私の 600万語(2)

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9754. 私の 600万語(2)

お名前: ウルトラQの母
投稿日: 2007/7/7(23:53)

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英語快読 600万語(7)—やっと本が来た!&イギリスとアメリカ

「600万語」をスタートして早1月以上・・・。ずーっと「読み物日照り」状態でしたが、ようやく注文してた本が来ました。わーい! サクサク読むぞう!!

ところが!!!!

Royal Ballet School Diaryのシリーズと一緒に、「あら、こんな本もあったんだ」と注文した本が・・・何とびっくり! 同じシリーズのアメリカ版だったんです!!!

装丁も違うし。まぁ、それは許しましょう。しかし、タイトルも違うのよ!!!!

たとえば、第4巻のイギリス版のSophie’s Flight of Fancyは、なぜかNaomi’s New Steps。同じ英語圏だしさぁ、翻訳してる訳でもないのに、何故???? 別にアメリカだってソフィーっているでしょ? 何故ナオミにしなくちゃならないの? ご丁寧にソフィーを全部ナオミに書き換えてあるのよ。

私、違う本かと思って両方買ってしまったよ。でも、中身はほぼ同じ。ちっ!

まぁ、1冊600円くらいだから、まだ良かったけど。

そう言えば、イギリスで本を出版した友人が、アメリカの出版社から「アメリカでも」と出版してもらったはいいけれど、タイトル勝手に何の相談もなく変えられた!って怒ってた。

アメリカ人って勝手なやっちゃなぁ。

タイトルだって、大事な「作品の一部」でしょう? もちろん、出版社として相談して「売れそう」なタイトルにする・・・ということはある。

しかしさ、イギリスで一度出た本のタイトルを、わざわざ、変えて別の本みたいにして売るこたぁないだろ。まぎらわしい!

アメリカ人のやることって、理解出来ないことがあるわ。

ここまでの総語数、413,409語。

76.2006年9月1 日:Nana #1:マンガ:1900語:☆☆☆☆:2人のナナの物語。映画化もされ、人気のマンガだというのは聞いていたので、(日本語で)読んでみようかなぁ・・・と思いつつも、読んだことがなかった。私は、これまでは、日本語で読んだMangaしか読んでこなかったので、日本語で未読のものを英語で読むのにはちょっと不安があった。でも読んでみたら案外読めました。そのうちマンガ喫茶で日本語のも読んでみようと思います。第1巻は「プロローグ」なんだそうで、この後2人のナナが出会って、2人の人生が交錯していくらしいです。続きもMangaで読んでみようと思います。

77.2006年8月30 日:Maisy(2冊):絵本:190語:☆☆☆☆:Maisy Takes a Bath, Maisy's Poolの2冊。メイシーちゃんがお風呂に入ろうとするたびに誰かがピンポーン!とやってきます。変質者みたいだけど、メイシーちゃんが脱ぎ捨てたパンツが可愛い。後者はメイシーちゃんの水着姿が可愛いです。

78.2006年9月2 日:Dinosaur Beach:絵本:190語:☆☆☆☆:主人公は海岸で砂遊び。大好きな恐竜を砂で作っています。「サメだー!」という叫び声がして、あっという間に海岸から誰もいなくなってしまいます。主人公は愛犬と2人(?)残されてしまうけど、みんながサメだと思ったのは、あれれ? なんだか恐竜みたいだぞ。「サメだー!」とみんなが逃げるところの絵が動きがあってすてき。語数は後ろのグローサリーも入れればもっと行くと思うけど。

79.2006年9月2 日:Dear Zoo :絵本:115語:☆☆☆☆☆:ペットが欲しいなぁと思った僕は動物園に手紙を書いた。そしたら動物園から「重いので注意!」という荷物が届いたんだけど・・これじゃ、ペットにはでかすぎ。動物園に送り返した。そしたら今度は・・・としかけ絵本が続いて行きます。イギリスに住んでた時、息子に買ってやった本です。読んでやるときゃあきゃあ喜んでました。立ち読みしちゃったけど、息子が懐かしがるかもしれないから購入してってやろうかな。

80.2006年9月2 日:A to Z Mysteries: The Missing Mummy:児童書:7537語:☆☆☆☆:お休みの間、博物館でいろいろな催し物があると言う。3人組みはまずは月曜日に開かれるMummy Mondayに行くことに。ところが、参加者たちが説明を受けている最中に、みんなの目の前で子どものミイラを盗て逃げた女性が!!!

81.2006年9月2 日:Young Cam Jason and the Missing Cokkie:PER2:1093語:☆☆☆☆:Camは記憶力抜群の女の子。お弁当に持ってきたはずのチョコ・チップクッキが消えた、という事件を解決します。アメリカの子どもはお弁当に手作りクッキーをけっこう持ってくるのね。自分で焼いたのもあれば、父親が焼いたというのもある。家族ぐるみでお菓子作りがさかんなんですね。

82.2006年9月3 日:Roots of Rock and Roll :SA2:3736語:第二次世界大戦後になっても、アメリカ南部では、黒人は白人と同じトイレを使っちゃいけないとか、同じ水飲み場で水を飲んじゃいけないっていうような法律があるところもあったんだって。びっくり。黒人によるリズム&ブルースなどの音楽が白人の聴衆もひきつけるようになり、コンサート会場が「ソルト&ペパー」(日本で言うなら「ごま塩」?)状態になったのも、歴史的には新しいこと。黒人の音楽は黒人と白人を近づけた面もあったし、黒人の社会的地位向上や経済的地位向上に役立ったけれど、でも、一番美味しいところは白人が持っていってしまったという面もあったみたい。ポピュラー・カルチャーの歴史も、実は、社会全体と深く関わっているんですね。

83.2006年9月3 日:A tp Z Mysteries: The Ninth Nugget:児童書:7100語:☆☆☆☆:おなじみ3人組は、休暇で牧場にステイします。必ずしも子ども向けサマー・キャンプみたいなのじゃなくて、大人も参加しています。アメリカには色々なタイプの休暇がありますね。そして、子どもたちだけでこういうのに行かせるのですね。乗馬や砂金取りを楽しみます。砂金取りしてたら、3人組の1人がじゃがいもほどもある金塊を発見! この金塊をめぐって事件が起きます。

84.2006年9月4 日:Katz(3冊):絵本:250語:☆☆☆☆:1冊目はNo Hitting!です。子どもだってストレスあるよね。弟をぶちたくなることもある。でもぶっちゃダメ。そんな時はこうするといいのよ。フリップをめくるとアドバイスがあります。2冊目はToes, Ears & Nose!です。靴下の中に隠れてるのは? ミトンの中に隠れてるのは?とフリップをめくると答えが出てきます。3冊目はWhere Is Baby’s Mummy?です。お母さんと隠れん坊をしてます。ここなな? あそこかな? フリップをめくってお母さんを探してね。3冊とも絵がとても可愛い仕掛け絵本です。

85.2006年9月4 日:Young Cam Janson and the Lost Tooth:PER2:800語:☆☆☆☆:美術の時間、リンゴを齧った(>あれ? なんで授業中にリンゴを齧ったんだったっけ?)お友達。歯が抜けちゃいました。歯を枕の下においておけば、翌朝お金がおいてあるはずなのに、その歯が見つからない! Camが記憶力を駆使して探す手助けをします。

86.2006年9月5 日:Courtney:絵本:670語:☆☆☆☆:子どもたちは犬を飼いたいと言います。でも両親は「だって大変だよ」と言います。「自分たちで世話するから」ということで犬を飼えることになります。両親は「ちゃんとした(?)犬をもらって来なさいよ」というようなことを言いますが(>多分、シェルターみたいなところにもらいに行ったのではないかと思います。それとも買いに行ったのかな?)、子どもたちは年取った誰も振り向かないような犬を連れて帰ります。両親は何かと言うとこの犬を「だから雑種(?)は」みたいなことを言います。でも、この犬、料理だって出来るんですよ。世話になっておきながらも両親の態度は、変わらない部分があります。大人ってダメですねぇ。

87.2006年9月8 日:Inside the Crime Lab :SA3:5123語:☆☆☆☆☆:犯罪科学についての本。2つの事件が紹介されています。犯罪科学はさまざまなことを明らかにすることが出来ます。でも、それを使うのも結局は「人」。印象的だったのは、実は、「目撃証拠」というのは半分くらい「間違い」なんだけど(>記憶違いとか勘違いとかね)、でも、裁判では「迫力」があるので多用される・・・という話。陪審員制度の国ならでは・・なのかな?日本でも陪審員制度が導入されると刑事裁判のあり方や捜査のあり方も変わるのかしらん。

88.2006年9月8 日:Life Story :絵本:3500語:☆☆☆☆☆:バートンの絵本。宇宙の誕生、地球の誕生、生命の誕生、人類の誕生・・・と、ながーい壮大な歴史がたどられています。昔、理科で習ったはずだけど、英語の単語はともかく、対応する日本語が思いつかない。そもそも、対応する日本語がどの順で古いんだかも、謎だ。うーむ。ジュラ紀とか白亜紀とかいろいろあったよねー。古生代とか中生代とかいうのもあったわねー。そして、あなたがいる場所、この本を読み終えた「今」から「あなたの歴史」を「あなたが紡いでいくのよ!」という感じで本が終わっています。

89.2006年9月8 日:I Want to Be a Ballerina :DKR1:350語:☆☆☆☆☆:主人公の初めてのバレエレッスン。イギリスのバレエ教室の子どもクラスの様子がよく分かります。私もちょびっとだけ見学したことがあるんだけど、幼児向けクラスはあまり難しいことはさせません。でも、即興で「さぁ、風になって踊って!」みたいなのは、よくやらされます。「形を教える」日本のレッスン、「表現を教える」イギリスのレッスンという感じかな? イギリスでは基礎の進みは日本の基準からしたら驚くほどゆっくりかもしれません。Dance of Sistersでレッスンの最後に先生に1人ずつおじぎをするってとこがあったけど、この本でも生徒たちが列になって先生におじぎをしています。私が見学したクラスは一斉におじぎだったけど、本格的なところでは1人ずつなのかな?

90.2006年9月8 日:Ballerina Becky :絵本:450語:☆☆☆☆:バレリーナのベッキーは今夜舞台があります。ドクター・デイジーの所に痛めた膝の状態を見てもらいに行きました。「大丈夫!」と言われて、踊りながら帰るとポストマン・ピートが荷物を届けてくれたところ。開けてみると今夜の衣装。ところがそこに突風が・・・。衣装についた妖精の羽が飛ばされてしまいます。(>余計なお世話ですが、グランジュッテしながらお家に帰るのはケガのもとだと思います)

91.2006年9月9 日:Young Cam Jason and Skate Mystery:PER2:1100語:☆☆☆☆:Camは友達と友達のお父さんとスケートに行きます。友達が「子ども扱いしないで」とロッカーのカギをポケットにしまいますが、そのカギが・・・。Camはカシャッ、カシャッと記憶のカメラをクリックします。

92.2006年9月9 日:You Wouldn't To Be Married to Henry VIII :児童書:2700語:☆☆☆☆☆:SSSの「趣味の掲示板」の「世界史クラブ」(>歴史好き)の人たちのカキコミで知ったYou Wouldn't To Beのシリーズです。面白い!!! イギリスの歴史教育では「中世のパン職人になったつもりで1日の生活を書いてみなさい」みたいな、そういう課題がけっこうあるみたいなんだが(ジャクリーヌ・ウィルソンの『ロッティ・プロジェクト』もその種ですね)、歴史を「知識」として覚えるのではなく、その時代をいかにauthenticに感じられるか、というところに教育の要があるように思います。ヘンリー8世は「6人の妻」で有名。「あなたがヘンリー8世から6番目の妻としてプロポーズされたとしたらどうする?」と問いかけた上で、16世紀的状況の中での王室の結婚事情と5人の妻の運命、カソリックとプロテスタントの対立状況などを説明して行きます。読者はそれらを判断材料に「私だったらどうする?」と考えながら読みすすめる訳です。この「考えながら」がイギリスの歴史教育のミソですね。語数はこのシリーズの他のものが2700〜3000語くらいみたいなので、2700にしときます。

93.2006年9月10 日:I am a Ballerina :絵本:485語:☆☆☆☆:主人公は生まれて初めて劇場でバレエを見て、「私もバレリーナになる!」と思います。「バレリーナになるには、バレエを習わないとダメなんじゃないのかな」とお父さんが言い、主人公はバレエ教室に通い始めます。絵本なので話を短くまとめねばならないんでしょうけれど、主人公は「教室に行くたびに新しいことを習いました」っていうのの次に、「舞台をやることになりました」って先生が言うのとの間にどれだけの月日が経ったのか不明。だって、本番で主人公はポアントで立ってるんだもん。この間に相当の月日が流れないと「ウソ」だよ。でも、なんとなく、そんなに月日が経ったような印象はないなぁ。

94.2006年9月10 日:Ballerina Dreams:SR3:2298語:☆☆☆☆☆:話の内容がなんだかやけに具体的なので、ひょっとしてこれって実話?と思って調べてみたら、著者は本当にNYシティバレエのダンサーで、これは自叙伝でした。その後夫とバレエ・スクールを開設。子どもも出産。バレエスクールのサイトがあり、大人のクラスもあるみたい。よし!いずれ、ここの学校でレッスン受けてみるぞ! http://www.scarsdaleballetstudio.com/content.asp?page_id=2

英語快読 600万語(8)—安価に多読(>公立図書館利用法)

SSSの掲示板で教えてもらった、他の公立図書館から地元の公立図書館を通じて本を借りる「協力貸し出し」のシステムを利用して、Nate the Greatを2冊借りた。取り寄せにちょっと時間がかかるけれど、でも、公立図書館なら無料!で、薄くて面白そうな本が借りられる。

自分で買うとなると、面白そうだけどコストパフォーマンス(?)の悪い本って、やっぱり控えてしまう。Nateみたいに1冊の語数が少ない本って、いちいち買ってると大変。洋書ってだいたい安くても600円くらいするし。そうなると、自分で買うのは、せめて1万語弱はある本にしたい。

バレエ関連については、薄くても一応買ってるけど、これは私の「色」だから、まぁ、仕方ない。

でも、実は、今の私には、こういう「薄くて読みやすくて話の内容的にも(まぁまぁ)いける」っていう本を大量に読むことが一番大事なのかもしれないんだよね。

という訳で、今後は、いつも他図書館からの洋書貸し出しの注文を入れておくようにしようと思っている。(>うちの自治体は絵本はあるけど、児童書はないのだ)

ここまでの総語数は、422493語。

95.2006年9月10 日:Nate the Great Saved the King of Sweden :児童書:2234語:☆☆☆☆:スカンジナビアを旅行中の友達からNateのところに内容が非常にあいまいな事件解決依頼の手紙が。Nateが事件を解決することはどのような意味でスウェーデン国王を救うことになるのか? ストーリーとは関係ないところで印象に残ったのはパンケーキが大好きなNateはいつも自分でパンケーキを作って食べること。ハードボイルドな探偵はこういうことも出来ないといかんのね。いちいち「お母さん、パンケーキ作って」じゃ、ハードボイルドっぽくないもんね。料理の出来る少年探偵、クールだぜ!

96.2006年9月10 日:Evelyn Cisneros: Prima Ballerina :絵本:2000語:☆☆☆☆☆:サンフランシスコ・バレエ団の元プリマの伝記。日本ではあまり知られてない人かも。私が無知なだけかもしれないが。イブリンはとても恥ずかしがりやの少女で、心配した母親がバレエを習わせる。徐々にバレエの世界に引き込まれて行ったイブリン。彼女はメキシコ系であったため、将来への不安もあったし、実際アメリカン・バレエスクールで挫折もしている。そんな彼女にとってネイティブ・アメリカンでダンサーになったMaria Tallchiefは心の支えでもあった。人種とバレエという問題についても考えさせられる1冊。

97.2006年9月11 日:Nate the Great the Chruncy Christmas :児童書:2200語:☆☆☆☆:Nateの友達の愛犬に毎年母犬からクリスマスカードが届くのに、今年はまだ来ない。愛犬は落ち込んでるし・・・。さて、Nateの出番です。

98.2006年9月11 日:Secret Birthday Message :絵本:160語:☆☆☆☆:なんだか不思議なマークがいっぱいの謎めいた手紙が。暗号を読み解くようにして、手紙の指示に従って歩いて行くと・・・。

99.2006年9月11 日:Olivia :絵本:320語:☆☆☆☆:ブタのオリヴィアは、雨の日は美術館に行くのが好き。お気に入りはドガの踊り子の絵です。オリヴィアの頭の中には自分がダンサーになって踊っている姿が・・・。シリーズなので、もっと先に行けばバレエ絡みの話も出てくるのかな。

100.2006年9月11 日:Madeline and the Bad Hat :絵本:70 0語:☆☆☆☆:Madelineたちの住む寄宿舎の隣にスペイン大使が引っ越して来たのですが、大使の息子がとんでもないいたずら好き。

101.2006年9月11 日:Young Cam Jansen and the Baseball Mystery :PE-t-R2
:14 0 0語:☆☆☆☆:お友達と野球に行ったCam。ところが、ホームランのボールが見つからなくなります。

102.2006年9月11 日:Erick Carle(4冊):絵本:☆☆☆☆:My Very First Book of Numbers, My Very First Book of Colors, My Very First Book of Shapes, My Very First Book of Wordsの4冊。あれ?semi circleと dormって違うものなの?

英語快読 600万語(9)—うぅぅ、やられた!&再読

またしても「アメリカとイギリス」にやられてしまった! 

・・・というか、今回は、自業自得なんだけど。

100万語の時に購入して読んだBad Day for Balletを、もう一度買ってしまったの。Amazonでバレエ関係の本を検索している時にこれがひっかかった。で、「このタイトルなんか見たことあるよなぁ」と思ったのだが、よくは調べなかった。そこでよく調べておけば!!!!

でもって、表紙の画像が全く違っていたので、「あ、違う本だ」と思って、「バレエ物ってどうしてもタイトルが似ちゃうのかしらね」なんて思って近くの書店に注文を入れた。(Amazonに注文入れてもいいんだが、留守のことも多いの。本屋はどうせしょっちゅう行くから)

しばらくして、書店から電話がかかってきた。「ご注文いただいたものはイギリス版だったんですが、アメリカ版が来てしまって。なので、いただいたプリントアウトとは表紙の絵が違ってるんですが、これでもよろしいでしょうか? イギリス版を注文しなおしますか? そうするとまた1ヶ月くらいかかりますが」という問い合わせだった。

「中身が同じならどちらでもけっこうです。そもそも、これ、アメリカの作家の手によるものですし」と答え、書店に取りに行ったら!!!!

うぇーん、ショック! この表紙見たことあるぞ! 

でも、ひょっとしたら違う話かも。表紙の絵が似ているだけかも。

で、パラパラめくってみたら、あらま、やっぱり読み覚えがある! ふぇーん。

でも、ま、いっか。この際だから再読しましょう。最初に読んだやつは、いま友達のところに行ってるし・・・。

再読してみると、やはり100万語の時よりはラクになっている気がする。一度読んで話をぼんやり覚えているから・・・というのもあるかもしれないけど。

でもさ、ぼんやりは覚えてるけど、細かいとこは忘れてるし、二度目は二度目で楽しめる。

だったら、資源の有効活用もいいかもね。新しいものを読むのと並行して、これを契機に昔読んだものもどんどん再読してみることにしましょう。一度目に読んだ時には気づかなかったことに気づくかもしれないし、一度目の「私」と二度目の「私」は、その間に新しい経験もする訳なので、違っているはず(>加齢による衰え・・・という方向で変わっているということもあるかも)。なので、また、違った感想を持つかもしれない。

100万語の時は、いろいろなシリーズの名前も知らなかったから、これがNancy Drewのシリーズだってことは「記録」には書いてあるけど、「記憶」には残ってなかった。その時は、「単にバレエは事件の舞台設定っていうだけなのね」という感じで、シリーズの他のものを読もうと思わなかったけれど、今回は、2−3冊読んでみようかな?と思った。シリーズ物は脇役もそれぞれに性格設定があるので、何冊か読むうちに、1冊だけ読むのとは違った楽しみが出てくるし。

という訳で「転んでもタダでは起きない」を実践して、「同じ物を2冊買ってしまった!」を次なるステップへの契機としたいと思います。

ここまでの総語数、37653語。

103.2006年9月12 日:Bad Day for Ballet :児童書:9300語:☆☆☆☆:再読。以前読んだ時よりラクになったかもしれません。再読で話をぼんやり覚えているというのもあるかもしれないけれど。(>ちゃんとは覚えてない)

104.2006年9月12 日:You Wouldn't To Be A Victorian Schoolchild!:児童書:2700語:☆☆☆☆☆:イギリスの義務教育の始まりって、実は案外遅いんだよね。日本の学制開始とたいして変わらなかったりする。庶民が通うイギリスのBoard School(>公立学校。教育委員会が管轄する)の様子が分かります。先生の話を集中して聞いてないと、「姿勢矯正ギブス」みたいなのをはめられたり、なかなかに大変です。イギリスのスタイルというマンチェスター郊外の小さな村に、ナショナルトラストが昔の綿工場を博物館として開放しています。そこには児童労働者たちが寝泊りした小屋や勉強した部屋もあり、そこで、この本に出ているようなスレート(>小さな黒板みたいなものでノート代わりに使う)や砂を入れた箱(>これもノート代わり。砂の上に字を書いては消して使う)の実物を見ました。

105.2006年9月12 日:Beyond Babies :NW記事:2500語:☆☆☆☆:Newsweekの9月4日号の記事。いまや先進国のみならず、かつては子どもを持つことが普通で、子どもを持たないことへの圧力が強かった国でも、子どもを持たないという選択をするカップルが増えている。日本で出産する女性の80%は1人しか子どもを産まないって書いてあったけど、そんなに一人っ子率って高いのかなぁ。息子のクラスでは、2人兄弟以上の方が多いと思うけどなぁ。ちょっと気になってネットで調べてみたら、国立社会保障・人口問題研究所の「第12回出生力調査」(http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou12/doukou12.asp)では、子どもを産み終わった人の中ではいまだ2人っ子が多く、8割は2人か3人子どもがいるって書いてあった。また、結婚年数別にまだ生む可能性のある人を含めて考えても、結婚年数0−4年のは子どものいる夫婦の中で子ども1人は8割だけど、5−9年になればど、すでに26%の少数派だぞ! これ、私の英語の読解の間違いか???? それとも私の日本語の読解力の問題か????"In Japan, amongst the 80 percent or so of women who do have children, the one-child minifamily is the new norm"というのが英語なんですが・・・。雑誌記事って案外語数があるんですね。今後たまに面白そうな記事があったら多読に加えてみようかな。

106.2006年9月13 日:Ballerina :絵本:120語:☆☆☆☆☆:主人公はダンスが大好き。自分の部屋でいろいろな色の衣装をつけて、いろいろな踊りを踊ります。ピンクのチュチュで金平糖。ブルーのガウン(?ロマンチックチュチュ?)で「眠り」。裏表紙にバリシニコフのキャプションがあります。「私が思うに、ダンスのない人生というのはありえない。この本でピーター・シスはこの私の見方をさらに確かなものにしてくれた」。色使いにも工夫があり、楽しめます。

107.2006年9月13 日:Earnest and Celestine(3冊):絵本:500語:☆☆☆☆:Smile Earnest and Celesstine, Where Are You Earnest? Feel Better, Ernestの3冊。どういう事情かよく分からないんだけど、クマのアーネストとネズミのセレスティーヌは同居しています。最初は夫婦なのかなぁと思ったが、どうやらセレスティーヌは子どもみたい。アーネスト(男性みたい)が面倒をみています。でも、親子でもなさそうな感じだなぁ。シリーズの1冊目が入ってないので事情はよく分からないんだけど、2人は仲良く暮らしています。

英語快読 600万語(10)—本が来た!&You Wouldn’t Want To Be…

注文していた本が次々と届きつつあります。長かった!(>読み物日照り)

これでサクサク読めるぞ!

バレエ物と並んで、You Wouldn’t Want To Be…のシリーズも何冊か注文してあったのですが、これはSSSの「英語で趣味を楽しむ」の掲示板で歴史好きの人たち(>世界史クラブ)が紹介していたシリーズ。

面白い!!!!

イギリスの歴史教育って、ORTの中でも垣間見られるけれど、その時代に生きてたらどんな風だったのかなぁ・・・っていうのを、生徒自身が想像力をフル回転させて「実感する」というのをとても大事にしているように思う。

ジャクリーヌ・ウィルソンのThe Lotty Projectもそう。小学校5年生くらいの子が、かなり幅広く本を読み、「自分と同じくらいの年の女の子がヴィクトリア朝に生きていて家事使用人として住み込みで働かねばならなかったら・・・」というのを、かなり本格的に考える。

主体的に歴史を感じるっていうか・・・。

このYou Wouldn’t Want To Be….のシリーズも、歴史を単なる年号や事件の暗記ではなく、過去という「異文化」を生きるというのはどういうことだったのか?というのを、子どもにも分かりやすく教え、自ら考えさせる非常に良いシリーズです。

ここまでの総語数は、457303語。

108.2006年9月13 日:Look at Me!: I am a Ballerina:絵本:390語:☆☆☆☆:可愛い小さなバレシューズのオマケつきの本。クラスでやる色々な動作を小さなバレリーナたちが「これ、できる?」とやってみせている写真つき。中に一人えらく上手な黒人の子がいる。手先が思い切りきれいだし、軸がすっと伸びている。写真に写っている子たちは3−4歳といったところだが、この年齢でもスバ抜けたセンスの子ってやっぱりいるのね。

109.2006年9月13 日:Ballerina Bear :絵本:500語:☆☆☆☆:主人公はクマのバレリーナ。今日はリサイタルだっていうのに、どの衣装で出ようか・・・迷いだしたらとまらなくなってしまいます。言葉遊びもあります(bearly special dayなど)。でも、仲良しのお友達が来て助けてくれます。

110.2006年9月14 日:Belinda the Ballerina :絵本:420語:☆☆☆☆:Belindaは踊るのが大好き。ある日オーディションを受けに行きますが、踊る前から「君には問題がある」と落とされてしまいます。Bellindaは、この身体の欠陥を抱えてはバレリーナになるのは無理だ・・・と思い、別の道に進むことを考えます。うーん・・・。クラッシックのダンサーは、まずは身体の条件がよほど整ってなければプロにはなれないというのは事実。そこのところで成り立ってる物語ではあるんだけどさぁ。ネタばれになるので「身体の欠陥」って何かってのは書かないし、まぁ、フィクションなんだからいいけどさ、なんかちょっとストーリー展開に無理があるかもなぁ。

112 .2006年9月14 日:SR1(3冊):SR1:446語:☆☆☆☆:Clifford Makes a Friend, Space Dog Jack, Our Silly Gardenの3冊。Cliffordっていうのはどうやらとっても有名なシリーズらしい。最後のOur Silly Gardenもナンセンスで楽しめる。

113.2006年9月14 日:You Wouldn't To Be A Victorian Servant!:児童書:2700語:☆☆☆☆☆:ヴィクトリア朝の家事使用人の生活がよく分かります。ジャクリーヌ・ウィルソンのThe Lotty Projectの主人公はこの本も読んだのかな?

114 .2006年9月15 日:You Wouldn't To Be Ill In Tuder Times!:児童書:2800語:☆☆☆☆☆:テューダー朝の医学の状態がよく分かります。現代の目から見れば「非科学的」なことも「医学」の名前で行われていました。熱が出るのは「血が多すぎる」から、と血を抜く・・・とかね。ただ、こういうのも、新しい「科学の光」を当ててみれば、意味のあることも多く含まれているのかも。麻酔もなかったので、戦争などで大怪我をした患者の手足を切断する時は殴って気絶させてたらしいです。

115.2006年9月15 日:Ballerina for a Day :絵本:300語:バレエの仕掛け絵本。かなり良く出来ています。バレエのコスチュームを絵本の中の登場人物に着せ替えたりも出来ます。「触れる絵本」の部分もあり、挿絵(>小さなバレリーナ達が写真で登場)の中のチュチュやバレエシューズには一部布が使われています。

116.2006年9月15 日:My Mama Had a Dancing Heart :絵本:37 0語:再読です。絵も言葉も母娘の間に流れる心の交流も美しい本です。でも、よく分からない言葉もかなりある(>私の場合)。音のリズムなんかも本当はもっともっと味わい深いんだろうな。今、すっごく忙しいんだけど、「休憩!」と、喫茶店に持って行って、お茶を飲みながらゆったりと読みました。そしたら、この母娘も何かとお茶を飲んでます。春に飲むお茶は私は知らない名前のお茶。夏は冷たいレモネード。秋はスパイス入りのお茶。冬はマシュマロを浮かべたココア。ダンサーは豊かな心が必要です。四季折々を楽しんだこと、四季折々にふさわしいお茶を楽しんだこと、母親の愛情を一身に受けたこと・・・それが主人公のダンスを支えているのでしょう。しかし、父親の影が全然ないなー。母子家庭なのかなー。

117.2006年9月16 日:Ballet of the Elephants :絵本:840語:☆☆☆☆☆:実話。バランシンはゾウにバレエを踊らせる。作曲はストラビンスキー。2人ともロシアからアメリカへの亡命組だ。曲ハ「サーカス・ポルカ」。絵もとてもステキな絵本です。

118.2006年9月16 日:Little Witch’s Big Night:SR3:800語:☆☆☆☆☆:「いい子」の魔女の主人公は、魔女界においては「悪い子」。お母さんに「なんでベッドメーキングなんてしたの?」など、しょっちゅう叱られてしまいます。

119.2006年9月16 日:Little Witch Goes to School:SR3:800語:☆☆☆☆☆:学校に行ってみんなと仲良くしたい主人公。でも、勉強したり友達と仲良くしたり、っていうのは、魔女的には「悪いこと」。

英語快読 600万語(11)—出張は多読の書き入れ時

9月下旬から10月初めにかけて、2週間ちょいのイギリス出張。どなたかも掲示板で書かれていましたが、海外出張は「待ち時間」が長いから多読の書き入れ時です。

今回はこの出張を機に「音」の方も始めることにしました。こっちについては別に書きますけれど。

空港での待ち時間もダドキストには至福の時間。飛行機の中もうれしい読書タイム。

現地入りしてからは新聞記事の語数を一部記事について数えることにしてみました。別に語数稼ぎのために多読をやってる訳じゃないけど、着実に語数が増えて行くと新聞読むのも以前より楽しく感じられます。

多読の効果が上がっているのか、新聞記事が以前よりもよく理解出来る気がします。

朝起きてストレッチしながらBBCニュースをリスニングあるいはシャドウィング。シャドウィングしながら聞くとただ「聞く」よりよく「聞こえる」ことを発見。何故なんだろう?

しっかり朝食を食べて出かける。新聞を買って食堂でコーヒーを飲みながら読んで「戦闘準備」。基本的には9時から9時という感じで調べ物&書き物。休憩や食事はちょこちょこ新聞を読む。

帰宅してシャワーを浴びてTVでリスニングあるいはシャドウィング。ベッドに横になって多読しながら眠りにつく・・・。

人と会ったり、いろいろな手続きをしたり、多少の変化はあったけど、日本にいる時に比べれば大変シンプルな日々。

基本的に調べ物と書き物で過ごしているので、そんなに人と話す訳じゃないけど、ちょっとした用事も全部英語で足さなければならないし、その意味では、「(生英語の)リスニング」時間はけっこう長かったかもしれません。ま、これはカウントしてませんが。

帰路は、イギリスにファイルで送られて来た書類をチェックするという「お仕事」があったので、そんなには読めませんでしたが、それでも、日本で家事をして育児をして仕事をして(バレエをして)という生活の中で読める量に比べたら大量の読書が出来ました。

ここまでの総語数、682960語。

120.2006年9月17 日:Ballerina Dreams#1: Poppy’s Secret Wish:児童書:12000語:☆☆☆☆☆:「ロイヤル・バレエスクール日記」よりも心理描写が生き生きしていて私はこっちの方が好きだ。ロイヤル・バレースクールみたいな(バレエ)エリートの生活をのぞいてみるのは面白いし、ロイヤルの作品の鑑賞にも役立つけれど、自分のバレエとあまりにかけ離れているというのもあるかもしれない。同じくらいの年齢の子が主人公だが、英語もずっと読みやすく感じる。主人公は週1回バレースクールに通っている。もうすぐグレード試験を受けて良い生徒が発表される。主人公の仲良しはとてもバレエが上手で絶対に指名されるに決まっている。お母さんは「今回名前を呼ばれなくても、それはあなたがまだ準備が出来ていないってことであなたがダメってことじゃないのよ」と言うけれど、主人公はどうしても仲良しの友達と一緒に試験を受けて上のクラスに上がりたい。しかし仲良しのバレエが上手な友達もすべてが「バラ色」という訳じゃない。主人公はいつもこの友達のバレエの才能をうらやんでいるけれど、この友達のお父さんは勉強の方がバレエより大事だと思っており、娘のバレエを快く思っていないのだ。そして、「11歳になったらバレエはやめなさい」と言っている。主人公たちは今10歳。この年齢だから主人公は「11歳になるのなんてまだまだずーと先じゃない」なんて友達を慰めたりしてるのだが。そういう「人生の理不尽」も経験しながら、彼女たちは「バレエのある生活」を生きている。

121.2006年9月17 日:Royal Ballet School Diary#4:Sophie’s Flight of Fancy :児童書:30000語:☆☆☆☆☆:『ロイヤル・バレースクル日記』第四巻は、一緒にロイヤルのローワー・スクールに入った同期生の1人が進級出来ない!ということをめぐる話だ。途中まで日本で読んであったのだが、行きの飛行機で読み終えた。ロイヤル・バレエスクールは、とにかく入るだけだって、すっごく大変。「入学出来た」というだけでも、もう同年代のバレエを習っている子たちの中でずば抜けて上手だということの証明である。しかし、11歳の時点では「行けるかも」と思って入学許可したが、12歳になる時点で、「これはダメかも。早めに進路変更させた方が本人のため」ということもある。バレエは「肉体労働」なので、職業生活が送れる期間が限られており、うんと若い時から職業意識を持って取り組まないと、短い職業生活期間を充実して過ごせない。なので、10歳くらいの子どもが残酷なまでの職業意識を持っている。まあ、これは、職業人としてダンサーの生活が成立するというイギリスの土壌があるからこそ、とも言えるのだが。11−12歳の子どもには、あまりに過酷な宣告だが、「あなたはロイヤルではやっていけない」という現実を告げないことはもっと残酷。イギリスのバレエ少女小説を読んでいると、胸が痛くなることも多い。バレエはどんなにがんばっても素質と身体条件と容姿に恵まれていない人には道が開かれない。この進級出来なかった子だって、別にサボっていた訳じゃない。ロイヤルに合格するためにだって一生懸命レッスンしてきた。同世代のバレエを習っている子の中では、「ロイヤルに合格した」というだけで、上位0.1パーセント、いや、上位0.01パーセント、いやもっともしれないが、とにかくとんでもない上位の水準にいることは確かである。

122.2006年9月17 日:The Independent:新聞:2000語:☆☆☆☆☆:(1)「イラクでアメリカ人兵士が殺される映像がネットで流れている」という記事、(2)「バグダッドで「安全ベルト」みたいなのを作ろうという首相の呼びかけ」(それに関連した民間団体の会議のオープニングで少女たちがバレエを踊っている写真が掲載)についての記事、(3)「人間は「生物学的」「遺伝子的」に浮気をするように出来ている」という記事。(3)は、いろいろなことを、化学物質やらホルモンの分泌で説明していて、なんかそれじゃ味気ないなーとも思ったが、びっくりしたのは、「愛情」というのは、パートナーに対する穏やかなもの(欲情はまた別)や、仲の良い友達に対するものや、子どもに対するもの、なんであっても、なんとかいう物質が出るかどうかってことに関係していて、その物質が出ない人はそういう「愛情」を感じられないんだそうだ。うーむ。

123.2006年9月19 日:地方紙(フリーペーパー):新聞:1500語:☆☆☆☆☆:「バーナビー警部」新シリーズについて。「バーナビー警部」の新作はまだまだ続いている。バーナビー警部の娘が2007年に放映されるもので結婚することになっているらしい。それを巡っての記事。娘を演じている女優へのプライベートな生活のことも交えたインタビューで語っていることも交えながらの記事。なんでも彼女はボーイフレンドがいて「そろそろ結婚考えてよ」みたいなことも言ってるんだけど、相手は「何か言われてはいそうですかというタイプ」ではないそうなので、ひたすら「待ってる」しかないんだそうだ。「バーナビー警部」の中で結婚すれば、「彼も刺激されて結婚を考えてくれるかも」と、なんか、昔風の「待つ女」なのね。しかし、こんな風にインタビューでプライベートを語ってしまったら、気難しいボーイフレンドはますます結婚してくれないかもよ!

124.2006年9月20 日:The Independent:新聞:1500語:☆☆☆☆☆:(1)「痩せ過ぎのモデルはもういらない」ということについての記事。スペインで痩せ過ぎのモデルがファション・ショウに出してもらえなかったというニュースがあったが、ロンドンのファッション・ウィークでも、ポール・スミスは「僕も痩せ過ぎのモデルは使わない」と言った。でも、彼が使ったモデルの写真を見るとすっごく細いなぁ…。これで痩せ過ぎじゃないんなら、痩せ過ぎってどんだけ細いんだか…。(2)「ブレアがやめないから労働党の人気が落ちるじゃないか!!」ということについての記事。『ブレア時代のイギリス』(岩波新書)と合わせて読むと感慨深いかも。労働党の内部もなかなか大変そうだなぁ。

125.2006年9月20 日:Letterland: Samy Snakes’ Day at the Seaside :絵本:150語:☆☆☆☆:アルファベットのお勉強のシリーズ。ヘビさんはSの字になってます。Sがつく言葉がいっぱい出てきます。

126.2006年9月20 日:Silly Mummy, Silly Dady :絵本:30語:☆☆☆☆:主人公はご機嫌ナナメ。お母さんがすることも、お父さんがすることも、おばあちゃんがすることも・・・とにかく何もかも気に入りません。

127.2006年9月20 日:Red Rocket and Rainbow Jelly:絵本:100語:☆☆☆☆:2人の主人公が、「○色の△が好き」とあげていきます。色使いが楽しい絵本

128.2006年9月20 日:The Dinosaur’s Packed Lunch :児童書:1558語:☆☆☆☆☆:ジャクリーヌ・ウィルソンの作品。主人公は父子家庭で育ってます。いろいろと満たされないものや寂しさもあるのでしょう。まだ指しゃぶりがなおらない。学校もいまひとつ面白くないし。朝お父さんとひと悶着あった後学校に行きますが、仲良しのお友達とも仲たがい。その日は博物館に行く日でした。主人公は恐竜を見ているうちにだんだん機嫌が治ってきます。あ、でも、お弁当を忘れて来ちゃった・・・。お母さんが生きていればこんなことなかっただろうに。みんなは楽しそうにお弁当を食べています。主人公が一人で恐竜の展示を見ていると…。

129.2006年9月21 日:The Independent:新聞:3500語:☆☆☆☆☆:(1)「前日のTVのレビュー」。CH4のドキュメンタリーBallet Changed My Life: Ballet Hooも取り上げられていた。(2)「女が痩せたモデルを好んでいる」という記事。どこだったかの大学での調査結果。痩せた女は自らをコントロールしているというイメージなので女は痩せた女を好むそう。(3)「アフリカの女性」の特集記事の一部。アフリカの女性が置かれている困難な状況について。でも、ルワンダでは国会議員の49%は女性なんだって。チャドでも6.5%。日本は7.1%だって。(4)「BMIは肥満や痩せの指標として適当か」という記事。BMIって1840年に作られた指標なんだって。しかも西洋人を基準にしてるからアジア人なんかの場合、ちょっとあてはまらない点もあるらしい。スペインのファッションショーでBMI18未満のモデルが使ってもらえなかったことを巡っていろいろ波紋が起きています。18未満って、モデルなんてみんな18未満じゃないの?

130.2006年9月22 日:The Independent:新聞:1600語:☆☆☆☆☆:(1)「今のイラクはフセイン時代よりひどいという国連レポート」の記事。今のイラクは「人は人に狼」というホッブスの言葉にあるような状況らしいです。酸とかの化学物質をかけられたとか電機ワイヤーで殴られたとかそういう傷跡を持つ人がいっぱいらしい。目をくりぬかれたり、歯を抜かれた人もいると言う。そういう「人は人に狼」状態を抑えるために政府とかそういう「工夫」が考えられたはずなのに。「大量破壊兵器がある」とウソまでついて介入したイラクで以前よりひどい状況が生まれているのはあまりにも皮肉だ。(2)「ロイヤル・アカデミーでチャールズ・サーチのコレクションの展示をやる」という記事。10年前にやった時には、「これは芸術じゃなくてポルノグラフィーだ!」と専門職員が4人も辞職したんだって。うーん、岡本太郎は「芸術は爆発だ」と言ったけど、これって「芸術は闘いだ!」って感じですね。こんな風に身体張って仕事するのってステキだな。「これをやろう」と言った側もこの時は自分の主張が通ったけど、通らなくて、「こんな保守的なところ辞めてやる!」と出て行くことになってたかもしれないんだもんね。そういう「真剣勝負!」の展示です。今回の展示には、作家自らの子供時代の性幻想をモチーフにした作品もあり、これと児童性愛との関係とか、またしても波紋を呼びそうな作品がいっぱいらしいです。作家本人は「子どもの性幻想というタブーに挑戦したのであって、見る人がどう受け取るかということは考えていない」と言ってるようですが。(3)「男子校出身者は離婚しやすい」という記事。1958年生まれの男子校のコンプリヘンシブ・スクール(>11歳から16歳。公立?)出身者は42歳までに離婚した人が37%なんだって。共学校は20%。女性の場合は女子校でも共学校でも違いはないんだそうです。でもって、結婚するか?とか、子供を持つか?とか、そういうことについては男女とも共学か別学かってことによって違いはないんだそうです。日本ではどうなのかな?

131.2006年9月20 日:Twin Tales :児童書:16400語:☆☆☆☆☆:ジャクリーヌ・ウィルソンの作品。コニーは母親から「うれしいニュース」があると言われます。「赤ちゃんが出来たの。それも2人」と。コニーはうまく新しい状況に適応出来ません。でも両親はコニーがお姉ちゃんになることを喜んでしかるべき・・・と思っているので、コニーの気持ちをちゃんと分かってくれません。双子が生れるとますますコニーと両親の気持ちは乖離していきます。双子の検診についていった時に出会った看護婦さんが、すばらしいプレゼントをくれ、状況は変化していきます。続編では、双子が生まれてからずーっとプールに連れて行ってもらってなかったコニーはようやくプールに連れていってもらいます。でも、子ども用のプールが「親子水泳」に使われていて、大きなプールに入ることに・・・。そこで恐い思いをしたため、コニーは水が恐くなってしまいます。

132.2006年9月27 日:The Independent:新聞:1000語:☆☆☆☆☆:「ブレアの演説」関係の記事をいくつか。いやー、ブレアって本当に演説が上手い。原稿書くのもうまいし、しゃべりも抜群。演説の天才だよね。

133.2006年9月28 日:The Independent:新聞:500語:☆☆☆☆☆:「薬指の方が人差し指より長い女は足が速い」という記事。イギリスの新聞で面白いのは、こういう「科学」(?)記事が多いこと。どこだったかの大学の先生の研究発表です。各指の相対的長さといろいろな能力の関係に関する研究はけっこう多いらしい。たまたま「そんなのくだらん!小さなサンプルの研究ばっかぢゃん!」と思ったこの先生、たまたま双子研究家で双子のデータをいっぱい持ってた。骨格のレントゲンから彼らのさまざまな能力もバッチリとインプットされてる。で、分析してみたら、あーらびっくり。女性のサンプルでやってみたんだが、薬指の長い女はスポーツ能力が、人差し指の方が長かったり両者が同じくらいの長さだったりする女より高いんだって。

134.2006年9月29 日:The Independent:新聞:1000語:☆☆☆☆☆:「イギリスで乳がん罹病者上昇」という記事。基本的に乳がんは女性だけがかかるがんなのに(>ごく少数の男性もかかる)、イギリスのがん罹病者の中で乳がん罹病者が数的にトップ。原因は特定できないが、栄養状態の改善とともに、初経年齢が下がり、閉経年齢が上がったこと、子どもを産み始める年齢があがったこと、産む子どもの数が減ったこと、授乳する人が減ったことは大きいらしい。環境問題的な意味での環境の変化もなんらかの影響はあるだろう。肺がんのように「タバコを吸わなければかかる率が減る」というような対処法がなく、強いて言えば、授乳は罹病率を下げるらしい。

135.2006年10月3 日:Nina Farily Ballerina:児童書:3500語:☆☆☆☆☆:妖精の国のロイヤルバレエスクールに通うニーナ。妖精だけどバレエに魔法を使うことは禁じられています。スクールの生徒たちは女王から招かれて宮殿でパフォーマンスをすることになりました。ところが、どうも誰かが魔法でじゃまをしているみたい。

135.2006年10月3 日:Candyfloss:児童書:70000語:☆☆☆☆☆:ジャクリーヌ・ウィルソン。主人公は綿飴みたいにふわふわの髪の毛の女の子。母親と継父と半分地の血がつながった弟と住んでいます。実の父親はカフェをやっており(>といってもおしゃれなカフェじゃなくて、古いタイプのチップスが売り・・というようなカフェ)、主人公は週末は父親と会います。ところが、継父がオーストラリアに仕事の都合で半年間赴任することに・・・。主人公は母親と父親との間で心を引き裂かれる思いがします。たった半年だけれど、父親と会えなくなるのは耐えられない。本当は実の母・実の父・そして自分の3人で暮らしていたかった。継父は悪い人じゃないけど、やっぱり本当の父じゃない。主人公は父とイギリスに残ることにします。一方学校でも「一番の仲良し」だと思っていた子との間にちょっと溝を感じたりしています。みんなからいじめられている転校生と仲良くなりたい・・・でも、そんなことしたら「一番の仲良し」の子の機嫌を損ねる・・・。主人公の人生に次々と試練が・・。実の父親のカフェは経営がいまひとつうまくいっていなくて、母親は父親を「人生の負け犬」のように思っている。でも、主人公は父親が大好き。父親も娘を愛しかわいがっています。

137.2006年10月4 日:Ballerina Dreams#2: Jasmine's Lucky Star:児童書:7000語:☆☆☆☆☆:シリーズ2作目。このシリーズは一人称で書かれるが、主人公が毎回代わるみたい。同じスクールを別々の登場人物の目から語るという手法はなかなかいいと思う。今回の主人公はヤスミン。お父さんはお医者様でバレエより勉強の方が大事と思っている。発表会でいい役をもらえそうなんだけど、そうするとレッスンを増やさねばならない。お父さんは許してくれるだろうか。ヤスミンは小さな胸を痛める。そして、これってアンフェアだ・・・と思う。

138.2006年10月6日:John Doe :CER1:4500語:☆☆☆☆:再読。今後再読も積極的にやって行こうと思う。一度読んでもけっこう忘れているし、覚えている場合はより深く味わえたりもするし、何よりお金の節約になるし。最初読んだ時も面白く読めたけど、今回も面白く読めた。短いけれど、なかなかよく出来たミステリー。

139.2006年10月9日:You Wouldn't To Be A Victorian Miner!:絵本:2500語:☆☆☆☆☆:ヴィクトリア朝の炭鉱夫の労働生活がよく分かります。産業革命を可能にした蒸気力はこういう炭鉱夫たちの命がけの(>事故が多い)重労働に支えられていたのですね。

140.2006年10月10日:Barbie Com: Ballet Buddies :SIR1:1200語:☆☆☆☆:barbie.comのシリーズものみたいなのでちょっと事情が分からない部分もあるんだけど、バレエを習っている仲良し2人組のお話。2人はなにか困ったことがあるとコンピュータでbarbie.comを訪ねるみたい。そうするとぽわぽわーっとピンクの空気につつまれて、バービーお姉さんが出てきて(>あるいは2人がコンピュータの中に入る?)、いろいろアドバイスをしてくれます。

141.2006年10月10日:Buried Alive!:児童書:27000語:☆☆☆☆☆:ジャクリーヌ・ウィルソンの未読作品。主人公は前作のキャンプで友達になった男の子も誘って家族旅行に行くことになります。今回は前作のような「冒険の旅」(>その手のキャンプに行かされた)ではなくおだやかな旅行のつもりが、行った先にいじめっ子が・・。今回も主人公を試練が襲います。

142.2006年10月13日:Ballerina Dreams#3: Rose's Big Decision :児童書:7000語:☆☆☆☆☆:今回はRoseが主人公。RoseはPoppyやJasumineよりは遅くバレエを始めました。でも、体操がとても上手で何度も大会で優勝したりしています。だからとても身体が柔らかい。でも、バレエの先生はRoseが体操やってるから背中がそっちゃうのよと言うし、体操の先生はバレエやってるから動きがシャープじゃなくなるのよと言うし・・・。体操選手だって表現力のためにバレエ習う人も多いと思うし、別に両方やってもいいんじゃないかと思うけれど、「本格的」にやろうとすると、どっちか選ばないといけないのかしらね。どちらの先生も「両立は無理」と考えているみたいで、どっちも好きなRoseは悩みます。

143.2006年10月14日:Ballerina Dreams#4: Dancing Princess :児童書:7000語:☆☆☆☆☆:第一作目と同様、ふたたびPoppyが主人公。ある日、ポピーのバレエクラスに見学の人が来ます。なんでも劇中でバレエを子役を探しているとのこと。ポピーは自分が選ばれたくてたまりません。でも、私はローズみたいに身体が柔らかくないし細くないし、ジャスミンみたいにテクニックがないし・・・。みんなは私には表現力があるって言ってくれるけど、表現力なんてあっても仕方ないし・・・。でも、その見学の人はまた来週来るらしい。よし、来週までにストレッチをうんとやってダイエットして見学の人にアピールしちゃおう!・・そう思ったポピーはどんどん自分を追い詰めて行くことになります。

144.2006年10月15日:ICR2(2冊):ICR2:1538語:☆☆☆:Addie's Bad Day, Dinosaur Detective Lost and Foundの2冊。

145.2006年10月15日:Young Cam Jason and the Dinosaur Game :PE-t-R2:1200語:☆☆☆☆:記憶力抜群の女の子カムのシリーズ。お友達の家のパーティでゲームがありました。びんの中に入っている恐竜のおもちゃの数を推測して一番近い数の人は景品がもらえます。

146.2006年10月16日:You Wouldn'tt Want To Be A Crusader!:絵本:3002語:☆☆☆☆☆:十字軍の戦士として聖地に赴くのはとても大変なこと。お金もかかるし命の保証もない。どの隊列に加わって遠征するかで運命が違ってしまったりもする。無事に聖地を奪回する隊にいても、帰路で死んだりする可能性も大。

147.2006年10月17日:Ballerina Dreams#5: Dancing with the Stars :児童書:7000語:☆☆☆☆☆:シリーズ5作目。Jasumineはレッスンの後先生に呼ばれて、ロイヤルの土曜クラスに出るためのオーディションを受けてみない?と言われます。パパは以前ほどバレエに反対しないけれど、でも、毎週土曜日ロンドンまでレッスンに出る・・というのを許可してくれるだろうか・・・。

148.2006年10月19日:You Wouldn'tt Want To Be In A Medeival Dungeon!:絵本:3043語:☆☆☆☆☆:中世の牢獄の様子がよく分かります。不衛生で大変に居心地が悪くとても恐ろしいところです。ロンドンはじめ、イギリス各地に昔の牢獄の様子を再現した博物館みたいのがありますが、この本を読んでから行くと、また違った感慨があるかも。

149.2006年9月?日(記入もれ):Magic of Ballet#1:雑誌:3000語:☆☆☆☆☆:イギリスの女の子向けバレエ雑誌。いろいろおまけもついてます。

150.2006年10月21日:Magic of Ballet#2:雑誌:3000語:☆☆☆☆☆:男の子にはこういう雑誌はないのかしらね。ちょっと可愛そうかも。

英語快読 600万語(12)—多聴(聞?)という新しい世界

出張から帰って「秋の繁忙期」です。バレエ関係のシリーズ物が手元にあるので、ありがたいです。絵本やLRの「立ち読み」も忙しいからこそ「重宝」という面があります。短時間で1冊読みあがるのは、忙しい時期にこそ貴重かもしれません。

出張前日に多聴(聞?)を始めましたが、これに伴って読む方にも新しいメニューが加わりました。耳で何度か聞いた教材を「聞きながら読む」(LR)という読み方です。場合によっては同時に聞くことが出来ません。たとえば、MMR1のCDには1枚に3冊分くらいの話が録音されているので、3冊みんな買ってしまうと、同じCDが3枚になっちゃってもったいないからです。なので、この場合はあと2冊は「立ち読み」します。でも、それでも、「耳も聞き目でも読む」という、新しい「読み方」になっています。「目だけで読む」のとは、なにかが「一味違う」感じがします。

また、最近再読も時々するようになりました。時間が限られているので、ある程度「面白い」と分かっている物だと安心して(?)読めるというのもあるし、CD付の教材を買うようになって、CDは何度も聞くので、一見高く見えるけど、実際には「割安」感があるなぁ・・・と思ったのもキッカケ。

「うーん、テキストの方ももっと再利用しようかなぁ・・」と。でもって、実際読んでみると、内容はかなり忘れているので(>記憶力のない女)、ちゃーんと1回目同様に楽しめるし・・・。しかも、「1回目の自分」と比較しながら読んだり、やっぱり1回目よりはよく理解出来るので、1回目には味わい切れなかった部分を味わえたりする(>いや、1回目に何を味わったのか忘れているのか・)ので、再読には再読の楽しみがあると思いました。

ここまでの総語数、810537語。

151.2006年10月22日:Pride and the Prejudice:AS3:6336語:☆☆☆☆☆:なかなか面白く読めた。途中に「問題」のようなのがあるのだが、わが国の「国語」の問題よりずっと「文学的」に小説を読むための「手順」のようなものが分かるような気がする。

152.2006年10月22日:You Wouldn't Want To Be A Medeival Knight :絵本:2800語:☆☆☆☆☆:騎士って「生まれ」のみでなる訳じゃないのね。活躍して「お前を騎士にする」というのがあるってのは知ってたけど、騎士のもとにで「徒弟」みたいに訓練する道もあるらしい。もちろん、ある程度の生まれとかコネってのが必要らしいけど。でも、あの重たい鎧を着て闘うのは大変そうですね。

153.2006年10月24日:Shooting Stars:MMR0:600語:☆☆☆☆:LRで読んだ。多聴との一石二鳥。休暇でギリシャの島に友達と出かけた主人公。隣のホテルのベランダで映画俳優と女優のカップルがケンカしているのが見えてしまった。何と女優は銃を持ち出して・・・。

154.2006年10月25日:Invisible Inc.#1 Schoolyard Mystery :SR4:3500語:☆☆☆☆:家族旅行の時、洞窟でみずたまりに落っこちたら透明人間になってしまった主人公。包帯ぐるぐる巻きの「透明人間」の衣装(?)で登校。2人の友達と探偵社(?)Invisible Inc.を設立しました。おりしもビニール製大型地球儀が紛失。3人はこれを最初の事件として扱います。

155 .2006年10月26日:You Wouldn't To Be A Mammoth Hunter :絵本:2000語:☆☆☆☆☆:原始時代の暮らしも楽じゃない。マンモスを捕らえるのはとっても大変。場合によっては人間の臭いを消すため、マンモスの糞をからだに塗ってマンモスに近づくことも・・・。

156 .2006年10月27日:Anna and the Fighter :MMR2:2000語:☆☆☆☆:アンナははじめて一人でおばさんのところに遊びに行きます。でも、列車の中で眠ってしまって目的地を通り過ぎてしまいます。同じコンパートメントにいかにも人相の悪い男がいて「僕が助けてあげる」と言うんですけれど・・・。

157 .2006年10月28日:Ballerina Dreams#6: Dancing Forever:児童書:7000語:☆☆☆☆☆:ローズのバレエのクラスに男の子が登場します。ローズはその子と仲良くなるけれど、レッスン中に彼に気を取られて集中力散漫になってしまうこともあり、せっかく先生からグレード試験を受けていいと言われたのにそれが危うくなりそう。

158 .2006年10月29日:Little Witch's Bad Dream :SR3:1074語:☆☆☆☆☆:いとこが遊びに来ることになりました。主人公は歓迎しようとしますが、お母さんは、「また、そんな良いことをして!」と機嫌が悪いです。

159 .2006年10月30日:Lili at Ballet :絵本:502語:☆☆☆☆☆:絵がきれい。バレエを習う子どもにとって良い入門書になりそう。

160 .2006年10月31日:Full Monty :PGR4:18000語:☆☆☆☆☆:工業都市シェフィールドの鉄鋼工場が次々閉鎖になって、失業に苦しむ人が増大。主人公は離婚した妻に子どもの養育費が払えず、面接権を失いそうになっている。主人公が考えた起死回生の手とは・・・。不況下のイギリスの父子の愛情が物悲しい。

161 .2006年11月3日:You Wouldn't To Be An Egyptian Mummy!:絵本:2738語:☆☆☆☆☆:ミイラを作るのはなかなか大変です。脳みそは鼻の穴から出します。肝臓や胃や腸はそれぞれ別の入れ物にいれるんですが、どうやら腸にも包帯まくらしいです。ひゃー、大変!

162 .2006年11月5日:Mr Magnolis :絵本:150語:☆☆☆☆:片方しか靴のないマグノリス氏のお話。

163 .2006年11月5日:The Three Bears :絵本:150語:☆☆☆☆:有名な「三匹のクマ」の絵本です。

164 .2006年11月6日:Alphabet City Ballet :児童書:33299語:☆☆☆☆☆:プエルトリカンの主人公の通う学校にバレエ学校からオーディションのためにスタッフがやってきます。選ばれたのは主人公とシェルターに住む女の子。でも、父子家庭の主人公はバレエ学校まで送り迎えしてくれる人がいない。シェルターに住む女の子はレオタードやシューズなど必要なものをそろえるお金がない。アメリカやイギリスでは、お金がない家庭の子どもでも才能があればバレエの教育を受けることが出来る制度が日本よりはずーっと整っています。でも、そういう「慈善」って、無神経な場合もありますね。「ただでこんな良い学校に通わせてあげる」って言っても、それ以外の出費や人手を工面できない場合もあるってことに「目がいってない」と「与えられた」人はとっても傷つくこともあります。それでも、最初から機会の与えられない日本よりずっといいと思うけれど。いろいろなことを考えさせられた作品でした。

165 .2006年11月6日:キッズ英語絵本(1−10巻):絵本:1500語:☆☆☆☆:Tiny Boppers, A Beautiful Butterfly, Pal the Parrot, A Teddy Bear, Our Sweet Home, Me Myself, My Pet, Who Stole the Cookies? What Can You Do?, What's This?の10冊。CDを購入してまず音で聞き、立ち読みで確認。

166 .2006年11月10日:You Wouldn't To Be Greek Athlete!:絵本:2500語:☆☆☆☆☆:ギリシヤ時代のオリンピック選手はオールヌードで競技したんだって。転んだら痛そう。

167 .2006年11月10日:Louisa the Ballerina :絵本:26000語:☆☆☆☆☆:Louisa's Secret, A Rival for Louisa,Louisa in the Wingsの3つの話が1冊に収録されています。主人公は男兄弟の中で育ってます。隣に男の子が越してくるんですが、この子が主人公のバレエ教室に。主人公の兄たちは、男の子がバレエをすることをからかいます。

168 .2006年11月12日:Baker, Baker, Cookie Maker:SIR1:300語:☆☆☆:セサミストリートのキャラクターが登場します。

169 .2006年11月13日:Gasper(2冊):絵本:675語:☆☆☆☆☆:Lisa in New York, Gasper and Lisa's Rainy Dayの2冊。絵が可愛いです。

170 .2006年11月13日:Young Cam Jason and the New Girl:PER2:1000語:☆☆☆☆:Camのクラスに来た転校生はちょっとおしゃべり。まだ学校の様子が分かってません。体育の時間に集合したら、彼女がいません。
 
171 .2006年11月14日:Girl Meets Boy :PGR1:1900語:☆☆☆☆:評判のよいGR。主人公は休暇でスペインに向かう船の上でステキな男の子に出会います。でも、彼の方は彼女のことをどう思っているのかな?

172 .2006年11月14日:Adventure of Captain Underpants :児童書:5360語:☆☆☆☆☆:おバカ系の人気本。読みかけたら続きが気になって電車の中で読んでしまいました。多分まわりの乗客から「危ない人」と思われていたことでしょう。

173 .2006年11月15日:Bruna(2冊):絵本:587語:☆☆☆☆:Snuffy、 Poppy Pigの2冊。

174 .2006年11月15日:Peter’s Chair:絵本:292語:☆☆☆☆☆:P妹が生まれ、ピーターが小さい頃使っていた物が妹のためにピンクに塗り替えられてしまいます。

175 .2006年11月15日:Nortahnger Abbey:MMR2+:6900語:☆☆☆☆☆:LRで読んだ。「まずは耳から」と何度もCDを聞いたのだが、いまひとつ???だった。これ、ちょっと話がごちゃごちゃしてるってのもあるんだろうけれど。なかなかにハラハラさせられる話である。オースティンの時代は女性の間でホラーストーリーが流行っていたんですね。

英語快読 600万語(13)—Ballet Shoesと Dancing Shoes

最初の「100万語」の時に、Ballet Shoesという本を読みました。SSSの書評検索で、”ballet”というキィ・ワードでひっかかった本です。児童文学の「古典」らしく、映画You’ve Got a Mailの中でも紹介されていた、という話が書評に書かれていました。

Ballet Shoesは7万語くらいの児童書ですが、それなりに「手ごわかった」記憶があります。読めたけど、ちょっと疲れた・・・。

このBallet Shoes以降、約500万語の英語を読みました。そして、同じ著者のDancing Shoesという本を読んでみたら・・・。

すっごく、ラクになってる!!!

500万語楽しく読んで、知らない間に英語力がアップしたんだなぁ・・とうれしくなりました。「楽しく読んで力がつく」多読のパワーを実感しました。

ここまでの総語数、1023536語。

176 .2006年11月17日:Duck:絵本:100語:☆☆☆☆:主人公は犬を見ても猫を見ても”duck"と言います。Qが小さい頃、犬と猫の区別がよくついてなくて、猫を見ても「犬」と言っていたのを思い出します。

177 .2006年11月17日:You Wouldn't Want To Be A Viking Explorer:絵本:2451語:☆☆☆☆☆:いやー、びっくり! アメリカに最初に渡ったヨーロッパ人はバイキングだったんだって!!!

178 .2006年11月20日:MTH#2 The Knite at Dawn :児童書:5218語:☆☆☆☆:評判の良いMTHノシリーズだが、私は最初の1巻で「いまいち」感を持ってしまい、それ以来、食わず嫌いだったんだけど、ふと手に取ってみたらけっこう面白いぢゃん! というか、ひょっとして英語力があがってサクサク感が増したから?

179 .2006年11月20日:The Umbrella:MMR1:500語:☆☆☆☆:MMR1はCDつきで買うと、1つのCDに3つの話が入ってくる。最寄ターミナル駅の本屋にはCDがついてないものが売ってないので、他つの話は立ち読み。これは立ち読みで読んだ。値切って売ってもらった赤い傘がつなぐ縁。

180 .2006年11月21日:MTH#3 Mummies in the Morning :児童書:5300語:☆☆☆☆:うーん、MTH面白いぞ! 1巻ごとに面白くなってくる気がするんだけど、これ、作者もノってきたってことなのかなー。それにしても英米の小学生にとって「ミイラ」の勉強ってかなり重要分野なのね。You Wouldn't Want toのシリーズでもやたら詳しかったし、ジャクリーヌ・ウィルソンのThe Cat Mummyのようなストーリーが成り立つ背景に、「ミイラ」について詳しく習うってのがあるもの。日本だったら「古代エジプトでは王が死ぬとミイラにして、宝石類とともに埋葬しました」というような、なんていうか、「事実叙述的」な教え方になるんだと思うんだけど、英米では「ミイラを作る時には内臓を取り出します。脳は鼻から先がカギになった針金みたいなのを入れて・・・」とやけにリアルに教えるみたいねー。

181 .2006年11月23日:The Royal Ballet Diaries#6 Kate's Special Secret :児童書:29000語:☆☆☆☆☆:このシリーズの中では私的には一番面白かったかも。ロイヤル・バレエスクールにスクール出身のスター・ダンサーのカップルが訪れる様子をドキュメンタリーに撮ると言う。生徒たちは興奮します。でもKateだけはなんだか様子が変・・。

182 .2006年11月24日:Young Cam Jason and the Double Beach Mystery :PER2:☆☆☆☆:海水浴に来た主人公たち。お母さんが待ってるビーチパラソルの位置をしっかりと確認して貝を拾いに行ったのだけれど・・・。

183 .2006年11月24日:Within High Fence :CER2:7700語:☆☆☆☆☆:再読。主人公は難民収容施設で働いているが(夜間)、同居しているお金のあるボーイフレンドは彼女が働くことを快く思っていない。CERの他のシリーズでは仕事ばかりして2人の時間を大切にしない男性は「捨てられて当たり前」みたいなトーンで書かれてたりするんだけど、女はいいのか? もちろんこのボーイフレンドは彼女を「無能」扱いするという、DVの一種の行為を取っているんだけどもね。「夜の時間は2人で過ごしたいのに・・」というボーイフレンドの言い分は、もし、他シリーズで同じ行動を取る男性を非難するのなら、それはそれで正当のような気もしちゃいます。

184 .2006年11月24日:MTH#4 Pirates Past Noon :児童書:5500語:☆☆☆☆:兄妹は今度は海賊たちに出会います。

185 .2006年11月24日:Good Night, Gorilla!:絵本:48語:☆☆☆☆☆:動物園のゴリラ君、守衛さんの鍵をポケットから抜き出して次々と仲間を檻から出してしまいます。

186 .2006年11月27日:Froggy Gets Dressed :絵本:450語:☆☆☆☆:本当は冬眠してなきゃいけないんだけど、雪が降ったのでカエルのフロッギーは外に遊びに行きたくなってしまいます。外に飛び出したのはいいけど、何か身につけるのを忘れていない?

187 .2006年11月28日:MTH#5 Night of Ninja :児童書:5500語:☆☆☆☆:おなじみ兄妹は今度は昔の日本で忍者に出会います。

188 .2006年11月30日:Allisa:MMR1:900語:☆☆☆☆:LRです。読書好きのアリッサは女中奉公に出されます。昔はみんな子どもの頃から働かなくてはならなくて大変でしたね。

189 .2006年12月1日:Lucky Number:MMR1:900語:☆☆☆☆:多聴用に買ったもの。一度聴いてから読みました。

190 .2006年12月2日:Next Door to Love:CER1:4500語:☆☆☆☆:再読。もうしばらく男はいいわ・・と思ってる主人公の隣にちょっと気になる男が越して来ます。

191 .2006年12月4日:Young Cam Jason and the Library Mystery:PER2:1400語:☆☆☆☆:お父さんと友達と図書館に行った主人公。お父さんも熱心に読書。さて、図書館を出て買い物に行こうとすると・・。あれ? 買い物リストがありません。

192 .2006年12月8日:Charlotte's Web:児童書:31455語:☆☆☆☆:なかなか読み応えありました。書店でよく見かけてはいたのですが、手に取ってみることはありませんでした。映画化の話を聞いて、ふと読んでみようという気になりました。

193 .2006年12月8日:You Wouldn't Want To Be On Appolo 13:絵本:3042語:☆☆☆☆☆:宇宙飛行士もなかなか苦労が多い・・・。それにしても、宇宙飛行士たちは、やむを得ないことなんだろうが、トイレの中身を宇宙に捨ててるらしい・・・。いいのか????

194 .2006年12月9日:MTH#5 The Amazon Rain Forest:児童書:6500語:☆☆☆☆:今度は熱帯雨林での探検です。

195 .2006年12月10日:Dancing Shoes:児童書:50937語:☆☆☆☆☆:この著者のBallet Shoesは、「100万語」の時に読んだ。その時には「一応読めた」けれど、けっこう「疲れた」。今回同じ著者の手になる作品を読んで「あ、Ballet Shoesより楽になった!」と思った。Ballet ShoesからDancing Shoesの間に「500万語」を読んだ訳で、この「500万語」が「あ、楽だ!」という「実感」に繋がったのだと思う。「楽しく読んで知らない間に力がつく」のが多読の素晴らしさだ。主人公は、養子の妹思いの女の子。父親が俳優として成功しようとしていたその時に飛行機事故で亡くなる。その後母親が苦労して2人の女の子を育てるのだが、母親も死んでしまう。そこでこの2人は父親の兄弟の家に引き取られることに。父親の兄弟の妻はダンススクールを経営しており、主人公と妹は、その家の子どもと一緒にここでダンスを習うことになる。このスクールは、あくまでも「ショウ・ビジネス」を目指すタイプの学校。妹の母親はバレエダンサーであったらしく、主人公は妹には、こんなショウビズじゃなくて「バレエ」を習わせたい。まだロウティーンの主人公たちだが、20世紀初頭のイギリスにおいては、ダンスは「食うため」の手段であり、彼女たちは、それを意識して暮らしている。バレエもミュージカルも、お嬢様芸ではなく、「食う」という局面で発達してきたものなのだということを改めて感じさせられた。

196 .2006年12月11日:Bella Basset Ballerina(2回):絵本:4400語:☆☆☆☆:ストーリーはいいんだけど、絵がグロいです。犬たちが主人公なんだけど、やけに写実主義で、そういう犬がチュチュ着てたりするととってもグロい。主人公は誕生日のプレゼントとして母親にバレエに連れていってもらいます。そこでスッカリバレエの魅力のとりこになり、「私もバレリーナになる!」と思います。でも、お母さんは「どの犬も自分に合った勤めというのがあるの。バセット犬は穴を掘ったり力仕事をしたりというのが転職。バレエは無理」と言います。諦めきれない主人公はなんとか自分の夢を実現する道を探ろうとします。「適性と適職」「やりたいこととやれること」・・・これは人生において非常に大きな問題ですね。特にバレエは「見た目」の芸術なので・・・。

197 .2006年12月11日:PE-tR1(2冊):PE-tR1:280語:☆☆☆☆:When Tiny was Tiny, Tiny the Snow Dogの2冊。犬のTinyと飼い主の子どもの友情が心温まる感じ。

198 .2006年12月14日:You Wouldn't To Be A Polar Explorer:絵本:2449語:☆☆☆☆☆:南極探検も苦労が多い。造船の町グラスゴーで南極探検用の船についての博物館に行ったことがありますが、人間の未知の世界にあこがれたり、それを探求してやろうという、その「情熱」って氷山をも突き破る(>溶かす?)っていうか・・すごいものがあるんですね。私も仕事への「情熱」をもっと燃やさないとなぁ・・・。

199 .2006年12月15日:A Dog Named Sam:PE-tR2:850語:☆☆☆☆:サムは色々な物を持って来てくれます。でも、新聞はツバでぐちゃぐちゃになっちゃうし、ちょっとありがた迷惑?

200 .2006年12月16日:Nate the Great and the Monster Mess:児童書:2090語:☆☆☆☆:クッキー作りたくなりました。Nateを「親子で多読」してみました。息子は「こいつ、自分のこといつもグレートって言う訳?」と言ってました。我が家で”I ○○ the Great want a cup of tea.” “I ×× the Great feel sleepy”とか言うのが流行ってます。

201 .2006年12月19日:You Wouldn't To Be A Pirates' Prisoner:絵本:2435語:
:☆☆☆☆☆:かなりグロいです。うーん、たしかに海賊に「囚われの身」にはなりたくないぞ! 

202 .2006年12月20日:Five Senses(6冊):T-t-D::600語:☆☆☆☆☆:LR。理科系の言葉って案外発音分かってなかったりするので、耳から聞くの大事かも・・・。

203 .2006年12月21日:You Wouldn't Want To Be An Aztec Sacrifice!:絵本:2330語:☆☆☆☆☆:ハンサムで健康な若者であることが、マイナス(>生贄に選ばれてしまう)に働くこともあるのね。

204 .2006年12月22日:The Black Cat:MMR3:9000語:☆☆☆☆:カゼで寝込んだので、多聴用に買ったものを読みました。

205 .2006年12月23日:A Tale of Two Cities :MMR2+:5400語:☆☆☆☆:同じく、カゼで寝込んだので、多聴用に買ったものを読みました。古典物は「耳だけ」で理解するのは、「現代物」より難しいかも・・・。アメリカ独立戦争、フランス革命の頃は、世の中が大きく揺れ動き、その中で多くの人の人生が影響されたのでしょうね。「この先世の中どこへ行くのか?」というのが見えない中で、「よりよい社会」「正義」「公正」「平等」を求めて、命がけで闘った人たちがいっぱいいたのですね。それは多くの犠牲、流血を伴ったけれど・・・。

206 .2006年12月24日:A Kiss Before Dying :MMR5:21000語:☆☆☆☆☆:『多聴多読マガジン』創刊号のCDで興味を持ち、注文入れました。面白かった!ついでに映画も借りて見ちゃいました。邦題は『死の接吻』。すごい邦題だなぁ。映画の方は主人公の兄弟関係などが少し違った設定になっています。原作者は『ローズマリーの赤ちゃん』を書いた人なんですね。


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