Re: 4周年&6,953,941語報告

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8785. Re: 4周年&6,953,941語報告

お名前: 柊
投稿日: 2006/11/20(15:31)

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 杏樹さん、こんにちは。柊です。

〉11月で4周年になりました。700万語が近いので一緒に報告したいと思いましたが、695万語まで読んで10万語以上の本に手を出したら難しくてなかなか進まず、読み終わるのがいつになるかわかりません。それで周年報告優先、語数はおまけ報告ということで。

 おめでとうございます。4周年ですか。ちょっとびっくり。そうか、多読を4年やっている人っているわけですね。4年もやっているとどうなるのか、いずれ自分で4周年を迎えてわかるようになるのが楽しみになります。
 私も先頃1周年になったようです。気がつくと、記念日がいつかよくわからなくて、通り越していました。あとで投稿書こうと思っていますが。
 ええと、1歳だと、子どもだとしゃべり出す子もいるぐらい? 4歳だと、かなり達者にしゃべり出すぐらい? 
 2歳で二語文で、3歳で三語文でしたっけ? 4歳ってどれぐらいでしょうか。とにかく、かなりの言語能力になっている頃ですね。
 人生で、4年続いたもので何があるか考えると、もう、これは続ける続けないじゃないレベルなのだろうなと、勝手に想像しております。

〉4年になると続けているというよりただ読んでる…って感じでしょうか。少なくとももともと英語の勉強をする根性がないから多読を始めたので「勉強を続けてる」という感じではありませんね。「英語の本を読む練習をしてる」ぐらいなら思いますが…。

 英語の本を読む練習をするために、英語の本を読んでいる!
 それまた、多読でないとわからない話ですね、きっと。
 柊説だと、多分、タドキストという種類の生き物になるのではないでしょうか。長くなると何ヵ月中断しても気にならないと、何人かの方がおっしゃっていたので、それは、停滞とか、英語の勉強では、あり得ない状態なのではないでしょうか。それはすでに、その人の属性の一つと考えるべきでしょう。オホン。
 って、自分のこと棚に上げないと言えない話なんですが。この辺り。

〉●英語と日本語が分離してきた
〉もともと異なる外国語同士は異なる概念の塊りで、置き換えるのは無理なものだと思っていましたし、「訳す」のと「理解する」のは別物だということもわかってました。しかし多読をしているうちに英語の感覚が育ってきたらしく、日本語とは違う捉え方で受け止めることが出来るようになってきたみたいです。

 もともと異なっていたというのが、すごいです。

〉先日京都文化博物館へ行きました。お目当ては兵馬俑の特別展ですが、同行者がいたのでついでに常設展にも足を運びました。(一人だったら飛ばしてたと思う)。常設展は京都の歴史と文化です。その中で洛中洛外屏風などの展示がありましたが、英文表記を見てみますと屏風は「screen」になっていました。同行者は多読や英語の勉強をしていないので、「スクリーン」というのはなんだかおかしいと感じたようです。確かに現在日本語の中で使われている「スクリーン」では屏風とは全く違うものです。しかし私には英語でScreenってこういうもの全体を指すのかーと思って英語の頭で理解したら全然おかしく感じませんでした。
〉日本のものを英語で説明していると、カタカナ英語に引きずられるせいか「おかしい」と思うことは今までありました。しかし日本にしかないものを英語で表してるなら英語の語彙で説明するしかないわけで、それなら全然おかしくないと感じられるようになってきたようです。

 屏風がスクリーンでもおかしくない。ううん、多読で大分色々なスクリーンに遭遇された結果でしょうか。私はまだ全然、屏風でスクリーン、ううん、スクリーンってスライド上映とか映画上映で使う奴じゃあ、という状況です。
 兵馬俑を見に行ったというところが、さすが世界史クラブですね。あれって、秦の始皇帝だけですか? その後もあった文化なんでしょうか。ハニワを埋めるのと、似た習慣と思っていますが。

〉●語数のポイントはヒストリカル・ロマンス
〉さて、600万語を通過したのが3月ですので今までに比べると速いペースです。これというのもヒストリカル・ロマンスのおかげです。1冊の語数が多いので、何冊か読んだらあっという間に語数が増えました。
〉昨年から「レベルの高いGRを消化して大人向けPBを目指そう」運動をしてきましたが、寄り道が多くてなかなか進まず。600万語通過前後からけっこう続けて読むことができました。
〉そして最初ロマンス本と言うジャンルには興味がなかったのが「ヒストリカル」というジャンルがあるのを知って、「シドニー・シェルダンでPBデビューはイヤ」という天邪鬼のため一体何でデビューを…と思っていたのにぴったりだと思い、本を何冊か積んでありました。
〉で、GRがまだ1冊残っているのに積んでる本を探して確認してたら読みたくなったので読んでしまいました。でもなんで1冊残すかなあ。多読は私に「本能のままに生きる」ことを教えてくれたような気がします。

 私も以前、頭で考えてひどい目に遭い、最初から本能に従っておけばということがありました。本能とか無意識とか、もっと見直してもいいような。
 しかし、1冊残すというのはかなり思い切りがいりそうですね。あとちょっとなのにって、思いますもんね(多分、これがあれこれ問題になる呪縛)。

〉そのヒストリカル・ロマンス1冊目「Lady Sophia's Lover」は最初ぜんぜんわからなくて、書評のあらすじを頼りに飛ばしまくって読みました。登場人物が把握できないところもありましたが、後半おもしろくなってきてエンジンがかかりました。
〉そしてこの本の続編に当たる「Worth Any Price」を読んだらおなじみの人物が出てくるせいもあって、「Lady Sophia's Lover」より話に入っていきやすくて、やはり後半ハラハラさせる展開で勢いで読みました。
〉それから「Suddenly You」「How to Marry a Marquis」「The Viscount Who Loves Me」と立て続けに読みました。

 ペーパーバックの読みやすいやつは、本当に読みやすいですね。娯楽だし、文章も簡単だし。
 ロマンス抜きの歴史物、Jean Plaidyから離れられず(テューダー朝物が好きな上、他の作家に浮気して失敗したので)、でも1日数ページしか読めず、どうしようかと思いつつ、Bridgerton(杏樹さんのヒストリカル・デビューを参考に買いました。ありがとうございました)を手に取ると、ちょっとの時間で20ページぐらい読める。
 1ページ当たりの語数の問題だけではないですよね。明らかに、文章の読みやすさと、話の展開の重さと、あと、その他色々な要素(思いつかないので、全部まとめてこう言ってみる)があると思います。

〉「Scarlet and Black」(PRG6)
〉GRの多読セットを全種類そろえたのでもらったおまけ本です。スタンダールの「赤と黒」です。内容はわかっているので読みやすいかと思ったらそうでもありませんでした。あらすじを知っているのでそれを頼りにやっと読んだという感じです。
〉どうもPGRって読みにくいものが多いです。

 すみません、話をお返しするようですが、これの面白さを教えて下さい(代わりに、下でローワン書きました)。以前日本語で読み、70ページも読んだあげく、放り出しました。
 なんだか延々、主人公の悪口が書かれていたような気がして。
 ちなみに、集英社(だったと思う)の表紙の硬くて重い世界文学全集で、図書館で借りましたが。

〉PBを読んでみますと、やはりGRはずっと凝縮された内容だったんだなと思うようになりました。PBって本当にじゃんじゃん飛ばしても読めるんですね。しかも話の進み方がGRはずっと早いです。

 はい、集中して読まないと話がわからなくなるので、一行も飛ばせないのが読みにくかったです。場面一つ飛ばそうがオッケーというのは楽ですね。
 そういえば、子どもの頃「大地の子」を読み、政治の話をがんがん飛ばしていました。それに近いかも。この人だけわかればいいと思って飛ばしているので。

〉そこで思ったんですが、GRはレベルの高いものでは、もっと細かい描写を増やして長いものがあったらいいのになー、と。PBはいきなり分厚いので、GRから移行するには長さが心理的にハードルが高く感じるので、5万語ぐらいのGRがもっとあったらいいんじゃないかと思います。
〉でもGRのレベルの高いものを読む人は少なそうなので需要があまりないかもしれませんが…。しかし逆にCER6で読んだもので、この内容を倍ぐらいの語数で書いたらもっと細部まで味わうことが出来ておもしろくなって、より一般の本に近くて面白くなって「PBへの橋渡し」として役に立つようになるんじゃないかと思うのですが。

 というわけで、需要がとりあえずここに1人。面白い話は長いほど嬉しい。そして、面白い話でも一文字ずつ拾うように読まないので、二度目にこんな場面あったっけということが、日本語でもしばしばです。
 一度などあまりに違うので、夜中なので寝ぼけているか、あるいは夢の中で再読しているのじゃないかとすら疑いました。

〉「Anna of Bizantium」
〉「緋色の皇女アンナ」というタイトルで日本で出版されていて、本は見たことがありました。ビザンティン時代のお話なんて珍しいので読みたいと思って原書を買い置きしていましたが突発的に読みました。最初はわかりにくかったですが、Annaの人生が有為転変でハラハラドキドキ。

 そういえば、私も持っていた気が、しかも途中まで読んだ気が。杏樹さんが書いているのを読んだのも何かの縁。近いうちに読み返してみましょう。縁だらけになりますね、この掲示板。
 ええと、この間新しいローマ法王のベネディクト何世だかが引いたのが、この時代の皇帝の言葉ですよね? 確か、ビザンチン帝国と言っていたはず。
 ベネディクト(Bridgertonさんちの次男さんもこの名前でしたっけ)、意味が確か「恵まれた者」でしたっけ。ええと、イエスのことをラテン語でそう呼ぶような。由緒正しい名前なんでしょうね。十何世ですし、過去に沢山いるということですから。
 ヨハネ・パウロ二世が、英語圏ではジョン・ポールと表記されると知った時、何か悲しくなりました。

〉Mr.Putter & Tubbyシリーズ
〉「Mr.Putter & Tubby Bake a Cake」
〉「Mr.Putter & Tubby Pour the Tea」
〉「Mr.Putter & Tubby Pick the Pears」
〉「Mr.Putter & Tubby Fly the Plane」
〉猫に引かれて読みました。Mr.PutterとTubbyのお年寄りコンビの暮らしぶりがいいです。

 絵がまたいいですよね。feed the fishを持っていますが、毛が逆立っているところとか、自分のことのように感じてしまって、猫の気分になります。
 猫はいいです。犬にかまれるのは許せませんが、猫に引っかかれるのは許せます。多分、バリバリの猫派なのでしょう。

〉「Rowan of Rin」
〉全巻そろえたんですが、1巻だけ読みました。デルトラ1巻でもそうだったんですが、最後にどうやって解決したのかいまいちわからず…。内容がつかみにくかったので、結局1巻で止まってます。誰かこの本の魅力を教えてください。

 では、お答えします。といっても、日本語で読んだので、ちょっと怪しいですが。
 これは、児童書にしては割と珍しく(児童書読まないせいかしれませんが)、大人が子どもと地続きです。私の読んできた児童書では、ほとんどが、大人って子どもと違う生き物ですから。最近のマイ・ヒット、村山早紀の「妖精の森へ」なども、そうでないのの代表格ですね、私の中では。
 しっかりした大人にも、それなりに人生の中で苦労も弱点もあり、それぞれが特性(長所にも短所にもなりうる)を生かして、問題を解決していくというところが魅力かと。
 一応主人公のローワンが最終的に英雄とされるのでしょうけど、他の人たちの活躍も見逃せません。
 割と最初の方で予言とかされるので、子どもだとどうなるかわかりませんが、大人だと、多少見当がつくと思います。
 ただ、ローワン自身もそうですが、役に立たないとされていたものが役に立つとか、その辺りが、「これが聖なるアイテムです」とわかっていて、それを手に入れて、というのではない魅力になる、かも。
 あと、ハリポタより感情移入しやすかったのも大きいです。
 以上、私にとってのローワンの魅力でした。参考になりますか?

〉さて、不幸シリーズを片付けたのでロマンス本に戻ることにしました。
〉「How to Marry A Marquiss」に出てきた登場人物が出てくるということで「To Catch An Heiress」を読んでみました。面白くてわかりやすかったです。
〉ここで6,953,941語になりました。あと5万語足らずの本で700万語通過を目指そうかと思ったのですが、タドキスト大会に参加はしないものの、それまでにロマンス本をある程度まとめて報告したいと思って参考にしてもらえないかと思う気持ちもあり。またちょうどいい語数の本が見つからないので、結局10万語以上ある本を読み始めてしまいました。読み終わったら「PBの広場」でロマンス本のまとめ報告をします。

 お待ちしてます。人が面白かったと書いていると、読みたくなって、というのが、好循環だと思っています。たまに、悪循環をすると、やはり、これが好循環だったと実感します。

〉それが終わったら上海で買ってきた本を読み、ロマンス本と交互ぐらいに読めたらいいなと思うのですが…。でも多読って絶対計画通りに進みませんね。一体どうなることやら。

 計画通りに進むより、楽しかったりしますよね。勉強していた頃は計画倒れだらけでしたが、多読の寄り道は楽しい。しかも寄り道とは限らなかったり。
 どれを寄り道と思うかというところを、楽しければいいと考えているせいでしょうか。

〉それではHappy Reading!
 杏樹さんもHappy reading!


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