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お名前: ウルトラQの母
投稿日: 2007/7/7(23:34)
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英語快読600万語(1)—折り返し地点!
やったー! 500万語読みました! 折り返し地点です!(>とりあえずの目標1000万語)
400万語からほぼ半年かかりました。仕事も忙しいので、まぁ、こんなもんかな。
500万語読んで何か変わったのだろうか?と考えると、英語力については「目に見えて変わった」とは言えません。でも、小さな変化は起こっているかも。
一番感じるのは、多読(>とくに児童書)で覚えた口語表現が、TVの刑事物のシリーズや(>私は「フロスト警部」とか「刑事タガート」とか「バーナビー警部」とか好きです)映画を見ている時に「丸ごと」フレーズで耳に入ってくるようになったこと。
こういう表現は「習ったことない」んだと思います。あるいは、「習った」かもしれないけれど、「試験によく出る英熟語」的な知識の「断片」の山の中にどれがどう大事なのかも分からずに埋もれてしまっていたのだと思われます。
以前「投げた」本をふと手に取ってみると意外に面白く感じたりすることもあります。でも、これは、英語力が上がったためか、たまたまの気分なのか不明。
あと、ちょっと難しい単語で、でも意外とよく使われるもので、「見たことも辞書で何度も引いたこともあるけれど覚えてない!」というタイプの単語(>gullibleなど)が、多少、「識別」出来るようになってきた。前は、そういう単語が「のっぺり」「ぐちゃーと」固まって見えてたのだけど、「ぐちゃー」がほぐれてきて「つぶつぶ」として見えるようになってきたというか・・・。
私にとって、この「のっぺり」「ぐちゃー」感が、長年の英語の「壁」だったので、ちょっと風穴が開きそうな感じがしてます。
仕事の物を読んでいて「たまーに」だけれど、「お、ひょっとして英語力上がったかなぁ」とか、「読むの速くなったかもぉ」とか「理解度が増したかもぉ」と思うことがあるけれど、これも、たまたま読んでいる物の英語が平易だったり、著者が頭良くてロジックが明快なだけかもしれません。
500万語読んで、あらためて感じたことは、「やさしいものを読む」ことの大切さ「スラスラ読み」の大切さです。当初は「別に内容が自分にとって面白ければ速度なんていいぢゃん!」と思ってました。(>すみません。傲慢なやつで。もちろん、楽しく読めていれば速度は関係ない、ということもSSSのHPには書かれていますが)
でも、今回LRを多く読んでみて、この「スラスラ」感がとても大事なのだなぁと思いました。ひょっとすると、本当に無理なく読めるレベルって、私の場合、ICR1くらいかも。しかも、ICR1って、学校で習ったことのない単語や表現も出てくるので、けっこう「あれ?」となるし。
「一応読めるしぃ・・・」と思っていたPBが、自分にとっていかに「キリン読み」なのか、というのも改めて自覚できました。
ただ、ここに「矛盾」が起きています。
LRも絵本も面白い内容のもの、深い内容のものも沢山あり、楽しく読んではいるのですが、やはり私は一応大人なので、「大人向け」に書かれたものの方が、内容的には面白い訳です。
日本語でも児童文学ってあんまり読まないし・・・。
そういう私なので、LRと絵本のみで次の100万語を埋めるのはきついかも・・・。でも、「大人向け」のものは「スラスラ読み」にはほど遠い・・・。
次の600万語では、この「矛盾」をどう「やりくりするか」が課題になりそう。あるいは、ここで「ガマン」して、ICR1レベルで100万語読んでみるというのもひとつの手か?
400万語から500万語までの間に読んだ物は以下のような感じ。
LR
ORT6&7 6冊
ORT7 6冊
ORT8 12冊
ORT9 12冊
Scholasticsの薄い理科系本(Time to Discover) 41冊
Scholastics Readers1 (含Hello Readers) 20冊
Scholastics Readers3 (含Hello Readers) 4冊
ICR1 10冊
Puffin Easy-to Read 1 5冊
DKR 2 (バレエ物) 1冊
小計 99冊
児童書
ジャクリーヌ・ウィルソン 7冊
ルイス・サッカー 3冊
A to Z Mysteries 8冊
バレエ物 6冊
Little Miss 2冊
Curious George 2冊
Spots 2冊
Who Was 1冊
Quick Readers 1冊
その他 3冊
小計 34冊
マンガ
名探偵コナン 3冊
GR
CER1 4冊
CER2 2冊
PGR0 1冊
PGR2 1冊
PGR3 2冊
PGR4 2冊
OBW1 3冊
OBW2 3冊
OBW3 1冊
OFF1 2冊
小計 21冊
PB&一般書 4冊
計 161冊
私の400万語から500万語の100万語をまとめると、以下のような感じです。
(1)ORTを読破しました! ORTは絵も可愛いし、ほのぼのするし、またイギリスの小学生の教育のあり方というようなこともよく分かるので楽しく読めました。ORTを読むことの最大の目的であった「英語の足腰を強くする」は実現できたかどうかは不明ですが、Qの英検にこのORTがいかに貢献したかを考えると(>英検のために「親子で多読」をやってる訳ではないが)、私自身の「足腰」もそれなりに強くはなっているのかもしれません。
(2)「私色の多読」ということでバレエ物を多く読むことにしました。SSSの書評にあがってないものが多いので、語数の計算が面倒くさいけど。バレエ物のストックがいつも手元にあるようにしておけば、けっこう多読はスルスル進みそうです。問題は、ついうっかりと手元にストックがない状況が生まれがちなこと。そういう時は停滞します。
(3)今回は児童書やLRを多く読みました。で、思ったことは、私にはPBより児童書だな!ということ。まぁ、たまにPBもいいけど、スピード感が鈍る。今の私には、PBはまだ時期尚早かも、ということです。児童書を読んでる時の「スピード感」が大事かも。
(4)掲示板で教えてもらった「立ち読み」の「技」を実践するようになりました。LRや絵本は買ってると財政的に苦しいから、本屋さんに心の中で詫びながら、でも、私、すっごく購入してるから(>「立ち読み」の値段なんて購入したものの値段に比べたら微々たるものよ)許してもらうことにします。これは、なかなか有意義な技です。前は「絵本読みたし、金はなし」の状態だったから。
(5)「文学作品を読む」という野望は結局実践できませんでしたが、今の自分の力も考え、もうちょっとだけ先に取っておくことにします。(>半分くらい読んだまま放ってあるジェーン・オースティンの『分別と多感』があるのだが)
(6)低学年の子ども向けの理科系の本が意外に面白かったです。自分がいかに「常識」の範囲の言葉を知らないか・・・というのも思い知らされました。動物の子どもが種類によって呼び方がいろいろだったりするのも、なんだか新鮮でした。
・・・という訳で、折り返して最初の600万語までは以下のようにやりたいです。基本的に、これまでより英語のレベルの平易なものに大きくシフトする予定。
(1)私の英語力で無理なくスピード感を持って読める物を中心に読む。絵本、児童書、LRの割合を増やす。
(2)その一貫として「立ち読み」技の駆使、公立図書館の利用で、安価に絵本の世界にも親しむ。
(3)「私色の多読」としてバレエ物を引き続き読む。
(4)「私に欠けている色」として子ども向けの理科系のものも引き続き読む。
(5)ずっと探していた「編み込み」のパタンを紹介した本が偶然英語で見つかった。日本語のものでは、こういうのないんだよねぇ・・・。編んでみたいなぁと思うようなセーターが載っている本も見つけた。なので、「多読でニット」というのを実践するのもいいかも。
(6)あんまり無理なく出来そうだったら、読みかけのオースティンを読む。(>いずれ、オースティンは全作読んでみたいです。でもって『オースティンの読書会』も読みたいです)
(しかし、今は、こういう難しいものは禁欲する方が得策か?という迷いもあり、このあたりは読みながら決めていくことにします)
(7)という訳で、毎回3−4冊は入れていたPBを禁欲するか、せいぜい1冊くらいに抑えるのも手かもしれないです。
(しかし、欲求不満になるかもしれず、そのあたりは様子を見ながらやっていきます)
英語快読600万語(2)—読む物日照り
500万語を終える直前に、手元にある「読みたい」本を読みつくしてしまっていたのに、その時は500万語を終えることに目が行っていて、次に読みたい本の注文を入れることに気が回らなかった。なので、600万語を始めて以来、手元にストックがない状態だ。ここまで来る間に、「多読(が進む)とは、手元に読みたい本があることと見つけたり」って何度も思ったのにねー。
「読みたい」あるいは「読みやすい」本が手元にあることはとても大事だ。今の私の場合だと、バレエ関係の児童書や、A to Z Mysteriesのシリーズのようにある程度なじんで来て、これなら無難に楽しめる(>私にとって)、ということが分かっているものが手元に10冊くらいあると、仕事の忙しさに合わせて、これらの「読みたい」本「読みやすい」本を適当に散りばめて、うまくペースを作って行ける。
今、そういうストックがないので、ちょっとやりにくい。
これまでなら、最寄のターミナル駅の本屋でジャクリーヌ・ウィルソンを購入してくれば良かったのだけど、ジャクリーヌ・ウィルソンもいよいよ未読のものが少なくなってきてしまった。
今の私にとっては、A to Z Mysteriesは、いつでもどこでもある程度は楽しめるし、私の英語力でラクに読める(>と言っても分からない単語や表現はそれなりにあります)という安心感の持てるシリーズだ。だけど、これ、都心に出ないと地元では買えないの。
この「読みやすい」っていうの、YLと連動してるのかな? これまでは、実は、YLとかレベルというのはほとんど気にせずにやってきた。GRを買う時はちょっと気にするけど。
私は100万語をスタートした時に「一応」PBも読めたので(>読み終わるととっても疲れるけど)、私の中では、「PB」と「PB以外」の区別しかしてなかった。
でも、実は、このYLというのもちょっぴり気にしながら読むのがいいのかも・・・と、ここに来て思うようになった。
なんか私の多読は、大方のタドキストの流れと「逆行」してるかも。
普通は、500万語くらいになると、PBやYLの高い物が増えて行くのに、私はLRや絵本が増えて行ってるし・・・。
A to Z Mysteriesの YLは3.5とか・・・。そのあたりが今の私にとって、「いい感じのスピード感を持って読める」「1冊を読み上げるのに不自然に時間がかからない」というレベルかも。
そういうことを意識して、本を選んだり、自分にとっての英語の読みやすさというのを自分なりに「分析」してみるのも良いかも・・・と思ったりしている。
これ!というものが手元にないので、本屋や図書館の「立ち読み」で場をしのいでいます。(>図書館の本は借りてもいいんだけど、絵本の持ち運びは重たいので、なるべく「立ち読み」にしてます)
ここまでの総語数は、165428語。
1. 500万語からの繰越:14348語
2.2006年7月18 日:Nate the Great:児童書:1585語:☆☆☆☆:子ども界のハードボイルドっていう感じ。主人公はパンケーキ大好きだけど、仕事中はパンケーキを口にしない。「難」事件をクールに解いて行きます。
3.2006年7月18 日:Spot(2冊):絵本:150語:☆☆☆☆:「立ち読み」技で3冊。Spot’s Birthday Party, Spots Goes to a Party
4.2006年7月19 日:The Werepuppy on Holiday :児童書:18000語:☆☆☆☆☆:ジャクリーヌ・ウィルソン。お父さんが失業しそうでことしの夏はどこにも行けないかも・・・と思ったのだけれど、無事、失業しなくてすむことになり、でも、今からじゃどこも予約がいっぱいかも・・・と思ったのだけれど、うまいことホテルが取れた。だけど、そこはペット禁止。わーい!旅行に行ける!と思ったけど、主人公は愛犬(狼?)ウルフィーと離れるのが辛い・・・。
5.2006年7月19 日:That is Me:絵本:120語:☆☆☆☆:小さな絵本だけど、なかなか深い。「僕」とは誰か?という問い。
6.2006年7月19 日:Angelina Ballerina:絵本(バ):610語:☆☆☆☆☆:アンジェリーナは踊ってばかり。部屋もぐちゃぐちゃ、手足がぶつかってテーブルの上のものは落とす・・・。「これはバレエを習わせるしかないかも・・」と両親はアンジェリーナをバレエ教室に連れて行きます。踊るのが大好きなアンジェリーナは、レッスンが楽しい! レッスンで踊れるから生活も落ち着いて来ました。いっぱいいっぱい練習して、何年も何年も練習して、ついにはプロダンサーとして舞台に立つところまでなります。
7.2006年7月19 日:ICR1(10冊):ICR1:6788語:☆☆☆:Morris Goes To School, A Fat Cat Sat on the Mat, Johnny Lion's Bad Day, Stanley, Jonny Lion's Book, Captain Cat, Grizzworl, A Picture for Harold's Room, Oliver, Silly T0lly's Thanks Giving Dinnerの10冊。ICR1では人気があるらしいHoffの作品は、私には、動物が人間に迎合する感じがどうも肌に合わない。
8.2006年7月20 日:CRE0(4冊):CER0:6000語:☆☆☆☆〜☆☆☆☆☆:Dirty Money, What a Lottery!, The Penang File, Let Me Out!の4冊。私としては、What a Lottery! Let Me Outの2冊が面白かったかな? The Penang Fileは今ひとつキレが悪い感じ。CPEはこれまでは1からだったけど、新しく0が出来た。
9.2006年7月21 日:ICR0(5冊):ICR0:6000語:☆☆☆:Damby to the Rescue, Damby's Apple Shop, Go Away Dog, Sid and Sam, Thump and Plunkの5冊。"Dump""plunk"と言った語は、学校英語ではなじみが少ないかも。
10.2006年7月21 日:Curious George(2冊):絵本:1600語:☆☆☆:Curious George in the Snow, Curious George goes to a Movieの2冊。子どもの頃は大好きだったけれど、今は、すっとジョージの世界に入っていけない。
11.2006年7月22 日:Angelina on Stage :絵本(バ):500語:☆☆☆☆☆:従妹のハロルドがアンジェリーナの教室に入門。アンジェリーナは年下のハロルドのお世話もします。ある日、アンジェリーナにミュージカルに出ないか?という話が。そして、ちょうど年恰好から行って、ハロルドも出演要請が。稽古が始まると小さなハロルドはみんなの人気者に。ハロルドにはセリフもつきます。アンジェリーナはちょっぴり嫉妬しちゃいます。前にも何度も書いてますが、イギリスの子ども向けのものって、「きれいごと」じゃないところがいいです(>たまに辛いけど)。子どもも自分の中のネガティブな感情と向き合って生きて行く必要がありますもんね。いや、子どもは、ひとつひとつ、そういう感情の乗り越え方を学んでいる最中なので、より一層、こういう「厳しい現実」も描いた物も必要な気がします。もちろん他方で「現実を忘れる」ようなほのぼのしたものも必要だと思いますが。
12.2006年7月22 日:Sparkly Ballerina :絵本(バ):80語:☆☆☆☆:バレエの絵本。バレエには何が必要かな? シューズと、レオタードと・・・。あ、魔法の杖(?)も・・・。
13.2006年7月22 日:ICR1(4冊):ICR1:2425語:☆☆☆☆:Morris and Borris at Circus, Morris the Moose, This Book is Haunted, Gees Find the Missing Pieace。Gees Find the Missing Pieaceは韻を楽しむもの。英語の楽しさって、こういうところにもあるのだろうけれど、こういうのを身につけるのはなかなか骨だ。
14.2006年7月25 日:Catch Me When I Fall :PB:90000語:☆☆☆☆☆:今回の100万語はPBは読むまいと思ってたんだけど、たまたま(食いすぎのための)胃痛で寝込んだので手元にあったニッキ・フレンチを読んでしまった。PBも以前より少しラクになってるのかな? でも、日本語だったら2−3時間もあれば読めるものが、英語だと丸1日(以上)かかってしまう。以前よりは読み終わった後の疲労感は少なくなってるようにも思うけれど、でもやっぱり疲れることは疲れる。そりゃあそうだよね。PBって1ページあたりに300語くらいは語数がある訳なので、ICR1だったら、1−3ページで話が完結している訳だ。これだけ長いものを、外国語で、ひとつの話として緊張感を持ちながら読むってのは、まぁ、体力が必要ではある。ストーリーは相変わらず、こわーい!です。どこにでもいそうな、あるいは誰の中にもそういう要素はありそうな、ごく普通の(>でもちょっとエキセントリックで魅力的な)主人公が、ふとしたキッカケで人生の歯車が狂って行く。さいごのどんでん返しもなかなか。
15.2006年7月26 日:Angelina and Princes :絵本(バ):500語:☆☆☆☆☆:アンジェリーナのバレエ学校に、王女さまが見る舞台のキャストのオーディションが来ると言う。アンジェリーナは良い役をゲットするぞ!と張り切って夜遅くまで練習するんだけど、興奮しすぎて眠れず、翌朝のコンディションは最悪。母親から「熱があるのにバレエ学校なんてダメ!」と言われるけれど、そっと抜け出して行ってしまう。でも、どうしても体調が悪くて良い役はゲットできなかった。アンジェリーナは、「もうバレエ学校に行かない!」と言うけれど、母親に「どんな役も一生懸命やらないとダメ。それがあなたの将来につながるの」と言われて納得する。ダンサーにとって体調や気持ちのコントロールも「実力」のうちだったり、仕事のうちだったりはする。でも、そういうのもきっとこうやって場数を踏み、何度も苦い思いをしないと上達しないのよね。
16.2006年7月26 日:ICR1(2冊):ICR1:762語:☆☆☆:Silly Tilly and the Easter Bunny, What Do You Hear When a Cow Sing?の2冊。What・・の方はナゾナゾの本。ちなみにタイトルの答えは"Moosic"だそう。うーむ、こういうのは外国語として英語を学ぶものには手ごわいよね。
17.2006年7月27 日:Dance:Eye Witness:15000語:☆☆☆☆☆:写真をふんだんに使った図鑑的な本。世界の古今のダンスを扱っている。なかなか読み応えがある。日本の「舞踏(ブトウ)」なんかも紹介されている。
18.2006年7月27 日:ICR1(6冊):ICR1:6260語:☆☆☆:Morris and Borris at Circus, Digby, Stuate Little:Stuart Set Sail, Oscar Otter, No More Monster for Me, A Fire Cat, There's a Carrot in My Yearの6冊。
英語快読600万語(3)—「立ち読み」の効用
「スラスラ読み」の大切さというのを改めて感じて以来、絵本やLRの低いレベルのものを「立ち読み」で読んでるのですが、これって、「お金・時間・体力」の節約になります。
まずは、一字当たりコストの高い(>絵があるので出版社的には字で数えられるのには文句もあるでしょう)絵本やLRを買わなくて済むので、お金の節約になります。
本屋の場合は、他の本を買う時に「ついで」に立ち読み出来ますので、ほんのわずかな時間を有効に使えます。図書館はバス停の前にあるので、町にでかける時に、ちょこっと寄って立ち読みできます。「わざわざ」読みに行かなくても、「ついで」に読めるので、気楽です。
LRはともかくとして、絵本は重たいです。重たい本を購入して持ち帰ったり、図書館で借りて家に持ってったり、返却したりっていうエネルギーが立ち読みなら節約出来ます。LRにしても、「あっという間」に読み終わってしまうようなものを「いちいち」レジに並んだり、図書館で貸し出し・返却の手続きをしたりするのは面倒くさいです。
注文した本がまだ来ないので、まだ読み物日照りなんですが、「立ち読み」でなんとか乗り切っています。
ここまでの総語数は261364語。
19.2006年7月28 日:The Cat in the Hat :児童書:1700語:☆☆☆☆:2人の子どもが留守番してると帽子をかぶったネコが入って来て突然家の中は次々と大変なことに。こういうのナンセンス文学っていうのかしら?
20.2006年7月29 日:Grandma Baba(2冊):絵本:800語:☆☆☆☆☆:Grandma Baba's Amazing Scarf, Granma Baba's Busy Nightの2冊。図書館で見つけました。なかなかなおばあちゃんのお話。こんな風に自由闊達なお年寄りになれるように年を重ねるのもすてきです。
21.2006年7月29 日:Miffy at School :絵本:300語:☆☆☆☆:図書館にミッフィーちゃんのシリーズが入っていた。私は「うさこちゃん」の翻訳で読んだ世代。
22.2006年7月30 日:Yum, Yum, Yum:絵本:500語:☆☆☆☆☆:アンディ・ウォーホールの絵本。「食べることは私にとって大事な贅沢」(>超意訳)「進歩は食物を除くあらゆることについて重要である」とか、なかなかの名言が、彼のステキな絵とともに書かれている。
23.2006年8月2 日:Spot(4冊):絵本:500語:☆☆☆☆:Where’s Spot?, Spot goes to a Farm, Spot's First Walk, Spot goes on Holidayの4冊。仕掛け絵本が楽しいです。
23.2006年8月2 日:Spot(4冊):絵本:500語:☆☆☆☆:Where’s Spo
Grandma Baba(2冊)
24.2006年8月3 日:Play With Me:絵本:450語:☆☆☆☆:ちょっと北風と太陽みたいな話。バッタやカメさんに遊んで欲しいのに、話しかけると逃げて行ってしまう。じーっと黙って座ってたら、みんなの方から寄ってきた。
25.2006年8月3 日:John Patrick Norman McHennessy: The Boy Who Was Always Late:絵本:670語:☆☆☆☆:いつも学校に遅刻してしまう男の子が主人公。その理由がちょっとあり得ないような理由。なので先生は信じてくれず、いつも罰を与えられてしまいます。でも、本当なんだよねー。
26.2006年8月5 日:SL2(2冊):SL2:486語:☆☆☆☆:Two Crazy Pigs, We Just Moved!の2冊。
27.2006年8月5 日:The Illustrated Mum :児童書:71000語:☆☆☆☆☆:手元にある読み物が途切れてしまっていて、じゃぁ、未読(>一度投げた)だったジャクリーヌ・ウィルソンを読むか・・・と思って読み始めた。評判の高い本だし、SSSの書評でも著者が一番気に入っている本として紹介されている。前回投げた時は、「投げた」というより、かなり最初の部分で人物の相関関係がよく分からなくて(母親のことも子どもは名前で読んでいるので)、最初の1−2ページしか読まなかった。それと、これは前回もそうだったかもしれないんだけど、この母親に共感できないものを覚えたからだ。はっきり言って、「ネグレクト」というカテゴリーに入る児童虐待(>に近い扱い)を子どもにしている部分がある。同僚の女性が言っていたことだが、子どもというのは本当に不憫で、母親がなにかですごくきつく叱ってしまったりしても、それでも子どもというのは「お母さん絶対」で、母親にすがりついてくるものなのだそうだ。小さな子どもは母親が母親だというだけで「赦して」しまうというか、すがらなければ「生きていけない」ので、母親にすがるのだ。この本の母親は、そういう子どもの立場の弱さに「甘えて」いる。ただ、母親だって、完全ではないし、葛藤をかかえながら生きているし、時にこの本の母親のように、自分勝手になってしまいたいことだってある。世間が型にはめる「母」ではなく、本当は心の底に、欲望も(>世俗的なものもあれば、子どものようなピュアなものもある)抱えた「人間」なのだ、という小説とも読める。
28.2006年8月6日:Heidi :PGR2:8000語:☆☆☆☆:『アルプスの少女ハイジ』のリトールド版。子どもの頃読んだけど、今読むと、ハイジの叔母の身勝手さというのが気になる。昔は寿命が短かったので両親をなくす子どもも多かったであろう。ジャクリーヌ・ウィルソンの世界とはまた違った意味で、昔の子どもにとっての人間関係というのも複雑だったかもしれない。
29.2006年8月6日:Madeline(2冊):絵本:1230語:☆☆☆☆:Madeline, Madeline and the Gypsiesの2冊。主人公は寄宿学校に住む女の子。生徒は12人。なんでも6人ずつの2列で行います。パリが舞台のちょっと不思議な雰囲気のある絵本です。絵にはパリの実在の有名な建物の絵が出てきて、それがリストになってたりします。
30.2006年8月6日:Grandma Baba(1冊):絵本:400語:☆☆☆☆☆:Granma Baba's Dream Mountain。春になったので、みんなで山登りしようということになったんだけど、みんな、あれもこれもと持って行きたがり、これじゃ、山に登るのは無理だよね・・・ということに。そこでばーばばあちゃんがアイデアを出します。
31.2006年8月6日:Gaijin :マンガ:1000語:☆☆☆☆:初めて出版されたのが1987年なので、「今はそんな外人いないだろ」とか「日本も其の点では変わりました」というようなことも多い(ずいぶんと版を重ねているようで、私が借りたのは1997年の版。まぁ、それからでも10年くらい経ってるけどね)。でも、"Gaijins really feel naked at the public bath"なんてのは、今もそうかな?
32.2006年8月7日:Spot(2冊):絵本:100語:☆☆☆☆:Spot Stays Overnight, Spot Goes to a Park.の2冊。
英語快読 600万語(4)—子どもの科学読み物
「読み物日照り」はまだ続いています。
・・・が、今、「新しい世界」に出会いつつあります。
500万語の時にTime-to-Discoverのシリーズを読んだ時、子ども向き理科系のものを読むのもいいかもぉ・・・と思ったんですが、ふと、Scholastic Actionというシリーズのレベル1の理科系ものを手に取ってみました。
このシリーズは、近くの駅前の本屋に置いてあって、以前、レベルの高いもの(>その時は理科系のものではなかったと思う)を読み始めて途中で投げて以来、手に取ることはなかったのですが、さして大きくもない本屋にこのシリーズが沢山入っているというのは、それなりに意味があったのねぇ・・と改めて思っています。
物語もあれば、お勉強系のものもある、薄くて読みやすいシリーズです。
理科系の言葉は、たとえ小学生レベルでも知らないことが多いです。日常使う言葉であっても、いやになるくらい知らない。
まぁ、これを理科系というかどうかは別として、Gross Body Factsという42の本に出て来た、「膿」pusなんてのも知りませんでした。「鼻汁」(含鼻ク○)snotなんていうのは、児童書で出会って、その場は推測で意味は分かってましたが、単語として記憶はしてなかったです。
でも、児童書のsnotと科学読み物のsnotが繋がって、「おぉ、そうであったか!」と記憶に定着しました。
きっと、これ、イギリスで医者に行った時に耳から聞いてはいたと思うんですよね。私は自分からの発信は、「鼻が出る」関係はrunning noseでムリヤリ通してましたが・・・。
イギリスでは、カゼを引いた時に、鼻汁や痰に色がついているかどうかで薬の強さを決めます。で、痰flemってのは、その過程で覚えたんだけど、snotの方は「意味は分かったが、個別の単語としては認識していない」という状態で過ごしていたんだと思います。あるいは別の単語で言われていたのかもしれません。なので、医者にいつも「鼻水に色がついてるか?」って聞かれるんだけど、正確に医者が何て言ってたのかってのは、今も記憶にないし、当時も聞き取れてなかったです。何を聞かれているかは分かったので(>なんで??)、イエスとかノーとか答えてたけど。
多読って、こんな風に、あちこちから攻めて行くことによって、「あ、繋がった!」というのがあるんですね。子どもの頃の、砂場でトンネルを両方から掘って「あ、繋がった!」という時の感動に似ています。
ここまでの総語数は、279509語。
33.2006年8月8日:Teen Health :SA2:3556語:☆☆☆☆☆:ティーンズの健康アドバイス。アメリカの子ども向けだなぁと思わせるのは、ピアス、タットゥーについてのアドバイスがあったりすること。臍や舌にピアスする場合・・・など芸が細かい。
34.2006年8月8日:London :PGR2:4876語:☆☆☆☆:ロンドンは、何度も訪れているので、なつかしい。
35.2006年8月8日:Junie B. Jones and her Big Mouth :児童書:6000語:☆☆☆☆:主人公は幼稚園児とのこと。ジョブ・デイというのがあって、生徒たちは将来の夢について語り合う。将来について考えたことなんてなかった主人公は内心焦ります。幼稚園のころからキャリア教育をやるんですねぇ!!!!!
36.2006年8月9日:Walter the Baker :絵本:860語:☆☆☆☆☆:プレッツェルはどうして出来たか?という話。プレッツェルって美味しいですよねー。ドイツ旅行中は街頭で売ってるプレッツェルを買っては食べながら歩きます。ドイツのパンなら「人はパンのみにて生きる」でもOKだなぁと思っちゃう。
37.2006年8月9日:Spot(2冊):絵本:85語:☆☆☆☆:Spot's First Christmas, Spots's First Easterの2冊。スポットって生まれたばかりなんですね。だからすべてが「初めて」。大人になるまでに人は本当に沢山の「はじめて」を通り抜けて来るんですよねぇ。
38.2006年8月9日:Daddy Cuddles :絵本:25語:☆☆☆☆:いろいろな動物のお父さんが子どもを抱きしめます。人間のお父さんがするように。父子の絵本。
39.2006年8月10日:Gaspard and Lisa's Ready for School Words :絵本:50語:☆☆☆☆:入学を控えた子が読む本なのかな? 学校生活のひとこまひとこまを見せつつ、学校にあるものや学校に持って行くものの説明がされています。
40.2006年8月10日:Sayonara Mrs. Kackleman :絵本:50語:☆☆☆☆☆:「ミカド」を見ていて急に日本に行きたくなった姉弟が本当に日本に行っちゃう話。一体時代設定はどうなってるの?っていうような部分もあるんだけど、まぁ、いっか。「ミカド」は一度見てみたいミュージカルですが、なかなか機会に恵まれません。「炎のランナー」の中にそれらしいのがちらっと出て来たんだけど、日本人はそんな髪型しとらんぞー!とか思いました。
41.2006年8月10日:Gross Body Facts :児童書:2925語:☆☆☆☆☆:最近、子どもの科学読み物にはまりつつあります。ほぉ!!!と思うことがいろいろある。玉葱やニンニクを食べるとどうして口臭がするのでしょう? それはね、玉葱やニンニクの中の成分が血液に溶けて、それが肺にも行って、肺に入った空気が外に出る時に匂いが出るんだって!!! あーら、びっくり! 膿とか、吐しゃ物(>ゲ○ですね)とか、そういう単語も知らなかったわー。こういうのも何度も重ねて読んで行くとだんだん身について行くのね。児童書の中に出て来て推測はして読み進めてたけど、記憶にはいまいち残ってなかった鼻水(snot。鼻クソもあり)という単語が、ここでつながって、ストンと記憶されました。
42.2006年8月11日:Spot(2冊):絵本:100語:☆☆☆☆:Spot Visits Grandparents, Spot Bakes a Cakeの2冊。みんないろいろ新しい体験をして、大人になるのねーと思います。家族の愛情につつまれて成長しているスポットは幸せ者ですね。
43.2006年8月11日:Spot Visits Grandparents :絵本:387語:☆☆☆☆:絵がとっても可愛い、ガスパールとリサの物語。2人(匹?)の出会いの物語。今2人は休暇中で、文通してます。といっても、リサが2通も手紙をくれたのに、ガスパーは1通も出してないんですけどね。2人がどんな風に出会ったのかが回想されてます。
44.2006年8月12日:SA1(2冊):児童書:5707語:☆☆☆☆☆:Weird Scienc Job, Cool Science Jobの2冊。最近子供向け科学読み物にはまっている。私は今は文科系人間だけれど、中学生の時は科学がとても好きだった。すっかり遠ざかってしまったけれど、こうやって(やさしく書かれた)科学の世界に触れるのは楽しい。科学者の仕事っていうのは幅広いのねー、そして面白そうねー、と思わせる2冊。
45.2006年8月13日:Madeline(2冊):絵本:1010語:☆☆☆☆:Madeline's Christmas, Madeline's Rescueの2冊。これって寄宿学校みたいなんだけど、クリスマスもお家に帰らないのかなぁ・・・。ヨーロッパの人にとって、クリスマスって日本の正月みたいにどこもかしこも休みになるのに・・・。
46.2006年8月13日:Bill Martin Jr.& Eric Carle (2冊):絵本:3647語:☆☆☆☆:Panda Bear, Panda Bear, What Do You See? Polar Bear, Polar Bear What Do You Hear?の2冊。前者は動物の名前がよく分からない・・・と思ったら、SSSの書評によれば、絶滅寸前の動物ばっかりなんだそう。後者は、動物が「鳴く」「ほえる」「うなる」系の動詞が難しかったです。
英語快読 600万語(5)—あれ?
「OFFをいっぱい読むぞ!」という目標を立てたのは、「英語快読 300万語」の時でした。でも、「300万語」ではほとんど読まなかった。
その理由を、自分では「あれこれ読みたい物が出てきて目移りしたから」と思っていましたが、ひょっとすると、「英語力」が不足していたからなのかも・・・。
LRを沢山読んできて、最近ふと思うことは、OFF1やOFF2を読むのが「ラクになった」ということ。
Time to Discover やScholastic Actionで、易しいノンフィクション(>とくに理科系)に
慣れたっていうのもあるかもしれないんだけれど。
「英語力がついた」ことの「実感」って、案外こんな風に得られるものなんだろうか。つまり、「幼稚園児程度のレベルの英語を沢山読む→小学校低学年程度のレベルの英語を読むのが以前よりラクに感じられるようになる」というか。
残念ながら、まだPBを読んだ時に「ラクになったなぁ」とは思えないんだけど、やっぱり、「下から」ひとつずつ英語力を「積み上げて行く」っていうのは、とても大事なのかも。こうやって、「小学校低学年レベルの多読→小学校中学年レベルがラクに」という風にひとつずつ重ねて行けば、いずれPBや仕事の専門書を読むのがラクになる日が来るかもしれない。
バレエと同じ? バレエも基礎からひとつずつ積み上げるのが大事。
しかし、バレエにおいても、「難しいこともたまにはやらないと慣れていかない」というのもある。ということで、英語においてもPBなんかも、適度に織り交ぜて行くのも良いのかもしれない。
英語力向上も簡単には得られるものではないけれど、英語力向上において、この「多読」という方法は本当にパワフルだと思います。
バレエにおいて「多読」的練習方法を実践しようとすれば、どのようなことになるのかなぁ? バレエは「簡単」なことも、実は、「正しくやる」が難しい。
バレエにおけるYL0、YL1の技術っていうのが何か?というのが分かれば、これを「大量に」やることによって、YL2、YL3の技術がラクになった・・・というのを「実感」出来るのかも。
しかし、バレエにおけるYLというのは、英語に比べると、分かり難いかも・・・。(>いや、RADやIDTAのグレード試験の内容を調べれば分かるのか?)
ここまでの総語数、322737語。
47.2006年8月13日:Nursing:OFF2:4200語:☆☆☆☆☆:歴史的背景にも触れながら、ホスピスを含む幅広い看護の領域について知ることが出来る。
48.2006年8月15日:Tourism:OFF2:3800語:☆☆☆☆☆:さまざまな旅行やその楽しみ方にふれつつも、それを大きな視野からもとらえ、環境問題やグローバルな規模での経済格差問題との関連などについても考えている。
49.2006年8月15日:Erick Carle(2冊):絵本:220語:☆☆☆☆:Little Cloud, This is Mondayの2冊。前者は次々にいろいろなものに形を変える雲の話。かわいいです。後者は、私には、ちょっと文法的にも内容的にも意味不明でした。
50.2006年8月15日:SA1(1冊):SA1:2336語:☆☆☆☆:Capital Kids。今度は文科系のもの。地理になるのかな? 世界5カ国に暮らす子どもたちの生活を通してさまざな地域について学ぼうというもの。アジア2カ国、中米1カ国、アフリカ1カ国にアメリカ。ヨーロッパの国がないのはなぜ?
51.2006年8月16日:Erick Carle(2冊):絵本:450語:☆☆☆☆:Brown Bear, Brown Bear What You Look? Draw Me a Starの2冊。どちらも、絵がとても素晴らしい。
52.2006年8月17日:The Number Devil: A Mathematical Adventure:児童書:25000語:☆☆☆☆☆:数学の世界を面白く描いた本。数学の世界って不思議だ。英語的にというより、数学的によく分からない部分もあったけれど、数の世界の面白さというのは感じられた。数学がきらいな男の子の夢にThe Number Devilが現れて、数学の不思議の世界にいざなう。著者はなんでもドイツの有名な社会評論家らしい。ドイツ通の同僚に、「Q母さん、Ebzebsbergerなんて読むんですね」と言われて初めて知った。
53.2006年8月18日:SA1(2冊):SA1:5942語:☆☆☆☆☆:Tha’s Science?, Unsolved Science Mysteriesの2冊。自然科学のみならず社会科学も含め、科学的研究とは何か?というのを分かりやすく説明している。小学生の頃から、ただ「習う」「習ったことを覚える」のではなく、自分で分析するとは?意見と事実の違いは?データで照明するとは?有効なデータを集めるには?というようなことを知るっておくのは良いことだと思う。
54 .2006年8月19日:Ashe(2冊):絵本:300語:☆☆☆☆☆:Happy Birthday, Moon, Goodby Houseの2冊。可愛いクマの物語。前者はお月様に誕生日プレゼントをあげたい、と思って、「誕生日はいつ?」「欲しいものは何?」とお月様に聞こうとするお話。後者は引越しの日、いままで住んでいたお家に最後のお別れをするお話。
55 .2006年8月20日:The Missing Piece(2冊):絵本:980語:☆☆☆☆:The Missing Piece, The Missing Piece Meets the Big Oの2冊。単純な線画なんだけど、暖かみがある。人生の意味をいろいろに読み込むことの出来る絵本。
英語快読 600万語(6)—アメリカ文化とは玉石混交と見つけたり
私ね、Scholastic社の出してる物って、子ども向けでも「しっかりとした内容」のものだと思ってた。
でもさ、Samuraiという本、これはいただけないよ。だってさ、日本地図が載ってるんだけど、東京の位置がどう見ても水戸だよ! 表紙の絵の日本刀もね、日本刀はこんなに曲がっていません。それにちょんまげもちょっと変だよ!
TAMA@合衆国の片隅さんのブログに、「私の娘は日本文化が大好きなんです」「なので、私が日本で買って来た箸を、わー、本物の箸だ!と喜んで頭に挿しています」と言ったアメリカ人の話が載っていた。
うーむ。
でね、アメリカじゃ、日本の箸はけっこう髪飾り売り場に売ってるんだって。
でね、アメリカじゃ、人形やイラストの着物はすべて左前なんだって。
うーむ。
で、TAMA(@合衆国の片隅)さんにSamuraiの話をすると、「その程度はアメリカでは普通」とのこと。でね、ショックだったのは、Scholasticはかなり玉石混交なんだって。TAMAさんも子どもさんたちのために、Scholasticの本を購入する機会は多いらしいんだけど・・・。
日本だと、「お勉強系」の子ども向けの本は、極力「正確に」書こうとすると思うんだけど、アメリカの「お勉強系」の子供向けの本のJapan本なんかは、ちょっと日本に旅行しただけ・・・みたいな人が平気で、筆のおもむくままに書いた・・って感じのが公立図書館なんかにも並んでいるらしい。
私の業界でも、アメリカ人の仕事は本当にすごい!というものも多いけれど、しょーもねー!というものも多いので注意するように・・・というようなことが言われていますが、これ、アメリカ全般に渡って言えることなのかしらねー。
私としては、書き手のその明るい割り切りがうらやましい。
私は、この多読レポートみたいな「シロウト」としての文章は、ふんふんふん・・・と鼻歌まじりに書けるけど、仕事の文章は、うんうん・・・と苦しんでしか書けない。
もしかすると、仕事の文章も、「ふんふんふん(鼻歌)。間違ったからってそれがどうした。あとで訂正すりゃあいいぢゃん! 私ってば、こんなすごいこと考えちゃったよぉ!!! どうどう、面白いでしょ?」というノリで書けばいいのかなぁ。
日本人みたいに、なにもかも「きちんと」しようと思うより、「とりあえず」形にして、世に問うてみて、そして自然淘汰を待つ、クォリティ低くても十分満足していただける場合もあるので、それはそれでよしとする、という方が、効率良いのかもなぁ。
仕事の文章、もちっと気楽に書いてみようかしらん。
ここまでの総語数、373,912語。
56.2006年8月21日:SA1(2冊):SA1:4801語:☆☆☆&☆☆☆☆☆:The Samurai: Fighters of Old Japan, The Salem Witch Trialの2冊。日本のことを英語で読むのもなかなか面白いのだが、地図の中の東京の位置がどう見ても水戸あたりだぞ! ということで内容的には信用できるのか?というのがちょいと心配だ。歴史にはさまざまな解釈がありうるが、頼家が最初のSamuraiってのはどうかなぁ。Salemの方は、なかなかに恐ろしい話だ。集団ヒステリーというか、そういう状況になると、人間って歯止めがきかなくなるみたい。こわい。この事件の発端となった2人の少女はその後どんな風な思いで生涯をすごしたのであろうか。
57.2006年8月22日:SIR2(2冊):SIR1:646語:☆☆☆☆:The Toad on the Road, Richard Scary's the Early Birdの2冊。
58.2006年8月22日:Miffy(2冊):絵本:600語:☆☆☆☆:Miffy Goes to Stay, Miffy at the Playground の2冊。前者は初めてのお泊り。日本では、今は住宅事情も、親の忙しさもあって、昔ほど互いの家を泊まりあうっていうのがなくなってしまったように思うけれど、欧米の子どもにとってはsleepoverって大事みたい。後者は遊園地に行く話。遊園地っていうより公園かな?Miffyは両親にいろいろなところに連れてってもらってますね。特にお父さんが子煩悩ね。
59.2006年8月23 日:Nana Upstairs & Nana Downstairs:絵本:700語:☆☆☆☆:主人公は毎週おばあちゃんとひいおばあちゃんの住む家に遊びに行きます。私はおばあちゃん子だったので、祖母のことを思い出しながら読みました。こんな風に孫、ひ孫と交流できるおばあちゃんはステキですね。「毎週行きたくなる」何かを持ったおばあちゃんたちだったのでしょう。子どもにとっては、おばあちゃん世代と「ゆったりした」時間の流れの中で過ごす体験はとても貴重だと思います。今はおばあちゃんも元気でハイテンポで生きていて、子どもに「ゆったり」を体験させてあげられなくなってるかもなぁ。それはそれでいいことかもしれないけれど。
60.2006年8月23 日:Fun with Mrs Thumb :絵本:120語:☆☆☆☆:ドールハウスに住むMrs.Thumbに猫がいろいろちょっかい出します。
61.2006年8月23 日:Clean Your Room, Arthur :絵本:500語:☆☆☆☆:部屋がぐちゃぐちゃのアーサー。お母さんに、片付けなさい!と言われます。妹の助言もあって、ガレッジセールで不用品を処分しようとするのですが・・・。
62.2006年8月24 日:Carle(1冊):絵本:260語:☆☆☆☆:The Very Busy Spider。いろいろな動物が話しかけるけれど、巣をつくるのに忙しいクモの話。いろいろな動物が「鳴く」という動詞もひとつではなくて、それぞれに対応したものがあるんですね。「鳴き声」も日本語とは大分印象が違います。
63.2006年8月24 日:Dinosaur Dinosaur:絵本:88語:☆☆☆☆:恐竜もいろいろ。背中にイボイボがあるやつやら、背中にびらびらがあるやつやら。
64.2006年8月25 日:Meltdown at Chernobyl :SA1:2772語:☆☆☆☆☆:チェルノブイリの原発の事故の話。原子力関係の単語が日本語でもすぐに思いつかなかったりして、理科系に弱いなぁ(>というか一般常識がない?)とつくづく思ったりしました。ま、理科系の単語もこういう子ども向けのを(大量に)読むうちに自然に身についていくかな?
65.2006年8月26 日:I Like Me!:絵本:115語:☆☆☆☆:自己肯定するブタの女の子の話。大人が読むとセラピーになるかも。
66.2006年8月26 日:Maisy(2冊):絵本:115語:☆☆☆☆:Masy Makes Gingerbread, Masy’s Bedtimeの2冊。メイシーちゃんのシリーズは絵が可愛くて好き。
67.2006年8月26 日:Angels, Angels, Angels :絵本:400語:☆☆☆☆☆:アンディ・ウォーホールのステキな絵本。これは大人の絵本ですね。
68.2006年8月27 日:The Mixed-up Chameleon :絵本:400語:☆☆☆☆:Carleの絵本。主人公のカメレオンは、動物園に行って色々な動物を見て、あんな風になりたいなーとあこがれる。これも、心理学で言う、"I am OK"がテーマとも言える。まだアイデンティティが出来上がっていなくて、自己肯定も自己否定もない(>多少はあるのだろうが)幼児より大人が癒される本かもしれない。
69.2006年8月27 日:Miffy(2冊):絵本:600語:☆☆☆☆:Miffy at Museum, Mffy's Houseの2冊。前者は、「ミッフィーにはまだ無理かな」と言われたけど、両親と一緒に美術館に行って大いに楽しんだミッフィーのお話。小さい頃から美術に親しむのは良いことですね。後者はミッフィのお家の様子が分かります。お気に入りのものに囲まれた居心地の良い生活はうらやましいな。私んとこはぐちゃらかだから。
70.2006年8月28 日:Girls in Love :児童書:33000語:☆☆☆☆☆:実は再読。500万語で読んだのに記入漏れで、「あれれ? 読んだはずなのになー」と認知症な状況になり、念のため(?)もう1回読みました(>33000語も記入漏れは痛いなぁ。別に語数稼ぎのために読んでる訳じゃないけど。でも、語数は語数で励みになります)。これ、SSSの掲示板にも書いたのだけれど、最初に読んだ時には、読みづらくて投げた本です。ティーンズの女の子特有のポンポンした物言いや、話があっちに飛んだり、こっちに飛んだりっていうようなテンポについていけなかったのかもしれません。再読でも最初の部分がちょっと読みづらく、同じシリーズのGirls inTears, Grils under Pressureの方が読みやすかったです。それにしても、イギリスの女の子は早熟ですよねぇ。13〜14歳で学校に化粧してってたり、ボーイフレンド関係の悩みも、なんか生々しくて・・・。このあたりも、中学生の息子を持つ私には「目をそむけたい」感じで、このシリーズはちょっと苦手なのかもしれません。
71.2006年8月29 日:Hug :絵本:25語:☆☆☆☆:ゴリラのおちびちゃん、ゾウさんや、キリンさんや、みんなお母さんとハグしてるのを見て、自分もゾウさんの鼻にハグしてみたりするのだけれど・・・。
72.2006年8月29 日:Rooster's Off to See the World :絵本:550語:☆☆☆☆:色鮮やかな絵本。テーマはまたしても自分探しなのかな?
73.2006年8月29 日:Medical Miracles:SA1:330語:☆☆☆☆☆:現代医学ってすごいですよね。生まれつき左側の肋骨がない少年(>転んだだけで心臓直撃なのでとっても危険)のために、プラスチックの芯みたいなのに、軟骨(? 多分そうだと思うんだけど)をくっつけてそれを自然増殖させて、肋骨を作っちゃったり・・・。プラスチックの芯は後でなくなっちゃうらしい。それにしても、対応する日本語が思い浮かばないものも多いです。そんなにすごい医学用語じゃないのにね。「えっとー、これって肺動脈っていうんだっけ?」とか。「これは大動脈だと思うけど、こっちは何?」とか。英語以前に日本語でも、この程度の「人体」の基礎知識が身についていないかも。
74.2006年8月29 日:Mike Milligan and His Steam Shovel :絵本:1600語:☆☆☆☆:バートンの絵本。主人公の蒸気ショベルカーは100人の労働者が1週間かかる仕事を1日で出来る。でも、そのうちガソリンで動くショベルカーや電動ショベルカーが発明され仕事がなくなって行く。技術革新と雇用の関係はいつの時代でも矛盾をはらむ問題だけれど、バートン自身のスタンスってどこにあるんだろう。
75.2006年8月30 日:Katy and the Big Snow :絵本:700語:☆☆☆☆:同じくバートンの絵本。ケイティはブルドーザーにも除雪車にもなれます。ちょっとの雪ぐらいでは出動しないけど、大雪になったらケイティの出番! メインの挿絵をぐるっと取り巻いて描かれた一連の絵がとっても凝っています。バートンって文明賛歌の人なのか、文明批判の人なのか・・・??
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