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お名前: 柊
投稿日: 2006/11/7(15:18)
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杏樹さん、こんにちは。
〉いまごろこんなところに来てますが、投稿は読んでました。
〉私からアドバイスできるようなことは思いつかなくて…。
〉なのにakoさんが私の名前を出すから…。
〉こんなところだけ反応しに来るのもナンですが。
いえいえ、歓迎です。
〉マルコ・ポーロの話をしてるなんて見捨てて置けません。
〉マルコ・ポーロは中国に来なかった、と言う本はありますがそれは定説にまではなってません。先日世界史好きの人とも話してたんですが、当時の人だし、マルコは15歳で旅に出たからあまりにも異国の印象が強すぎて記述がいい加減になったり誇張されたりということは充分あります。
〉しかも東方見聞録は口述筆記で、おまけに物語作家が「さて、マルコ氏はこのようなとほうもない体験をしたのですぞ」という語り口なもので、胡散臭くなるのも仕方がありません。
〉でも日本には来てないのは確かでしょう。「黄金の国ジパング」の記述はいい加減すぎるので…。大都の記述などはとても詳しくて正確ですから、やはり実際に見たものとそうでないものの落差が大きいです。
〉実は私のマルコ・ポーロはアニメの「マルコ・ポーロの冒険」なので、絵を描くとそちらになってしまいます。恋に落ちるのはオルジェかコカチン姫か…という話になってしまう…。(ついていけなかったらすみません)
〉話題が思い切りそれてしまいまいたので、このへんにしておきます。
マルコ・ポーロといったら、柳広司の千の嘘のマルコしか知りません。これは短編集になる予定が、一冊にまだまとまっていないというものらしいですが。
囚人たちが暇つぶしに話をしていると、「千の嘘のマルコ」という大嘘つきで有名な人が、自分が中国にいた頃の話をするというものです。
「本格ミステリ05」に収録されていた分だけ読みましたが「雲の南」というタイトルで、雲南省の話ということでしょうね。
探偵役がソクラテスだったりシートンだったり、ダーウィンだったり夏目漱石だったりもする推理作家さんですが、事件以外の部分はかなり厳密にやっているので、マルコ・ポーロについてもそうじゃないかと。
しかし、杏樹さんは中国とフランスの方だと思っていましたが、マルコ・ポーロの話を放っておけない人でもありましたか。
この柳広司という人も、世界史クラブにお誘いしたいような人です。是非ご一読を。文庫落ちしたての「新世界」なんか最高ですよん♪
「はじまりの島」もダーウィンが探偵役なだけじゃなく、どうしてダーウィンがガラパゴスへ行って何十年も経ってから進化論を発表したか、空白の年月の謎にも挑んでいるという代物でありまして。
この話も続けると長くなりそうですが、ともかく、日本語の読書が少しいい本に連続で当たったので、元気になってきました。
猫好きなので、猫の本で易しそうなのを何冊か買ってみて、絵を見ただけで和んでいます。
Jenny and the Cat ClubとMr.Putter & Tabbyです。
もうすぐ多読一周年なので、そんな報告もしてみたいです。
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