Re: 300万語通過しました(ものすごく長い報告です)

[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/6/29(06:29)]

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8985. Re: 300万語通過しました(ものすごく長い報告です)

お名前: ありあけファン
投稿日: 2006/12/28(01:26)

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ひまわりさん こんにちは
ありあけファン@254万語(多読)/5万5000語(多聴) です

〉300万語通過しましたので報告します。

300万語通過おめでとうございます。

〉前回掲示板に報告したのは100万語通過の時。100万語通過は今年の5月7日でした。
〉その後、9月7日に200万語通過。
〉そしてこのたび12月17日、300万語通過です。うれしいです。

おっ、どんどんペースが上がっている!

〉100万語を通過した日から、こどもたちへの読み聞かせをカウントに入れ始めました。
〉すると、2周目3周目は、読み聞かせの語数にふわりふわりと運ばれるようにして前進。調子が良いときも悪いときも、着実に語数が伸びた(一日2語という日もあったけど(笑))のは、「ママ、読んで〜」と絵本を抱えて膝にのってきてくれた、こどもたちのおかげです。300万語という数字の中に、こどもたちと楽しく過ごした時間がたっぷり溶け込んでいると思うと、なんともいえずうれしいです。

 私も、常日頃から、言葉というのは「ふわりふわりとしたもの」と思って
いました。
「ふわりふわり」と運ばれながら、こどもたちと過ごした楽しい時間。
とてもすばらしい体験だと思います。

〉また、100万語からの200万語も、ずっと掲示板にささえられてきました。
〉読むことが行き詰まってしまった時、快調に読み進んで「つぎ何読もうかな?」と思った時、他にもたくさん色々な時に、この楽しくて温かい掲示板に、ささえられました。夏には京都オフ会にも参加させていただき、「5月に100万語通過しました」と報告して「おめでとう」と温かい拍手をいただいたことも、忘れられない思い出です。たくさんの人たちに、ささえられた300万語。そう思うと、またまた、とっても、うれしいのです。

掲示板とオフ会の交流もより楽しい多読に、私も不可欠となっています。
これからもみんなで楽しく続けましょうね。

〉【100万語〜200万語(2006年5月7日〜9月7日)】

〉《頭の中の日本語を消したい》
〉100万語を通過して少し経った頃、ちょっぴり悩みました。
〉英語で本を読んでいて、気持ちが乗り始め「ああ、いいな」と思った瞬間、登場人物のセリフや簡単な文章に日本語訳がオーバーラップして聞こえてきて、興醒め・・・そんなことが続いたのです。いろいろ考えた末、「もう少し読むテンポを上げなくてはいけないのでは?」と思うようになりました。テンポを上げて読むには、どうしたらいいか。そこで「日本語に訳さずに読む」「意味のまとまりごとに読む」「リズムに乗って速い速度で読む」そう読書手帳の欄外に大きく書き込んで、再出発を図ることにしました。

 私もこれは、悩みの種でした(最近は、少なくなってきたのですが...)
確かに、リズムに乗ってある程度の速さで読んでいるときは大丈夫なようです。

〉●リズムに乗って速い速度で読む(100万語〜)

〉心地よいテンポの読みをつかみたくて、比較的読み慣れていたYL3のMTHやNDNを、少し急ぐ感じ(MTHは平均150〜180W/m、ちょっと苦手のNDNは平均130W/mくらい)で読み進めてみました。YL3に疲れたら、MVR(YL2)をはさんで読むことで、肩の力を抜いて、またどんどん読み進めました。

 MTHのクライマックスなどは、パニック映画のようにガンガンと自然に読む
スペードが上がり、日本語が介在する心配はないです、私の場合は。
やはり、ストーリーが引っ張ってくれる作品が一番ということですね。

〉●気負いなく読める喜び(160万語で出会った小さな1冊)

〉160万語を過ぎた頃、立ち寄った喫茶店のキッズコーナーでGaby the Goat(Baby Animal Board Booksシリーズ)という可愛らしい絵本に出会いました。おもちゃで遊ぶ子どもたちの傍らで、何気なくその本を手にとり開いてみると、何の気負いもなく、不安もなく、ふわ〜と読める!読み終えた時、胸に残った英語のやわらかい感触がなんとも心地よくしあわせで、そういえば音声多重化現象の悩みはだいぶ解決してきていたんだなあ・・・と、はじめて自分で気がつきました。

日本語訳だとこうはいかないんですよね。
われわれ大人は、ひらがなの絵本を読んでも漢字に置き換えているのかも
しれません。
英語だと不思議に、小さいときにひらがなだけで読んだ時の感覚が復活
するようです。

〉●英語だけで英語を読む(180万語〜)

〉〈goとの出会い・・・180万語〉
〉180万語台に突入する頃、「英語だけで英語を読む」ということを意識するようになりました。
〉きっかけは、こどもたちに読み聞かせをしていたとき、「go to sleep やgo to the partyは、位置が変わらなくてもgoなのだ」と気づいたこと。そう気づいたことで、いつの間にか信じ込んでいた「go=行く」の一対一対応が、実はとても不完全なものだった!ということを、知りました。そして、それほど不完全なものであったにもかかわらず、自分がこれまでどれだけその一対一対応にしばられてものを読んできたか、ということを、あらためて思ったのでした・・・
〉それじゃ、goって一体どういうことばなんだろう?こんどは日本語の手掛かりなしに、それを感じとりたい。それ以降、読み聞かせでも自分で読むときでも絵のついた本を読むときには、絵に向ける意識の比重をグーッと上げるようにしました。するとgoがとても新鮮なことばにみえてきて・・・
〉(今(300万語通過後)まだ、goの輪郭はよくつかめないままです。また、「go=行く」の対応はかなり深く頭に刻まれていたようで、気を許すと再び、その一対一対応が機能しはじめ、日本語の感覚に頼って英語を読む昔の癖に陥っていることもしばしばです。でも、めげないで、これからもたくさんのgoに触れて、そのことばの感じをどんどん吸収していきたいなあと、思っています。いつかgoの感じが、わかるようになるかもしれない。)

 私は、friend であることに気づいて感動したことがあります。
 そうそう、京都オフ会の時、酒井先生が ORT2 の『The Toys' Party』で
toy という語のことで同じようなことをおっしゃていましたよね。
絵本では「絵に向ける比重を高める」のを私もやってみますね。
また何か感動がありましたらお話しましょう!

〉〈左から右へ自然に読めた・・・190万語台〉
〉絵から読み取ることに意識を向けるようになってから、wantやlookなど知っているつもりだった他のいくつかのことばについても同様の出会いがありました。そういう出会いを経験する中でむかえた190万語の感想が「英語にこびりついていた日本語がすこし落ち始めたかもしれない」。Little BearやFrog and Toadなどが、急に読みやすくなりました。左から右へ自然に読み進められるようになりました。ことばが心にピタッとはまる感じがしました。(この後またすぐ、そうならない時期を迎えたけど(笑))。とにかく、190万語台は、読むことがググッと楽しくなった時期でした。

 たぶん、go や friend などはまだ序の口で、これからもどんどんと
このようなケースが出てくるのだと思います。

〉【200万語〜300万語(9月7日〜12月17日)】

〉YL0・・・525冊(読み聞かせの中心がORT4〜6へ)
〉YL1・・・36冊(お気に入りにOliver Pigが加わりました)
〉YL2・・・5冊(Curious George、Nate the Great、Dawson Creekなど)
〉YL3・・・16冊(Magic Tree Houseシリーズ、A to Z Mysteriesシリーズ)
〉YL4・・・9冊(GR1冊と、Captain Underpantsシリーズ8冊)
〉YL5・・・4冊(久々にJacqueline Wilsonを3冊(途中で投げたけど)、他)
〉YL6・・・2冊(Sky is Falling、Master of the Game、共にSidney Sheldon)
〉YL8・・・2冊(Memoirs of a Geisha / Arthur Golden 、Minnow on the Say / Philippa Pearce)

〉YL0の冊数が半分に減ったのは、読み聞かせを少しおさぼりしたこと、こどもたちが日本語の本を多くリクエストするようになってきたこと、ORT1〜3を好んでいた娘が次第にORT4〜6を好んでリクエストするようになり、一冊ずつの語数が増えた分、冊数が減ったこと、などが影響しているかな?レベル1の絵本も、最近は、日本語の絵本に押され気味です。

〉《英語のテンポに乗りたい》
〉200万語通過後、また少し、読むことに行き詰まったような感覚になりました。
〉本を読んでも内容が頭に入らない。気持ちが乗らない。ことばがしっくりこない。
〉手元にある本をいくつか読みかじりながら、「これじゃ、読んでいても、ナンカ・キモチワルイから、しばらく読むの、やめてしまおうかな」そんな気持ちにもなりました。それでも、ああでもないこうでもないと、色々読みかじってみていると、Sidney SheldonのSky is Fallingを読み始めたとき、なにがそんなにキモチワルイのか、キモチワルサの一つの側面が、わかったように思いました。
〉頭の中に響く自分のたどたどしい英語と、文中の人物がはなすセリフのテンポが、あまりにも食い違っていて、キモチワルイ。
〉こんな会話をこんなテンポで話しているわけないじゃないか。こんな発音で話しているわけがない。
〉そこで3周目は、「英語のテンポにのって少しでも自然に読みたい」という気持ちで、再び、スタートを切ることになりました。3周目ではとくに「リズムに乗って速い速度で」をつよく意識するようになり、耳から英語を聞く機会やシャドウイングの機会もできるだけ増やすようにしました。

〉●Sidney Sheldonを快読(文中の会話を「聞く」・・・230万語通過)

〉Sky is Fallingを読み始めたとき、ちょうど金曜ロードショーで映画Speedが放映されました。
〉酒井先生の『どうして英語が使えない?』にも映画Speedが取り上げられていますね。Speedが手招きしてくれているような気がして、会話のテンポに乗ることを一番の目的に、Speedをはじめからおわりまで通して観てみました。スカッとした!
〉映画のなかの会話のリズムやテンポを耳と体とに写し取るようにして、そのまま急いで、Sky is Fallingを読みました。映画で体に刻んだテンポに乗って、本のなかの会話のリズムに合わせ、体を揺らしながら読んでみました(笑)。
〉映画を観るときには、聞き取れなかった会話があってもそのまま前へ進むのが当たり前なので、本を読むときにも、聞き取れなかった会話はそのまま気にせず、どんどん読み進むことにしました。
〉そうしたら、最後まで一気に気持ちよく読めました!3日で読めた!
〉同じようにしてMaster of the Gameも読んでみたら(こちらはかなりえぐいシーンを含むので、心理的に少し苦労しましたが)19万7千語あるこの本も、意外とすっきり読み切ることができました。
〉長い本でも読めるんだなあ、と、ちょっと自信がつきました。
〉どちらの本を読み終えたときも、耳の奥を英語の音が吹き抜けていったような爽快感が残りました。

 これは参考になりました。
私にも、
「これじゃ、読んでいても、ナンカ・キモチワルイから、しばらく読むの、やめてしまおうかな」
という理由で第3原則を適用した本が山ほどあるのです。
つまらなくなってやめるというより、「もっともっと楽しく読みたいから
今ではなくて、思い切って、またの機会に読むようにしよう」と、こんな
基準で眠らせている本があるのですよ。大草原のシリーズなどがそうです。

〉【おまけ・・・読み聞かせは楽しい】

〉2周目も、3周目も、多読の基本は、こどもたちへの読み聞かせでした。
〉自分ひとりで読んでいるときは、自分の中だけに変化を感じますが、こどもたちに読み聞かせをしていると、自分の中にも変化が起こるし、こどもたちも、おもいがけない反応をみせてくれたり、おもいがけない成長をみせてくれたりするので、それがまた、面白いです。最近の変化は、娘が本のタイトルを口で言いながら、本を持ってくるようになったことかな・・・

こどもたちも多読で拡がるすばらしい世界がかけがえのないものになっているんですね。
ほんと、ほほえましいです。

〉●読み聞かせで楽しんでいる本

〉ORT1〜3
〉(読む度にこどもたちと「めがね」や「おじさん」など楽しい発見をして遊べます。Kipperの家は、我が家にとって「お隣さん」みたいに欠かせない存在になりました。とくに2歳の娘のお気に入り)

〉ORT4〜5
〉(だんだんとストーリー性がでてきて読み応えもでてきます。Magic Keyのおはなしはこどもたち二人とも気に入っている。また、Granのことが大好き!って、二人とも言います)

〉ORT6
〉(Magic Keyの続き。ORT1〜3にはあまり興味を示さず、ORT4〜5もそれほどすすんでは「読んでくれ」と言わない7歳の息子が、Stage6は「おもしろい!」と言い、ORTパックが届いたその日のうちに、全部一気に読まされました。こどもは「英語を」読んでいるのではなく「内容を」読んでいるのだなあと、その日、なんとなく思いました。)

〉Biscuitシリーズ(ICR0)/ Alyssa Satin Capucilli、Pat Schories
〉(かわいらしい子犬のはなし。娘のお気に入り。とっても素朴でかわいいのに、わたしにとっては結構むずかしかったりする本。少ない語数の中に知らないことばがひょっこり顔を出すから・・・)

〉Sid and Sam(ICR0)/ Nola Buck、G. Brian Karas
〉(2歳の娘は読み聞かせを「音」として楽しんでいるのでしょう。ことば遊びのようなこの本が大好きです。他方、息子のほうは「意味」にこだわるタイプかもしれません。いや、そういう年頃なのかな?「何を言っているんだー!わからないー!やめてくれー!」って、この本はお兄ちゃんには甚だ評判が悪い(笑))

〉Little Bearシリーズ (ICR1)/ Else Holmelund Minarik、Maurice Sendak
〉(センダックの絵がこどもの心を掴み、文章は舌に心地よい。うちの娘はこの読み聞かせで、眠ります。)

〉Big Bear, Small Bear / The Berenstains
〉(息子のお気に入り。「俺とパパにそっくりだ」と言って、よくパラパラとめくっています。)

〉The Ball / David Lloyd、Mary Rees
〉(古書100円市で購入しました。赤いボールの視点から描かれたこの絵本、大のボール好きの娘のすっかりお気に入りになりました。)

〉Goodnight Moon / Margaret Wise Brown、Clement Hurd
〉(日本語版3回に英語版1回くらいの割合で、主に自分がねむたいとき、娘がリクエストをしてくる本。英語版では韻を踏むのがおもしろいらしい。クスクス笑います。)

〉This Little Piggy(Playtimes Rymes)
〉(本全体が足の形をした仕掛け絵本。一ページごと、This Little Piggyの詩にあわせて、そのページの足の指を動せるようになっていて、指を動かすと隠れていたこぶたさんがあらわれる。娘が今一番好きな本!)

これらの作品、多くはCD付で私も持っていますが、音と絵の相性がピッタリ!

〉☆やっと今回の報告のおわり☆

〉すみません。
〉すっかり、とりとめもなく長くなってしまいました。
〉おまけに改行が苦手で読みづらくてすみません。
〉どうぞ笑ってゆるしてください。

〉今回の報告は、これまで。

読んでいてとても楽しい報告ありがとうございました。
スクロールすると確かに長いけど、読ませていただくとあっという間に
最後まで来てしまいました。
これからも楽しく多読を続けていきましょうね。

〉それでは、Happy Reading!

ひまわりさんも HAPPY READING!!


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