよね〜。
〉これは全く同じ感慨があります。私がHeinlein 読めるようになるまでに、やはり似たような時間がかかっていて。最初、それだけの時間がかかるよと言われていたら、始めていたかどうか。
〉英語に常にさわっていられるようになる、ということが、一番の収穫だったのですよね。
〉そういう意味で、一生ものの宝を手に入れたのだと、私も思います。
そうですね。こんなに英語と仲良くなれると思いませんでした。英語を読んでるんじゃなくて、おもしろい本を読んでるんですから。
〉〉★単語、辞書について
〉実を言うと、最近、辞書を引くのがおもしろいです。(以下、良い子はまねしないようにしましょう。)
〉ただ、今の私の引き方、ものすごく手間がかかるので、相当にこれは、と思ったものでないとやりきれませんが。
〉英和でひいてみて、あ、やっぱり、こういう訳語を載せてるんだ、でも、それって、この語の本来の意味じゃないよね、と確認する(かなりひねくれてます>私)
〉英英でひいて、こんな感じかな、とつかんでみる。時に、第一義が自分の思っているものとは全く違っていて驚くことしばしば。
〉それぞれに出てくる例文でなんとなく感覚をつかむ。
〉気が向いたらGoogleでひいてみて、日本語の解説、英語での解説、実際に使われている文を読んでみる。
〉気がつくと一語読むのに30分ぐらいかかってたりしますが、これは、おもしろいです。万人受けする方法とはとても言えませんがね^^;;
すっごくわかります。これはおもしろそうです。
〉〉★これから
〉〉多読で計画を立てるのはムダ、ということはさんざん思い知らされました。ですから計画は立てません。
〉はい、正しいと思います。
〉が、職場にはそうは言えなくていつも困ってしまう私がいます。仕事では、いつまでに何ができるようになる、が重要なファクターですから。
計画が必要な場合、というのがありますからねえ。
〉〉おまけ
〉〉1000万語記念にTOEICを受けました。多読半年前に偶然受けていたので、500万語通過時に受けました。ですから次は1000万語通過したら受けようと思っていました。
〉〉でもテストの内容が変わっていて、比較になるのか不安です。リスニングも長文を聞くタイプのものが増えたようですし、長文問題もどっさり増えたようで、前よりずいぶん難しく感じました。下がってたらショックかも。
〉の内容が変わっていて、比較になるのか不安です。リスニングも長文を聞くタイプのものが増えたようですし、長文問題もどっさり増えたようで、前よりずいぶん難しく感じました。下がってたらショックかも。
〉企業受験しかしていなくて、本来の今の状態を知っているとはいいがたい私が書くのも何ですが、確かに随分難しくなっているのは確かだと思います。(が、私の能力も変わっているので。。。)
〉前に受けられたのがいつかわかりませんが、3-4年前と現在では同じ能力ならば100点程度のスコアの差が出ても不思議はないのではないかと思います。(このあたり、私には客観的な判断はできませんので、例えば中村澄子さんなんかはそんな事を言っていますと書いておきます。)
やっぱり難しくなっているんですか。500万語通過したのは…調べたら2005年でした!そんなに前だったんですね…。100点ぐらいの差もありうる、ということで覚悟しておきます。
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11962. Re: ついに1000万語!おめでとうございます!
お名前: こるも
投稿日: 2010/6/2(09:30)
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杏樹さん、こんにちは。
ついに1000万語ですか!おめでとうございます。
指輪物語はどんな話なのかも知らないのですが、続けていればいつかは
目標本が読めるようになるんですねぇ。しみじみ。
The Graveyard Bookは、今、聞き読み中です。
作者が朗読しているのですが、これが結構うまい。
私もブラッドベリが楽に読めるようになりたいな。
私も8周年くらいに「もしかしたら1000万語」とか報告してみようかと思います。
それではでは。
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こるもさん、こんにちは。
〉杏樹さん、こんにちは。
〉ついに1000万語ですか!おめでとうございます。
ありがとうございます。
〉指輪物語はどんな話なのかも知らないのですが、続けていればいつかは
〉目標本が読めるようになるんですねぇ。しみじみ。
そうなんですよ。多読を始めたときは読めるなんて想像できなくて、いつか読めたらいいなー、ぐらいにしか思ってなかったんですが、読んでれば読めるようになるんですね。
〉The Graveyard Bookは、今、聞き読み中です。
〉作者が朗読しているのですが、これが結構うまい。
作者の朗読ですか。おもしろそうですね。
〉私もブラッドベリが楽に読めるようになりたいな。
読んでれば読めるようになるんじゃないですか。一応本棚に飾って、時々のぞいてみるといいと思います。
〉私も8周年くらいに「もしかしたら1000万語」とか報告してみようかと思います。
「もしかしたら」…いいですねー。このアバウトさが。
〉それではでは。
それではー。
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お名前: メリーベル
投稿日: 2010/6/2(11:44)
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杏樹さん、1000万語通過おめでとうございます!
〉ついに1000万語通過しました!(あ、英語です)。
〉通過本は「The Lord of the Rings」です。
杏樹さんは、多読のことをほんとうによくわかってらして、
それを簡潔に明快に伝えてくださる。本当にすごい!すごいです!!
(これからも私を導いてね♪)
メリーベル
★多読と勉強
〉さて、1000万語読むのに7年半かかりました。
〉最初多読を始めたときはいくらなんでも「指輪物語」が読めるようになるなんて、と思いました。もしそのとき7年半かかると言われてたら「そんなにかかるの?!」と思って腰が引けたかもしれません。
〉多読が効率が悪いような印象を与えるのはそういった部分かも知れません。100万語読んでもPBは読めないし。でも例えば遅めの設定で1年に100万語読んだとして、5年で500万語読んで、そのあたりまで来ると英語との付き合いが一生ものになる…というアプローチならどうでしょうか。
〉そもそも語学の勉強は手間ヒマかかるものです。何ヶ月とか、1年とか学習期間が設定された語学教材をしてたとして、それはそれで真面目に勉強すればそれなりに力は付くでしょう。でもどんな勉強をしても、数ヶ月や1年で英語が「マスター」できるわけではありません。ペラペラしゃべってPBを読みこなし、メールのやり取りも映画を字幕なしで見るのもOK!というレベルになるにはよほど大変な勉強をしなくてはいけません。それならば、数年にわたって面白い本をたくさん読んでいくのと、どれだけ効果が違うのでしょうか。少なくとも多読の方が効率が悪い、ということはないと思います。試験のための勉強など特別な目的のための勉強なら別ですが。
〉ただ、多読だけで何でもできる、と主張するのも原理主義的な考え方です。
〉多読は英語の強力な土台作り、基礎作りになると思います。もしもっと高度な英語力を身につけたいと思ったら、それはそれで目的に沿った勉強が必要です。そう、「目的」が重要です。英語で何がしたいのか、何が必要なのか、それを自分で考えて、自分に必要な英語を身につけていくという姿勢が必要です。
〉でもそんなにたいして英語が必要じゃないとか、必要じゃないから勉強する気にならない、ということなら好きな本を読んでいればそれでいいでしょう。そこは自分で取捨選択することです。多読は自分が英語と付き合うための基礎作り、土台作りだと思います。
〉多読と勉強は対立するものではなく、勉強したい人には多読を土台にすれば語学力を上げる強い助けになり、勉強したくない人もそれなりに英語がわかるようになっていくというフレキシブルな「勉強法」だと思います。
〉★単語、辞書について
〉まず小ネタ。「指輪物語」を読んでいて、知らない単語をいつの間にか覚えていることに気が付きましたが、それでもわからない単語が出てきたら辞書を引きました。
〉そこでやはり英英辞典がいいなと思ったところがあります。
〉「The Hobbit」では、ビルボはBurglerと言われます。これは多読で覚えた言葉ですが、ビルボがBurgler??と思いました。それで英和辞典を見てみました。「夜盗、盗賊」と書いてあります。私が思っているのと同じ意味です。でもビルボは泥棒じゃないし…。それで英英辞典を見てみました。
〉someone who enters a building illegally in order to steel things
〉つまりここではenters a building illegallyの意味が重要らしいです。そういえば邦訳では「忍びのもの」となっていました。
〉それから、ちょっと難しいあたりがあったので、試しにマメに英英辞典をひきながら読む、ということもしてみました。でもやはり辞書を引いてスッキリわかるところもあれば、よくわからないところもあります。そしてやはり辞書を引きながら読むと速度が落ちます。ということで、あまりマメに、ではなく適当に、速度を妨げない程度に、そしてあまり期待をしないで引くというスタンスで引くのがいいと思いました。
〉それから、英語学習の掲示板でRy0tasanが言っていましたが、語彙を増やすには一定の速度で読む必要があるということです。私はこれを見て、多読三原則の説明ができるのではないかと思いました。語彙を増やすだけではなく文章を理解する力をつけるにも一定の速度は必要だろうと思います。
〉多読とは、とにかく最初は「三原則を守って読むこと」で、多読の効果はその結果「体感」するものだということになっています。体感するのが大切だから理屈抜きにとにかく読んでみろ、ということです。特になぜ辞書を引いてはいけないのか納得できない人には無理矢理にでも「とにかく辞書を引かないで100万語読んでみてください」と言うしかありませんでした。
〉しかし理解するのに一定の速度が必要だとなりますと、「辞書は引かない」「わからないところは飛ばす」は、その速度を保つために必要ということになります。そして一定の速度で内容がわかる本、つまりやさしい本から読む必要があるということになります。ただ、その速度をはっきり数字で規定してしまうと数字にとらわれてしまうなどの問題がありますので、ここはとりあえず「一定の速度で読むこと」程度の表現にしておいたほうがいいと思います。
〉だから…というわけでもないんですが、「指輪物語」で一部音読してみました。きちんと発音しようとするとかえって発音に気をとられて内容がおろそかになったり速度が落ちたりしますが、「もごもごシャドウイング」みたいな感じで一定の速度を保つことだけ考えて声を出して読んでみました。
〉私は普通に読んでいるときはある程度脳内音読になっているのですが、この脳内音読がけっこうカタカナ英語です。特にわかりにくいところ、難しいところになると速度が落ちてますますカタカナ英語っぽくなってしまいます。それで強いアクセントだけはっきりさせて、あとは音をどんどん落として一定の速度を保ちながら読んでみようと思ったんです。そうしたら難しい箇所でもなんとなく、全体的に「こんな感じのことが書いてある」というのがつかみやすいような気がしました。
〉それで思ったのは
〉細部にこだわるとかえってわからなくなる
〉ということです。
〉今までも「トップダウン方式」の理解とか、言葉の最小単位は文章、あるいは「物語」ということが言われてきました。英語の勉強ではなく、言葉として理解するためには、全体的に何が書いてあるか、をつかむ力をつけるのが大切なのです。それが細部にこだわりだすと、全体を見渡すことができなくなるのです。
〉そのために、一定の速度で「すらすら」感を感じながら読んでいく練習が必要で、そのために「辞書は引かない」「わからないところは飛ばす」「レベル0〜1から読む」という方法が有効だということになります。
〉そして速度を保って読むことを体得できれば、その速度を妨げないように辞書を引けば大丈夫ということになります。
〉★これから
〉多読で計画を立てるのはムダ、ということはさんざん思い知らされました。ですから計画は立てません。とりあえず英語と中国語はまずます好きな本を好きなように読めるようになってきたので未読本を片付けることだけ考えていればいいのですが(片付けるのが大変なのですが)、フランス語がもう少し読めるようになるまでやさしい本を読み続ける必要があります。これが一体どこまでできるものか…。
〉中国語が500万字通過してからほとんど止まっているので何とかしたいし、英語はDragon Slayers' Academyの続きを読みたいし、まだまだ未読本との格闘が続きそうです。
〉おまけ
〉1000万語記念にTOEICを受けました。多読半年前に偶然受けていたので、500万語通過時に受けました。ですから次は1000万語通過したら受けようと思っていました。
〉でもテストの内容が変わっていて、比較になるのか不安です。リスニングも長文を聞くタイプのものが増えたようですし、長文問題もどっさり増えたようで、前よりずいぶん難しく感じました。下がってたらショックかも。
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メリーベルさん、こんにちは。
〉杏樹さん、1000万語通過おめでとうございます!
ありがとうございます!
〉〉ついに1000万語通過しました!(あ、英語です)。
〉〉通過本は「The Lord of the Rings」です。
〉杏樹さんは、多読のことをほんとうによくわかってらして、
〉それを簡潔に明快に伝えてくださる。本当にすごい!すごいです!!
〉(これからも私を導いてね♪)
気が付いたら長い報告になっていて…簡潔とはいえません。
メリーベルさんはもう導いてもらう必要はないんじゃないですか?
気が向いたら雑談でもしましょう。
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お名前: 極楽トンボ http://d.hatena.ne.jp/gokuraku-beijing/
投稿日: 2010/6/2(20:09)
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〉ついに1000万語通過しました!(あ、英語です)。
極楽トンボです。
おめでとうございます!(あ、中国語かと思っちゃった)
〉通過本は「The Lord of the Rings」です。そう、多読を始めたときのとお〜い、とお〜い目標本。400万語の時に一度大キリンで読んでみましたが、ほとんど予備知識で補って、理解度はものすごく低かったです。ですからいつかはリベンジを…と思っていました。そしてついにリベンジを果たして1000万語通過しました。
リベンジ万歳!
わたしもリベンジしたい本たくさんあります!
〉まず900万語通過したのが一昨年の11月で、なぜかこの中途半端な語数でフランス語多読に走ってしまい、英語が進まなくなりました。フランス語の本を注文して届く合間などに積読本をちびちびと読むぐらい。なんで1000万語を待たずにフランス語に走ってしまったのか?我ながら謎でしたが、それでもすこーしずつ英語の語数が増えてきて、ふと思いました。「指輪物語」は「ホビットの冒険」を合わせると50万語以上ありますから、これを1000万語通過本にすれば、40数万語で読み始めたら1000万語まで一気に行ける!
「なんでフランス語に走ってしまったか、我ながら謎でした」
とおっしゃっていますが、読みたい時に読みたい外国語を読む
とそうなるということでしょうか?
〉そしてフランス語が100万語通過して、英語の本を何冊か読んで、40数万語になったところで「指輪物語」を読み始めました。
記念すべき大台通過は「指輪物語」という作戦だったんですね。
〉「The Hobitt」を読み始めてみますと、なんだかわかりやすいです。これ、もっとレベル高いはずじゃなかったっけ?と思いました。出だしは読みやすいのかもしれません。前に読んだときも、どうせ自分にはまだ読めるはずがないから中をのぞくだけでも…と思って開いて見ました。そうしたら意外と読み進めることができたのでそのまま読んでしまったのです。ただ、後半になるほど難しくなっていきます。特にストレートに竜退治、にはならないので、前に読んだときは何が書いてあるのかほとんど理解できないまま無理矢理読み終えました。
前回は愛で読んでらしたんですね。
〉しかし今回は確かに難しいとは思いましたが、ほぼ内容を理解して読むことができました。
今回は愛だけでなく実力で読んだのですね。
〉そうしたらいよいよ本編です。前は「ホビットについて」は飛ばしましたが、今回は最初からきっちり読みました。そして「旅の仲間」に突入しますと、最初はやはり読みやすいです。しかしフロドが袋小路を出たあたりからだんだん読みにくくなっていきました。どうも風景や地形の描写が細かくて、そのあたりが難しいようです。
〉それでも前よりはずっと理解度は上がっていました。
理解度高きがゆえに尊からずといえども、
理解度高きがゆえにうれしきことかぎりなし。
〉まず、前に読んだときは、内容を知っているためほとんど予備知識で見当をつけながら読んでいるようなものでした。それで細かい文字がびっしり詰まっているため、見開き読むだけでも時間がかかる上、自分がどこを読んでいるかわからなくなることもありました。一度本を閉じてしまうと、次に開いたときは確実にわからなくなっています。ですからふせんを使いながら読んでいました。(そのころはまだラストラインやブックダーツを知らなかったのです)。
〉しかし今回は普通にはさむだけのしおりを使いました。一度閉じた本を開いても、どこを読んでいたかちゃんとわかります。わからないときもありましたが、見開き部分をざっと見渡していくとたどり着きました。
すっごくリアリティがあるお話だと思います。
わたし、前回読み終わったところから
今回読み始めるというのがとても苦痛なんです。
日本語でもそうなんです。
〉しかしこの本は難易度が揃っていないというか、わかりやすいところとわかりにくいところがムラがあるように思います。私の読む能力の方が問題なのかもしれませんが、特に地形描写が中心になるような部分はわかりにくいです。わかりやすいところはスムーズに進むのですが。
わたしも「赤毛のアン」も冒頭の風景描写で躓きました。
〉それから、今回は読んでいると邦訳で読んだときのことがよみがえってくるのです。日本語の文章や寺島龍一氏の挿絵が浮かんできます。前はぼんやりとした理解力で読んでいたためか、邦訳のどの部分か細かいところまでは思い至らなかったようです。しかし今回は内容が把握できていたためか、忘れていた場面も「あー、そうだった」と思い出すのです。
邦訳で繰り返した読んだ本かー。
今度やってみよーっと。
〉また、少し前に単語や辞書が話題になっていたこともあり、そのころ読んでいたあたりで単語にちょっと注目してみました。そうしたら、多読前は知っているはずのなかった単語がたくさん「わかる」ことがわかりました。いつの間に覚えたのかわかりませんが、とにかく「いつのまにか」覚えている、それも「単語を覚えた」ではなく「わかる言葉が増えた」という感じです。「指輪物語」を読んでいる間に覚えた言葉もあります。最初は単なる未知単語だったのが、何度か出てくるうちにすっかりわかるようになりました。
多読前は知らなかったけれども、多読を通じて仲良くなってきた単語
が確かにいくつかあります。でも、なんとなくその単語を知っていれば
本を読むのが楽になる単語という感じじゃないです。わたしはこれから どういう単語を自家薬籠中にものにするのであろうか?
〉「指輪物語」とのかかわりは400万語の時にも書いたと思いますが、私がファンタジーに興味を持ったころは、「指輪物語」といえばファンタジーのお手本、ファンタジーの最高峰として特別な本でした。
〉多読前に映画のおかげで原書が書店で積まれているのを見かけるようになりましたが、「ああ、これが読めたら…」と指をくわえているしかありませんでした。そのころ、辞書を引きながら英語の本をいくつか読んでみた結果、「辞書を引いても読めないものは読めない」ということを痛感していました。「指輪物語」など読めるはずがありません。
わたしもともとファンタジーなど興味ありませんでした。
でも、レインボウマジックのおかげでちょっとだけ興味を
覚えるに至りました。「指輪物語」の高みにまで登れる
かどうかわかりませんが。
〉400万語通過の時は大キリンで、本当にこれがもっとわかる日が来るのだろうかと思いました。
〉それが、本当に、本当に読める日が来たのです。
ぱちぱち(満場の拍手)!
〉確かにまだ難しかったです。わかりにくいところもありました。でも「指輪物語」が辞書も引かずに(時々引きましたけど)、普通の本を読むように読めるようになったのです。
う、こっちまで興奮してきます。
〉本当に「読んでいればいつかは読めるようになる」んですね。ああ、万年レベル3に悩んだ日々…。もともとの英語力が低いから、多読しても読む力には限界があるのではないかと思ったこともあります。でも「指輪物語」がこんなにわかるようになるなんて、やっぱり多読ってすごいです。一番すごいのは「勉強していない」ことです。文法の勉強や単語暗記をしたりせず、いつのまにか読めるようになったので、なんで読めるのか、あんなに難しかった本がなんで読めるのか、自分でもよくわかりません。
勉強しなくていいんだー!もう勉強するような元気はないのだー。
あー、でもわたし怠け者だからなー、そこまで続くかなー?
それが心配といえば心配。
読んでて楽しい本なんてそんなにわんさかあるのかなー?
あるといいなー。
〉それから、前はAPPENDIXは飛ばしましたが、今回はきっちり読みました。かなりわかりにくかったですけど。これは英語が難しいというより、「歴史の本」や「言語の本」状態ということもあるでしょう。
APPENDIX読んだってもしかして勉強モード?
〉★それ以外に読んだ本のことなど。
〉まず900万語越えてすぐに読んだのは
〉「Little Pear」
〉「Little Pear and His Feriends」
〉極楽トンボさんに教えてもらってすぐに注文した本です。100年ぐらい昔の中国の農村の5歳の男の子の日常生活をほのぼのと描いています。(続編では6歳)。外国人が書いたとは思えないほど当時の中国の雰囲気が出ていて、作者が描いているという絵も西洋人特有の違和感が全くありません。極楽トンボさんに教えてもらって感謝です。
おー、光栄でーす!この本のこと多読の定番にしたいな。
ふ、ふ、ふ、杏樹さんが涎を垂らして喜びそうな本を物色中なのだ!
〉その後はとにかくフランス語の合間に読むので、あまり長い本は避けました。そうしたら、結局ロアルド・ダールの未読本を片付けることになりました。
〉「The BFG」
〉Sophieはある夜巨人にさらわれてしまいます。豪快な展開でダールらしさが光ります。巨人語が難しいとか言われてYLも高めだと思って後回しになっていましたが、すらすら読めました。
〉「The Wonderful Story of Henry Sugar and Six More」
〉ダールの短編集。一応12歳ぐらいと書いてある本ですが、ほとんど大人向けですね。今までの児童書よりもやや難しめです。
〉特に表題作は最初の方はHenryが奇妙なことが書いてある本をひたすら読んでいて、一体どうなるんだろうと思っていたら…まさかこんな展開になるとは。
〉Piece of Cakeとそれを発表するに至る話は実話なのかフィクションなのかいまいち判別が付きにくいのですが、それもまたダールの人を食ったところが表れているように思います。
〉「Going Solo」
〉これははっきりと一般向けとして書かれた本です。ダールの自伝で、前に少年時代のことを書いた「BOY」を読んでいたので、いずれはこちらも読みたいと思って積んでました。
〉ダールはシェル石油に就職してアフリカへ行き、やがて第二次大戦が始まってパイロットになって戦闘に参加した経過が書かれています。それにしても、アフリカへ向かう船内から、現地での出来事など、まるでダールのお話の中のようなとんでもないことがいろいろと起こります。こんな経験をしたからあんな話を書くようになったのか、それとも脚色しているのか…?
〉以上でダールの未読本は全部片付けました。児童書はほとんど読んでしまったので、これからは一般向けの本を読んでいきたいと思います。
〉多読の収穫の一つに、ダールとの出会いがあります。日本ではダールはチョコレート工場だけがやたら有名ですが、私は読んだことがありませんでした。原書でダールと出会えてラッキーです。
そうですね。ダールは昔、大学の英語で不幸な出会いをしました。
原書を読んだら、これほど面白いとは思わなかった。
この三冊はわたしもまだ読んでいません。
ダールも児童書は制覇しなくちゃ!
〉「Chinese Cinderella The Mystery of the Song Dynasty Painting」
〉極楽トンボさんに紹介してもらって即買ってしまいました。一応フランス語が100万語通過するまで読むのは我慢してましたけど、通過してすぐ読みました。
あれー、我慢してらっしゃるじゃないですかー。
あ、そうか、Chinese Cinderellaよりフランス語が読みたかった
というわけですね。
〉宋時代のお話が英語で書かれているわけですが、作家が中国系のためかほとんど違和感なくその時代に入っていけました。「清明上河図」からこういうお話ができるんですね。
そう、そう、そうなんです。続作を希望します。
〉★多読と勉強
〉さて、1000万語読むのに7年半かかりました。
〉最初多読を始めたときはいくらなんでも「指輪物語」が読めるようになるなんて、と思いました。もしそのとき7年半かかると言われてたら「そんなにかかるの?!」と思って腰が引けたかもしれません。
全然そう思いません。だって、わたしたち社会人なんですよ。
学生と違うんだから(学生の方、暴言をお許しください)。
その分、寿命も縮むなんて魔法使いに言われたら考えますが。
〉多読が効率が悪いような印象を与えるのはそういった部分かも知れません。100万語読んでもPBは読めないし。でも例えば遅めの設定で1年に100万語読んだとして、5年で500万語読んで、そのあたりまで来ると英語との付き合いが一生ものになる…というアプローチならどうでしょうか。
5年で500万語って、まさしくわたしのペース!
一生ものになってんのかな?
あ5年で1000万語、読みたい本が読めるようになっていますように。
〉そもそも語学の勉強は手間ヒマかかるものです。何ヶ月とか、1年とか学習期間が設定された語学教材をしてたとして、それはそれで真面目に勉強すればそれなりに力は付くでしょう。でもどんな勉強をしても、数ヶ月や1年で英語が「マスター」できるわけではありません。ペラペラしゃべってPBを読みこなし、メールのやり取りも映画を字幕なしで見るのもOK!というレベルになるにはよほど大変な勉強をしなくてはいけません。それならば、数年にわたって面白い本をたくさん読んでいくのと、どれだけ効果が違うのでしょうか。少なくとも多読の方が効率が悪い、ということはないと思います。試験のための勉強など特別な目的のための勉強なら別ですが。
そうですよね。途方もない時間がかかるんですよね。
隙間時間でできるんじゃないと続かないですよね。
〉ただ、多読だけで何でもできる、と主張するのも原理主義的な考え方です。
〉多読は英語の強力な土台作り、基礎作りになると思います。もしもっと高度な英語力を身につけたいと思ったら、それはそれで目的に沿った勉強が必要です。そう、「目的」が重要です。英語で何がしたいのか、何が必要なのか、それを自分で考えて、自分に必要な英語を身につけていくという姿勢が必要です。
そうですね(そうですねばかりで恐縮です)。
目的がはっきりしないといかんですね。
わたしみたいに何が目的だったか見失ってしまって
だらだらやってる人には多読がいちばんです。
〉★単語、辞書について
〉まず小ネタ。「指輪物語」を読んでいて、知らない単語をいつの間にか覚えていることに気が付きましたが、それでもわからない単語が出てきたら辞書を引きました。
〉そこでやはり英英辞典がいいなと思ったところがあります。
〉「The Hobbit」では、ビルボはBurglerと言われます。これは多読で覚えた言葉ですが、ビルボがBurgler??と思いました。それで英和辞典を見てみました。「夜盗、盗賊」と書いてあります。私が思っているのと同じ意味です。でもビルボは泥棒じゃないし…。それで英英辞典を見てみました。
〉someone who enters a building illegally in order to steel things
〉つまりここではenters a building illegallyの意味が重要らしいです。そういえば邦訳では「忍びのもの」となっていました。
まるで翻訳の舞台裏を覗くような感じですね。
〉それから、ちょっと難しいあたりがあったので、試しにマメに英英辞典をひきながら読む、ということもしてみました。でもやはり辞書を引いてスッキリわかるところもあれば、よくわからないところもあります。そしてやはり辞書を引きながら読むと速度が落ちます。ということで、あまりマメに、ではなく適当に、速度を妨げない程度に、そしてあまり期待をしないで引くというスタンスで引くのがいいと思いました。
はい、わたしもそんな感じで辞書を引きます。
中国語の本だけですけど。
英語は嫌いだから辞書引いてあげないのだ。
〉それから、英語学習の掲示板でRy0tasanが言っていましたが、語彙を増やすには一定の速度で読む必要があるということです。私はこれを見て、多読三原則の説明ができるのではないかと思いました。語彙を増やすだけではなく文章を理解する力をつけるにも一定の速度は必要だろうと思います。
読む速度と理解力の関係には関心があります。
小説なんかはある程度パッパカ読んでないとつまらないです。
〉しかし理解するのに一定の速度が必要だとなりますと、「辞書は引かない」「わからないところは飛ばす」は、その速度を保つために必要ということになります。そして一定の速度で内容がわかる本、つまりやさしい本から読む必要があるということになります。ただ、その速度をはっきり数字で規定してしまうと数字にとらわれてしまうなどの問題がありますので、ここはとりあえず「一定の速度で読むこと」程度の表現にしておいたほうがいいと思います。
わたし、じゅうぶんやさしいやつでも速度があがらない
ことがあります。やっぱGRかな、パッパカ読めるのは。
ORTも考え出すとわかんなかったりするじゃないですか。
〉★これから
〉多読で計画を立てるのはムダ、ということはさんざん思い知らされました。ですから計画は立てません。とりあえず英語と中国語はまずます好きな本を好きなように読めるようになってきたので未読本を片付けることだけ考えていればいいのですが(片付けるのが大変なのですが)、フランス語がもう少し読めるようになるまでやさしい本を読み続ける必要があります。これが一体どこまでできるものか…。
〉中国語が500万字通過してからほとんど止まっているので何とかしたいし、英語はDragon Slayers' Academyの続きを読みたいし、まだまだ未読本との格闘が続きそうです。
万寿無疆!
英語にも未練があるので、中国語と英語であぶはちとらずになりそう
で、あっぷあっぷしています、わたし。
杏樹さんの多読にかんする考察、すごく示唆に富んでいると思い
ますが、わたし、いま余裕がなくて全然反応できませんでした。
とりいそぎ、英語1000万語到達おめでとうございます。
それでは、多読愉快、多聴快楽!
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極楽トンボさん、こんにちは。
〉〉ついに1000万語通過しました!(あ、英語です)。
〉
〉 極楽トンボです。
〉 おめでとうございます!(あ、中国語かと思っちゃった)
ありがとうございます!
やっぱり「英語です」は必要でしたか…。
〉
〉〉通過本は「The Lord of the Rings」です。そう、多読を始めたときのとお〜い、とお〜い目標本。400万語の時に一度大キリンで読んでみましたが、ほとんど予備知識で補って、理解度はものすごく低かったです。ですからいつかはリベンジを…と思っていました。そしてついにリベンジを果たして1000万語通過しました。
〉 リベンジ万歳!
〉 わたしもリベンジしたい本たくさんあります!
どんどんリベンジしてください。
私もリベンジ、というより再読したい本がたくさんあります。
〉〉まず900万語通過したのが一昨年の11月で、なぜかこの中途半端な語数でフランス語多読に走ってしまい、英語が進まなくなりました。フランス語の本を注文して届く合間などに積読本をちびちびと読むぐらい。なんで1000万語を待たずにフランス語に走ってしまったのか?我ながら謎でしたが、それでもすこーしずつ英語の語数が増えてきて、ふと思いました。「指輪物語」は「ホビットの冒険」を合わせると50万語以上ありますから、これを1000万語通過本にすれば、40数万語で読み始めたら1000万語まで一気に行ける!
〉 「なんでフランス語に走ってしまったか、我ながら謎でした」
〉 とおっしゃっていますが、読みたい時に読みたい外国語を読む
〉 とそうなるということでしょうか?
その通りです。読みたいものを読む!を実行しているといつもこういうことになって「なんでー」と言ってばかりです。
〉〉そしてフランス語が100万語通過して、英語の本を何冊か読んで、40数万語になったところで「指輪物語」を読み始めました。
〉 記念すべき大台通過は「指輪物語」という作戦だったんですね。
これも作戦というより思いつきで…。
計画を立ててうまくいったのは、300万語で「Holes」を読んだときぐらいですね。(あ、「Holes」もリベンジしたい…理解度低かったから…)
〉〉「The Hobitt」を読み始めてみますと、なんだかわかりやすいです。これ、もっとレベル高いはずじゃなかったっけ?と思いました。出だしは読みやすいのかもしれません。前に読んだときも、どうせ自分にはまだ読めるはずがないから中をのぞくだけでも…と思って開いて見ました。そうしたら意外と読み進めることができたのでそのまま読んでしまったのです。ただ、後半になるほど難しくなっていきます。特にストレートに竜退治、にはならないので、前に読んだときは何が書いてあるのかほとんど理解できないまま無理矢理読み終えました。
〉 前回は愛で読んでらしたんですね。
愛と予備知識です。
〉〉しかし今回は確かに難しいとは思いましたが、ほぼ内容を理解して読むことができました。
〉 今回は愛だけでなく実力で読んだのですね。
「実力」!そうですね。そういう言い方もありましたか。
〉〉そうしたらいよいよ本編です。前は「ホビットについて」は飛ばしましたが、今回は最初からきっちり読みました。そして「旅の仲間」に突入しますと、最初はやはり読みやすいです。しかしフロドが袋小路を出たあたりからだんだん読みにくくなっていきました。どうも風景や地形の描写が細かくて、そのあたりが難しいようです。
〉〉それでも前よりはずっと理解度は上がっていました。
〉 理解度高きがゆえに尊からずといえども、
〉 理解度高きがゆえにうれしきことかぎりなし。
まさにその通りです。
〉〉まず、前に読んだときは、内容を知っているためほとんど予備知識で見当をつけながら読んでいるようなものでした。それで細かい文字がびっしり詰まっているため、見開き読むだけでも時間がかかる上、自分がどこを読んでいるかわからなくなることもありました。一度本を閉じてしまうと、次に開いたときは確実にわからなくなっています。ですからふせんを使いながら読んでいました。(そのころはまだラストラインやブックダーツを知らなかったのです)。
〉〉しかし今回は普通にはさむだけのしおりを使いました。一度閉じた本を開いても、どこを読んでいたかちゃんとわかります。わからないときもありましたが、見開き部分をざっと見渡していくとたどり着きました。
〉 すっごくリアリティがあるお話だと思います。
〉 わたし、前回読み終わったところから
〉 今回読み始めるというのがとても苦痛なんです。
〉 日本語でもそうなんです。
それは前回読み終わったところを探すのが苦手ということですか?
〉〉しかしこの本は難易度が揃っていないというか、わかりやすいところとわかりにくいところがムラがあるように思います。私の読む能力の方が問題なのかもしれませんが、特に地形描写が中心になるような部分はわかりにくいです。わかりやすいところはスムーズに進むのですが。
〉 わたしも「赤毛のアン」も冒頭の風景描写で躓きました。
「赤毛のアン」も風景描写から始まるんですか。
〉〉それから、今回は読んでいると邦訳で読んだときのことがよみがえってくるのです。日本語の文章や寺島龍一氏の挿絵が浮かんできます。前はぼんやりとした理解力で読んでいたためか、邦訳のどの部分か細かいところまでは思い至らなかったようです。しかし今回は内容が把握できていたためか、忘れていた場面も「あー、そうだった」と思い出すのです。
〉 邦訳で繰り返した読んだ本かー。
〉 今度やってみよーっと。
あまり内容を覚えすぎていると、日本語の文章が出て来すぎて邪魔になることがありますので、お気をつけ下さい。「指輪物語」は適度な忘れ具合でした。
〉〉また、少し前に単語や辞書が話題になっていたこともあり、そのころ読んでいたあたりで単語にちょっと注目してみました。そうしたら、多読前は知っているはずのなかった単語がたくさん「わかる」ことがわかりました。いつの間に覚えたのかわかりませんが、とにかく「いつのまにか」覚えている、それも「単語を覚えた」ではなく「わかる言葉が増えた」という感じです。「指輪物語」を読んでいる間に覚えた言葉もあります。最初は単なる未知単語だったのが、何度か出てくるうちにすっかりわかるようになりました。
〉
〉 多読前は知らなかったけれども、多読を通じて仲良くなってきた単語
〉 が確かにいくつかあります。でも、なんとなくその単語を知っていれば
〉 本を読むのが楽になる単語という感じじゃないです。わたしはこれから どういう単語を自家薬籠中にものにするのであろうか?
部分的に意識したからそう思ったので、単語を意識しないで読んで、そこそこわかってたらそれでいいと思います。むしろ単語にとらわれないほうがいいですから。
〉
〉〉「指輪物語」とのかかわりは400万語の時にも書いたと思いますが、私がファンタジーに興味を持ったころは、「指輪物語」といえばファンタジーのお手本、ファンタジーの最高峰として特別な本でした。
〉〉多読前に映画のおかげで原書が書店で積まれているのを見かけるようになりましたが、「ああ、これが読めたら…」と指をくわえているしかありませんでした。そのころ、辞書を引きながら英語の本をいくつか読んでみた結果、「辞書を引いても読めないものは読めない」ということを痛感していました。「指輪物語」など読めるはずがありません。
〉 わたしもともとファンタジーなど興味ありませんでした。
〉 でも、レインボウマジックのおかげでちょっとだけ興味を
〉 覚えるに至りました。「指輪物語」の高みにまで登れる
〉 かどうかわかりませんが。
私はファンタジーが好きで、多読を始めてからもずっとファンタジーを原書で読むのが目標でした。…なのに全然進まないんですけど。「指輪物語」以外にももっと読みやすくておもしろいファンタジーはありますので、いろいろ読んでみるといいと思います。
〉
〉〉400万語通過の時は大キリンで、本当にこれがもっとわかる日が来るのだろうかと思いました。
〉〉それが、本当に、本当に読める日が来たのです。
〉 ぱちぱち(満場の拍手)!
うう、ありがとうございます〜。
〉〉確かにまだ難しかったです。わかりにくいところもありました。でも「指輪物語」が辞書も引かずに(時々引きましたけど)、普通の本を読むように読めるようになったのです。
〉 う、こっちまで興奮してきます。
そうですか?
〉〉本当に「読んでいればいつかは読めるようになる」んですね。ああ、万年レベル3に悩んだ日々…。もともとの英語力が低いから、多読しても読む力には限界があるのではないかと思ったこともあります。でも「指輪物語」がこんなにわかるようになるなんて、やっぱり多読ってすごいです。一番すごいのは「勉強していない」ことです。文法の勉強や単語暗記をしたりせず、いつのまにか読めるようになったので、なんで読めるのか、あんなに難しかった本がなんで読めるのか、自分でもよくわかりません。
〉 勉強しなくていいんだー!もう勉強するような元気はないのだー。
〉 あー、でもわたし怠け者だからなー、そこまで続くかなー?
〉 それが心配といえば心配。
〉 読んでて楽しい本なんてそんなにわんさかあるのかなー?
〉 あるといいなー。
楽しい本を見つけるのが多読の一番の課題かもしれませんね。本がありさえすれば、読んでたら読めるようになりますから。
〉〉それから、前はAPPENDIXは飛ばしましたが、今回はきっちり読みました。かなりわかりにくかったですけど。これは英語が難しいというより、「歴史の本」や「言語の本」状態ということもあるでしょう。
〉 APPENDIX読んだってもしかして勉強モード?
「指輪物語」のAPPENDIXは、マニアが指輪の世界に浸るために読み込むためにあるようなものです。背景の歴史や系図や年表や言語の解説がえんえんと続きます。これが読めたというところがまた原書で読んだ醍醐味でもありまして。
〉
〉〉★それ以外に読んだ本のことなど。
〉〉まず900万語越えてすぐに読んだのは
〉〉「Little Pear」
〉〉「Little Pear and His Feriends」
〉〉極楽トンボさんに教えてもらってすぐに注文した本です。100年ぐらい昔の中国の農村の5歳の男の子の日常生活をほのぼのと描いています。(続編では6歳)。外国人が書いたとは思えないほど当時の中国の雰囲気が出ていて、作者が描いているという絵も西洋人特有の違和感が全くありません。極楽トンボさんに教えてもらって感謝です。
〉
〉 おー、光栄でーす!この本のこと多読の定番にしたいな。
〉 ふ、ふ、ふ、杏樹さんが涎を垂らして喜びそうな本を物色中なのだ!
そうですねー。多読の定番としてふさわしい本ですね。
次はどんな本を紹介してくれるのかな〜わくわく。
〉 そうですね。ダールは昔、大学の英語で不幸な出会いをしました。
〉 原書を読んだら、これほど面白いとは思わなかった。
〉 この三冊はわたしもまだ読んでいません。
〉 ダールも児童書は制覇しなくちゃ!
ダールと不幸な出会いをするなんて、二重に不幸ですね。
広いレベルにわたっていますから、いろいろ読んでみてください。
〉〉「Chinese Cinderella The Mystery of the Song Dynasty Painting」
〉〉極楽トンボさんに紹介してもらって即買ってしまいました。一応フランス語が100万語通過するまで読むのは我慢してましたけど、通過してすぐ読みました。
〉 あれー、我慢してらっしゃるじゃないですかー。
〉 あ、そうか、Chinese Cinderellaよりフランス語が読みたかった
〉 というわけですね。
いえ、フランス語はまだまだなかなか読めないので、100万語行く前に止まってしまうと「ふりだしに戻る」になってしまうかもしれない、それではいけないと思いまして、なんとか100万語到達するまで寄り道しないようがんばっていたのです。
〉〉宋時代のお話が英語で書かれているわけですが、作家が中国系のためかほとんど違和感なくその時代に入っていけました。「清明上河図」からこういうお話ができるんですね。
〉 そう、そう、そうなんです。続作を希望します。
そうですね。続けて書いて欲しいです。
〉〉★多読と勉強
〉〉さて、1000万語読むのに7年半かかりました。
〉〉最初多読を始めたときはいくらなんでも「指輪物語」が読めるようになるなんて、と思いました。もしそのとき7年半かかると言われてたら「そんなにかかるの?!」と思って腰が引けたかもしれません。
〉 全然そう思いません。だって、わたしたち社会人なんですよ。
〉 学生と違うんだから(学生の方、暴言をお許しください)。
〉 その分、寿命も縮むなんて魔法使いに言われたら考えますが。
あー、そういう考え方もありますか。
勉強しようと思うと何年も続けるなんて無理だと思ってしまいますので。「勉強じゃない」と思えるまでにはしばらくかかるんですよね。
〉〉多読が効率が悪いような印象を与えるのはそういった部分かも知れません。100万語読んでもPBは読めないし。でも例えば遅めの設定で1年に100万語読んだとして、5年で500万語読んで、そのあたりまで来ると英語との付き合いが一生ものになる…というアプローチならどうでしょうか。
〉 5年で500万語って、まさしくわたしのペース!
〉 一生ものになってんのかな?
〉 あ5年で1000万語、読みたい本が読めるようになっていますように。
ここまで続けていたら、のんびりでもなんでも読んでたら読めるようになると思いますよ。
〉〉そもそも語学の勉強は手間ヒマかかるものです。何ヶ月とか、1年とか学習期間が設定された語学教材をしてたとして、それはそれで真面目に勉強すればそれなりに力は付くでしょう。でもどんな勉強をしても、数ヶ月や1年で英語が「マスター」できるわけではありません。ペラペラしゃべってPBを読みこなし、メールのやり取りも映画を字幕なしで見るのもOK!というレベルになるにはよほど大変な勉強をしなくてはいけません。それならば、数年にわたって面白い本をたくさん読んでいくのと、どれだけ効果が違うのでしょうか。少なくとも多読の方が効率が悪い、ということはないと思います。試験のための勉強など特別な目的のための勉強なら別ですが。
〉 そうですよね。途方もない時間がかかるんですよね。
〉 隙間時間でできるんじゃないと続かないですよね。
それを思うと多読は英語の勉強を楽にしてくれると思います。
〉〉ただ、多読だけで何でもできる、と主張するのも原理主義的な考え方です。
〉〉多読は英語の強力な土台作り、基礎作りになると思います。もしもっと高度な英語力を身につけたいと思ったら、それはそれで目的に沿った勉強が必要です。そう、「目的」が重要です。英語で何がしたいのか、何が必要なのか、それを自分で考えて、自分に必要な英語を身につけていくという姿勢が必要です。
〉 そうですね(そうですねばかりで恐縮です)。
〉 目的がはっきりしないといかんですね。
〉 わたしみたいに何が目的だったか見失ってしまって
〉 だらだらやってる人には多読がいちばんです。
目的がある人は目的に合った勉強をする必要があるのでは、ということで、特に目標がなかったらおもしろい本を探してマイペースで読んでいればいいと思います。
〉
〉〉★単語、辞書について
〉〉まず小ネタ。「指輪物語」を読んでいて、知らない単語をいつの間にか覚えていることに気が付きましたが、それでもわからない単語が出てきたら辞書を引きました。
〉〉そこでやはり英英辞典がいいなと思ったところがあります。
〉〉「The Hobbit」では、ビルボはBurglerと言われます。これは多読で覚えた言葉ですが、ビルボがBurgler??と思いました。それで英和辞典を見てみました。「夜盗、盗賊」と書いてあります。私が思っているのと同じ意味です。でもビルボは泥棒じゃないし…。それで英英辞典を見てみました。
〉〉someone who enters a building illegally in order to steel things
〉〉つまりここではenters a building illegallyの意味が重要らしいです。そういえば邦訳では「忍びのもの」となっていました。
〉 まるで翻訳の舞台裏を覗くような感じですね。
「ああ、そうか!」と思います。
〉〉それから、ちょっと難しいあたりがあったので、試しにマメに英英辞典をひきながら読む、ということもしてみました。でもやはり辞書を引いてスッキリわかるところもあれば、よくわからないところもあります。そしてやはり辞書を引きながら読むと速度が落ちます。ということで、あまりマメに、ではなく適当に、速度を妨げない程度に、そしてあまり期待をしないで引くというスタンスで引くのがいいと思いました。
〉 はい、わたしもそんな感じで辞書を引きます。
〉 中国語の本だけですけど。
〉 英語は嫌いだから辞書引いてあげないのだ。
この思い切りのよさが気持ちいいです。英語はお嫌いですか。私もあまり好きじゃありませんけど。だから文法もボキャブラもしたくありません。
最近は英英辞典に慣れてきて、かえって中国語の辞書を引くのが面倒になりました。特に読み方のわからない漢字の読み方を調べるのが面倒で。
〉〉それから、英語学習の掲示板でRy0tasanが言っていましたが、語彙を増やすには一定の速度で読む必要があるということです。私はこれを見て、多読三原則の説明ができるのではないかと思いました。語彙を増やすだけではなく文章を理解する力をつけるにも一定の速度は必要だろうと思います。
〉 読む速度と理解力の関係には関心があります。
〉 小説なんかはある程度パッパカ読んでないとつまらないです。
やっぱりそうですよね。流れに乗らないと。
〉〉しかし理解するのに一定の速度が必要だとなりますと、「辞書は引かない」「わからないところは飛ばす」は、その速度を保つために必要ということになります。そして一定の速度で内容がわかる本、つまりやさしい本から読む必要があるということになります。ただ、その速度をはっきり数字で規定してしまうと数字にとらわれてしまうなどの問題がありますので、ここはとりあえず「一定の速度で読むこと」程度の表現にしておいたほうがいいと思います。
〉 わたし、じゅうぶんやさしいやつでも速度があがらない
〉 ことがあります。やっぱGRかな、パッパカ読めるのは。
〉 ORTも考え出すとわかんなかったりするじゃないですか。
語数が少ないとかえって意味が取れないことがありますね。私はそれでフランス語で語数の少なすぎる絵本はやめて、いつも報告しているJ'aime Lire中心に読むことにしたんです。
〉〉★これから
〉〉多読で計画を立てるのはムダ、ということはさんざん思い知らされました。ですから計画は立てません。とりあえず英語と中国語はまずます好きな本を好きなように読めるようになってきたので未読本を片付けることだけ考えていればいいのですが(片付けるのが大変なのですが)、フランス語がもう少し読めるようになるまでやさしい本を読み続ける必要があります。これが一体どこまでできるものか…。
〉〉中国語が500万字通過してからほとんど止まっているので何とかしたいし、英語はDragon Slayers' Academyの続きを読みたいし、まだまだ未読本との格闘が続きそうです。
〉 万寿無疆!
この言葉は初めて見ました。
〉 英語にも未練があるので、中国語と英語であぶはちとらずになりそう
〉 で、あっぷあっぷしています、わたし。
多言語はなかなかバランスよくいかないですね。
〉 杏樹さんの多読にかんする考察、すごく示唆に富んでいると思い
〉 ますが、わたし、いま余裕がなくて全然反応できませんでした。
〉 とりいそぎ、英語1000万語到達おめでとうございます。
いえいえ、細かく反応してくださってありがとうございます。
〉
〉 それでは、多読愉快、多聴快楽!
極楽トンボさんもHappy Reading! and 看書快楽!多聴快楽!
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お名前: たかぽん http://dandelion3939.blog38.fc2.com/
投稿日: 2010/6/3(01:04)
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杏樹さん、英語多読1000万語通過、おめでとうございます。
〉ついに1000万語通過しました!(あ、英語です)。
〉通過本は「The Lord of the Rings」です。そう、多読を始めたときのとお〜い、とお〜い目標本。400万語の時に一度大キリンで読んでみましたが、ほとんど予備知識で補って、理解度はものすごく低かったです。ですからいつかはリベンジを…と思っていました。そしてついにリベンジを果たして1000万語通過しました。
大麒麟というお相撲さん、いませんでしたっけ?
それはともかく、リベンジも、おめでとうございます。
(「リベンジ」と聞くと、ゼンジー北京を思い出すのは、私だけでしょうか?
タネも仕掛けも、ちょこっとあるよ。それはともかく)
「指輪物語」はむずかしい、というイメージがあって、私はなかなか手を出せません。
すごいっすね。
〉まず900万語通過したのが一昨年の11月で、なぜかこの中途半端な語数でフランス語多読に走ってしまい、英語が進まなくなりました。フランス語の本を注文して届く合間などに積読本をちびちびと読むぐらい。なんで1000万語を待たずにフランス語に走ってしまったのか?我ながら謎でしたが、
いや、そのお気持ちは、ようく、わかるような気がします。
読みたいものを読んでるという、健全な姿勢なんだと思います。
〉それでもすこーしずつ英語の語数が増えてきて、ふと思いました。「指輪物語」は「ホビットの冒険」を合わせると50万語以上ありますから、これを1000万語通過本にすれば、40数万語で読み始めたら1000万語まで一気に行ける!
いいことに気づかれましたね。
それにしても「指輪物語」って、そんなにあるんですか!!
〉そしてフランス語が100万語通過して、英語の本を何冊か読んで、40数万語になったところで「指輪物語」を読み始めました。
いい計画だ。
〉「The Hobitt」を読み始めてみますと、なんだかわかりやすいです。これ、もっとレベル高いはずじゃなかったっけ?と思いました。出だしは読みやすいのかもしれません。前に読んだときも、どうせ自分にはまだ読めるはずがないから中をのぞくだけでも…と思って開いて見ました。そうしたら意外と読み進めることができたのでそのまま読んでしまったのです。ただ、後半になるほど難しくなっていきます。特にストレートに竜退治、にはならないので、前に読んだときは何が書いてあるのかほとんど理解できないまま無理矢理読み終えました。
〉しかし今回は確かに難しいとは思いましたが、ほぼ内容を理解して読むことができました。
〉
〉そうしたらいよいよ本編です。前は「ホビットについて」は飛ばしましたが、今回は最初からきっちり読みました。そして「旅の仲間」に突入しますと、最初はやはり読みやすいです。しかしフロドが袋小路を出たあたりからだんだん読みにくくなっていきました。どうも風景や地形の描写が細かくて、そのあたりが難しいようです。
〉それでも前よりはずっと理解度は上がっていました。
多読してると、こういうことがありますよね。
〉まず、前に読んだときは、内容を知っているためほとんど予備知識で見当をつけながら読んでいるようなものでした。それで細かい文字がびっしり詰まっているため、見開き読むだけでも時間がかかる上、自分がどこを読んでいるかわからなくなることもありました。一度本を閉じてしまうと、次に開いたときは確実にわからなくなっています。ですからふせんを使いながら読んでいました。(そのころはまだラストラインやブックダーツを知らなかったのです)。
〉しかし今回は普通にはさむだけのしおりを使いました。一度閉じた本を開いても、どこを読んでいたかちゃんとわかります。わからないときもありましたが、見開き部分をざっと見渡していくとたどり着きました。
この感じも、よーくわかります。
見渡してわかるようになってる感覚。
〉しかしこの本は難易度が揃っていないというか、わかりやすいところとわかりにくいところがムラがあるように思います。私の読む能力の方が問題なのかもしれませんが、特に地形描写が中心になるような部分はわかりにくいです。わかりやすいところはスムーズに進むのですが。
私も、情景描写とかは、苦手ですね。日本語の本でも。。。
〉それから、今回は読んでいると邦訳で読んだときのことがよみがえってくるのです。日本語の文章や寺島龍一氏の挿絵が浮かんできます。前はぼんやりとした理解力で読んでいたためか、邦訳のどの部分か細かいところまでは思い至らなかったようです。しかし今回は内容が把握できていたためか、忘れていた場面も「あー、そうだった」と思い出すのです。
ありますねー、これも。
〉また、少し前に単語や辞書が話題になっていたこともあり、そのころ読んでいたあたりで単語にちょっと注目してみました。そうしたら、多読前は知っているはずのなかった単語がたくさん「わかる」ことがわかりました。いつの間に覚えたのかわかりませんが、とにかく「いつのまにか」覚えている、それも「単語を覚えた」ではなく「わかる言葉が増えた」という感じです。「指輪物語」を読んでいる間に覚えた言葉もあります。最初は単なる未知単語だったのが、何度か出てくるうちにすっかりわかるようになりました。
この感覚もわかります。
〉「指輪物語」とのかかわりは400万語の時にも書いたと思いますが、私がファンタジーに興味を持ったころは、「指輪物語」といえばファンタジーのお手本、ファンタジーの最高峰として特別な本でした。
〉多読前に映画のおかげで原書が書店で積まれているのを見かけるようになりましたが、「ああ、これが読めたら…」と指をくわえているしかありませんでした。そのころ、辞書を引きながら英語の本をいくつか読んでみた結果、「辞書を引いても読めないものは読めない」ということを痛感していました。「指輪物語」など読めるはずがありません。
辞書を引いて読んでみた、というところが、すごいですね。
何でもひと通り経験していらっしゃるので、説得力がある。
〉400万語通過の時は大キリンで、本当にこれがもっとわかる日が来るのだろうかと思いました。
〉それが、本当に、本当に読める日が来たのです。
こういうのって、ほんっとに、うれしいですよね。
〉確かにまだ難しかったです。わかりにくいところもありました。でも「指輪物語」が辞書も引かずに(時々引きましたけど)、普通の本を読むように読めるようになったのです。
よろこびがあふれてますね(^^
〉本当に「読んでいればいつかは読めるようになる」んですね。ああ、万年レベル3に悩んだ日々…。もともとの英語力が低いから、多読しても読む力には限界があるのではないかと思ったこともあります。でも「指輪物語」がこんなにわかるようになるなんて、やっぱり多読ってすごいです。一番すごいのは「勉強していない」ことです。文法の勉強や単語暗記をしたりせず、いつのまにか読めるようになったので、なんで読めるのか、あんなに難しかった本がなんで読めるのか、自分でもよくわかりません。
不思議ですよね。
〉それから、前はAPPENDIXは飛ばしましたが、今回はきっちり読みました。かなりわかりにくかったですけど。これは英語が難しいというより、「歴史の本」や「言語の本」状態ということもあるでしょう。
内容が難しいというのは、あるでしょうね。
〉で、書評ではThe Return of the Kingの語数はAPPENDIXを飛ばしているということです。APPENDIXが何語あるか誰かご存じないでしょうか?自分で数えるしかないのか…。APPENDIXなしで1000万語越えているので、本編を読み終わった時点で通過はしているのですが。
盲腸を取ってると宇宙飛行士になれないって本当でしょうか?
〉★それ以外に読んだ本のことなど。
〉まず900万語越えてすぐに読んだのは
〉「Little Pear」
〉「Little Pear and His Feriends」
〉極楽トンボさんに教えてもらってすぐに注文した本です。100年ぐらい昔の中国の農村の5歳の男の子の日常生活をほのぼのと描いています。(続編では6歳)。外国人が書いたとは思えないほど当時の中国の雰囲気が出ていて、作者が描いているという絵も西洋人特有の違和感が全くありません。極楽トンボさんに教えてもらって感謝です。
杏樹さんが「西洋人特有の違和感が全くありません」とおっしゃるなら、
相当なもんですね。
〉その後はとにかくフランス語の合間に読むので、あまり長い本は避けました。そうしたら、結局ロアルド・ダールの未読本を片付けることになりました。
〉
〉「The BFG」
〉Sophieはある夜巨人にさらわれてしまいます。豪快な展開でダールらしさが光ります。巨人語が難しいとか言われてYLも高めだと思って後回しになっていましたが、すらすら読めました。
「巨人語」って、「元気ハツラツ」とか?
それはともかく、この本は、私も何度も挫折した本でした。
かの有名人が登場されるのが、いいですね。
〉「The Wonderful Story of Henry Sugar and Six More」
〉ダールの短編集。一応12歳ぐらいと書いてある本ですが、ほとんど大人向けですね。今までの児童書よりもやや難しめです。
そうですね。
〉特に表題作は最初の方はHenryが奇妙なことが書いてある本をひたすら読んでいて、一体どうなるんだろうと思っていたら…まさかこんな展開になるとは。
私は大好きな話です。
CDがあるんですが、すごくいいです。
〉Piece of Cakeとそれを発表するに至る話は実話なのかフィクションなのかいまいち判別が付きにくいのですが、それもまたダールの人を食ったところが表れているように思います。
何か発掘する話とか、好きですね。
〉「Going Solo」
〉これははっきりと一般向けとして書かれた本です。ダールの自伝で、前に少年時代のことを書いた「BOY」を読んでいたので、いずれはこちらも読みたいと思って積んでました。
〉ダールはシェル石油に就職してアフリカへ行き、やがて第二次大戦が始まってパイロットになって戦闘に参加した経過が書かれています。それにしても、アフリカへ向かう船内から、現地での出来事など、まるでダールのお話の中のようなとんでもないことがいろいろと起こります。こんな経験をしたからあんな話を書くようになったのか、それとも脚色しているのか…?
おかしな人には、おかしなことが起こるのか?と、私も思いました。
〉以上でダールの未読本は全部片付けました。児童書はほとんど読んでしまったので、これからは一般向けの本を読んでいきたいと思います。
〉多読の収穫の一つに、ダールとの出会いがあります。日本ではダールはチョコレート工場だけがやたら有名ですが、私は読んだことがありませんでした。原書でダールと出会えてラッキーです。
私もダールは知りませんでした。
ダールを中心に多読してきたようなところがあるので、出会えてラッキーでした。
〉その他の本
〉
〉「The Graveyard Book」
〉AMINOさんに教えてもらった本です。
〉両親を殺された赤ん坊は、墓場で幽霊たちに助けられます。そして幽霊たちに育てられます。ちょっとダークなファンタジーです。章ごとに主人公の年齢が上がっていきます。なにしろ幽霊なので、死んだ時代、死んだ年齢がそれぞれバラバラで、いろんな幽霊が出てきます。そういった幽霊たちに囲まれて育つ子ども、というシチュエーションがおもしろいです。
おもしろそうですね。
AMINOさんも、いろんな本をご存知ですよね。
〉「Chinese Cinderella The Mystery of the Song Dynasty Painting」
〉極楽トンボさんに紹介してもらって即買ってしまいました。一応フランス語が100万語通過するまで読むのは我慢してましたけど、通過してすぐ読みました。
〉宋時代のお話が英語で書かれているわけですが、作家が中国系のためかほとんど違和感なくその時代に入っていけました。「清明上河図」からこういうお話ができるんですね。
こういう中国史の触れ方もあるのか。
〉さて、フランス語で100万語通過して、さらに英語の本を読んでみようと未読本を発掘したら出てきたのは…。
〉
〉Dragon Slayers' Academy
〉
〉です。今頃このレベル?と思わなくもなかったのですが、読まずじまいで終わるのももったいないのでとりあえずのぞいてみました。この本、最初はちょっとわかりにくい、とっつきにくいです。しかし「おバカ本」で有名なだけあって、ずいぶんふざけた展開でおもしろかったです。
〉それで結局続けて読んでいってしまうことに。
〉1冊1万語ぐらいなので、フランス語で1万語読んでDSAを1冊読む、というサイクルで行けばフランス語と英語がバランスよく読んでいける計算です。
〉
〉巻が進むと最初のおバカぶりとちょっと雰囲気が変わってきましたが、全体的にギャグマンガのような感じでどんどん読み進むことができました。レベル3あたりで何を読んだらいいか悩んでいる人がいたらお勧めしてみたいです。おフザケ、ギャグが好きかどうか確認してから…。
有名な本ですが、見たことがありません。
古川さんも面白いとおっしゃるので、立ち読みしてみようかな。
〉そしてこれが9巻まで来たところで940万語越えたので、このへんで「指輪物語」を読み始めたらいいだろうと思って読み始めました。まず「The Hobbt」からです。(…ということで、「指輪物語」報告に戻る)。
こういうSFを思い出しました。
〉★多読と勉強
〉
〉さて、1000万語読むのに7年半かかりました。
〉最初多読を始めたときはいくらなんでも「指輪物語」が読めるようになるなんて、と思いました。もしそのとき7年半かかると言われてたら「そんなにかかるの?!」と思って腰が引けたかもしれません。
〉多読が効率が悪いような印象を与えるのはそういった部分かも知れません。100万語読んでもPBは読めないし。でも例えば遅めの設定で1年に100万語読んだとして、5年で500万語読んで、そのあたりまで来ると英語との付き合いが一生ものになる…というアプローチならどうでしょうか。
〉そもそも語学の勉強は手間ヒマかかるものです。何ヶ月とか、1年とか学習期間が設定された語学教材をしてたとして、それはそれで真面目に勉強すればそれなりに力は付くでしょう。でもどんな勉強をしても、数ヶ月や1年で英語が「マスター」できるわけではありません。ペラペラしゃべってPBを読みこなし、メールのやり取りも映画を字幕なしで見るのもOK!というレベルになるにはよほど大変な勉強をしなくてはいけません。それならば、数年にわたって面白い本をたくさん読んでいくのと、どれだけ効果が違うのでしょうか。少なくとも多読の方が効率が悪い、ということはないと思います。試験のための勉強など特別な目的のための勉強なら別ですが。
〉
〉ただ、多読だけで何でもできる、と主張するのも原理主義的な考え方です。
〉多読は英語の強力な土台作り、基礎作りになると思います。もしもっと高度な英語力を身につけたいと思ったら、それはそれで目的に沿った勉強が必要です。そう、「目的」が重要です。英語で何がしたいのか、何が必要なのか、それを自分で考えて、自分に必要な英語を身につけていくという姿勢が必要です。
〉でもそんなにたいして英語が必要じゃないとか、必要じゃないから勉強する気にならない、ということなら好きな本を読んでいればそれでいいでしょう。そこは自分で取捨選択することです。多読は自分が英語と付き合うための基礎作り、土台作りだと思います。
〉多読と勉強は対立するものではなく、勉強したい人には多読を土台にすれば語学力を上げる強い助けになり、勉強したくない人もそれなりに英語がわかるようになっていくというフレキシブルな「勉強法」だと思います。
たしかに、それは言えると思います。
私も、文法の勉強や、例文の暗記、単語の暗記などが苦手でして、
英語をどうやってやっていこうかと、途方に暮れていました。
そこで多読に出会い、少しばかり本が読めたりするようになりましたが、
多読に出会っていなかったら、こんなふうには絶対なっていないと思います。
英語が少しもわからんなー、と嘆きつづけていたと思います。
それに多読は、「忘れてしまう」ということが、格段に少ないように思います。
あくまでも個人的な感想ですが、無理やり覚えたことは、「抜け」も早い感じがする。
多読によって把握したり、あるいは、多読によって補強したことっていうのは、
しっかり身につくような感じはしますね。
〉★単語、辞書について
〉
〉まず小ネタ。「指輪物語」を読んでいて、知らない単語をいつの間にか覚えていることに気が付きましたが、それでもわからない単語が出てきたら辞書を引きました。
〉そこでやはり英英辞典がいいなと思ったところがあります。
〉「The Hobbit」では、ビルボはBurglerと言われます。これは多読で覚えた言葉ですが、ビルボがBurgler??と思いました。それで英和辞典を見てみました。「夜盗、盗賊」と書いてあります。私が思っているのと同じ意味です。でもビルボは泥棒じゃないし…。それで英英辞典を見てみました。
〉someone who enters a building illegally in order to steel things
〉つまりここではenters a building illegallyの意味が重要らしいです。そういえば邦訳では「忍びのもの」となっていました。
これは面白いですね。(私の好きな分野か・・・)
英英辞書は、英和辞書のように「訳語」じゃなくて、「説明」がしてあるので、
わかりやすくて、面白いですよね。
〉それから、ちょっと難しいあたりがあったので、試しにマメに英英辞典をひきながら読む、ということもしてみました。でもやはり辞書を引いてスッキリわかるところもあれば、よくわからないところもあります。そしてやはり辞書を引きながら読むと速度が落ちます。ということで、あまりマメに、ではなく適当に、速度を妨げない程度に、そしてあまり期待をしないで引くというスタンスで引くのがいいと思いました。
そのぐらいがいいでしょうね。
〉それから、英語学習の掲示板でRy0tasanが言っていましたが、語彙を増やすには一定の速度で読む必要があるということです。私はこれを見て、多読三原則の説明ができるのではないかと思いました。語彙を増やすだけではなく文章を理解する力をつけるにも一定の速度は必要だろうと思います。
〉多読とは、とにかく最初は「三原則を守って読むこと」で、多読の効果はその結果「体感」するものだということになっています。体感するのが大切だから理屈抜きにとにかく読んでみろ、ということです。特になぜ辞書を引いてはいけないのか納得できない人には無理矢理にでも「とにかく辞書を引かないで100万語読んでみてください」と言うしかありませんでした。
〉しかし理解するのに一定の速度が必要だとなりますと、「辞書は引かない」「わからないところは飛ばす」は、その速度を保つために必要ということになります。そして一定の速度で内容がわかる本、つまりやさしい本から読む必要があるということになります。ただ、その速度をはっきり数字で規定してしまうと数字にとらわれてしまうなどの問題がありますので、ここはとりあえず「一定の速度で読むこと」程度の表現にしておいたほうがいいと思います。
〉
〉だから…というわけでもないんですが、「指輪物語」で一部音読してみました。きちんと発音しようとするとかえって発音に気をとられて内容がおろそかになったり速度が落ちたりしますが、「もごもごシャドウイング」みたいな感じで一定の速度を保つことだけ考えて声を出して読んでみました。
〉私は普通に読んでいるときはある程度脳内音読になっているのですが、この脳内音読がけっこうカタカナ英語です。特にわかりにくいところ、難しいところになると速度が落ちてますますカタカナ英語っぽくなってしまいます。それで強いアクセントだけはっきりさせて、あとは音をどんどん落として一定の速度を保ちながら読んでみようと思ったんです。そうしたら難しい箇所でもなんとなく、全体的に「こんな感じのことが書いてある」というのがつかみやすいような気がしました。
〉
〉それで思ったのは
〉
〉細部にこだわるとかえってわからなくなる
〉
〉ということです。
〉
〉今までも「トップダウン方式」の理解とか、言葉の最小単位は文章、あるいは「物語」ということが言われてきました。英語の勉強ではなく、言葉として理解するためには、全体的に何が書いてあるか、をつかむ力をつけるのが大切なのです。それが細部にこだわりだすと、全体を見渡すことができなくなるのです。
〉
〉そのために、一定の速度で「すらすら」感を感じながら読んでいく練習が必要で、そのために「辞書は引かない」「わからないところは飛ばす」「レベル0〜1から読む」という方法が有効だということになります。
〉そして速度を保って読むことを体得できれば、その速度を妨げないように辞書を引けば大丈夫ということになります。
なるほど。
関係あるかどうかわかりませんが、私は今、シャーロック・ホームズを、
朗読を聞きながら目でも読んでます。
わからない言葉はいっぱいあるはずなのですが、あんまり「わからない」
という気がしません。なんか楽しいなぁという感じです。
それでいいんですかね。
〉★これから
〉多読で計画を立てるのはムダ、ということはさんざん思い知らされました。ですから計画は立てません。とりあえず英語と中国語はまずます好きな本を好きなように読めるようになってきたので未読本を片付けることだけ考えていればいいのですが(片付けるのが大変なのですが)、フランス語がもう少し読めるようになるまでやさしい本を読み続ける必要があります。これが一体どこまでできるものか…。
フランス語も、大丈夫でしょう。
〉中国語が500万字通過してからほとんど止まっているので何とかしたいし、英語はDragon Slayers' Academyの続きを読みたいし、まだまだ未読本との格闘が続きそうです。
格闘といっても、なんだか楽しそうですね。
〉おまけ
〉1000万語記念にTOEICを受けました。多読半年前に偶然受けていたので、500万語通過時に受けました。ですから次は1000万語通過したら受けようと思っていました。
こうやって、節目節目で受けると、面白いんですね。(私は無計画・・・)
〉でもテストの内容が変わっていて、比較になるのか不安です。リスニングも長文を聞くタイプのものが増えたようですし、長文問題もどっさり増えたようで、前よりずいぶん難しく感じました。下がってたらショックかも。
テストは時の運みたいなところがありますからね。
私は、試験官のお姉さんがかわいくて、心頭を滅却できませんでした。。
読みごたえたっぷりの、充実したご報告、ありがとうございました。
いちいち反応してしまって、すみません。
これからも、Happy reading!!
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たかぽんぽん、こんにちは。
〉杏樹さん、英語多読1000万語通過、おめでとうございます。
ありがとうございます。
〉〉ついに1000万語通過しました!(あ、英語です)。
〉〉通過本は「The Lord of the Rings」です。そう、多読を始めたときのとお〜い、とお〜い目標本。400万語の時に一度大キリンで読んでみましたが、ほとんど予備知識で補って、理解度はものすごく低かったです。ですからいつかはリベンジを…と思っていました。そしてついにリベンジを果たして1000万語通過しました。
〉 大麒麟というお相撲さん、いませんでしたっけ?
相撲はよくわかりません。
〉 それはともかく、リベンジも、おめでとうございます。
〉 (「リベンジ」と聞くと、ゼンジー北京を思い出すのは、私だけでしょうか?
多分そうでしょう。
〉 タネも仕掛けも、ちょこっとあるよ。それはともかく)
〉 「指輪物語」はむずかしい、というイメージがあって、私はなかなか手を出せません。
〉 すごいっすね。
そりゃ〜、好きな本ですから。たかぽんこそ私には難しいような本を読んでるじゃないですか。
〉〉まず900万語通過したのが一昨年の11月で、なぜかこの中途半端な語数でフランス語多読に走ってしまい、英語が進まなくなりました。フランス語の本を注文して届く合間などに積読本をちびちびと読むぐらい。なんで1000万語を待たずにフランス語に走ってしまったのか?我ながら謎でしたが、
〉 いや、そのお気持ちは、ようく、わかるような気がします。
〉 読みたいものを読んでるという、健全な姿勢なんだと思います。
「健全」ですか。よかった。
〉〉それでもすこーしずつ英語の語数が増えてきて、ふと思いました。「指輪物語」は「ホビットの冒険」を合わせると50万語以上ありますから、これを1000万語通過本にすれば、40数万語で読み始めたら1000万語まで一気に行ける!
〉 いいことに気づかれましたね。
〉 それにしても「指輪物語」って、そんなにあるんですか!!
「The Hobbit」と合わせてです。でも本編も3部になっていてどれも分厚いです。
〉〉そしてフランス語が100万語通過して、英語の本を何冊か読んで、40数万語になったところで「指輪物語」を読み始めました。
〉 いい計画だ。
お褒めに預かり光栄のつきあたりです。
〉〉そうしたらいよいよ本編です。前は「ホビットについて」は飛ばしましたが、今回は最初からきっちり読みました。そして「旅の仲間」に突入しますと、最初はやはり読みやすいです。しかしフロドが袋小路を出たあたりからだんだん読みにくくなっていきました。どうも風景や地形の描写が細かくて、そのあたりが難しいようです。
〉〉それでも前よりはずっと理解度は上がっていました。
〉 多読してると、こういうことがありますよね。
ありますねー。
〉〉まず、前に読んだときは、内容を知っているためほとんど予備知識で見当をつけながら読んでいるようなものでした。それで細かい文字がびっしり詰まっているため、見開き読むだけでも時間がかかる上、自分がどこを読んでいるかわからなくなることもありました。一度本を閉じてしまうと、次に開いたときは確実にわからなくなっています。ですからふせんを使いながら読んでいました。(そのころはまだラストラインやブックダーツを知らなかったのです)。
〉〉しかし今回は普通にはさむだけのしおりを使いました。一度閉じた本を開いても、どこを読んでいたかちゃんとわかります。わからないときもありましたが、見開き部分をざっと見渡していくとたどり着きました。
〉 この感じも、よーくわかります。
〉 見渡してわかるようになってる感覚。
わかりますか。
〉〉しかしこの本は難易度が揃っていないというか、わかりやすいところとわかりにくいところがムラがあるように思います。私の読む能力の方が問題なのかもしれませんが、特に地形描写が中心になるような部分はわかりにくいです。わかりやすいところはスムーズに進むのですが。
〉 私も、情景描写とかは、苦手ですね。日本語の本でも。。。
どうも苦手な人は多いようですね。こういうところは飛ばすのがいいんでしょう。
〉〉それから、今回は読んでいると邦訳で読んだときのことがよみがえってくるのです。日本語の文章や寺島龍一氏の挿絵が浮かんできます。前はぼんやりとした理解力で読んでいたためか、邦訳のどの部分か細かいところまでは思い至らなかったようです。しかし今回は内容が把握できていたためか、忘れていた場面も「あー、そうだった」と思い出すのです。
〉 ありますねー、これも。
ありますかー。
〉〉また、少し前に単語や辞書が話題になっていたこともあり、そのころ読んでいたあたりで単語にちょっと注目してみました。そうしたら、多読前は知っているはずのなかった単語がたくさん「わかる」ことがわかりました。いつの間に覚えたのかわかりませんが、とにかく「いつのまにか」覚えている、それも「単語を覚えた」ではなく「わかる言葉が増えた」という感じです。「指輪物語」を読んでいる間に覚えた言葉もあります。最初は単なる未知単語だったのが、何度か出てくるうちにすっかりわかるようになりました。
〉 この感覚もわかります。
多読しているとこういうことがありますよね。
〉〉「指輪物語」とのかかわりは400万語の時にも書いたと思いますが、私がファンタジーに興味を持ったころは、「指輪物語」といえばファンタジーのお手本、ファンタジーの最高峰として特別な本でした。
〉〉多読前に映画のおかげで原書が書店で積まれているのを見かけるようになりましたが、「ああ、これが読めたら…」と指をくわえているしかありませんでした。そのころ、辞書を引きながら英語の本をいくつか読んでみた結果、「辞書を引いても読めないものは読めない」ということを痛感していました。「指輪物語」など読めるはずがありません。
〉 辞書を引いて読んでみた、というところが、すごいですね。
〉 何でもひと通り経験していらっしゃるので、説得力がある。
多読前ですから、外国語の本は辞書を引かなければ読めないと思っていたんです。辞書を引いても読めなくて、辞書をやめたら読めるようになったのが多読のおもしろいところです。
〉〉400万語通過の時は大キリンで、本当にこれがもっとわかる日が来るのだろうかと思いました。
〉〉それが、本当に、本当に読める日が来たのです。
〉 こういうのって、ほんっとに、うれしいですよね。
そうですねー、うれしいです。
〉
〉〉確かにまだ難しかったです。わかりにくいところもありました。でも「指輪物語」が辞書も引かずに(時々引きましたけど)、普通の本を読むように読めるようになったのです。
〉 よろこびがあふれてますね(^^
ははは…。
〉〉本当に「読んでいればいつかは読めるようになる」んですね。ああ、万年レベル3に悩んだ日々…。もともとの英語力が低いから、多読しても読む力には限界があるのではないかと思ったこともあります。でも「指輪物語」がこんなにわかるようになるなんて、やっぱり多読ってすごいです。一番すごいのは「勉強していない」ことです。文法の勉強や単語暗記をしたりせず、いつのまにか読めるようになったので、なんで読めるのか、あんなに難しかった本がなんで読めるのか、自分でもよくわかりません。
〉 不思議ですよね。
たかぽんはそんなことはありませんか?何で読めてるかわからないけど読めるようになった、とか。
〉〉それから、前はAPPENDIXは飛ばしましたが、今回はきっちり読みました。かなりわかりにくかったですけど。これは英語が難しいというより、「歴史の本」や「言語の本」状態ということもあるでしょう。
〉 内容が難しいというのは、あるでしょうね。
この部分は日本語でも難しいです。
〉〉で、書評ではThe Return of the Kingの語数はAPPENDIXを飛ばしているということです。APPENDIXが何語あるか誰かご存じないでしょうか?自分で数えるしかないのか…。APPENDIXなしで1000万語越えているので、本編を読み終わった時点で通過はしているのですが。
〉 盲腸を取ってると宇宙飛行士になれないって本当でしょうか?
…そうきますか…。
で、それ本当?
〉〉★それ以外に読んだ本のことなど。
〉〉まず900万語越えてすぐに読んだのは
〉〉「Little Pear」
〉〉「Little Pear and His Feriends」
〉〉極楽トンボさんに教えてもらってすぐに注文した本です。100年ぐらい昔の中国の農村の5歳の男の子の日常生活をほのぼのと描いています。(続編では6歳)。外国人が書いたとは思えないほど当時の中国の雰囲気が出ていて、作者が描いているという絵も西洋人特有の違和感が全くありません。極楽トンボさんに教えてもらって感謝です。
〉 杏樹さんが「西洋人特有の違和感が全くありません」とおっしゃるなら、
〉 相当なもんですね。
本当にいい本ですよ。おすすめです。
〉〉その後はとにかくフランス語の合間に読むので、あまり長い本は避けました。そうしたら、結局ロアルド・ダールの未読本を片付けることになりました。
〉〉
〉〉「The BFG」
〉〉Sophieはある夜巨人にさらわれてしまいます。豪快な展開でダールらしさが光ります。巨人語が難しいとか言われてYLも高めだと思って後回しになっていましたが、すらすら読めました。
〉 「巨人語」って、「元気ハツラツ」とか?
〉 それはともかく、この本は、私も何度も挫折した本でした。
〉 かの有名人が登場されるのが、いいですね。
巨人語…それはぼけているのかギャグを飛ばしているのか…。
何度も挫折するほど難しかったですか?今のたかぽんなら充分読めると思いますけど。
〉〉「The Wonderful Story of Henry Sugar and Six More」
〉〉ダールの短編集。一応12歳ぐらいと書いてある本ですが、ほとんど大人向けですね。今までの児童書よりもやや難しめです。
〉 そうですね。
〉〉特に表題作は最初の方はHenryが奇妙なことが書いてある本をひたすら読んでいて、一体どうなるんだろうと思っていたら…まさかこんな展開になるとは。
〉 私は大好きな話です。
〉 CDがあるんですが、すごくいいです。
面白い展開ですよね。CDもありますか。
〉〉Piece of Cakeとそれを発表するに至る話は実話なのかフィクションなのかいまいち判別が付きにくいのですが、それもまたダールの人を食ったところが表れているように思います。
〉 何か発掘する話とか、好きですね。
発掘話も出てきますね。
〉〉「Going Solo」
〉〉これははっきりと一般向けとして書かれた本です。ダールの自伝で、前に少年時代のことを書いた「BOY」を読んでいたので、いずれはこちらも読みたいと思って積んでました。
〉〉ダールはシェル石油に就職してアフリカへ行き、やがて第二次大戦が始まってパイロットになって戦闘に参加した経過が書かれています。それにしても、アフリカへ向かう船内から、現地での出来事など、まるでダールのお話の中のようなとんでもないことがいろいろと起こります。こんな経験をしたからあんな話を書くようになったのか、それとも脚色しているのか…?
〉 おかしな人には、おかしなことが起こるのか?と、私も思いました。
あはは。そうかもしれません。
〉〉以上でダールの未読本は全部片付けました。児童書はほとんど読んでしまったので、これからは一般向けの本を読んでいきたいと思います。
〉〉多読の収穫の一つに、ダールとの出会いがあります。日本ではダールはチョコレート工場だけがやたら有名ですが、私は読んだことがありませんでした。原書でダールと出会えてラッキーです。
〉 私もダールは知りませんでした。
〉 ダールを中心に多読してきたようなところがあるので、出会えてラッキーでした。
たかぽんもですか。本当にダールに出会えてよかったです。
〉〉その他の本
〉〉
〉〉「The Graveyard Book」
〉〉AMINOさんに教えてもらった本です。
〉〉両親を殺された赤ん坊は、墓場で幽霊たちに助けられます。そして幽霊たちに育てられます。ちょっとダークなファンタジーです。章ごとに主人公の年齢が上がっていきます。なにしろ幽霊なので、死んだ時代、死んだ年齢がそれぞれバラバラで、いろんな幽霊が出てきます。そういった幽霊たちに囲まれて育つ子ども、というシチュエーションがおもしろいです。
〉 おもしろそうですね。
〉 AMINOさんも、いろんな本をご存知ですよね。
おもしろいですよ。AMINOさんてば、私に見せびらかして誘うんです。
〉〉「Chinese Cinderella The Mystery of the Song Dynasty Painting」
〉〉極楽トンボさんに紹介してもらって即買ってしまいました。一応フランス語が100万語通過するまで読むのは我慢してましたけど、通過してすぐ読みました。
〉〉宋時代のお話が英語で書かれているわけですが、作家が中国系のためかほとんど違和感なくその時代に入っていけました。「清明上河図」からこういうお話ができるんですね。
〉 こういう中国史の触れ方もあるのか。
そうなんですよ。よかったら触れてみてください。
〉〉さて、フランス語で100万語通過して、さらに英語の本を読んでみようと未読本を発掘したら出てきたのは…。
〉〉
〉〉Dragon Slayers' Academy
〉 有名な本ですが、見たことがありません。
〉 古川さんも面白いとおっしゃるので、立ち読みしてみようかな。
おもしろいですよ〜。
〉〉そしてこれが9巻まで来たところで940万語越えたので、このへんで「指輪物語」を読み始めたらいいだろうと思って読み始めました。まず「The Hobbt」からです。(…ということで、「指輪物語」報告に戻る)。
〉 こういうSFを思い出しました。
ありそう。
〉〉★多読と勉強
〉〉
〉〉さて、1000万語読むのに7年半かかりました。
〉〉最初多読を始めたときはいくらなんでも「指輪物語」が読めるようになるなんて、と思いました。もしそのとき7年半かかると言われてたら「そんなにかかるの?!」と思って腰が引けたかもしれません。
〉〉多読が効率が悪いような印象を与えるのはそういった部分かも知れません。100万語読んでもPBは読めないし。でも例えば遅めの設定で1年に100万語読んだとして、5年で500万語読んで、そのあたりまで来ると英語との付き合いが一生ものになる…というアプローチならどうでしょうか。
〉〉そもそも語学の勉強は手間ヒマかかるものです。何ヶ月とか、1年とか学習期間が設定された語学教材をしてたとして、それはそれで真面目に勉強すればそれなりに力は付くでしょう。でもどんな勉強をしても、数ヶ月や1年で英語が「マスター」できるわけではありません。ペラペラしゃべってPBを読みこなし、メールのやり取りも映画を字幕なしで見るのもOK!というレベルになるにはよほど大変な勉強をしなくてはいけません。それならば、数年にわたって面白い本をたくさん読んでいくのと、どれだけ効果が違うのでしょうか。少なくとも多読の方が効率が悪い、ということはないと思います。試験のための勉強など特別な目的のための勉強なら別ですが。
〉〉
〉〉ただ、多読だけで何でもできる、と主張するのも原理主義的な考え方です。
〉〉多読は英語の強力な土台作り、基礎作りになると思います。もしもっと高度な英語力を身につけたいと思ったら、それはそれで目的に沿った勉強が必要です。そう、「目的」が重要です。英語で何がしたいのか、何が必要なのか、それを自分で考えて、自分に必要な英語を身につけていくという姿勢が必要です。
〉〉でもそんなにたいして英語が必要じゃないとか、必要じゃないから勉強する気にならない、ということなら好きな本を読んでいればそれでいいでしょう。そこは自分で取捨選択することです。多読は自分が英語と付き合うための基礎作り、土台作りだと思います。
〉〉多読と勉強は対立するものではなく、勉強したい人には多読を土台にすれば語学力を上げる強い助けになり、勉強したくない人もそれなりに英語がわかるようになっていくというフレキシブルな「勉強法」だと思います。
〉 たしかに、それは言えると思います。
〉 私も、文法の勉強や、例文の暗記、単語の暗記などが苦手でして、
〉 英語をどうやってやっていこうかと、途方に暮れていました。
〉 そこで多読に出会い、少しばかり本が読めたりするようになりましたが、
〉 多読に出会っていなかったら、こんなふうには絶対なっていないと思います。
〉 英語が少しもわからんなー、と嘆きつづけていたと思います。
〉 それに多読は、「忘れてしまう」ということが、格段に少ないように思います。
〉 あくまでも個人的な感想ですが、無理やり覚えたことは、「抜け」も早い感じがする。
〉 多読によって把握したり、あるいは、多読によって補強したことっていうのは、
〉 しっかり身につくような感じはしますね。
それ、本当にそう思います。語学の勉強は忘却との戦いです。少し休むとすぐ忘れる。維持するだけでも大変、上達するのはさらに、さらに大変…というのが今までの語学でした。でも多読って覚えたら忘れにくいし定着率がいいです。そこが他の学習法に対して必ずしも「効率が悪い」とは言えない部分だと思います。
〉〉★単語、辞書について
〉〉
〉〉まず小ネタ。「指輪物語」を読んでいて、知らない単語をいつの間にか覚えていることに気が付きましたが、それでもわからない単語が出てきたら辞書を引きました。
〉〉そこでやはり英英辞典がいいなと思ったところがあります。
〉〉「The Hobbit」では、ビルボはBurglerと言われます。これは多読で覚えた言葉ですが、ビルボがBurgler??と思いました。それで英和辞典を見てみました。「夜盗、盗賊」と書いてあります。私が思っているのと同じ意味です。でもビルボは泥棒じゃないし…。それで英英辞典を見てみました。
〉〉someone who enters a building illegally in order to steel things
〉〉つまりここではenters a building illegallyの意味が重要らしいです。そういえば邦訳では「忍びのもの」となっていました。
〉 これは面白いですね。(私の好きな分野か・・・)
〉 英英辞書は、英和辞書のように「訳語」じゃなくて、「説明」がしてあるので、
〉 わかりやすくて、面白いですよね。
説明を読むのがまたおもしろいんですよね。と、思ってたんですが、いきなり辞書倶楽部の部員になってしまいました。
〉〉それから、ちょっと難しいあたりがあったので、試しにマメに英英辞典をひきながら読む、ということもしてみました。でもやはり辞書を引いてスッキリわかるところもあれば、よくわからないところもあります。そしてやはり辞書を引きながら読むと速度が落ちます。ということで、あまりマメに、ではなく適当に、速度を妨げない程度に、そしてあまり期待をしないで引くというスタンスで引くのがいいと思いました。
〉 そのぐらいがいいでしょうね。
辞書に期待をしすぎてもね。
〉〉今までも「トップダウン方式」の理解とか、言葉の最小単位は文章、あるいは「物語」ということが言われてきました。英語の勉強ではなく、言葉として理解するためには、全体的に何が書いてあるか、をつかむ力をつけるのが大切なのです。それが細部にこだわりだすと、全体を見渡すことができなくなるのです。
〉〉
〉〉そのために、一定の速度で「すらすら」感を感じながら読んでいく練習が必要で、そのために「辞書は引かない」「わからないところは飛ばす」「レベル0〜1から読む」という方法が有効だということになります。
〉〉そして速度を保って読むことを体得できれば、その速度を妨げないように辞書を引けば大丈夫ということになります。
〉 なるほど。
〉 関係あるかどうかわかりませんが、私は今、シャーロック・ホームズを、
〉 朗読を聞きながら目でも読んでます。
〉 わからない言葉はいっぱいあるはずなのですが、あんまり「わからない」
〉 という気がしません。なんか楽しいなぁという感じです。
〉 それでいいんですかね。
聞き読みすると、強制的に「わからないところは飛ばす」になるので、スムーズに読めるようになりやすいと聞いたことがあります。楽しかったらなおさらそのままでいいでしょう。
〉〉★これから
〉〉多読で計画を立てるのはムダ、ということはさんざん思い知らされました。ですから計画は立てません。とりあえず英語と中国語はまずます好きな本を好きなように読めるようになってきたので未読本を片付けることだけ考えていればいいのですが(片付けるのが大変なのですが)、フランス語がもう少し読めるようになるまでやさしい本を読み続ける必要があります。これが一体どこまでできるものか…。
〉 フランス語も、大丈夫でしょう。
何の根拠もなくいってません?
〉〉中国語が500万字通過してからほとんど止まっているので何とかしたいし、英語はDragon Slayers' Academyの続きを読みたいし、まだまだ未読本との格闘が続きそうです。
〉 格闘といっても、なんだか楽しそうですね。
いえ、本当に大変なんですよ。読んでいない本が積みあがっていて。
〉〉おまけ
〉〉1000万語記念にTOEICを受けました。多読半年前に偶然受けていたので、500万語通過時に受けました。ですから次は1000万語通過したら受けようと思っていました。
〉 こうやって、節目節目で受けると、面白いんですね。(私は無計画・・・)
いきなり受けて高得点!なんてカッコいいじゃないですか。
〉〉でもテストの内容が変わっていて、比較になるのか不安です。リスニングも長文を聞くタイプのものが増えたようですし、長文問題もどっさり増えたようで、前よりずいぶん難しく感じました。下がってたらショックかも。
〉 テストは時の運みたいなところがありますからね。
〉 私は、試験官のお姉さんがかわいくて、心頭を滅却できませんでした。。
時の運とは言いますが、そんなことが…。
〉
〉
〉 読みごたえたっぷりの、充実したご報告、ありがとうございました。
〉 いちいち反応してしまって、すみません。
いえいえ、反応がおもしろかったです。それにいちいち反応返しをして、長いお返事になってしまいました。
〉 これからも、Happy reading!!
たかぽんもHappy Reaing!!!
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11976. Re: ついに1000万語!「指輪物語」で通過
お名前: ウルトラQの母
投稿日: 2010/6/4(00:55)
------------------------------
>杏樹さん
〉ついに1000万語通過しました!(あ、英語です)。
→おめでとうございます!
〉通過本は「The Lord of the Rings」です。
→すご〜い! 分厚いですよね、これ。
〉「The Hobitt」を読み始めてみますと、なんだかわかりやすいです。
〉しかし今回は確かに難しいとは思いましたが、ほぼ内容を理解して読むことができました。
→以前読んで???だった本が読めるようになってるの発見した時って、嬉しいですよね。
〉また、少し前に単語や辞書が話題になっていたこともあり、そのころ読んでいたあたりで単語にちょっと注目してみました。そうしたら、多読前は知っているはずのなかった単語がたくさん「わかる」ことがわかりました。いつの間に覚えたのかわかりませんが、とにかく「いつのまにか」覚えている、それも「単語を覚えた」ではなく「わかる言葉が増えた」という感じです。「指輪物語」を読んでいる間に覚えた言葉もあります。最初は単なる未知単語だったのが、何度か出てくるうちにすっかりわかるようになりました。
→なんか、いい感じですね。
〉400万語通過の時は大キリンで、本当にこれがもっとわかる日が来るのだろうかと思いました。
〉それが、本当に、本当に読める日が来たのです。
→そうなんですね。励まされます。私もいずれ、オースティン読めるようになるかな?
〉★それ以外に読んだ本のことなど。
〉まず900万語越えてすぐに読んだのは
〉「Little Pear」
〉「Little Pear and His Feriends」
〉極楽トンボさんに教えてもらってすぐに注文した本です。100年ぐらい昔の中国の農村の5歳の男の子の日常生活をほのぼのと描いています。(続編では6歳)。外国人が書いたとは思えないほど当時の中国の雰囲気が出ていて、作者が描いているという絵も西洋人特有の違和感が全くありません。極楽トンボさんに教えてもらって感謝です。
→面白そうなシリーズですね。
〉以上でダールの未読本は全部片付けました。児童書はほとんど読んでしまったので、これからは一般向けの本を読んでいきたいと思います。
→私は、ダールは児童書は苦手で、一般向けの方はOKなんですよね。
〉多読の収穫の一つに、ダールとの出会いがあります。日本ではダールはチョコレート工場だけがやたら有名ですが、私は読んだことがありませんでした。原書でダールと出会えてラッキーです。
→多読って、好きな本、好きな作家に出会えるのが醍醐味ですよね。そして、こんな風に掲示板で色々教えてもらうから、独りで読んでたら絶対に出会わない本だけど、とっても好きになれる本に出会えたりして、「人生、得したぞ!」っていう感じになります。
・・・
〉Dragon Slayers' Academy
〉です。今頃このレベル?と思わなくもなかったのですが、読まずじまいで終わるのももったいないのでとりあえずのぞいてみました。この本、最初はちょっとわかりにくい、とっつきにくいです。しかし「おバカ本」で有名なだけあって、ずいぶんふざけた展開でおもしろかったです。
→「おバカ本」なの? 私も読んでみようかしらん。しばらく「おバカ本」読んでないです。
杏樹さん、フランス語も中国語も並行してらして、いい感じでバランス良く読んでらいしていいなぁ・・・。私もドイツ語の多読始めたいなぁって思うけど(英語の他は、ドイツ語しか出来ないんだけどね)、なかなか出来ません。
ドイツ語のGRもあるのかな? 今度大きな書店に行ったら探してみようかしらん。
新しい語学も何か始めてみたいんだけどなぁ。
〉★多読と勉強
→私は仕事で英語が多少必要だったりするので、英語力アップは是非狙いたいところではあるんだけど、多読は、もう、「そのもの」が楽しくなっちゃったので、結果がついてくればそれも良し、ついてこなければそれは仕方ない・・・って感じでやってます。
>★単語、辞書について
→多読の中で覚えた単語は、ニュアンスごと覚えるような感じで、自然なボキャブラリーっていうか、そういう感じがしますね。
〉それから、英語学習の掲示板でRy0tasanが言っていましたが、語彙を増やすには一定の速度で読む必要があるということです。
→なるほど〜。確かにそうかもね。私の英会話の先生は、子どもの頃、小学校の先生から1ページに片手で数えられるより多い「知らない単語」のある本は読むなと言われたそう。ネイティブにとっても、ある程度の速度で読める本を選ぶのって大事なのかもね。
また、色々、体験や面白い本を教えてくださいね!
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ウルトラQの母さん、こんにちは。
〉〉ついに1000万語通過しました!(あ、英語です)。
〉→おめでとうございます!
ありがとうございます!
〉〉通過本は「The Lord of the Rings」です。
〉→すご〜い! 分厚いですよね、これ。
分厚いというか、「箱」です。
〉〉「The Hobitt」を読み始めてみますと、なんだかわかりやすいです。
〉〉しかし今回は確かに難しいとは思いましたが、ほぼ内容を理解して読むことができました。
〉→以前読んで???だった本が読めるようになってるの発見した時って、嬉しいですよね。
そうなんですよね。
〉〉また、少し前に単語や辞書が話題になっていたこともあり、そのころ読んでいたあたりで単語にちょっと注目してみました。そうしたら、多読前は知っているはずのなかった単語がたくさん「わかる」ことがわかりました。いつの間に覚えたのかわかりませんが、とにかく「いつのまにか」覚えている、それも「単語を覚えた」ではなく「わかる言葉が増えた」という感じです。「指輪物語」を読んでいる間に覚えた言葉もあります。最初は単なる未知単語だったのが、何度か出てくるうちにすっかりわかるようになりました。
〉→なんか、いい感じですね。
そうですか?
〉〉400万語通過の時は大キリンで、本当にこれがもっとわかる日が来るのだろうかと思いました。
〉〉それが、本当に、本当に読める日が来たのです。
〉→そうなんですね。励まされます。私もいずれ、オースティン読めるようになるかな?
読んでいれば読めるようになりますよ。…と、堂々と言えるようになりました。
〉〉★それ以外に読んだ本のことなど。
〉〉まず900万語越えてすぐに読んだのは
〉〉「Little Pear」
〉〉「Little Pear and His Feriends」
〉〉極楽トンボさんに教えてもらってすぐに注文した本です。100年ぐらい昔の中国の農村の5歳の男の子の日常生活をほのぼのと描いています。(続編では6歳)。外国人が書いたとは思えないほど当時の中国の雰囲気が出ていて、作者が描いているという絵も西洋人特有の違和感が全くありません。極楽トンボさんに教えてもらって感謝です。
〉→面白そうなシリーズですね。
ほのぼの系でかわいいですよ。
〉〉以上でダールの未読本は全部片付けました。児童書はほとんど読んでしまったので、これからは一般向けの本を読んでいきたいと思います。
〉→私は、ダールは児童書は苦手で、一般向けの方はOKなんですよね。
そうなんですか。人それぞれですね。一般向けのダールがどんなのか興味しんしんです。
〉〉多読の収穫の一つに、ダールとの出会いがあります。日本ではダールはチョコレート工場だけがやたら有名ですが、私は読んだことがありませんでした。原書でダールと出会えてラッキーです。
〉→多読って、好きな本、好きな作家に出会えるのが醍醐味ですよね。そして、こんな風に掲示板で色々教えてもらうから、独りで読んでたら絶対に出会わない本だけど、とっても好きになれる本に出会えたりして、「人生、得したぞ!」っていう感じになります。
日本語で読んでいるだけでは出会えなかった本に出会えますからね。
〉〉Dragon Slayers' Academy
〉〉です。今頃このレベル?と思わなくもなかったのですが、読まずじまいで終わるのももったいないのでとりあえずのぞいてみました。この本、最初はちょっとわかりにくい、とっつきにくいです。しかし「おバカ本」で有名なだけあって、ずいぶんふざけた展開でおもしろかったです。
〉→「おバカ本」なの? 私も読んでみようかしらん。しばらく「おバカ本」読んでないです。
1巻と2巻はかなりの「おバカ」です。その先はギャグマンガでも読んでいるような雰囲気になりました。
〉杏樹さん、フランス語も中国語も並行してらして、いい感じでバランス良く読んでらいしていいなぁ・・・。私もドイツ語の多読始めたいなぁって思うけど(英語の他は、ドイツ語しか出来ないんだけどね)、なかなか出来ません。
バランスは良くありません。いつも「なんでこっちへ行く?」みたいなことばかりです。フランス語で100万語目指し始めたら英語と中国語が進まなくなったり。
〉ドイツ語のGRもあるのかな? 今度大きな書店に行ったら探してみようかしらん。
ドイツ語は未知の世界です。英語以外の掲示板で何か情報があるかもしれませんが…。
〉新しい語学も何か始めてみたいんだけどなぁ。
始めたいと思った時が始め時ですよ。
〉〉★多読と勉強
〉→私は仕事で英語が多少必要だったりするので、英語力アップは是非狙いたいところではあるんだけど、多読は、もう、「そのもの」が楽しくなっちゃったので、結果がついてくればそれも良し、ついてこなければそれは仕方ない・・・って感じでやってます。
必要となると真剣に英語力アップを考える必要がありますね。でも読んでいれば何か力にはなっているのではないかと思うのですが。
〉
〉>★単語、辞書について
〉→多読の中で覚えた単語は、ニュアンスごと覚えるような感じで、自然なボキャブラリーっていうか、そういう感じがしますね。
そうですね。「こんな感じでこういうときに使う」というのが実感できます。
〉〉それから、英語学習の掲示板でRy0tasanが言っていましたが、語彙を増やすには一定の速度で読む必要があるということです。
〉→なるほど〜。確かにそうかもね。私の英会話の先生は、子どもの頃、小学校の先生から1ページに片手で数えられるより多い「知らない単語」のある本は読むなと言われたそう。ネイティブにとっても、ある程度の速度で読める本を選ぶのって大事なのかもね。
「片手でて数えられる」…そういう基準もあるのですね。
〉また、色々、体験や面白い本を教えてくださいね!
それではHappy Reading!
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11977. Re: 杏樹さん、1000万語おめでとうございます
お名前: 柊
投稿日: 2010/6/4(13:50)
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杏樹さん、フランス語後輩の柊です。1000万語通過おめでとうございます。どんどん、パフパフー(太鼓と笛)
しかも指輪物語。私は読んでいませんが、手強さは聞き及んでいます。しかも四十数万語あるなんて。
そもそも私はファンタジーを読むと必ずと言っていいほどはてなになってしまうので、余計に手強そうな気がします。
1000万語とはまた別に、指輪物語読了おめでとうございます。どんどん、ぱふぱふー。
フランス語を始めると英語が滞って、英語に力を入れるとフランス語が滞りますよね。私はその間に、何語でも本を読みたくない時期が入ることすらあります。杏樹さんは中国語もあるから、さらにさらにでしょうね。
多読は年数がわからないし、長く続けている人は長く続けているから、初めての人に話すには、取っつきにくく聞こえるでしょうね。私も最初は、いつまでかかるんだー!という感じで入ってくるまでしばらくかかりました。その頃に、今の状態(年数、語数、理解度など)を聞いても、そんなにかかるなんて!だったと思います。難しいですね。
辞書は私は最近グーグルのイメージ検索にはまっています。歴史物の服やアクセサリーを調べるのが楽しいです。でも、辞書は沢山持っている。英和が1冊、英英がコリンズとマクミランと、ロングマンが2冊、ウェブスターの広辞苑みたいのと、最近仏和とスペインー日本語も買ったし、ロングマンのラーナーズはパソコンにも積んであります。
でも、結局1番便利なのはWikipediaかな。歴史上の人物や動植物を調べることが多いので、英語で検索をかけて、そのまま日本語に切り替えるという使い方が多いです。西太后とか、英語の説明を読んでもピンと来ないので(ということは、日本語でもよくわかっていないんだろーか)。
また今度機会があれば、歴史の話で盛り上がりたいです。今回は本当におめでとうございます。
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柊さん、こんにちは。
〉杏樹さん、フランス語後輩の柊です。1000万語通過おめでとうございます。どんどん、パフパフー(太鼓と笛)
ありがとうございます。フランス語、私が先輩でしたっけ?柊さんの方がずっと読んでいるような気がします。レベルが高いからでしょうか。
〉 しかも指輪物語。私は読んでいませんが、手強さは聞き及んでいます。しかも四十数万語あるなんて。
〉 そもそも私はファンタジーを読むと必ずと言っていいほどはてなになってしまうので、余計に手強そうな気がします。
〉 1000万語とはまた別に、指輪物語読了おめでとうございます。どんどん、ぱふぱふー。
柊さんはファンタジーが苦手なんですね。
私はもともとファンタジーにどっぷりハマって日本語で「指輪物語」を読み、ファンタジーの最高峰と崇め奉ってきたんです。ですから多読をするからにはいつかは読みたいあこがれの対象でした。
〉 フランス語を始めると英語が滞って、英語に力を入れるとフランス語が滞りますよね。私はその間に、何語でも本を読みたくない時期が入ることすらあります。杏樹さんは中国語もあるから、さらにさらにでしょうね。
そうですね。どれかに集中すると他のがおろそかになって、なかなかバランスよく進むのは難しいです。
〉 多読は年数がわからないし、長く続けている人は長く続けているから、初めての人に話すには、取っつきにくく聞こえるでしょうね。私も最初は、いつまでかかるんだー!という感じで入ってくるまでしばらくかかりました。その頃に、今の状態(年数、語数、理解度など)を聞いても、そんなにかかるなんて!だったと思います。難しいですね。
多読を知らないうちは、そんなに何年も「勉強」を続けること自体が大変だと思っているので、「おもしろい本を読んでるからいつのまにか」ということがわからないんですね。
〉 辞書は私は最近グーグルのイメージ検索にはまっています。歴史物の服やアクセサリーを調べるのが楽しいです。でも、辞書は沢山持っている。英和が1冊、英英がコリンズとマクミランと、ロングマンが2冊、ウェブスターの広辞苑みたいのと、最近仏和とスペインー日本語も買ったし、ロングマンのラーナーズはパソコンにも積んであります。
グーグルのイメージ検索、おもしろそうですね。
柊さんも辞書倶楽部の部員になれそうじゃないですか。勉強と試験の掲示板で部員募集中ですので、のぞいてみてください。
ついでに、仏英辞典もいかがでしょう。英語とフランス語はヨーロッパ語同士なので、日本語よりも訳語が対応します。
〉 でも、結局1番便利なのはWikipediaかな。歴史上の人物や動植物を調べることが多いので、英語で検索をかけて、そのまま日本語に切り替えるという使い方が多いです。西太后とか、英語の説明を読んでもピンと来ないので(ということは、日本語でもよくわかっていないんだろーか)。
世界史は英語の方が詳しいことが多いので、英語で読めるとうれしいですね。でも中国史は日本語で読むほうがいいのでは…。
〉 また今度機会があれば、歴史の話で盛り上がりたいです。今回は本当におめでとうございます。
そうですねー。フランス語で100万語目指し始めたら英語がお留守で、世界史クラブが休眠状態です。また活動できればいいんですが。
それではHappy Reading!
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お名前: pandada45 http://dokusyodeeigo.blog87.fc2.com/
投稿日: 2010/6/5(08:50)
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杏樹 さん おはようございます。そして
1000万語通過、おめでとうございます。 pandada45 です。
(ブログでは 牛印牛乳です)
"杏樹"さんは[url:kb:11949]で書きました:
〉ついに1000万語通過しました!(あ、英語です)。
〉通過本は「The Lord of the Rings」です。そう、多読を始めたときのとお〜い、とお〜い目標本。400万語の時に一度大キリンで読んでみましたが、ほとんど予備知識で補って、理解度はものすごく低かったです。ですからいつかはリベンジを…と思っていました。そしてついにリベンジを果たして1000万語通過しました。
〉「指輪物語」とのかかわりは400万語の時にも書いたと思いますが、私がファンタジーに興味を持ったころは、「指輪物語」といえばファンタジーのお手本、ファンタジーの最高峰として特別な本でした。
〉多読前に映画のおかげで原書が書店で積まれているのを見かけるようになりましたが、「ああ、これが読めたら…」と指をくわえているしかありませんでした。そのころ、辞書を引きながら英語の本をいくつか読んでみた結果、「辞書を引いても読めないものは読めない」ということを痛感していました。「指輪物語」など読めるはずがありません。
「辞書引きで読める難しい本もある」と主張する私だって、物語に関しては
辞書引きで読めるとは思いませんよ(笑)
〉400万語通過の時は大キリンで、本当にこれがもっとわかる日が来るのだろうかと思いました。
〉それが、本当に、本当に読める日が来たのです。
それもおめでとうございます。
〉確かにまだ難しかったです。わかりにくいところもありました。でも「指輪物語」が辞書も引かずに(時々引きましたけど)、普通の本を読むように読めるようになったのです。
物語で辞書を引くなんてなんて勇気が(笑)
〉★多読と勉強
〉さて、1000万語読むのに7年半かかりました。
〉最初多読を始めたときはいくらなんでも「指輪物語」が読めるようになるなんて、と思いました。もしそのとき7年半かかると言われてたら「そんなにかかるの?!」と思って腰が引けたかもしれません。
「7年半後に読める」と言われても私もやらないですよ(笑)
楽しく取り組んだ結果の一例ですよね。
〉多読が効率が悪いような印象を与えるのはそういった部分かも知れません。100万語読んでもPBは読めないし。でも例えば遅めの設定で1年に100万語読んだとして、5年で500万語読んで、そのあたりまで来ると英語との付き合いが一生ものになる…というアプローチならどうでしょうか。
効率って言うのは他との比較ですからねえ。
健康になるのに、ジョギングとジムトレーニングとどっちが効率がいいの?
とか言わないで楽しいほうをやればいいだけですよね。
〉そもそも語学の勉強は手間ヒマかかるものです。何ヶ月とか、1年とか学習期間が設定された語学教材をしてたとして、それはそれで真面目に勉強すればそれなりに力は付くでしょう。でもどんな勉強をしても、数ヶ月や1年で英語が「マスター」できるわけではありません。ペラペラしゃべってPBを読みこなし、メールのやり取りも映画を字幕なしで見るのもOK!というレベルになるにはよほど大変な勉強をしなくてはいけません。それならば、数年にわたって面白い本をたくさん読んでいくのと、どれだけ効果が違うのでしょうか。少なくとも多読の方が効率が悪い、ということはないと思います。試験のための勉強など特別な目的のための勉強なら別ですが。
そうですよね。修行をするとある日突然できるようになるわけではなくて
少しずつできることが広がっていくってところですよね。
〉ただ、多読だけで何でもできる、と主張するのも原理主義的な考え方です。
〉多読は英語の強力な土台作り、基礎作りになると思います。もしもっと高度な英語力を身につけたいと思ったら、それはそれで目的に沿った勉強が必要です。そう、「目的」が重要です。英語で何がしたいのか、何が必要なのか、それを自分で考えて、自分に必要な英語を身につけていくという姿勢が必要です。
「多読だけ…」っていうのは、試合だけでスポーツがうまくなるって言う様
なものだと思います。やっぱり基礎は大事だし、得意を伸ばしたり弱点補強
も必要でしょう。
〉でもそんなにたいして英語が必要じゃないとか、必要じゃないから勉強する気にならない、ということなら好きな本を読んでいればそれでいいでしょう。そこは自分で取捨選択することです。多読は自分が英語と付き合うための基礎作り、土台作りだと思います。
体力づくりって側面はあるとは思いますが、基礎とか土台と言うのは
ピッタリこないとは思います。でも例えなので仕方ないですね。
上の私の例えも、盲人の説明する象でしょうから。
〉多読と勉強は対立するものではなく、勉強したい人には多読を土台にすれば語学力を上げる強い助けになり、勉強したくない人もそれなりに英語がわかるようになっていくというフレキシブルな「勉強法」だと思います。
〉★単語、辞書について
〉まず小ネタ。「指輪物語」を読んでいて、知らない単語をいつの間にか覚えていることに気が付きましたが、それでもわからない単語が出てきたら辞書を引きました。
〉そこでやはり英英辞典がいいなと思ったところがあります。
〉「The Hobbit」では、ビルボはBurglerと言われます。これは多読で覚えた言葉ですが、ビルボがBurgler??と思いました。それで英和辞典を見てみました。「夜盗、盗賊」と書いてあります。私が思っているのと同じ意味です。でもビルボは泥棒じゃないし…。それで英英辞典を見てみました。
〉someone who enters a building illegally in order to steel things
〉つまりここではenters a building illegallyの意味が重要らしいです。そういえば邦訳では「忍びのもの」となっていました。
英和辞典も定義の説明から入ってくれるといいのですが。
特に良く出る単語の説明って「盲人の象」なので。
〉それから、ちょっと難しいあたりがあったので、試しにマメに英英辞典をひきながら読む、ということもしてみました。でもやはり辞書を引いてスッキリわかるところもあれば、よくわからないところもあります。そしてやはり辞書を引きながら読むと速度が落ちます。ということで、あまりマメに、ではなく適当に、速度を妨げない程度に、そしてあまり期待をしないで引くというスタンスで引くのがいいと思いました。
物語では辞書引きでの結果は期待しないほうがいいんでしょうね。
言葉の定義のはっきりしているビジネス書なら読める可能性が高い
(あくまで高いだけで読める保証は無いです。私も読める本は実は
わずかでしょうから)。
〉それから、英語学習の掲示板でRy0tasanが言っていましたが、語彙を増やすには一定の速度で読む必要があるということです。私はこれを見て、多読三原則の説明ができるのではないかと思いました。語彙を増やすだけではなく文章を理解する力をつけるにも一定の速度は必要だろうと思います。
〉多読とは、とにかく最初は「三原則を守って読むこと」で、多読の効果はその結果「体感」するものだということになっています。体感するのが大切だから理屈抜きにとにかく読んでみろ、ということです。特になぜ辞書を引いてはいけないのか納得できない人には無理矢理にでも「とにかく辞書を引かないで100万語読んでみてください」と言うしかありませんでした。
〉しかし理解するのに一定の速度が必要だとなりますと、「辞書は引かない」「わからないところは飛ばす」は、その速度を保つために必要ということになります。そして一定の速度で内容がわかる本、つまりやさしい本から読む必要があるということになります。ただ、その速度をはっきり数字で規定してしまうと数字にとらわれてしまうなどの問題がありますので、ここはとりあえず「一定の速度で読むこと」程度の表現にしておいたほうがいいと思います。
これって、速度は結果のような気がしますが…。
まあ、結論は10年くらい先ってことでお願いします。
〉だから…というわけでもないんですが、「指輪物語」で一部音読してみました。きちんと発音しようとするとかえって発音に気をとられて内容がおろそかになったり速度が落ちたりしますが、「もごもごシャドウイング」みたいな感じで一定の速度を保つことだけ考えて声を出して読んでみました。
〉私は普通に読んでいるときはある程度脳内音読になっているのですが、この脳内音読がけっこうカタカナ英語です。特にわかりにくいところ、難しいところになると速度が落ちてますますカタカナ英語っぽくなってしまいます。それで強いアクセントだけはっきりさせて、あとは音をどんどん落として一定の速度を保ちながら読んでみようと思ったんです。そうしたら難しい箇所でもなんとなく、全体的に「こんな感じのことが書いてある」というのがつかみやすいような気がしました。
〉それで思ったのは
〉細部にこだわるとかえってわからなくなる
〉ということです。
それはありますね。
〉今までも「トップダウン方式」の理解とか、言葉の最小単位は文章、あるいは「物語」ということが言われてきました。英語の勉強ではなく、言葉として理解するためには、全体的に何が書いてあるか、をつかむ力をつけるのが大切なのです。それが細部にこだわりだすと、全体を見渡すことができなくなるのです。
〉そのために、一定の速度で「すらすら」感を感じながら読んでいく練習が必要で、そのために「辞書は引かない」「わからないところは飛ばす」「レベル0〜1から読む」という方法が有効だということになります。
〉そして速度を保って読むことを体得できれば、その速度を妨げないように辞書を引けば大丈夫ということになります。
〉★これから
〉多読で計画を立てるのはムダ、ということはさんざん思い知らされました。ですから計画は立てません。とりあえず英語と中国語はまずます好きな本を好きなように読めるようになってきたので未読本を片付けることだけ考えていればいいのですが(片付けるのが大変なのですが)、フランス語がもう少し読めるようになるまでやさしい本を読み続ける必要があります。これが一体どこまでできるものか…。
〉中国語が500万字通過してからほとんど止まっているので何とかしたいし、英語はDragon Slayers' Academyの続きを読みたいし、まだまだ未読本との格闘が続きそうです。
〉おまけ
〉1000万語記念にTOEICを受けました。多読半年前に偶然受けていたので、500万語通過時に受けました。ですから次は1000万語通過したら受けようと思っていました。
〉でもテストの内容が変わっていて、比較になるのか不安です。リスニングも長文を聞くタイプのものが増えたようですし、長文問題もどっさり増えたようで、前よりずいぶん難しく感じました。下がってたらショックかも。
私は、7年間、1200万語で変化なしです(笑)
でも、難しいと思うときは少し成績が良いので期待してもいいんでは(笑)
それでは Happy Reading!
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pandada45さん、こんにちは。
〉1000万語通過、おめでとうございます。 pandada45 です。
〉 (ブログでは 牛印牛乳です)
ありがとうございます。
〉
〉〉「指輪物語」とのかかわりは400万語の時にも書いたと思いますが、私がファンタジーに興味を持ったころは、「指輪物語」といえばファンタジーのお手本、ファンタジーの最高峰として特別な本でした。
〉〉多読前に映画のおかげで原書が書店で積まれているのを見かけるようになりましたが、「ああ、これが読めたら…」と指をくわえているしかありませんでした。そのころ、辞書を引きながら英語の本をいくつか読んでみた結果、「辞書を引いても読めないものは読めない」ということを痛感していました。「指輪物語」など読めるはずがありません。
〉
〉
〉「辞書引きで読める難しい本もある」と主張する私だって、物語に関しては
〉辞書引きで読めるとは思いませんよ(笑)
辞書を引いて読めるのはある程度英語が出来る人、勉強した人じゃないかと思います。辞書を引いて英語を理解する練習ができているというか…。
〉〉400万語通過の時は大キリンで、本当にこれがもっとわかる日が来るのだろうかと思いました。
〉〉それが、本当に、本当に読める日が来たのです。
〉
〉
〉それもおめでとうございます。
ありがとうございます。
〉
〉
〉〉確かにまだ難しかったです。わかりにくいところもありました。でも「指輪物語」が辞書も引かずに(時々引きましたけど)、普通の本を読むように読めるようになったのです。
〉
〉
〉物語で辞書を引くなんてなんて勇気が(笑)
そういう考え方もあるんですね。
〉
〉
〉〉★多読と勉強
〉〉さて、1000万語読むのに7年半かかりました。
〉〉最初多読を始めたときはいくらなんでも「指輪物語」が読めるようになるなんて、と思いました。もしそのとき7年半かかると言われてたら「そんなにかかるの?!」と思って腰が引けたかもしれません。
〉
〉
〉「7年半後に読める」と言われても私もやらないですよ(笑)
〉楽しく取り組んだ結果の一例ですよね。
「勉強」だったら続けられると思えないですね。おもしろい本を読んでたらいつのまにかここまで来ましたから。
〉
〉
〉〉多読が効率が悪いような印象を与えるのはそういった部分かも知れません。100万語読んでもPBは読めないし。でも例えば遅めの設定で1年に100万語読んだとして、5年で500万語読んで、そのあたりまで来ると英語との付き合いが一生ものになる…というアプローチならどうでしょうか。
〉
〉
〉効率って言うのは他との比較ですからねえ。
〉健康になるのに、ジョギングとジムトレーニングとどっちが効率がいいの?
〉とか言わないで楽しいほうをやればいいだけですよね。
「楽しいほうをやる」というのも普通の語学の勉強ではなかなか言われませんから「効率」を重視することになるのかもしれません。
〉
〉
〉〉そもそも語学の勉強は手間ヒマかかるものです。何ヶ月とか、1年とか学習期間が設定された語学教材をしてたとして、それはそれで真面目に勉強すればそれなりに力は付くでしょう。でもどんな勉強をしても、数ヶ月や1年で英語が「マスター」できるわけではありません。ペラペラしゃべってPBを読みこなし、メールのやり取りも映画を字幕なしで見るのもOK!というレベルになるにはよほど大変な勉強をしなくてはいけません。それならば、数年にわたって面白い本をたくさん読んでいくのと、どれだけ効果が違うのでしょうか。少なくとも多読の方が効率が悪い、ということはないと思います。試験のための勉強など特別な目的のための勉強なら別ですが。
〉
〉
〉そうですよね。修行をするとある日突然できるようになるわけではなくて
〉少しずつできることが広がっていくってところですよね。
なんでも「ある日突然」とはいかないですね。でも少しずつコツコツ…も難しいですし、だったら結局楽しいことを続けていくのがいい、ということになるのではないかと。
〉
〉
〉〉ただ、多読だけで何でもできる、と主張するのも原理主義的な考え方です。
〉〉多読は英語の強力な土台作り、基礎作りになると思います。もしもっと高度な英語力を身につけたいと思ったら、それはそれで目的に沿った勉強が必要です。そう、「目的」が重要です。英語で何がしたいのか、何が必要なのか、それを自分で考えて、自分に必要な英語を身につけていくという姿勢が必要です。
〉
〉
〉「多読だけ…」っていうのは、試合だけでスポーツがうまくなるって言う様
〉なものだと思います。やっぱり基礎は大事だし、得意を伸ばしたり弱点補強
〉も必要でしょう。
基礎を身につけたうえで「何をするか」という目的を考えれば、どこを伸ばすか、補強するかがわかってくるのではないかと思います。
〉
〉
〉〉でもそんなにたいして英語が必要じゃないとか、必要じゃないから勉強する気にならない、ということなら好きな本を読んでいればそれでいいでしょう。そこは自分で取捨選択することです。多読は自分が英語と付き合うための基礎作り、土台作りだと思います。
〉
〉
〉体力づくりって側面はあるとは思いますが、基礎とか土台と言うのは
〉ピッタリこないとは思います。でも例えなので仕方ないですね。
〉上の私の例えも、盲人の説明する象でしょうから。
比喩表現ですので、ピッタリくる言葉を定義するよりも何が言いたいかが伝わっていればいいのですが。
〉
〉
〉〉多読と勉強は対立するものではなく、勉強したい人には多読を土台にすれば語学力を上げる強い助けになり、勉強したくない人もそれなりに英語がわかるようになっていくというフレキシブルな「勉強法」だと思います。
〉〉★単語、辞書について
〉〉まず小ネタ。「指輪物語」を読んでいて、知らない単語をいつの間にか覚えていることに気が付きましたが、それでもわからない単語が出てきたら辞書を引きました。
〉〉そこでやはり英英辞典がいいなと思ったところがあります。
〉〉「The Hobbit」では、ビルボはBurglerと言われます。これは多読で覚えた言葉ですが、ビルボがBurgler??と思いました。それで英和辞典を見てみました。「夜盗、盗賊」と書いてあります。私が思っているのと同じ意味です。でもビルボは泥棒じゃないし…。それで英英辞典を見てみました。
〉〉someone who enters a building illegally in order to steel things
〉〉つまりここではenters a building illegallyの意味が重要らしいです。そういえば邦訳では「忍びのもの」となっていました。
〉
〉
〉英和辞典も定義の説明から入ってくれるといいのですが。
〉特に良く出る単語の説明って「盲人の象」なので。
英和だとどうしても「対応する日本語」を並べるところから入ってしまいますね。
〉
〉
〉〉それから、ちょっと難しいあたりがあったので、試しにマメに英英辞典をひきながら読む、ということもしてみました。でもやはり辞書を引いてスッキリわかるところもあれば、よくわからないところもあります。そしてやはり辞書を引きながら読むと速度が落ちます。ということで、あまりマメに、ではなく適当に、速度を妨げない程度に、そしてあまり期待をしないで引くというスタンスで引くのがいいと思いました。
〉
〉
〉物語では辞書引きでの結果は期待しないほうがいいんでしょうね。
〉言葉の定義のはっきりしているビジネス書なら読める可能性が高い
〉(あくまで高いだけで読める保証は無いです。私も読める本は実は
〉わずかでしょうから)。
とりあえず「辞書はなくても本は読める」とわかった上で引いてますし、辞書が好きなので。引きたかったら引く、引きたくなかったら引かない、でいいでしょう。
〉
〉
〉〉それから、英語学習の掲示板でRy0tasanが言っていましたが、語彙を増やすには一定の速度で読む必要があるということです。私はこれを見て、多読三原則の説明ができるのではないかと思いました。語彙を増やすだけではなく文章を理解する力をつけるにも一定の速度は必要だろうと思います。
〉〉多読とは、とにかく最初は「三原則を守って読むこと」で、多読の効果はその結果「体感」するものだということになっています。体感するのが大切だから理屈抜きにとにかく読んでみろ、ということです。特になぜ辞書を引いてはいけないのか納得できない人には無理矢理にでも「とにかく辞書を引かないで100万語読んでみてください」と言うしかありませんでした。
〉〉しかし理解するのに一定の速度が必要だとなりますと、「辞書は引かない」「わからないところは飛ばす」は、その速度を保つために必要ということになります。そして一定の速度で内容がわかる本、つまりやさしい本から読む必要があるということになります。ただ、その速度をはっきり数字で規定してしまうと数字にとらわれてしまうなどの問題がありますので、ここはとりあえず「一定の速度で読むこと」程度の表現にしておいたほうがいいと思います。
〉
〉
〉これって、速度は結果のような気がしますが…。
〉まあ、結論は10年くらい先ってことでお願いします。
多読を知らない人やこれから始める人に「多読三原則」の意味を説明するのにこういうアプローチがいいのではと思いました。読める感覚が身についたら特に理論付けする必要はないのですが。でも時々理屈の好きな人、理論付けしたい人がいますから、こういう形で説明できるようになっておくのもいいと思います。
〉〉それで思ったのは
〉〉細部にこだわるとかえってわからなくなる
〉〉ということです。
〉
〉
〉それはありますね。
pandada45さんもそう思いますか?
〉
〉
〉〉おまけ
〉〉1000万語記念にTOEICを受けました。多読半年前に偶然受けていたので、500万語通過時に受けました。ですから次は1000万語通過したら受けようと思っていました。
〉〉でもテストの内容が変わっていて、比較になるのか不安です。リスニングも長文を聞くタイプのものが増えたようですし、長文問題もどっさり増えたようで、前よりずいぶん難しく感じました。下がってたらショックかも。
〉
〉
〉私は、7年間、1200万語で変化なしです(笑)
〉でも、難しいと思うときは少し成績が良いので期待してもいいんでは(笑)
変化なしということは、もともとそれだけ英語ができていたということでは。
私は多読前で400→500万語で500でしたから。
難しいと思ったら成績がいいというのはおもしろいですね。
でも点数が上がらなくても、「指輪物語」が読めるだけ上達したのは確かですのでそれで満足しておきます。特にTOEICの長文を見ますと、ビジネスや実用的な内容のものばかりでした。児童書やファンタジーばかり読んでいてはわからなくても無理はないと思いました。
〉それでは Happy Reading!
pandada45さんもHappy Reading!
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11982. Re: ついに1000万語!「指輪物語」で通過
お名前: ガビー
投稿日: 2010/6/5(17:21)
------------------------------
杏樹さんへ。
「1000万語通過、おめでとうございます。」
お久しぶりです。
お気に入りの物語で、達成はきっと気持ちがとっても良かった事と思います。
長い報告を読ませて頂きながら、続ける事の大切さを改めて教えられました。
私は、全く英語ができない上に、多読を休んでいた数年があるので、まだまだ5年経っても、レベル0〜1の域を出る事が出来ず、毎度凹んで凹んでいますが、杏樹さんの報告を読み、350万語を読んでから、数える事を止めてしまいましたので、正確に幾語数とは数えられないですが、500万語くらいまでは止めず(諦めず)に読み続けようと、思います。ORTを・・。
これからも、英語、中国語、仏語、それぞれに多読を楽しんでください!!!
byガビー
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ガビーさん、こんにちは。お元気ですか?
〉「1000万語通過、おめでとうございます。」
ありがとうございます。
〉お久しぶりです。
〉お気に入りの物語で、達成はきっと気持ちがとっても良かった事と思います。
〉長い報告を読ませて頂きながら、続ける事の大切さを改めて教えられました。
そうですね。おもしろい本を読んでるうちに…ですから、ことさら「続けよう」と思っていたわけではないのですが。
〉私は、全く英語ができない上に、多読を休んでいた数年があるので、まだまだ5年経っても、レベル0〜1の域を出る事が出来ず、毎度凹んで凹んでいますが、杏樹さんの報告を読み、350万語を読んでから、数える事を止めてしまいましたので、正確に幾語数とは数えられないですが、500万語くらいまでは止めず(諦めず)に読み続けようと、思います。ORTを・・。
ORTは面白いですから、ずっと読み続けていればそれでいいと思います。SIRやICRなどはいかがでしょう?
〉これからも、英語、中国語、仏語、それぞれに多読を楽しんでください!!!
〉byガビー
ガビーさんもHappy Reading & 看書快楽!
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お名前: Keny http://w-nest.blogspot.com/
投稿日: 2010/6/8(16:23)
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こんにちは杏樹さん。
1000万語通過おめでとうございます。
しかも記念本はトールキンの指輪物語とは!
やっぱりトールキンは特別ですよね。
もちろん私にとっても特別。
杏樹さんが目標にされる気持ちよく分かります。
トールキンは私の目標でもあります。
それにしても私より”0”が1つ多いとは…恐れ入りました。
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お名前: 杏樹
投稿日: 2010/6/8(23:57)
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Kenyさん、こんにちは。
〉こんにちは杏樹さん。
〉1000万語通過おめでとうございます。
お祝いに来てくれてありがとうございます。
〉しかも記念本はトールキンの指輪物語とは!
〉やっぱりトールキンは特別ですよね。
〉もちろん私にとっても特別。
〉杏樹さんが目標にされる気持ちよく分かります。
〉トールキンは私の目標でもあります。
Kenyさんもファンタジーがお好きなんですね。やっぱりトールキンは特別です。多読を始めるまではまさか原書で読む日が来るとは思いませんでしたけど。
〉それにしても私より”0”が1つ多いとは…恐れ入りました。
続けていたら語数は増えていきますから…。
Kenyさんこそその語数で早くもエディングスにまで到達したんですからすばらしいです。
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お名前: Keny http://w-nest.blogspot.com/
投稿日: 2010/6/9(10:18)
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杏樹さん、こんにちは。
〉お祝いに来てくれてありがとうございます。
100万語すら到達していない私が、100万語超の部屋に書き込みするのも、おこがましい気がするのですが…。
でも杏樹さんでしたので来ちゃいました(^_^;)
〉〉しかも記念本はトールキンの指輪物語とは!
〉〉やっぱりトールキンは特別ですよね。
〉〉もちろん私にとっても特別。
〉〉杏樹さんが目標にされる気持ちよく分かります。
〉〉トールキンは私の目標でもあります。
〉Kenyさんもファンタジーがお好きなんですね。やっぱりトールキンは特別です。多読を始めるまではまさか原書で読む日が来るとは思いませんでしたけど。
ファンタジー…好きです。
大好きです!
色々読んでいますがやっぱり好き。
日本だとファンタジーは子供のもののように扱われますけど、欧米だと完璧に大人でないと読めない作品が(というか子供には読ませられない)一杯あるじゃないですか。
ちなみに今、まさしく杏樹さんと同じことを私も感じています。
ちょっとレベルは低いですけど。
多読は時間がかかるとか言われるようですが、私には「多読が最速」に思えます。
それに別に無理するわけでもないのに、気がついたら出来るようになっているんですもの(*^_^*)
〉〉それにしても私より”0”が1つ多いとは…恐れ入りました。
〉続けていたら語数は増えていきますから…。
〉Kenyさんこそその語数で早くもエディングスにまで到達したんですからすばらしいです。
エディングスは、キリンもいいところですよ。
ハリーポッターを読んでいて、それがよく分かります。
私はやっとこさ今晩100万語達成です。
「100万語達成は絵本で…」
と狙っては見たものの、語数のカウントを誤りハリーポッターです。
去年の今頃はLV3でちょうど。
それが一年ほどでハリーポッターが楽しめる。
やっぱり多読は早いと思います。
私もいつかはトールキン(^^♪
夢じゃないのが嬉しいです。
Happy Reading!
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Kenyさん、こんにちは。
〉ファンタジー…好きです。
〉大好きです!
〉色々読んでいますがやっぱり好き。
〉日本だとファンタジーは子供のもののように扱われますけど、欧米だと完璧に大人でないと読めない作品が(というか子供には読ませられない)一杯あるじゃないですか。
ありますね。私は多読をしてファンタジーが原書で読めたらいいな、と思っていました。なのにいまだにナルニアもゲドも積んである…。最近のファンタジーを翻訳前に読めたら、と思っていたんですが。
〉ちなみに今、まさしく杏樹さんと同じことを私も感じています。
〉ちょっとレベルは低いですけど。
〉多読は時間がかかるとか言われるようですが、私には「多読が最速」に思えます。
〉それに別に無理するわけでもないのに、気がついたら出来るようになっているんですもの(*^_^*)
本当に「気が付いたら」ですよね。
〉〉〉それにしても私より”0”が1つ多いとは…恐れ入りました。
〉〉続けていたら語数は増えていきますから…。
〉〉Kenyさんこそその語数で早くもエディングスにまで到達したんですからすばらしいです。
〉エディングスは、キリンもいいところですよ。
〉ハリーポッターを読んでいて、それがよく分かります。
〉私はやっとこさ今晩100万語達成です。
〉「100万語達成は絵本で…」
〉と狙っては見たものの、語数のカウントを誤りハリーポッターです。
あちらにお祝いしてきました。
〉去年の今頃はLV3でちょうど。
〉それが一年ほどでハリーポッターが楽しめる。
〉やっぱり多読は早いと思います。
〉私もいつかはトールキン(^^♪
〉夢じゃないのが嬉しいです。
Kenyさんなら、トールキンも私よりもずっと早く読めるようになっているでしょうね。
〉Happy Reading!
その日を夢見てHappy Reading!
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お名前: Muse
投稿日: 2010/6/10(00:15)
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「1000万語通過」ご達成を心よりお慶び申し上げます。
英検準6級の私では贈る言葉も思いつきませんので、先人の言葉を借りつつ、杏樹さんの後に続けとの思いをこめて
Happy Reading
I want you to read the stories aloud, and the oftener you do it, the better it will be. Read aloud at school and at home. Read aloud to school and on your way home. I did it when I was a school boy.
1964年 Toru Matsumoto 「フレンドシップ1」松本亨著 英友社刊より
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Museさん、こんにちは。
〉「1000万語通過」ご達成を心よりお慶び申し上げます。
辞書倶楽部から駆けつけてくださってありがとうございます。
〉英検準6級の私では贈る言葉も思いつきませんので、先人の言葉を借りつつ、杏樹さんの後に続けとの思いをこめて
〉Happy Reading
〉I want you to read the stories aloud, and the oftener you do it, the better it will be. Read aloud at school and at home. Read aloud to school and on your way home. I did it when I was a school boy.
〉1964年 Toru Matsumoto 「フレンドシップ1」松本亨著 英友社刊より
わ、英語だ…
と、いまだにひるんでしまう私です。英語読めないんです〜、とか。どうやら好きな本なら英語でも読めるみたいなんですが。
MuseさんもHappy Reading!
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12037. Re: 1000万語通過 おめでとうございます!
お名前: ありあけファン
投稿日: 2010/8/13(14:34)
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杏樹さん 1000万語通過おめでとうございます
ありあけファン@語数カウントツール故障中 です
(たぶん,300万語〜350万語の間のどこか)
〉ついに1000万語通過しました!(あ、英語です)。
〉通過本は「The Lord of the Rings」です。そう、多読を始めたときのとお〜い、とお〜い目標本。
私もこの本は読みたいです.
GRは持っているのですが,原作で感動を味わいたい気分もあって,
読んでいませんが,?万語かの通過本にしようかなあ?
他にも何冊か,原作へのこだわりのような本があるのですが,誘惑に負けて
GRで読んでしまった本もあります.
〉それから、今回は読んでいると邦訳で読んだときのことがよみがえってくるのです。日本語の文章や寺島龍一氏の挿絵が浮かんできます。前はぼんやりとした理解力で読んでいたためか、邦訳のどの部分か細かいところまでは思い至らなかったようです。しかし今回は内容が把握できていたためか、忘れていた場面も「あー、そうだった」と思い出すのです。
昔,テレビで『大草原の小さな家』をやっていたことがありましたが,
ずいぶんと昔のことなのに,多読で原作を読んだ時に情景が鮮明に浮かんできました.
以前に行ったことがあるような不思議な感覚で最初はわからなかったのです
が...
〉また、少し前に単語や辞書が話題になっていたこともあり、そのころ読んでいたあたりで単語にちょっと注目してみました。そうしたら、多読前は知っているはずのなかった単語がたくさん「わかる」ことがわかりました。いつの間に覚えたのかわかりませんが、とにかく「いつのまにか」覚えている、それも「単語を覚えた」ではなく「わかる言葉が増えた」という感じです。「指輪物語」を読んでいる間に覚えた言葉もあります。最初は単なる未知単語だったのが、何度か出てくるうちにすっかりわかるようになりました。
私も多読を始める前は,単語は「知っているか知らないか」の二律背反と
しか捉えていませんでした.
でも,実際には,ある単語に出会ったときに
全然なじみもなくとらえどころがない
なじみはないが違和感もない
意味はわからないが存在すら自覚できない
なんとなくの雰囲気は無意識に感じている
など,さまざまな状態があることが多読を始めてから知りました.
単語暗記派の方からすると,上記はすべて「知らない単語」の範疇に入る
のでしょうね.でも,多読では何らかの理解には寄与しているようです.
しかも,何回もいろいろな場面で出会うごとに変化を遂げながら自分なり
のイメージが作られていくような気がします.
〉そのころ、辞書を引きながら英語の本をいくつか読んでみた結果、「辞書を引いても読めないものは読めない」ということを痛感していました。
〉400万語通過の時は大キリンで、本当にこれがもっとわかる日が来るのだろうかと思いました。
〉それが、本当に、本当に読める日が来たのです。
こういう楽しみは本当に気持ちいい読書体験ですね.
私も辞書を引きながら読んで撃沈.その後,多読を始めてからキリンで
読んで途中になっている本がありますので,一度,読んでみますね.
〉本当に「読んでいればいつかは読めるようになる」んですね。ああ、万年レベル3に悩んだ日々…。もともとの英語力が低いから、多読しても読む力には限界があるのではないかと思ったこともあります。でも「指輪物語」がこんなにわかるようになるなんて、やっぱり多読ってすごいです。一番すごいのは「勉強していない」ことです。文法の勉強や単語暗記をしたりせず、いつのまにか読めるようになったので、なんで読めるのか、あんなに難しかった本がなんで読めるのか、自分でもよくわかりません。
確かに,どんどんレベルを上げていける人もいるでしょうが,私もベースは
レベル3ぐらいで,100万語通過時とほとんど変わっていない気がします.
一方,キリン読みできる本は着実に増えていっているようです.
〉★多読と勉強
〉さて、1000万語読むのに7年半かかりました。
〉最初多読を始めたときはいくらなんでも「指輪物語」が読めるようになるなんて、と思いました。もしそのとき7年半かかると言われてたら「そんなにかかるの?!」と思って腰が引けたかもしれません。
そういう意味では,最初の目標としての100万語は妥当な語数ですね.
私は,『今日から読みます英語100万語』で多読を知ったのですが,
なんとなく自分にもできそうな気がしましたから...
〉多読が効率が悪いような印象を与えるのはそういった部分かも知れません。100万語読んでもPBは読めないし。でも例えば遅めの設定で1年に100万語読んだとして、5年で500万語読んで、そのあたりまで来ると英語との付き合いが一生ものになる…というアプローチならどうでしょうか。
早い時期に英語が「一生ものになる」という感覚が得られるという点から,
多読は(長期的には)最も効率的な英語アプローチ法なのでしょう.
〉そもそも語学の勉強は手間ヒマかかるものです。何ヶ月とか、1年とか学習期間が設定された語学教材をしてたとして、それはそれで真面目に勉強すればそれなりに力は付くでしょう。でもどんな勉強をしても、数ヶ月や1年で英語が「マスター」できるわけではありません。ペラペラしゃべってPBを読みこなし、メールのやり取りも映画を字幕なしで見るのもOK!というレベルになるにはよほど大変な勉強をしなくてはいけません。それならば、数年にわたって面白い本をたくさん読んでいくのと、どれだけ効果が違うのでしょうか。少なくとも多読の方が効率が悪い、ということはないと思います。試験のための勉強など特別な目的のための勉強なら別ですが。
多読の効果や有効性が話題になる時に,「長期的な視点」というのが見逃
されていることが多いですね.
たぶん,今まであまり研究されてこなかったのでしょう!
受験や会社で要求されるTOEICスコアなど,短期間で結果を出さなけ
ればならない状況が多いのがその原因だと思います.
しかし,これからはもっともっと多読の長期的な有用性に関する研究が
されてもいいのではないか,そんな風に感じるのは私だけでしょうか?
〉ただ、多読だけで何でもできる、と主張するのも原理主義的な考え方です。
〉多読は英語の強力な土台作り、基礎作りになると思います。もしもっと高度な英語力を身につけたいと思ったら、それはそれで目的に沿った勉強が必要です。そう、「目的」が重要です。英語で何がしたいのか、何が必要なのか、それを自分で考えて、自分に必要な英語を身につけていくという姿勢が必要です。
〉でもそんなにたいして英語が必要じゃないとか、必要じゃないから勉強する気にならない、ということなら好きな本を読んでいればそれでいいでしょう。そこは自分で取捨選択することです。多読は自分が英語と付き合うための基礎作り、土台作りだと思います。
〉多読と勉強は対立するものではなく、勉強したい人には多読を土台にすれば語学力を上げる強い助けになり、勉強したくない人もそれなりに英語がわかるようになっていくというフレキシブルな「勉強法」だと思います。
本当にその通りだと思います!
たぶん,というか,ほぼ間違いなくその通り!
これらが,エビデンスとして蓄積されることが重要ですね.
〉★単語、辞書について
〉まず小ネタ。「指輪物語」を読んでいて、知らない単語をいつの間にか覚えていることに気が付きましたが、それでもわからない単語が出てきたら辞書を引きました。
〉そこでやはり英英辞典がいいなと思ったところがあります。
〉「The Hobbit」では、ビルボはBurglerと言われます。これは多読で覚えた言葉ですが、ビルボがBurgler??と思いました。それで英和辞典を見てみました。「夜盗、盗賊」と書いてあります。私が思っているのと同じ意味です。でもビルボは泥棒じゃないし…。それで英英辞典を見てみました。
〉someone who enters a building illegally in order to steel things
〉つまりここではenters a building illegallyの意味が重要らしいです。そういえば邦訳では「忍びのもの」となっていました。
〉それから、ちょっと難しいあたりがあったので、試しにマメに英英辞典をひきながら読む、ということもしてみました。でもやはり辞書を引いてスッキリわかるところもあれば、よくわからないところもあります。そしてやはり辞書を引きながら読むと速度が落ちます。ということで、あまりマメに、ではなく適当に、速度を妨げない程度に、そしてあまり期待をしないで引くというスタンスで引くのがいいと思いました。
〉それから、英語学習の掲示板でRy0tasanが言っていましたが、語彙を増やすには一定の速度で読む必要があるということです。私はこれを見て、多読三原則の説明ができるのではないかと思いました。語彙を増やすだけではなく文章を理解する力をつけるにも一定の速度は必要だろうと思います。
〉多読とは、とにかく最初は「三原則を守って読むこと」で、多読の効果はその結果「体感」するものだということになっています。体感するのが大切だから理屈抜きにとにかく読んでみろ、ということです。特になぜ辞書を引いてはいけないのか納得できない人には無理矢理にでも「とにかく辞書を引かないで100万語読んでみてください」と言うしかありませんでした。
〉しかし理解するのに一定の速度が必要だとなりますと、「辞書は引かない」「わからないところは飛ばす」は、その速度を保つために必要ということになります。そして一定の速度で内容がわかる本、つまりやさしい本から読む必要があるということになります。ただ、その速度をはっきり数字で規定してしまうと数字にとらわれてしまうなどの問題がありますので、ここはとりあえず「一定の速度で読むこと」程度の表現にしておいたほうがいいと思います。
まずはストーリーに完全に没頭することが必要なのでしょうが,私も多読
開始直後は,うまく感覚がつかめませんでした.
でも,あえて数字が示されていなかったから(本当は少しは示されていた
のですが,特に強調はされていないので意識しませんでした),自然に
早く掴めたのだと思います.
「〜wpm」で読もうというより,「一定の速度で」とか「波に乗って」
のほうが本質を突いていると思います.
〉だから…というわけでもないんですが、「指輪物語」で一部音読してみました。きちんと発音しようとするとかえって発音に気をとられて内容がおろそかになったり速度が落ちたりしますが、「もごもごシャドウイング」みたいな感じで一定の速度を保つことだけ考えて声を出して読んでみました。
〉私は普通に読んでいるときはある程度脳内音読になっているのですが、この脳内音読がけっこうカタカナ英語です。特にわかりにくいところ、難しいところになると速度が落ちてますますカタカナ英語っぽくなってしまいます。それで強いアクセントだけはっきりさせて、あとは音をどんどん落として一定の速度を保ちながら読んでみようと思ったんです。そうしたら難しい箇所でもなんとなく、全体的に「こんな感じのことが書いてある」というのがつかみやすいような気がしました。
〉それで思ったのは
〉細部にこだわるとかえってわからなくなる
〉ということです。
〉今までも「トップダウン方式」の理解とか、言葉の最小単位は文章、あるいは「物語」ということが言われてきました。英語の勉強ではなく、言葉として理解するためには、全体的に何が書いてあるか、をつかむ力をつけるのが大切なのです。それが細部にこだわりだすと、全体を見渡すことができなくなるのです。
〉そのために、一定の速度で「すらすら」感を感じながら読んでいく練習が必要で、そのために「辞書は引かない」「わからないところは飛ばす」「レベル0〜1から読む」という方法が有効だということになります。
〉そして速度を保って読むことを体得できれば、その速度を妨げないように辞書を引けば大丈夫ということになります。
最近では昔と違って,レベル0〜1の本がたくさん手に入るようになりました.
あまり報告例がないようだけど,レベル0〜1だけで100万語という
ケースも多くなってきたと思うのですがどうなのでしょうか?
(私の時はレベル2までで100万語でした)
Curious George などのような本も増えてきたし...
〉★これから
〉多読で計画を立てるのはムダ、ということはさんざん思い知らされました。ですから計画は立てません。とりあえず英語と中国語はまずます好きな本を好きなように読めるようになってきたので未読本を片付けることだけ考えていればいいのですが(片付けるのが大変なのですが)、フランス語がもう少し読めるようになるまでやさしい本を読み続ける必要があります。これが一体どこまでできるものか…。
〉中国語が500万字通過してからほとんど止まっているので何とかしたいし、英語はDragon Slayers' Academyの続きを読みたいし、まだまだ未読本との格闘が続きそうです。
またのご報告を楽しみにしています.
〉おまけ
〉1000万語記念にTOEICを受けました。多読半年前に偶然受けていたので、500万語通過時に受けました。ですから次は1000万語通過したら受けようと思っていました。
〉でもテストの内容が変わっていて、比較になるのか不安です。リスニングも長文を聞くタイプのものが増えたようですし、長文問題もどっさり増えたようで、前よりずいぶん難しく感じました。下がってたらショックかも。
この前に受験したCASECもリスニングが長くなっていたような気がします.
これからも楽しく多読を続けましょう!
HAPPY READING!!!
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ありあけファンさん、こんにちは。
〉杏樹さん 1000万語通過おめでとうございます
ありがとうございます。
〉ありあけファン@語数カウントツール故障中 です
〉(たぶん,300万語〜350万語の間のどこか)
故障ですか。まあ50万語ぐらい誤差の範囲だと思いましょう。
〉〉ついに1000万語通過しました!(あ、英語です)。
〉〉通過本は「The Lord of the Rings」です。そう、多読を始めたときのとお〜い、とお〜い目標本。
〉私もこの本は読みたいです.
〉GRは持っているのですが,原作で感動を味わいたい気分もあって,
〉読んでいませんが,?万語かの通過本にしようかなあ?
GRもあるんですね。
〉他にも何冊か,原作へのこだわりのような本があるのですが,誘惑に負けて
〉GRで読んでしまった本もあります.
どうなんでしょう。難しくてなかなか読めそうにないならGRで読んでしまってもいいかもしれません。
〉〉それから、今回は読んでいると邦訳で読んだときのことがよみがえってくるのです。日本語の文章や寺島龍一氏の挿絵が浮かんできます。前はぼんやりとした理解力で読んでいたためか、邦訳のどの部分か細かいところまでは思い至らなかったようです。しかし今回は内容が把握できていたためか、忘れていた場面も「あー、そうだった」と思い出すのです。
〉昔,テレビで『大草原の小さな家』をやっていたことがありましたが,
〉ずいぶんと昔のことなのに,多読で原作を読んだ時に情景が鮮明に浮かんできました.
〉以前に行ったことがあるような不思議な感覚で最初はわからなかったのです
〉が...
ありあけファンさんも似たような経験があったみたいですね。本がきっかけで情景がよみがえってくる…。
〉〉また、少し前に単語や辞書が話題になっていたこともあり、そのころ読んでいたあたりで単語にちょっと注目してみました。そうしたら、多読前は知っているはずのなかった単語がたくさん「わかる」ことがわかりました。いつの間に覚えたのかわかりませんが、とにかく「いつのまにか」覚えている、それも「単語を覚えた」ではなく「わかる言葉が増えた」という感じです。「指輪物語」を読んでいる間に覚えた言葉もあります。最初は単なる未知単語だったのが、何度か出てくるうちにすっかりわかるようになりました。
〉私も多読を始める前は,単語は「知っているか知らないか」の二律背反と
〉しか捉えていませんでした.
〉でも,実際には,ある単語に出会ったときに
〉 全然なじみもなくとらえどころがない
〉 なじみはないが違和感もない
〉 意味はわからないが存在すら自覚できない
〉 なんとなくの雰囲気は無意識に感じている
〉など,さまざまな状態があることが多読を始めてから知りました.
〉単語暗記派の方からすると,上記はすべて「知らない単語」の範疇に入る
〉のでしょうね.でも,多読では何らかの理解には寄与しているようです.
〉しかも,何回もいろいろな場面で出会うごとに変化を遂げながら自分なり
〉のイメージが作られていくような気がします.
それを「知らない単語」に分類するような勉強法をしていたから単語を覚えるのが大変なんですよ。未知単語を暗記で覚えても忘れます。なんとなく見覚えがあるとか、だんだんなじみになってくるとか、そういったイメージが作られていく過程が本当に「覚える」のに必要なんだと思います。
〉〉そのころ、辞書を引きながら英語の本をいくつか読んでみた結果、「辞書を引いても読めないものは読めない」ということを痛感していました。
〉〉400万語通過の時は大キリンで、本当にこれがもっとわかる日が来るのだろうかと思いました。
〉〉それが、本当に、本当に読める日が来たのです。
〉こういう楽しみは本当に気持ちいい読書体験ですね.
〉私も辞書を引きながら読んで撃沈.その後,多読を始めてからキリンで
〉読んで途中になっている本がありますので,一度,読んでみますね.
私もほかに投げっぱなしになっている本があります。そろそろ読めるかもしれません。
〉〉本当に「読んでいればいつかは読めるようになる」んですね。ああ、万年レベル3に悩んだ日々…。もともとの英語力が低いから、多読しても読む力には限界があるのではないかと思ったこともあります。でも「指輪物語」がこんなにわかるようになるなんて、やっぱり多読ってすごいです。一番すごいのは「勉強していない」ことです。文法の勉強や単語暗記をしたりせず、いつのまにか読めるようになったので、なんで読めるのか、あんなに難しかった本がなんで読めるのか、自分でもよくわかりません。
〉確かに,どんどんレベルを上げていける人もいるでしょうが,私もベースは
〉レベル3ぐらいで,100万語通過時とほとんど変わっていない気がします.
レベル3が重要なのは、後になるほど感じてきますね。それに多読のレベルは右肩上がりには上がっていかないようです。でも語学の勉強自体そういうものなのですが。
〉一方,キリン読みできる本は着実に増えていっているようです.
それは言えますね。レベルが上がるほどキリンもできるようになっていきます。
〉〉★多読と勉強
〉〉さて、1000万語読むのに7年半かかりました。
〉〉最初多読を始めたときはいくらなんでも「指輪物語」が読めるようになるなんて、と思いました。もしそのとき7年半かかると言われてたら「そんなにかかるの?!」と思って腰が引けたかもしれません。
〉そういう意味では,最初の目標としての100万語は妥当な語数ですね.
〉私は,『今日から読みます英語100万語』で多読を知ったのですが,
〉なんとなく自分にもできそうな気がしましたから...
そうですね。100万語という設定は最初の目標にはいいですね。
〉〉多読が効率が悪いような印象を与えるのはそういった部分かも知れません。100万語読んでもPBは読めないし。でも例えば遅めの設定で1年に100万語読んだとして、5年で500万語読んで、そのあたりまで来ると英語との付き合いが一生ものになる…というアプローチならどうでしょうか。
〉早い時期に英語が「一生ものになる」という感覚が得られるという点から,
〉多読は(長期的には)最も効率的な英語アプローチ法なのでしょう.
なにしろ多読で覚えた言葉は忘れないので、長期的にはとても有効です。
〉〉そもそも語学の勉強は手間ヒマかかるものです。何ヶ月とか、1年とか学習期間が設定された語学教材をしてたとして、それはそれで真面目に勉強すればそれなりに力は付くでしょう。でもどんな勉強をしても、数ヶ月や1年で英語が「マスター」できるわけではありません。ペラペラしゃべってPBを読みこなし、メールのやり取りも映画を字幕なしで見るのもOK!というレベルになるにはよほど大変な勉強をしなくてはいけません。それならば、数年にわたって面白い本をたくさん読んでいくのと、どれだけ効果が違うのでしょうか。少なくとも多読の方が効率が悪い、ということはないと思います。試験のための勉強など特別な目的のための勉強なら別ですが。
〉多読の効果や有効性が話題になる時に,「長期的な視点」というのが見逃
〉されていることが多いですね.
〉たぶん,今まであまり研究されてこなかったのでしょう!
〉受験や会社で要求されるTOEICスコアなど,短期間で結果を出さなけ
〉ればならない状況が多いのがその原因だと思います.
〉しかし,これからはもっともっと多読の長期的な有用性に関する研究が
〉されてもいいのではないか,そんな風に感じるのは私だけでしょうか?
それと、「○○勉強法」に飛びついても「マスター」できなくて挫折する人が多いというのもあるかもしれません。その勉強法で「マスター」すれば英語ができたのに…という幻想を持ってしまうのかもしれません。
それに対して多読は地道すぎて、半年、1年かかって100万語読んでもPBが読めないとなると、もっとほかに効率のいい「マスター」できる勉強法があるような幻想を抱いてしまうのかもしれません。
多読というより、語学の勉強はどうしても地道にコツコツやっていかないといけないし、何年もかかってやっと結果が出るものです。そこを踏まえた上で「長期的な有用性」を伝えていくのが重要だと思います。
〉〉ただ、多読だけで何でもできる、と主張するのも原理主義的な考え方です。
〉〉多読は英語の強力な土台作り、基礎作りになると思います。もしもっと高度な英語力を身につけたいと思ったら、それはそれで目的に沿った勉強が必要です。そう、「目的」が重要です。英語で何がしたいのか、何が必要なのか、それを自分で考えて、自分に必要な英語を身につけていくという姿勢が必要です。
〉〉でもそんなにたいして英語が必要じゃないとか、必要じゃないから勉強する気にならない、ということなら好きな本を読んでいればそれでいいでしょう。そこは自分で取捨選択することです。多読は自分が英語と付き合うための基礎作り、土台作りだと思います。
〉〉多読と勉強は対立するものではなく、勉強したい人には多読を土台にすれば語学力を上げる強い助けになり、勉強したくない人もそれなりに英語がわかるようになっていくというフレキシブルな「勉強法」だと思います。
〉本当にその通りだと思います!
〉たぶん,というか,ほぼ間違いなくその通り!
〉これらが,エビデンスとして蓄積されることが重要ですね.
うう、ありがとうございます〜。そうなるといいんですけど。
〉まずはストーリーに完全に没頭することが必要なのでしょうが,私も多読
〉開始直後は,うまく感覚がつかめませんでした.
〉でも,あえて数字が示されていなかったから(本当は少しは示されていた
〉のですが,特に強調はされていないので意識しませんでした),自然に
〉早く掴めたのだと思います.
〉「〜wpm」で読もうというより,「一定の速度で」とか「波に乗って」
〉のほうが本質を突いていると思います.
数字を示すととらわれてしまう人がいますから、必ずしも数字を基準にするのがいいとはいえないんですね。自分が「波に乗って」読む感覚をつかむのが一番いいんですね。
〉最近では昔と違って,レベル0〜1の本がたくさん手に入るようになりました.
〉あまり報告例がないようだけど,レベル0〜1だけで100万語という
〉ケースも多くなってきたと思うのですがどうなのでしょうか?
〉(私の時はレベル2までで100万語でした)
〉Curious George などのような本も増えてきたし...
本当にどんどん本が開発されますね。絵本だけで100万語とか、レベル1で100万語とか、昔ほど難しくなさそうです。
それだけでなく、レベル3もどんどんおもしろい本が増えていって、今頃読みたい本が見つかります。
〉〉★これから
〉〉多読で計画を立てるのはムダ、ということはさんざん思い知らされました。ですから計画は立てません。とりあえず英語と中国語はまずます好きな本を好きなように読めるようになってきたので未読本を片付けることだけ考えていればいいのですが(片付けるのが大変なのですが)、フランス語がもう少し読めるようになるまでやさしい本を読み続ける必要があります。これが一体どこまでできるものか…。
〉〉中国語が500万字通過してからほとんど止まっているので何とかしたいし、英語はDragon Slayers' Academyの続きを読みたいし、まだまだ未読本との格闘が続きそうです。
〉またのご報告を楽しみにしています.
次は英語以外の報告でしょうね。
〉〉おまけ
〉〉1000万語記念にTOEICを受けました。多読半年前に偶然受けていたので、500万語通過時に受けました。ですから次は1000万語通過したら受けようと思っていました。
〉〉でもテストの内容が変わっていて、比較になるのか不安です。リスニングも長文を聞くタイプのものが増えたようですし、長文問題もどっさり増えたようで、前よりずいぶん難しく感じました。下がってたらショックかも。
〉この前に受験したCASECもリスニングが長くなっていたような気がします.
結果は英語学習のところに書いたとおりでした。
〉これからも楽しく多読を続けましょう!
〉HAPPY READING!!!
ありあけファンさんもHappy reading!
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横レス、かつ部分レスで失礼します。
> 単語暗記派の方からすると,上記はすべて「知らない単語」の範疇に入る
> のでしょうね.
単語暗記していますが、やり方が適当なせいで、忘却曲線使った暗記用のソフトに入れたはずのものでも、なんとなく音や形(スペル)だけ覚えている単語や、毎回前後から意味を推測しているんじゃないかと思うような単語があります。
読むのに英和辞書も使っているのですが、ピンポイントで引きたいところ以外は引いていないので、そこから来たもので似たものがあると思いますが。
(引かないのは自分にはストレスでしたが、引くのが多すぎてもストレスでつまらなくなるので(特に難しめの本)この読み方になっています、
2-3回パラグラフを読み返せば辞書なくても腑に落ちた感じになること多いですし)
(自然な獲得(や英絶の方向)を目指すなら我慢したところですけど)